JPH10151657A - たるみ自動調整装置 - Google Patents

たるみ自動調整装置

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JPH10151657A
JPH10151657A JP8327632A JP32763296A JPH10151657A JP H10151657 A JPH10151657 A JP H10151657A JP 8327632 A JP8327632 A JP 8327632A JP 32763296 A JP32763296 A JP 32763296A JP H10151657 A JPH10151657 A JP H10151657A
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JP
Japan
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slack
adjusting device
extruder
command value
speed
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8327632A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekane Hayashi
英謙 早矢仕
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
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  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押出し成形装置の押出し機と乾燥機との間に
おける成形品のたるみを自動的に調整できるたるみ自動
調整装置を提供する。 【解決手段】 押出し機1と乾燥機2との間において該
押出し機1から押出し成形されてきた部材Bのたるみを
測定し、その測定値が基準値を超えていれば乾燥機1の
搬送手段3の搬送速度を速くし、その逆に基準値に至ら
なければ搬送速度を遅くするように制御できるように構
成されてなるたるみ自動調整装置10である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はたるみ自動調整装置
に関する。さらに詳しくは、押出し成形機とそれから押
し出された成形品を乾燥させる乾燥機との間の成形品の
たるみ量を調整するたるみ自動調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図9に示すように、押出し機
1と、その押出し機1から押出された成形品Bを乾燥さ
せるフローティング乾燥機(以下、単に乾燥機という)
2とを備えた押出し成形装置A´が知られている。そし
て、この押出し成形装置A´においては、成形開始時に
乾燥機2に設けられている搬送コンベア3の搬送速度を
所定値に設定して、押出し機1と乾燥機2との間の成形
品Bのたるみを一定値に保つようにされている。
【0003】しかしながら、押出し機1に供給される原
料4の量や粘性などの性状の変動により押出される速度
にバラツキを生ずる。その結果、搬送コンベア3の搬送
速度とマッチングしなくなり、たるみが大きくなった
り、その逆にたるみが小さくなったりする。そして、た
るみが大きくなった箇所では成形品Bの厚みが厚くなる
一方、たるみが小さくなった箇所では成形品Bの厚みが
薄くなる。すなわち、製品の品質にバラツキが生ずる。
【0004】そこで、現状ではこの製品品質のバラツキ
を回避するため、作業員によりたるみの監視がなされ、
そしてたるみが変動した場合、その変動を解消するよう
に搬送コンベア3の搬送速度が手動により調整されてい
る。このため、押出し成形装置A´の省力化が図れない
という問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の課題に鑑みなされたものであって、押出し成形装置
の押出し機と乾燥機との間における成形品のたるみを自
動的に調整できるたるみ自動調整装置を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のたるみ自動調整
装置は、押出し機と乾燥機との間において該押出し機か
ら押出し成形されてきた部材のたるみを自動的に調整す
るたるみ自動調整装置であって、押出し機と乾燥機との
間において押出し成形されてきた部材の表面までの距離
を非接触にて測定する測定部と、前記測定部からの測定
値により押出し成形されてきた部材のたるみ量を算出す
るとともに、その算出されたたるみ量に基づいて前記乾
燥機に設けられた搬送手段に対する速度指令値を生成す
る演算処理制御部と、前記演算処理制御部からの速度指
令値により前記搬送手段の搬送速度を制御する搬送速度
制御部とを備えてなることを特徴とする。
【0007】本発明のたるみ自動調整装置においては、
前記測定部が押出し成形されてきた部材の幅方向に移動
可能とされてなるのが好ましい。
【0008】また、本発明のたるみ自動調整装置におい
ては、乾燥機の下流側に配設された厚み測定手段により
測定された押出し成形されてきた部材の厚みも用いて前
記速度指令値が生成されてもよい。
【0009】ここで、前記押出し成形されてきた部材の
表面までの距離の非接触による測定は、例えば押出し成
形されてきた部材の上方および/または下方に配設され
たレーザ変位計によりなされる。
【0010】
【作用】本発明のたるみ自動調整装置は前記のごとく構
成されているので、押出し機から押出されてきた成形部
材のたるみが、基準値を超えたときや基準値に至らない
ときは、そのたるみ量に応じて搬送手段の搬送速度が調
節される。そのため、成形部材のたるみが自動的に基準
値内に復帰する。したがって、成形部材のたるみを調整
するための作業員が不要となり、押出し成形装置におけ
る省力化が図られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明を実施の形態に基づいて説明するが、本発明はかか
る実施の形態のみに限定されるものではない。
【0012】本発明のたるみ自動調整装置10の一実施
の形態を図1にブロック図で示し、この実施の形態に係
るたるみ自動調整装置10は、押出し成形装置Aの押出
し機1と乾燥機2との間における成形品Bのたるみを測
定する成形品Bの幅方向に走行可能とされている測定部
20と、この測定部20により得られたたるみ量に基づ
いて搬送コンベア3の駆動モータ3aの速度指令値を生
成するとともに測定部20の走行制御をなす演算処理制
