JPH10151215A - 防災用品 - Google Patents

防災用品

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Publication number
JPH10151215A
JPH10151215A JP34441396A JP34441396A JPH10151215A JP H10151215 A JPH10151215 A JP H10151215A JP 34441396 A JP34441396 A JP 34441396A JP 34441396 A JP34441396 A JP 34441396A JP H10151215 A JPH10151215 A JP H10151215A
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JP
Japan
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emergency
pipe
fire
disaster prevention
view
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JP34441396A
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English (en)
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Mitsuhiro Fujiwara
充弘 藤原
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 災害に即座に対処できいるようにした防災用
品を提供すること。 【解決手段】 立設されたポール4の上部に掛けバー9
を備えて衣服などを吊り掛け得るようにしたハンガーで
あって、前記ポール4および/または掛けバー9が防災
用になるバールでなっている。また、前記ポールの4下
部が、防災用具を収納可能な容器になっている。さら
に、ポール18の上部に消火器設置標示部19を備える
消火器設置標示20の前記ポール18がバールでなって
いる。また、ポール18の上部に消火器設置標示部19
を備える消火器設置標示20の基部が防災用具を収納す
る容器27になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地震や水害など
の災害時に有利な防災用品に関する。
【0002】
【従来の技術】地震や水害などが発生した際には防災用
具が必要になるが、これらの防災用具は即座に準備され
ることが必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これまでは収
納倉庫に入れてあったりしてすぐには間に合わないもの
で、その対策が望まれていた。この発明は前記課題を解
決するためになされたもので、災害に即座に対処できい
るようにした防災用品を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、立設されたポールの上部に
掛けバーを備えて衣服などを吊り掛け得るようにしたハ
ンガーであって、前記ポールおよび/または掛けバーが
防災用になるバールでなっている。
【0005】請求項2記載の発明は、立設されたポール
の上部に掛けバーを備えて衣服などを吊り掛け得るよう
にしたハンガーであって、前記ポールの下部が、防災用
具を収納可能な容器になっていて架台を兼ねるようにな
っている。
【0006】請求項3記載の発明は、ポールの上部に消
火器設置標示部を備える消火器設置標示の前記ポールが
バールでなっている。
【0007】請求項4記載の発明は、ポールの上部に消
火器設置標示部を備える消火器設置標示の基部が防災用
具を収納する容器になっている。
【0008】請求項5記載の発明は、消火器である防災
用品であって、外周に他の防災用品が付帯され得るよう
になっている。
【0009】請求項6記載の発明は、消火器である防災
用品であって、外周に非常灯が装備され得るようになっ
ている。
【0010】請求項7記載の発明は、消火器を設置する
ための架台であって、防災用具容器が一体あるいは別体
で設けられるようになっている。
【0011】請求項8記載の発明は、家具の横隣に設置
されるようになっている防災用具を収納するための容器
である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施形態を参照し
てこの発明を詳細に説明する。図1はその好適な一実施
形態を示し、1は下部ケースで、底板・四周壁を備えた
上部開口状の容器であり、同下部ケース1の底面には、
ゴムクッションなどの緩衝材2…が装着されている。同
緩衝材2に代えて簡易車輪を装着してもよい。
【0013】同下部ケース1の2箇所には支持筒3が突
設され、同筒3を介して左右平行状をなすポール4,4
が立設されている。ポール4は、支持筒3に何時でも抜
