JPH10151380A - スプレー容器用ノズル - Google Patents

スプレー容器用ノズル

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JPH10151380A
JPH10151380A JP8310973A JP31097396A JPH10151380A JP H10151380 A JPH10151380 A JP H10151380A JP 8310973 A JP8310973 A JP 8310973A JP 31097396 A JP31097396 A JP 31097396A JP H10151380 A JPH10151380 A JP H10151380A
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JP
Japan
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nozzle
cap member
hole
nozzle hole
projection
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JP8310973A
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English (en)
Inventor
Makoto Tanaka
信 田中
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SOFT KYUKYU CORP KK
Original Assignee
SOFT KYUKYU CORP KK
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • B65D83/14Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant
    • B65D83/16Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant characterised by the actuating means
    • B65D83/20Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant characterised by the actuating means operated by manual action, e.g. button-type actuator or actuator caps
    • B65D83/205Actuator caps, or peripheral actuator skirts, attachable to the aerosol container

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】噴射角度を必要に応じて調節し、噴射面積を自
在に変えることができるスプレー容器用ノズルを提供す
る。 【解決手段】前方に突出するノズル突部16が形成され
た本体10と、上記ノズル突部16に回動可能に冠着さ
れるキャップ部材11とを備え、上記本体10下面に噴
射筒に連通する嵌着穴が設けられるとともに、上記ノズ
ル突部16の前面に上記嵌着穴に連通して内容物を噴射
させる第1ノズル穴17が穿設され、上記キャップ部材
11の上記第1ノズル穴17に対応する部分に上記第1
ノズル穴17から噴射される内容物を前方に噴出させる
第2ノズル穴19が穿設され、キャップ部材11を回動
させることにより上記両ノズル穴17,19によって形
成される開口の面積を調節するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、噴射角度を調節す
ることができるスプレー容器用ノズルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、塗料や化粧料,潤滑油等を収
容し、使用の際に塗料等の内容物をスプレー噴射する容
器としてスプレー容器が多く用いられている。このよう
なスプレー容器は、図17に示すように、スプレー容器
本体1の上端面に突出した噴射筒2に、上記噴射筒2と
連通するノズル穴3が穿設された押しボタン4が取り付
