JPH10155365A - 植栽用壁体 - Google Patents
植栽用壁体Info
- Publication number
- JPH10155365A JPH10155365A JP33886196A JP33886196A JPH10155365A JP H10155365 A JPH10155365 A JP H10155365A JP 33886196 A JP33886196 A JP 33886196A JP 33886196 A JP33886196 A JP 33886196A JP H10155365 A JPH10155365 A JP H10155365A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- planting
- panel
- watering
- water
- panels
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】各植栽ユニット自体に潅水および排水構造を組
み込むことによって、効率よく潅水を行うことができる
植栽用パネルを開示する。吸音構造部分には水が流れる
ことなく、植栽部分だけに潅水することができる構造も
開示する。 【解決手段】等間隔に立設された支柱間に吸音パネルお
よび植栽を施すための植栽パネルを適宜組み合わせて積
み重ね、上記植栽パネルは前面が開放された筐体と、こ
の筐体内に収納された植栽室からなり、上記筐体の天板
下面の幅方向に沿って潅水パイプが設けられると共に、
上記筐体の天板および底板には通水用の通孔が設けら
れ、更に植栽パネルの下には排水の水受け皿を設けると
同時に、この水受け皿から排水パイプを延長した。植栽
パネルは少なくとも2段を積み重ね、上段の植栽パネル
のみに潅水パイプを設けると同時に、下段の植栽パネル
の下のみに水受け皿を設けた。
み込むことによって、効率よく潅水を行うことができる
植栽用パネルを開示する。吸音構造部分には水が流れる
ことなく、植栽部分だけに潅水することができる構造も
開示する。 【解決手段】等間隔に立設された支柱間に吸音パネルお
よび植栽を施すための植栽パネルを適宜組み合わせて積
み重ね、上記植栽パネルは前面が開放された筐体と、こ
の筐体内に収納された植栽室からなり、上記筐体の天板
下面の幅方向に沿って潅水パイプが設けられると共に、
上記筐体の天板および底板には通水用の通孔が設けら
れ、更に植栽パネルの下には排水の水受け皿を設けると
同時に、この水受け皿から排水パイプを延長した。植栽
パネルは少なくとも2段を積み重ね、上段の植栽パネル
のみに潅水パイプを設けると同時に、下段の植栽パネル
の下のみに水受け皿を設けた。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、高速道路脇などの
吸音壁、遮音壁などを植栽緑化する場合において、植物
に潅水し、排水するための構造に関するものである。
吸音壁、遮音壁などを植栽緑化する場合において、植物
に潅水し、排水するための構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、高速道路脇に設けられた騒音対策
の壁体や、各種コンクリート構造物などを景観を良好に
するために植栽によって緑化する思想がある。発明者ら
もたとえば特願平7−188105号発明において吸音
パネルを利用した緑化構造を開示している。これは、吸
音効果を兼備した植栽ユニットを利用して、これを適宜
積層し、かつ横方向に連続することによって騒音対策を
行いながら緑化を可能としたものである。
の壁体や、各種コンクリート構造物などを景観を良好に
するために植栽によって緑化する思想がある。発明者ら
もたとえば特願平7−188105号発明において吸音
パネルを利用した緑化構造を開示している。これは、吸
音効果を兼備した植栽ユニットを利用して、これを適宜
積層し、かつ横方向に連続することによって騒音対策を
行いながら緑化を可能としたものである。
【0003】ところで、これらの緑化を行う場合には、
壁体の全面緑化と部分緑化の何れも想定される。そし
て、これら何れの場合にも十分な緑化を促すために潅水
をすることが好ましい。ここで、全面緑化の場合には天
端笠木を利用して潅水を行うのが構造を簡易にするため
にも有利である。しかし部分緑化、即ち壁面の一部だけ
を緑化したり、連続する壁面を交互に高さを違えて緑化
するような場合には、壁面の上下に植栽を施さない吸音
パネルが設置されることが多く、天端笠木を利用するこ
とが却って好ましくないこともある。
壁体の全面緑化と部分緑化の何れも想定される。そし