き差しできるようにされるとともに、同ポール4は、防
災用具であるバールでなっている。
【0014】すなわち、ポール4は、基部パイプ5に止
着具6を介して作業用バー(あるいはパイプ)7を挿通
したもので、作業用バー7の先端は先鋭状になってい
る。両ポール4,4は、同じ高さに適宜伸ばされて、そ
の上端には、同じくバールで作られた掛けバー9が止着
具8付のT字ジョイント10を介して横架されている。
同掛けバー9は、両ジョイント10,10に挿通支持さ
れた第1バー11と、同第1バー11から左右に伸びた
第2バー12からなり、第2バー12は先鋭状であるの
で、先にゴムやプラスチックなどによるキャップ13を
被冠して、すぐにでも脱着できるようにしてある。
【0015】そして、掛けバー9には、図示した防災用
具であるヘルメット14の他、第1バー11には、個別
のハンガーを介して衣服類を吊り掛けることができる。
一方、こうしたハンガーの下部ケース1には、前後ある
いは一方のみに開閉可能なようにヒンジ15を介して蓋
16が設けられて、防災用品の容器を構成している。
尚、同実施形態では、バールを備えたものと、バールに
下部の容器を備えたものと、容器を備えたものの各態様
に構成できる。
【0016】同ハンガーは、容器内に防災用具を入れて
おくものであり、従って、収納時にはその重量が大きく
なってハンガーの安定性向上に寄与する一方、災害時に
は、ポール4および掛けバー9を取り外して対処するこ
とができる。尚、容器内には、ジャッキやかませ材など
が収納できる。
【0017】図2に示す実施形態は、ポール18の上部
に消火器設置標示部19を備える消火器設置標示20の
前記ポール18がバールでなっているものである。ポー
ル18は、例えば、四角筒でなる第1軸21とそれに挿
通されて伸縮可能になっている第2軸22とからなり、
止着具23で伸縮可能である。第2軸22が作業時先側
になるもので、この場合、消火器設置標示部19である
板を前記止着具23で共締めしてある。また、ポール1
8の側面には、非常灯24やヘルメット25などを吊り
掛けするための吊り具26が設けられている。
【0018】尚、ポール18の下部には、板でなく、防
災用具容器27になっており、その蓋28が開閉可能に
なっている。同容器27の底部には緩衝材29が設けら
れ、固定も可能になっている。
【0019】図4に示す実施形態は、消火器31につい
てのもので、同消火器31には、その外周にバンド32
が付され、同バンド32には非常灯33が何時でも使え
るようにして装着されている。同非常灯33は周方向に
回すことができる。同バンド32は、バックル式でもよ
い。
【0020】図5に示す実施形態は、同じく消火器31
についてのもので、同消火器31には、バンド32が付
され、同バンド32には、電池入り容器35やマスク入
り容器36、さらにヘルメット37等が自在に吊り掛け
得るようになっている。吊り掛けるものは前記に限定さ
れない。
【0021】図6に示す実施形態は、同じく消火器31
についてのもので、消火器31を設置するための架台3
9であって、同架台39には、防災用具容器40が一体
あるいは別体で設けられるようになっている。
【0022】図7に示す実施形態は、家具の1つである
下駄箱42の横隣に防災用具容器43を設置するように
してある。同下駄箱42には脚44があり、同脚44と
容器43の脚45とを連結材46で脱着自在にしてあ
る。尚、脚45は緩衝材であり、また、容器43上にも
緩衝材47が設けられて倒壊に際しても容器43が護ら
れて内部の防災用具を取り出しやすくしてある。尚、仮
想線で示すように、容器43は下駄箱42の底部スペー
ス内に収容してもよい。この場合、仮想線48のように
支えを介装してもよい。
【0023】図8に示す実施形態は、古い形式の下駄箱
50であり、同下駄箱50の内部には、傘入れ空間51
の隣に仕切り52を介して防災用具入れ53になってい
る。同防災用具入れ53内にはバール54その他が入れ
られるとともに、倒壊時にも用具を取り出せるように上
下あるいは下部にのみ緩衝材55が設けられている。
【0024】図9も家具の1つであるタンス57につい
ての実施形態で、その隣側に防災用具容器58がセット
されるようになっている。同容器58の外周には、ゴム
やプラスチックによる緩衝材59が取り囲むようにして
設けられている。60は容器の蓋を牽き出すための細ロ
ープである。倒壊時に有効である。
【0025】図10に示す実施形態は、タンス57の内
部に防災用具容器62を受皿状に内蔵したもので、倒壊
時にも有利である。尚、表側は扉63になっており、倒
壊時にも開き得るようになっている。
【0026】図11に示す実施形態は、ベッド66の防
災方式についてのもので、上からみてT字形になるよう
に三本柱式にガードパイプ67を立設してある。同パイ
プ67は、ベッド66の外周周りから立設してもよい。
また、同パイプ67は上からみてY形になるように立設
してもよい。さらに、仮想線のように、パイプ67を基
