JPH10152216A - 原木誘導搬送装置 - Google Patents

原木誘導搬送装置

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JPH10152216A
JPH10152216A JP32610996A JP32610996A JPH10152216A JP H10152216 A JPH10152216 A JP H10152216A JP 32610996 A JP32610996 A JP 32610996A JP 32610996 A JP32610996 A JP 32610996A JP H10152216 A JPH10152216 A JP H10152216A
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JP
Japan
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log
roller
roller bodies
pair
bodies
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Withdrawn
Application number
JP32610996A
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English (en)
Inventor
Kiyotaka Tomiyama
清隆 富山
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ENO SANGYO KK
Original Assignee
ENO SANGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送される原木の搬送路上の姿勢と停止、再
発進を確実に誘導、制御することによって、原木を定尺
切断装置等に常に「真っ直ぐ」に供給し、且つ原木を定
位置で敏速に停止、再発進させるような原木誘導搬送装
置を提供すること。 【解決手段】 外周表面にスパイクが設けられた回転体
と該回転体を回転駆動させるモータとを有するローラー
体1が対になって搬送路上に設けられ、該一対のローラ
ー体1の間隔を調整する装置が設けられたことを特徴と
する。又、ローラー体1に2つの連結部材10が設けら
れて搬送路上の支持梁20と回動可能に連結され、ロー
ラー体1の間隔を調整する装置が、一方は連結部材10
aどうしを連結する伸縮自在の伸縮制御装置15と、他
方は一端が連結部材10bに支持梁との回動軸中心に対
してローラー体の側で連結され他端には逆側で連結され
た連結棒16とからなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原木誘導搬送装置
に関しており、さらに詳しくは、搬送される原木の搬送
姿勢と停止、再発進をローラー体によって誘導、制御す
る原木誘導搬送装置に関している。
【0002】
【従来の技術】原木を各種の製材装置へ供給する原木搬
送装置として、ツヅミ形や平形のライブローラー、チェ
ンコンベア、ベルトコンベア等によるコンベア装置が用
いられている。
【0003】一方、合板製造や製材作業の工程順序によ
っては、原木をまず定尺に切断したい場合があり、所定
の寸法に切断するためには原木を定尺切断装置等に「真
っ直ぐ」に供給し、定位置に一旦停止させる必要があ
る。ところが上記したコンベア装置は、搬送中の原木が
「斜め」にずれることがある。特にチェンコンベアやラ
イブローラーの場合には、チェンやローラー自身の停止
を制御しても原木が慣性で滑って定尺切断装置の原木停
止位置決め用ストッパーに衝突し該ストッパーを押し曲
げたり、逆に駆動用伝導チェン等の摩耗伸びによる「遊
びガタ」が生じて原木が位置決め用ストッパーに達しな
いことがある。又、原木を再発進させる場合において
も、滑り、空回り等によって敏速な再発進ができないと
いった問題がある。
【0004】そのため従来装置では、定尺に切断したは
ずの原木が所定の長さよりも長い場合や逆に短い場合が
生じ、その後の工程に支障を来たし製品化率も低下させ
ている。又、これらの問題点から搬送工程及び切断工程
の高速化が進まなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、原木の搬送工程において、搬送される原木
