JPH1015570A - 浄化槽の汚泥移送装置 - Google Patents
浄化槽の汚泥移送装置Info
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- JPH1015570A JPH1015570A JP17486896A JP17486896A JPH1015570A JP H1015570 A JPH1015570 A JP H1015570A JP 17486896 A JP17486896 A JP 17486896A JP 17486896 A JP17486896 A JP 17486896A JP H1015570 A JPH1015570 A JP H1015570A
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- water
- chamber
- contact aeration
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 エアリフトポンプの揚水量の変動を緩和し
て、接触ばっ気槽の処理水の汚泥移送装置への移送量の
安定した調整を可能とし、接触ばっ気槽の逆洗後の処理
水の移送をも短時間で行える浄化槽の汚泥移送装置を提
供する。 【解決手段】 汚泥移送装置9が、調整槽第一室13、
調整槽第二室15、及び移送槽19の順に並設され、接
触ばっ気槽の処理水を揚水するための上端が開口された
揚水管10が、その下端を接触ばっ気槽に連通されてほ
ぼ垂直に並設され、分岐管12が配管され、分岐管より
調整槽第一室に給送された処理水が、流水路14を経由
して調整槽第一室より調整槽第二室に移送され、調整槽
第二室に設けられた水量調整可能な開口部17により接
触ばっ気槽へ放水される余剰水と、嫌気濾床槽第一室等
に戻す移送水とにその水量を調整される。
て、接触ばっ気槽の処理水の汚泥移送装置への移送量の
安定した調整を可能とし、接触ばっ気槽の逆洗後の処理
水の移送をも短時間で行える浄化槽の汚泥移送装置を提
供する。 【解決手段】 汚泥移送装置9が、調整槽第一室13、
調整槽第二室15、及び移送槽19の順に並設され、接
触ばっ気槽の処理水を揚水するための上端が開口された
揚水管10が、その下端を接触ばっ気槽に連通されてほ
ぼ垂直に並設され、分岐管12が配管され、分岐管より
調整槽第一室に給送された処理水が、流水路14を経由
して調整槽第一室より調整槽第二室に移送され、調整槽
第二室に設けられた水量調整可能な開口部17により接
触ばっ気槽へ放水される余剰水と、嫌気濾床槽第一室等
に戻す移送水とにその水量を調整される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用脱窒型小型
合併浄化槽等の嫌気濾床接触ばっ気方式の浄化槽の接触
ばっ気槽の上方に設けられる汚泥移送装置に関する。
合併浄化槽等の嫌気濾床接触ばっ気方式の浄化槽の接触
ばっ気槽の上方に設けられる汚泥移送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、浄化槽の接触ばっ気槽の上方に設
けられる汚泥移送装置に関しては、この汚泥等を含む処
理水の移送は、エアリフトポンプの上方の揚水部を拡径
し、この拡径部に遮蔽板、整流板を組み込み、上記エア
リフトポンプの揚水量の激しい変動を緩和して移送する
ようにしたものがある(実開平3−86709号公報、
実開平5−88695号公報 参照)。又、その他の方
法には、処理水の移送量調整の精度を改善させた、所謂
計量ボックス型のものなどが考案されている。
けられる汚泥移送装置に関しては、この汚泥等を含む処
理水の移送は、エアリフトポンプの上方の揚水部を拡径
し、この拡径部に遮蔽板、整流板を組み込み、上記エア
リフトポンプの揚水量の激しい変動を緩和して移送する
ようにしたものがある(実開平3−86709号公報、
実開平5−88695号公報 参照)。又、その他の方
法には、処理水の移送量調整の精度を改善させた、所謂
計量ボックス型のものなどが考案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記前
者のような従来の処理水の移送の方法においては、エア
リフトポンプの揚水管から吹き上げる激しい空気泡の上
下の変動、即ち揚水量の水位変動を吸収できる機能が殆
ど期待できないといった問題がある。
者のような従来の処理水の移送の方法においては、エア
リフトポンプの揚水管から吹き上げる激しい空気泡の上
下の変動、即ち揚水量の水位変動を吸収できる機能が殆
ど期待できないといった問題がある。
【0004】又、上記後者の従来の場合においては、揚
水量の水位変動を緩和するために種々の工夫がなされて
いるが、水位変動の緩和がまだ未だ不十分であり、特に
接触ばっ気槽の逆洗後に剥離汚泥を強制移送させようと
しても、移送水量を常時循環方式に設計してあるため
に、移送水量が少ないたために時間がかかるといった問
題が残されており、更に、装置が複雑になってコストが
割高となる他、装置が大掛かりとなるため設置スペース
が余計に必要となるなどの問題がある。
水量の水位変動を緩和するために種々の工夫がなされて
いるが、水位変動の緩和がまだ未だ不十分であり、特に
接触ばっ気槽の逆洗後に剥離汚泥を強制移送させようと
しても、移送水量を常時循環方式に設計してあるため
に、移送水量が少ないたために時間がかかるといった問
題が残されており、更に、装置が複雑になってコストが
