JPH10154620A - 超電導体の着磁方法 - Google Patents

超電導体の着磁方法

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JPH10154620A JP32789996A JP32789996A JPH10154620A JP H10154620 A JPH10154620 A JP H10154620A JP 32789996 A JP32789996 A JP 32789996A JP 32789996 A JP32789996 A JP 32789996A JP H10154620 A JPH10154620 A JP H10154620A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に低温において特性の高い超電導体をパル
ス着磁する場合に、超電導体を十分に着磁できる方法を
提供すること。 【解決手段】 超電導体を超電導遷移温度以下に冷却
し,該超電導体にパルス磁場を印加して着磁する方法に
おいて,上記パルス磁場は,超電導体に対して複数回印
加する。各パルス磁場の印加は、上記超電導体を所定温
度以下に冷却した後に行うことが好ましい。超電導体に
複数回のパルス磁場を印加する過程の最初又は途中で少
なくとも1回の最大パルス磁場を印加し,その後,該最
大パルス磁場と同等又はそれより小さいパルス磁場を印
加することが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,超電導体の着磁方法,特にバル
ク形状の高温超電導体に高い磁場を捕捉させる場合の着
磁方法に関する。
【0002】
【従来技術】例えば,YBaCuO系などの一部の高温
超電導体では,その組織制御により液体窒素温度でも永
久磁石では不可能な1T(テスラ)を超える大きな磁場
が捕捉できるものが得られるようになった。これらの高
温超電導体は,材料開発により一層の特性向上が期待で
き,また,液体窒素温度(77K)よりも低温に冷却す
ると,さらに大きな磁場が捕捉可能になることが知られ
ている。そこで,これらのバルク状の高温超電導体を着
磁して,これまで容易には得られなかった強力な磁場を
発生する磁石として使うことが検討されるようになって
きた。
【0003】バルク状の超電導体が磁石として機能する
のは,超電導遷移温度以下に冷却されて超電導状態にな
った超電導体内部に磁束線がピン止めされるためであ
る。したがって,冷却した超電導体の内部に磁束線がピ
ン止めされた状態を実現するための方法,すなわち着磁
方法が課題となる。
【0004】実験的によく使われる着磁方法は,大きな
外部磁場中で超電導体内部に磁束線が十分入った状態で
冷却して超電導状態にした後に外部磁場を取り去り,そ
の際にピン止めされた磁束線が超電導体内に残って着磁
される,磁場中冷却(FC)と呼ばれる方法である。し
かし,この方法は高磁場を長時間超電導体に印加する必
要があること,着磁後に超電導体の温度を保ったまま使
用したい場所に移動させるのが困難なことなど,実用的
には問題が多い。
【0005】そのため,簡易な手段でバルク状の超電導
体を着磁する方法として,パルス磁場を超電導体に印加
して着磁する,パルス着磁という方法(特開平6−46
8823号公報,特願平8−180058号公報)が提
案されている。この方法では,機器等の内部に組み込ま
れた超電導体を着磁することも可能であり,実用的には
多くのメリットがある。
【0006】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来のパ
ルス着磁においては,次の問題がある。即ち,特性のよ
い(捕捉可能な磁場が大きい)超電導体は磁場を強くシ
ールドするため,印加磁場が小さいと磁場が十分に超電
導体内に侵入しないので,着磁にそれだけ大きな印加磁
場が必要となる。
【0007】ところが,大きな印加磁場を加えると,着
磁の際に前記超電導体に侵入する磁束線の量が増え,パ
ルス着磁過程における超電導体内部での磁束線の運動に
伴う発熱が増える。例えば,上記YBaCuO系の超電
