JPH10154377A - ディスク及び同ディスクに対するゾーン別シリンダ数割付方法 - Google Patents

ディスク及び同ディスクに対するゾーン別シリンダ数割付方法

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JPH10154377A
JPH10154377A JP31192296A JP31192296A JPH10154377A JP H10154377 A JPH10154377 A JP H10154377A JP 31192296 A JP31192296 A JP 31192296A JP 31192296 A JP31192296 A JP 31192296A JP H10154377 A JPH10154377 A JP H10154377A
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JP
Japan
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zone
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linear recording
disk
data
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JP31192296A
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Akitoshi Iwata
章利 岩田
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各ゾーン毎の設定目標の線記録密度と実際に設
定する線記録密度が一致するようにゾーン毎のシリンダ
数を調整することによりフォーマッ効率を改善する。 【解決手段】記録面上に、その中心から各トラックを渡
って放射状に複数のサーボ領域11が一定間隔で配置さ
れると共に、当該記録面が半径方向にデータ転送速度の
異なるゾーンZ0〜Z9に分割される磁気ディスク1に
おいて、当該ディスク1の記録面への実セクタ配置時の
各ゾーンZ0〜Z9の最内周の線記録密度が設定目標の
線記録密度に一致するようにゾーン境界位置が設定さ
れ、各Z0〜Z9の構成シリンダ数がゾーン別に割り付
けられている構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セクタサーボ方式
とゾーン(ZONE)記録密度方式のフォーマットを適
用するディスク及び同ディスクに対するゾーン別シリン
ダ数割付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、磁気ディスク装置の記録媒体とし
て使用される磁気ディスクは、いわゆるセクタサーボ方
式(埋め込みサーボ方式)とCDR(Constant Density
Recording)と呼ばれるゾーン記録密度方式のフォーマ
ットを適用しているのが一般的である。
【0003】図3は、セクタサーボ方式とゾーン記録密
度方式のフォーマットを適用した従来の磁気ディスク1
0のフォーマット例を示す概念図である。この磁気ディ
スク10の記録面上には、その中心から各トラックを渡
って放射状に、複数のサーボ領域11(図では作図の都
合で8個のサーボ領域11が示されているが、実際には
50個程度である)が一定間隔で配置されている(サー
ボセクタ方式のフォーマット)。このサーボ領域11に
は、ヘッドの位置決め等に用いられるサーボ情報が記録
されている(埋め込まれている)。
【0004】サーボ領域11間は、一般には複数のデー
タセクタ(実セクタ)が配置されるユーザ領域12とな
っており、1つのサーボ領域11と当該サーボ領域11
に隣接するユーザ領域12とで、1つのサーボセクタ1
3を構成する。
【0005】また、図3の磁気ディスク10では、トラ
ック(シリンダ)の物理的な周の長さが長くなるディス
ク上の外周側の領域(記録領域)を有効に使用してディ
スクのフォーマット効率を上げるために、当該ディスク
10の記録面を半径方向に複数のゾーン、例えば10個
のゾーンZ10(#0)〜Z19(#9)に分割し、各
ゾーンZ10(#0)〜Z19(#9)毎に、シリンダ
(トラック)当たりのデータセクタ数が異なる(外周側
のゾーンほど多くなる)構成、即ちデータ転送速度(転
送レート)が異なる(外周側のゾーンのシリンダほど速
くなる)構成をとっている(ゾーン記録密度方式)。こ
こで、各ゾーンZ10(#0)〜Z19(#9)のシリ
ンダ数は等しく、数百本程度となっている。1つのゾー
ン内の各シリンダのデータ転送速度は等しい。
【0006】従来、ゾーン記録密度方式のフォーマット
を適用した磁気ディスクでは、同一シリンダ数を単位に
分割された各ゾーンの最内周(のシリンダ)が設定(目
