JPH10151296A - 回転式クリーニング装置 - Google Patents

回転式クリーニング装置

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JPH10151296A
JPH10151296A JP1473497A JP1473497A JPH10151296A JP H10151296 A JPH10151296 A JP H10151296A JP 1473497 A JP1473497 A JP 1473497A JP 1473497 A JP1473497 A JP 1473497A JP H10151296 A JPH10151296 A JP H10151296A
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JP
Japan
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clothes
tank
cleaning tank
cleaning
cleaning device
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Application number
JP1473497A
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English (en)
Inventor
Yasuo Akiyama
安男 秋山
Hajime Ishimaru
肇 石丸
Taihei Idesawa
大平 出澤
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Zaidan Hojin Shinku Kagaku Kenkyusho
Original Assignee
Zaidan Hojin Shinku Kagaku Kenkyusho
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、衣服のクリーニング装置に関し、特
に衣服の型くずれを防止しながら洗浄液で効率よく洗浄
できるようにするとともに、複雑な粗絞り機構を不要に
した。 【解決手段】洗浄液を収容しうる回転式のクリーニング
タンク2の内周面に沿って複数のハンガー6が列設さ
れ、同ハンガー6に掛けられた衣服7の下端部をタンク
底部で支持するための衣服支持調整手段が設けられてい
る。この手段としてはバネ式撓曲機構5aなどが設けら
れる。タンク2の中央には隆起部2aが形成され、その
内部にタンク回転駆動用のモータ4が設置される。タン
ク2の周壁には衣服乾燥用の電熱線(シースヒーター)
が設けられ、隆起部2a内の給電系16からスリップリン
グ15を介して給電される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚れた衣服をオゾ
ン溶水等の洗浄液で洗浄するための回転式クリーニング
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の塩素系や石油系の洗浄液を用いた
業務用洗浄機は、クリーニングタンクに洗浄液を入れた
まま開放されることが多いので、地球環境の汚染問題を
起こしやすい。そこでオゾン溶水による衣服のクリーニ
ングが注目されているが、従来の装置では、固定された
クリーニングタンク内でハンガーに吊るした衣服へオゾ
ン溶水等のシャワーをかけることが行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
にハンガーに掛けた衣服へオゾン溶水等の洗浄液のシャ
ワーを浴びせると、濡れた衣服の重みで衣服の型くずれ
を起こしやすく、型くずれがひどくならないうちに脱水
すると、十分に汚れが落ちないという不具合がある。ま
た固定されたクリーニングタンクを用いる場合は、同タ
ンク内で洗浄後の衣服について粗絞りを行なう必要があ
るので、クリーニングタンク内に粗絞り機構を挿入する
ための複雑な機構が装備されなければならない。そこで
本発明は、衣服の型くずれを招くことなくオゾン溶水等
の洗浄液で十分に衣服の洗浄を行なえるようにするとと
もに、複雑な粗絞り機構を必要としない回転式クリーニ
ング装置を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明の回転式クリーニング装置は、洗浄液を収容
しうるクリーニングタンクと、同クリーニングタンクを
鉛直中心軸線のまわりに回転させる駆動機構とをそな
え、上記クリーニングタンクの内周面に沿って複数のハ
ンガーを掛けるフックが設けられるとともに、同ハンガ
ーに掛けられた衣服の下端部を上記クリーニングタンク
の底部で支持するための衣服支持調整手段が設けられた
ことを特徴としている。
【0005】上述の本発明の回転式クリーニング装置で
は、上記クリーニングタンク内でフックに支持された複
数のハンガーにそれぞれ衣服を掛けられるが、各衣服の
下端部がタンク底部で支持されるように衣服支持調整手
段が設けられるので、各衣服の重量の支持は、そのハン
ガーとタンク底部とで分担されるようになる。したがっ
て、衣服が洗浄液で濡れて重たくなっても、その重量を
ハンガーのみで支えていた従来の場合と比べて、衣服の
型くずれが抑制されるようになる。
【0006】また、上記のクリーニングタンクは、鉛直
中心軸線のまわりに回転できるので、同タンクを緩やか
に回転させて衣服の洗浄を促進させることができ、同衣
服の洗浄後には上記クリーニングタンクの高速回転によ
り効率のよい脱液操作が行なわれるようになる。したが
って、複雑な粗絞り機構は不要になる。
【0007】さらに、本発明の回転式クリーニング装置
は、上記クリーニングタンクが、底部中央に隆起部を形
成されて、同隆起部の外周に沿い環状の洗浄液貯溜部を
そなえ、同洗浄液貯溜部の周面に沿って上記フックが列
設されていることを特徴としている。
【0008】このように、クリーニングタンクの底部中
央に隆起部が形成されると、同隆起部の外周に沿う環状
の洗浄液貯溜部が、同貯溜部周面のフックにハンガーを
介して掛けられている衣服の洗浄に適した量の洗浄液を
収容する容積となり、これにより高価な洗浄液を適量だ
け有効に用いて衣服の洗浄を行なえる利点がある。
【0009】また、上記隆起部が中空状に形成されて、
同隆起部の内部に上記駆動機構としてのモーターが設置
されると、同隆起部の内部空間が極めて有効に利用され
るようになる。
【0010】さらに、上記衣服支持調整手段が、上記フ
ックに介装されたバネ式撓曲機構として構成されると、
同フックにハンガーを介して衣服が装着される際に同衣
服の重量に応じて上記バネ式撓曲機構の撓曲が行なわれ
