JPH10154308A - Hdd磁気ヘッド用フレキシブル配線材 - Google Patents

Hdd磁気ヘッド用フレキシブル配線材

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JPH10154308A
JPH10154308A JP32795596A JP32795596A JPH10154308A JP H10154308 A JPH10154308 A JP H10154308A JP 32795596 A JP32795596 A JP 32795596A JP 32795596 A JP32795596 A JP 32795596A JP H10154308 A JPH10154308 A JP H10154308A
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JP
Japan
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magnetic head
film
flexible wiring
base film
wiring material
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JP32795596A
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Motoe Yoshimura
源衛 吉村
Hiroyuki Sakaguchi
啓之 坂口
Hiroshi Kitazawa
弘 北沢
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Totoku Electric Co Ltd
Original Assignee
Totoku Electric Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/11Printed elements for providing electric connections to or between printed circuits
    • H05K1/118Printed elements for providing electric connections to or between printed circuits specially for flexible printed circuits, e.g. using folded portions
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/40Forming printed elements for providing electric connections to or between printed circuits
    • H05K3/4007Surface contacts, e.g. bumps

Landscapes

  • Insulated Conductors (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】磁気ヘッドの信号を減衰させることなく伝達可
能で、小型化、軽量化されるとともに接続部の信頼性が
向上し、配線作業性に優れた安価なHDD磁気ヘッド用
フレキシブル配線材を提供する。 【解決手段】複数の信号線4を形成するための回路パタ
ーン4Bとバンプ電極形成用開口5Aおよび絶縁層6を形成
せしめたベースフィルム3を用いて、信号線4と少なく
ともコネクタ部8側に複数の金属薄層からなる円筒状の
バンプ電極5を設けてHDD磁気ヘッド用フレキシブル
配線材を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハードディスク装置
(以下HDDと記す。)の磁気ヘッド側と信号変換回路
側端末となるフレキシブルプリント基板(以下FPCと
記す。)間の信号配線に好適なHDD磁気ヘッド用フレ
キシブル配線材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、HDDの磁気ヘッド側と信号
変換回路側端末となるFPC間とを接続する信号配線用
の信号線には、極細銅線にポリウレタン絶縁皮膜を形成
した複数本のマグネットワイヤが一般的に使用されてい
た。
【0003】この信号線4Aをサスペンション9(図7参
照)に固定するに際しては、信号線4Aを保護するため、
信号線4Aを細径のプラスチックチューブ11(図6参照)
に挿通していた。また、プラスチックチューブ11と信号
線4Aとはチューブ内に注入されたUV樹脂12を硬化させ
