JPH10153405A - 測定装置および測定方法 - Google Patents

測定装置および測定方法

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JPH10153405A
JPH10153405A JP31515296A JP31515296A JPH10153405A JP H10153405 A JPH10153405 A JP H10153405A JP 31515296 A JP31515296 A JP 31515296A JP 31515296 A JP31515296 A JP 31515296A JP H10153405 A JPH10153405 A JP H10153405A
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JP
Japan
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light
lens
image
area
emitted
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Application number
JP31515296A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Hotta
宏之 堀田
Seigo Makita
聖吾 蒔田
Yoshihiko Sakai
義彦 酒井
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成および処理によって高精度に距離
を測定可能な測定装置および測定方法を提供する。 【解決手段】 対象物1上に光源2から照射領域5に光
を照射する。対象物1上の照射領域5からの反射光また
は散乱光をレンズ3で集光し、光電変換素子4に入射さ
せる。光電変換素子4は、照射領域5と照射領域5以外
の領域の境界部分が光電変換素子4の受光面上に来るよ
うにする。さらに、対象物1がレンズ3に近づいた場合
に、照射領域5の像が大きくなり、遠ざかった場合に、
照射領域5の像が小さくなる位置で受光する。これによ
り、対象物1がレンズ3に近づくまたは遠ざかることに
よる光量の増大または減少とともに、照射領域5の増大
または減少によって、両者の影響を強め合い、対象物1
までの距離を精度よく測定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙面やその他の対
象物までの距離を測定する測定装置および測定方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、種々の光学的な距離の測定装
置が開発されている。例えば、その1つとして、2つの
光電変換素子を用い、受光量によって距離を測定するも
のがある。図6は、従来の測定装置の一例の説明図であ
る。図中、21,22は光電変換素子、23,24は遮
光板、25は光源である。光源25からの光は、遮光板
23,24を介して光電変換素子21,22で受光され
る。図6において、光電変換素子21,22の受光面に
光源25からの光が照射されている領域を白く抜いて示
し、光が照射されていない領域を黒く塗りつぶして示し
ている。
【0003】図6(B)に示すように、光源25が光電
変換素子21,22に近づくと、光電変換素子21,2
2の受光面における光源25の光が照射される領域が増
加する。逆に光源25が遠ざかると、図6(C)に示す
ように、光源25の光が照射される領域が減少する。こ
れを利用し、受光量に対応した光電変換素子21,22
からの出力を検出することで、光源25までの距離を求
めることができる。
【0004】さらに、図6に示す構成では、図示した平
面上の2次元の位置まで求めることができる。さらに第
3の光電変換素子を用いることによって3次元の位置も
求めることができ、例えば特願平7−288794号で
は基準光量を検出する光電変換素子を付加的に用いて3
次元位置を検出している。
【0005】しかし、図6に示した構成では光電変換素
子を2つ用いており、さらなるコストダウンが求められ
ている。また、この構成では、光源までの距離を検出す
ることはできるが、光を発しない対象物に対しては適用
できない。
【0006】一般の対象物までの距離を検出する構成と