るので、同衣服の下端部をタンク底部で分担支持する作
用が自動的に行なわれるようになる。
【0011】また、上記衣服支持調整手段が、上記ハン
ガーの上端のフック部分に介装された伸縮バネとして構
成されている場合も、同衣服の重量に応じて上記伸縮バ
ネの伸長が行なわれるので、上記衣服の下端部をタンク
底部で分担支持する作用が自動的に行なわれるようにな
る。
【0012】さらに、本発明の回転式クリーニング装置
は、上記クリーニングタンクの上方に、上記ハンガーに
掛けられた衣服へ洗浄液のシャワーをかけるノズルが設
けられたことを特徴としている。
【0013】上記クリーニングタンクには予め洗浄液を
所定の液位まで収容しておいてもよいが、同タンクの上
方にノズルを設けておいて、同タンク内の上記フックに
支持されたハンガーに掛けられている衣服に洗浄液のシ
ャワーを浴びせるようにすると、早期に洗浄作用が開始
され、同シャワーの放射に伴いクリーニングタンク内に
は洗浄液が貯留されるので、その液位が70cm 程度にな
ったところで、上記クリーニングタンクの緩やかな回転
および反転により、各ハンガーの衣服をその下端部がタ
ンク底部に当接した状態で、衣服の型くずれを起こさな
いようにしながら、効率よく洗浄処理が行なわれる。
【0014】また、上記クリーニングタンクを衣服洗浄
のため緩やかに回転および反転させたり脱液のため高速
で回転させたりする制御器が、上記駆動機構に付設され
ていると、上記衣服の洗浄や脱液が自動的に行なわれる
ようになる。
【0015】さらに、上記クリーニングタンクを蔽うケ
ーシングが設けられて、同ケーシング上部の衣服出入口
に気密封鎖可能の開閉蓋が設けられるとともに、上記ケ
ーシングの内部を真空にして上記衣服を乾燥させるため
の真空ポンプが付設されると、上記衣服の洗浄後に同衣
服の脱液乾燥が短時間のうちに効率よく行なわれるよう
になる。そして、上記ケーシングにより、洗浄液から気
化した有害なガスを閉じ込める利点が得られるほか、ケ
ーシング内の真空環境と相まって、クリーニングタンク
回転時の騒音の外部への伝播も防止することができる。
【0016】また、本発明の回転式クリーニング装置
は、上記クリーニングタンクの高速回転時に同クリーニ
ングタンク内で衣服から分離された洗浄液を上記クリー
ニングタンクの外部へ排出すべく、同クリーニングタン
クの周壁の水平断面における内径が上方へゆくにしたが
い増大するように設定されていることを特徴としてい
る。
【0017】上述のように、クリーニングタンクの内径
が上方へゆくにしたがい増大して、同タンクが上方へラ
ッパ状に開いていると、同タンク内で洗浄された衣服か
らの脱液のため同タンクを高速回転させる際に、衣服か
ら分離した洗浄液は、遠心力を受けて上記クリーニング
タンクの内周壁に沿い上昇し、同タンクの上縁部から上
記ケーシングの内部に落下するようになって、同ケーシ
ングの排水口から適切に排出することができる。
【0018】さらに、本発明の回転式クリーニング装置
は、上記クリーニングタンク内に洗浄液が貯溜された状
態で同洗浄液の液中に浸漬される位置に配設された超音
波発生器が、上記ケーシングの頂壁から垂下されるよう
にして同頂壁に固定されていることを特徴としている。
【0019】上述の本発明の装置では、洗浄液のシャワ
ーで洗浄作用を受けた衣服が、同シャワーによりクリー
ニングタンク内に貯溜された洗浄液に浸漬される状態
で、上記超音波発生器による洗浄液の高周波振動の作用
を受けるので、さらに十分な衣服洗浄作用が行なわれる
ようになる。
【0020】そして、上記クリーニングタンク内で洗浄
後の衣服を乾燥させるためのマイクロ波発生器が、上記
クリーニングタンクの上方に設けられていると、同クリ
ンーニングタンクの高速回転により同タンク内で粗絞り
された衣服が、上記マイクロ波発生器の作用を受けて加
熱され、手順よく乾燥されるようになる。
【0021】また、上記クリーニングタンク内で洗浄後
の衣服を乾燥させるための赤外線ランプが、同クリーニ
ングタンクの上方に設けられていると、この場合も同ク
リーニングタンクの高速回転により同タンク内で粗絞り
された衣服の加熱乾燥が、上記赤外線ランプの照射を受
けることにより能率よく行なわれるようになる。
【0022】さらに、上記クリーニングタンク内の衣服
の乾燥時に同衣服の乾燥状態を検出する乾燥モニターが
設けられると、前述のマイクロ波発生器や赤外線ランプ
などで、粗絞り後の衣服を加熱し乾燥させる際に、上記
乾燥モニターで検知された情報に基づき、衣服が過熱状
態になる前に加熱作用を自動的に停止させることが可能
になり、これにより衣服の損傷を防止することができ
る。
【0023】また、本発明の回転式クリーニング装置
は、上記クリーニングタンクによるクリーニング作業を
行なうための作業室の壁部開口に上記ケーシングの一部
が嵌め込まれて、同ケーシングにおける上記衣服出入口
が、上記作業室の内部からのアクセス範囲に設けられた
ことを特徴としている。
【0024】上述の本発明の回転式クリーニング装置で
は、作業室内でクリーニングタンクに対する衣服の出入
操作の行なわれる衣服出入口の近傍のケーシング部分だ
けが、作業室内に存在するように、クリーニングタンク
を蔽うケーシングを設置することができるので、作業室
内における本装置の所要設置面積を小さくすることが可
能になる。
【0025】さらに、本発明の回転式クリーニング装置
は、上記クリーニングタンクの回転操作時に同タンクの
内周面に列設された上記フックの各位置が上記ケーシン
グにおける上記衣服出入口の中央部に到来するごとに同
クリーニングタンクの回転を一時停止させる間欠作動制
御機構が、同制御機構への切替スイッチと共に上記制御
器に設けられていることを特徴としている。
【0026】このように、衣服を上記クリーニングタン
ク内に入れたり出したりするため同タンクを回転操作す
る際に、同タンク内の周面に沿って列設された各フック
が、上記衣服出入口の中央部に順次到来するごとに、同
タンクの回転が一時停止するように制御器で制御される
と、作業員は上記フックとスリックレールとの間で衣服
をハンガーに掛けたまま受け渡しする作業を極めて円滑
に能率よく行なえるようになる。
【0027】また、本発明の回転式クリーニング装置
は、上記クリーニングタンクの壁部に絶縁を施された電
熱線が装着され、同電熱線へ同タンクの回転軸における
スリップリングを介して給電するための給電系が、上記
クリーニングタンクの底部中央の隆起部の内部に設けら
れたことを特徴としている。
【0028】このように、クリーニングタンクの壁部に
電熱線が装着されて、同タンクでの衣服の洗浄および粗
絞り後に、同衣服の乾燥処理が上記電熱線への通電によ
り行なわれるようになっていると、クリーニングタンク
内での衣服の洗浄および粗絞りに引き続き、同タンク内