固定しており、信号線4Aと磁気ヘッド15側の接合は超音
波ボンディングにより行われ、信号線4Aの両端末部のコ
ネクタ部8B,8B にはエキシマレーザーにより絶縁皮膜を
剥離した皮膜剥離部13が形成されていた。
【0004】近年、HDDの小型,大容量化に伴って信
号線4Aに対する小型,軽量化の要求も強まってきてい
る。具体的には、磁気ヘッドの小型化により、スライダ
(図示せず)と呼ばれるヘッド浮上機構(図示せず)の
小型化が顕著になると同時に、信号線4Aやプラスチック
チューブ11に対する細径化も進行している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、信号線4Aを
サスペンション9に固定する手段としては、サスペンシ
ョン9の一部にカシメ部14(図7参照)を設け、このカ
シメ部14で信号線4Aをカシメて固定する方法が一般的で
あった。そして、この方法では信号線4Aにフッ素系樹脂
チューブ11を被せる工程が必要不可欠であった。しか
し、信号線4Aにフッ素系樹脂チューブ11を被せる工程の
機械化は極めて困難であるため、この工程は作業者が手
作業で行っていた。従って、信号線4Aに断線を生じ易い
ほか、この工程はプラスチックチューブ11が細径化する
ほど難しくなるという難点があった。
【0006】また、信号線4Aの固定は、磁気ヘッドの上
下動を行うサスペンション9と呼ばれるアーム10上に設
けたカシメ部14でチューブ11を機械的にカシメて行って
おり、サスペンション9及びチューブ11のカシメ部14に
歪みを生じさせ易く、チューブ11の剛性がサスペンショ
ン9の上下動に悪影響を及ぼす難点があった。
【0007】また、HDD用磁気ヘッドの高性能化にと
もなって、信号線4Aにはさらに磁気ヘッドの信号を減衰
することなく伝達可能なことはもちろん、小型,軽量化
されるとともに接続部の信頼性が向上し、信号線4Aの保
持固定が容易となる形状をも考慮した製品が要求される
ようになってきている。
【0008】さらに、複数本の信号線4Aは撚り合わせら
れたり、平行に並べられた状態でチューブ11に挿入され
るため、信号線相互間の絶縁が保持されている必要があ
る。このため、信号線4Aには銅線にポリウレタン絶縁皮
膜を施したマグネットワイヤ等の絶縁電線が使用されて
おり、磁気ヘッドと信号線4Aを超音波ボンディング接続
するには、信号線4Aの両端末部のコネクタ部8B,8B の絶
縁皮膜をエキシマレーザーにより剥離する工程が必要で
あった。しかしながら、極細線である信号線4Aの絶縁皮
膜を精度よく剥離することはエキシマレーザーを用いて
も困難であるばかりか、エキシマレーザー自体の管理が
難しいといった難点があった。
【0009】本発明の目的は、これら従来技術の難点を
解消し、小型, 軽量化が達成可能で、配線が簡便な手段
で効率よく出来るHDD磁気ヘッド用フレキシブル配線
材を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】複数の信号線4を形成す
るための回路パターン4Bとバンプ電極形成用開口5Aおよ
び絶縁層6を形成せしめたベースフィルム3を用いて、
信号線4と少なくともコネクタ部8側に複数の金属薄層
からなる円筒状のバンプ電極5を設けてHDD磁気ヘッ
ド用フレキシブル配線材を構成するものであり、バンプ
電極形成用開口5Aに隣接させて透孔7を設けたベースフ
ィルム3Aを用いてもよく、複数の信号線4の絶縁層6を
ソルダーレジストで形成するとよく、ベースフィルム
3,3Aの形状をサスペンション9及びキャリッジアーム
10の形状に対応するよう形成するものである。
【0011】また、ベースフィルム3のバンプ電極形成
用開口5Aとベースフィルム3Aの透孔7を対応させるよう
それぞれのコネクタ部8,8側を密着接合せしめたベー
スフィルム3B用いることにより、コネクタ部8側を多層
構造に、コネクタ部8A側を平面状に形成したHDD磁気
ヘッド用フレキシブル配線材を構成するものである。
【0012】
【作用】本発明は、アディティブ法によってプラスチッ
クフィルム上に形成された信号線とバンプ電極から構成
されたフレキシブル配線材であり、薄型化されて可撓性
に優れるほか、小型,軽量化が可能となる。また、端末
リード線としての実装容積が小さくなるほか、信号線の
断線がなく、接続部の信頼性が向上し、配線効率が向上
する。さらに、磁気ヘッドとの接続の自動化,高速化が
可能となる。
【0013】また、本発明のHDD磁気ヘッド用フレキ
シブル配線材は折り曲げ配線も可能で、サスペンション
接合面側に粘着層を設ける等の簡便な手段によってサス
ペンションへの密着接合が可能で、接合時のサスペンシ
