JPH1147645A - エアー併用型エアレスガン - Google Patents

エアー併用型エアレスガン

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JPH1147645A
JPH1147645A JP9224370A JP22437097A JPH1147645A JP H1147645 A JPH1147645 A JP H1147645A JP 9224370 A JP9224370 A JP 9224370A JP 22437097 A JP22437097 A JP 22437097A JP H1147645 A JPH1147645 A JP H1147645A
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JP
Japan
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air
paint
nozzle
cap
pattern
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Pending
Application number
JP9224370A
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English (en)
Inventor
Hidesuke Okura
秀介 大倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
COSMO TEC KK
Original Assignee
COSMO TEC KK
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH1147645A publication Critical patent/JPH1147645A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B15/00Details of spraying plant or spraying apparatus not otherwise provided for; Accessories
    • B05B15/50Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter
    • B05B15/52Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter for removal of clogging particles
    • B05B15/531Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter for removal of clogging particles using backflow
    • B05B15/534Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter for removal of clogging particles using backflow by reversing the nozzle relative to the supply conduit

Abstract

(57)【要約】 【課題】エアー併用型エアレスガンにおいて、塗料ノズ
ルを保持したハンドル付きノズルホルダーを随時反転さ
せて塗料ノズルのクリーニングを行うようにすると、ノ
ズルホルダーが空気キャップの中心部に位置してしまう
ので、ここに空気路を形成することができず、エアー噴
射手段が制約されてしまう。 【解決手段】空気キャップ81の前端部のうち塗料ノズ
ル145の塗料噴射口147の長手方向両脇の位置にパ
ターンエアー噴射口89を互いに略向き合う方向を指向
するように形成し、空気キャップ81の前端部のうち塗
料噴射口147の幅方向両脇の位置にそれぞれ2つのメ
インエアー噴射口91を形成し、このメインエアー噴射
口91は空気キャップ81のノズルホルダー挿入孔87
と対応した領域の端辺りに配置し且つ塗料ノズル145
の中心軸の延長線上で交差する方向を指向するように設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアー併用型エア
