JPH10155729A - 内視鏡用包装容器 - Google Patents

内視鏡用包装容器

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JPH10155729A
JPH10155729A JP8324164A JP32416496A JPH10155729A JP H10155729 A JPH10155729 A JP H10155729A JP 8324164 A JP8324164 A JP 8324164A JP 32416496 A JP32416496 A JP 32416496A JP H10155729 A JPH10155729 A JP H10155729A
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JP
Japan
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endoscope
container
packaging container
lid
storage groove
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JP8324164A
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English (en)
Inventor
Masaaki Nakazawa
雅明 中沢
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、内視鏡を包装する際、その内視鏡本
体の収納が簡単に済み、しかも、包装したものの保管や
輸送時に場所を大きく取らずに取り扱いが楽であり、廃
棄する際も簡単で低コストで処理できると共に、安価に
作ることができる内視鏡用包装容器を提供することにあ
る。 【解決手段】本発明は、内視鏡1を収納する収納溝23
を有する容体21と、前記収納溝23の開口部を覆う蓋
体とから成る内視鏡用包装容器20において、前記内視
鏡1の少なくとも挿入先端部10を、この挿入先端部1
0の外径より大きい操作部4の近傍に配置するように、
前記収納溝23を形成した。強度的に弱い内視鏡の挿入
先端部10が、操作部4などの先端部分より直径が大き
く破壊強度の強い部分に隣り合うため、内視鏡の挿入先
端部10が保護され、内視鏡の挿入先端部10にはこれ
が破壊に至るような無理な力が加わらない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡本体を包装
(梱包)するブリスターパック式の内視鏡用包装容器に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内視鏡は可撓性の長尺な挿入
部、操作部及びユニバーサルコードからなり、その全体
の形状は極めて複雑であり、また、可撓性を有する部分
が多く、形が不安定なものであった。内視鏡は振動や衝
撃等に弱い部分が多いため、内視鏡を収納する容器は、
内視鏡を確実に保護できるものでなければならないと共
に、手軽に運搬及び保管できることが必要である。従
来、内視鏡を運搬または保管する場合、内視鏡を振動や
衝撃等から保護し、しかも、内視鏡を手軽に運搬及び保
管できるようにするため、専用のアタッシュケース形式
のキャリングケースが用いられていた(実公平8−78
44号公報を参照)。
【0003】従来の内視鏡用キャリングケースはケース
本体と、このケース本体に開閉自在に枢着された蓋体と
からなり、ケース本体内には、内視鏡を嵌合して収納す
る収納溝を形成した下保護部材が装着され、蓋体には弾
性緩衝材からなる上保護部材が装着されている。そし
て、下保護部材の収納溝に内視鏡を嵌合し、蓋体をケー
ス本体に被嵌させて閉じ、このキャリングケースを閉じ
た状態でダンボールに入れ、内視鏡を収納保管あるいは
運搬している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うな従来の内視鏡用キャリングケースは丈夫ではある
が、ケース自体が大きく嵩ばり、設置スペースを多くと
る。また、ケース自体も重く、人間が輸送する際、2セ
ットが限界であった。しかも、アタッシュケース式であ
るために、収納ケース自体が高価なものとなる。また、
収納ケースが不要となった際にはそれを廃棄する手間と
コストがかかるものであった。また、内視鏡を収納する
とき、収納溝に内視鏡の各部を嵌め込んで位置決めして
収納していたので、収納作業に手間と時間がかかってい
た。
【0005】本発明は前述した事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは強度が比較的弱い内視