で効率よく迅速に衣服の乾燥処理が施されるようにな
る。
【0029】そして、上記電熱線への給電については、
外部からの給電系がクリーニングタンク底部中央の隆起
部内に設けられているので、同給電系からタンク回転軸
におけるスリップリングを介し上記電熱線への通電が支
障なく行なわれる。
【0030】また、本発明の装置は、上記スリップリン
グが相互間に通電接触部を有する下段の固定リングと上
段の可動リングとからなり、上記可動リングが上記回転
軸に対し上下動可能にスプライン係合して同回転軸と一
体に回転しうるように配設されて、上記回転軸の回転に
伴い上記可動リングを上記固定リングから離脱上昇させ
る遠心型重錘リンク式離接機構が設けられ、上記可動リ
ングの通電接触部に上記電熱線が接続されたことを特徴
としている。
【0031】このようなスリップリングの構成により、
クリーニングタンクの停止時には下段の固定リングに対
し上段の可動リングが降下して、リング相互間の通電接
触部が接触した状態に保たれるので、このスリップリン
グを介して行なわれる前記電熱線への通電が支障なく行
なわれる。そして、上記電熱線への通電を必要としない
クリーニングタンクの回転状態では、上記遠心型重錘リ
ンク式離接機構で上段の可動リングが自動的に上昇し、
下段の固定リングとの間の通電接触部が離脱状態となる
ので、同通電接触部の摩耗が抑制されるようになる。
【0032】さらに、上記クリーニングタンクの底部に
排水用電磁弁をそなえるとともに、同電磁弁へ給電する
ための配線が上記スリップリングにおける可動リングの
通電接触部に結線されていると、上記クリーニングタン
クの回転を停止させた状態で、同タンク内の洗浄液を排
出するため上記電磁弁を作動させる際にも、上記スリッ
プリングの可動リングは降下して下段の固定リングとの
通電接触部が接触状態に保たれているので、同電磁弁へ
の通電が支障なく行なわれる。
【0033】また、本発明の回転式クリーニング装置
は、上記クリーニングタンクの周壁がアルミ合金の薄板
で形成されて、同薄板を加熱しうるように上記電熱線が
装着され、同タンクの周壁の内面から洗浄後の衣服へ放
射される輻射熱を高めるためのセラミック層が、同タン
クの周壁内面に設けられるとともに、同タンクの周壁外
面に補強層が設けられたことを特徴としている。
【0034】このように、クリーニングタンクの周壁が
アルミ合金の薄板で形成されて、同周壁の外面に補強層
が設けられると、クリーニングタンクの強度を十分に維
持しながら、同タンクを軽量化することが可能となっ
て、同タンクの高速回転に要する前記駆動機構の容量の
増大を抑制することができる。そして、アルミ合金製の
タンク周壁に前記電熱線が装着されて、タンク内の洗浄
後の衣服へタンク周壁内面から放射される輻射熱が、同
タンク周壁内面に設けられたセラミック層で高められる
ので、タンク内での衣服の乾燥処理が効率よく行なわれ
るようになる。
【0035】また、上記補強層が、上記クリーニングタ
ンクの周壁外面にピアノ線(鋼線)や炭素繊維ワイヤの
ごとき補強用ワイヤを巻き付けてエポキシ樹脂で固める
ことにより形成されると、上記クリーニングタンクの軽
量化をはかりながら同タンクの強度を十分に維持するこ
とが可能になる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の一実施
形態としての回転式クリーニング装置について説明する
と、図1はその主要部の縦断面図、図2はその付帯設備
を含めた全体構成図、図3はそのクリーニングタンク内
における衣服の装着状態を示す水平断面図であり、図4
は上記クリーニングタンクの周壁の構成を示す説明図、
図5は上記装置における遠心型重錘リンク式離接機構の
説明図である。
【0037】図1に示すように、塩素系や石油系の溶剤
あるいはオゾン溶水等の洗浄液1を収容しうる円形水平
断面をもったクリーニングタンク2が、同タンク2と一
体の中空回転軸3をそなえて、駆動機構としてのモータ
ー4により回転駆動されるように設けられている。そし
て、クリーニングタンク2の高速回転時に同クリーニン
グタンク内で衣服から分離された洗浄液をタンク外へ排
出できるように、クリーニングタンク2の周壁の水平断
面における内径が上方へゆくにしたがい増大するように
設定されている。クリーニングタンク2は、底部中央に
円筒状の隆起部2aを形成されており、同隆起部の外周
に沿って環状の洗浄液貯溜部2bが形成されている。
【0038】そして、洗浄液貯溜部2bの周囲に沿い複
数のフック5が列設されており、同フック5にハンガー
6を介して装着された衣服7の下端部をクリーニングタ
ンク2の底部におけるプラットホーム2cに当接させる
ため、クリーニングタンク2の周壁に対するフック5の
取付け高さが、図示しない取付位置調整手段で調整され
るようになっており、さらにフック5にバネ式撓曲機構
5aが設けられて、同バネ式撓曲機構が自動的な衣服支
持調整手段を構成している。なお、この衣服支持調整手
段としては、ハンガー6の上端のフック部分に介装され
た伸縮バネ6aが用いられるようにしてもよく、あるい
はフック5を上下に3段程度設けるようにしてもよい。
フック5には、クリーニングタンク2の回転停止状態で
衣服7をクリーニングタンク2の周壁内面から離隔させ
るためのコイルバネ5bも装填されている。
【0039】また、クリーニングタンク2を蔽うように
ケーシング8が設けられていて、同ケーシング8の頂壁
8aの衣服出入口8bに気密封鎖可能の開閉蓋9が設け
られている。そして、クリーニングタンク2の洗浄液貯
溜部2bの上方においてケーシング8の天井部には衣服
7へ洗浄液のシャワーをかけるノズル10が設けられてい
る。
【0040】ノズル10からの洗浄液のシャワーにより衣
服7が洗浄された後も、同シャワーの放射に伴い洗浄液
貯溜部2bに貯溜された洗浄液に浸積されている衣服7
の洗浄を促進するため、クリーニングタンク2を緩やか
に回転および反転させる遠隔操作型制御器11がモーター
4に付設され、同制御器11は衣服7の洗浄終了後に同衣
服7から脱水するためクリーニングタンク2を高速で回
転させる制御も行なえるようになっている。
【0041】さらに、クリーニングタンク2内に洗浄液
1が貯溜された状態で同洗浄液1の液中に浸漬される位
置に配設された超音波発生器18が、ケーシング8の頂壁
8aから垂下されるようにして同頂壁8aに固定されて
いるほか、クリーニングタンク2内で洗浄後の衣服7を
乾燥させるためのマイクロ波発生器19が、クリーニング
タンク2内の洗浄液の液面よりも上方に設けられて、ケ
ーシング頂壁8aに支持されている。
【0042】また、クリーニングタンク2内で洗浄後の
衣服7を乾燥させるための赤外線ランプ20も、同クリー
ニングタンク2の上方でケーシング頂壁8aに支持され