導体においては,温度77Kにおいても印加磁場がある
程度以上大きくなると,その発熱による温度上昇が原因
で捕捉磁場の減る現象が知られている。このような現象
は,超電導体を低温にすればするほどその比熱が減少し
て温度上昇が大きくなり,特に顕著に現れる。
【0008】その結果,低温において特性の高い超電導
体をパルス着磁した場合には,大きな印加磁場をかけて
超電導体内部に十分な磁場を侵入させると,その際の発
熱によって逆に捕捉磁場が減ってしまう。結局,低温に
おいてパルス着磁する場合には,どのような印加磁場を
かけても,静磁場中で冷却して着磁した場合(すなわち
超電導体の捕捉可能な磁場まで着磁できた場合)に比べ
て,超電導体に捕捉できる磁場が少なくなってしまうと
いう問題が生じていたのである。
【0009】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,特に低温において特性の高い超電導体を
パルス着磁する場合に,超電導体を十分に着磁できる方
法を提供しようとするものである。
【0010】
【課題の解決手段】請求項1の発明は,超電導体を超伝
導遷移温度以下に冷却し,該超電導体にパルス磁場を印
加して着磁する方法において,上記パルス磁場は,上記
超電導体に対して複数回印加することを特徴とする超電
導体の着磁方法にある。
【0011】本発明において最も注目すべきことは,上
記パルス磁場は,上記超電導体に対して複数回印加する
ことである。上記パルス磁場とは,磁場が急激に最大値
まで立ち上がり,その後急激に消滅していく磁場をい
う。このパルス磁場は,例えば上記超電導体の近傍に配
設した着磁コイルにパルス電流を通電することにより発
生させることができる。
【0012】次に,本発明の作用について説明する。本
発明においては,上記のごとく,上記超電導体に対して
複数回のパルス磁場を印加する。そのため,パルス磁場
を1回だけ印加する場合に比べて,着磁後の捕捉磁場を
増加させることができる。
【0013】この理由は次のように考えられる。まず一
般に,超電導体が捕捉できる磁場(捕捉可能磁場)は,
温度が低いほど大きくなり,温度が高いほど小さくな
る。一方,パルス着磁においては,着磁過程における超
電導体中への磁場侵入時の発熱により超電導体の温度が
上昇する。その温度上昇率は,超電導体へ侵入する磁場
が大きいほど高い。そのため,大きなパルス磁場を1回
だけ印加した場合には,超電導体へ侵入した磁場によっ
て超電導体の温度が上昇して捕捉可能磁場自体が小さく
なり,実際に捕捉される磁場が制限されてしまう。
【0014】また,パルス磁場を印加した後の超電導体
内部の捕捉磁場分布は,印加するパルス磁場の大きさお
よび波形だけでなく,超電導体内部の着磁前の磁場分布
によっても影響を受ける。すなわち,同じパルス磁場を
印加した場合でも,超電導体内部に既に磁場が捕捉され
ているときは全く磁場が捕捉されていないときに比べ,
着磁の際に超電導体中に侵入する磁束線の量が既に捕捉
された磁場の分だけ少なくなる。
【0015】そのため,その侵入磁束線の減少分だけパ
ルス着磁の際の発熱が減るので,超電導体の温度上昇が
少なくなる。それ故,超電導体内部に既に磁場が捕捉さ
れている場合には,全く磁場が捕捉されていない場合に
比べ,より多くの磁場を超電導体中に捕捉できるように
なる。したがって,複数回のパルス磁場を印加する場合
には,初めの1回の着磁を除いて超電導体内部に既に磁
場が捕捉された状態で着磁することになるので,1回だ
け着磁する場合に比べて着磁後の捕捉磁場を増やすこと
ができる。
【0016】次に,請求項2の発明のように,上記各パ
ルス磁場の印加は,上記超電導体を所定温度以下に冷却
した後に行うことが好ましい。上記所定温度とは,超電
導体が所望の大きさの磁場を捕捉した着磁状態を維持し
うる温度をいい,例えば,上記超電導体の使用温度,或
いは使用温度よりも若干高い温度などである。この場合
には,各パルス磁場を印加する前の超電導体を,常に一
定以上の捕捉可能磁場を有する状態に維持することがで
き,確実に捕捉磁場の増加を図ることができる。
【0017】また,請求項3の発明のように,上記超電