鏡の挿入先端部を保護するように内視鏡を包装できる構
成であり、しかも、内視鏡を包装する際、その内視鏡本
体の収納が簡単に済み、軽量でコンパクトであり、包装
したものの保管や輸送時に場所を大きくとらずに取り扱
いが楽であり、さらに、廃棄する際も簡単で低コストで
廃棄処理できると共に、安価に作ることができるように
した内視鏡用包装容器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに本発明は、内視鏡本体を収納する凹部を有する容体
と、前記容体の、前記収納用凹部を形成した面側に装着
され前記凹部の開口部を覆う蓋体とから成る内視鏡用包
装容器において、前記内視鏡本体の少なくとも挿入先端
部を、この挿入先端部外径より大きい前記内視鏡本体の
他の部分の近傍に配置するように、前記収納用凹部を形
成したことを特徴とする。一般的に強度が比較的弱い内
視鏡の挿入先端部が、操作部など、内視鏡の挿入先端部
より外径が大きく比較的破壊強度の強い操作部などの部
分に隣り合うため、内視鏡の挿入先端部が保護され、内
視鏡の挿入先端部に破壊に至るような無理な力が加わら
ない。
【0007】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>図1〜図7を参照して、本発明の第1
実施形態を説明する。 (構成)図3及び図4は第1実施形態に係る内視鏡用包
装容器に包装される対象の内視鏡1とそのシステムが示
されている。内視鏡1は体内の管腔内へ挿入される可撓
性の挿入部2と、挿入部2の湾曲操作や挿入部2の先端
への送気送水・吸引等を行うためのスイッチ類や挿入先
端部の操作のためのアングルノブ3を有する操作部4
と、操作部4より延出されるユニバーサルコード5と、
ユニバーサルコード5の末端に取着されたスコープコネ
クタ6とを有して構成されている。
【0008】内視鏡1の挿入部2は先端硬質部7と、操
作部4にあるアングルノブ3の回動操作により垂直・水
平の両方向へ湾曲する湾曲部8と、可撓性を有する長尺
な軟性管9とにより構成されている。そして、内視鏡1
の挿入部2における少なくとも前記先端硬質部7及び湾
曲部8を含む部分を挿入先端部10とするものであり、
同時に、この部分は内視鏡の挿入先端部となっている。
挿入先端部10は他の操作部4やスコープコネクタ6の
部分に比べて外径が小さい。さらに、挿入先端部10は
強度的にもその他の操作部4やスコープコネクタ6の部
分に比べて特に弱く、また、軟性管9に比べても弱い。
【0009】ここでの内視鏡1は電子式のものであり、
ユニバーサルコード5はスコープコネクタ6を介して画
像処理装置11に接続されるようになっている。この画
像処理装置11では内視鏡1より入力された撮像信号を
電気的な画像処理を行う。また、画像処理装置11は同
時に、内視鏡1の先端へ照明光を送る光源装置としての
機能を備えている。また、画像処理装置11には送水タ
ンク12が接続されている。
【0010】一方、図1は前記内視鏡1と、その包装容
器20である、容体21と蓋体22を展開して示してあ
る。容体21は例えばポリ塩化ビニルやポリプロピレン
等の熱可塑性材料の透明または半透明のシートに真空成
形等によりその一方の面に開口した凹状の収納溝(収納
用凹部)23を形成してなり、この収納溝23に内視鏡
1を収納するようにしたものである。また、容体21の
一方の面における3辺には成形時において、蓋体22の
縁部を嵌め込むためのつば部24a,24b,24cが
一体に形成されている。容体21の、つば部が形成され
ない一辺は蓋体22を差し込む開放端25となってい
る。蓋体22は紙等の可燃性の板状素材から構成されて
いる。
【0011】容体21に蓋体22を装着する場合、つば
部24a,24b,24cに開放端25側から蓋体22
の一端を差し入れ、その蓋体22の差し込み先端縁が容
体21の残るつば部24cに入り込んで係止する位置ま
でスライドさせて挿入する。つば部24a,24b,2
4cの隙間は蓋体22を挿入した際、蓋体22が簡単に
スライドしてずれ、蓋体22が開いてしまわないクリア
ランスを有している。
【0012】この包装容器20は、容体21の収納溝2
3の開口部が蓋体22で覆われる包装形態であり、いわ
ゆるブリスターパック(BLISTER PACK)形式となってい
る。さらに、包装容器20はスライド式で蓋体22を装
着する包装形態であり、いわゆるスライドブリスターパ
ック形式となっている。
【0013】前記ポリ塩化ビニルは内視鏡1を保護する
のに必要最小限の厚さを有しており、約0.5〜1mm程
度である。蓋体22も同様の理由で厚さ約0.5〜1.