けられている。そして、上記押しボタン4を押圧するこ
とにより、ノズル穴から塗料等5が噴出するようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
スプレー容器1では、ノズル穴3の大きさ等によって噴
射角度(図示のα)が決定され、変えることができな
い。そこで、広い面積にスプレーを噴射する場合には、
スプレー容器1自体を対象物の表面から離すか、押しボ
タン4を押しながらスプレー容器1自体を上下左右に移
動させる必要がある。しかしながら、上記のように、ス
プレー容器1と対象物との距離を大きくすると、塗料等
5が拡散されてしまい、充分に塗布されない部分が生じ
るため、塗布むらになりやすい。また、スプレー容器1
を移動させると、塗料等5が塗り重ねられる部分が生じ
るため、やはり塗布むらになりやすい。一方、狭い面積
だけに噴射したい場合には、スプレー容器1自体を対象
物の表面に近づけるか、塗布したくない部分にマスキン
グを施す必要がある。しかしながら、上記のように、ス
プレー容器1を対象物に近づけると、必要以上に厚く塗
布されたり、広い範囲に噴射されてしまい、塗料等が無
駄に消費されてしまう。また、いちいちマスキングを行
うのは極めて作業性が悪い。上記のような問題から、噴
射角度を必要に応じて変更することができるスプレー容
器が要望されている。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、噴射角度を必要に応じて調節し、噴射面積を変
えることができるスプレー容器用ノズルの提供をその目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のスプレー容器用ノズルは、スプレー容器本
体から突出する噴射筒に取り付けられ、押圧操作によ
り、上記噴射筒から噴射される内容物を前方に向かって
噴出させるスプレー容器用ノズルであって、前方に突出
するノズル突部が形成された本体と、上記ノズル突部に
回動可能に冠着されるキャップ部材とを備え、上記本体
下面に上記噴射筒に連通する嵌着穴が設けられるととも
に、上記ノズル突部の前面に上記嵌着穴に連通して内容
物を噴射させる第1ノズル穴が穿設され、上記キャップ
部材の上記第1ノズル穴に対応する部分に上記第1ノズ
ル穴から噴射される内容物を前方に噴出させる第2ノズ
ル穴が穿設され、キャップ部材を回動させることにより
上記両ノズル穴によって形成される開口の面積を調節す
るようになっているという構成をとる。
【0006】このように、本発明のスプレー容器用ノズ
ルは、ノズル突部の前面に上記嵌着穴に連通して内容物
を噴射させる第1ノズル穴が穿設され、上記キャップ部
材の上記第1ノズル穴に対応する部分に上記第1ノズル
穴から噴射される内容物を前方に噴出させる第2ノズル
穴が穿設され、キャップ部材を回動させることにより上
記両ノズル穴によって形成される開口の面積を調節する
ようになっている。このため、広い面積にスプレー噴射
する場合には、キャップ部材を回動させて両ノズル穴に
よって形成される開口の面積を大きくする。これによ
り、上記開口面積が大きくなった分だけこの開口部分を
通過する内容物の流量が多くなり、この流量の増加に伴
って噴射角度が大きくなって広い面積にスプレー噴射す
ることができる。一方、狭い面積にスプレー噴射しよう
とする場合には、キャップ部材を回動させて両ノズル穴
によって形成される開口の面積を小さくする。これによ
り、上記開口面積が小さくなった分だけこの開口部を通
過する内容物の流量が少なくなり、この流量の減少に伴
って噴射角度が小さくなって狭い面積にスプレー噴射す
ることができる。
【0007】このように、本発明のスプレー容器用ノズ
ルは、噴射角度を必要に応じて調節することができるた
め、広い面積にスプレーを噴射する場合にも、スプレー
容器自体を対象物から離したり、スプレー容器自体を移
動させたりする必要がなくなり、塗布むらが生じにく
く、まんべんなく均一に塗布等することができる。ま
た、狭い面積だけに噴射したい場合にも、スプレー容器
を対象物に近づけたり、マスキングを施したりする必要
がなくなり、塗料等が無駄に消費されることがなく、作
業性もよくなる。しかも、噴射角度は無段階に調節可能
であるため、作業状況に応じて自由に噴射面積を調節す
ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