導体に複数回のパルス磁場を印加する過程の最初又は途
中で少なくとも1回の最大パルス磁場を印加し,その
後,該最大パルス磁場と同等又はそれより小さいパルス
磁場を印加することが好ましい。
【0018】この場合には,次のような作用が得られ
る。即ち,上記したように,パルス着磁においては,着
磁過程における超電導体中への磁場侵入時の発熱により
超電導体の温度が上昇する。この温度上昇は,超電導体
中に侵入する磁束線の量が多いほど大きくなる。また,
既にある大きさの最大パルス磁場が印加されて一定の磁
場分布を持った超電導体に,それと同じもしくはそれよ
り小さいパルス磁場を印加すると,超電導体内部に侵入
する磁束線の量は,既に侵入している磁束線がある分お
よび印加磁場が小さくなった分だけ少なくなる。その結
果その前の着磁に比べ,超電導体中での温度上昇が減
り,侵入した磁束線が有効に捕捉されるようになるた
め,着磁後の捕捉磁場を増やすことができる。
【0019】また,請求項4の発明のように,上記最大
パルス磁場は,着磁前の温度における上記超電導体の最
大捕捉可能磁場よりも大きな磁場が上記超電導体の内部
全体に侵入するようなパルス磁場であることが好まし
い。ここで,上記超電導体の捕捉可能磁場とは,超電導
体がその内部に捕捉しうる磁場の大きさをいう。また最
大捕捉可能磁場とは,上記超電導体内部の捕捉可能磁場
の分布における最大の値をいう。
【0020】この場合には,次のような作用が得られ
る。即ち,上記のような大きな最大パルス磁場を超電導
体に印加すると,パルス磁場の増磁過程で超電導体内部
の最大捕捉可能磁場の得られる部分にまで十分な磁場が
侵入する。一方,着磁過程に起こる上記の発熱のために
超電導体の温度が上昇して超電導体の磁束線のピン止め
力が下がる。そのため,最大パルス磁場印加後の超電導
体の捕捉磁場は,着磁前の温度において上記超電導体が
捕捉し得る最大の捕捉可能磁場よりも減る。
【0021】しかしながら,上記最大パルス磁場を印加
した場合,磁束線は,超電導体内部で相対的に磁束線の
ピン止め力の強い領域,すなわち比較的高い温度になっ
ても磁束線に有効なピン止め力が働く領域に多く保持さ
れた状態となる。このような高い印加磁場は,1回の着
磁では最終の捕捉磁場が減ってしまうが,これを一旦印
加することにより,超電導体の最大捕捉磁場部分のピン
止め力の強い領域には,磁場を十分捕捉させることがで
きる。
【0022】それ故,上記最大パルス磁場印加後に,そ
れとと同等又はそれよりも小さい複数回のパルス磁場の
印加を行うことにより,上記最大捕捉磁場部分に既に捕
捉された磁場を維持しつつ,その周囲の捕捉磁場を増加
させることができ,超電導体全体の捕捉磁場を格段に増
加させることができる。
【0023】また,請求項5の発明のように,上記超電
導体に上記最大パルス磁場を少なくとも1回印加した後
に印加する各パルス磁場は,その直前のパルス磁場と同
等又はそれより小さいパルス磁場であることが好まし
い。即ち,上記最大パルス磁場を印加した後は,印加す
るパルス磁場を徐々に小さくすることが好ましい。
【0024】この場合には次のような作用が得られる。
即ち,上記最大パルス磁場印加後の各パルス磁場がその
直前のパルス磁場より小さい場合には,パルス磁場の増
磁過程で超電導体内部に侵入する磁束線の量は,その直
前の着磁の時より少なくなる。また,その直前のパルス
磁場と同じ大きさのパルス磁場を印加した場合でも,印
加前の超電導体内部に捕捉された磁束線が増えているこ
とにより,侵入しようとする磁束線が既に捕捉されてい
る磁束線から受ける反発力がその直前の着磁の際に比べ
て増えるため,磁束線の侵入量は少なくなる。
【0025】したがって,各パルス磁場が直前のパルス
磁場と同等又はそれより小さい,いずれの場合において
も,その直前の着磁の際よりも超電導体内部を動く磁束
線の量が減るため,超電導体内部での発熱量が減る。結
局,直前の着磁の際より温度上昇が少なくなって,捕捉
磁場が増える。
【0026】そのため,このようにして徐々に小さな磁
場を印加していくことを繰り返すと,超電導体の捕捉磁
場は増加する。それ故,低温において特性の高い超電導