ョンに対する歪みもなく、サスペンションの上下動も妨
げられなくなる。
【0014】さらに、従来は必要としたエキシマレーザ
ーによる絶縁皮膜剥離工程が不要となり、工程数削減に
よる大幅なコストダウンが可能となって安価な配線材を
提供できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明のHDD磁気ヘッド用フレキシ
ブル配線材について、図1,図2,図3,図4,図5に
より詳細に説明する。図において、4は銅パターンから
なる信号線であり、アディティブ法により設計に基づい
た回路パターンで形成されている。5はバンプ電極、5A
はバンプ電極5形成用の開口である。6はソルダーレジ
ストからなる絶縁層である。2はポリイミドフィルムや
ポリエステルフィルム又はポリパラバン酸フィルムから
なる厚さ25〜125 μm のプラスチックフィルムであり、
3はプラスチックフィルム2上に回路パターン4Bとバン
プ電極5形成用の開口5Aおよび絶縁層6が設けられたベ
ースフィルムである。7はバンプ電極形成用開口5Aに隣
接して設けられた透孔である。
【0016】実施例1 まず、ボビン巻された厚さ25μm,巾50mmのポリイミ
ドフィルム2に対して、フィルム表面の脱脂、エッ
チング、コンディショニング、プレディッピング、
アクチベーディング、アクセレーティング、乾燥
という一般的な工程により金属触媒層であるパラジウム
層18を形成せしめる(図3(a) 参照)。そこに厚さ35μ
mのフォトレジスタ膜17を形成し、露光プロセスにより
回路パターン4B部分を選択除去することにより、最狭部
30μm幅の回路パターン4B部分のみ除去したレジスト膜
17を設けたベースフィルム3を得る(図3(b) 参照)。
【0017】次に、無電解ニッケルメッキ工程により回
路パターン4B部分のパラジウム層18を活性化する。その
後、ベースフィルム3を80℃の無電解ニッケルメッキ液
中に5分間浸漬させ、厚さ1μmのNi−Pメッキ膜の
回路パターン4Bを形成し、さらに選択的に選ばれた金属
導電層上に電解銅メッキにより良導電性金属層を10μm
形成させる。
【0018】ここでフォトレジスタ膜17を一旦除去し、
その後、回路接続部となるコネクタ部8,8Aにバンブ電
極5,5を形成するために60μmφの円筒状の開口5A,5
A を設けたソルダレジスト膜19をベースフィルム3の全
面に形成し(図3(c) 参照)、さらに有機レジスト膜20
を同じくコネクタ部8,8Aに開口5A, 5Aを設けて形成す
る(図3(d) 参照)。
【0019】次に、亜硫酸錯体浴を用いて電気金メッキ
を行って金メッキ層を10〜20μm積層したバンブ電極
5,5を形成する。その後、有機レジスト膜20のみ除去
して長さ50〜70mmの必要な形状に裁断することにより
パターン相互間の巾が10〜20μmのHDD磁気ヘッド用
フレキシブル配線材1を得る(図3(E) 参照)。
【0020】実施例2 まず、ボビン巻された厚さ25μm,巾50mmのポリイミ
ドフィルム2に対して、フィルム表面の脱脂、エッ
チング、コンディショニング、プレディッピング、
アクチベーディング、アクセレーティング、乾燥
という一般的な工程を施し、金属触媒層であるパラジウ
ム層18を形成する(図3(a) 参照)。
【0021】次に、ポリイミドフィルム上に回路パター
ン4Bを形成するためにエキシマレーザーを用いてパター
ン4Bの不要部分にレーザー光を照射し、不要部分のパラ
ジウム層18を選択除去したベースフィルム3を得る(図
3(b) 参照)。
【0022】この時の照射条件としては、ポリイミドフ
ィルム2の面で2J/cm2 のエネルギーで10shots で
ある。また、レーザー光の不要部分への照射には誘電体
マスクを用いたマスクイメージング法またはコンフォー
マルマスク法を選択使用することができる。
【0023】この後、無電解ニッケルメッキ工程により
回路パターン4B部分のパラジウム層18を活性化させる。
そして、ベースフィルム3を80℃の無電解ニッケルメッ
キ液中に5分間浸漬させ、厚さ1μmのNi−Pメッキ
膜の回路パターン4Bを形成し、さらに選択的に選ばれた
金属導電層上に電解銅メッキにより良導電性金属層を10
μm形成させる。
【0024】次に、回路接続部となるコネクタ部8,8
にバンブ電極5,5を形成するため、60μmφの円筒状
の開口5A,5A を設けたソルダレジスト膜19をベースフィ
ルム3上の全面に形成し(図3(c) 参照)、さらに有機
レジスト膜20を同じくコネクタ部8, 8に開口5A,5A を
設けて形成する(図3(d) 参照)。
【0025】ここで亜硫酸錯体浴を用いて電気金メッキ
を行い、金メッキ層を10〜20μm積層したバンブ電極