レスガンに係り、特に、塗料ノズルの目詰まりを解消す
るためのクリーニング手段としてハンドル操作型のもの
を用いたエアー併用型エアレスガンに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】塗装用のエアレス式スプレーガンの一つ
にエアー併用型のものがあり、この型式のスプレーガン
にあっては、通常、塗料ノズルから噴射する塗料に向け
てメインエアーとパターンエアを噴射するようになって
いる。このメインエアーの働きは、主として、塗料ノズ
ルの塗料噴射口から噴射する塗料の霧化を促したり塗着
効率を向上させることにあり、また、パターンエアーの
働きは塗料の噴射パターンを調節することにある。
【0003】図6は、従来のエアー併用型エアレスガン
の一例1を示すものである(図面ではヘッド部の正面形
状のみを示してある)。同図において、3は空気キャッ
プを示し、空気キャップ3は図示しないガン本体の前端
部に装着され、その前面壁5の中央部にノズル露出孔7
が形成されている。9は塗料ノズルを示し、この塗料ノ
ズル9は、その先端面がノズル露出孔7を通して前方へ
露出するように設けられる。11は塗料ノズル9の塗料
噴射口を示し、この塗料噴射孔11は横長の略楕円形を
している。
【0004】13は空気キャップ3の前端面の上下両端
部に設けられた凸部を示し、この凸部13の互いに対向
した面にはメインエアー噴射口15が形成されている。
従って、これら上下のメインエアー噴射口15は塗料噴
射口11にその幅方向から指向している。空気キャップ
3の前端壁5には4つのパターンエアー噴射口17が形
成されている。これら4つのパターンエアー噴射口17
のうちの2つは塗料噴射口11の左側に互いに上下に稍
離間して配置され、別の2つは塗料噴射口11の右側に
互いに上下に稍離間して配置されており、いずれのパタ
ーンエアー噴射口17も、塗料噴射口11の中心軸上で
互いに交差する方向を指向している。
【0005】空気キャップ3の内部空間は、この空気キ
ャップ3の軸心を中心とする同心円の内外2つのエアー
空間に仕切られており、それら2つのエアー空間には高
圧空気が供給される。そして、外側のエアー空間には前
記メインエアー噴射口15と通じた空気路19が開口
し、内側のエアー空間には前記パターンエアー噴射口1
7と通じた空気路21が開口している。従って、メイン
エアー噴射口15から噴射する空気がエアーカーテンを
形成し、このエアーカーテンによって、噴射塗料の拡散
が防止されたり霧化が促進される。また、パターンエア
ー噴射口17から噴射するエアーの圧力が調節されるこ
とによって、噴射塗料の噴射パターンが細身形又は丸み
形のいずれかに近づくように調節される。
【0006】ところで、このようなエアー併用型エアレ
スガン1にあっては、塗料の噴射自体は「エアーレス」
で行われるために、塗料に含まれているゴミ等によって
塗料噴射口11が詰まり易いという欠点がある。そこ
で、この種のスプレーガンにおいては、塗料の噴射圧を
利用して塗料噴射口11の目詰まりを解消するクリーニ
ング手段が組み込まれることが多い。
【0007】そのようなクリーニング手段としては従来
から幾つかの方式のものがあるが、その中に、空気キャ
ップ3から外側に突出したハンドルを操作することで塗
料ノズル9の向きを反転させることができるようにした
ものがある(実開昭57−195467号公報)。この
ように構成されたクリーニング手段によれば、クリーニ
ングを行う際にヘッド部全体をいちいち分解しなくて済
む。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、塗料ノズル
のクリーニング手段をこのようなハンドル操作型の構造
にすると、エアーの噴射手段を設けることが困難になる
という問題がある。即ち、クリーニング手段をハンドル
操作方式にする場合は、通常、ハンドル付きのノズルホ
ルダーの回転シャフトに塗料ノズルを保持させ、このシ
ャフトをその軸回り方向へ回転自在なるように空気キャ
ップに支持させることになる。すると、このシャフトが
前記空気路19又は21を設けるべき位置を占めてしま
うので、ここに空気路を形成することができなくなって
しまい、結局、エアー噴射口としてはメインエアー用又
はパターンエアー用のいずれか一方だけにすることを余
儀なくされる。
【0009】本発明は上記した従来の問題点に鑑みて為