5mm程度を有している。また、蓋体22は誤って水がか
かっても良いように防水コート(揆水加工等)が施され
ていても良い。
【0014】前記容体21の収納溝23は、内視鏡1の
挿入部2とユニバーサルコード5が各1巻きで操作部4
の近くで閉じるループを形成して各別に収納される2条
のループ状に形成されている。
【0015】さらに、蓋体22を差し込む開放端25に
寄る領域には前記内視鏡1の操作部4と、挿入部9の先
端硬質部7及び湾曲部8を含む挿入先端部10とを沿わ
せて両者を収納する操作部収納溝23aが形成されてい
る。すなわち、操作部収納溝23aは操作部4の部分の
近傍に挿入部2の挿入先端部10を設置する収納用凹部
を形成している。また、操作部収納溝23aの近くに
は、ユニバーサルコード5の先端にあるスコープコネク
タ6を設置するスコープコネクタ収納溝23bが形成さ
れている。操作部収納溝23aとスコープコネクタ収納
溝23bは近接しており、前記挿入先端部10は操作部
4とスコープコネクタ6の間、または近くに設置される
ようになっている。
【0016】収納溝23の各部分の深さは内視鏡1を収
納した際、その内視鏡1の形状に合わせて、収納溝23
のない部分の面より内視鏡1の部分が飛び出ない深さを
有している。しかも、軟性管9の長さの違い、外径の違
うタイプにおいても共通に使える寸法に設定してある。
また、挿入先端部10は図1では操作部4の横に沿わせ
ているが、スコープコネクタ6の横等、挿入先端部10
の外径より大きな内視鏡1の部位であればどこでも良
い。
【0017】なお、つば部24a,24b,24cは本
実施形態では3箇所設けてあるが、これらが一体に継っ
ても良いし、さらに、各つば部24a,24b,24c
が多くの箇所に分けて設けても良い。蓋体22には商品
名等のラベルが印刷または貼り付けられている。
【0018】(作用)包装容器20に内視鏡1を包装す
る場合、まず図1の矢印aの向きから容体21の収納溝
23に内視鏡1を収納する。図2は容体21に内視鏡1
を収納した状態を示す。次に、容体21の開放端25に
図1の矢印bの向きから図2で示すように蓋体22を差
し込み、向き合う一対のつば部24a,24bに蓋体2
2の一端を差し入れて一対のつば部24a,24bに沿
って、その蓋体22の差し込み先端縁が容体21の残る
つば部24cに入り込んで係止する位置まで蓋体22を
スライド挿入する。これにより収納溝23の開口を全て
閉じることができる。
【0019】(効果)容体21は透明もしくは半透明で
あるため、中に入っている製品のタイプ名が一目でわか
る。容体21が成型できるため、安価で軽く、しかも丈
夫であり、大きさも従来のキャリングケースに比べ小さ
く保管時に嵩ばらない。しかも、収納溝23は幅や深さ
などに若干の余裕があるため、収納が簡単である。内視
鏡1は前記収納溝23に保持されると共に容体21に蓋
体22をスライド自在に開閉し、出し入れ可能とした。
この場合、収納溝23は内視鏡1に嵌合していないた
め、内視鏡1の出し入れが簡単である。
【0020】また、操作部収納溝23a内において内視
鏡1の挿入先端部10が内視鏡1の操作部4の近傍に設
置されるので、包装容器20に内視鏡1が装填された状
態で、図5のように置かれた場合、矢印方向よりFの力
が加わっても操作部4によって内視鏡1で最も壊れやす
い挿入先端部10には力が加わらないように保護され
る。さらに、これに近接するスコープコネクタ収納溝2
3bに設置したスコープコネクタ6によっても補助的に
保護される。
【0021】一方、容体21の収納溝23には蓋体22
を差し込む開放端25に寄る領域に操作部収納溝23a
を形成したので、図6(a)で示すように容体21を下
に向けた収納状態から同図(b)のように蓋体22をス