5,5を形成する。この後、有機レジスト膜20のみ除去
して長さ50〜70mmの必要な形状に裁断することにより
パターン相互間の巾が10〜20μmのHDD磁気ヘッド用
フレキシブル配線材1を得る(図3(e) 参照)。
【0026】実施例3 まず、ボビン巻された厚さ25μm,巾50mmのポリイミ
ドフィルム2に対して、ポリイミドフィルム2の表面の
回路パターン4B部分にエキシマレーザーの同期スキャン
方式と誘電体マスクを使用した特殊光学系を用いた方法
によりレーザー光を照射することで回路パターン4B部分
の表面を活性化する(図3(a) 参照)。
【0027】この際、フィルム材料によってはArガスを
アシストガスとして用いるとよい。また、照射条件とし
てはポリイミドフィルム2の面で1〜2J/cm2 のエ
ネルギーとする。
【0028】この後、無電解ニッケルメッキ工程によっ
て回路パターン4B部分のパラジウム層18を活性化したベ
ースフィルム3を得る(図3(b) 参照)。そして、ベー
スフィルム3を80℃の無電解ニッケルメッキ液中に5分
間浸漬させ、厚さ1μmのNi−Pメッキ膜の回路パタ
ーン4Bを形成する。さらに選択的に選ばれた金属導電層
上に電解銅メッキにより良導電性金属層を10μm形成さ
せる(図3(b) 参照)。
【0029】次に、回路接続部となるコネクタ部8,8
にバンブ電極5,5を形成するために60μmφの円筒状
の開口5A,5A を設けたソルダレジスト膜19をベースフィ
ルム3上の全面に形成し(図3(c) 参照)、さらに有機
レジスト膜20を同じくコネクタ部8,8に開口5A,5A を
設けて形成する(図3(d) 参照)。
【0030】そして、亜硫酸錯体浴を用いた電気金メッ
キを行うことで金メッキ層を10〜20μm積層したバンブ
電極5,5を形成する。この後、有機レジスト膜20のみ
除去して長さ50〜70mmの必要な形状に裁断することに
よりパターン相互間の巾が10〜20μmのHDD磁気ヘッ
ド用フレキシブル配線材1を得る(図3(e) 参照)。
【0031】実施例4 まず、ボビン巻された厚さ25μm,巾50mmのポリイミ
ドフィルム2に対して、フィルム表面の脱脂、エッ
チング、コンディショニング、プレディッピング、
アクチベーディング、アクセレーティング、乾燥
という一般的な工程を施し、金属触媒層であるパラジウ
ム層18を形成する(図3(a) 参照)。
【0032】次に、ポリイミドフィルム上に回路パター
ン4Bを形成するためにエキシマレーザーを用いてパター
ン4Bの不要部分にレーザー光を照射し、不要部分のパラ
ジウム層18を選択除去したベースフィルム3(3A)を得る
(図3(b) 参照)。
【0033】この時の照射条件としては、ポリイミドフ
ィルム2の面で2J/cm2 のエネルギーで10shots で
ある。また、レーザー光の不要部分への照射には誘電体
マスクを用いたマスクイメージング法またはコンフォー
マルマスク法を選択使用することができる。
【0034】この後、無電解ニッケルメッキ工程により
回路パターン4B部分のパラジウム層18を活性化させる。
そして、ベースフィルム3(3A)を80℃の無電解ニッケル
メッキ液中に5分間浸漬させ、厚さ1μmのNi−Pメ
ッキ膜の回路パターン4Bを形成し、さらに選択的に選ば
れた金属導電層上に電解銅メッキにより良導電性金属層
を10μm形成させる。
【0035】そして、回路接続部となるコネクタ部8,
8にバンブ電極5,5を形成するために60μmφの円筒
状の開口5A,5A を設けたソルダレジスト膜19をベースフ
ィルム3(3A)上の全面に形成するが、回路パターン4Bの
異なるもの、または類似するものを2種類作成し、ベー
スフィルム3と3Aを得る(図5(a),(b) 参照)。
【0036】ここで、前記2種類の一方のベースフィル
ム3Aには他方のベースフィルム3の開口5Aに合わせて透
孔7を設け、2枚のベースフィルム3,3Aをコネクタ部
8,8A側の必要長さだけ密着接合せしめ、さらに有機レ
ジスト膜を同じくコネクタ部8,8Aに開口5A,5A を設け
て形成し、ベースフィルム3Bを得る(図5(c) 参照)。
【0037】ここで亜硫酸錯体浴を用いて電気金メッキ
を行い、金メッキ層を10〜20μm積層したバンブ電極
5,5を形成する。この後、有機レジスト膜のみ除去し
て長さ50〜70mmの必要な形状に裁断することによりパ
ターン相互間の巾が10〜20μmのHDD磁気ヘッド用フ
レキシブル配線材1Aを得る(図5(d) 参照)。
【0038】得られたフレキシブル配線材1Aは、信号
変換回路側のコネクタ部8側が多層構造に形成され、磁
気ヘッド側のコネクタ部8A側が平面状に形成されている
(図4参照)。本実施例のフレキシブル配線材1Aは多層
の信号経路を有する製品の提供が可能で、キャリッジア