されたものであり、エアー噴射口の位置を工夫すること
で、ハンドル操作型のクリーニング手段を用いても、メ
インエアーとパターンエアーの両方を噴射させることが
できるエアー併用型エアレスガンを提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明エアー併用型エアレスガンは、空気キャップ
の前端部のうち塗料ノズルの塗料噴射口の長手方向両脇
の位置にパターンエアー噴射口を互いに略向き合う方向
を指向するように形成し、前記空気キャップの前端部の
うち塗料ノズルの塗料噴射口の幅方向両脇の位置にそれ
ぞれ複数のメインエアー噴射口を形成し、このメインエ
アー噴射口は前記ノズルホルダー挿入孔と対応した領域
の端辺りに配置し且つ塗料ノズルの中心軸の延長線上で
交差する方向を指向するように設けたものである。
【0011】従って、メインエアー噴射口は、塗料ノズ
ルの塗料噴射口に対してその幅方向両脇の稍斜め方向か
ら指向しているので、多少斜め方向からではあるが、噴
射する塗料のパターに対しては略その幅方向から噴射す
ることになり、従って、塗料の噴射パターンを殆ど崩す
ことは無い。また、パターンエアー噴射口は、塗料噴射
口に対してその長手方向における両脇から対向している
ので、その噴射圧を調節することによって、塗料の噴射
パターンを確実に調節することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態に係
るスプレーガン31を図面に従って説明する。33はス
プレーガン31のガン本体を示す(図1参照)。ガン本
体33の上端部には前後方向に長いエアー分流室35が
形成されており、このエアー分流室35内に円筒状をし
た分流筒37が装着されている。分流筒37の内側空間
がパターンエア分流路39Pであり、分流筒37の外側
空間がメインエアー分流路39Mであって、これらパタ
ーンエア分流路39Pとメインエアー分流路39Mは、
分流筒37の周壁に形成された小さな孔37aで互いに
通じている。
【0013】41はパターンエアー用ニードル弁を示し
(図1参照)、41aはその調節ダイヤルを示す。パタ
ーンエアー用ニードル弁41はその前半部が前記分流筒
37内に収まった状態で軸方向へ微細に位置調節され、
それにより、分流筒37の先端に位置した弁口37bの
開口面積が調節されて、ここを通過する空気量が調節さ
れる。
【0014】ガン本体33の後端部において下方へ大き
く突出した部分はグリップ43(図面では下半部を省略
してある)になっており、このグリップ43には空気導
入路45が形成されている。この空気導入路45の下端
部にはコンプレッサーから延びたエアーホースが接続さ
れる図示しない空気ニップルと空気量調節装置が装着さ
れている。また、空気導入路45の上端は、略クランク
形に屈曲した中間空気路47を通して前記エアー分流室
35の右端部と連続している。従って、コンプレッサー
から送給されて来る高圧エアーは、空気導入路45−中
間空気路47を経てエアー分流室35に供給され、ここ
からはパターンエア分流路39Pとメインエアー分流路
39Mに分かれて流れる。
【0015】49はガン本体33の前端部を前後方向に
貫通した取付け孔を示す。この取付け孔49は横断面が
円形を為し、その前端部49aとこの前端部49aに続
く中間部49bにおける内径はその余の部分49cにお
ける内径より大きく、前端部49aにおける径が最も大
きい。取付け孔49のその余の部分49cには略円筒状
をした弁ハウジング51が装着されている。
【0016】55は内側空気キャップを示し、この内側
空気キャップ55は後述する外側空気キャップ等と協働
して所要の空気室を形成する。内側空気キャップ55は
略円板形をした主部57と、この主部57の中心部から
後方へ突出した円筒形の結合部59と、主部57の前面
の外周部に沿って延びる環状壁61と、主部57の前面
の中心部から突出した略円錐台形の凸部63とが一体に
形成されて成り、主部57にはここを厚み方向へ貫通し
た空気通り孔65が形成されている。この空気通り孔6
5は、主部57のうち環状壁61と凸部63との間の領
域に対応した部分に、周方向へ複数設けられている。
【0017】このような内側空気キャップ55は、その
結合部59が弁ハウジング51の前端部に内嵌め状に螺
合されることで弁ハウジング51に固定され、この状態