体に,着磁前の温度で捕捉し得る最大の磁場に近い磁場
を捕捉させることが可能となる。
【0027】また,請求項6の発明のように,上記各パ
ルス磁場は,上記超電導体に対して一定の温度において
印加することが好ましい。この場合には,上記の複数回
のパルス磁場印加の効果をさらに確実に発揮することが
できる。ここで,超電導体を一定の温度にするために
は,例えば後述する実施形態例1に示すごとく,超電導
体を冷却するためのコールドヘッド温度を一定に制御す
ること等により行うことができる。
【0028】また,請求項7の発明のように,上記超電
導体に上記複数回のパルス磁場を印加した後,さらに,
最後のパルス磁場よりも大きいパルス磁場を印加するこ
ともできる。この場合には,上記超電導体に十分に強い
磁場を一旦捕捉させた後,上記最後のパルス磁場よりも
大きいパルス磁場をさらに印加することにより,超電導
体の捕捉磁場の大きさを所望の大きさに調整することが
できる。
【0029】
【発明の実施の形態】
実施形態例1 本発明の実施形態例にかかる超電導体の着磁方法につ
き,図1,図2を用いて説明する。図1に,本例におい
て用いた超電導磁石装置の一つを示す。本例において用
いた超電導磁石装置は,冷凍機20によって冷却される
断熱容器1内に配設されたコールドヘッド2と,前記断
熱容器1内でコールドヘッド2に銅部材30を介して接
触させて配設され熱伝導により超電導遷移温度以下に冷
却される超電導体3とを有する。
【0030】また,前記断熱容器1の外部には,前記超
電導体3に磁場を印加するための着磁コイル4が配設さ
れ,該着磁コイル4には種々の大きさのパルス電流を通
電することにより前記超電導体3の印加磁場を任意に制
御できるパルス電源5が接続されている。なお,符号2
1は冷凍機用コンプレッサである。
【0031】本例においては,前記超電導磁石装置に直
径φ36mm,厚さ15mmのバルク形状のYBaCu
O系超電導体を用いた。また,本例においては,超電導
体3の温度が一定になるように上記コールドヘッド2の
温度を35K一定に制御して試験した。
【0032】そして,本例においては,超電導体3に最
大パルス磁場を最初に3回印加した後に,複数回のパル
ス磁場を印加した。また,その複数回のパルス磁場は,
その直前のパルス磁場と同等又はそれより小さいパルス
磁場とした。以下に,上記の超電導磁石装置を本発明の
着磁方法により着磁した場合の結果を図2を用いて説明
する。
【0033】図2は,本発明の着磁方法を示す説明図で
あり,横軸に印加したパルス磁場の大きさ,縦軸にその
パルス磁場印加後に超電導体3が捕捉した捕捉磁場の大
きさをとった。そして,本例におけるパルス磁場の印加
履歴を,符号E1から始まりE2に続く△印(E)によ
り示した。また,比較のために,パルス磁場を1回だけ
印加した従来技術の場合を▲印(C)により示した。
【0034】図2に示すごとく,本例の着磁方法では,
初めに,超電導体3の最大捕捉可能磁場よりも大きな印
加磁場となる7.1Tの最大パルス磁場E1を3回印加
した。その後,徐々に小さなパルス磁場を複数回印加す
ることを繰り返して最後に2.8Tのパルス磁場E2を
印加して着磁した。このときの各パルス着磁後の超電導
体3の中心表面上の捕捉磁場を図2に示してある。
【0035】同図より知られるごとく,本例の着磁方法
に従って着磁した場合の超電導体3の中心部分の捕捉磁
場は,初めに7.1Tの最大パルス磁場を印加した直後
においては1.04Tであるが,順次小さなパルス磁場
を印加していき,最後に2.8Tのパルス磁場を印加し
たあと最終的には2.08Tとなり,初めの2倍に増え
ていることがわかる。
【0036】一方,図2に示したように,同じ超電導体
3を用いた超電導磁石装置において,超電導体が着磁さ
れていない状態から1回だけパルス磁場を印加して着磁
した従来法の場合には,超電導体2の中心部の捕捉磁場
は,印加磁場が6Tのときでも最大1.36Tである。
これは,本例の着磁方法で着磁した場合の3分の2であ
る。
【0037】このように,本例の着磁方法によれば,低
温で特性の高い超電導体を超電導磁石装置として用いる