割高となる他、装置が大掛かりとなるため設置スペース
が余計に必要となるなどの問題がある。
【0005】本発明は、このような上記の問題点に着目
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、エアリフトポンプ(揚水管)の
揚水量の変動を簡単に緩和して、接触ばっ気槽の処理水
の汚泥移送装置への移送量の安定した調整を可能とする
とともに、接触ばっ気槽の逆洗後の処理水の移送におい
ても短時間で行えるようにした浄化槽の汚泥移送装置を
提供するものである。
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、エアリフトポンプ(揚水管)の
揚水量の変動を簡単に緩和して、接触ばっ気槽の処理水
の汚泥移送装置への移送量の安定した調整を可能とする
とともに、接触ばっ気槽の逆洗後の処理水の移送におい
ても短時間で行えるようにした浄化槽の汚泥移送装置を
提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
浄化槽の汚泥移送装置においては、接触ばっ気槽の上方
に設けられ、接触ばっ気槽よりエアリフト式の揚水管に
より揚水された処理水を嫌気濾床槽第一室等に戻す移送
水と、接触ばっ気槽に放出する余剰水とに分配調整する
ようになされた浄化槽の汚泥移送装置であって、上記汚
泥移送装置が、調整槽第一室、調整槽第二室、及び移送
槽をこの順に並設されて構成され、更に、接触ばっ気槽
の処理水を揚水するための上端が開口された揚水管が、
その下端を接触ばっ気槽に連通されてほぼ垂直に並設さ
れ、この揚水管より上記調整槽第一室に連通して分岐管
が配管され、上記分岐管より調整槽第一室に給送された
処理水が、流水路を経由して調整槽第一室より調整槽第
二室に移送され、調整槽第二室に設けられた水量調整可
能な開口部により接触ばっ気槽へ放水される余剰水と、
嫌気濾床槽第一室等に戻す移送水とにその水量を調整さ
れるようになされていることを特徴とする。
浄化槽の汚泥移送装置においては、接触ばっ気槽の上方
に設けられ、接触ばっ気槽よりエアリフト式の揚水管に
より揚水された処理水を嫌気濾床槽第一室等に戻す移送
水と、接触ばっ気槽に放出する余剰水とに分配調整する
ようになされた浄化槽の汚泥移送装置であって、上記汚
泥移送装置が、調整槽第一室、調整槽第二室、及び移送
槽をこの順に並設されて構成され、更に、接触ばっ気槽
の処理水を揚水するための上端が開口された揚水管が、
その下端を接触ばっ気槽に連通されてほぼ垂直に並設さ
れ、この揚水管より上記調整槽第一室に連通して分岐管
が配管され、上記分岐管より調整槽第一室に給送された
処理水が、流水路を経由して調整槽第一室より調整槽第
二室に移送され、調整槽第二室に設けられた水量調整可
能な開口部により接触ばっ気槽へ放水される余剰水と、
嫌気濾床槽第一室等に戻す移送水とにその水量を調整さ
れるようになされていることを特徴とする。
【0007】請求項2記載の本発明の浄化槽の汚泥移送
装置においては、接触ばっ気槽の上方に設けられ、接触
ばっ気槽よりエアリフト式の揚水管により揚水された処
理水を嫌気濾床槽第一室等に戻す移送水と、接触ばっ気
槽に放出する余剰水とに分配調整するようになされた浄
化槽の汚泥移送装置であって、上記汚泥移送装置が、調
整槽第一室、調整槽第二室、及び移送槽をこの順に並設
されて構成され、更に、上記接触ばっ気槽に連通され、
処理水を揚水するための上端が開口された揚水管が接触
ばっ気槽の側面に垂設され、この揚水管より上記調整槽
第一室に連通して第一分岐管がバルブを介在させて配管
され、更に、揚水管の上記第一分岐管の分岐部の下方よ
り第二分岐管が、第一分岐管の調整槽第一室とバルブと
の間に接続されて配管され、上記分岐管より調整槽第一
室に給送された処理水が、流水路を経由して調整槽第一
室より調整槽第二室に移送され、調整槽第二室に設けら
れた水量調整可能な開口部により接触ばっ気槽へ放水さ
れる余剰水と、嫌気濾床槽第一室等に戻す移送水とにそ
の水量を調整されるようになされていることを特徴とす
る。
装置においては、接触ばっ気槽の上方に設けられ、接触
ばっ気槽よりエアリフト式の揚水管により揚水された処
理水を嫌気濾床槽第一室等に戻す移送水と、接触ばっ気
槽に放出する余剰水とに分配調整するようになされた浄
化槽の汚泥移送装置であって、上記汚泥移送装置が、調
整槽第一室、調整槽第二室、及び移送槽をこの順に並設
されて構成され、更に、上記接触ばっ気槽に連通され、
処理水を揚水するための上端が開口された揚水管が接触
ばっ気槽の側面に垂設され、この揚水管より上記調整槽
第一室に連通して第一分岐管がバルブを介在させて配管
され、更に、揚水管の上記第一分岐管の分岐部の下方よ
り第二分岐管が、第一分岐管の調整槽第一室とバルブと
の間に接続されて配管され、上記分岐管より調整槽第一
室に給送された処理水が、流水路を経由して調整槽第一
室より調整槽第二室に移送され、調整槽第二室に設けら
れた水量調整可能な開口部により接触ばっ気槽へ放水さ
れる余剰水と、嫌気濾床槽第一室等に戻す移送水とにそ
の水量を調整されるようになされていることを特徴とす
る。
【0008】本発明の浄化槽の汚泥移送装置において
は、エアリフトポンプ(揚水管)の揚水量の激しい変動
に起因する水位変動を直接汚泥移送装置に導入しようと
するものである。即ち、直立して設けた揚水管の上端の
開口部からは、自由に空気を吹き出させ、その水位より
も低い、又、浄化槽水面よりもやや低い位置に対応させ