で、内側空気キャップ55の主部57及び環状壁61は
前記取付け孔49の前端面より稍前方へ突出するように
位置する。
【0018】内側空気キャップ55の結合部59におけ
る内部空間の前端は凸部63に達するところまで延びて
おり、この内部空間と弁ハウジング51の内部空間とで
塗料導入室67が形成される。
【0019】53は塗料ニップルを示し、この塗料ニッ
プル53は、ガン本体33の前端部に下方から装着され
ると共に、その先端口は弁ハウジング51の周壁に形成
された孔を通して塗料導入室67に開いている。この塗
料ニップル53には塗料ポンプから延びた塗料ホースが
接続される。従って、塗料ポンプから送給されて来る高
圧塗料は先ず塗料導入室67に導入される。内側空気キ
ャップ55の凸部63の中心部には塗料出口63aが形
成されており、塗料導入室67の前端はこの塗料出口6
3aを通して前方へ開口している。
【0020】69はメインエアーの噴出と塗料の噴出の
両方を制御するための複合ニードル弁を示し、69aは
塗料噴射量を調節するための調節ダイヤルを示す。この
複合ニードル弁69は、内外二重構造で前後方向に長い
摺動ロッド71と、この摺動ロッド71の前端部に固定
された塗料弁73と、摺動ロッド71の後端部寄りの位
置に固定された空気弁75と、摺動ロッド71の中間部
に固定された係合子77等から成る。そして、摺動ロッ
ド71のうち係合子77から前方の部分は塗料導入室6
7内に挿入され、係合子77から後方の部分は前記中間
空気路47内に挿入されている。
【0021】79はトリガーレバーを示し、このトリガ
ーレバー79に前記係合子77が係合している。トリガ
ーレバー79が引かれていない状態においては、空気弁
75が中間空気路47の空気弁口47aに密接してこの
空気弁口47aを閉鎖すると共に、塗料弁73が塗料弁
口63aに密着してこの塗料弁口63aを閉鎖してい
る。そして、トリガーレバー79が初期ストローク分引
かれると、空気弁75が後退して空気弁口47aが開
き、これにより、高圧エアーがエアー分流室35に供給
される。この状態から更にトリガーレバー79が引かれ
ると、塗料弁73が後退して塗料弁口63aが開き、そ
れにより、高圧塗料が塗料弁口63aから前方へ噴出す
る。
【0022】81は外側空気キャップを示す。外側空気
キャップ81はガン本体33の前端面の外径と略同じ大
きさの外径を有した円筒状をしており、その外周面の後
端部にはフランジ83が形成されている。85は外側空
気キャップ81の中心孔を示し、この中心孔85の後端
部85aはその余の部分より稍大径に形成されており、
従って、中心孔85の内周面には後方を向いた段差面8
5bがある。外側空気キャップ81の前端側へ偏寄した
位置にはノズルホルダー挿入孔87が形成され、このノ
ズルホルダー挿入孔87は外側空気キャップ81の軸と
直交する方向へ貫通している。
【0023】外側空気キャップ81の前端面81aには
2つのパターンエアー噴射口89と、4つのメインエア
ー噴射口91が形成されている(図2から図4を参
照)。2つのパターンエアー噴射口89は、前端面81
aの外周部寄りに設けられており、前端面81aの中心
を挾んで互いに反対側に位置すると共に、前端面81a
に形成された比較的深い凹部93の奥端面に設けられて
いる。そしてこのパターンエアー噴射口89は、図4に
示すように、外側空気キャップ81の軸に対して略45
°互いに内側に向かって傾斜した方向を指向している。
上記凹部93の互いに近い方の端は中心孔85に達して
いる。
【0024】また、4つのメインエアー噴射口91は、
前端面81aの中心を中心とした円の上に配置され、そ
の円の半径はパターンエアー噴射口89の上記中心から
の距離より稍短く、ノズルホルダー挿入孔87と対応し
た領域の端辺りに設けられている。そして、これら4つ
のメインエアー噴射口91の指向方向は、外側空気キャ
ップ81の軸の延長線上のうち前端面81aより稍前寄
りの位置で互いに交差する方向になっている(図4参
照)。
【0025】外側空気キャップ81には2つのパターン
エアー通路95と4つのメインエアー通路97が形成さ
れている(図3、図4参照)。パターンエアー通路95
は、その後端が外側空気キャップ81の前記段差面85
bに開口し、その前端はパターンエアー噴射口89と連
続している。また、メインエアー通路97はその後端が
外側空気キャップ81の後端面外周部に開口し、その前