【0009】図1は、本発明の第1の実施の形態を示す
スプレー容器用ノズルである。
【0010】このスプレー容器用ノズルは、スプレー容
器の上面に取り付けられる本体10と、上記本体10の
前面に突出するよう形成された円柱状のノズル突部16
に回動可能に冠着されるキャップ部材11とを備えてい
る。
【0011】上記本体10は、合成樹脂で一体成形され
ており、図2〜図4に示すように、円板状部12aの下
面に円筒体部12bが垂設されてなる取り付け台部12
と、この取り付け台部12の上面に形成されたブロック
状のノズル部13とからなっている。
【0012】上記取り付け台部12には、円筒体部12
bの周壁の前後左右の4個所に係合部12cが形成さ
れ、これら係合部12cがスプレー容器(図示せず)の
上端部と係合し、本体10がスプレー容器に取り付けら
れるようになっている。また、ノズル部13の上部後面
に、後方に延びる押圧片13aが形成されている。一
方、このノズル部13の下部前面には、前方に延びる幅
狭の連結部13bが形成されている。そして、上記ノズ
ル部13の周辺から上記連結部13bの両側部にかけ
て、上記ノズル部13を囲むように隙間14が形成さ
れ、この隙間14によって上記ノズル部13と取り付け
台部12とが、上記連結部13bの上面部分13cを残
して切り離されている。これにより、上記押圧片13a
を上方から押圧すると、上記連結部13bの上面部分1
3cが弾性変形し、ここを基端としてノズル部13自体
が下方に押し下げられるようになっている(図4に示す
矢印A)。
【0013】上記ノズル部13の内部には、上下方向に
延びて本体10の下面に開口し、スプレー容器上面に突
出する噴射筒25と嵌着連通する嵌着穴15が設けられ
ている。この嵌着穴15の内周面には、段部15aが形
成され、この段部15aが噴射筒25の先端部と当接
し、ノズル部13の押し下げに伴って噴射筒25が押し
下げられるようになっている(図4に示す矢印B)。
【0014】上記ノズル部13の前面には、ノズル突部
16が形成され、このノズル突部16の前面には、円柱
の軸心から上方にずれた位置に、上記嵌着穴15と連通
して内容物を噴射させる第1ノズル穴17が穿設されて
いる。この第1ノズル穴17は、ちょうどそれ自体の穴
径分だけ軸心からずれた位置に設けられている。また、
上記ノズル突部16の外周面には、キャップ部材11と
係合して抜け止めする抜け止め突条18が周設されてい
る。
【0015】上記キャップ部材11は、合成樹脂製で、
図5および図6に示すように、有天円筒状に形成され、
その天井壁に、円筒の軸心から上方にずれた位置に第2
ノズル穴19が穿設されている。この第2ノズル穴19
は、ちょうどそれ自体の穴径分だけ軸心からずれた位置
に設けられるとともに、その穴径は、上記第1ノズル穴
17と同じに設定されている。これにより、キャップ部
材11がノズル突部16に冠着した際に、第2ノズル穴
19が第1ノズル穴17とちょうど重なるようになって
いる。また、このキャップ部材11の内周面には、上記
抜け止め突条18と係合する係合溝20が形成されてい
る。図において、21はキャップ部材11を手指で把持
して回動させる際の滑り止めである。
【0016】そして、このスプレー容器用ノズルは、図
7および図8に示すように、キャップ部材11が、本体
10のノズル突部16に回動可能に冠着された状態で使
用される。
【0017】まず、広い面積にスプレー噴射する場合に
は、キャップ部材11を手指で把持して回動させ、ノズ
ル突部16の第1ノズル穴17とキャップ部材11の第
2ノズル穴19とがちょうど重なるように位置決めする
(図8参照)。そして、本体10の押圧片13aを押圧
操作すると、ノズル部13が下方に押し下げられてスプ
レー容器の噴射筒25が押し下げられ、内容物が嵌着穴
15内に噴射され、この嵌着穴15から第1ノズル穴1
7を通り、第2ノズル穴19から前方に噴出される。こ
のとき、上記両ノズル穴17,19がちょうど重なり、
これらによって形成される開口面積が最大であるため、
この開口面積に応じて噴出される内容物の流量が多くな
り、それに伴い噴射角度が大きく設定され、広い面積に
スプレー噴射することができる。
【0018】一方、狭い面積にスプレー噴射しようとす
る場合には、図9に示すように、キャップ部材11を回
動させて、キャップ部材11をノズル突部10の表面に