て、揚水管より分岐管を分岐して調整第一室に接続する
ことを特徴とする。
は、エアリフトポンプ(揚水管)の揚水量の激しい変動
に起因する水位変動を直接汚泥移送装置に導入しようと
するものである。即ち、直立して設けた揚水管の上端の
開口部からは、自由に空気を吹き出させ、その水位より
も低い、又、浄化槽水面よりもやや低い位置に対応させ
て、揚水管より分岐管を分岐して調整第一室に接続する
ことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の本発明の浄化槽の汚泥移送
装置においては、基本的な機能は上記請求項1記載の汚
泥移送装置と同等であるが、第一分岐管が揚水管よりバ
ルブを介在させて調整第一室に配管されているので、逆
洗後の濃縮汚泥の返送には上記バルブを全開し、脈流に
より激しく水位、水量の変動する処理水(揚水)を全量
嫌気濾床槽へ移送するようにしたことを特徴とする。
又、処理水の移送量を調整する場合にはバルブを閉じ、
処理水を全量水面下の第二分岐管を通して汚泥移送装置
に供給するようにしたことを特徴とする。
装置においては、基本的な機能は上記請求項1記載の汚
泥移送装置と同等であるが、第一分岐管が揚水管よりバ
ルブを介在させて調整第一室に配管されているので、逆
洗後の濃縮汚泥の返送には上記バルブを全開し、脈流に
より激しく水位、水量の変動する処理水(揚水)を全量
嫌気濾床槽へ移送するようにしたことを特徴とする。
又、処理水の移送量を調整する場合にはバルブを閉じ、
処理水を全量水面下の第二分岐管を通して汚泥移送装置
に供給するようにしたことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の本発明の浄化槽の汚泥移送装置
においては、汚泥移送装置が、調整槽第一室、調整槽第
二室、及び移送槽をこの順に並設されて構成され、更
に、接触ばっ気槽の処理水を揚水するための上端が開口
された直立管が、その下端を接触ばっ気槽に連通されて
ほぼ垂直に並設され、この直立管より上記調整槽第一室
に連通して分岐管が配管され、上記分岐管より調整槽第
一室に給送された処理水が、流水路を経由して調整槽第
一室より調整槽第二室に移送され、調整槽第二室に設け
られた水量調整可能な開口部により接触ばっ気槽へ放水
される余剰水と、嫌気濾床槽第一室等に戻す移送水とに
その水量を調整されるようになされているので、気泡の
影響を受けることなく、揚水管の水位の変化が汚泥移送
装置に伝達されるのみとなり、又、揚水管内の激しい水
位の上下の変動は、上記分岐管により緩和、相殺され、
汚泥移送装置による水位の調整を安定して容易に行うこ
とが可能となる。
においては、汚泥移送装置が、調整槽第一室、調整槽第
二室、及び移送槽をこの順に並設されて構成され、更
に、接触ばっ気槽の処理水を揚水するための上端が開口
された直立管が、その下端を接触ばっ気槽に連通されて
ほぼ垂直に並設され、この直立管より上記調整槽第一室
に連通して分岐管が配管され、上記分岐管より調整槽第
一室に給送された処理水が、流水路を経由して調整槽第
一室より調整槽第二室に移送され、調整槽第二室に設け
られた水量調整可能な開口部により接触ばっ気槽へ放水
される余剰水と、嫌気濾床槽第一室等に戻す移送水とに
その水量を調整されるようになされているので、気泡の
影響を受けることなく、揚水管の水位の変化が汚泥移送
装置に伝達されるのみとなり、又、揚水管内の激しい水
位の上下の変動は、上記分岐管により緩和、相殺され、
汚泥移送装置による水位の調整を安定して容易に行うこ
とが可能となる。
【0011】請求項2記載の本発明の浄化槽の汚泥移送
装置においては、汚泥移送装置が、調整槽第一室、調整
槽第二室、及び移送槽をこの順に並設されて構成され、
更に、上記接触ばっ気槽に連通され、処理水を揚水する
ための上端が開口された揚水管が接触ばっ気槽の側面に
垂設され、この揚水管より上記調整槽第一室に連通して
第一分岐管がバルブを介在させて配管され、更に、揚水
管の上記第一分岐管の分岐部の下方より第二分岐管が、
第一分岐管の調整槽第一室とバルブとの間に接続されて
配管され、上記分岐管より調整槽第一室に給送された処
理水が、流水路を経由して調整槽第一室より調整槽第二
室に移送され、調整槽第二室に設けられた水量調整可能
な開口部により接触ばっ気槽へ放水される余剰水と、嫌
気濾床槽第一室等に戻す移送水とにその水量を調整され
るようになされているので、気泡の影響を受けることな
く、揚水管の水位の変化が汚泥移送装置に伝達されるの
みとなり、又、揚水管内の激しい水位の上下の変動は、
上記分岐管により緩和、相殺され、汚泥移送装置による
水位の調整を安定して容易に行うことが可能となる。
装置においては、汚泥移送装置が、調整槽第一室、調整
槽第二室、及び移送槽をこの順に並設されて構成され、
更に、上記接触ばっ気槽に連通され、処理水を揚水する
ための上端が開口された揚水管が接触ばっ気槽の側面に
垂設され、この揚水管より上記調整槽第一室に連通して
第一分岐管がバルブを介在させて配管され、更に、揚水
管の上記第一分岐管の分岐部の下方より第二分岐管が、
第一分岐管の調整槽第一室とバルブとの間に接続されて
配管され、上記分岐管より調整槽第一室に給送された処
理水が、流水路を経由して調整槽第一室より調整槽第二
室に移送され、調整槽第二室に設けられた水量調整可能
な開口部により接触ばっ気槽へ放水される余剰水と、嫌
気濾床槽第一室等に戻す移送水とにその水量を調整され