ーム9上に複数の信号線3を配置する場合、密着接合せ
しめられていない部分を途中から別々にして配線できる
ので実装容積を小さくすることが可能となる。
【0039】
【発明の効果】本発明のHDD磁気ヘッド用フレキシブ
ル配線材は、サスペンション及びキャリッジアーム形状
に合わせたプラスチックフィルムと銅パターンからなる
超極細線の信号線およびバンプ電極から構成されるの
で、薄型化され、柔軟性と量産性に優れる。また、取扱
が容易で、必要に応じてあらゆる配線配置に対応可能で
配線の自由度が大幅に増加する。また、信号線保護用チ
ューブやエキシマレーザーによる絶縁皮膜剥離工程が不
要となり、信号線の断線もなく、接続作業性が大幅に向
上した安価なHDD磁気ヘッド用フレキシブル配線材が
得られる。また、サスペンションへの密着接合が簡便な
手段ででき、カシメによる歪みの悪影響やサスペンショ
ンの上下動に対する悪影響がなくなってサスペンション
設計の自由度も増加する。また、キャリッジアーム上に
複数の信号線を配置する場合でも多層の信号経路を有す
る製品の使用が可能となるので、実装容積を小さく出来
る。等その実用上の効果は極めて大きなものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるHDD磁気ヘッド用フレキシブル
配線材の一例の要部構成を示す説明図である。
【図2】本発明によるHDD磁気ヘッド用フレキシブル
配線材の配線状態の一例を示す説明図である。
【図3】本発明によるHDD磁気ヘッド用フレキシブル
配線材の製造工程の概略を示す説明図である。
【図4】本発明によるHDD磁気ヘッド用フレキシブル
配線材の他の実施例の構成を示す説明図である。
【図5】本発明によるHDD磁気ヘッド用フレキシブル
配線材の他の実施例の製造工程を示す要部断面図であ
る。
【図6】従来例の構成を示す説明図である。
【図7】従来例の配線状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1,1A HDD磁気ヘッド用フレキシブル配線材 2 プラスチックフィルム 3,3A,3B ベースフィルム 4,4A 信号線 4B 回路パターン 5 バンプ電極 5A バンプ電極形成用開口 6 絶縁層 7 透孔 8,8A,8B コネクタ部 9 サスペンション 10 キャリッジアーム 11 プラスチックチューブ 12 UV樹脂 13 皮膜剥離部 14 カシメ部 15 磁気ヘッド 16 FPC 17 フォトレジスト層 18 パラジウム層 19 ソルダレジスト膜 20 有機レジスト膜

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハードディスク装置の磁気ヘッド側に対
    応するコネクタ部8Aと信号変換回路端末側に対応するコ
    ネクタ部8を有するアディティブ法により形成されるH
    DD磁気ヘッド用フレキシブル配線材であって、 複数の信号線4を形成するための回路パターン4Bとバン
    プ電極形成用開口5Aおよび絶縁層6を形成せしめたベー
    スフィルム3を用いて、信号線4と少なくともコネクタ
    部8側に複数の金属薄層からなる円筒状のバンプ電極5
    を設けてなることを特徴とするHDD磁気ヘッド用フレ
    キシブル配線材。
  2. 【請求項2】 前記開口5Aに隣接する透孔7を設けた
    ベースフィルム3Aを用いることを特徴とする請求項1記
    載のHDD磁気ヘッド用フレキシブル配線材。
  3. 【請求項3】 前記複数の信号線4の絶縁層6をソルダ
    ーレジストで形成したことを特徴とする請求項1または
    2記載のHDD磁気ヘッド用フレキシブル配線材。
  4. 【請求項4】 前記ベースフィルム3,3Aの形状をサス
    ペンション9及びキャリッジアーム10の形状に対応する
    よう形成したことを特徴とする請求項1,2または3記
    載のHDD磁気ヘッド用フレキシブル配線材。
  5. 【請求項5】 前記ベースフィルム3の開口5Aとベース
    フィルム3Aの透孔7とを対応させるようそれぞれのコネ
    クタ部8,8側を密着接合せしめたベースフィルム3Bを
    用いることにより、コネクタ部8側を多層構造に、コネ
    クタ部8A側を平面状に形成してなることを特徴とするH
    DD磁気ヘッド用フレキシブル配線材。
JP32795596A 1996-11-22 1996-11-22 Hdd磁気ヘッド用フレキシブル配線材 Pending JPH10154308A (ja)

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