て、これら何れの場合にも十分な緑化を促すために潅水
をすることが好ましい。ここで、全面緑化の場合には天
端笠木を利用して潅水を行うのが構造を簡易にするため
にも有利である。しかし部分緑化、即ち壁面の一部だけ
を緑化したり、連続する壁面を交互に高さを違えて緑化
するような場合には、壁面の上下に植栽を施さない吸音
パネルが設置されることが多く、天端笠木を利用するこ
とが却って好ましくないこともある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで一番容易に考え
られるのが、潅水パイプを各緑化パネルの上面に沿って
這わせる技術であるが、隣り合う緑化パネルの高さが異
なる場合には潅水パイプの取り廻しが面倒であるうえ、
高さの異なる分だけ水圧を上げてやらなければならない
という問題がある。
られるのが、潅水パイプを各緑化パネルの上面に沿って
這わせる技術であるが、隣り合う緑化パネルの高さが異
なる場合には潅水パイプの取り廻しが面倒であるうえ、
高さの異なる分だけ水圧を上げてやらなければならない
という問題がある。
【0005】本発明ではこれらの問題を解決することを
目的とするものであって、各植栽ユニット自体に潅水お
よび排水構造を組み込むことによって、効率よく潅水を
行うことができる植栽用パネルを開示する。また、吸音
構造部分には水が流れることなく、植栽部分だけに潅水
することができる構造も開示する。
目的とするものであって、各植栽ユニット自体に潅水お
よび排水構造を組み込むことによって、効率よく潅水を
行うことができる植栽用パネルを開示する。また、吸音
構造部分には水が流れることなく、植栽部分だけに潅水
することができる構造も開示する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では上述した目的
を達成するために、等間隔に立設された支柱間に吸音パ
ネルおよび植栽を施すための植栽パネルを適宜組み合わ
せて積み重ね、上記植栽パネルは前面が開放された筐体
と、この筐体内に収納された植栽室からなり、上記筐体
の天板下面の幅方向に沿って潅水パイプが設けられると
共に、上記筐体の天板および底板には通水用の通孔が設
けられ、さらに植栽パネルの下には排水の水受け皿を設
けると同時に、この水受け皿から排水パイプを延長する
という手段を用いることとした。この手段によって、各
支柱間に設けられた植栽パネルには十分に潅水が行われ
ることになると共に、水受け皿で汚水などをいったん受
けて排水することができるので、下部構造に対して汚水
が伝わることなく、効率よく潅水、排水をすることにな
る。
を達成するために、等間隔に立設された支柱間に吸音パ
ネルおよび植栽を施すための植栽パネルを適宜組み合わ
せて積み重ね、上記植栽パネルは前面が開放された筐体
と、この筐体内に収納された植栽室からなり、上記筐体
の天板下面の幅方向に沿って潅水パイプが設けられると
共に、上記筐体の天板および底板には通水用の通孔が設
けられ、さらに植栽パネルの下には排水の水受け皿を設
けると同時に、この水受け皿から排水パイプを延長する
という手段を用いることとした。この手段によって、各
支柱間に設けられた植栽パネルには十分に潅水が行われ
ることになると共に、水受け皿で汚水などをいったん受
けて排水することができるので、下部構造に対して汚水
が伝わることなく、効率よく潅水、排水をすることにな
る。
【0007】また、植栽パネルは少なくとも2段を積み
重ね、上段の植栽パネルのみに潅水パイプを設けると同
時に、下段の植栽パネルの下のみに水受け皿を設けると
いう手段を採用したことによって、上段の植栽パネルへ
の潅水構造が下段の植栽パネルにも及ぶことになり、潅
水および排水の経路が連通する。さらに、支柱を介して
隣り合う植栽パネルに設けられた潅水パイプを延長パイ
プによって連結し、水の供給路を連通する手段において
は、1つの供給経路で効率よく潅水が行われることにな
る。
重ね、上段の植栽パネルのみに潅水パイプを設けると同
時に、下段の植栽パネルの下のみに水受け皿を設けると
いう手段を採用したことによって、上段の植栽パネルへ
の潅水構造が下段の植栽パネルにも及ぶことになり、潅
水および排水の経路が連通する。さらに、支柱を介して
隣り合う植栽パネルに設けられた潅水パイプを延長パイ
プによって連結し、水の供給路を連通する手段において
は、1つの供給経路で効率よく潅水が行われることにな
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を、添付した図面に従って説明する。図1および図2は
本発明構造を部分緑化に利用した例を示したものであっ