しては、例えば複数の1次元あるいは2次元CCDを用
い、対象物上のある特定のパターンを認識し、そのパタ
ーンが出現する各CCD上の位置から距離を求めるもの
がある。しかし、複数のCCDを用いることはやはり装
置のコストを押し上げ、また、距離を求めるための処理
も複雑となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、簡易な構成および処理によ
って高精度に距離を測定可能な測定装置および測定方法
を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、測定装置において、対象物に少なくとも明領域と暗
領域を形成する光を照射する光源と、前記対象物上に配
置され前記光源から照射される光の光路と所定の角度の
光軸を有するレンズと、該レンズとの相対位置が一定で
あり前記レンズを介して前記対象物からの反射光または
散乱光を受光する受光手段と、該受光手段の受光量に基
づいて前記対象物の位置を求める測定手段を有し、前記
受光手段は、受光面の一端に前記対象物上の前記明領域
の像が、また他端に前記対象物上の前記暗領域の像が存
在し、前記対象物が前記レンズに近づいた場合に前記明
領域の像の領域が大きくなり、前記対象物が前記レンズ
から遠ざかった場合に前記暗領域の像の領域が大きくな
るように配置されていることを特徴とするものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の測定装置において、前記光源は、点滅して発光し、前
記測定手段は前記光源の点灯時と消灯時の光量を前記受
光手段から得て、点灯時の光量から消灯時の光量を除去
することを特徴とするものである。
【0010】請求項3に記載の発明は、測定装置におい
て、対象物上に配置されたレンズと、該レンズとの相対
位置が一定であり前記レンズを介して前記対象物の発光
光を受光する受光手段と、該受光手段の受光量に基づい
て前記対象物の位置を求める測定手段を有し、前記受光
手段は、受光面の一端に前記発光光の像が存在し、他端
には前記発光光の像が存在せず、前記対象物が前記レン
ズに近づいた場合に前記発光光の像の領域が大きくな
り、前記対象物が前記レンズから遠ざかった場合に前記
発光光の像の領域が小さくなるように配置されているこ
とを特徴とするものである。
【0011】請求項4に記載の発明は、測定方法におい
て、対象物に光を照射して少なくとも明領域と暗領域を
形成し、レンズを介して前記対象物からの反射光または
散乱光を受光手段に結像させ、該受光手段は、受光面の
一端に前記対象物上の前記明領域の像が、また他端に前
記対象物上の前記暗領域の像が存在し、前記対象物が前
記レンズに近づいた場合に前記明領域の像の領域が大き
くなり、前記対象物が前記レンズから遠ざかった場合に
前記暗領域の像の領域が大きくなるような位置で前記対
象物からの反射光または散乱光を受光し、受光量に基づ
き前記対象物の前記レンズとの距離を求めることを特徴
とするものである。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の測定方法において、前記対象物に対して点滅した照射
光を照射し、照射光の照射時と照射していない時の前記
対象物からの反射光または散乱光を受光し、照射光を照
射時の受光量から照射光を照射していない時の受光量を
除去することを特徴とするものである。
【0013】請求項6に記載の発明は、測定方法におい
て、対象物が発する発光光をレンズを介して受光手段に
結像させ、該受光手段は、受光面の一端に前記発光光の
像が存在し、他端には前記発光光の像が存在せず、前記
対象物が前記レンズに近づいた場合に前記発光光の像の
領域が大きくなり、前記対象物が前記レンズから遠ざか
った場合に前記発光光の像の領域が小さくなるような位
置で前記対象物からの発光光を受光し、受光量に基づい
て前記対象物の前記レンズとの距離を求めることを特徴
とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の測定装置および
測定方法の実施の一形態を示す概略構成図である。図
中、1は対象物、2は光源、3はレンズ、4は光電変換
素子、5は照射領域、6は測定部である。レンズ3と光
源2とは所定の角度を有して配置されている。光源2
は、例えばLED等によって構成することができ、対象
物2の特定の領域を照射し、照射領域5を形成する。照