の搬送路上の姿勢と停止、再発進を確実に誘導、制御す
ることによって、例えば原木を高速搬送下で定尺に切断
する場合に原木を定尺切断装置に常に「真っ直ぐ」に供
給し、且つ、原木を定位置で敏速に停止、再発進させて
定尺での切断を精度良く能率的に行なえるような原木誘
導搬送装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明において上記課題
を解決するための手段は、外周表面に複数のスパイクを
設けた回転体あるいはゴムタイヤで構成された回転体と
該回転体を回転駆動させるモータとを有するローラー体
が、対になって搬送路上に設けられると共に、該対のロ
ーラー体の間隔を調整する装置が設けられていることを
特徴とする。
【0007】原木誘導搬送装置はさらに、搬送路上に支
持梁が設けられ、ローラー体に設けた連結部材が上記支
持梁と回動可能に連結されると共に、対のローラー体の
間隔を調整する装置が、対のローラー体の連結部材どう
しを連結する伸縮自在の伸縮制御装置と、一方の連結部
材には支持梁との回動軸中心に対してローラー体の側で
連結され他方の連結部材には支持梁との回動軸中心に対
してローラー体と逆側で連結された連結棒とからなるこ
とを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の構成要素であるロ
ーラー体の実施例を示すもので、1がローラー体であ
り、モータ2、回転軸3、フランジ部材4、回転体5、
スパイク6、保護筒7によって構成されている。
【0009】モータ2は、ブレーキ付きギヤードモータ
が用いられており、モータ2によって回転駆動される回
転軸3と当該モータ2の主回転軸とは、カップリングに
より接続されている。又、回転軸3の先端にはフランジ
部材4が設けられており、該フランジ部材4には表面に
複数のスパイク6を突設した回転体5が取付けられてい
る。本実施例では、回転体5の長さを360ミリメート
ル、スパイク6を含めた外周径を400ミリメートルと
している。又、モータ2は図示しない電源及び駆動制御
装置と電気的に接続される。
【0010】図2から図6は本発明の実施例である搬送
装置を示している。搬送路を構成する支持梁20に設け
られたローラー体1は、搬送面に垂直にかつ対になって
設けられている。10はローラー体1を回動軸部材11
を介して支持梁20に連結するため連結部材であって、
連結部材10は上下2本のアーム10a、10bによっ
て構成されている。これら2本のアーム10a、10b
はいずれも支持梁20に回動可能に設けた回動軸部材1
1に固定されていると共に当該ローラー体1の保護筒7
に固定されている。なお、2つのアームのうち上アーム
10aは回転軸部材11の反対側にも突出しており、対
の突出した部分どうしを流体シリンダで構成さる伸縮制
御装置15により連結されている。又、もう一方の下ア
ーム10bは回動軸を中心に対してローラー体1の側と
対向するローラー体1の伸縮制御装置側とが連結棒16
によって連結されている。
【0011】伸縮制御装置15の伸縮の幅には、伸縮制
御装置15自体による制限に加えて連結棒16の存在に
よる制限があり、本実施例では対となる回転体5の間隔
を114ミリメートルから750ミリメートルまで調整
できるようにしている。なお、搬送する原木の径級範囲
によって、伸縮制御装置15及び連結棒16の寸法を変
えれば回転体5の調整間隔を変更することができる。な
お、連結棒16は伸縮制御装置15を伸縮させた際に、
対になっているローラー体1を常に対称に回動するもの
であり、1つの伸縮制御装置15によって2つのローラ
ー体1の位置を均等に制御するものである。
【0012】図4及び図5は実施例の搬送装置の全体を
示しており、原木搬送装置の搬送路上に、図2に示すロ
ーラー体1が複数対で設けられている。搬送路は、複数
の支持梁20の両側部を側梁21で連結すると共に柱材
22によって櫓状に組立てられたものである。
【0013】原木搬送装置は、ブレーキ付きギヤードモ
ータ30によって駆動されるベルトコンベア装置31
と、同じくブレーキ付きギヤードモータ30によって駆
動されるライブローラー32b並びにライブローラ装置
32c,32eによって構成されている。
【0014】又、対になっているローラー体1は、ベル
トコンベア装置31上に2組(1a,1bとする)と、