て、1は基礎、2はそれぞれ基礎1に立設された支柱と
して機能するH鋼、3の斜線で示した部分はそれぞれが
植栽パネル、4はそれぞれが植栽を施さない吸音パネ
ル、5はアクリルなどの透明板である。また、Aは道路
側に現れる潅水パイプ口である。ここで、本実施形態で
はH鋼2同士のスパンは4m、透明板の高さは2m、植
栽パネル3および吸音パネル4の高さは50cmの一般
的な道路に利用される大きさを予想しているが、これら
の寸法については発明の本質に影響を与えるものではな
い。
を、添付した図面に従って説明する。図1および図2は
本発明構造を部分緑化に利用した例を示したものであっ
て、1は基礎、2はそれぞれ基礎1に立設された支柱と
して機能するH鋼、3の斜線で示した部分はそれぞれが
植栽パネル、4はそれぞれが植栽を施さない吸音パネ
ル、5はアクリルなどの透明板である。また、Aは道路
側に現れる潅水パイプ口である。ここで、本実施形態で
はH鋼2同士のスパンは4m、透明板の高さは2m、植
栽パネル3および吸音パネル4の高さは50cmの一般
的な道路に利用される大きさを予想しているが、これら
の寸法については発明の本質に影響を与えるものではな
い。
【0009】次に、図3および図4は植栽パネル3の具
体的な構造を示したものであり、断面を示した図3にお
いて、6は背面板、7は天板、8は底板であり、左右に
存在する側面板(図示せず)とともに、遮音効果を発揮
するために金属板の折り曲げ加工で筐体を構成してい
る。9は背面板6の中央部に横方向に走っているリブで
あり、背面板6に沿って吸音材10を筐体内に設けた場
合に、リブ9の高さ分だけの空気層11が形成されるこ
とになり、吸音材10の存在とあいまって遮音効果がさ
らに向上する。
体的な構造を示したものであり、断面を示した図3にお
いて、6は背面板、7は天板、8は底板であり、左右に
存在する側面板(図示せず)とともに、遮音効果を発揮
するために金属板の折り曲げ加工で筐体を構成してい
る。9は背面板6の中央部に横方向に走っているリブで
あり、背面板6に沿って吸音材10を筐体内に設けた場
合に、リブ9の高さ分だけの空気層11が形成されるこ
とになり、吸音材10の存在とあいまって遮音効果がさ
らに向上する。
【0010】12は植栽室であり、本実施形態では上下
3連で一体に成形された植栽区画13a、13b、およ
び13cを構成している。また、それぞれの植栽区画1
3の隔壁14a、および14bはある程度の保水ができ
るように水受けとして機能すると共に、通水のための孔
15を設けている。即ち、図示したように隔壁14a、
14bには四周に立ち上がりが形成されているので、植
栽室12を斜めにして設置した場合であってもそれぞれ
の隔壁には水が溜り、しかも各隔壁に均等に保水するの
で、植栽条件を均一に維持することができる。そして、
各植栽区画13にはたとえば不織布などを積層したり粒
状綿を充填した人工土壌などに植栽が行われている。天
板7および底板8に設けられた通孔16、17は、この
植栽パネルを複数段積み重ねた場合の通水用の孔であ
る。18・18は天板7の下面を幅方向に走行する潅水
パイプであって、必要に応じて本実施形態のように2本
としたり、1本を省略したりする。潅水パイプは潅水用
の水が均等に滴下あるいは供給できる構造であることが
必要であるが、例えば多数の小孔を設けたパイプなど、
目的を達成できる範囲で自由に採用することができる。
19は潅水パイプ吊り下げ用の金具である。次に、20
は積み重ねられた植栽パネルの最下段に位置する水受け
皿であって、この水受け皿20に溜まった排水を下部構
造の吸音パネルや透明板に伝えないように、排水パイプ
21から排出するようにしている。また、外壁を伝って
雨水や汚水が下部構造に回り込まないように、四周の立
ち上がり壁20aを立ち下がり状に延長して水切り壁2
0bとしている。なお、22は天板7の前面にビスなど
で固定された止め板であって、植栽室12が容易に外れ
ないようにするものである。
3連で一体に成形された植栽区画13a、13b、およ
び13cを構成している。また、それぞれの植栽区画1
3の隔壁14a、および14bはある程度の保水ができ
るように水受けとして機能すると共に、通水のための孔
15を設けている。即ち、図示したように隔壁14a、
14bには四周に立ち上がりが形成されているので、植
栽室12を斜めにして設置した場合であってもそれぞれ
の隔壁には水が溜り、しかも各隔壁に均等に保水するの
で、植栽条件を均一に維持することができる。そして、
各植栽区画13にはたとえば不織布などを積層したり粒
状綿を充填した人工土壌などに植栽が行われている。天