部として水平に回転する補助パイプ68を装着して矢印
のように空きスペースをさらにガードするようにしても
よい。尚、図示しないが、ガードパイプ67の空きスペ
ースを覆うような防災カバーを備えてもよい。
【0027】図12に示す実施形態は、畳70やゴザを
架台71上に載せたもので、架台71には、防災用具容
器72を備えて取り出し可能になっている。尚、架台7
1内には、健康増進のために炭やヨモギなどを入れても
よい。
【0028】図13に示す実施形態は、敷布団73や簡
易ベッドなどを対象にして、同布団73の上を横切るよ
うにしてガードパイプ74を設けたもので、同パイプ7
4は、門形であるとともに、下部は、パイプ74の両端
に固定された補強板75付の脇座76の一対と、同脇座
76間をつなぐ本座77を備える。
【0029】図14に示す実施形態は、家屋の一室内に
倒壊防止のために構成されたもので、底座80付の下部
パイプ81と、これに上下調整可能に挿通されたネジ軸
状のアジャスタ軸82とでなり、アジャスタ軸82には
天座83が設けられて、前記底座80および天座83は
家屋の構成部材に連結されるようになっている。84は
ベッド、85は補強脚である。外周に化粧柱カバー86
を備え付けてもよい。
【0030】図15、図16並びに図19に示す実施形
態は、ベッド90上にある人を地震から効果的に防護す
るためのものである。ベッド90は、畳や敷布団など他
の寝具でもよく、ゴザ敷や板間でもよい。また、寝具で
なくても、例えば、机(こたつ机でもよい)や椅子(ソ
ファーを含む)、食卓、事務机などであってもよい。一
方、何も設置しない単なる空間でもよい。空間のみであ
る場合は純避難空間となる。これらのことは以下の関連
する全ての実施形態においても同様に言える。
【0031】図15に示す91は防護のためのガードフ
レームで、同フレーム91は、共通型に形成した4本の
天柱パイプ(パイプ状でない中実状のものも含まれる)
92を備える。天柱パイプ92の天柱とは、天部と柱部
とを1本化(複数本でつないで1本化してもよい)して
いるところからここでこのように呼称する。
【0032】この天柱パイプ92は、Jの字を横向きに
したような形状に曲げ形成され、下端の水平な受座部9
3と、垂直(傾斜していてもよい)な支柱部94と、支
柱部94から少し上向きに傾斜して上がるように一体化
された天部95とからなる。これらの天柱パイプ92
は、上からみてX字形になるように連結される。天部9
5は、図16に示すように10度前後の角度になってい
るが、例えば、45度前後のように更に急傾斜にした
り、または緩傾斜状にすることができる。
【0033】尚、図15の天柱パイプ92内に破線で示
すように、直管時(成形前)に天柱パイプ92内に補助
パイプ(あるいは軸)96を差し込んでおき、同時に曲
げ成形すれば一定径の天柱パイプ92でも強度のあるパ
イプになる。同補助パイプ96は、天柱パイプ92の全
長でもよいし、同図のように曲がる部分のみでもよい。
また、直管部分のみでもよい。さらに、図15に仮想線
で示すように、天柱パイプ92の曲がり部分には補強部
材97を付してもよい。また、天柱パイプ92の曲がり
具合は、図16に示す程度に小さくしてあるが、充分大
きく(例えば、図24を参照)してもよいし、天部95
は水平でも逆に凹むように中央に向けて下がり傾斜状に
してもよい。前記受座部93は図15に示すものとは逆
向き(180反対向き)に曲げることがある。天柱パイ
プ92は3本のこともあり、一方5本以上であることも
ある。天柱パイプ92は、下部を太いパイプとし、上部
を細いパイプにしてもよい。このことは後述する実施形
態においても採用することができる。この場合、太いパ
イプと細いパイプとの接合部分にシリコンゴム等の緩衝
部材を介装すれば緩衝作用が効果的なものになる。ま
た、天柱パイプ92の曲がり部分のみを太いパイプにし
その上下に接続されるパイプを細いパイプにすることも
できる。このことも以下の実施形態において採用でき
る。
【0034】99は上部座板、100は下部座板、10
1は緩衝部材である。これらは積層状にされて止着具1
02で連結されるとともに天柱パイプ92の下端である
受座部93が固定される。上・下座板99,100は一
体化してもよい。緩衝部材101はゴム、プラスチック
等の弾性部材が使用されるが、特に、緩衝効果の高いシ
リコンゴムの使用が好適である。同緩衝部材101は受
座部93の外周に嵌まる丸筒状のものにしてもよいし、
同丸筒のものと図15に示す板状のものとを組み合わせ
ることもできる。止着具102は、建屋の床あるいは床
下構成部材と連結可能にすることができる。
【0035】104は連結盤で、金属板であり、同連結
盤104の外周位置には四角筒でなる受筒105が溶接
等により固定され、同受筒105にそれぞれ緩衝部材
(シリコンゴム等)106を介して前記天柱パイプ92
の中央側先端を差し込み連結してある。この連結には、
止着具を介することもある。
【0036】108は底連結部材で、帯板状のものを平