対してずらせる。このとき、上記キャップ部材11は、
ノズル突部10との摩擦力によって所定の回動角度で位
置決めされる。上記回動により、上記両ノズル穴17,
19が軸心からずれた位置に設けられているため、第1
ノズル穴17と第2ノズル穴19との重なりがずれ、上
記両ノズル穴17,19によって形成される開口の面積
が小さくなる。そして、この状態で本体10の押圧片1
3aを押圧操作すると、内容物が第1ノズル穴17を通
り、第2ノズル穴19から前方に噴出される。このと
き、上記両ノズル穴17,19によって形成される開口
面積が小さくなっているため、その開口面積に応じて噴
出される内容物の流量が少なくなり、それに伴い噴射角
度が小さく設定され、狭い面積にスプレー噴射すること
ができる。また、上記キャップ部材11を徐々に回動さ
せていくと、上記両ノズル穴17,19によって形成さ
れる開口面積が徐々に小さくなり、噴出される内容物の
流量が徐々に少なくなって、それに伴い噴射角度,噴射
面積も徐々に小さくなる。
【0019】そして、さらにキャップ部材11を回動さ
せ、図10に示すように、第1ノズル穴17と第2ノズ
ル穴19との重なりをなくすことにより、第1ノズル穴
17がキャップ部材11で液密状に蓋された状態とな
り、不用意に押圧片13aを押圧操作した場合でも、内
容物が噴出することがなく、誤操作が防止される。
【0020】上記実施の形態では、上記両ノズル穴1
7,19は、それぞれノズル突部16およびキャップ部
材11の軸心から、それ自体の穴径分だけずれた位置に
設けられている。このため、キャップ部材11を両ノズ
ル穴17,19が丁度重なった位置(図8参照)から1
80度回動させたときに、両ノズル穴17,19が重な
らなくなって開口面積が0になる(図10参照)。した
がって、キャップ部材11の回動角度の大きさに対応す
る開口面積の変化の割合が比較的小さいため、開口面積
(すなわち噴射角度)の微調節ができる。もちろん、上
記両ノズル穴17,19は、それぞれノズル突部16お
よびキャップ部材11の軸心から、それ自体の穴径分よ
りも大きな距離をずらせた位置に設けるようにしても差
し支えない。
【0021】このように、上記スプレー容器用ノズル
は、キャップ部材11を回動させることにより、両ノズ
ル穴17,19によって形成される開口の面積を調節す
る。これにより、上記開口面積の大きさに応じた噴射角
度に調節して噴射面積を変えることができる。このよう
に、キャップ部材11の回動操作だけの極めて簡単な操
作で噴射角度を調節することができる。また、キャップ
部材11を回動させる角度を変化させることにより、開
口の面積を無段階に調節することができ、使用状況等に
応じて自在に噴射角度を調節することができる。
【0022】なお、上記第1の実施の形態において、内
容物の粘度や種類,用途等に応じて、第1ノズル穴17
および第2ノズル穴19の穴径等を適宜に設定し、適当
な噴射角度になるようにすることができる。また、上記
両ノズル穴17,19は、丸穴に限らず、四角形や菱形
等各種の形状にしてもよい。
【0023】図11は、本発明の第2の実施の形態を示
すスプレー容器用ノズルである。
【0024】このスプレー容器用ノズルは、スプレー容
器の上面に取り付けられる本体30と、上記本体30の
前面に突出するよう形成された先細り状のノズル突部3
6にねじ回動自在にら合冠着されるキャップ部材31と
を備えている。
【0025】上記本体30は、基本的には上記第1の実
施の形態のものと同様であり、同じ部分には、同じ符号
を付している。この本体30は、図12および図13に
示すように、ノズル部13の前面に、円柱の先端部分が
徐々に細くなっている先細り状のノズル突部36が形成
されている。このノズル突部36の先端中央には、嵌着
穴15と連通して内容物を噴射させる第1ノズル穴32
が穿設されている。また、上記ノズル突部36の外周面
には、キャップ部材31とら合するねじ部33が形成さ
れている。
【0026】上記キャップ部材31は、エラストマー製
で、図14に示すように、先端部分が徐々に細くなって
いる先細り状の有天円筒状に形成され、その先端中央
に、上記第1ノズル穴32の穴径よりも小さい穴径の第
2ノズル穴34が穿設されている。また、このキャップ
部材31の内周面には、ノズル突部36のねじ部33と
ら合するねじ部35が形成されている。
