JPH1015472A - 塗布具 - Google Patents

塗布具

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JPH1015472A
JPH1015472A JP17457696A JP17457696A JPH1015472A JP H1015472 A JPH1015472 A JP H1015472A JP 17457696 A JP17457696 A JP 17457696A JP 17457696 A JP17457696 A JP 17457696A JP H1015472 A JPH1015472 A JP H1015472A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
container
coating
base
applicator
Prior art date
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Pending
Application number
JP17457696A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihiro Tsujii
宣博 辻井
Hiroyasu Kato
啓育 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
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Publication of JPH1015472A publication Critical patent/JPH1015472A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正立状態で静置される塗布具において、容器
の静置状態における容器外面への液垂れを確実に防止
し、かつ、使用後に塗布部に残った塗布液を容器内に自
然に回収する。 【解決手段】 塗布液2を収容すると共に開口部4aを
上側にして静置可能な容器4と、開口部4aに設けられ
た塗布体6とを備え、塗布体6は、容器4内と外部とを
連通する液流出孔8aを有して容器4の開口部4aに嵌
着された基部8と、基部8の上面8bに設けられると共
に液流出孔8aから流出した塗布液を含んで被塗布体に
塗り付ける刷毛部10とから主になる塗布具であって、
容器4の静置状態における基部8の上面8b外周よりも
低い位置に液流出孔8aを設け、かつ、基部8の上面8
bをその外周から液流出孔8aに向けて下る斜面に形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗剤等の塗布液を
収容すると共に正立状態で静置可能な塗布具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、スポットクリーニング剤等の
洗剤や漂白剤などを収容すると共に正立状態で静置可能
な塗布具が広く利用されている。この種の塗布具の従来
例を図5に示す。この塗布具における容器aの開口部b
には、塗布体cが嵌合しており、この塗布体cは、容器
a内と外部とを連通する液流出孔dを中心部に備えて開
口部bに嵌着された基部eと、この基部eの上面に植毛
等で形成された刷毛部fとから構成される。
【0003】この塗布具によれば、使用者は、容器aを
逆さにして液流出孔dから塗布液を刷毛部fに含ませな
がら、刷毛部fの塗布液を衣類等の被塗布体の適所に簡
単に塗り付けることができ、塗布具を使用しないとき
は、刷毛部fを上側にした正立状態(図5に示す塗布具
の状態)で容器aを安定的に静置することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の塗布具においては、使用後に塗布具を静置すると、
刷毛部fに残った液体が図5に符号Aで示すように基部
eの上面外周から容器aの外面に沿って流れ落ちるとい
った問題があり、特に図6に示すように使用性を考慮し
て容器aの中心線C1に対して刷毛部fの中心線C2を
傾斜させたタイプにあっては、残った塗布液が基部eの
上面を低い方に流れるため、容器aの外面に液垂れが生
じ易く、液垂れ防止の要望が強い。
【0005】本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、容器の静置状態における容器外面へ
の液垂れを確実に防止すると共に、使用後に塗布部に残
った塗布液を容器内に自然に回収することができる塗布
具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、次のような構成を有する。すなわち、請求
項1の発明は、塗布液を収容すると共に開口部を上側に
して静置可能な容器と、前記開口部に設けられた塗布体
とを備え、該塗布体は、前記容器内と外部とを連通する
液流出孔を有して前記容器の開口部に嵌着された基部
と、該基部の上面に設けられると共に前記液流出孔から
流出した塗布液を含んで被塗布体に塗り付ける塗布部と
から主になる塗布具において、前記容器の静置状態にお
ける前記基部の上面外周よりも低い位置に前記液流出孔
を設け、かつ、前記基部の上面をその外周から前記液流