面X字状に配し、これらの中央を底連結盤109で連結
する一方、他端を下部座板100にそれぞれ連結(ある
いは一体化)してある。底連結部材108は、天柱パイ
プ92から一体に曲がる部分で構成できる(図27参
照)。
【0037】111は連結材で、上からみて矩形をした
丸パイプでなり、勿論、パイプでなくてもよい。同連結
材111は、天柱パイプ92の上の曲がり部の上面に載
り掛かるようにして4つのコーナーに緩衝部材(シリコ
ンゴム等)112を介してセットされるとともに、各コ
ーナーは止め具113で連結されている。
【0038】同止め具113は、図15及び図16に示
すように、天柱パイプ92の上の曲がり部に下から掛か
るようにU字形になった部分aと、連結材111に上周
りから掛かるようにU字形にした左右1対の部分b,b
と、天柱パイプ92の両側を通る部分c,cと、ボスd
とからなり、ボスd,dにボルト等の止着具114を天
柱パイプ92の曲がり部下方に沿って通すことで天柱パ
イプ92に連結材111が脱着自在に連結固定されるよ
うになっている。緩衝部材112は丸筒状でもよい。ま
た、同緩衝部材112は、連結材111側に付してもよ
いし、連結材111側と天柱パイプ92側に付してもよ
い。連結材111、天柱パイプ92の両者並びにこれら
の間に緩衝部材112を配してもよい。
【0039】尚、図15に破線で示すように、ベッド9
0の架台116は側方等に出し入れ自在に引き出し式に
して、その中に仕切板117等によりヨモギや炭を収納
して健康増進を図るようにしてもよい。また、同架台1
16内には各種防災用品を入れておいてもよい。
【0040】また、図15に示す実施形態では、上部座
板99上を介してベッド90が載り掛かるようになって
いるが、ベッド90の架台のコーナー部分を切欠状にし
てガードフレーム91の脚部をそこに差し入れるように
してもよい。連結材111は、ワイヤーロープ、リンク
チェーン、あるいはチェーンなどに代えることもあり、
併設することもある。このことは、以下の実施形態でも
同様に言える。
【0041】以上はガードフレーム91の骨格構造につ
いて説明したが、図19にはその外装を施した例が図示
されている。すなわち、天柱パイプ92には、ゴム等の
弾性チューブ119が被嵌されるとともに、天柱パイプ
92の脚台周りには外装ボックス120が被されてい
る。また、連結材111には、プラスチックなどによる
パイプ121が被嵌されるとともにコーナーにもプラス
チックなどによるコーナー部材122が装着されてい
る。さらに、天板123により天井部分の外装がなされ
るとともに図示しないが裏側にも布生地などによる裏当
てがなされている。また、適宜にカーテン124が配さ
れる。以上の外装は後述する実施形態においても適用で
きる。
【0042】尚、図17に示すように、U字リンク体で
なる止め具126と、ボルト等の止着具127により天
柱パイプ92と連結材111の連結をすることもでき
る。この場合、止め具126は連結材111の上への抜
けを防止するようになっているが、仮想線のように2つ
のU字リンク体をV字状に一体化したような止め具12
8により連結材111の上下への抜け止めをするように
してもよい。
【0043】また、図18に示すように、止め具130
がワイヤーロープ、リンクチェーン、あるいはチェーン
であることもある。連結材111もこれらワイヤーロー
プ等であってもよい。
【0044】図20は、ガードフレームの天部中央のパ
イプ連結方式の他の実施形態を示すもので、前記連結盤
104はなく、板を縦向きにして上からみて十字状に結
合することで連結体132を形成し、同連結体132の
4つの入りコーナーに斜め軸状に受筒133を溶接等に
より結合してある。受筒133には、シリコンゴム等に
よる緩衝部材134が挿入され、これに天柱パイプ92
を挿通支持してある。受筒133内には、球状のシリコ
ンゴムなどによる別の緩衝部材134も補助緩衝部材と
して入れられている。尚、連結体132はなしにして、
受筒133を相互に溶接する等して連結方式を構成して
もよい。
【0045】図21は、シリコンゴム、合成ゴム等によ
り一体成形された連結体136についての実施形態を示
し、同連結体136はX字状で天柱パイプ92を差し込
む孔136aを開口してある。尚、天柱パイプ92の先
端内には、緩衝効果を上げるために盲蓋137を装着し
てある。同盲蓋137は、先端が丸くなっていて、緩衝
作用が確実になされるようになっている。
【0046】尚、仮想線で示すように、円板状の連結板
138の1対を連結体136の上下にサンドイッチ状に
配し、ボルト等の止着具139でこれら連結板138を
挟着することで、連結体136と連結板138を一体化
するようにしてもよい。この一体化により緩衝作用がよ
り確実かつ有効に発揮される。この場合、止着具139
の外周にも緩衝部材140を装着しておくと、より一層
の緩衝作用が発揮される。連結体136の4つの突出筒
の外周に金属の筒体を付することもできる。
【0047】図22は、上からみてL字形をした連結ブ
ラケット142の入り隅側に連結筒143を溶接等によ
り装着し、これらの4個を図示のように互いに少し離間
させて全体が十字になるように配すとともに、前記離間
した部分にシリコンゴム等の弾性部材による緩衝部材1
44…を介装して止着具145にて止め付けたものを連
結体とした実施形態である。緩衝部材144は、十字形
をした1つのものにしてもよい。また、図22の連結体
の中央には空間が存するが、この部分にも緩衝部材を介
装してもよく、一方、同空間のみに緩衝部材を入れるよ
うにしてもよい。
【0048】図23は、天柱パイプXを、一側が太いパ
イプAで、他側が細いパイプaにして互いに挿通接合し
てその間をシリコンゴム等による緩衝部材148を介装
したものである。止着具を用いることもできる。尚、パ
イプaの外周にフランジ149を固定しておき、緩衝部
材148に軸方向から当たって緩衝作用をするようにし
てもよい。また、同時に図示した他の天柱パイプYは、
パイプb,b間を太いパイプBでつなぎ、その間を緩衝
部材151により接続したもので、緩衝部材151は、
パイプbの外周のみでなく、パイプb,b間にもあるよ
うに配されている。上記接続方式はガードフレームの他
の部分にも適用できる。尚、天柱パイプXとYを図示の
ように組み合わせる場合と、XあるいはYの一方による
もので同一接続方式のもの2本を段差をもって交差状に
配する場合とがある。さらに、これらの交差間には仮想
線のように緩衝部材150を介装してもよい。
【0049】図24に示す実施形態は、複数の実施形態
が組み合わされている。これら複数の実施形態は個別に
も構成することができる。個別に説明する。 (1)ガードフレーム153は4本の天柱パイプ154
と連結材155とよりなるが、全体がドーム形になって
いる。天柱パイプ154の曲がり半径が図15に示すも
のよりかなり大きくされている。衝撃に強い構造になっ
ている。 (2)連結材155の一部は仮想線のようにくの字状等
の張出部156にして防護効果が上がるようにしてもよ
い。 (3)ガードフレーム153は、図15では受座部93
が短いパイプ部分になっていたが、この実施形態では、
上からみてX字状に交差するような長い受座部157に
なっている。これらの交差は、図23のような接続方式
にすることができる。 (4)天柱パイプ154の下端は、内向きでなく、仮想
線のように外向きに曲げた受座部158にすることもで
きる。 (5)天柱パイプ154の下端は、ベッド159の架台
に沿う方向に曲がる受座部160にすることもでき、こ
の場合、延びる相互の受座部160を接続体161でつ
なぐこともできる。または、天柱パイプ154の一方を
太く他方を細くして互いに差し込み式に接続することも
できる。これら接続間にも緩衝部材を介装することがで
きる。 (6)天柱パイプ154の相互間には仮想線のようにや
や低い高さの連結材163を横架して、これを利用して
種々の運動をすることもできる。 (7)連結材155の対向する部分に平行にかつガード
フレーム153外部にまで延びるように側面L形をした
移送フレーム165を左右一対配し、同フレーム165
に、昇降機能付の吊り掛け移動手段166を装備し、こ
の間に患者用担架167を配して、患者等を担架167
に載せてフレーム165に沿ってベッド159上を移送
しさらにガードフレーム153外のバス168まで往復
移送可能に構成することもできる。 (8)連結材155は、ワイヤーロープ、リンクチェー
ン、あるいはチェーンなどによる連結材169でつなぐ
こともできる。この場合、同連結材169と天柱パイプ
154との連結部に緩衝部材を装着することができ、さ
らに、連結材169自体を分割してその間を緩衝部材付
の接続手段で接続することもできる。 (9)天柱パイプ154や連結材の内部には、シリコン
ゴム等の緩衝部材を全体にあるいは適宜曲がり部分に入
れておくことができる。この場合、金属の球の外周にシ
リコンゴム等の緩衝部材を覆ったピースを使用すること
も自由であるし、緩衝部材として廃棄タイヤのチップな
どを使用することもできる。ゴルフボールを充填するこ
ともある。 (10)天柱パイプ154の天井頂点部は、図24およ
び図25(図24の縦断面図)に示すように、上下の連
結板170,170間に筒状の緩衝部材171…を4か
所放射状に配して止着具172…でサンドイッチ式に合
体したもので、緩衝部材171内に各天柱パイプ154
の上端を挿入してある。天柱パイプ154の先端には盲
板173を固定しておき、緩衝部材171の一端の盲部
171aにより緩衝作用を発生するようにしてある。以
上の各構成は、個別にも適宜に組み合わせても実施でき
る。
【0050】図26に示す実施形態は、ベッド175上
の防護のためガードフレーム176を立設したもので、
その脚座部177を上からみてL字形のパイプの結合に
より構成したものである。これとは別に、天柱パイプ1
78相互を連結する連結材179として、仮想線のよう
に、平面楕円形あるいは長円形、さらには丸環形にして
もよい例を併せて示す。ガードフレーム176には、適
宜に緩衝部材を配す。天部中央の連結板180と天柱パ
イプ178とは、緩衝部材を介してヒンジで連結しても
よい。
【0051】図27は、略コの字形に曲げ形成した天柱
パイプ182…をもつもので、緩衝部材183を内蔵し
た受筒184…付の連結板185を上下に対向して配
し、矢印のようにして天柱パイプ182…を各受筒18
4…に差し込んで平面X字形に合体させるものである。
尚、脚座186間にも緩衝部材187を介装してある。
床側に固定できるようにしてもよいことは他の実施形態
と同様である。
【0052】図28は、上からみてV形をなし側方から
みて逆L字形をなす天柱パイプ189の1対を平面X字
状をなすように合体させたものである。同天柱パイプ1
89は、仮想線のように、側面コの字形になるように座
部189aを一体あるいは別体形成してもよい。尚、脚
座190は、他の実施形態のようにしてもよいが、図示
のように、緩衝部材を内蔵する筒体の下に底座を組み合
わせたものにしてもよい。また、上部の連結方式も他の
実施形態のようにしてもよいが、図示のように、縦板1
92とその中間高さから水平に突出する2枚の横板19
3からなる略T字形の連結体194を対向させてその間
に緩衝部材195を挟んで止着具196で連結するとと
もに、前記上下の横板193間に他の緩衝部材195を
挟んで止着具196で天柱パイプ189と共締め固定す
るようにしてもよい。他の連結方式を採用してもよい。
【0053】脚座190の構成は、図29に示してあ
る。受筒198と底座199を溶接等により一体にし、
これにそれぞれ緩衝部材200を介装して天柱パイプ1
89を挿入連結してある。孔201により床側にも固定
できる構造になっている。この構造は、ガードフレーム
に関連する他の全ての実施形態に適用できる。
【0054】図30は、上部がやや短くなった天柱パイ
プ203の4本を天部中央でなく矩形をした連結材20
4のコーナーに連結したもので、同天柱パイプ203
は、上端にコの字形をしたコーナー止め具205を備え
ており、この止め具205と止着具206を介して連結
材204に結合されている。連結材204の内部スペー
スには、丸形その他の形状をした補強連結材207を一
体化してもよい。尚、コーナー止め具205内には、図
31に示すように、緩衝部材208を介装し、また、止
着具206外周にも緩衝部材208を装着してある。ま
た、仮想線のように、天柱パイプ203は側面がコの字
形になるように座パイプ203aを備えたものにしても
よい。座パイプ203a間は底連結材209により結合
してもよい。さらに、仮想線のように、天柱パイプ20
3には棚210を付してもよい。また、ガードフレーム
上には、仮想線のように、天板211を付したり、天裏
生地212を付したりする。
【0055】図32は、緩衝機能を有するガードフレー
ム215が集会所用のテントフレームとして使用された
りするもので、この構造のものをベッド防護用としても
使用できるものである。ガードフレーム215は、4本
の天柱パイプ216…を連結材217で結合するととも
に、天部をT字形連結板218に筒体219を固着した
もので結合してある。筒体219内には、図33のよう
に、丸筒状の緩衝部材220を介装して天柱パイプ21
6を両側から差し込んで止め付けてある。脚座221に
も緩衝部材222を介装してある。
【0056】図34は、脚座をボールジョイント式に構
成したものである。224は台座で、その内部には半球
状の凹み225が形成されて半球殻状の緩衝部材226
が嵌め込まれており、その上に天柱パイプ227下端の
ボール228が摺動自在に嵌め込まれている。229は
押さえ板である。この実施形態の場合も他の関連する実
施形態に全て適用できる。尚、台座224の底面にも緩
衝部材を介装することがある。
【0057】尚、上記4本式天柱パイプを有する実施形
態の構成は、3本式あるいは5本式等、パイプ本数の異
なるガードフレームにも適用される。また、ガードフレ
ームの形状はピラミッド形でもよい。
【0058】図35および図36に示す実施形態は、地
震等の災害が発生した際に種々に有効利用されるように
構成した移動車についてのもので、同移動車は、六面で
形成したボックス230の底部に移動のためのロック付
車輪(キャスタ式でもよい)231を備えて移動可能に
してあるとともに、ボックス230の前後および左右両
側に手すり232…を備えて握りながらの移動走行を可
能にしてある。ボックス230は、後部に防災用具入れ
233を構成し、上蓋234を開けば何時でも防災用具
を取り出すことができる。また、ボックス230の前大
半の部分は、その内部に発電機やチェーンソー等の大型
工具・装置を入れておくことができ、適宜に左右の扉2
35を開くことで使用に供し得るようになっている。同
扉235はロックも可能になっている。
【0059】ボックス230の上蓋内には、仮想線のよ
うに、前方および/または後方に延出可能な補助板23