場合でも,簡便な装置で十分に着磁することが可能とな
る。
【0038】
【発明の効果】上述のごとく,本発明によれば,特に低
温において特性の高い超電導体をパルス着磁する場合
に,超電導体を十分に着磁できる方法を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1における,超電導磁石装置の基本
的な構成を示すブロック図。
【図2】実施形態例1の超電導体の着磁方法による効果
を示す説明図。
【符号の簡単な説明】
1...断熱容器, 2...コールドヘッド, 3...超電導体, 4...着磁コイル, 5...パルス電源, 20...冷凍機, 21...冷凍機用コンプレッサ, 30...銅部材,
フロントページの続き (72)発明者 吉川 雅章 愛知県刈谷市八軒町5丁目50番地 株式会 社イムラ材料開発研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超電導体を超伝導遷移温度以下に冷却
    し,該超電導体にパルス磁場を印加して着磁する方法に
    おいて,上記パルス磁場は,上記超電導体に対して複数
    回印加することを特徴とする超電導体の着磁方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記各パルス磁場の
    印加は,上記超電導体を所定温度以下に冷却した後に行
    うことを特徴とする超電導体の着磁方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記超電導体
    に複数回のパルス磁場を印加する過程の最初又は途中で
    少なくとも1回の最大パルス磁場を印加し,その後,該
    最大パルス磁場と同等又はそれより小さいパルス磁場を
    印加することを特徴とする超電導体の着磁方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において,上記最大パルス磁場
    は,着磁前の温度における上記超電導体の最大捕捉可能
    磁場よりも大きな磁場が上記超電導体の内部全体に侵入
    するようなパルス磁場であることを特徴とする超電導体
    の着磁方法。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4において,上記超電導体
    に上記最大パルス磁場を少なくとも1回印加した後に印
    加する各パルス磁場は,その直前のパルス磁場と同等又
    はそれより小さいパルス磁場であることを特徴とする超
    電導体の着磁方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項において,
    上記各パルス磁場は,上記超電導体に対して一定の温度
    において印加することを特徴とする超電導体の着磁方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項において,
    上記超電導体に上記複数回のパルス磁場を印加した後,
    さらに,最後のパルス磁場よりも大きいパルス磁場を印
    加することを特徴とする超電導体の着磁方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004064231A1 (ja) 2003-01-09 2004-07-29 University Of Fukui 超電導体の着磁装置及び超電導同期機
JP2006066801A (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Tokyo Univ Of Marine Science & Technology 超電導体への最適化された着磁方法
JP2006332499A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Iwate Univ バルク超電導体のパルス着磁方法及び超電導磁石装置

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