標)線記録密度になるようにゾーン毎の線記録密度が決
定され、その値をもとに各ゾーンのデータ転送速度が確
定する。なお、線記録密度は、1インチ当たりのビット
数、即ちBIP(Bit Per Inch)で表されるのが一般的
である。
【0007】さて、図3の例のような、セクタサーボ方
式+ゾーン記録密度方式のフォーマットの磁気ディスク
10においては、データセクタはトラック上に設定され
たサーボ領域11とは無関係に配置されていくため、サ
ーボセクタ13問の区切りが必ずしもデータセクタの区
切りとは一致せず、(1トラック当たりのサーボ領域数
と1トラック当たりのデータセクタ数との関係で)デー
タセクタによってはサーボ領域11をまたいだ状態で1
つのデータセクタが配置される。この状態をデータスプ
リットと呼ぶ。
【0008】データスプリットが発生しないデータセク
タ配置例(割付例)を図4(a)に、データスプリット
が発生するデータセクタ配置例(割付例)を図4(b)
に示す。
【0009】図4(a)は、データセクタの物理的な長
さがサーボ領域11間の物理的な長さの1/2に設定さ
れているために、各サーボ領域11間にいずれも2つの
データセクタが配置される例である。したがって、図4
(a)中の各データセクタ41-1(#1)〜41-3(#
3)は全てスプリット状態にならない。但し、図4
(a)の例では、ゾーンの最内周の線記録密度は設定目
標の線記録密度より低いものとする。
【0010】一方、図4(b)は、ゾーンの最内周の線
記録密度を設定目標の線記録密度に合わせるために、デ
ータセクタの記録密度を上げてその物理的な長さを図4
(a)の場合より短くし、トラック当たりのデータセク
タ数を増やした結果、スプリット状態のデータセクタが
存在するようになった例である。ここでは、図中のデー
タセクタ42-1(#1)〜42-3(#3)のうちのデー
タセクタ42-3(#3)がスプリット状態にあり、サー
ボ領域11をまたいで配置されている。
【0011】このデータセクタ42-3の例のようにスプ
リット状態にある場合、データ読み出し上は、サーボ領
域11の前後に2つのデータセクタが存在しているのと
同じことである。その理由は、図4(b)に示すよう
に、スプリット状態にあるデータセクタ42-3(中のユ
ーザデータ)の読み出しクロック同期のための引き込み
領域(PLO領域)43等がサーボ領域11の前後にそ
れぞれ必要となるためである。
【0012】このような例を具体的に説明する。但し、
説明を簡単にするために、あるゾーンにおけるトラック
当たりのサーボ領域数を50、トラック当たりのデータ
セクタ数を50とする場合を例にとる。
【0013】この例では、各サーボ領域間に1つのデー
タセクタが配置される。スプリット状態になるデータセ
クタは存在しないため、データセクタ当たりのクロック
引き込み領域(PLO領域)はそれぞれ1個あればよ
い。
【0014】さて、上記のようなデータセクタ配置で
は、ゾーンの最内周(のシリンダ)の線記録密度が設定
目標の線記録密度に満たないものとする。そこで、目標
線記録密度に合わせようとして、データセクタの記録密
度を上げてその物理的な長さを短くしてデータセクタ数
を1つ増加させ、トラック当たりのデータセクタ数を5
1にする場合について考えてみる。
【0015】この場合、50のサーボ領域間に51個の
デーセクタを配分しなければならないことから、スプリ
ットしないで済むデータセクタは1番目と最後の51番
目の2つだけであり、残りの49個のデータセクタはス
プリット状態となる。したがって、49個のデータセク
タのスプリットに伴って増加するデータ引き込み領域の
数は49となる。この結果、ユーザデータの増加量は2
%であるが、スプリットに伴うその他の領域の増加が大
きいため、データセクタの記録密度を更に上げなければ
ならず、実際の線記録密度の増加は到底2%にとどまる
ものではなく、目標線記録密度を越えてしまう。
【0016】さて、データセクタ数を増加して設定値が
目標線記録密度を越えしまうと、必要な設計マージンを
確保できなくなる恐れがある。そのため、トラック当た
りのデータセクタ数を決定する際には、(設計マージン
的に最も条件の厳しい)ゾーン最内周の実際の線記録密
度が目標線記録密度を越えないように考慮する必要があ
る。
【0017】このように従来は、実際の線記録密度を目
標線記録密度に合わせるためにデータセクタ数を増加し
ようとすると、データスプリット状態によっては、デー
タ引き込み領域の数が大幅に増加することがあった。
【0018】このような場合、実際の線記録密度を目標
線記録密度より大きく設定しない限りデータセクタ数を
増加することはできないことから、設計マージンを確保
するためには、データセクタ数を増加せずに、図4
(a)の例のようにデータセクタの記録密度を低くし
て、実際の線記録密度を目標線記録密度を越えない値に