射光は平行光であることが望ましいが、平行光以外でも
構わない。この照射光により照射領域5を形成する必要
があるので、対象物1の面が照射光と平行にならないよ
うに、対象物1が配置されている必要がある。
【0015】レンズ3は、対象物1上の照射領域5から
の反射光または散乱光を集光し、光電変換素子4に入射
させる。光電変換素子4は、対象物1上の照射領域5の
像を全て受光するのではなく、照射領域5と照射領域5
以外の領域の境界部分が光電変換素子4の受光面上に来
るようにする。さらに、対象物1がレンズ3に近づいた
場合に、照射領域5の像が大きくなり、対象物1がレン
ズ3から遠ざかった場合に、照射領域5以外の領域の像
が大きくなるように配置されている。
【0016】図1に示した例では、対象物1の右斜め上
から光を照射し、対象物1上の照射領域5と照射領域以
外の領域との境界のうち、右側の境界の像が光電変換素
子4上に形成されるように、光電変換素子4をレンズ3
の光軸に対して左側にずらして配置している。このよう
な構成により、対象物1がレンズ3に近づいた場合に
は、照射領域5が右側に移動し、光電変換素子4の受光
面における照射領域5の像が左側に移動して、照射領域
5の像が大きくなる。また、対象物1がレンズ3から遠
ざかった場合には、照射領域5が左側に移動し、光電変
換素子4の受光面における照射領域5の像が右側に移動
して、照射領域5以外の領域の像が大きくなる。
【0017】図2は、本発明の測定装置および測定方法
の実施の一形態における動作原理の説明図である。図
中、7は受光領域である。図2(A)は、暫定的に決め
た標準の位置に対象物1が存在する状態を示す。照射領
域5を太線で示している。上述のように光電変換素子4
は、照射領域5の像をすべて受光するのではなく、照射
領域5と照射領域5以外の領域の境界が受光面上に来る
ように配置されている。照射領域5の像が存在する光電
変換素子4の受光面上の領域を受光領域7として矢線で
示している。
【0018】図2(B)において、対象物1が上昇し、
レンズ3に近づいた場合について考える。対象物1が上
昇することによって、レンズ3を透過する光量は増加す
る。これと同時に、対象物1の照射領域5は光源2の方
向に向かって移動する。図2(B)では、照射領域5は
右方向に移動している。この照射領域5の移動によっ
て、光電変換素子4の受光面上に形成される照射領域5
の像の面積、すなわち受光領域7は増加する。対象物1
が上昇すると、レンズ3を透過する光量が増加するとと
もに、受光領域7が増加するので、対象物1の移動によ
る光電変換素子4の出力が大きく変化することになる。
【0019】次に、図2(C)において、対象物1が下
降し、レンズ3から遠ざかった場合について考える。対
象物1の下降によって、レンズ3を透過する光量は減少
する。これと同時に、対象物1の照射領域5は光源2か
ら離れる方向に向かって移動する。図2(C)では、照
射領域5は左方向に移動している。この照射領域5の移
動によって、光電変換素子4の受光面上に形成される照
射領域5の像の面積、すなわち受光領域7は減少する。
対象物1が下降すると、レンズ3を透過する光量が減少
するとともに、受光領域7が減少するので、対象物1の
移動によって光電変換素子4の出力は大きく変化する。
【0020】従来より、対象物1とレンズ3との距離が
変化すると光量が変化することは知られている。しかし
上述のように、この構成によれば対象物1が上下するこ
とによって受光領域7も変化するため、両者の影響を強
め合い、対象物1が微小に上下しても光電変換素子4の
出力は大きく変化する。この大きく変化する光電変換素
子4の出力をもとに測定部6で距離を算出する。これに
よって、対象物1までの距離を高精度に検知することが
できる。
【0021】以下、具体的な計算により、上述の動作を
説明する。図3は、本発明の測定装置および測定方法の
実施の一形態の動作の説明図である。図中、8は散乱点
である。まず、対象物1の表面の1点である散乱点8に
光が照射され、散乱点8において発生する光の散乱を考
える。図3(A)に示すように、対象物1の表面におけ
る散乱光の強度分布は、一般的に余弦で表わせる。ここ
で図3(B)に示すように、対象物1の表面に垂直な方
向へ向かう光の強度をAとするとき、対象物1の表面に
垂直な方向から角度θだけ傾いた方向に向かう光の強度
はA・cosθとなる。