ライドしてその容体21を開放しても収納溝23より内
視鏡1の最も重い操作部4が残り、落ちることがない。
しかし、図7で示すように操作部収納溝23aを開放端
25とは逆側に位置して設けると、矢印のように収納溝
23より内視鏡1の操作部4が真っ先に落ち易く、落下
して内視鏡1が破損する危険性があるが、この包装容器
20によれば、その危険性を回避できる。
【0022】容体21は例えば熱可塑性材料のシート材
からなり、蓋体22は紙等の可燃性の板状素材からなる
ため、使用済みの包装容器20を廃棄する場合、その廃
棄処理がし易く、低コストで廃棄できる。
【0023】<第2実施形態>図8〜図9を参照して、
本発明の第2実施形態を説明する。 (構成)第1実施形態における包装容器20の容体21
の収納溝23の、少なくとも軟性管9及びユニバーサル
コード5にあたる部分を図8で示すような断面形状に型
成形により形成した。つまり、収納溝23の開口部分が
その底面部に比べて狭く、アンダーカット部26とし
た。また、容体21は不透明でも良く、しかも、容体2
1の材質は紙でも良い。
【0024】(作用・効果)通常、容体21における収
納溝23の断面形状は型成形時、図9に示すように、開
口部分がその底面部に比べて広くした型抜きテーパ部2
7を設けることになる。しかし、この形状では矢印方向
よりFの力を受けると、収納溝23から軟性管9及び/
またはユニバーサルコード5は飛び出易いが、図8で示
すような形状にすると、そのアンダーカット部26に軟
性管9及び/またはユニバーサルコード5が引掛かり、
飛び出にくくなり、収納が安定し、収納作業も楽にな
る。しかも、飛び出た際、蓋体22で誤って挟んでしま
う虞が少ない。また、容体21も紙製とした場合は包装
容器20が全て燃えるので環境に良い。
【0025】<第3実施形態>図10及び図11を参照
して、本発明の第3実施形態を説明する。 (構成)第1実施形態においての包装容器20の容体2
1の外面に、凹部28と凸部29を設け、この凹部28
と凸部29は図11で示すように、その包装容器20に
他の包装容器20を重ねる際、凹部28が凸部29に嵌
合するように重ね合うようにした。
【0026】(作用・効果)凹部28と凸部29を嵌合
させて2つの包装容器20を重ね合わせるため、凹部2
8と凸部29の係合力によって横から力が加わっても2
つの包装容器20がズレにくく安定し、しかも、保管時
及び/又は輸送時、収納が楽で場所もとらない。
【0027】<第4実施形態>図12を参照して、本発
明の第4実施形態を説明する。 (構成)第1実施形態においての容体21の開放端25
にも蓋体22を嵌め込んで係止する蓋体固定用の第2の
つば部31を設けたものである。
【0028】(作用・効果)蓋体22を容体21のつば
部24a,24bにスライド挿入し、つば部24cに当
る差込み終端まで挿入したところで、蓋体22の最後端
を、蓋体22の弾性を利用して曲げ変形し、第2のつば
部31の中に納める。これによって、蓋体22が容体2
1から不必要に外れないようにする。輸送時に蓋体22
が外れる虞を無くせる。
【0029】<第5実施形態>図13を参照して、本発
明の第5実施形態を説明する。 (構成・作用・効果)第1実施形態の包装容器20にお
いての容体21と蓋体22に互いに対応する部分に、少
なくとも1つの成人の手が挿入可能な大きさの孔32を
設けた。この孔32に手を入れて包装容器20を持て
ば、簡単に持ち運びができる。
【0030】<第6実施形態>図14及び図15を参照
して、本発明の第6実施形態を説明する。 (構成)第1実施形態においての包装容器20の容体2
1と蓋体22の間にシート状のスペーサ35を設けるも
のであり、スペーサ35はポリ塩化ビニル等からなる熱