ている。さらに、クリーニングタンク2内の衣服7の乾
燥時に同衣服7の乾燥状態を検出する乾燥モニター21
が、ケーシング頂壁8aから垂下されている。
【0043】図4に示すように、クリーニングタンク2
の周壁は、アルミ合金の薄板31を主体として構成される
が、同薄板31を加熱しうる電熱線(シースヒーター)32
を含んだ加熱層が設けられ、同加熱層で加熱された薄板
31の内面から衣服7へ放射される輻射熱を高めるため、
薄板31の内面(タンク周壁内面)にはセラミック層33が
設けられている。またタンク周壁外面には補強層34が設
けられ、同補強層34は、タンク周壁外面にピアノ線(鋼
線)や炭素繊維ワイヤのごとき補強用ワイヤ34aを単層
だけ巻付けたり斜めに交叉するように巻き付けたりし
て、エポキシ樹脂34bで塗り固めることにより形成され
ている。
【0044】本装置の外部からの給電系16はクリーニン
グタンク2の隆起部2aの内部に設けられて、給電ケー
ブル16aに接続されており、この給電系16における配電
部からモーター4や電熱線32への給電が行なわれる。給
電系16からモーター4への配線は隆起部2a内で容易に
行なわれるが、クリーニングタンク2の周壁における電
熱線32への給電は、同タンク2が回転可能に設けられて
いるため、スリップリング15を介して行なわれる。
【0045】すなわち、スリップリング15は相互間に通
電接触部を有する下段の固定リング15bと上段の可動リ
ング15aとからなり、可動リング15aが回転軸3に対し
上下動可能にスプライン係合して同回転軸3と一体に回
転しうるように配設され、常時は押圧バネ15dで下方へ
押圧されている。そして、回転軸3の回転に伴い可動リ
ング15aを固定リング15bから離脱上昇させるガバナ方
式の遠心型重錘リンク式離接機構が17設けられ、可動リ
ング15aの通電接触部に電熱線32が接続されている。
【0046】なお、遠心型重錘リンク式離接機構17は、
図5に示すように、一端をそれぞれ可動リング15aおよ
び回転軸3に枢着された一対のリンク17a, 17bと、こ
れらのリンク17a, 17bの各他端を枢着された重錘17c
とからなり、クリーニングタンク2の回転軸3が停止し
た状態では、両リング15a, 15bの相互間の通電接触部
15cが通電可能の接触状態に保たれるが、回転軸3の回
転に伴い重錘17cが遠心力で回転軸3から遠ざかろうと
すると、可動リング15aがスプライン3aに沿って上昇
し、回転軸3に固定された固定リング15bから離脱する
ので、両リング15a, 15b 間の通電接触部15cも離脱
状態となるものである。そして、前述の電熱線32は、可
動リング15aの側の通電接触部15cに接続されている。
【0047】また、クリーニングタンク2の底部には排
水用の電磁バルブ25が設けられており、この電磁バルブ
25を開くための通電も可動リング15aの通電接触部15c
を介して行なわれる。
【0048】図3に示すように、回転式のクリーニング
タンク2によるクリーニング作業のための作業室22は、
その壁部22aの開口にケーシング8の一部が嵌め込まれ
ており、ケーシング8の頂壁8aにおける衣服出入口8
bが、作業室22の内部で衣服7の出入操作を行なえるア
クセス範囲に設けられている。
【0049】なお、本実施形態では10着の衣服7が、
側部をやや重ねるようにしてクリーニングタンク2内に
収容されるようになっているが、衣服7の重なり幅を各
衣服7の半幅程度にすれば、本実施形態の場合でも20
着程度の衣服7を同時に処理することができる。
【0050】クリーニングタンク2の回転駆動は制御器
11でモーター4を制御しながら行なえるようになってお
り、本実施形態では衣服7の出入のためクリーニングタ
ンク2の回転操作を行なう際に、同タンク2の内周面に
列設されたフック5の各位置がケーシング8の衣服出入
口8bの中央部に到来するごとに同タンク2の回転を一
時停止させる図示しない間欠作動制御機構が、同制御機
構への切替えスイッチとともに制御器11に組み込まれて
いる。
【0051】本実施形態の回転式クリーニング装置は、
洗浄液1がオゾン溶水の場合に、図2に示すような付帯
設備を有しており、水道水または井戸水を導入して中和
状態とする中和水タンク41や、同タンク41からの原料水
にオゾンガスを溶解させるオゾン溶水生成装置42が設け
られるほか、衣服洗浄用のオゾン溶水貯溜タンク43,衣
服すすぎ用のオゾン溶水貯溜タンク44,界面活性剤タン
ク45,リンス剤タンク46,カートリッジフィルター47な
どが、ポンプPやバルブ類を介して、本装置に接続され
ている。なお、ケーシング8に接続された真空ポンプ12
の排出口には、オゾン中和用の活性炭フィルター12aが
接続されている。
【0052】上述の本実施形態の回転式クリーニング装
置では、クリーニングタンク2内でフック5に支持され
た複数のハンガー6にそれぞれ衣服7を掛けられるが、
各衣服7の下端部がタンク底部のプラットフォーム2c
で支持されるように衣服支持調整手段が設けられるの
で、各衣服7の重量の支持は、そのハンガーとタンク底
部とで分担されるようになる。したがって、衣服7が洗
浄液で濡れて重たくなっても、その重量をハンガー6の
みで支えていた従来の場合と比べて、衣服7の型くずれ
が抑制されるようになる。
【0053】また、クリーニングタンク2は、鉛直中心
軸線のまわりに回転できるので、同タンク2を緩やかに
回転させて衣服7の洗浄を促進させることができ、同衣
服7の洗浄後にはクリーニングタンク2の高速回転によ
り効率のよい脱水操作が行なわれるようになる。したが
って、複雑な粗絞り機構は不要になる。
【0054】さらに、クリーニングタンク2の底部中央
には隆起部2aが形成されるので、同隆起部2aの外周
に沿う環状の洗浄液貯溜部2bが、同貯溜部周面のフッ
ク5にハンガー6を介して掛けられた衣服7の洗浄に適
量(200リットル程度)の洗浄液を収容する容積とな
り、これにより高価な洗浄液を適量だけ有効に用いて衣
服の洗浄を行なえる利点がある。
【0055】また、隆起部2aが中空状に形成されて、
同隆起部2aの内部に上記駆動機構としてのモーター4
が設置されるので、同隆起部2aの内部空間が極めて有
効に利用されるようになる。
【0056】さらに、上記衣服支持調整手段として、フ
ック5に介装されたバネ式撓曲機構5aが用いられるの
で、同フック5にハンガー6を介して衣服7が装着され
る際に同衣服7の重量に応じてバネ式撓曲機構5aの撓
曲が行なわれ、これにより同衣服7の下端部をタンク底
部のプラットフォーム2cで分担支持する作用が自動的
に行なわれるようになる。
【0057】また、上記衣服支持調整手段として、ハン
ガー6の上端のフック部分に介装された伸縮バネ6aも