【0022】次に、図3(C)に示すように、散乱点8
から垂直に距離aだけ離れ、角度θをなしている点にお
ける光の強度を考える。その点までの距離はa/cos
θであるから、強度f(θ)は f(θ)=A・cosθ×1/(a/cosθ)2 =A・cos3 θ/a2 −(1) と表わせる。これを、図3(D)に示す対象物1上の照
射領域t1〜t2、及びレンズ幅x1〜x2で積分する
ことで、レンズ3を透過する光の強度の合計Vが求ま
る。 V=(A/a)・(−(cosθ1)/3+2/(3・cosθ1)+(c osθ2)/3−2/(3・cosθ2)+(cosθ3)/3−2/(3・c osθ3)−(cosθ4)/3+2/(3・cosθ4)) −(2) θ1=arctan((x2−t1)/a) θ2=arctan((x1−t1)/a) θ3=arctan((x2−t2)/a) θ4=arctan((x1−t2)/a)
【0023】ここで、図3(E)に示すように、t2
は、aの変動に伴って横方向に光源に近づくか遠ざかる
ことになる。この変化量をΔt2とすると、aの変化量
Δaとの関係は、光源と平面の角度をαとすると Δt2=−Δa・cotα −(3) と表わせる。また、図3(F)に示すように、t1の像
は、光電変換素子4の端に相当し、この端は固定されて
いるので、t1の変化量Δt1は、 (t1+Δt1)/t1=(a+Δa)/a より Δt1=(Δa/a)・t1 −(4) と表わせる。
【0024】このように、a及びtの変化量を(2)式
に代入した時に、aの変化に対してVの変化が大きくな
るようなパラメータを選ぶことによって、紙面の変動の
影響を強め合って、紙面までの距離の測定を精度よく行
なうことが可能となる。
【0025】例えば、具体例として、t1=−2.0m
m、t2=2.0mm、a=20mm、x1=−7.5
mm、x2=7.5mm、α=π/2とすると、aが
2.0mm変化した時、Vの変化を100%近く増幅す
ることが可能となる。
【0026】つまり、Vの出力の初期値を10Vとする
と、この100%の変化は10Vに相当するので、例え
ば紙面の2.0mmの変化に対して、10Vの1/10
0である0.1Vの変化を検出できる測定器があれば、
2.0mm×(1/100)=20μm、1/1000
である0.01Vの変化を検出できる測定器があれば、
2.0mm×(1/1000)=2μm、という高分解
能の測定装置が得られることになる。
【0027】なお、図1に示した対象物1、光源2、レ
ンズ3の位置関係は、一例を示しただけであり、上述の
ような照射領域5が対象物1の移動に伴って変化する位
置関係であれば、図1に示した位置関係に限らない。そ
の意味から、対象物1が光源2の光の進行方向と平行な
場合には、照射領域5が形成できないので不適である。
また、対象物1の面と光源からの光の進行方向が直交
し、対象物1が光源からの光の進行方向と直交する方向
にのみ移動する場合には、照射領域5が移動しないの
で、この場合も不適である。しかし、これらの例以外の
場合には、精度よく距離を測定することができる。
【0028】実際の照射領域5と照射領域5以外の領域
との境界部分は、明確な線として存在せず、なだらかな
光量変化を有する領域として存在する。しかし、この光
量変化を有する領域を挟む明るい領域と暗い領域を含む
領域の像が、光電変換素子4の受光面に形成されている
限りは、上述したように、対象物1の遠近による光電変
換素子4の受光量の変化を増加させることができる。ま
た、光量変化を有する境界領域が光電変換素子4の端部
に存在する場合でも、その光量のプロファイルを予め測
定しておけば、測定値に対する補正が可能である。
【0029】また、光電変換素子4には、光源2以外か
らの室内照明などの外乱光が直接または間接的に入射す
る可能性がある。これらの影響を除去するために、光源
2をパルス状に発光させるなど、点滅させて駆動する。
これによって、外乱光による影響は光電変換素子8の出
力のオフセットとして現れる。このオフセットを除去す
ることにより、さらに正確な距離の測定が可能となる。
この技術に関しては、例えば、トランジスタ技術、19
90−8、p473〜476に記載されているように、
特定の光パルスによる光源の駆動と、サンプルホールド
等によるオフセット除去回路を含んだPDの演算回路を
含むことが望ましい。
【0030】対象物1としては光を反射または散乱させ