端はメインエアー噴射口91と連続している。
【0026】99はホルダー支持部材を示す。このホル
ダー支持部材99は基本的に円筒状をしており、その外
径は外側空気キャップ81の中心孔85の内径と略等し
く、その外周面の略前半部にはこのホルダー支持部材9
9の軸心を挾んで互いに反対側に位置した2つの平坦面
101が形成されている。103はホルダー支持部材9
9を貫通したホルダー挿通孔を示し、このホルダー挿通
孔103は上記平坦面101に垂直な方向へ延びてい
る。このようなホルダー支持部材99は、外側空気キャ
ップ81の中心孔85に後ろから挿入され、そのホルダ
ー挿通孔103と外側空気キャップ81のホルダー挿入
孔87とが一致される。
【0027】105はノズルパッキンアセンブルを示
す。このノズルパッキンアセンブル105は、前側パッ
キン106及び後側パッキン107と、これら前後のパ
ッキン106と107との間に介挿されたOリング10
9とから構成されている(図1では、このノズルパッキ
ンアセンブル105を単一構造に略してある。)。この
前後両パッキン106、107は滑り性の良い合成樹脂
により軸長が短い略円柱状を為すように形成されると共
に、これらの中心部を軸方向へ貫通した塗料通り孔11
0が形成されており、前側パッキン106の前端面10
6aは凹円弧面になっている。このようなノズルパッキ
ンアセンブル105は、前記ホルダー支持部材99の中
心孔111に後ろから圧入される。この状態のホルダー
支持部材99を上方から見て、ノズルパッキンアセンブ
ル105の前端面106aはホルダー支持部材99のホ
ルダー挿入孔103の内周面と同一面上に位置する。
【0028】前記した外側空気キャップ81は、ホルダ
ー支持部材99が取り付けられた状態で、ガン本体33
の前端部に装着され、その装着はキャップナット113
により行われる。このキャップナット113はリング状
を為し、その内周面の前端部には押圧フランジ115が
形成されている。このキャップナット113を外側空気
キャップ81に外嵌した状態で、キャップナット113
の後端部をガン本体33の前端部に外嵌状に螺合して締
め付けると、キャップナット113の押圧フランジ11
5が外側空気キャップ81のフランジ83を前方から押
圧し、それによって、ノズルパッキンアセンブル105
の後端面が前記内側空気キャップ55の凸部63の前端
面に圧着される。しかして、外側空気キャップ81がガ
ン本体33の前端部に取り付けられると共に、前記塗料
導入室67がノズルパッキンアセンブル105の塗料通
り孔110と連続する。
【0029】外側空気キャップ81がガン本体33に装
着されると、内側空気キャップ55の環状壁61とホル
ダー支持部材99及び後側パッキン107等によって、
環状のパターンエアー中継室117が形成される。この
パターンエアー中継室117には外側空気キャップ81
の前記2つのパターンエアー通路95と、内側空気キャ
ップ55の空気通り孔65が開口する。
【0030】前記した分流筒37の弁口37bから前方
に延びた小径な通路119と取付け孔49の中間部49
bとは連通孔121によって通じる。従って、前記パタ
ーンエアー分流路39Pに入って来た高圧空気は、弁口
37b−通路119−連通孔121−取付孔49の中間
部49b−空気通り孔65−パターンエアー中継室11
7−パターンエアー通路95を経てパターンエアー噴射
口89から噴射する。
【0031】また、外側空気キャップ81がガン本体3
3に装着されると、内側空気キャップ55の主部57と
前記取付け孔49の前端部49aの内面とキャップナッ
ト113と外側空気キャップ81の後端面等によって、
環状のメインエアー中継室123が形成される。このメ
インエアー中継室123には外側空気キャップ81の前
記4つのメインエアー通路97が開口する。前記したメ
インエアー分流路39Mとメインエアー中継室123と
はガン本体33の側部に形成された連通孔125(図1
参照)によって通じる。従って、前記メインエアー分流
路39Mに入って来た高圧空気は、連通孔125−メイ
ンエアー中継室123−メインエアー通路97を経てメ
インエアー噴射口91から噴射する。
【0032】131はノズルホルダーを示す。このノズ
ルホルダー131は、略T字形をした合成樹脂製のハン
ドル133と、円柱状の保持シャフト135とから成
り、この保持シャフト135の上端部はハンドル133