可塑性材料または紙からなる。スペーサ35の厚さは容
体21と同レベルであり、透明又は半透明でなくとも良
い。スペーサ35には容体21の収納溝23に対応する
形状の突起部37を部分的に設けてある。容体21の収
納溝23の深さは第1実施形態のものよりも突起部37
の高さ分だけ深くする。なお、スペーサ35の材料はポ
リウレタン等の弾性部材でも良い。
【0031】(作用)この包装容器20を使用して内視
鏡1を包装する場合には、図14で示すように矢印a,
b,cの順で行う。つまり、まず、容体21の収納溝2
3に内視鏡1を収納し、次に、スペーサ35を容体21
の上に重ね合わせ、開放端25から蓋体22を容体21
に差し込む。最後に、図15のように蓋体22をスライ
ド挿入して包装を完了する。
【0032】(効果)スペーサ35の突起部37によっ
て内視鏡1を容体21の収納溝23内に確実に固定でき
る。このため、包装状態の内視鏡1がガタ付くことを防
止できる。また、スペーサ36が紙製の場合はこれも燃
えるので環境に良い。
【0033】<第7実施形態>図16を参照して、本発
明の第7実施形態を説明する。 (構成・作用・効果)この実施形態ではその包装容器2
0の蓋体22を折り畳み型にし、その間に取扱説明書等
の付属ラベル41を挿入可能とした。その他は前述した
各実施形態のものと同じである。
【0034】<第8実施形態>図17を参照して、本発
明の第8実施形態を説明する。 (構成・作用・効果)この実施形態ではその包装容器2
0の容体21に付属品等を入れられる収容スペース45
を設けた。付属品等も包装容器20に纏めて包装でき、
管理等がし易い。その他は前述した各実施形態のものと
同じである。
【0035】<第9実施形態>図18乃至図20を参照
して、本発明の第9実施形態を説明する。 (構成)第1実施形態においての容体21の収納溝23
に、内視鏡1をその収納溝23に固定する第1の固定具
51及び/または第2の固定具52を収納溝23側に接
着固定して設けた。ここで、第1の固定具51はポリウ
レタン等の弾性部材からなり、蓋体22側部位にスリッ
ト部53を設けてなり、第2の固定具52はいわゆるマ
ジックテープで構成されている。その他の構成は前述し
た各実施形態のもので良い。
【0036】なお、第1、2の固定具51,52は収納
溝23に設ける必要はなく、容体21であれば良く、第
1、2の固定具51,52を設けることによって収納溝
23は無くとも可である。
【0037】(作用・効果)これによれば、内視鏡1を
収納溝23に確実に固定し、輸送時のガタつきを防止し
た。
【0038】<第10実施形態>図21及び図22を参
照して、本発明の第10実施形態を説明する。 (構成・作用・効果)第1実施形態において、内視鏡1
の先端硬質部7は図21に示すように先端本体61と先
端カバー62からなり、それらは熱伝導度の低い材質を
用い、例えばゴム等を用いて挿入先端部10の発熱を防
止した。また、先端硬質部7には照明の働きをする照明
系を有しているが、この照明系はライトガイドファイバ
ー63と、それを固定した口金64と、ライトガイドフ
ァイバー63を被覆する被覆チューブ65と、レンズ枠
66に保持されたレンズ系67から構成されている。6
8は湾曲部8の湾曲駒である。
【0039】その際、レンズ枠66はプラスチック等の
熱伝導度の低い材料を用い、口金64には真鍮等の熱伝
導度の高い材料を用いることで、ライトガイドファイバ
ー63の熱を先端硬質部7の前方よりも後方に伝導しや
すくし、挿入先端部10の発熱を防止した。また、口金
64を放熱し易いようにフィン69を設けた。その他に
先端硬質部7には図示されない鉗子チャンネル、撮像ユ
ニット、送気送水チャンネルを有している。