板7および底板8に設けられた通孔16、17は、この
植栽パネルを複数段積み重ねた場合の通水用の孔であ
る。18・18は天板7の下面を幅方向に走行する潅水
パイプであって、必要に応じて本実施形態のように2本
としたり、1本を省略したりする。潅水パイプは潅水用
の水が均等に滴下あるいは供給できる構造であることが
必要であるが、例えば多数の小孔を設けたパイプなど、
目的を達成できる範囲で自由に採用することができる。
19は潅水パイプ吊り下げ用の金具である。次に、20
は積み重ねられた植栽パネルの最下段に位置する水受け
皿であって、この水受け皿20に溜まった排水を下部構
造の吸音パネルや透明板に伝えないように、排水パイプ
21から排出するようにしている。また、外壁を伝って
雨水や汚水が下部構造に回り込まないように、四周の立
ち上がり壁20aを立ち下がり状に延長して水切り壁2
0bとしている。なお、22は天板7の前面にビスなど
で固定された止め板であって、植栽室12が容易に外れ
ないようにするものである。
【0011】なお、本実施形態では植栽パネル3は1段
だけの状態を示しているが、2段以上の植栽パネル3を
積み上げた場合には、最上段の植栽パネルには潅水パイ
プ18を設け、2段目以下の植栽パネルには潅水パイプ
は設けない構造とするのが一般的である。この場合に
は、最上段の植栽パネルの底板8に設けられた通孔17
と、2段目の植栽パネルの天板7に設けられた通孔16
が一致するので、最上段の潅水が2段目以下の植栽パネ
ルにも供給されることになる。同様に、水受け皿20は
最下段の植栽パネル3の底部に設置するだけでよいこと
はいうまでもない。それぞれの通孔16および17は、
天板7あるいは底板8の幅方向に沿って長いスリット状
の長孔とすることもあるが、複数の孔を幅方向に整列さ
せることもあり、何れの技術を採用することも可能であ
る。
だけの状態を示しているが、2段以上の植栽パネル3を
積み上げた場合には、最上段の植栽パネルには潅水パイ
プ18を設け、2段目以下の植栽パネルには潅水パイプ
は設けない構造とするのが一般的である。この場合に
は、最上段の植栽パネルの底板8に設けられた通孔17
と、2段目の植栽パネルの天板7に設けられた通孔16
が一致するので、最上段の潅水が2段目以下の植栽パネ
ルにも供給されることになる。同様に、水受け皿20は
最下段の植栽パネル3の底部に設置するだけでよいこと
はいうまでもない。それぞれの通孔16および17は、
天板7あるいは底板8の幅方向に沿って長いスリット状
の長孔とすることもあるが、複数の孔を幅方向に整列さ
せることもあり、何れの技術を採用することも可能であ
る。
【0012】図4において、23は潅水パイプ18のパ
イプ口Aに接続した延長パイプであり、植栽パネル3の
側面側、即ちH鋼2側に延長し、この先端に水道などか
ら潅水用の水を供給する。
イプ口Aに接続した延長パイプであり、植栽パネル3の
側面側、即ちH鋼2側に延長し、この先端に水道などか
ら潅水用の水を供給する。
【0013】図5、はそれぞれ高さの異なる状態に設置
された植栽パネル3・3に対する延長パイプ23の設置
状態を示したものであり、それぞれを連通させた状態で
潅水用の配管を道路側に行っている。これらの配管は道
路とは反対側の住宅側に行うことも可能であるが、この
場合には背面板6などの筐体の一部に配管用の穿孔を行
う必要がある。ただし、より高い遮音効果を求めるので
あれば筐体に対する穿孔を避けて、本実施形態のように
道路側に配管を行うのが好ましい。この場合、延長パイ
プ23はH鋼2のウエブ内に配管して外部に露出しない
ようにしたり、カバーを施すことによって、美観の悪化
を防ぐことができる。また、このようにすることによっ
て、厳寒期の凍結もある程度回避することもできる。い
ずれにしても、配管をどちらにするかは現場条件などに
応じて適宜選択する事項である。図6は、当該構造を側
面から見たもので、水受け皿20と排水パイプ21や植
栽パネル3と植栽状況などをわかりやすく説明してい
る。
された植栽パネル3・3に対する延長パイプ23の設置
状態を示したものであり、それぞれを連通させた状態で
潅水用の配管を道路側に行っている。これらの配管は道
路とは反対側の住宅側に行うことも可能であるが、この
場合には背面板6などの筐体の一部に配管用の穿孔を行
う必要がある。ただし、より高い遮音効果を求めるので
あれば筐体に対する穿孔を避けて、本実施形態のように
道路側に配管を行うのが好ましい。この場合、延長パイ
プ23はH鋼2のウエブ内に配管して外部に露出しない
ようにしたり、カバーを施すことによって、美観の悪化
を防ぐことができる。また、このようにすることによっ