るようになされているので、気泡の影響を受けることな
く、揚水管の水位の変化が汚泥移送装置に伝達されるの
みとなり、又、揚水管内の激しい水位の上下の変動は、
上記分岐管により緩和、相殺され、汚泥移送装置による
水位の調整を安定して容易に行うことが可能となる。
【0012】又、逆洗後の濃縮汚泥の返送は、上記バル
ブを全開し、処理水(揚水)を全量嫌気濾床槽へ移送す
ることが可能でる。
ブを全開し、処理水(揚水)を全量嫌気濾床槽へ移送す
ることが可能でる。
【0013】更に、通常の処理水の汚泥移送装置への供
給において、処理水の移送量を調整する場合には、バル
ブを閉じ、処理水を全量水面下の第二分岐管を通して汚
泥移送装置に供給し、汚泥移送装置による移送水と余剰
水との水量の調整を簡単に、安定して行うことができ
る。
給において、処理水の移送量を調整する場合には、バル
ブを閉じ、処理水を全量水面下の第二分岐管を通して汚
泥移送装置に供給し、汚泥移送装置による移送水と余剰
水との水量の調整を簡単に、安定して行うことができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の浄化槽の汚泥移
送装置が設けられた浄化槽の一例を示す平面図であり、
図2は、図1の断面図である。家庭用脱窒型小型合併浄
化槽等の嫌気濾床接触ばっ気方式の浄化槽1において処
理される汚水は、先ず浄化槽1の嫌気濾床槽第一室2に
流入され、嫌気濾床槽第二室3を経て接触ばっ気槽4に
おいてばっ気処理され、この処理された汚水は沈澱槽5
を通り、続いて消毒槽6で殺菌された後、放流されるよ
うになっている。
送装置が設けられた浄化槽の一例を示す平面図であり、
図2は、図1の断面図である。家庭用脱窒型小型合併浄
化槽等の嫌気濾床接触ばっ気方式の浄化槽1において処
理される汚水は、先ず浄化槽1の嫌気濾床槽第一室2に
流入され、嫌気濾床槽第二室3を経て接触ばっ気槽4に
おいてばっ気処理され、この処理された汚水は沈澱槽5
を通り、続いて消毒槽6で殺菌された後、放流されるよ
うになっている。
【0015】上記接触ばっ気室4に設けられた接触材7
の表面には、汚水を処理する微生物が固着生息し、生物
膜を形成している。又、接触ばっ気槽4には微生物の生
息に必要な空気(酸素)を供給するための散気管8が設
けられ、送風機(図示しない)より送り込まれた空気を
散気するようになっている。上記散気管8からの発散さ
れる細かい無数の気泡は、上昇流となって水流を形成
し、接触ばっ気槽4内の接触材7の中を通過し旋回流を
形成している。汚水は、接触材7の表面に生息する生物
膜と接触しながら流動し、処理されていくようになって
いる。
の表面には、汚水を処理する微生物が固着生息し、生物
膜を形成している。又、接触ばっ気槽4には微生物の生
息に必要な空気(酸素)を供給するための散気管8が設
けられ、送風機(図示しない)より送り込まれた空気を
散気するようになっている。上記散気管8からの発散さ
れる細かい無数の気泡は、上昇流となって水流を形成
し、接触ばっ気槽4内の接触材7の中を通過し旋回流を
形成している。汚水は、接触材7の表面に生息する生物
膜と接触しながら流動し、処理されていくようになって
いる。
【0016】一方、近年生活排水による湖沼や水道水源
の水質汚染が問題になり、窒素、燐等の除去の必要性が
所望されている。この中の窒素分を除去するためには、
各種形態の窒素を硝化菌の作用によって硝化(酸化)
し、これを硝酸、亜硝酸還元菌によって嫌気性条件下で
還元し、脱窒させるといわれている。
の水質汚染が問題になり、窒素、燐等の除去の必要性が
所望されている。この中の窒素分を除去するためには、
各種形態の窒素を硝化菌の作用によって硝化(酸化)
し、これを硝酸、亜硝酸還元菌によって嫌気性条件下で
還元し、脱窒させるといわれている。
【0017】このため、実際の浄化槽においては、接触
ばっ気槽内で硝化された処理水を嫌気濾床槽第一室にほ
ぼ一定量移送するため、汚泥移送装置が必要となる。こ
の移送すべき処理水の必要量は、1日に流入する汚水量
の時間平均汚水量の2〜3倍程度の量と言われ、例え
ば、量的には5人槽で、ほぼ2リットル/分、10人槽
で10リットル/分程度と少量であり、このため汚泥移
送装置の供給能力は安定して、少量づつの移送できるこ
とが要求されている。
ばっ気槽内で硝化された処理水を嫌気濾床槽第一室にほ
ぼ一定量移送するため、汚泥移送装置が必要となる。こ
の移送すべき処理水の必要量は、1日に流入する汚水量
の時間平均汚水量の2〜3倍程度の量と言われ、例え
ば、量的には5人槽で、ほぼ2リットル/分、10人槽
で10リットル/分程度と少量であり、このため汚泥移
送装置の供給能力は安定して、少量づつの移送できるこ
とが要求されている。
【0018】以下図面を参照して請求項1記載の本発明
の浄化槽の汚泥移送装置に関して詳述する。図3は、請
求項1記載の本発明の浄化槽の汚泥移送装置の一例を示
す斜視図である。図1〜図3において、汚泥移送装置9
の接触ばっ気槽4の端部には、塩化ビニル樹脂製の揚水
管10が設けられ、この揚水管10の下端は槽底よりや
や上方(5cm程度)に開口され、この開口のやや上方
(5cm程度)に空気供給管11が接続され、送風機
(図示しない)より圧力空気が供給されるようになって
いる。
の浄化槽の汚泥移送装置に関して詳述する。図3は、請
求項1記載の本発明の浄化槽の汚泥移送装置の一例を示
す斜視図である。図1〜図3において、汚泥移送装置9
の接触ばっ気槽4の端部には、塩化ビニル樹脂製の揚水