【0040】図23及び図24はキャリングケースの例
を示す。図23で示すキャリングケース71において、
キャリングケース71内には上収納部材72と下収納部
材73を設け、上下収納部材72,73の少なくとも一
方を架橋型発泡ポリエチレンまたは発泡ポリウレタンの
緩衝性を有する材質で構成することによって収納溝を無
くし、上収納部材72と下収納部材73の間に内視鏡1
を挟み込んで収納するようにし、収納の手間を削減した
ものである。
【0041】[付記] 1.内視鏡本体を収納する収納溝を有する容体と、蓋体
とからなるスライドブリスターパック式の包装容器にお
いて、前記容体の収納溝は、少なくとも内視鏡の挿入先
端部を先端部外径よりも大きい内視鏡本体の一部分に沿
わせるような形状に設けたことを特徴とする内視鏡用包
装容器。 2.付記項1において、内視鏡操作部を収納する収納溝
部分を蓋体が開放する方向端側に寄せて設けたことを特
徴とする内視鏡用包装容器。 3.付記項1〜2において、少なくとも内視鏡挿入部の
収納溝をアンダーカットにしたことを特徴とする内視鏡
用包装容器。
【0042】4.付記項1〜3において、少なくとも内
視鏡挿入部の収納溝に固定具を設けたことを特徴とする
内視鏡用包装容器。 5.付記項4の固定具をマジックバンドとしたことを特
徴とする内視鏡包装用包装容器。 6.付記項4の固定具を弾性部材で構成したことを特徴
とする内視鏡用包装容器。 7.付記項6の弾性部材をウレタンフォーム、ポリエチ
レンフォーム、ゴムスポンジ等で形成したことを特徴と
する内視鏡用包装容器。
【0043】8.付記項1〜7において、少なくとも内
視鏡の挿入先端部を内視鏡操作部に沿わせて設置するこ
とを特徴とする内視鏡用包装容器。 9.付記項1〜8において、少なくとも内視鏡の挿入先
端部を内視鏡コネクター部に沿わせて設置することを特
徴とする内視鏡用包装容器。 10.付記項1〜9において、内視鏡挿入部を内視鏡ユ
ニバーサルコードに沿わせたことを特徴とする内視鏡用
包装容器。 11.付記項1〜10において、スライド包装容器の容
体面同志を重ね合わせた際、容体面の凹凸が略一致する
収納溝を容体に設けたことを特徴とする内視鏡用包装容
器。
【0044】12.付記項1〜11において、蓋体を可
燃材料としたことを特徴とする内視鏡用包装容器。 13.付記項1〜12において、可燃材料を紙としたこ
とを特徴とする内視鏡用包装容器。 14.付記項1〜13において、容体と蓋体との間に収
納物を概略保持するスペーサーを設けたことを特徴とす
る内視鏡用包装容器。 15.付記項1〜14において、少なくとも容体と蓋体
に輸送用の把持部を設けたことを特徴とする内視鏡用包
装容器。
【0045】16.付記項1〜15において、付属品用
の収納溝を容体に設けたことを特徴とする内視鏡包装用
包装容器。 17.付記項1〜16において、蓋体にラベルを設けた
ことを特徴とする内視鏡用包装容器。 18.付記項17において、少なくともラベルには取扱
説明書を有していることを特徴とする内視鏡用包装容
器。19.付記項1〜18において、容体の一部に蓋体
の固定具を設けたことを特徴とする内視鏡用包装容器。 20.付記項1〜19において、収納溝は内視鏡の長さ
違い、外径違い等の機種の違いを許容する寸法を有して
いることを特徴とする内視鏡用包装容器。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、強
度が比較的弱い内視鏡の挿入先端部を保護するように内
視鏡を包装できる。しかも、内視鏡を包装する際、その
内視鏡本体の収納が簡単に済み、軽量でコンパクトであ
り、包装したものの保管や輸送時に場所を大きくとらず
に取り扱いが楽である。さらに、廃棄する際も簡単で低