設定する必要があった。
【0019】このようにして設定される実際の線記録密
度(設定BPI)と目標線記録密度(目標BPI)との
関係の具体例を、図3に示したフォーマットの磁気ディ
スク10の場合、具体的には、ディスクの直径が2.5
インチ、サーボ領域数が50、ゾーン数がゾーン#0〜
#9の10ゾーン、各ゾーン#0〜#9のシリンダ数が
各ゾーン同一の530(全ゾーンを合わせた総シリンダ
数が5300)、各ゾーン#0〜#9のシリンダ当たり
のデータセクタ数(=191〜110)、各ゾーン#0
〜#9の(最内周の)目標線記録密度(目標BPI)が
146K(キロ)BPI〜156KBPIの場合につい
て、図5に示す。なお、図5における横軸はシリンダ位
置を、縦軸は線記録密度(KBPI)を示す。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の技術に
おいては、各ゾーンのシリンダ数が同一となるように割
り当てた状態で、各ゾーンの最内周側をそのゾーンの設
定目標の線記録密度に合わせようとする場合、データス
プリット条件により、実際に設定できる線記録密度(設
定BPI)はゾーン内の各トラックに配分するデータセ
クタ数によってとびとびの値をとることとなり、目標の
線記録密度(目標BPI)と一致することは少ない。こ
こで、データセクタ数を増加して設定値が目標線記録密
度を越えてしまうと必要な設計マージンを確保できなく
なる恐れがあるため、実際の線記録密度は設定目標の線
記録密度を越えない値とする必要がある。
【0021】したがって、スプリット状態によっては、
図5の(ゾーン#1,#2,#5,#6の)例のよう
に、実際に設定できる線記録密度(設定BPI)が設定
目標の線記録密度(目標BPI)を大幅に下回ってしま
う場合があり、フォーマット効率の悪化により装置容量
の低下を招くことになる(図5の例では、ディスク1枚
当たりの容量は827MB)。
【0022】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、各ゾーン毎の設定目標の線記録密度と実
際に設定する線記録密度が一致するようにゾーン毎のシ
リンダ数を調整することによりフォーマッ効率を改善し
たディスク及び同ディスクに対するゾーン別シリンダ数
割付方法を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録面上に、
その中心から各トラックを渡って放射状に複数のサーボ
領域が一定間隔で配置されると共に、当該記録面が半径
方向にデータ転送速度の異なる複数のゾーンに分割さ
れ、データの線記録密度を各ゾーンの適正値に配分する
方式を用いた(記録媒体としての)ディスク、即ちセク
タサーボ方式とゾーン(ZONE)記録密度方式のフォ
ーマットを適用するディスクにおいて、上記記録面への
実セクタ配置時の上記各ゾーンの最内周の線記録密度が
設定目標の線記録密度に一致するように隣接するゾーン
との境界が設定され、上記各ゾーンのシリンダ数がゾー
ン別に割り付けられている構成としたことを特徴とす
る。
【0024】このように、各ゾーンの最内周の線記録密
度が設定目標の線記録密度に一致するように各ゾーン境
界位置の設定がなされたディスク、即ち各ゾーンに割り
付けられるシリンダ数を各ゾーンの最内周の線記録密度
が設定目標の線記録密度に一致するようにゾーン別に調
整したディスクでは、従来のディスクのように各ゾーン
のシリンダ数が同一であるものと異なって、各ゾーンの
最内周の線記録密度を設定目標の線記録密度に一致させ
ながら、データスプリットの影響が最も少なくて済むよ
うな実セクタ(データセクタ)の配置が可能となるた
め、スプリット条件等による設定線記録密度のロスが小
さくなり、フォーマット効率が改善される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に
係る磁気ディスクのフォーマット例を示す概念図であ
り、図3と同一部分には同一符号を付してある。
【0026】図1において、磁気ディスク1の記録面上
には、図3に示した従来の磁気ディスク10と同様に、
その中心から各トラックを渡って放射状に、複数のサー
ボ領域11が一定間隔で配置されている。
【0027】サーボ領域11間は、複数のデータセクタ
(1つであっても構わない)が配置されるユーザ領域1
2となっており、1つのサーボ領域11と当該サーボ領
域11に隣接するユーザ領域12とで、1つのサーボセ
クタ13を構成する。
【0028】また、磁気ディスク1の記録面は、半径方
向に複数のゾーン、例えば(図3に示した従来の磁気デ
ィスク10におけるゾーンZ10〜Z19に相当する)
10個のゾーンZ0(#0)〜Z9(#9)に分割され
ている。
【0029】ゾーンZ0(#0)〜Z9(#9)が、図
3中のゾーンZ10(#0)〜Z19(#9)と異なる