【0027】そして、このスプレー容器用ノズルは、図
15に示すように、キャップ部材31が、本体30のノ
ズル突部36にねじ回動自在にら合冠着された状態で使
用される。
【0028】まず、広い面積にスプレー噴射する場合に
は、キャップ部材31を手指で把持して、締め込む方向
にねじ回動させる。キャップ部材31がねじ込まれるこ
とにより、図16に示すように、キャップ部材31が、
その先端部分(第2ノズル穴34の周辺部分)を引き伸
ばしながらノズル突部36の表面に対してずれる(図1
6に示す矢印C)。そして、第2ノズル穴34の周辺部
分が引き伸ばされることにより、第2ノズル穴34の穴
径が拡張される。そして、本体30の押圧片13aを押
圧操作すると、ノズル部13が下方に押し下げられてス
プレー容器の噴射筒25が押し下げられ、内容物が嵌着
穴15内に噴射され、この嵌着穴15から第1ノズル穴
32を通り、第2ノズル穴34から前方に噴出される。
このとき、上記第2ノズル穴34の穴径が大きくなって
いることから、その穴径に応じて噴出される内容物の流
量が多くなり、それに伴い噴射角度が大きく設定され、
広い面積にスプレー噴射することができる。また、ノズ
ル突部36の先端部分が先細り状に形成されているた
め、キャップ部材31が締め込まれたとき、その先端部
分がスムーズに引き伸ばされる。
【0029】一方、狭い面積にスプレー噴射しようとす
る場合には、キャップ部材31を緩める方向にねじ回動
させる。キャップ部材31が緩められることにより、キ
ャップ部材31の先端部分(第2ノズル穴34の周辺部
分)が縮められながらノズル突部36の表面に対してず
れ、第2ノズル穴34の穴径が縮小される(図15参
照)。そして、本体30の押圧片13aを押圧操作する
と、内容物が嵌着穴15から第1ノズル穴32を通って
第2ノズル穴34から前方に噴出される。このとき、上
記第2ノズル穴34の穴径が小さくなっていることか
ら、その穴径に応じて噴出される内容物の流量が少なく
なり、それに伴い噴射角度が小さく設定され、狭い面積
にスプレー噴射することができる。また、上記キャップ
部材31を徐々に回動させていくと、上記第2ノズル穴
34の開口面積が徐々に小さくなり、噴出される内容物
の流量が徐々に少なくなって、それに伴い噴射角度,噴
射面積も徐々に小さくなる。
【0030】このように、上記スプレー容器用ノズル
は、キャップ部材31をねじ回動させることにより、第
2ノズル穴34の穴径を調節し、上記穴径の大きさに応
じた噴射角度に調節して噴射面積を変えることができ
る。このように、キャップ部材31のねじ回動操作だけ
の極めて簡単な操作で噴射角度を調節することができ
る。また、キャップ部材31を回動させる角度を変化さ
せることにより、第2ノズル穴34の穴径を無段階に調
節することができ、使用状態等に応じて自在に噴射角度
を調節することができる。
【0031】なお、上記第2の実施の形態において、内
容物の粘度や種類,用途等に応じて、第1ノズル穴32
および第2ノズル穴34の穴径等を適宜に設定し、適当
な噴射角度になるようにすることができる。また、キャ
ップ部材31を形成するエラストマーの硬度も、特に限
定するものではなく、内容物の粘度や種類,用途等に応
じて、適宜に設定することができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明のスプレー容器用
ノズルは、広い面積にスプレー噴射する場合には、キャ
ップ部材を回動させて両ノズル穴によって形成される開
口の面積を大きくする。これにより、上記開口面積が大
きくなった分だけこの開口部分を通過する内容物の流量
が多くなり、この流量の増加に伴って噴射角度が大きく
なって広い面積にスプレー噴射することができる。一
方、狭い面積にスプレー噴射しようとする場合には、キ
ャップ部材を回動させて両ノズル穴によって形成される
開口の面積を小さくする。これにより、上記開口面積が
小さくなった分だけこの開口部を通過する内容物の流量
が少なくなり、この流量の減少に伴って噴射角度が小さ
くなって狭い面積にスプレー噴射することができる。
【0033】このように、本発明のスプレー容器用ノズ
ルは、噴射角度を必要に応じて調節することができるた
め、広い面積にスプレーを噴射する場合にも、スプレー
容器自体を対象物から離したり、スプレー容器自体を移
動させたりする必要がなくなり、塗布むらが生じにく