の軸部137に埋込状に固定されている。ハンドル13
3の把持部139の一端部139aは先細りの形になっ
ている。また、ハンドル133の軸部137の外周面に
おける下端部には互いに反対側に位置した平坦な2つの
ストッパ面141が形成されている。保持シャフト13
5の下端寄りの位置には、この保持シャフト135の軸
心と直交する方向へ貫通したノズル取付け孔143が形
成されており、このノズル取付け孔143の方向はハン
ドル133の把持部139の長手方向と平行な向きにな
っている。
【0033】145は上記ノズル取付孔143に装着さ
れた塗料ノズルを示す。この塗料ノズル145は、その
前部を為すノズルチップ149と、その後部を為す押し
ネジ151と、これらノズルチップ149と押しネジ1
51との間に介挿された合成樹脂製のパッキン153と
から構成されている(図1、図4及び図5では、この塗
料ノズル145を単一構造に略してある。)。147は
ノズルチップ149の球状前端面に形成された塗料噴射
口を示し、この塗料噴射口147は正面から見て細身の
楕円形をしている。塗料ノズル145のノズルホルダー
131に対する向きは、その塗料噴射口147がハンド
ル133の把持部139の先細り方向と同じ方向を向き
且つその楕円形の幅方向が保持シャフト135の軸方向
と平行な方向となる向きになっている。従って、ハンド
ル133の把持部139の先細り方向は塗料ノズル14
5の塗料噴射口147が向いている方向を示す。
【0034】ノズルホルダー131は、その保持シャフ
ト135が前記ホルダー支持部材99のホルダー挿入孔
103に回転自在に挿入されることで、保持シャフト1
35の軸回りへ回転自在なる状態で外側空気キャップ8
1に保持され、この挿入はハンドル133の下端がホル
ダー支持部材99の平坦面101に乗載するところまで
為される。ノズルホルダー131の外側空気キャップ8
1からの抜止めは図示しない抜け止め手段によって為さ
れる。
【0035】ノズルホルダー131が外側キャップ81
に装着されると、その保持シャフト135の外周面が前
記ノズルパッキンアセンブル105の前端面106aと
ぴったり接触すると共に、塗料ノズル145の軸心がノ
ズルパッキンアセンブル105の軸心と同じ高さに位置
する。
【0036】ノズルホルダー131の回転は中心角18
0°の範囲に規制される。即ち、ノズルホルダー131
の回転は、ノズルホルダー131に設けられている前記
ストッパ面141の一方がホルダー支持部材99の平坦
面101の後側壁に当接した前向き位置(図1に示す位
置)と、別のストッパ面141がホルダー支持部材99
の平坦面101の後側壁に当接した後向き位置(図5に
示す位置)との間に規制される。
【0037】ノズルホルダー131が前向き位置に来た
状態では、塗料ノズル145が前向きの姿勢になって、
その中心孔の後端がノズルパッキンアセンブル105の
前端と連続する。また、ノズルホルダー131が後向き
位置に来た状態では、塗料ノズル145が後向きの姿勢
になって、その塗料噴射口147がノズルパッキンアセ
ンブル105の前端に臨む(図5参照)。スプレーガン
31は以上のように構成されている。
【0038】次に、スプレーガン31の作用を説明す
る。塗装を行うときは、ノズルホルダー131を前向き
位置へと移動させる。この状態からトリガーレバー79
を引くと、メインエアー噴射口91からメインエアーが
噴射すると共に、パターンエアー噴射口89からパター
ンエアーが噴射し、次いで塗料ノズル145から塗料が
噴射する。塗料ノズル145から噴射する塗料の噴射パ
ターンは、基本的には、塗料噴射口147の楕円形状と
相似形である。
【0039】メインエアーは、このような形で噴射する
塗料に対して、その形を殆ど崩さない方向から噴射す
る。即ち、図3を見て分かるように、メインエアー噴射
口91は塗料噴射口147に対してはその幅方向両脇の
稍斜め方向から指向しているので、多少斜め方向からで
はあるが、噴射する塗料のパターに対しては略その幅方
向から噴射することになり、従って、塗料の噴射パター
ンを殆ど崩すことは無い。また、パターンエアー噴射口
89は、図3を見て分かるように、塗料噴射口147に
対してその長手方向における両脇から対向しているの
で、その噴射圧を調節することによって、塗料の噴射パ
ターンを確実に調節することができる。
【0040】塗料ノズル145に目詰まりが生じたとき