出孔に向けて下る斜面に形成したことを特徴とする塗布
具である。
【0007】請求項2の発明は、前記塗布部に残った塗
布液を前記容器の静置状態で前記液流出孔に回収する液
回収通路を前記基部の上面外周から前記液流出孔に向け
て設けたことを特徴とする請求項1記載の塗布具であ
る。
【0008】請求項3の発明は、前記液流出孔を中心に
前記液回収通路を放射状に複数配設したことを特徴とす
る請求項2記載の塗布具である。
【0009】請求項1の発明によれば、前記容器の静置
状態において、前記基部の上面外周よりも低い位置に前
記液流出孔があり、しかも前記上面をその外周から前記
液流出孔に向けて下る斜面に形成したので、塗布部に残
った塗布液は、斜面を流れて液流出孔に集まるようにな
る。このため、基部の外周部から容器外面への液垂れが
確実に防止されると同時に、塗布部に残った塗布液が容
器内に回収されるようになる。
【0010】請求項2の発明によれば、塗布部に残った
塗布液は、液回収通路を通じて液流出孔に良好に誘導さ
れるようになる。これに対して液回収通路を設けない場
合は、塗布部の特に外周部の塗布液が、塗布部の毛細管
力等によって保持されてしまい回収されにくい。請求項
2の発明によれば、塗布部の外周部に残った塗布液であ
っても、前記液回収通路を通じて良好に液流出孔に回収
されるようになる。
【0011】なお、請求項3の発明のように、液回収通
路を液流出孔を中心に放射状に複数配設すれば、塗布部
全体から塗布液を液流出孔に良好に回収することが可能
となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。なお、本発明の塗布具の「塗布液」
としては、スポットクリーニング剤、漂白剤、靴墨等が
挙げられる。また、本発明に係る「塗布部」としては、
基部に植毛あるいは一体成形した刷毛状のものや、スポ
ンジ・焼結品等の多孔質体などが挙げられる。
【0013】まず、第1実施形態の塗布具を図1を参照
して説明する。この第1実施形態の塗布具は、所定の塗
布液2を収容すると共に開口部4aを上側にして静置可
能な容器4と、開口部4aに設けられた塗布体6とを備
える。塗布体6は、容器4内と外部とを連通する液流出
孔8aを有して開口部4aに嵌着された基部8と、基部
8の上面8bに設けられると共に液流出孔8aから流出
した塗布液を含んで衣服等の被塗布体に塗り付ける刷毛
部(塗布部の一例)10とから主になる。
【0014】容器4は、例えばブロー成形により成形さ
れた合成樹脂製のものであって、その底部が他の部分に
比べて太く形成されており、塗布具を使用しないときは
平面上に安定して静置可能なものである。
【0015】液流出孔8aは、略円板形の基部8の中心
部に形成された円形の貫通孔であり、容器4の静置状態
における基部8の上面8b外周よりも低い位置に設けら
れている。すなわち、液流出孔8aの上側開口は、容器
4の正立状態において、基部8の上面8b外周を通る水
平面Hよりも下側に位置する。また、基部8の上面8b
は、その外周から液流出孔8aに向けて下る略摺鉢状の
斜面に形成される。
【0016】また、基部8には、刷毛部10下端の外周
部の外側で立ち上がる液垂れ防止用の壁12が一体成形
されており、この壁12は、基部8の全周に亙って立設
されている。また、この壁12の内面は、前記刷毛部1
0の外周部に対して離間しており、これにより壁12の
内面と刷毛部10の外周部との間には、円環状の空隙1
4が形成される。なお、壁12の内面と刷毛部10の外
周部とは、必ずしも壁12の上端から下端まで離間して
いる必要はなく、少なくとも壁12の内面上端と刷毛部
10とが僅かでも離れていればよい。
【0017】刷毛部10は、前記空隙14および液流出
孔8aを避けるように基部8の傾斜した上面8bに植
毛、塗布部材の嵌込みまたは合成樹脂の一体成形により
設けられる。さらに、図4(a)および同(b)に示す
ように、基部8の傾斜した上面8bには、その外周から
液流出孔8aにかけて直線状に刷毛部10の無い露出部
があり、この直線状の露出部は、刷毛部10に残った塗
布液を容器4の静置状態において液流出孔8aに回収す
る液回収通路16となる。この液回収通路16は、略9
0°間隔で四本配設したもの(図4(a)参照)や、略
60°間隔で六本配設したもの(図4(b)参照)な
ど、液流出孔8aを中心に放射状に複数配設されること
が望ましいが、その本数・形状等については塗布具の仕
様等に応じて適宜に変更可能である。
【0018】以上のような構成を有する第1実施形態に
よれば、容器4の静置状態において、基部8の上面8b
外周よりも低い位置に液流出孔8aが位置し、基部8の
上面8bを液流出孔8aに向けて下る斜面としたので、
使用後に刷毛部10に残った塗布液は、斜面(上面8
b)を流れて液流出孔8aに集まるようになる。このた
め、容器4外面への液垂れを確実に防止できると同時
に、刷毛部10に残った塗布液を容器4の静置時に容器
4内に自然に回収することができる。
【0019】また、刷毛部10の外周部に残った塗布液
は、液回収通路16を通じて液流出孔8aに良好に誘導
される。すなわち、刷毛部10の外周部に残った塗布液
は、刷毛部10の繊維に邪魔されることなく、液回収通