設けられているので、同衣服7の重量に応じて伸縮バネ
6aの伸長も行われ、衣服7の下端部をタンク底部で分
担支持する作用が的確に行なわれるようになる。
【0058】クリーニングタンク2には予め洗浄液を所
定の液位まで収容しておいてもよいが、同タンク2の上
方にノズル10を設けておいて、同タンク2内のフック5
に支持されたハンガー6に掛けられている衣服7に適温
の洗浄液(オゾン溶水の場合は20〜40°C程度)のシャ
ワーを浴びせるようになっていると、早期に洗浄作用が
開始され、同シャワーの放射に伴いクリーニングタンク
2内には洗浄液が貯留されるので、その液位が70cm 程
度になったところで、クリーニングタンク2の緩やかな
回転および反転により、各ハンガー6の衣服7をその下
端部がタンク底部に当接した状態で、衣服の型くずれを
起こさないようにしながら、効率よく洗浄処理が行なわ
れる。
【0059】また、クリーニングタンク2を衣服洗浄の
ため緩やかに回転および反転させたり脱液のため高速で
回転させたりする制御器11が、モーター4に付設されて
いるので、衣服7の洗浄や脱液が自動的に行なわれるよ
うになる。
【0060】さらに、クリーニングタンク2を蔽うケー
シング8が設けられて、同ケーシング上部の衣服出入口
8bに気密封鎖可能の開閉蓋9が設けられ、洗浄液から
気化した有害なガスの外部への漏洩が防止されるほか、
ケーシング8の内部を真空にして衣服7を乾燥させるた
めの真空ポンプ12が付設されるので、衣服7の洗浄後
に、クリーニングタンク2の高速回転とともに真空ポン
プ12も作動させることにより、同衣服の脱液乾燥が短時
間のうちに効率よく行なわれるようになる。その際、ケ
ーシング8内の真空環境により外部への騒音伝播が防止
される。なお、ケーシング8の内部を真空状態から大気
圧に戻す際にも、空気の対流作用により衣服7の乾燥が
促進される。
【0061】また、クリーニングタンク2の内径が上方
へゆくにしたがい増大して、同タンク2が上方へラッパ
状に開いているので、同タンク2内で洗浄された衣服7
からの脱水のため同タンク2を高速回転させる際に、衣
服7から分離した洗浄液は、遠心力を受けてクリーニン
グタンク2の内周壁に沿い上昇し、同タンク2の上縁部
からケーシング8の内部に落下するようになって、同ケ
ーシング8の排水口8cから適切に排出することができ
る。
【0062】さらに、洗浄液のシャワーで洗浄作用を受
けた衣服7は、同シャワーによりクリーニングタンク2
内に貯溜された洗浄液1に浸漬される状態で、超音波発
生器18による洗浄液の高周波振動の作用を受けるので、
さらに十分な衣服洗浄作用が行なわれるようになる。
【0063】そして、クリーニングタンク2内で洗浄後
の衣服7を乾燥させるためのマイクロ波発生器19が、ク
リーニングタンク2の上方に設けられているので、同ク
リーニングタンク2の高速回転と真空ポンプ12の作動と
により同タンク2内で粗絞りされた衣服7が、マイクロ
波発生器19の作用を受けて加熱され、手順よく乾燥され
るようになる。
【0064】また、クリーニングタンク2内で洗浄後の
衣服7を乾燥させるための赤外線ランプ20も同クリーニ
ングタンク2の上方に設けられているので、同タンク2
内で粗絞りされた衣服7の加熱乾燥が、赤外線ランプ20
の照射を受けることにより能率よく行なわれるようにな
る。
【0065】なお、マイクロ波発生器19や赤外線ランプ
20を用いて衣服7の乾燥を行なう際には、クリーニング
タンク2を緩やかに回転させて衣服7が局所的に加熱さ
れるのを避けることができる。また、衣服7の洗浄時に
生じたシワを伸ばすために、乾燥操作の際にクリーニン
グタンク2の正転および逆転を小刻みに行なって衣服7
に振動を与えることも望ましい。
【0066】さらに、クリーニングタンク2内の衣服7
の乾燥時に同衣服の乾燥状態を検出する乾燥モニター21
が設けられると、前述のマイクロ波発生器19や赤外線ラ
ンプ20などで、粗絞り後の衣服7を加熱し乾燥させる際
に、乾燥モニター21で検知された情報に基づき、衣服7
が過熱状態になる前に加熱作用を自動的に停止させるこ
とが可能になり、これにより衣服7の損傷を防止するこ
とができる。
【0067】また、本装置では、作業室22内でクリーニ
ングタンク2に対する衣服7の出入操作の行なわれる衣
服出入口8bの近傍のケーシング部分だけが、作業室22
内に存在するように、クリーニングタンク2を蔽うケー
シング8の設置が行なわれるので、作業室22内における
本装置の所要設置面積を小さくすることができる。な
お、クリーニングタンク2内に洗浄液が残存する場合に
備えて、衣服出入口8bの開放操作に伴い洗浄液からの
気化ガスが洩出しないように、同衣服出入口8bを取り
囲むビニールハウスを作業室22内に設けるようにしても
よく、その場合は同ビニールハウス内のエアコン式換気
を行なって、排出ガスはフィルターにより捕集すること
が望ましい。
【0068】また、上記ビニールハウスにクリーンニン
グ済みの衣服を保管しておくようにすると、同ビニール
ハウス内の換気に伴って上記衣服に僅かに残っている洗
浄液の成分を乾燥除去する作用が期待されるとともに、
仕上がった衣服を汚れから保護することもできる。
【0069】さらに、本装置では、衣服7をクリーニン
グタンク2内に入れたり出したりするため同タンク2を
回転操作する際に、同タンク2内の周面に沿って列設さ
れた各フック5が、上記衣服出入口8bの中央部に順次
到来するごとに、同タンク2の回転が一時停止するよう
に制御器11で制御されるので、作業員は、フック5とス
リックレール(回転式雄ネジ棒状のハンガーレール)と
の間で衣服7をハンガー6に掛けたまま受け渡しする作
業を、極めて円滑に能率よく行なえるようになる。
【0070】また、本装置では、クリーニングタンク2
の壁部に電熱線32が装着されて、同タンク2での洗浄液
による衣服7の洗浄および粗絞り後に、同衣服7の乾燥
処理が電熱線32への通電により行なわれるので、クリー
ニングタンク2内での衣服7の洗浄および粗絞りに引き
続き、同タンク2内で効率よく迅速に衣服7の乾燥処理
が施されるようになる。
【0071】そして、電熱線32への給電については、外
部からの給電系16がクリーニングタンク底部中央の隆起
部2a内に設けられているので、同給電系16からタンク
回転軸3におけるスリップリング15を介し電熱線32への
通電が支障なく行なわれる。
【0072】また、本装置では、遠心型重錘リンク式離
接機構17をそなえた可動リング15aおよび固定リング15
bからなるスリップリング15の構成により、クリーニン
グタンク2の停止時には下段の固定リング15bに対し上
段の可動リング15aが降下して、リング相互間の通電接
触部15cが接触した状態に保たれるので、このスリップ
リング15を介して行なわれる電熱線23への通電が支障な