は、ノズルホルダー131を後向き位置へと移動させ、
この状態でトリガーレバー79を引いて塗料を噴射させ
る。すると、この状態では、高圧塗料が塗料噴射口14
7に外側から噴入するので、塗料噴射口147の内側で
詰まっていたゴミが簡単に吹き飛ばされる。
【0041】以上、本発明の実施の形態について詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設
計の変更などがあっても本発明に含まれる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明エアー併用型エア
レスガンによれば、メインエアー噴射口は、塗料ノズル
の塗料噴射口に対してその幅方向両脇の稍斜め方向から
指向しているので、多少斜め方向からではあるが、噴射
する塗料のパターに対しては略その幅方向から噴射する
ことになり、従って、塗料の噴射パターンを殆ど崩すこ
とは無い。また、パターンエアー噴射口は、塗料噴射口
に対してその長手方向における両脇から対向しているの
で、その噴射圧を調節することによって、塗料の噴射パ
ターンを確実に調節することができる。従って、本発明
によれば、塗料ノズルのクリーニング手段をハンドル操
作型の構造にしても、メインエアーとパターンエアーの
両方を噴射させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るスプレーガンの垂直
断面図である。
【図2】図1に示すスプレーガンの要部を拡大した分解
斜視図である。
【図3】図1に示すスプレーガンの前端部のみを拡大し
た正面図である。
【図4】図3のA−A線に沿って切断した断面図であ
る。
【図5】図1に示すスプレーガンの要部を、ノズルホル
ダーを後向き姿勢にした状態で示す拡大断面図である。
【図6】従来のエアー併用型エアレスガンの一例を示す
要部正面図である。
【符号の説明】
31 エアー併用型エアレスガン 81 空気キャップ 87 ノズルホルダー挿入口 89 パターンエアー噴射口 91 メインエアー噴射口 131 ノズルホルダー 133 ハンドル 135 ノズル保持シャフト 143 ノズル取付孔 145 塗料ノズル 147 塗料噴射口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心軸と直交する方向へ延びるノズルホル
    ダー挿入孔が形成された空気キャップと、ハンドル付き
    ノズルホルダーと、楕円形の塗料噴射口が形成された塗
    料ノズルとを備え、前記ノズルホルダーのノズル保持シ
    ャフに形成されたノズル取付孔に前記塗料ノズルを装着
    し、前記ノズル保持シャフトを前記空気キャップのノズ
    ルホルダー挿入孔に回転自在に支持させ、塗装を行うと
    きはノズルホルダーを前向き姿勢とし、塗料ノズルのク
    リーニングを行うときはノズルホルダーを後向き姿勢と
    するエアー併用型エアレスガンであって、前記空気キャ
    ップの前端部のうち塗料噴射口の長手方向両脇の位置に
    パターンエアー噴射口を互いに略向き合う方向を指向す
    るように形成し、前記空気キャップの前端部のうち塗料
    噴射口の幅方向両脇の位置にそれぞれ複数のメインエア
    ー噴射口を形成し、このメインエアー噴射口は前記ノズ
    ルホルダー挿入孔と対応した領域の端辺りに配置し且つ
    塗料ノズルの中心軸の延長線上で交差する方向を指向す
    るように設けたことを特徴とするエアー併用型エアレス
    ガン。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001162197A (ja) * 1999-12-10 2001-06-19 Cosmo Tec Kk 回転チップ式エアー併用型エアレスガンのノズルヘッド
US6953934B2 (en) 2002-03-06 2005-10-11 Canon Kabushiki Kaisha Radiation detection apparatus and system
WO2009062642A1 (fr) * 2007-11-16 2009-05-22 Marcel Leisi Tete de pulverisation

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