路16を通じて良好に液流出孔8aに回収される。この
塗布液を回収する作用は、塗布液が高粘度で刷毛部10
に保持され易い場合に特に有利である。
【0020】さらに、液垂れ防止用の壁12により、刷
毛部10に残った塗布液の容器4外面への経路が遮断さ
れるため、容器4の静置状態における容器4外面への液
垂れをより確実に防止することができる。さらに、壁1
2の内面を刷毛部10の外周部に対して離間させたの
で、残った塗布液が刷毛部10の外周部にて上から下に
流れても、壁12の外側に液垂れせずに壁12の内面側
(空隙14内)へ確実に流下するようになり、容器4外
面への液垂れ防止をさらに確実なものとする。
【0021】次に、第2実施形態および第3実施形態の
塗布具を図2および図3を参照して説明する。この第2
実施形態の塗布具は、図2に示すように、第1実施形態
の基本構成に対し、塗布具の使用性を考慮して、刷毛部
10の中心線C2を容器4の中心線C1に対してやや傾
斜させたものである。この場合においても、液流出孔8
aは、基部8の上面8b外周における最も低い縁部P1
よりもさらに低い位置に設けられており、最も低い縁部
P1から液流出孔8aへの斜面も液流出孔8aに向けて
下るように設定されている。
【0022】第3実施形態の塗布具は、図3に示すよう
に、刷毛部10の傾斜角が第2実施形態よりもさらに大
きい場合を示しており、このように刷毛部10が大きく
傾斜した場合であっても、液流出孔8aを上面8b外周
における最も低い縁部P1よりも低い位置に設け、刷毛
部10の傾斜角に応じて上面8bの傾斜角を適宜設定す
れば、本発明の塗布具を構成することができる。
【0023】この第2実施形態および第3実施形態のい
ずれの塗布具においても、前記第1実施形態と同様の作
用・効果が得られることは言うまでもない。ただし、こ
の第2、第3実施形態のごとく刷毛部10が傾斜したタ
イプにおいては、基部8の最も高い縁部P2側からは、
液流出孔8aへ塗布液が比較的流れ易いため、前記液回
収通路16は、主に最も低い縁部P1側に設けることも
可能である。また、基部8の壁12を必ずしも全周に亙
って立設する必要はなく、少なくとも前記最も低い縁部
P1付近に壁を形成すればよい。
【0024】なお、以上の第1〜第3実施形態は本発明
の好適な実施の態様であり、本発明の技術的範囲は本実
施形態に限定されない。
【0025】
【発明の効果】以上の説明の通り、本発明によれば、正
立状態で静置される塗布具において、容器の静置状態に
おける容器外面への液垂れを確実に防止できると共に、
使用後に塗布部に残った塗布液を容器内に自然に回収す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の塗布具の縦断面図である。
【図2】第2実施形態の塗布具の縦断面図である。
【図3】第3実施形態の塗布具上部の縦断面図である。
【図4】第1〜第3実施形態に係る塗布体の平面図であ
って、(a)は第1例を示す図、(b)は第2例を示す
図である。
【図5】従来の塗布具の縦断面図である。
【図6】別の従来の塗布具の側面図である。
【符号の説明】
2 塗布液 4 容器 4a 開口部 6 塗布体 8 基部 8a 液流出孔 8b 基部の上面(斜面) 10 刷毛部(塗布部の一例) 16 液回収通路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗布液を収容すると共に開口部を上側に
    して静置可能な容器と、前記開口部に設けられた塗布体
    とを備え、該塗布体は、前記容器内と外部とを連通する
    液流出孔を有して前記容器の開口部に嵌着された基部
    と、該基部の上面に設けられると共に前記液流出孔から
    流出した塗布液を含んで被塗布体に塗り付ける塗布部と
    から主になる塗布具において、 前記容器の静置状態における前記基部の上面外周よりも
    低い位置に前記液流出孔を設け、かつ、前記基部の上面
    をその外周から前記液流出孔に向けて下る斜面に形成し
    たことを特徴とする塗布具。
  2. 【請求項2】 前記塗布部に残った塗布液を前記容器の
    静置状態で前記液流出孔に回収する液回収通路を前記基
    部の上面外周から前記液流出孔に向けて設けたことを特
    徴とする請求項1記載の塗布具。
  3. 【請求項3】 前記液流出孔を中心に前記液回収通路を
    放射状に複数配設したことを特徴とする請求項2記載の
    塗布具。
JP17457696A 1996-07-04 1996-07-04 塗布具 Pending JPH1015472A (ja)

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JP17457696A JPH1015472A (ja) 1996-07-04 1996-07-04 塗布具

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103752476A (zh) * 2013-12-23 2014-04-30 天津应大股份有限公司 一种复合皮服装制作用刷胶器

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