く、まんべんなく均一に塗布等することができる。ま
た、狭い面積だけに噴射したい場合にも、スプレー容器
を対象物に近づけたり、マスキングを施したりする必要
がなくなり、塗料等が無駄に消費されることがなく、作
業性もよくなる。しかも、噴射角度は無段階に調節可能
であるため、作業状況に応じて自由に噴射面積を調節す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のスプレー容器用ノ
ズルを示す分解斜視図である。
【図2】本体を示す平面図である。
【図3】上記本体を示す正面図である。
【図4】上記本体を示す断面図である。
【図5】キャップ部材を示す背面図である。
【図6】上記キャップ部材を示す断面図である。
【図7】上記第1の実施の形態のスプレー容器用ノズル
を示す断面図である。
【図8】上記スプレー容器用ノズルを示す正面図であ
る。
【図9】上記スプレー容器用ノズルの作用を示す正面図
である。
【図10】上記スプレー容器用ノズルの作用を示す正面
図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態のスプレー容器用
ノズルを示す分解斜視図である。
【図12】本体を示す平面図である。
【図13】上記本体を示す断面図である。
【図14】キャップ部材を示す断面図である。
【図15】上記第2の実施の形態のスプレー容器用ノズ
ルを示す断面図である。
【図16】上記スプレー容器用ノズルの作用を示す断面
図である。
【図17】従来例のスプレー容器を示す説明図である。
【符号の説明】
10 本体 11 キャップ部材 16 ノズル突部 17 第1ノズル穴 19 第2ノズル穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプレー容器本体から突出する噴射筒に
    取り付けられ、押圧操作により、上記噴射筒から噴射さ
    れる内容物を前方に向かって噴出させるスプレー容器用
    ノズルであって、前方に突出するノズル突部が形成され
    た本体と、上記ノズル突部に回動可能に冠着されるキャ
    ップ部材とを備え、上記本体下面に上記噴射筒に連通す
    る嵌着穴が設けられるとともに、上記ノズル突部の前面
    に上記嵌着穴に連通して内容物を噴射させる第1ノズル
    穴が穿設され、上記キャップ部材の上記第1ノズル穴に
    対応する部分に上記第1ノズル穴から噴射される内容物
    を前方に噴出させる第2ノズル穴が穿設され、キャップ
    部材を回動させることにより上記両ノズル穴によって形
    成される開口の面積を調節するようになっていることを
    特徴とするスプレー容器用ノズル。
  2. 【請求項2】 ノズル突部が円柱状に形成され、このノ
    ズル突部前面の軸心からずれた位置に第1ノズル穴が穿
    設され、有天円筒状のキャップ部材の天井壁に上記第1
    ノズル穴と重なるよう第2ノズル穴が穿設され、キャッ
    プ部材を回動させて第1ノズル穴と第2ノズル穴との重
    なりをずらせることにより、両ノズル穴によって形成さ
    れる開口の面積を調節するようにした請求項1記載のス
    プレー容器用ノズル。
  3. 【請求項3】 ノズル突部が先細り状に形成され、この
    ノズル突部の先端中央に第1ノズル穴が穿設され、キャ
    ップ部材が弾性体で形成されるとともに、上記第1ノズ
    ル穴より小さい第2ノズル穴が穿設され、このキャップ
    部材が上記ノズル突部にねじ回動自在にら合冠着され、
    このキャップ部材をねじ回動させてキャップ部材の先端
    側部分を伸縮させながらノズル突部表面に対してずらせ
    ることにより第2ノズル穴を拡縮するようにした請求項
    1記載のスプレー容器用ノズル。
JP8310973A 1996-11-21 1996-11-21 スプレー容器用ノズル Pending JPH10151380A (ja)

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WO2011065413A1 (ja) * 2009-11-25 2011-06-03 株式会社ダイゾー 噴霧ノズルおよびエアゾール製品

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