点は、構成シリンダ数(各ゾーンに割り当てられるシリ
ンダの数)が必ずしも等しくないことである。即ち本実
施形態においては、ゾーンZ0(#0)〜Z9(#9)
毎に、電磁変換特性上設定されるべき目標の線記録密度
(目標BPI)と実際に設定する(ゾーン最内周の)線
記録密度(設定BPI)とが一致するように、構成シリ
ンダ数を調整している点で、各ゾーンの構成シリンダ数
が同一である従来技術とは異なる。
【0030】例えば従来技術では、各ゾーンの構成シリ
ンダ数が同一であることから、あるゾーンの最内周シリ
ンダの線記録密度を目標線記録密度に合わせるように、
それに見合った数(Mとする)のデータセクタをゾーン
内の各シリンダに配置しようとしても、そのゾーンの最
内周シリンダの物理的な長さとの関係でデータスプリッ
トの発生箇所が多くなるときは、データ引き込み領域
(PLO)の数が大幅に増加するため、実際の線記録密
度を目標線記録密度より大きく設定しない限りM個のデ
ータセクタを配置することはできない。
【0031】この場合、設計マージンを考慮して、ゾー
ン内の各シリンダに配置するデータセクタ数をMからN
に減らし(Nは例えばM−1)、実際の線記録密度を目
標線記録密度より低くしなければならないことから、フ
ォーマット効率の低下を招いていた。
【0032】ところが本発明者は、各ゾーンの構成シリ
ンダ数を同一としないならば、ゾーンの最内周位置を数
シリンダ乃至数十シリンダ分だけ磁気ディスク1の内周
方向或いは外周方向ずらすだけで、即ちゾーンの内周側
の隣接ゾーンとの境界位置をディスク1の半径方向にず
らすだけで、実際の線記録密度を目標線記録密度に一致
させた状態で、上記N個或いはM個のデータセクタをデ
ータスプリットの影響を受けずに配置することができる
ことを認識するに至った。
【0033】そこで本実施形態では、ゾーン内の各シリ
ンダに配置するデータセクタ数をMからNに減らすので
あれば、そのゾーンの現在の最内周シリンダより物理的
な長さが短いシリンダの中に、実際の線記録密度を目標
線記録密度に一致させた状態で、そのN個のデータセク
タを配置するのに最適な物理的な長さを持つシリンダが
存在することに着目し、そのシリンダ位置まで該当する
ゾーンの最内周位置を磁気ディスク1の内周方向にずら
すようにしている。
【0034】また本実施形態では、ゾーン内の各シリン
ダに配置するデータセクタ数をMにするのであれば、そ
のゾーンの現在の最内周シリンダより物理的な長さが長
いシリンダの中に、実際の線記録密度を目標線記録密度
に一致させた状態で、そのM個のデータセクタを配置す
るのに最適な物理的な長さを持つシリンダが存在するこ
とに着目し、そのシリンダ位置まで該当するゾーンの最
内周位置を磁気ディスク1の外周方向にずらすようにし
ている。
【0035】このように、電磁変換特性上設定されるべ
き目標の線記録密度(目標BPI)と実際に設定する
(ゾーン最内周の)線記録密度(設定BPI)とが一致
するように各ゾーン境界の位置を調整して、各ゾーンZ
0(#0)〜Z9(#9)の構成シリンダ数をゾーン別
に割り付けることにより、各ゾーンのシリンダ数が同一
の場合と比較して磁気ディスク1のフォーマット効率を
改善することができる。
【0036】図2に、磁気ディスク1上の各ゾーンZ0
(#0)〜Z9(#9)の最内周の線記録密度(設定B
PI)が目標線線記録密度(目標BPI)になるよう
に、当該ゾーンZ0(#0)〜Z9(#9)のシリンダ
数を調整した場合の、ゾーン毎の実際の線記録密度(設
定BPI)と目標線線記録密度との関係を示す。但し、
各ゾーン#0〜#9のシリンダ数以外の条件、例えば磁
気ディスク1の直径(=2.5インチ)、サーボ領域数
(=50)、ゾーン数(=10)、全ゾーンを合わせた
総シリンダ数(=5300)、各ゾーン#0〜#9のシ
リンダ当たりのデータセクタ数(=191〜110)、
各ゾーン#0〜#9の(最内周の)目標線記録密度(=
目標BPI=146KBPI〜156KBPI)等につ
いては、全て図3に示した従来の磁気ディスク10と同
一条件である。
【0037】この図2の関係となるように、各ゾーン#
0(Z0)〜#9(Z9)のシリンダ数を調整した磁気
ディスク1では、ディスク1枚当たり831MB(メガ
バイト)の容量が得られた。この場合、図3に示した、
各ゾーン#0〜#9のシリンダ数を同一として、各ゾー
ン#0〜#9の実際の線記録密度(設定 BPI)を目
標線記録密度(目標BPI)に近づけるようにした従来
の磁気ディスク(10)の容量(827MB)と比較し
て、約0.5%のフォーマット効率の向上が図れること
になる。
【0038】なお、図3では、ゾーン#0の最内周の線
記録密度(設定BPI)が設定目標の線記録密度(目標
BPI)に一致せず、当該目標線記録密度を大幅に下回
っているが、その理由はディスクの最内周シリンダの物
理的な制約によるものである。