く行なわれる。そして、電熱線32への通電を必要としな
いクリーニングタンク2の回転状態では、遠心型重錘リ
ンク式離接機構17で上段の可動リング15aが自動的に上
昇し、下段の固定リング15bとの間の通電接触部15cが
離脱状態となるので、同通電接触部15cの摩耗が抑制さ
れるようになる。
【0073】さらに、クリーニングタンク2の回転を停
止させた状態で、同タンク2内の洗浄液を排出するため
電磁弁25を作動させる際にも、スリップリング15の可動
リング15aは降下して下段の固定リング15bとの通電接
触部15cが接触状態に保たれているので、同電磁弁25へ
の通電が支障なく行なわれる。
【0074】また、本装置では、クリーニングタンク2
の周壁がアルミ合金の薄板31で形成されて、同周壁の外
面に補強層34が設けられるので、クリーニングタンク2
の強度を十分に維持しながら、同タンクを軽量化するこ
とが可能となって、同タンクの高速回転に要するモータ
ー4の容量の増大を抑制することができる。そして、ア
ルミ合金製のタンク周壁に電熱線32が装着されて、タン
ク2内の洗浄後の衣服7へタンク周壁内面から放射され
る輻射熱が、同タンク周壁内面に設けられたセラミック
層33で高められるので、タンク2内での衣服7の乾燥処
理が効率よく行なわれるようになる。
【0075】そして、補強層34が、クリーニングタンク
2の周壁外面にピアノ線(鋼線)や炭素繊維ワイヤのご
とき補強用ワイヤ34aを巻き付けてエポキシ樹脂34bで
固めることにより形成されるので、クリーニングタンク
2の軽量化をはかりながら同タンク2の強度を十分に維
持することが可能になる。
【0076】本装置における洗浄液としては、オゾン溶
水のほか石油系の洗浄液や塩素系の洗浄液が用いられ
る。オゾン溶水は、地球環境の保全のためには適切な洗
浄液として推奨されるが、衣服の種類によってはクリー
ニングに伴い縮むことがあるので、このような縮み現象
の回避のためには石油系洗浄液が用いられる。しかしな
がら、石油系洗浄液を用いる場合は、大気公害を招かな
いように、その管理が重要であり、本装置での使用後の
石油系洗浄液をフィルターで再生する際には、同フィル
ターを燃焼によって処理することが望ましい。なお、石
油系の溶剤にオゾンを添加すると、活性度の高い洗浄液
が得られ、その使用による汚染や劣化が少なくなる利点
がある。
【0077】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の回転式ク
リーニング装置によれば次のような効果ないし利点が得
られる。 (1) クリーニングタンク内でフックに支持された複数の
ハンガーにそれぞれ衣服が掛けられるが、各衣服の下端
部がタンク底部で支持されるように衣服支持調整手段が
設けられるので、各衣服の重量の支持は、そのハンガー
とタンク底部とで分担されるようになる。したがって、
衣服が洗浄液で濡れて重たくなっても、その重量をハン
ガーのみで支えていた従来の場合と比べて、衣服の型く
ずれが抑制されるようになる。 (2) 上記のクリーニングタンクは、駆動機構により鉛直
中心軸線のまわりに回転できるので、同タンクを緩やか
に回転させて衣服の洗浄を促進させることができ、同衣
服の洗浄後には上記クリーニングタンクの高速回転によ
り効率のよい脱水操作が行なわれるようになる。したが
って、複雑な粗絞り機構は不要になる。 (3) クリーニングタンクの底部中央に隆起部が形成され
ると、同隆起部の外周に沿う環状の洗浄液貯溜部が、同
貯溜部周面のフックにハンガーを介して掛けられた衣服
の洗浄に適量の洗浄液を収容する容積となり、これによ
り高価な洗浄液を適量だけ有効に用いて衣服の洗浄を行
なえる利点がある。 (4) 上記隆起部が中空状に形成されて、同隆起部の内部
に上記駆動機構としてのモーターが設置されると、同隆
起部の内部空間が極めて有効に利用されるようになる。 (5) 上記衣服支持調整手段が、上記フックに介装された
バネ式撓曲機構として構成されると、同フックにハンガ
ーを介して衣服が装着される際に同衣服の重量に応じて
上記バネ式撓曲機構の撓曲が行なわれるので、同衣服の
下端部をタンク底部で分担支持する作用が自動的に行な
われるようになる。 (6) 上記衣服支持調整手段が、上記ハンガーの上端のフ
ック部分に介装された伸縮バネとして構成されている場
合も、同衣服の重量に応じて上記伸縮バネの伸長が行な
われるので、上記衣服の下端部をタンク底部で分担支持
する作用が自動的に行なわれるようになる。 (7) 上記クリーニングタンクには予め洗浄液を所定の液
位まで収容しておいてもよいが、同タンクの上方にノズ
ルを設けておいて、同タンク内の上記フックに支持され
たハンガーに掛けられている衣服に洗浄液のシャワーを
浴びせるようにすると、早期に洗浄作用が開始され、同
シャワーの放射に伴いクリーニングタンク内には洗浄液
が貯留されるので、その液位が70cm 程度になったとこ
ろで、上記クリーニングタンクの緩やかな回転および反
転により、各ハンガーの衣服をその下端部がタンク底部
に当接した状態で、衣服の型くずれを起こさないように
しながら、効率よく洗浄処理が行なわれる。 (8) 上記クリーニングタンクを衣服洗浄のため緩やかに
回転および反転させたり脱液のため高速で回転させたり
する制御器が、上記駆動機構に付設されていると、上記
衣服の洗浄や脱液が自動的に行なわれるようになる。 (9) 上記クリーニングタンクを蔽うケーシングが設けら
れて、同ケーシング上部の衣服出入口に気密封鎖可能の
開閉蓋が設けられるとともに、上記ケーシングの内部を
真空にして上記衣服を乾燥させるための真空ポンプが付
設されると、上記衣服の洗浄後に同衣服の脱水乾燥が短
時間のうちに効率よく行なわれるようになる。そして、
上記ケーシングにより、洗浄液から気化した有害なガス
を閉じ込める利点が得られるほか、ケーシング内の真空
環境と相まって、クリーニングタンク回転時の騒音の外
部への伝播も防止される。 (10) クリーニングタンクの内径が上方へゆくにしたが
い増大して、同タンクが上方へラッパ状に開いている
と、同タンク内で洗浄された衣服からの脱液のため同タ
ンクを高速回転させる際に、衣服から分離した洗浄液
は、遠心力を受けて上記クリーニングタンクの内周壁に
沿い上昇し、同タンクの上縁部から上記ケーシングの内
部に落下するようになって、同ケーシングの排水口から
適切に排出することができる。 (11) 洗浄液のシャワーで洗浄作用を受けた衣服が、同
シャワーによりクリーニングタンク内に貯溜された洗浄
液に浸漬される状態で、超音波発生器による洗浄液の高
周波振動の作用を受けるので、さらに十分な衣服洗浄作
用が行なわれるようになる。 (12) 上記クリーニングタンク内で洗浄後の衣服を乾燥