管10が設けられ、この揚水管10の下端は槽底よりや
や上方(5cm程度)に開口され、この開口のやや上方
(5cm程度)に空気供給管11が接続され、送風機
(図示しない)より圧力空気が供給されるようになって
いる。
【0019】空気供給管11より供給された空気は揚水
管10内で気泡となり揚水管10内を上昇し、気泡が混
入された汚水は比重が軽くなっているので、浄化槽の水
面より上方に吹き上がって上昇する。
管10内で気泡となり揚水管10内を上昇し、気泡が混
入された汚水は比重が軽くなっているので、浄化槽の水
面より上方に吹き上がって上昇する。
【0020】揚水管10の水位より下方からは、分岐管
12が分岐して設けられ、この分岐はほぼ45°の立ち
上げ勾配の配管となり、再度曲折されて汚泥移送装置9
に接続され、この分岐管12内の処理水の水位も揚水管
10内の水位となる。
12が分岐して設けられ、この分岐はほぼ45°の立ち
上げ勾配の配管となり、再度曲折されて汚泥移送装置9
に接続され、この分岐管12内の処理水の水位も揚水管
10内の水位となる。
【0021】このようにして設けられた分岐管12の内
部においては、殆ど気泡や空気の吹き出し現象が発生せ
ず、揚水管10内の激しい水位変動に対して、分岐管1
2内は緩慢な水位変化となる。
部においては、殆ど気泡や空気の吹き出し現象が発生せ
ず、揚水管10内の激しい水位変動に対して、分岐管1
2内は緩慢な水位変化となる。
【0022】従って、浄化槽1の水面より少し高く、揚
水管10内の水位より少し低い位置(例えば、上記水面
より10cm高い位置)に、その底面を合わせて分岐管
12が接続され、調整槽第一室13に揚水された処理水
が充満される。
水管10内の水位より少し低い位置(例えば、上記水面
より10cm高い位置)に、その底面を合わせて分岐管
12が接続され、調整槽第一室13に揚水された処理水
が充満される。
【0023】上記調整槽第一室13と調整槽第二室15
との境界には、U型に切欠かれた流水路14が複数並列
に形成されているので、調整槽第一室13に揚水された
処理水は、この流水路14を通過し、脈流等による水位
の変動を更に緩慢にされながら調整槽第二室15に流入
する。
との境界には、U型に切欠かれた流水路14が複数並列
に形成されているので、調整槽第一室13に揚水された
処理水は、この流水路14を通過し、脈流等による水位
の変動を更に緩慢にされながら調整槽第二室15に流入
する。
【0024】上記調整槽第二室15の側壁には開口部1
7が設けられ、この開口部17には流量の調整板18が
取り付けられ、開度を加減して放出される余剰水の水量
の調整が行われるようになっている。
7が設けられ、この開口部17には流量の調整板18が
取り付けられ、開度を加減して放出される余剰水の水量
の調整が行われるようになっている。
【0025】更に、調整槽第二室15と隣接する移送槽
19の境界には、V溝が設けられた溢流板16が設けら
れ、V溝よりの溢流の水位を確認できる水位線が設けら
れ、流出水量が簡易に計測可能となされ、移送水は移送
管20を通って、嫌気濾床槽第一室2に戻される。
19の境界には、V溝が設けられた溢流板16が設けら
れ、V溝よりの溢流の水位を確認できる水位線が設けら
れ、流出水量が簡易に計測可能となされ、移送水は移送
管20を通って、嫌気濾床槽第一室2に戻される。
【0026】上記本実施例における汚泥移送装置におい
ては、揚水管10よりの揚水量を多めに揚水し(一般的
には揚水管に送る空気量を調整して揚水量が加減されて
いる)、その余分の水量を余剰水として放出し、移送水
の水量を加減することを特徴とするものである。
ては、揚水管10よりの揚水量を多めに揚水し(一般的
には揚水管に送る空気量を調整して揚水量が加減されて
いる)、その余分の水量を余剰水として放出し、移送水
の水量を加減することを特徴とするものである。
【0027】即ち、上記余剰水は、調整槽第二室15の
開口部17を、調整板18により開閉を加減して行い、
又、分岐管12を経由して揚水を調整槽第一室13に供
給するようになしたので、移送水の水量が容易に調整さ
れ、揚水の激しい脈動、水量変動が緩和、相殺され、移
送水の嫌気濾床槽第一室2への移送を安定して行うこと
が可能となった。
開口部17を、調整板18により開閉を加減して行い、
又、分岐管12を経由して揚水を調整槽第一室13に供
給するようになしたので、移送水の水量が容易に調整さ
れ、揚水の激しい脈動、水量変動が緩和、相殺され、移
送水の嫌気濾床槽第一室2への移送を安定して行うこと
が可能となった。
【0028】以下図面を参照して請求項2記載の本発明
の浄化槽の汚泥移送装置に関して詳述するが、浄化槽の
基本的構造とその機能は、上記図1、図2により説明し
た通りであるから、その説明を省略する。
の浄化槽の汚泥移送装置に関して詳述するが、浄化槽の
基本的構造とその機能は、上記図1、図2により説明し
た通りであるから、その説明を省略する。
【0029】図4は、請求項2記載の本発明の浄化槽の
汚泥移送装置の一例を示す斜視図である。図4におい
て、本実施例の汚泥移送装置においては、揚水管10よ
り調整槽第一室13に連通して第一分岐管21がバルブ
22を介在させて配管され、更に、揚水管10の上記第
一分岐管21の分岐部の下方より第二分岐管23が、第
一分岐管21の調整槽第一室13とバルブ22との間に
接続されて配管されている。
汚泥移送装置の一例を示す斜視図である。図4におい
て、本実施例の汚泥移送装置においては、揚水管10よ
り調整槽第一室13に連通して第一分岐管21がバルブ
22を介在させて配管され、更に、揚水管10の上記第
一分岐管21の分岐部の下方より第二分岐管23が、第
一分岐管21の調整槽第一室13とバルブ22との間に
接続されて配管されている。
【0030】バルブ22が閉じられた状態で、上記第二
分岐管23より調整槽第一室13に揚水された処理水
が、流水路14を経由して調整槽第一室13より調整槽
第二室15に移送され、調整槽第二室15に設けられた
水量調整可能な開口部17により接触ばっ気槽2(図
1、或いは図2に示す)へ放水される余剰水と、嫌気濾
床槽第一室4等に戻す移送水とにその水量を調整され
る。
分岐管23より調整槽第一室13に揚水された処理水
が、流水路14を経由して調整槽第一室13より調整槽
第二室15に移送され、調整槽第二室15に設けられた
水量調整可能な開口部17により接触ばっ気槽2(図
1、或いは図2に示す)へ放水される余剰水と、嫌気濾
床槽第一室4等に戻す移送水とにその水量を調整され
る。
【0031】従って、本実施例においても、前記実施例
と同様、揚水管10よりの揚水量を多めに揚水し(一般
的には揚水管に送る空気量を調整して揚水量が加減され
ている)、その余分の水量を余剰水として放出し、移送
水の水量を加減することができる。
と同様、揚水管10よりの揚水量を多めに揚水し(一般
的には揚水管に送る空気量を調整して揚水量が加減され
ている)、その余分の水量を余剰水として放出し、移送
水の水量を加減することができる。
【0032】即ち、上記余剰水は、調整槽第二室15の
開口部17を、調整板18により開閉を加減して行い、
又、分岐管12を経由して揚水を調整槽第一室13に供
給するようになしたので、移送水の水量が容易に調整さ
れ、揚水の激しい脈動、水量変動が緩和、相殺され、移
送水の嫌気濾床槽第一室2への移送を安定して行うこと
が可能となった。
開口部17を、調整板18により開閉を加減して行い、
又、分岐管12を経由して揚水を調整槽第一室13に供
給するようになしたので、移送水の水量が容易に調整さ
れ、揚水の激しい脈動、水量変動が緩和、相殺され、移
送水の嫌気濾床槽第一室2への移送を安定して行うこと
が可能となった。
【0033】又、逆洗後の濃縮汚泥の返送は、上記バル
ブ22を全開し、処理水(揚水)を全量嫌気濾床槽へ移
送することが可能でる。
ブ22を全開し、処理水(揚水)を全量嫌気濾床槽へ移
送することが可能でる。
【0034】更に、通常の処理水の汚泥移送装置9への
供給において、処理水の移送量を調整する場合には、バ
ルブ22を閉じ、上述のように、処理水を全量水面下の
第二分岐管23を通して汚泥移送装置9に供給し、汚泥
移送装置9による移送水と余剰水との水量の調整を簡単
に、安定して行うことができる。
供給において、処理水の移送量を調整する場合には、バ
ルブ22を閉じ、上述のように、処理水を全量水面下の
第二分岐管23を通して汚泥移送装置9に供給し、汚泥
移送装置9による移送水と余剰水との水量の調整を簡単
に、安定して行うことができる。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の浄化槽の汚泥移
送装置においては、汚泥移送装置が、調整槽第一室、調
整槽第二室、及び移送槽をこの順に並設されて構成さ
れ、更に、接触ばっ気槽の処理水を揚水するための上端
が開口された直立管が、その下端を接触ばっ気槽に連通
されてほぼ垂直に並設され、この直立管より上記調整槽
第一室に連通して分岐管が配管され、上記分岐管より調
整槽第一室に給送された処理水が、流水路を経由して調
整槽第一室より調整槽第二室に移送され、調整槽第二室
に設けられた水量調整可能な開口部により接触ばっ気槽
へ放水される余剰水と、嫌気濾床槽第一室等に戻す移送
水とにその水量を調整されるようになされているので、
気泡の影響を受けることなく、揚水管の水位の変化が汚
泥移送装置に伝達されるのみとなり、又、揚水管内の激
しい水位の上下の変動は、上記分岐管により緩和、相殺
され、汚泥移送装置による水位の調整を安定して容易に
行うことが可能となる。
送装置においては、汚泥移送装置が、調整槽第一室、調
整槽第二室、及び移送槽をこの順に並設されて構成さ
れ、更に、接触ばっ気槽の処理水を揚水するための上端
が開口された直立管が、その下端を接触ばっ気槽に連通
されてほぼ垂直に並設され、この直立管より上記調整槽
第一室に連通して分岐管が配管され、上記分岐管より調
整槽第一室に給送された処理水が、流水路を経由して調
整槽第一室より調整槽第二室に移送され、調整槽第二室
に設けられた水量調整可能な開口部により接触ばっ気槽
へ放水される余剰水と、嫌気濾床槽第一室等に戻す移送
水とにその水量を調整されるようになされているので、
気泡の影響を受けることなく、揚水管の水位の変化が汚
泥移送装置に伝達されるのみとなり、又、揚水管内の激
しい水位の上下の変動は、上記分岐管により緩和、相殺
され、汚泥移送装置による水位の調整を安定して容易に
行うことが可能となる。
【0036】請求項2記載の本発明の浄化槽の汚泥移送
装置においては、汚泥移送装置が、調整槽第一室、調整
槽第二室、及び移送槽をこの順に並設されて構成され、
更に、上記接触ばっ気槽に連通され、処理水を揚水する
ための上端が開口された揚水管が接触ばっ気槽の側面に
垂設され、この揚水管より上記調整槽第一室に連通して
第一分岐管がバルブを介在させて配管され、更に、揚水
管の上記第一分岐管の分岐部の下方より第二分岐管が、