る表面あるいは構成を有していればどのようなものでも
よく、例えば製造工程におけるワークや製品、あるいは
流通分野における貨物、さらには書類や証券類などの紙
葉類等でもよい。例えば画像出力装置では、各部におけ
る被画像形成媒体の浮き上がりの検出や、被画像形成媒
体の厚さの検出などに本発明の測定装置を用いることが
できる。
【0031】上述の説明では、対象物1の表面の一部に
のみ光源からの光を照射し、照射領域5を形成したが、
本発明はこれに限らず、例えば対象物1の表面の一部に
のみ光の照射されない非照射領域を形成してもよい。図
4は、本発明の測定装置および測定方法の実施の一形態
における変形例を示す概略構成図である。図中、9は非
照射領域、10は不透光板である。この例では、光源2
は対象物1の表面全体を照明する。光路中の一部に不透
光板10を配置し、非照射領域9を設けている。
【0032】この例のような場合にも、光電変換素子4
を、非照射領域9と非照射領域9以外の光の照射されて
いる領域との境界部分が光電変換素子4の受光面上に来
るようにする。さらに、対象物1がレンズ3に近づいた
場合に、非照射領域9の像が小さくなり、対象物1がレ
ンズ3から遠ざかった場合に、非照射領域9の像が大き
くなるように配置すればよい。
【0033】図4に示した例では、対象物1の右斜め上
から光を照射し、対象物1上の非照射領域9とそれ以外
の光の照射されている領域との境界のうち、左側の境界
の像が光電変換素子4上に形成されるように、光電変換
素子4をレンズ3の光軸に対して右側にずらして配置し
ている。このような構成により、対象物1がレンズ3に
近づいた場合には、非照射領域9が右側に移動し、光電
変換素子4の受光面における非照射領域9の像が左側に
移動して非照射領域9の像が小さくなる。これにより、
対象物1が近づいたことによって光量が増加するととも
に、非照射領域9の像が小さくなって光の照射領域が増
加するので、両者の影響を強めることができる。また、
対象物1がレンズ3から遠ざかった場合には、非照射領
域9が左側に移動し、光電変換素子4の受光面における
非照射領域9の像が右側に移動して、非照射領域9の像
が大きくなる。これにより、対象物1が遠ざかったこと
によって光量が減少するとともに、非照射領域9の像が
大きくなったことによる光の照射領域の減少により、両
者の影響を弱めあうことができる。
【0034】図5は、本発明の測定装置および測定方法
の実施の一形態における別の変形例を示す概略構成図で
ある。図中、11は発光領域、12は移動方向である。
この例は、対象物1自体が光を放射する場合の例であ
る。例えば、対象物1に光源が内蔵されており、発光領
域11から外部に光が放射されていたり、あるいは発光
領域11に燐光を発する物質が塗布されている場合が考
えられる。このような場合には、少なくとも測定点にお
いては光源2は不要であり、発光領域11からの光を光
電変換素子4で直接受光すればよい。
【0035】この例において、発光領域11を上述の照
射領域5と考えることによって、図5に示した構成によ
りレンズ3と対象物1との距離を測定することができ
る。ただし、対象物1とレンズ3との距離の違いに応じ
て発光領域11も移動しないと上述の効果は得られない
ので、例えば図5に示した例では、図中、矢印で示した
移動方向12などに移動する場合に有効である。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、1つの受光手段を用いるだけという簡単な構
成によって、距離に敏感な高分解能の測定方法および測
定装置を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の測定装置および測定方法の実施の一
形態を示す概略構成図である。
【図2】 本発明の測定装置および測定方法の実施の一
形態における動作原理の説明図である。
【図3】 本発明の測定装置および測定方法の実施の一
形態の動作の説明図である。
【図4】 本発明の測定装置および測定方法の実施の一
形態における変形例を示す概略構成図である。
【図5】 本発明の測定装置および測定方法の実施の一
形態における別の変形例を示す概略構成図である。
【図6】 従来の測定装置の一例の説明図である。
【符号の説明】
1…対象物、2…光源、3…レンズ、4…光電変換素
子、5…照射領域、6…測定部、7…受光領域、8…散