御部30と、この演算処理部30の速度指令値により搬
送コンベア3の駆動モータ3aの速度制御をなすモータ
速度制御部40とを主要構成要素として備えてなる。
【0013】測定部20は、図2をも参照すると、成形
品Bの上方に配設されている上部レーザ変位計21と、
この上部レーザ変位計21に対応させて成形品Bの下方
に配設されている下部レーザ変位計22と、この下部レ
ーザ変位計22が載置されている自走式走行台23と、
この自走式走行台23が走行するレール24と、この走
行台23の位置を検出するエンコーダなどの位置検出手
段(図示省略)と、上部レーザ変位計21を保持してい
る基端部25aが走行台23に固定されている保持部材
25を備えてなるものとされる。そして、この保持部材
25は、上部レーザ変位計21が成形品Bの幅方向に移
動された際、その移動を妨げない形態、例えば成形品B
の位置に対応する中央部が後退させられた形状とされる
(図2参照)。
【0014】演算処理制御部30は、パソコンを中心と
してカウンタ、A/D変換器、D/A変換器、パラレル
I/Oなどを備えてなるものとされる。また、このパソ
コンには、測定部20の上部レーザ変位計21と下部レ
ーザ変位計22からの測定値に基づいて成形品Bのたる
みや厚みを算出し、その算出されたたるみや厚みを基準
値と比較して搬送コンベア3の駆動モータ3aの速度指
令値を算出するプログラム、走行台23の位置検出手段
からの検出値に基づいて走行台23の位置調整をなすプ
ログラムなどが格納されている。
【0015】モータ速度制御部40は、具体的には、演
算処理制御部30からの速度指令値により駆動モータ3
aの駆動電流や駆動電圧を制御して駆動モータ3aの回
転数を調整する公知のモータ速度コントロール・ユニッ
トにより構成されている。
【0016】次に、かかる構成とされているたるみ自動
調整装置Aによるたるみ自動調整について説明する。
【0017】(1)押出し機1と乾燥機2との間に基準
板Sをセットし、下部レーザ変位計22により基準板S
の下面までの距離L2bを測定し、その測定値L2bを演算
処理制御部30に送出する(図3および図4参照)。
【0018】(2)押出しが開始されると、下部レーザ
変位計22により成形品Bの下面までの距離L2cを測定
し、その測定値L2cを演算処理制御部30に送出する
(図5および図6参照)。
【0019】(3)距離L2bと距離L2cとの差ΔLを算
出し、その差ΔLをたるみ量とする。
【0020】(4)得られたたるみ量と基準値とを比較
し、得られたたるみ量が基準値を超えていれば、たるみ
量が基準値内に収まるように搬送コンベア3の駆動モー
タ3aの回転数を増速する指令値を生成してモータ速度
制御部40に送出する。その逆に、得られたたるみ量が
基準値未満であれば、たるみ量が基準値内に収まるよう
に搬送コンベア3の駆動モータ3aの回転数を減速する
指令値を生成してモータ速度制御部40に送出する。
【0021】このように、この実施の形態によれば、押
出し機1と乾燥機2との間における成形品Bのたるみ量
を自動的に基準値内に収めることができる。なお、前記
説明においては成形品Bの下面の変位を下部レーザ変位
計22により測定してたるみ量を算出するようにした
が、成形品Bの上面を上部レーザ変位計21により測定
してたるみ量を算出するようにしてもよい。
【0022】ところで、この実施の形態では成形品Bの
上下にレーザ変位計21、22を配設しているので、成
形品Bの厚みおよび断面形状をも測定できる。そこで、
以下にこの実施の形態における成形品Bの厚み測定およ
び断面形状の測定について説明する。
【0023】(1)押出し機1と乾燥機2との間に厚み
tが既知の基準板Sをセットし、上部および下部レーザ
変位計21,22により基準板Sの上面および下面まで
の距離L1b,L2bをそれぞれ測定し、その測定値L1b
2bを演算処理制御部30に送出する(図7参照)。
【0024】(2)押出しが開始されると、上部および
下部レーザ変位計21,22により成形品Bの上面およ
び下面までの距離L1c,L2cをそれぞれ測定し、その測
定値L1c,L2cを演算処理制御部30に送出する(図8
参照)。
【0025】(3)演算処理制御部30において、各測
定値L1b,L2b,L1c,L2cおよび基準板Sの厚みtを
用いて下記式により成形品Bの厚みTが算出される。 T=t−(L1c−L1b)−(L2c−L2b
【0026】そして、上部および下部レーザ変位計2
1,22を成形品Bの幅方向(図5のX−Y方向)にト
ラバースしながら成形品Bの厚みを測定することによ
り、成形品Bの断面形状が測定される。
【0027】以上、本発明を実施の形態に基づいて説明
してきたが、本発明はかかる実施の形態のみに限定され
るものではなく、種々改変が可能である。例えば、図1
に示すように、乾燥機2の下流側にレーザ変位計を一対
配置してなる第2測定部50を設け、乾燥後の成形品B
の厚みを測定してその測定値を演算処理制御部30に送
出し、その測定値により測定部20からの測定値に基づ
いて算出された速度指令値を補正するようにしてもよ
い。つまり、いわゆるカスケード制御するようにしても
よい。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば押
出し成形装置における押出し機と乾燥機との間の成形品
のたるみを、自動的に基準値内に納めることができると
いう優れた効果が得られる。そのため、その間のたるみ
を作業員により調整する必要がなくなり、押出し成形装
置の省力化が図られるという効果も得られ、それに伴い
ランニングコストも低減されるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のたるみ自動調整装置を備えた押出し成
形装置のブロック図である。
【図2】同たるみ自動調整装置の測定部の概略図であ
る。
【図3】同測定部により基準板までの距離を測定してい
る状態を示す斜視図である。
【図4】同側面図である。
【図5】同測定部により成形品までの距離を測定してい
る状態を示す斜視図である。
【図6】同側面図である。
【図7】同測定部により基準板の上下面の距離を測定し
ている状態の説明図である。
【図8】同測定部により成形品の上下面の距離を測定し
ている状態の説明図である。
【図9】従来の押出し成形装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 押出し機 2 乾燥機 3 搬送コンベア 3a 駆動モータ 4 原料 10 たるみ自動調整装置 20 測定部 21 上部レーザ変位計 22 下部レーザ変位計 23 自走式走行台 30 演算処理制御部 40 モータ速度制御部 50 第2測定部 A 押出し成形装置 B 成形品