て、厳寒期の凍結もある程度回避することもできる。い
ずれにしても、配管をどちらにするかは現場条件などに
応じて適宜選択する事項である。図6は、当該構造を側
面から見たもので、水受け皿20と排水パイプ21や植
栽パネル3と植栽状況などをわかりやすく説明してい
る。
【0014】なお、上記実施形態の基本的な構造は、植
栽を行わない状態の植栽パネルであるところの潅水用あ
るいは排水用のダミーパネルにも適用することができ
る。そして、吸音パネル、植栽パネルおよび潅水用ある
いは排水用のダミーパネルを適宜組み合わせた状態で壁
体が構成される。
栽を行わない状態の植栽パネルであるところの潅水用あ
るいは排水用のダミーパネルにも適用することができ
る。そして、吸音パネル、植栽パネルおよび潅水用ある
いは排水用のダミーパネルを適宜組み合わせた状態で壁
体が構成される。
【0015】
【発明の効果】本発明では上述した構成を採用したこと
により、遮音効果を十分に発揮しながら植栽を可能とす
ることができた。また、植栽パネルの内部構造として潅
水パイプを設けているので、現場における配管施工も非
常に簡易になると共に、排水経路をも考慮しているの
で、下部構造の雨水や汚水による汚濁を確実に回避する
ことができるようになった。
により、遮音効果を十分に発揮しながら植栽を可能とす
ることができた。また、植栽パネルの内部構造として潅
水パイプを設けているので、現場における配管施工も非
常に簡易になると共に、排水経路をも考慮しているの
で、下部構造の雨水や汚水による汚濁を確実に回避する
ことができるようになった。
【図1】本発明の壁体を前面から見たところの正面図
【図2】本発明の壁体を側面から見たところの側面図
【図3】本発明で用いる植栽パネル断面図
【図4】同、正面図
【図5】潅水の構成を示す正面図
【図6】排水の構成を示す背面図
【図7】同、側面図
1 基礎 2 H鋼 3 植栽パネル 4 吸音パネル 5 透明板 6 背面板 7 天板 8 底板 9 リブ 10 吸音材 11 空気層 12 植栽室 13 植栽区画 14a・14b 隔壁 15 孔 16・17 通孔 18 潅水パイプ 19 吊り下げ用の金具 20 水受け皿 21 排水パイプ 22 止め板
フロントページの続き (72)発明者 森脇 昭史 草津市西渋川1丁目15−39−304 (72)発明者 ▲ど▼井 尊弘 滋賀県蒲生郡竜王町鏡2041 (72)発明者 野瀬 高広 滋賀県蒲生郡竜王町鏡2041
Claims (3)
- 【請求項1】等間隔に立設された支柱間に吸音パネルお
よび植栽を施すための植栽パネルを適宜組み合わせて積
み重ね、上記植栽パネルは前面が開放された筐体と、こ
の筐体内に収納された植栽室からなり、上記筐体の天板
下面の幅方向に沿って潅水パイプが設けられると共に、
上記筐体の天板および底板には通水用の通孔が設けら
れ、さらに植栽パネルの下には排水の水受け皿を設ける
と同時に、この水受け皿から排水パイプを延長したこと
を特徴とする植栽用壁体。 - 【請求項2】植栽パネルは少なくとも2段を積み重ね、
上段の植栽パネルのみに潅水パイプを設けると同時に、
下段の植栽パネルの下のみに水受け皿を設けた請求項1
記載の植栽用壁体。 - 【請求項3】支柱を介して隣り合う植栽パネルに設けら
れた潅水パイプを延長パイプによって連結し、水の供給
路を連通した請求項1または2記載の植栽用壁体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33886196A JP3418077B2 (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 植栽用壁体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33886196A JP3418077B2 (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 植栽用壁体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10155365A true JPH10155365A (ja) | 1998-06-16 |
JP3418077B2 JP3418077B2 (ja) | 2003-06-16 |
Family