ライブローラー装置32c上に2組(1c,1dとす
る)と、他のライブローラー装置32e上に2組(1
e,1fとする)とが設置されている。但し、対のロー
ラー体1の設置数は、搬送する原木の長さや原木搬送装
置自体の長さによって任意に増減できることは言うまで
もない。
【0015】又、搬送路上には、各ローラー体1a,1
b,1c,1d,1e,1fに対応して原木検出センサ
34a,34b,34c,34eが設けられている。こ
れらのセンサは図示しない制御系と電気的に結合してお
り、又、該制御系はローラー体1a,1b,1c,1
d,1e,1fのそれぞれの伸縮制御装置15と電気的
に結合している。第1原木検出センサ34aはベルトコ
ンベア装置31上のローラー体1aの手前側で(原木の
搬送方向に対して)原木を検出するように配置され、第
2原木検出センサ34bはベルトコンベア装置31上の
ローラー体1bの手前側で原木を検出するように配置さ
れ、第3原木検出センサ34cはライブローラー装置3
2c上の2対のローラー体1cと1dとの中間部で原木
を検出するように配置され、さらに第4原木検出センサ
34eはライブローラー装置32e上の2対のローラー
体1eと1fとの中間部で原木を検出するように配置さ
れている。
【0016】この他、本実施例のライブローラー装置3
2eの前方には原木を停止させるストッパー33が設け
られている。又、ライブローラー装置32c,32eに
隣接してデッキソー装置40c,40eが設けられ、こ
れらのデッキソー装置40c,40eに設けたデッキソ
ー41c,41eがストッパー33に突き当たって停止
した原木を定尺に切断する。このため、ストッパー33
からデッキソー41e並びにデッキソー41eから41
cまでを等しい長さに設定している。
【0017】本実施例は、始めに、ベルトコンベア装置
31上及びライブローラー装置32c、32e上に配置
されたローラー体1a,1b,1c,1d,1e1fの
それぞれの伸縮装置15を全て短縮し、図2に示すよう
に、回転体5の間隔を最大にした状態(以下、「開放」
という)にしておく。この状態から、本実施例は以下の
ように作用する。
【0018】切断作業開始のスイッチが作業者によって
オンされると、ベルトコンベア装置31に隣接する図示
しないコンベア装置から最初の原木が供給されると、ベ
ルトコンベア装置31、ライブローラー32b、ライブ
ローラー装置32c,32eが一斉に駆動され、これに
タイミングを合わせてローラー体1a,1b,1c,1
d,1e,1fのモータ2も同時にに駆動される。
【0019】図示しない隣接のコンベア装置から供給さ
れコンベア装置31によって搬送された最初の原木は第
1原木検出センサ34aによって検出される。この時、
該センサ34aの出力信号は制御系に伝達されるが、ロ
ーラー体1a原木検出位置からみて搬送方向前方にある
ため、制御系は原木の先端がローラー体1aの位置を通
過するタイミングに合わせて伸縮装置15を作動させ
る。原木がローラー体1aの位置を通過するタイミング
はベルトコンベア装置31の搬送速度を積分演算して得
ることができ、制御系はこれを利用する。制御系が伸縮
装置15を作動させることにより、ローラー体1aの回
転体5の間隔が狭められ対のローラー体1aは原木を中
心に寄せて挟みながら搬送する。
【0020】制御系による伸縮装置15の動作は、ロー
ラー体1aが原木から受ける抗力が所定の値になったと
ころで停止する。本実施例では、流体シリンダ15に一
定の圧力を加えることによって伸長させるため、伸長さ
せる力と原木による抗力とがつり合った位置で伸長は停
止し、その時の力によって原木は挟持される。
【0021】次に、原木が第2原木検出センサ34bに
よって検出されると、ローラー体1bの伸縮装置15が
原木の先端とタイミングを合わせて作動し、ローラー体
1bは原木を中心に寄せて挟みながら搬送する。
【0022】第3原木検出センサ34cとローラー体1
c,1d並びに第4原木検出センサ34eとローラー体
1e,1fも順次同様に作用する。但し、ここではロー
ラー体1cと1eはセンサによる原木検出位置の手前側
にあるが、第3及び第4原木検出センサ34c,34e
の検出によってローラー体1c,1d及び1e,1fは
センサによる原木検出と同時に作動を開始する又第4原
木検出センサ34eが原木を検出すると、ベルトコンベ
ア装置31、ライブローラー32b、ライブローラー装