6を備えて担架を構成できるようになっている。また、
手すり232の上を利用して別に担架237を構成でき
るようにしてもよい。また、ボックス230からは支柱
238を立設して照明ランプ239を備えたり、必要に
応じて側方被い240を前後伸縮可能に備えたりするこ
とができる。
【0060】図37に示す実施形態は、折り畳み式のポ
ール242をそれぞれ1対ずつ備え移動用の車輪243
も備えてなる前車台244と後車台245とを互いにヒ
ンジ246で折り畳み式に継いだもので、担架その他の
移送台車として使用することができる。後車台245の
ヒンジ246側の端部には、左右1対のロック片247
が軸248周りに回転可能に設けられており、同ロック
片247は、前車台244と後車台245とを面一にな
るように展開した際、後車台245側から前車台244
側へ回転させることで両車台244,245が1枚の台
車になるようにロックするものである。このロック片2
47には、L形のポールロック249も備えているの
で、前車台244のポール242の基部孔250に差し
込むことで同ポール242を立設状態にロックすること
ができる。後車台245のポール242は、止着具25
1で起立・伏倒の選択が自在である。この台車は、折り
畳み自在であるので、収納がコンパクトになる。尚、ポ
ール242は、台車を移送する際の握りになっている。
同ポール242を利用して、仮想線のように、担架25
2を載置してもよい。また、さらに、その上方には被い
253を備えてもよい。
【0061】図38および図39に示す実施形態は、地
霞等により火災が発生し類焼するおそれがある場合に、
その類焼のおそれがある家屋(あるいはビル)255側
においてその予防・防止を有効に図るようにしたもので
ある。すなわち、家屋255には、窓256が構成され
ているが、同窓256のある個所の外側に巻き取りと繰
り出しの自在な防火スクリーン257を備え付けておく
ことにより、類焼前にこれを降ろすことで類焼の予防お
よび防止をすることができるのである。スクリーン25
7には、引き下げやすいように引きリング258が設け
られるとともに、窓枠下方に設けられたマグネット25
9に吸着する他のマグネット259を備え付けてある。
引っ掛け方式でもよい。また、図39に仮想線のように
横引き式にしてもよい。
【0062】図40に示すようにビル261のように大
きな建物については、その上方の壁に防火スクリーン2
62を備え付けておき、同スクリーン262から垂れさ
げた耐火ロープ263を下方の滑車264を介して非常
窓口265の他の滑車266に掛け回すとともに、同窓
口265内に残るロープ263を収納しておくようにし
たものである。非常時には、室内からロープ263をと
って引き出すようにすることで、スクリーン262が引
き下げられて耐火幕を構成する。尚、スクリーン262
の上側には、水受267が設置され、同水受267内に
は自動であるいは手動で水が流れ込むようになってい
る。その結果、耐火幕の外面には火災とともに水幕が形
成されて類焼の危険を減少させることができる。尚、同
水受267は蓋付の雨水受にしておけば雨水を利用する
ことができるし、消火液や消火水がここに溜まって流れ
落ちることにもなる。また、スクリーン262は、溜ま
る水の重量で自動的に下がるようにしてもよい。この場
合、水道水等を溜める樋状のものをスクリーン262の
外側に備えておき、この樋に上方から水を流すことでス
クリーン262が下がるとともに、水を流し続けること
でスクリーン262の外面を湿潤化させることもできる
ように構成してもよい。
【0063】図41および図42に示す実施形態は、地
震発生時等においてバール269のてこ作用で扉270
をこじ開けることができるような装置に関する。扉27
0側と壁271側のそれぞれ内外に、リング272…が
設けられており、これらのうち適切なものにバール26
9を通してこじるようにすることで、扉270を開ける
ことができる。尚、油圧ジャッキをかますことは自由で
ある。また、バール269にさらにバールを重ね使用す
ることも自由である。
【0064】図43に示す実施形態は、非常用の枕につ
いてのもので、同枕は、ゴム等の内層274とスポンジ
のような外層275とを備え、カバー276を備えてあ
る。そして、同枕は図示しない個所が開閉自在になって
おり、この開口を通じて炭やヨモギ葉、還元剤などの健
康増進物を入れた袋277の他、防災用具として、靴2
78やサンダル、さらには足袋279や靴下280等を
入れるとともに、非常用の乾電池281や笛282、通
帳283や現金等を同封する。
【0065】図44に示す実施形態は、地震発生による
負荷によっても安全空間を確保可能なベッドに関するも
のである。同ベッドは、下フレーム285と、上フレー
ム286からなり、上フレーム286は下フレーム28
5にヒンジあるいはバネ板などにより開閉自在に装着さ
れている。各フレーム285,286には、凹み287
が形成されており、その一方、凹みの横側方には突出部