させるためのマイクロ波発生器が、上記クリーニングタ
ンクの上方に設けられていると、同クリンーニングタン
クの高速回転により同タンク内で粗絞りされた衣服が、
上記マイクロ波発生器の作用を受けて加熱され、手順よ
く乾燥されるようになる。 (13) 上記クリーニングタンク内で洗浄後の衣服を乾燥
させるための赤外線ランプが、同クリーニングタンクの
上方に設けられていると、この場合も同クリーニングタ
ンクの高速回転により同タンク内で粗絞りされた衣服の
加熱乾燥が、上記赤外線ランプの照射を受けることによ
り能率よく行なわれるようになる。 (14) 上記クリーニングタンク内の衣服の乾燥時に同衣
服の乾燥状態を検出する乾燥モニターが設けられると、
前述のマイクロ波発生器や赤外線ランプなどで、粗絞り
後の衣服を加熱し乾燥させる際に、上記乾燥モニターで
検知された情報に基づき、衣服が過熱状態になる前に加
熱作用を自動的に停止させることが可能になり、これに
より衣服の損傷を防止することができる。 (15) 作業室内でクリーニングタンクに対する衣服の出
入操作の行なわれる衣服出入口の近傍のケーシング部分
だけが、作業室内に存在するように、クリーニングタン
クを蔽うケーシングを設置することができるので、作業
室内における本装置の所要設置面積を小さくすることが
可能になる。 (16) 衣服を上記クリーニングタンク内に入れたり出し
たりするため同タンクを回転操作する際に、同タンク内
の周面に沿って列設された各フックが、上記衣服出入口
の中央部に順次到来するごとに、同タンクの回転が一時
停止するように制御器で制御されると、作業員は上記フ
ックとスリックレールとの間で衣服をハンガーに掛けた
まま受け渡しする作業を、極めて円滑に能率よく行なえ
るようになる。 (17) クリーニングタンクの壁部に電熱線が装着され
て、同タンクでの洗浄液による衣服の洗浄および粗絞り
後に、同衣服の乾燥処理が上記電熱線への通電により行
なわれるようになっていると、クリーニングタンク内で
の衣服の洗浄および粗絞りに引き続き、同タンク内で効
率よく迅速に衣服の乾燥処理が施されるようになる。 (18) 上記電熱線への給電については、外部からの給電
系がクリーニングタンク底部中央の隆起部内に設けられ
ているので、同給電系からタンク回転軸におけるスリッ
プリングを介し上記電熱線への通電が支障なく行なわれ
る。 (19) クリーニングタンクの停止時には下段の固定リン
グに対し上段の可動リングが降下して、リング相互間の
通電接触部が接触した状態に保たれるので、このスリッ
プリングを介して行なわれる前記電熱線への通電が支障
なく行なわれる。そして、上記電熱線への通電を必要と
しないクリーニングタンクの回転状態では、遠心型重錘
リンク式離接機構で上段の可動リングが自動的に上昇
し、下段の固定リングとの間の通電接触部が離脱状態と
なるので、同通電接触部の摩耗が抑制されるようにな
る。 (20) 上記クリーニングタンクの回転を停止させた状態
で、同タンク内の洗浄液を排出するため電磁弁を作動さ
せる際にも、上記スリップリングの可動リングは降下し
て下段の固定リングとの通電接触部が接触状態に保たれ
ているので、同電磁弁への通電が支障なく行なわれる。 (21) クリーニングタンクの周壁がアルミ合金の薄板で
形成されて、同周壁の外面に補強層が設けられると、ク
リーニングタンクの強度を十分に維持しながら、同タン
クを軽量化することが可能となって、同タンクの高速回
転に要する前記駆動機構の容量の増大を抑制することが
できる。そして、アルミ合金製のタンク周壁に前記電熱
線が装着されて、タンク内の洗浄後の衣服へタンク周壁
内面から放射される輻射熱が、同タンク周壁内面に設け
られたセラミック層で高められるので、タンク内での衣
服の乾燥処理が効率よく行なわれるようになる。 (22) 上記補強層が、上記クリーニングタンクの周壁外
面にピアノ線(鋼線)や炭素繊維ワイヤのごとき補強用
ワイヤを巻き付けてエポキシ樹脂で固めることにより形
成されると、上記クリーニングタンクの軽量化をはかり
ながら同タンクの強度を十分に維持することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての回転式クリーニン
グ装置の縦断面図である。
【図2】図1の装置を付帯設備と共に示す説明図であ
る。
【図3】図1の装置を作業室に設置した状態を示す水平
断面図である。
【図4】図1の装置におけるクリーニングタンク周壁の
構成を示す断面図である。
【図5】図1の装置における遠心型重錘リンク式離接機
構の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 洗浄液 2 クリーニングタンク 2a 隆起部 2b 洗浄液貯溜部 2c プラットフォーム 3 回転軸 3a スプライン 4 駆動機構としてのモーター 5 フック 5a バネ式撓曲機構 5b コイルバネ 6 ハンガー 6a 伸縮バネ 7 衣服 8 ケーシング 8a ケーシング頂壁 8b 衣服出入口 8c 排水口 9 開閉蓋 10 シャワー用ノズル 11 遠隔操作型制御器 12 真空ポンプ 12a 活性炭フィルター 15 スリップリング 15a 可動リング 15b 固定リング 15c 通電接触部 15d 押圧バネ 16 給電系 16a 給電ケーブル 17 遠心型重錘リンク式離接機構 17a,17b リンク 18 超音波発生器 19 マイクロ波発生器 20 赤外線ランプ 21 乾燥モニター 22 作業室 22a 作業室壁部 25 電磁バルブ 31 アルミ合金薄板 32 電熱線 33 セラミック層 34 補強層 34a 補強用ワイヤ 34b エポキシ樹脂 42 オゾン溶水生成装置 43 洗浄用オゾン溶水貯溜タンク 44 すすぎ用オゾン溶水貯溜タンク 45 界面活性剤タンク 46 リンス剤タンク 47 カートリッジフィルター P ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 出澤 大平 茨城県つくば市吾妻4丁目9番1号

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄液を収容しうるクリーニングタンク
    と、同クリーニングタンクを鉛直中心軸線のまわりに回
    転させる駆動機構とをそなえ、上記クリーニングタンク
    の内周面に沿って複数のハンガーを掛けるフックが列設
    されるとともに、同ハンガーに掛けられた衣服の下端部
    を上記クリーニングタンクの底部で支持するための衣服
    支持調整手段が設けられたことを特徴とする、回転式ク
    リーニング装置。
  2. 【請求項2】 上記クリーニングタンクが、底部中央に
    隆起部を形成されて、同隆起部の外周に沿い環状の洗浄
    液貯溜部をそなえ、同洗浄液貯溜部の周面に沿って上記
    フックが列設されていることを特徴とする、請求項1に
    記載の回転式クリーニング装置。
  3. 【請求項3】 上記隆起部が中空状に形成されて、同隆
    起部の内部に上記駆動機構としてのモーターが設置され
    たことを特徴とする、請求項2に記載の回転式クリーニ
    ング装置。
  4. 【請求項4】 上記衣服支持調整手段が、上記フックに
    介装されたバネ式撓曲機構として構成されたことを特徴
    とする、請求項1〜3のいずれか1つに記載の回転式ク
    リーニング装置。
  5. 【請求項5】 上記衣服支持調整手段が、上記ハンガー
    の上端のフック部分に介装された伸縮バネとして構成さ
    れていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1
    つに記載の回転式クリーニング装置。
  6. 【請求項6】 上記クリーニングタンクの上方に、上記
    ハンガーに掛けられた衣服へ洗浄液のシャワーをかける
    ノズルが設けられたことを特徴とする、請求項1〜5の
    いずれか1つに記載の回転式クリーニング装置。
  7. 【請求項7】 上記クリーニングタンクを衣服の洗浄の
    ため緩やかに回転および反転させたり脱液のため高速で
    回転させたりする制御器が、上記駆動機構に付設されて
    いることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1つに
    記載の回転式クリーニング装置。
  8. 【請求項8】 上記クリーニングタンクを蔽うケーシン
    グが設けられて、同ケーシング上部の衣服出入口に気密
    封鎖可能の開閉蓋が設けられるとともに、上記ケーシン
    グの内部を真空にして上記衣服を乾燥させるための真空
    ポンプが付設されたことを特徴とする、請求項1〜7の
    いずれか1つに記載の回転式クリーニング装置。
  9. 【請求項9】 上記クリーニングタンクの高速回転時に
    同クリーニングタンク内で衣服から分離された洗浄液を
    上記クリーニングタンクの外部へ排出すべく、同クリー
    ニングタンクの周壁の水平断面における内径が上方へゆ
    くにしたがい増大するように設定されていることを特徴
    とする、請求項8に記載の回転式クリーニング装置。
  10. 【請求項10】 上記クリーニングタンク内に洗浄液が
    貯溜された状態で同洗浄液の液中に浸漬される位置に配
    設された超音波発生器が、上記ケーシングの頂壁から垂
    下されるようにして同頂壁に固定されていることを特徴
    とする、請求項8または9に記載の回転式クリーニング
    装置。
  11. 【請求項11】 上記クリーニングタンク内で洗浄後の
    衣服を乾燥させるためのマイクロ波発生器が、上記クリ
    ーニングタンクの上方に設けられていることを特徴とす
    る、請求項1〜10のいずれか1つに記載の回転式クリ
    ーニング装置。
  12. 【請求項12】 上記クリーニングタンク内で洗浄後の
    衣服を乾燥させるための赤外線ランプが、同クリーニン
    グタンクの上方に設けられていることを特徴とする、請
    求項1〜11のいずれか1つに記載の回転式クリーニン
    グ装置。
  13. 【請求項13】 上記クリーニングタンク内の衣服の乾
    燥時に同衣服の乾燥状態を検出する乾燥モニターが設け
    られたことを特徴とする、請求項11または12に記載
    の回転式クリーニング装置。
  14. 【請求項14】 上記クリーニングタンクによるクリー
    ニング作業を行なうための作業室の壁部開口に上記ケー
    シングの一部が嵌め込まれて、同ケーシングにおける上
    記衣服出入口が、上記作業室の内部からのアクセス範囲
    に設けられたことを特徴とする、請求項8〜13のいず
    れか1つに記載の回転式クリーニング装置。
  15. 【請求項15】 上記クリーニングタンクの回転操作時
    に同タンクの内周面に列設された上記フックの各位置が
    上記ケーシングにおける上記衣服出入口の中央部に到来
    するごとに同クリーニングタンクの回転を一時停止させ
    る間欠作動制御機構が、同制御機構への切替スイッチと
    共に上記制御器に設けられていることを特徴とする、請
    求項8〜14のいずれか1つに記載の回転式クリーニン
    グ装置。
  16. 【請求項16】 上記クリーニングタンクの壁部に絶縁
    を施された電熱線が装着され、同電熱線へ同タンクの回
    転軸におけるスリップリングを介して給電するための給
    電系が、上記クリーニングタンクの底部中央の隆起部の
    内部に設けられたことを特徴とする、請求項2〜15の
    いずれか1つに記載の回転式クリーニング装置。
  17. 【請求項17】 上記スリップリングが相互間に通電接
    触部を有する下段の固定リングと上段の可動リングとか
    らなり、上記可動リングが上記回転軸に対し上下動可能
    にスプライン係合して同回転軸と一体に回転しうるよう
    に配設され、上記回転軸の回転に伴い上記可動リングを
    上記固定リングから離脱上昇させる遠心型重錘リンク式
    離接機構が設けられ、上記可動リングの通電接触部に上
    記電熱線が接続されたことを特徴とする、請求項16に
    記載の回転式クリーニング装置。
  18. 【請求項18】 上記クリーニングタンクの底部に排水
    用電磁弁をそなえるとともに、同電磁弁へ給電するため
    の配線が上記スリップリングにおける可動リングの通電
    接触部に結線されていることを特徴とする、請求項17
    に記載の回転式クリーニング装置。
  19. 【請求項19】 上記クリーニングタンクの周壁がアル
    ミ合金の薄板で形成されて、同薄板を加熱しうるように
    上記電熱線が装着され、同タンクの周壁の内面から洗浄
    後の衣服へ放射される輻射熱を高めるためのセラミック
    層が、同タンクの周壁内面に設けられるとともに、同タ
    ンクの周壁外面に補強層が設けられたことを特徴とす
    る、請求項16〜18のいずれか1つに記載の回転式ク
    リーニング装置。
  20. 【請求項20】 上記補強層が、上記クリーニングタン
    クの周壁外面に補強用ワイヤを巻き付けてエポキシ樹脂
    で固めることにより形成されたことを特徴とする、請求
    項19に記載の回転式クリーニング装置。
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