乱点、9…非照射領域、10…不透光板、11…発光領
域、12…移動方向、21,22…光電変換素子、2
3,24…遮光板、25…光源。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物に少なくとも明領域と暗領域を形
    成する光を照射する光源と、前記対象物上に配置され前
    記光源から照射される光の光路と所定の角度の光軸を有
    するレンズと、該レンズとの相対位置が一定であり前記
    レンズを介して前記対象物からの反射光または散乱光を
    受光する受光手段と、該受光手段の受光量に基づいて前
    記対象物の位置を求める測定手段を有し、前記受光手段
    は、受光面の一端に前記対象物上の前記明領域の像が、
    また他端に前記対象物上の前記暗領域の像が存在し、前
    記対象物が前記レンズに近づいた場合に前記明領域の像
    の領域が大きくなり、前記対象物が前記レンズから遠ざ
    かった場合に前記暗領域の像の領域が大きくなるように
    配置されていることを特徴とする測定装置。
  2. 【請求項2】 前記光源は、点滅して発光し、前記測定
    手段は前記光源の点灯時と消灯時の光量を前記受光手段
    から得て、点灯時の光量から消灯時の光量を除去するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
  3. 【請求項3】 対象物上に配置されたレンズと、該レン
    ズとの相対位置が一定であり前記レンズを介して前記対
    象物の発光光を受光する受光手段と、該受光手段の受光
    量に基づいて前記対象物の位置を求める測定手段を有
    し、前記受光手段は、受光面の一端に前記発光光の像が
    存在し、他端には前記発光光の像が存在せず、前記対象
    物が前記レンズに近づいた場合に前記発光光の像の領域
    が大きくなり、前記対象物が前記レンズから遠ざかった
    場合に前記発光光の像の領域が小さくなるように配置さ
    れていることを特徴とする測定装置。
  4. 【請求項4】 対象物に光を照射して少なくとも明領域
    と暗領域を形成し、レンズを介して前記対象物からの反
    射光または散乱光を受光手段に結像させ、該受光手段
    は、受光面の一端に前記対象物上の前記明領域の像が、
    また他端に前記対象物上の前記暗領域の像が存在し、前
    記対象物が前記レンズに近づいた場合に前記明領域の像
    の領域が大きくなり、前記対象物が前記レンズから遠ざ
    かった場合に前記暗領域の像の領域が大きくなるような
    位置で前記対象物からの反射光または散乱光を受光し、
    受光量に基づき前記対象物の前記レンズとの距離を求め
    ることを特徴とする測定方法。
  5. 【請求項5】 前記対象物に対して点滅した照射光を照
    射し、照射光の照射時と照射していない時の前記対象物
    からの反射光または散乱光を受光し、照射光を照射時の
    受光量から照射光を照射していない時の受光量を除去す
    ることを特徴とする請求項4に記載の測定方法。
  6. 【請求項6】 対象物が発する発光光をレンズを介して
    受光手段に結像させ、該受光手段は、受光面の一端に前
    記発光光の像が存在し、他端には前記発光光の像が存在
    せず、前記対象物が前記レンズに近づいた場合に前記発
    光光の像の領域が大きくなり、前記対象物が前記レンズ
    から遠ざかった場合に前記発光光の像の領域が小さくな
    るような位置で前記対象物からの発光光を受光し、受光
    量に基づいて前記対象物の前記レンズとの距離を求める
    ことを特徴とする測定方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016529474A (ja) * 2013-06-13 2016-09-23 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se 少なくとも1つの物体を光学的に検出する検出器
JP2017147853A (ja) * 2016-02-17 2017-08-24 トヨタ自動車株式会社 送電装置及び車両

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