コストで廃棄処理できると共に、包装容器を安価に作る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の内視鏡用包装容器をこ
れに収納される電子内視鏡と共に示す斜視図。
【図2】第1実施形態の包装容器により内視鏡を包装す
る途中の状態を示す斜視図。
【図3】内視鏡システムの全体図。
【図4】内視鏡のスコープコネクタと画像処理装置の拡
大した斜視図。
【図5】第1実施形態の包装容器における操作部収納溝
の図2中A−A線に沿う部分の断面図。
【図6】(a)は第1実施形態の包装容器に内視鏡を包
装した状態の側面図、(b)は操作部収納溝を下に向け
て蓋体を開放する時の状態の説明図。
【図7】操作部収納溝を開放端側とは逆側に配設した例
で操作部収納溝を下に向けて蓋体を開放する時の状態の
説明図。
【図8】第2実施形態の包装容器において図2中B−B
線に沿う部分に対応した収納溝の部分の断面図。
【図9】他の収納溝の図2中B−B線に沿う部分に対応
した部分の断面図。
【図10】第3実施形態における2つの包装容器を重ね
合わせる前の斜視図。
【図11】図10におけるC−C及びD−Dに沿う部分
の包装容器の断面図。
【図12】第4実施形態に係る包装容器の蓋体側からの
斜視図。
【図13】第5実施形態に係る包装容器の容体側から見
た斜視図。
【図14】第6実施形態に係る包装容器を展開して示す
斜視図。
【図15】第6実施形態に係る包装容器の組み立て状態
の斜視図。
【図16】第7実施形態に係る包装容器の蓋体の斜視
図。
【図17】第8実施形態に係る包装容器の容体側から見
た斜視図。
【図18】第9実施形態に係る包装容器の横断面図。
【図19】図18中E−E線に沿う部分の断面図。
【図20】図18中F−F線に沿う部分の断面図。
【図21】第9実施形態に係る内視鏡の先端硬性部の横
断面図。
【図22】同じくその口金の部分の横断面図。
【図23】キャリングケースの斜視図。
【図24】同じくキャリングケースの横断面図。
【符号の説明】
1…内視鏡 2…挿入部 4…操作部 5…ユニバーサルコード 6…スコープコネクタ 7…先端硬質部 8…湾曲部 9…軟性管 10…挿入先端部 20…包装容器 21…容体 22…蓋体 23…収納溝 23a…操作部収納溝 24a,24b,24c…つば部 25…開放端

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡本体を収納する凹部を有する容体
    と、前記容体の、前記収納用凹部を形成した面側に装着
    され前記凹部の開口部を覆う蓋体とから成る内視鏡用包
    装容器において、 前記内視鏡本体の少なくとも挿入先端部を、この挿入先
    端部外径より大きい前記内視鏡本体の他の部分の近傍に
    配置するように、前記収納用凹部を形成したことを特徴
    とする内視鏡用包装容器。
JP8324164A 1996-12-04 1996-12-04 内視鏡用包装容器 Withdrawn JPH10155729A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008228885A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Terumo Corp 操作器具セット
JP2008538526A (ja) * 2005-04-22 2008-10-30 ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー 予めパッケージ化された医療器具、パッケージ化用トレイおよび方法

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