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出し機と乾燥機との間において該押出
    し機から押出し成形されてきた部材のたるみを自動的に
    調整するたるみ自動調整装置であって、 押出し機と乾燥機との間において押出し成形されてきた
    部材の表面までの距離を非接触にて測定する測定部と、
    前記測定部からの測定値により押出し成形されてきた部
    材のたるみ量を算出するとともに、その算出されたたる
    み量に基づいて前記乾燥機に設けられた搬送手段に対す
    る速度指令値を生成する演算処理制御部と、前記演算処
    理制御部からの速度指令値により前記搬送手段の搬送速
    度を制御する搬送速度制御部とを備えてなることを特徴
    とするたるみ自動調整装置。
  2. 【請求項2】 前記測定部が押出し成形されてきた部材
    の幅方向に移動可能とされてなることを特徴とする請求
    項1記載のたるみ自動調整装置。
  3. 【請求項3】 前記押出し成形されてきた部材の表面ま
    での距離の非接触による測定が、押出し成形されてきた
    部材の上方および/または下方に配設されたレーザ変位
    計によりなされることを特徴とする請求項1記載のたる
    み自動調整装置。
  4. 【請求項4】 乾燥機の下流側に配設された厚み測定手
    段により測定された押出し成形されてきた部材の厚みも
    用いて前記速度指令値が生成されてなることを特徴とす
    る請求項1記載のたるみ自動調整装置。
JP8327632A 1996-11-21 1996-11-21 たるみ自動調整装置 Withdrawn JPH10151657A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8327632A JPH10151657A (ja) 1996-11-21 1996-11-21 たるみ自動調整装置

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JPH10151657A true JPH10151657A (ja) 1998-06-09

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ID=18201226

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JP8327632A Withdrawn JPH10151657A (ja) 1996-11-21 1996-11-21 たるみ自動調整装置

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JP (1) JPH10151657A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006021381A (ja) * 2004-07-07 2006-01-26 Mitsubishi Rayon Co Ltd 板状物の製造方法
US10227467B2 (en) 2013-08-02 2019-03-12 Nike, Inc. Low density foam, midsole, footwear, and methods for making low density foam
US10232533B2 (en) 2013-08-02 2019-03-19 Nike, Inc. Method and thermoplastic foamed article

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006021381A (ja) * 2004-07-07 2006-01-26 Mitsubishi Rayon Co Ltd 板状物の製造方法
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Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

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Effective date: 20040203