第一分岐管の調整槽第一室とバルブとの間に接続されて
配管され、上記分岐管より調整槽第一室に給送された処
理水が、流水路を経由して調整槽第一室より調整槽第二
室に移送され、調整槽第二室に設けられた水量調整可能
な開口部により接触ばっ気槽へ放水される余剰水と、嫌
気濾床槽第一室等に戻す移送水とにその水量を調整され
るようになされているので、気泡の影響を受けることな
く、揚水管の水位の変化が汚泥移送装置に伝達されるの
みとなり、又、揚水管内の激しい水位の上下の変動は、
上記分岐管により緩和、相殺され、汚泥移送装置による
水位の調整を安定して容易に行うことが可能となる。
装置においては、汚泥移送装置が、調整槽第一室、調整
槽第二室、及び移送槽をこの順に並設されて構成され、
更に、上記接触ばっ気槽に連通され、処理水を揚水する
ための上端が開口された揚水管が接触ばっ気槽の側面に
垂設され、この揚水管より上記調整槽第一室に連通して
第一分岐管がバルブを介在させて配管され、更に、揚水
管の上記第一分岐管の分岐部の下方より第二分岐管が、
第一分岐管の調整槽第一室とバルブとの間に接続されて
配管され、上記分岐管より調整槽第一室に給送された処
理水が、流水路を経由して調整槽第一室より調整槽第二
室に移送され、調整槽第二室に設けられた水量調整可能
な開口部により接触ばっ気槽へ放水される余剰水と、嫌
気濾床槽第一室等に戻す移送水とにその水量を調整され
るようになされているので、気泡の影響を受けることな
く、揚水管の水位の変化が汚泥移送装置に伝達されるの
みとなり、又、揚水管内の激しい水位の上下の変動は、
上記分岐管により緩和、相殺され、汚泥移送装置による
水位の調整を安定して容易に行うことが可能となる。
【0037】又、逆洗後の濃縮汚泥の返送は、上記バル
ブを全開し、処理水(揚水)を全量嫌気濾床槽へ移送す
ることが可能でる。
ブを全開し、処理水(揚水)を全量嫌気濾床槽へ移送す
ることが可能でる。
【0038】更に、通常の処理水の汚泥移送装置への供
給において、処理水の移送量を調整する場合には、バル
ブを閉じ、処理水を全量水面下の第二分岐管を通して汚
泥移送装置に供給し、汚泥移送装置による移送水と余剰
水との水量の調整を簡単に、安定して行うことができ
る。従って、浄化槽の汚泥移送装置として好適に用いら
れる。
給において、処理水の移送量を調整する場合には、バル
ブを閉じ、処理水を全量水面下の第二分岐管を通して汚
泥移送装置に供給し、汚泥移送装置による移送水と余剰
水との水量の調整を簡単に、安定して行うことができ
る。従って、浄化槽の汚泥移送装置として好適に用いら
れる。
【図1】本発明の浄化槽の汚泥移送装置が設けられた浄
化槽の一例を示す平面図。
化槽の一例を示す平面図。
【図2】図1の断面図。
【図3】請求項1記載の本発明の浄化槽の汚泥移送装置
の一例を示す斜視図。
の一例を示す斜視図。
【図4】請求項2記載の本発明の浄化槽の汚泥移送装置
の一例を示す斜視図。
の一例を示す斜視図。
1 浄化槽 2 嫌気濾床槽第一室 3 嫌気濾床槽第二室 4 接触ばっ気槽 5 沈澱槽 6 消毒槽 7 接触材 8 散気管 9 汚泥移送装置 10 揚水管 11 空気供給管 12 分岐管 13 調整槽第一室 14 流水路 15 調整槽第二室 16 溢流板 17 開口部 18 調整板 19 移送室 20 移送管 21 第一分岐管 22 バルブ 23 第二分岐管
Claims (2)
- 【請求項1】 接触ばっ気槽の上方に設けられ、接触ば
っ気槽よりエアリフト式の揚水管により揚水された処理
水を嫌気濾床槽第一室等に戻す移送水と、接触ばっ気槽
に放出する余剰水とに分配調整するようになされた浄化
槽の汚泥移送装置であって、 上記汚泥移送装置が、調整槽第一室、調整槽第二室、及
び移送槽をこの順に並設されて構成され、 更に、接触ばっ気槽の処理水を揚水するための上端が開
口された揚水管が、その下端を接触ばっ気槽に連通され
てほぼ垂直に並設され、この揚水管より上記調整槽第一
室に連通して分岐管が配管され、 上記分岐管より調整槽第一室に給送された処理水が、流
水路を経由して調整槽第一室より調整槽第二室に移送さ
れ、調整槽第二室に設けられた水量調整可能な開口部に
より接触ばっ気槽へ放水される余剰水と、嫌気濾床槽第
一室等に戻す移送水とにその水量を調整されるようにな
されていることを特徴とする浄化槽の汚泥移送装置。 - 【請求項2】 接触ばっ気槽の上方に設けられ、接触ば
っ気槽よりエアリフト式の揚水管により揚水された処理
水を嫌気濾床槽第一室等に戻す移送水と、接触ばっ気槽
に放出する余剰水とに分配調整するようになされた浄化
槽の汚泥移送装置であって、 上記汚泥移送装置が、調整槽第一室、調整槽第二室、及
び移送槽をこの順に並設されて構成され、 更に、上記接触ばっ気槽に連通され、処理水を揚水する
ための上端が開口された揚水管が接触ばっ気槽の側面に
垂設され、この揚水管より上記調整槽第一室に連通して
第一分岐管がバルブを介在させて配管され、更に、揚水
管の上記第一分岐管の分岐部の下方より第二分岐管が、
第一分岐管の調整槽第一室とバルブとの間に接続されて
配管され、 上記分岐管より調整槽第一室に給送された処理水が、流
水路を経由して調整槽第一室より調整槽第二室に移送さ
れ、調整槽第二室に設けられた水量調整可能な開口部に
より接触ばっ気槽へ放水される余剰水と、嫌気濾床槽第
一室等に戻す移送水とにその水量を調整されるようにな