置32c,32e並びに各ローラー体1の回転体5の搬
送速度が、同調を維持したまま予め設定された関数に従
って急激に減速し、原木の先端がストッパー33に柔か
く到達する位置で「零」になり、原木はこの位置で停止
する。原木が停止するとストッパー33は下降用スイッ
チによって自動的に下降する。
【0023】原木が停止している間、各ローラー体1は
原木を挟持している。その後、ストッパー下降用スイッ
チと連動した電気的自動制御又は作業者のスイッチ操作
によって2基のデッキソー41c,41eが同時に作動
して搬送路中の原木を定尺に切断する。
【0024】原木の切断が終了すると、電気的自動制御
によって、ライブローラー装置32e及びローラー体1
e,1fが運転を再開し、切断された先頭の原木(ロー
ラー体1e,1fが狭持していた原木)は本搬送路から
排出されて次の工程に急速に排出される。この時、原木
の後端(原木の搬送方向に対して)が第4原木検出セン
サ34eを通過し一定距離を進むとローラー体1e,1
fを開放すると同時に当該センサ34eからライブロー
ラー装置32c及びローラー体1c,1dの運転再開の
信号が発信され、ライブローラー装置32c及びローラ
ー体1c,1dが駆動を再開する。次いで先頭の原木が
排出したローラー体1e,1f及びライブローラー装置
32eに切断後部の原木(ローラー体1c,1dが挟持
していた原木)が送られて当該原木の先端が第4原木検
出センサ34eに達した時にローラー体1e,1fが閉
じて原木を挟持し、先頭の原木に続いて次の工程に急速
で排出する。
【0025】本実施例で扱う原木は、切断する定尺の倍
数よりも数十センチメートル長いものである。具体的に
は原木を2メートルの長さに切断しており、ストッパー
33からデッキソー41e並びにデッキソー41eから
41cまでの長さは各2メートルに設定されている。
【0026】今、供給された原木が4メートル(但し、
若干4メートルより長い)であれば、原木がストッパー
33に突き当った時搬送された原木の後端部分はライブ
ローラー32b上又は32bの前方側直近に位置してい
る。このライブローラー32bは軸着した支持台を上下
方向に揺動自在にすることでデッキソー41cで切断さ
れて残った数十センチメートルの端材はライブローラー
32bを下方に傾斜させて搬送路から排出するために設
けた落下シュートを利用して排出することができるよう
にしている。
【0027】定尺に切断された2本の原木が搬送路から
次工程へ排出されると、ストッパー33は元に戻り再び
搬送路中に突出してくる。
【0028】その後、定尺に切断された2本目の原木の
後端が第4原木検出センサ34eを通過すると、該セン
サからベルトコンベア装置31とライブローラー32b
並びにローラー体1a,1bの運転再開の信号が発信さ
れこれらが駆動を再開する。ローラー体1a,1bはす
でに新たに定尺に切断するための原木を挟持して待機し
ているので、当該ローラー体1a,1b並びにベルトコ
ンベア装置31とライブローラー32bの駆動によりこ
の原木は再びストッパー33に向けて搬送され、上述し
た順序により定尺に切断される。
【0029】上記の説明は供給された原木が4メートル
の場合であるが、これが8メートル(勿論、8メートル
より若干長い)の原木であっても定尺に切断された2本
目の原木の後端が第4原木検出センサ34eを通過した
時にローラー体1a,1b並びにベルトコンベア装置3
1に運転再開の信号を発信し、これによって切断されて
いない後続部分の原木がライブローラー装置32c(ス
トッパー33)に向って急速に搬送される。
【0030】実施例では、ローラー体に対応して原木検
出センサが設けられており、原木の先端をセンサが検出
してから一定距離を進んだところで当該ローラー体を閉
じ、後端がセンサを通過したことを検出して当該ローラ
ー体を開放するようにしている。この場合、ローラー体
の回転体はコンベア装置が駆動を停止しローラー体が閉
じた状態の時は回転を中断するが、ローラー体の開放時
は回転し続けている。
【0031】本実施例は、複数組のローラー体1が対に
なって機能するため、搬送路上の原木の姿勢と停止、再
発進を確実に誘導、制御することができる。従って、原
木は高速に搬送されても常に「真っ直ぐ」な状態に維持
され、ローラー体1の回転体5のスパイク6が原木と噛
み合うことで定位置での急停止、急発進が敏速且つ正確
に行われるため、例えば定尺切断が精度良く行なえる。
さらに原木の切断に際して、スパイク6が原木を保持す
る効果があることも利点であり、これによって原木の切
断が安定して行なえる。
【0032】又、原木の切断寸法が変更を伴う場合は、
デッキソー装置40c,40eを原木の長手方向にスラ
イドできるようにしておけば、作業者がスイッチ操作に
よってデッキソー装置を任意の位置に移動させて必要な
寸法に原木を切断することができる。又、この場合、ラ
イブローラー32bとベルトコンベア装置31の間に原
木停止用ストッパーを増設し、第1原木検出センサ及び
第2原木検出センサに隣接して新設する原木検出センサ
によって搬送する原木長を電気的方法で計測すると共
に、計測した数値に対応してデッキソー装置40c,4
0eが所定の切断位置に自動的に移動するようにすれ
ば、寸法変更に伴う切断作業も自動化することができ。
【0033】なお、ローラー体1のモータ2の主回転軸
と回転軸部材3とは、軸どうしがカップリングで接続さ
れているが、このことは、動力の伝達ロスが少ないの
で、スプロケットやとチェン等の伝達手段に見られる摩
耗伸びによる「遊びガタ」がなく、定位置での原木の急
停止、急発進が長期間に亘って正確に維持できることの
効果がある。
【0034】この他、図6に示すように、スパイク6付
きの回転体5の代りに、回転体5をゴムタイヤ8で構成
してもよい。ゴムタイヤ8は、スパイク6付きの回転体
5と同様の作用効果を奏する。
【0035】
【発明の効果】本発明は、対に設けられたローラー体が
搬送される原木を両側から挟むように原木の両側面と噛
み合いながら原木を誘導するため保持効果が高く、原木
の搬送工程において、搬送装置が高速に稼動されたとし
ても原木の慣性による滑りがなく、搬送される原木の姿
勢と停止、再発進を確実に誘導、制御することができる
ものである。従って、例えば原木を高速搬送下で定尺に
切断したいような場合でも原木を定尺切断装置等に常に
「真っ直ぐ」に供給し、且つ原木を定位置で敏速に急停
止、急発進させると共に定尺の切断を精度良く行うこと
ができることの効果がある。
【0036】又、本発明は、ローラー体に連結部材が設
けられ、該連結部材が搬送路上に固定された支持梁と回
動可能に連結された構成として、連結部材にローラー体
の間隔を調整する平行移動装置を設けることにより、ロ
ーラー体の間隔の調整が容易となるものである。特に、
ローラー体の間隔を調整する平行移動装置を、対の連結
部材どうしを連結する伸縮自在の伸縮制御装置と、対の
一方の連結部材には支持梁との回動軸中心に対してロー
ラー体の側で連結され他方の連結部材には支持梁との回
動軸中心に対してローラー体と逆側で連結された連結棒
とによって構成した場合は、伸縮制御装置を伸縮させた
際に対になっている2個のローラー体が常に対称に回動
するため、事実上1つの伸縮制御装置によって2つのロ
ーラー体の位置を均等に制御できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ローラー体を示す正面図。
【図2】実施例の搬送装置に組込んだローラー体を示す
図で、(A)が平面図、(B)が正面図。
【図3】図2においてローラー体の間隔を狭めた状態を
示し、(A)が平面図、(B)が正面図。
【図4】実施例の搬送装置の全体を示す平面図。
【図5】図4の側面図。
【図6】搬送装置に他の実施例によるローラー体を組込
んだ状態を示す正面図。
【符号の説明】
1 ローラー体 2 モータ 3 回転軸 4 フランジ部材 5 回転体 6 スパイク 7 保護筒 8 ゴムタイヤ 10 連結部材 10a 上アーム 10b 下アーム 11 回動軸部材 15 伸縮制御装置(流体シリンダ) 16 連結棒 20 支持梁 21 側梁 22 柱材 30 ブレーキ付きギヤードモータ 31 ベルトコンベア装置 32b ライブローラー 32c ライブローラー装置 32e ライブローラー装置 33 ストッパー 34a 第1原木検出センサ 34b 第2原木検出センサ 34c 第3原木検出センサ 34e 第4原木検出センサ 40c デッキソー装置 40e デッキソー装置 41c デッキソー 41e デッキソー
【手続補正書】
【提出日】平成9年2月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明において上記課題
を解決するための手段は、外周表面に複数のスパイクを
設けた回転体あるいはゴムタイヤで構成された回転体と
該回転体を回転駆動させるモータとを有するローラー体
が、対になって搬送路上に設けられると共に、該一対
ローラー体の間隔を調整する装置が設けられていること
を特徴とする。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】図2から図6は本発明の実施例である搬送
装置を示している。搬送路を構成する支持梁20に設け
られたローラー体1は、搬送面に垂直にかつ対になって
設けられている。10はローラー体1を回動軸部材11
を介して支持梁20に連結するため連結部材であっ
て、連結部材10は上下2本のアーム10a、10bに
よって構成されている。これら2本のアーム10a、1
0bはいずれも支持梁20に回動可能に設けた回動軸部
材11に固定されていると共に当該ローラー体1の保護
筒7に固定されている。なお、2つのアームのうち上ア
ーム10aは回動軸部材11の反対側にも突出してお
り、対の突出した部分どうしを流体シリンダで構成さる
伸縮制御装置15により連結されている。又、もう一方
の下アーム10bは回動軸を中心に対してローラー体1
の側と対向するローラー体1の伸縮制御装置側とが連結
棒16によって連結されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】図示しない隣接のコンベア装置から供給さ
ベルトコンベア装置31によって搬送された最初の原
木は第1原木検出センサ34aによって検出される。こ
の時、該センサ34aの出力信号は制御系に伝達される
が、ローラー体1a原木検出位置からみて搬送方向前
方にあるため、制御系は原木の先端がローラー体1aの
位置を通過するタイミングに合わせて伸縮装置15を作
動させる。原木がローラー体1aの位置を通過するタイ
ミングはべルトコンベア装置31の搬送速度を積分演算
して得ることができ、制御系はこれを利用する。制御系
が伸縮装置15を作動させることにより、ローラー体1
aの回転体5の間隔が狭められ対のローラー体1aは原
木を中心に寄せて挟みながら搬送する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】第3原木検出センサ34cとローラー体1
c,1d並びに第4原木検出センサ34eとローラー体
1e,1fも順次同様に作用する。但し、ここではロー
ラー体1cと1eはセンサによる原木検出位置の手前側
にあるが、第3及び第4原木検出センサ34c,34e
原木検出によってローラー体1c,1dは原木検出と
同時に作動を開始する。又、第4原木検出センサ34e
が原木を検出すると、ベルトコンベア装置31、ライブ
ローラー32b、ライブローラー装置32c,32e並
びに各ローラー体1の回転体5の搬送速度が、同調を維
持したまま予め設定された関数に従って急激に減速し、
原木の先端がストッパー33に柔かく到達する位置で
「零」になり、原木はこの位置で停止する。原木が停止
するとストッパー33は下降用スイッチによって自動的
に下降する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】原木の切断が終了すると、電気的自動制御
によって、ライブローラー装置32e及びローラー体1
e,1fが運転を再開し、切断された先頭の原木(ロー
ラー体1e,1fが狭持していた原木)は本搬送路から
次の工程に急速に排出される。この時、原木の後端(原
木の搬送方向に対して)が第4原木検出センサ34eを
通過し一定距離を進むとローラー体1e,1fを開放す
ると同時に当該センサ34eからライブローラー装置3
2c及びローラー体1c,1dの運転再開の信号が発信
され、ライブローラー装置32c及びローラー体1c,
1dが駆動を再開する。次いで先頭の原木が排出したロ
ーラー体1e,1f及びライブローラー装置32eに切
断後部の原木(ローラー体1c,1dが挟持していた原
木)が送られて当該原木の先端が第4原木検出センサ3
4eに達した時にローラー体1e,1fが閉じて原木を
挟持し、先頭の原木に続いて次の工程に急速で排出す
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】実施例では、ローラー体に対応して原木検
出センサが設けられており、原木の先端をセンサが検出
してから一定距離を進んだところで当該ローラー体を閉