ID=18322096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33886196A Expired - Fee Related JP3418077B2 (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 植栽用壁体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3418077B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010148406A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Shimizu Corp | 緑化カーテンウォール |
JP2016067304A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 大和ハウス工業株式会社 | 空気浄化型緑化装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103804093A (zh) * | 2014-02-25 | 2014-05-21 | 江苏紫石化工科技有限公司 | 一种多菌灵增产肥 |
-
1996
- 1996-12-03 JP JP33886196A patent/JP3418077B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010148406A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Shimizu Corp | 緑化カーテンウォール |
JP2016067304A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 大和ハウス工業株式会社 | 空気浄化型緑化装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3418077B2 (ja) | 2003-06-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2370020C2 (ru) | Конструкция для озеленяемой стены | |
KR101025329B1 (ko) | 조경 방음 터널 | |
JPWO2009098762A1 (ja) | 灌水配管を備えた壁面緑化用ユニット | |
KR100973158B1 (ko) | 조립식 우수 저장시설 | |
JPH10155365A (ja) | 植栽用壁体 | |
KR101008967B1 (ko) | 식생 방음판 조립체 및 이를 이용한 도로 방음벽 구조 | |
KR100876097B1 (ko) | 방음벽용 식생 플랜터 | |
JP2000080612A (ja) | 部分緑化型防音壁 | |
CN209837366U (zh) | 一种绿色保温隔音生态墙体 | |
KR100384351B1 (ko) | 식물식재가 가능한 방음벽의 설치공법 | |
KR102154215B1 (ko) | 독립형 공동주택 시공 방법 | |
JP3151572B2 (ja) | 建築構造物の緑化用床構造 | |
CN206529744U (zh) | 一种沿河v型截污槽 | |
JPH10237933A (ja) | ボックス配置型貯留浸透槽 | |
KR100619528B1 (ko) | 건축단지용 조립식화단 | |
KR102659742B1 (ko) | 입체적 설치가 가능한 벽면 녹화 시스템 | |
KR100945595B1 (ko) | 지하수 배수장치 | |
KR100673387B1 (ko) | 공동주택용 비탈면 보호시설 설치구조 | |
ITBO20110325A1 (it) | Parete fonoassorbente inverdita | |
KR200278170Y1 (ko) | 건축물의 벽면 녹화용 포트 박스 및 그 설치 시스템 | |
KR200215299Y1 (ko) | 방음벽 | |
CN103821093A (zh) | 一种道路交通噪声隔离带 | |
KR102184486B1 (ko) | 공동주택용 옹벽용 가변식 조립식 화단 | |
KR100663727B1 (ko) | 친환경적인 단지 조성용 방음벽 설치구조 | |
CN216358089U (zh) | 一种垂直绿墙结构 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080411 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090411 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |