JPH10156246A - 自動糊付機 - Google Patents

自動糊付機

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JPH10156246A
JPH10156246A JP32295996A JP32295996A JPH10156246A JP H10156246 A JPH10156246 A JP H10156246A JP 32295996 A JP32295996 A JP 32295996A JP 32295996 A JP32295996 A JP 32295996A JP H10156246 A JPH10156246 A JP H10156246A
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cloth
cross
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潤 山本
Satoshi Nishikawa
智 西川
Masato Ishii
正人 石井
Arata Koroyasu
新 頃安
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者の負担を軽減し、作業性を優れた
ものとする。 【解決手段】 原反ロールからのクロスの送り出しと糊
付けとを糊付機本体に装着したローラーの回転により自
動的に行う自動糊付機において、糊付機本体には脚部お
よびまたは基台部が配置されているとともに、この脚部
または基台部には、糊付けされたクロスを受ける水平ま
たは外方に下向傾斜したクロス受け部が設けられ、クロ
ス受け部の高さ位置が、その取付け部位置の変更によっ
て、もしくはクロス受け部を取付けた脚部または基台部
の上下のスライドによって調節自在とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、自動糊付
機に関するものである。さらに詳しくは、この出願の発
明は、壁紙やシート等のクロスの壁、天井等への貼付け
施工において有用な、作業操作性、保存運搬性等におい
て優れた新しい自動糊付機に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来より、壁、天井面等に貼
着する壁紙やシート等のクロスの糊付けのための自動糊
付機が知られている。この自動糊付機は、代表的には、
図10に示したように、自動糊付機には原反ロール(1
0)からのクロスを挿入する側から、検尺ローラー
(1)、送り出しローラー(2)、ハイテンションロー
ラー(3)、ドクターローラー(4)、糊付ローラー
(5)、糊上ローラー(6)、押えローラー(7)、ナ
ラシローラー(8)が配置されている。
【0003】糊付されるクロスは、ステーまたはローラ
ー(11)によって適度な張力(テンション)を与えな
がら、つまり図1では、クロスは、その経路(A)また
は(B)として検尺ローラー(1)と送り出しローラー
(2)の2本のゴムローラーによって挟み込まれ、自動
糊付機の本体内に送り込まれる。検尺ローラー(1)は
両端を支持されており、自由に回転することができる。
また、この検尺ローラー(1)はバネによってクロス表
面に押し付けられているため、クロスの送りにあわせて
一方向に回転する。
【0004】検尺ローラーの外径を一定値にしておくこ
とにより、ローラーの回転量を円周を等分割したスリッ
ト板をセンサーで検出する等の手段で測定し、ローラー
の外周の1点が円周上で移動した距離、即ち送り込まれ
た糊付けされるためのクロスの長さを得ることができ
る。この検尺によるクロス長さの情報は、常時操作部に
表示されており、作業者は状況を見ながら作業すること
ができる。
【0005】あらかじめ設定しておいた必要とされる糊
付け長さに到達すると、機械は自動で停止することにな
る。糊は本体下部に設けられた糊箱(9)に貯えられて
おり、糊上ローラー(6)によって糊箱(9)内の糊が
糊付ローラー(5)に転写される。ドクターローラー
(4)と糊付ローラー(5)の間隔を調整することによ
って、糊付ローラー(5)の外周に付着する糊の厚みを
調整する。
【0006】厚みをコントロールされた糊の層がクロス
に接触し、クロスの裏面に糊が転写される。そして、ナ
ラシローラー(8)によって、転写された糊を均し、自
動糊付機の本体前面より所定の厚みに糊付けされたクロ
スが排出されることになる。なお、ハイテンションロー
ラー(3)、押えローラー(7)は、糊付け厚みを均一
にし、クロスの搬送をスムーズに行う働きをする。
【0007】糊付けされたクロスは、たとえば図1のよ
うに、床面や、糊付機の足元に置いた受け板(12)上
で、糊面が接触するようにしておりたたまれることにな
る。以上のような構成を有する自動糊付機は、クロスへ
の糊付け作業を簡便なものとして作業性を大きく向上さ
せるものである。そしてまた、以上のような自動糊付機
においては、図11に示したように、糊付機本体のロー
ラー構成部が上部カバー部(13)の開閉を可能とし、
このような糊付機本体の横に操作ボックス(14)を着
脱自在に取付けるようにしたものや、操作部を前記上部
カバー部(13)の上面に配置させたものが知られてい
る。
【0008】たとえば操作ボックス(14)を着脱自在
とした自動糊付機では、電源・駆動部がその制御部、そ
して入力部や表示部等が備えられている。操作ボックス
(14)の糊付機本体への装着と同時に、前記の各種の
ローラーは、操作ボックスに設けた駆動歯車にかみあっ
て駆動可能とされ、この操作ボックスでの入力指示に沿
って制御されてクロスへの糊付けが行われることにな
る。
【0009】そして、前記の糊付機本体に設けた検尺ロ
ーラー(1)の回転は、操作ボックスに電源接続された
測長センサーによって検知され、検知信号が操作ボック
スに送られて糊付けされるクロスの長さがカウントされ
て表示されることになる。このような着脱方式の操作ボ
ックスを用いる自動糊付機は、電源・駆動部を糊付機本
体と分離できるため、施工にともなう運搬や、収納保管
等において便利である。
【0010】しかしながら、以上のような従来の自動糊
付機の場合にも、さらにその利便性の点において改善す
べき点があった。まず第1には、図10にも示したよう
に、クロスの糊付けが終了すると、糊付けされたクロス
は、床の上で、あるいは糊付機の脚部足元に置いた受け
板(12)、特に、傾斜して配置された受け板(12)
上でクロスは比較的自然に折りたたまれるが、この時の
たたまれ具合の調整や、クロス貼りに必要とされる長さ
にクロスをカット(切断)する作業がどうしても必要に
なり、この時の作業者の姿勢には大きな負担がかかると
いう問題があった。それというのも、従来では、図12
のように、床にしゃがみ込んだ姿勢で作業を行うため、
長時間作業すると足や腰にかかる負担が大きく、かなり
苦しいのが実情だからである。そこで、一部の作業者
は、図13のように、高さ30cm位の椅子やそれに代
わる糊箱や工具箱等に座った状態で作業しているが、足
元がおりたたんだクロスに接触しないように作業位置を
少し後ろに下げる必要があり、そのうえクロスのおりた
たみ位置がかなり下方になるのでかがみこんで作業しな
ければならず、作業性が悪くなる。また、この座ること
によって視線の位置がクロスのカット位置に対して高く
なるため、クロスのカットがやりにくいという問題があ
った。このため、このような従来の作業者の負担を軽減
して作業性を優れたものとするための手段が求められて
いた。
【0011】また、自動糊付機の場合、施工現場に搬入
して糊付けし、作業終了後には別の場所まで運搬して保
管することになるが、その際の運搬時には、図1および
図2に示したクロス原反の回動のためのクロス芯棒も持
ち搬ばねばならないが、従来では、クロス芯棒を、自動
糊付機に係止部材を用いて固定するか、あるいは糊付機
本体上部に設けた穴に通しておくという手段が採られて
きている。しかしながら、別部材ではコストが高くな
り、また単に穴に通しておくというだけでは運搬時に脱
落したり、紛失してしまうという問題があった。
【0012】このような問題は、クロスの送り出しに際
してクロスに張力を付与するテンションステー(11)
の場合についても同様であった。さらにまた、従来の自
動糊付機で、図14のように操作ボックス(14)を着
脱自在とした方式のものでは、糊付機本体の測長センサ
ーを作動検知のために、糊付機本体と操作ボックスと
を、図14のように、センサーコード(15)で連結
し、測長センサーへの電源供給と検知信号の伝達を可能
としている。
【0013】しかし、この従来の場合には、センサーコ
ード(15)の連結を忘れていたり、また連結が面倒で
あるという問題があり、運搬時にはセンサーコード(1
5)がぶらぶらしているため他所にぶつけて損傷した
り、長い間使用しているとその根元で断線したりして糊
付けクロス長さをカウントしなくなるという不都合も生
じやすいという問題があった。
【0014】このような不都合を解消するために、操作
ボックス側に測長のためのセンサー部を設け、操作ボッ
クスをセンサーと一体で取り外せるようにした糊付機も
提案されているが、このような場合には、測長のための
センサー部は操作ボックスに一体として糊付機本体に配
置されるため、その配置位置が限定され、また使用する
ことのできるセンサーも電磁誘導コイルを用いた方式の
もの等にその種類が制約されてしまうという問題があ
る。
【0015】しかも、糊付機本体には、他のセンサー、
たとえばクロス検知センサー、糊検知センサー等を測長
センサーとともに取付けることがあるため、結局、電
線、ケーブルの接続や使用上において前記の不都合と同
様の問題が解消されないという問題があった。このよう
な点においても、自動糊付機の実用上の改善すべき課題
があった。
【0016】
【課題を解決するための手段】この出願の発明は、上記
のとおりの課題を解決するためになされたものであっ
て、まず第1の発明としては、原反ロールからのクロス
の送り出しと糊付けとを糊付機本体に装着したローラー
の回転により自動的に行う自動糊付機であって、糊付機
本体には脚部およびまたは基台部が配置されているとと
もに、この脚部または基台部には、糊付けされたクロス
を受ける水平または外方に下向傾斜したクロス受け部が
設けられ、クロス受け部の高さ位置が、その取付け部位
置の変更によって、もしくはクロス受け部を取付けた脚
部または基台部の上下のスライドによって調節自在とさ
れていることを特徴とする自動糊付機を提供する。
【0017】そして第2の発明として、原反ロールから
のクロスの送り出しと糊付けとを糊付機本体に装着した
ローラーの回転により自動的に行う自動糊付機であっ
て、糊付機本体には脚部およびまたは基台部が配置され
ているとともに、この脚部または基台部には、原反クロ
スの回動を支持するクロス芯棒が係止収納される係止穴
部が配設され、クロス芯棒が収納取出し自在とされてい
ることを特徴とする自動糊付機を提供する。
【0018】また、その際に、クロス芯棒は、送り出さ
れるクロスに張力を付与するための中空状のテンション
ステーに挿通され、このテンションステーとともに係止
穴部に係止収納および取出し自在とされている自動糊付
機や、係止穴部は、クロス芯棒の両端部を係止するよう
に配置され、少くともその一つは鍵穴状である自動糊付
機等も提供する。
【0019】さらにまた、第3の発明として、原反ロー
ルからのクロスの送り出しと糊付けとを糊付機本体に装
着したローラーの回転により自動的に行う自動糊付機で
あって、糊付機本体には、電源・駆動部とその制御部と
を有する操作部が備えられた操作ボックスが着脱自在と
されており、この操作ボックスと糊付機本体とには、糊
付機本体に設けたクロス測長センサと操作ボックス操作
部との接続を、操作ボックスの着脱にともなってON/
OFFする係合接点が配設されていることを特徴とする
自動糊付機も提供する。
【0020】
【発明の実施の形態】この出願の発明は上記のとおりの
特徴を持つものであるが、以下に実施例を示し、さらに
詳しく発明の実施の形態について説明する。
【0021】
【実施例】自動糊付機本体の構成については、たとえば
前記のとおりの図10および図11に示したものが例示
されるが、この発明においては、図1に例示したよう
に、糊付機本体(20)に対し、脚部(21)およびま
たは基台部を設け、この脚部(21)または基台部に、
糊付けされたクロスを受けるための、水平または外方に
下向傾斜したクロス受け部(22)を設けている。そし
て、この発明では、クロス受け部(22)の高さ位置を
その取付け位置の変更によって、あるいはクロス受け部
(22)を取付けた脚部(21)または基台部そのもの
の上下スライドによって調節自在としている。
【0022】クロス受け部(22)については、たとえ
ば図2に例示したように、受け板(221)とこれを支
持するアーム部材(222)により構成することができ
る。受け板(221)は、その左右側端部を、各々左右
のアーム部材(222)に載置するだけでもよいし、あ
るいはアーム部材(222)等に設けた係止突起等によ
って所定の載置位置に係止するようにしてもよい。
【0023】受け板(221)の大きさは左右のアーム
部材(222)によって支持され、もしくはこれらのア
ーム部材(222)に架け渡した部材によって支持さ
れ、糊付け作業に望ましい適宜な大きさであってよい。
この受け板(221)は、必ずしも一枚板である必要は
なく、軽量化や取扱い性を考慮して複数の板片をおりた
たみできるように連結したものでも、あるいは切欠き部
を設けたもの等でもよい。このようなクロス受け部(2
2)を取付け高さ位置を選択自在に脚部(21)等に取
付けるには、図2にも例示したように、たとえば脚部
(21)の内側面に上下方向に複数のピン穴やボルト穴
を設けておき、アーム部材(222)の前端部に設けた
ガイドピン(223)を脚部(21)の穴に差し込み、
手前のノブボルト(224)を脚部(21)のボルト穴
に締め込んで取付け固定することができる。
【0024】この時に、そのガイドピン(223)やノ
ブボルト(224)による接続高さ位置が選択可能とな
る。そして、受け板(221)が水平もしくは作業者側
に下向きに傾斜するようにする。実際には、傾斜を持た
せた方が、クロスのおりたたみがよりスムーズに行える
ことになる。こうすることで、たとえば図3に示したよ
うに、クロス受け部(22)は作業者の選択によって、
その高さ位置が可変とされ、作業者の足元が受け板(2
21)の下に入るようになり、身体を受け板により近づ
けられるため、作業者の身体疲労の負担は軽減されて作
業効率はより向上する。そして、糊付機を使用しない
時、あるいは運搬する時等には、ノブボルト(224)
を解除してクロス受け部(22)そのものを取り外すこ
ともできる。
【0025】なお、クロス受け部(22)の脚部への取
付け方法については前記の例に限られることはない。ア
ーム部材(222)に設けたフック等を、脚部に設けた
係止ピンに係止させる等の各種の方式であってもよい。
また、クロス受け部(22)の高さ調節は、上記のよう
にその取付け位置の選択だけでなく、脚部(21)その
ものの上下スライドを可能とすることによっても実現さ
れる。
【0026】たとえば、図4に例示したように、脚部
(21)は、上部材(211)が下部材(212)の外
周に対して上下にスライドできるようにし、設定の位置
でピン(213)で高さ固定できるようにする。この
時、図4の例のように、横桟材(214)に備えたハン
ドル(215)の回転によるピン(213)の出入にと
もなう固定とその解除の方式等が適宜に採用されること
になる。
【0027】このような脚部(21)の上下スライドに
よって、図5にも示したように、所定の高さまでクロス
受け部(22)をセットしておくことができる。もちろ
んこの方式は、前記のクロス受け部(22)の取付け位
置の選択の方式と組合わされてもよい。上下スライド方
式では、脚部(21)の高さをかなり高くすることもで
きることから、図5のように、膝の部分をクロス受け部
(22)の下に入れることもでき、作業者の疲労はさら
に楽なものとなる。
【0028】また、この発明では、脚部または基台部に
は、原反クロスを回動支持するクロス芯棒を係止収納す
るための係止穴部を設けておく。たとえば図6および図
7は、脚部(21)をその上部の基台部(23)に対し
て折りたたんで、運搬、保管を容易とした例を示したも
のであるが、たとえばこの例においては、基台部(2
3)に、クロス芯棒(16)が係止収納される係止穴部
(231)が設けられている。
【0029】通常、クロス芯棒(16)には、紙受けブ
ラケットにセットするためにその両端に溝部(161)
が設けられているが、たとえば図6のように、係止穴部
(231)を鍵穴状とすると、この鍵穴状の穴の大きい
穴部の径にクロス芯棒(16)を挿入すると、クロス芯
棒(16)の溝部(161)が、鍵穴状の細い穴部に入
り込み、左右に動けないはさみ込まれた状態に係合され
る。このため、運搬時等にかなりがたついたり、傾いて
もクロス芯棒(16)は簡単には抜けず、脱落しにくい
状態となる。
【0030】たとえばこのような鍵穴状の係止穴部(2
31)は、クロス芯棒(16)の両端に対応して設けて
おいてもよいし、一方は丸穴としておいてもよい。片方
を丸穴とする方が、クロス芯棒(16)の着脱により容
易でもある。なお、クロス芯棒(16)の収納だけでな
く、図8のように、パイプ状のテンションステー(1
1)にクロス芯棒(16)を挿通させてから、係止穴部
(231)に係止収納するようにしてもよい。こうする
ことで、テンションステー(11)とクロス芯棒(1
6)の同時収納も可能になる。
【0031】図9は、さらに別のこの発明を例示したも
のである。この例は操作ボックス(24)を、糊付機本
体(20)に着脱自在に取付ける方式のものであって、
その特徴は、電源・駆動部と制御部とを有する操作部が
備えられた操作ボックス(24)と、糊付機本体(2
0)とには、糊付機本体(20)に設けた測長センサと
の接続が、操作ボックス(24)の着脱にともなってO
N/OFFされる係合接点(241)(201)が配設
されていることになる。
【0032】糊付機本体(20)側の係合接点(20
1)は、たとえば固定接点を構成し、その周囲は電気絶
縁性の部品で囲んだ状態とする。一方、操作ボックス
(24)にはピン状の可動接点が構成されている。糊付
機本体(20)の下部ベース(202)には操作ボック
ス(24)取付のための長穴があいており、下部ベース
にはその長穴に引っかけるためのガイドがついている。
操作ボックス(24)は下部ベース(202)の長穴に
ガイドを入れ、斜下方向にスライドさせると糊付ローラ
ーの歯車とモーター歯車(242)がかみ合い、板バネ
でガイド(243)がロックされて固定できるようにな
っている。この長穴にガイド(243)を入れる時、可
動接点は固定接点の上の絶縁部に当たり押し込まれて少
し縮んだ状態で接触する。ガイドが長穴に沿ってスライ
ドすると可動接点も同様にスライドし、ガイド(24
2)がロックされる位置にくると可動接点が固定接点と
接触する。
【0033】たとえば以上のようにすることで、従来の
ように操作ボックスを取り付けた後、センサーコードを
接続するという手間がいらず、すぐに作業が開始でき、
センサーコードの断線という心配もない糊付機を提供す
ることができる。また、他のセンサー類を取り付ける場
合でもこの接点数を増やすだけで対応できるという利点
もある。
【0034】この発明は、当然にも以上の例示によって
限定されることはない。その細部において様々な状態が
可能である。
【0035】
【発明の効果】以上詳しく説明したとおり、この発明に
よって、作業者の負担を軽減し作業性を向上させ、運搬
時の損傷等によるトラブルも防ぎ、かつ、その操作性も
確保することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のクロス受け部を例示した側面図であ
る。
【図2】クロス受け部の取付け例を示した要部分解斜視
図である。
【図3】図1に対応する作業者との位置関係を示した側
面図である。
【図4】脚部の上下スライドの例を示した要部断面図で
ある。
【図5】図4に対応する作業者との位置関係を示した側
面図である。
【図6】クロス芯棒の係止収納を例示した分解斜視図で
ある。
【図7】図6に対応する断面図である。
【図8】テンションステーとクロス芯棒との一体収納を
例示した要部斜視図である。
【図9】操作ボックスの取付けを例示した要部分解斜視
図である。
【図10】自動糊付機の構成を例示した側断面図であ
る。
【図11】操作ボックスを備えた例を示した斜視図であ
る。
【図12】作業者の位置を示した側面図である。
【図13】別の位置関係を示した側面図である。
【図14】センサーコードを用いる従来例を示した分解
斜視図である。
【符号の説明】
1 検尺ローラー 2 送り出しローラー 3 ハイテンションローラー 4 ドクターローラー 5 糊付ローラー 6 糊上ローラー 7 押えローラー 8 ナラシローラー 9 糊箱 10 原反ロール 11 ステー 12 受け台 13 カバー部 14 操作ボックス 15 センサーコード 16 クロス芯棒 161 溝部 20 糊付機本体 201 係合接点 202 下部ベース 21 脚部 211 上部材 212 下部材 213 ピン 214 横桟材 215 ハンドル 22 クロス受け部 221 受け板 222 アーム部材 223 ガイドピン 224 ノブボルト 23 基台部 231 穴部 24 操作ボックス 241 係合接点 242 モーター歯車 243 ガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 頃安 新 兵庫県龍野市龍野町日飼190 極東産機株 式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原反ロールからのクロスの送り出しと糊
    付けとを糊付機本体に装着したローラーの回転により自
    動的に行う自動糊付機であって、糊付機本体には脚部お
    よびまたは基台部が配置されているとともに、この脚部
    または基台部には、糊付けされたクロスを受ける水平ま
    たは外方に下向傾斜したクロス受け部が設けられ、クロ
    ス受け部の高さ位置が、その取付け部位置の変更によっ
    て、もしくはクロス受け部を取付けた脚部または基台部
    の上下のスライドによって調節自在とされていることを
    特徴とする自動糊付機。
  2. 【請求項2】 クロス受け部が受け板とこれを支持する
    アーム部材とにより構成される請求項1の自動糊付機。
  3. 【請求項3】 原反ロールからのクロスの送り出しと糊
    付けとを糊付機本体に装着したローラーの回転により自
    動的に行う自動糊付機であって、糊付機本体には脚部お
    よびまたは基台部が配置されているとともに、この脚部
    または基台部には、原反クロスの回動を支持するクロス
    芯棒が係止収納される係止穴部が配設され、クロス芯棒
    が収納取出し自在とされていることを特徴とする自動糊
    付機。
  4. 【請求項4】 クロス芯棒は、送り出されるクロスに張
    力を付与するための中空状のテンションステーに挿通さ
    れ、このテンションステーとともに係止穴部に係止収納
    および取出し自在とされている請求項3の自動糊付機。
  5. 【請求項5】 係止穴部は、クロス芯棒の両端部を係止
    するように配置され、少くともその一つは鍵穴状である
    請求項3または4の自動糊付機。
  6. 【請求項6】 原反ロールからのクロスの送り出しと糊
    付けとを糊付機本体に装着したローラーの回転により自
    動的に行う自動糊付機であって、糊付機本体には、電源
    ・駆動部とその制御部とを有する操作部が備えられた操
    作ボックスが着脱自在とされており、この操作ボックス
    と糊付機本体とには、糊付機本体に設けたクロス測長セ
    ンサと操作ボックス操作部との接続を、操作ボックスの
    着脱にともなってON/OFFする係合接点が配設され
    ていることを特徴とする自動糊付機。
JP32295996A 1996-12-03 1996-12-03 自動糊付機 Expired - Lifetime JP3789016B2 (ja)

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