【0039】以上に述べた実施形態では、磁気ディスク
装置による情報の記録再生に使用される磁気ディスクに
ついて説明したが、本発明は、光磁気ディスク装置によ
る情報の記録再生に使用される光磁気ディスクなど、セ
クタサーボ方式とゾーン記録密度方式のフォーマットを
適用するディスク(記録媒体)全般に適用可能である。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、各
ゾーンの最内周の線記録密度が設定目標の線記録密度に
一致するように各ゾーン境界位置を設定し、各ゾーンの
構成シリンダ数をゾーン別に割り付けるようにしたの
で、従来のディスクのように各ゾーンのシリンダ数が同
一であるものと異なって、各ゾーンの最内周の線記録密
度を設定目標の線記録密度に一致させながら、データス
プリットの影響が最も少なくて済むような実セクタ(デ
ータセクタ)の配置が可能となるため、スプリット条件
等による設定線記録密度のロスが小さくなり、フォーマ
ット効率が改善されてディスクの高容量化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るセクタサーボ方式+
ゾーン記録密度方式を適用する磁気ディスクのフォーマ
ット例を示す概念図。
【図2】図1の磁気ディスク1上の各ゾーンの最内周の
線記録密度(設定BPI)が目標線線記録密度(目標B
PI)になるように、当該各ゾーンのシリンダ数を調整
した場合の、ゾーン毎の実際の線記録密度(設定BP
I)と目標線線記録密度との関係を示す図。
【図3】セクタサーボ方式+ゾーン記録密度方式を適用
し、各ゾーンのシリンダ数を同一とした従来の磁気ディ
スクのフォーマット例を示す概念図。
【図4】セクタサーボ方式+ゾーン記録密度方式のフォ
ーマットの磁気ディスクのトラックに対するデータスプ
リットが発生しないデータセクタ配置例とデータスプリ
ットが発生するデータセクタ配置例とを対比させて示す
図。
【図5】各ゾーンのシリンダ数を同一とした図3の磁気
ディスク10上の各ゾーンの最内周の線記録密度(設定
BPI)と目標線線記録密度(目標BPI)との関係を
示す図。
【符号の説明】
1…磁気ディスク、 11…サーボ領域、 12…ユーザ領域、 13…サーボセクタ、 Z0〜Z9…ゾーン(ゾーン#0〜#9)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録面上に、その中心から各トラックを
    渡って放射状に複数のサーボ領域が一定間隔で配置され
    ると共に、当該記録面が半径方向にデータ転送速度の異
    なる複数のゾーンに分割され、データの線記録密度を各
    ゾーンの適正値に配分する方式を用いたディスクであっ
    て、 前記記録面への実セクタ配置時の前記各ゾーンの最内周
    の線記録密度が設定目標の線記録密度に一致するように
    隣接する前記ゾーンとの境界が設定され、前記各ゾーン
    のシリンダ数がゾーン別に割り付けられていることを特
    徴とするディスク。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の前記ディスクを備え、当
    該ディスクに対する情報の記録再生を行うことを特徴と
    するディスク装置。
  3. 【請求項3】 記録面上に、その中心から各トラックを
    渡って放射状に複数のサーボ領域が一定間隔で配置され
    ると共に、当該記録面が半径方向にデータ転送速度の異
    なる複数のゾーンに分割され、データの線記録密度を各
    ゾーンの適正値に配分する方式を用いたディスクに対す
    るゾーン別シリンダ数割付方法であって、 前記記録面への実セクタ配置時の前記各ゾーンの最内周
    の線記録密度が設定目標の線記録密度に一致するように
    隣接する前記ゾーンとの境界を設定することで、前記各
    ゾーンのシリンダ数をゾーン別に割り付けるようにした
    ことを特徴とするディスクに対するゾーン別シリンダ数
    割付方法。
JP31192296A 1996-11-22 1996-11-22 ディスク及び同ディスクに対するゾーン別シリンダ数割付方法 Pending JPH10154377A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1316495C (zh) * 2003-08-21 2007-05-16 富士通株式会社 读写头控制方法和记录装置
JP2010146615A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv データを記憶するディスクのゾーン・フォーマット設定方法及びディスク・ドライブ

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