じ、後端がセンサを通過したことを検出して当該ローラ
ー体を開放するようにしている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】なお、ローラー体1のモータ2の主回転軸
と回転軸部材3とは、軸どうしがカップリングで接続さ
れているが、このことは、動力の伝達ロスが少ないの
で、スプロケットチェン等の伝達手段に見られる摩耗
伸びによる「遊びガタ」がなく、定位置での原木の急停
止、急発進が長期間に亘って正確に維持できることの効
果がある。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周表面に複数のスパイク(6)を設け
    た回転体(5)と該回転体(5)を回転駆動するモータ
    (2)を有するローラー体(1)が、対になって搬送路
    上に設けられると共に、該一対のローラー体(1)の間
    隔を調整する装置が設けられていることを特徴とする原
    木誘導搬送装置。
  2. 【請求項2】 ゴムタイヤ(8)で構成された回転体
    (5)と該回転体(5)を回転駆動させるモータ(2)
    を有するローラー体(1)が、対になって搬送路上に設
    けられると共に、該一対のローラー体(1)の間隔を調
    整する装置が設けられていることを特徴とする原木誘導
    搬送装置。
  3. 【請求項3】 一対のローラー体(1)が、該ローラー
    体(1)の回転体(5)どうしが互いに平行でかつ搬送
    面に対して垂直になるように設けられていることを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載の原木誘導搬送装
    置。
  4. 【請求項4】 搬送路上に支持梁(20)が設けられ、
    ローラー体(1)に設けた連結部材(10)が上記支持
    梁(20)に回動可能に連結される共に該連結部材(1
    0)にローラー体(1)の間隔を調整する装置が設けら
    れていることを特徴とする請求項1から請求項3のいず
    れかに記載の原木誘導搬送装置。
  5. 【請求項5】 ローラー体(1)に設けた連結部材(1
    0)は2つの部材によって構成され、その1つは対のロ
    ーラー体の連結部材どうしが伸縮自在の伸縮制御装置
    (15)により連結され、もう1つは回動軸を中心にし
    てローラー体側に寄った位置と対向するローラー体の伸
    縮制御装置側が連結棒(16)により連結されているこ
    とを特徴とする請求項4に記載の原木誘導搬送装置。
  6. 【請求項6】 搬送路上に原木検出センサが設けられ、
    該原木検出センサからの出力信号に基づいてローラー体
    (1)の間隔を調整する装置を制御する制御系を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5に記載の原木誘
    導搬送装置。
JP32610996A 1996-11-21 1996-11-21 原木誘導搬送装置 Withdrawn JPH10152216A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160062583A (ko) * 2014-11-25 2016-06-02 씨앤에스 (주) 성질과 평량이 다른 지류의 스파이크 타입 고속 합지장치
JP2017001800A (ja) * 2015-06-09 2017-01-05 株式会社信濃工業 搬送ラインにおける搬送物品の姿勢制御機構
JP2017007831A (ja) * 2015-06-23 2017-01-12 株式会社ダイフク 姿勢修正装置
US11213063B2 (en) 2015-10-20 2022-01-04 Philip Morris Products S.A. Centering device for rod shaped articles of the tobacco industry
WO2023084808A1 (ja) * 2021-11-11 2023-05-19 株式会社ダイフク 搬送物姿勢調整装置(conveyed article posture adjustment device)

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