されていることを特徴とする浄化槽の汚泥移送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17486896A JPH1015570A (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | 浄化槽の汚泥移送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17486896A JPH1015570A (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | 浄化槽の汚泥移送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1015570A true JPH1015570A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=15986068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17486896A Pending JPH1015570A (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | 浄化槽の汚泥移送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1015570A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005002009A (ja) * | 2003-06-10 | 2005-01-06 | Teikoku Seiyaku Co Ltd | フェンタニル含有口腔粘膜貼付剤 |
JP2005313081A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-11-10 | Nishihara Environment Technology Inc | 水処理装置 |
WO2012133739A1 (ja) * | 2011-03-31 | 2012-10-04 | 株式会社クボタ | 汚水浄化設備 |
JP2012213697A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Kubota Corp | 汚水浄化設備 |
JP2012213698A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Kubota Corp | 汚水浄化設備 |
JP2012213696A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Kubota Corp | 汚水浄化設備 |
CN107055665A (zh) * | 2017-05-27 | 2017-08-18 | 饶平县施蓝水处理科技有限公司 | 一种水处理分离设备 |
CN109160559A (zh) * | 2018-10-31 | 2019-01-08 | 江苏中车环保设备有限公司 | 一种多级污水配水装置及方法 |
-
1996
- 1996-07-04 JP JP17486896A patent/JPH1015570A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005002009A (ja) * | 2003-06-10 | 2005-01-06 | Teikoku Seiyaku Co Ltd | フェンタニル含有口腔粘膜貼付剤 |
JP2005313081A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-11-10 | Nishihara Environment Technology Inc | 水処理装置 |
JP4568528B2 (ja) * | 2004-04-28 | 2010-10-27 | 株式会社西原環境テクノロジー | 水処理装置 |
WO2012133739A1 (ja) * | 2011-03-31 | 2012-10-04 | 株式会社クボタ | 汚水浄化設備 |
JP2012213697A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Kubota Corp | 汚水浄化設備 |
JP2012213698A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Kubota Corp | 汚水浄化設備 |
JP2012213696A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Kubota Corp | 汚水浄化設備 |
CN103459331A (zh) * | 2011-03-31 | 2013-12-18 | 株式会社久保田 | 污水净化设备 |
CN103459331B (zh) * | 2011-03-31 | 2016-01-06 | 株式会社久保田 | 污水净化设备 |
CN107055665A (zh) * | 2017-05-27 | 2017-08-18 | 饶平县施蓝水处理科技有限公司 | 一种水处理分离设备 |
CN109160559A (zh) * | 2018-10-31 | 2019-01-08 | 江苏中车环保设备有限公司 | 一种多级污水配水装置及方法 |
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