288が形成されている。突出部288は支柱等により
強度が高く形成され、その表側にシリコンゴム等の緩衝
部材289が張りつけられている。さらに、下フレーム
285の底面と上フレーム286の天面には他の緩衝部
材290が張りつけられている。仮想線のように、凹み
287は丸形や屋根形にしてもよい。
【0066】図45に示す実施形態は、床の間等に飾ら
れるダルマ型の非常備品入れ300についてのもので、
この非常備品入れ300は、底面301が完全に開口し
た底無し型になっている。底面301の一部のみが開口
したものでもよい。また、底面は有っても開閉可能な蓋
付きのものでもよい。ここに開閉可能とは底蓋を壊して
開放のみするものを含む。
【0067】更に、非常備品入れ300の高さ間中段あ
るいは上段さらに下段を境に分割型として割型にしても
よい。また、非常備品入れ300は、縦割型にしてもよ
い。この縦割型とは、正面からみて左右を分割可能にす
る場合と、側面からみて左右を分割可能にする場合とが
ある。
【0068】そして、同非常備品入れ300の内部空間
には、破線で示すように、非常備品Aが入れられる。非
常備品Aとしては、スリッパ、靴、安全靴、非常灯、携
帯ラジオ、電池、予備メガネ、保存飲食料、非常用医薬
品、非常持出用品(印鑑、通帳等)などがある。
【0069】尚、同非常備品入れ300の内面(あるい
は裏面などの外面)には、予波感知警報器(ランプも可
能)302が装着されている。図示ダルマ形は、一般に
市販されているものを基準にして前記のように底面を切
り取ったり分割型にしたものでもよい。
【0070】前記非常備品入れ300は、編細竹に紙を
貼り付けた旧来型のものや陶器製などでもよい。また、
金属鋳物やプレス成形品であれば、地震に耐えられるの
で、内部のものを確実に利用できる。
【0071】図46に示す実施形態は、リュックサック
型の非常備品入れ304についてのものである。同非常
備品入れ304は、パンダを模したものになっている
が、例えば、他の動物を模したものでもよい。
【0072】同非常備品入れ304は、本体部分305
と肩掛け帯部306とを備えるとともに補助物入れ30
7を備える。この非常備品入れ304は、一般のリュッ
クサック構造と全く変わらないものにする場合と、置物
あるいは掛け物にする場合とがある。
【0073】前者の場合も後者の場合も内部に非常備品
を収納しておくが、その取り出し方法に差異がある。前
者の場合、例えば、上縁に沿ってファスナーを備えて取
り出し可能にする。後者の場合、底面308を全面ある
いは一部開放状にして取り出す方法にしたり、上段、中
間段、あるいは下段を分割式にしておき非常時に外して
非常備品を取り出す方法にすることができる。
【0074】また、前記のように縦分割式にしたり、前
記補助物入れ307の部分を開閉式にしておくこともで
きる。この非常備品入れ304の場合も、布製は勿論、
竹細工によるものや陶器製などでもよい。また、金属鋳
物やプレス成形品であれば、地震に耐えられるので、内
部のものを確実に利用できる。
【0075】図47に示す実施形態は、バッグ型の非常
備品入れ310についてのもので、同非常備品入れ31
0は、底面311が全面あるいは一部開放型である場合
と、底面311が開閉式になっている場合とがある。そ
して、同非常備品入れ310の場合は、主に部屋のいず
れかに置いておいたり吊り掛けておいたりするが、あく
までも非常備品入れとして部屋のいずれかに設置しても
何ら違和を感じさせないように工夫されたものになって
いる。
【0076】従って、前記のように強度のある材料で作
製されることもある。尚、バッグの形状は多少変更する
ことがある。例えば、外国旅行に持ってゆく場合の大型
ケースのこともある。
【0077】図48に示す実施形態は、擬岩型の非常備
品入れ313についてのものである。この非常備品入れ
313は、載せ台314と擬岩部315とでなってお
り、これらはこの実施形態では一体成形品であるが別体
にしてもよい。別体の場合、単に載せ付ける方式と接着
などにより分離可能にする方式とがある。
【0078】この非常備品入れ313内に収納袋に入れ
られた非常備品316が入れられている。この非常備品
(袋)316は、持ち手317が付けられて携帯するこ
ともできるし、その場合で開いて内部の非常備品を使用
することもできるようになっている。尚、擬岩部315
内にのみ非常備品316を収容するようにすることもで
きる。また、非常備品入れ313は、前記のような分割
式にしたり、強度の高い材質にすることもできる。前記
非常備品入れ313は複数個を組み合わせてより多くの
非常備品を入れ得るようにすることもできる。
【0079】図49に示す実施形態は、瓢箪型の非常備
品入れ320についてのもので、この非常備品入れ32
0も底面321が全面あるいは一部開放型にされ、開閉
型にしてもよいものである。また、上下分割式、左右分
割式にしてもよい。さらに、同非常備品入れ320は自
然物である場合と人工的なものである場合とがあり、人
工のものの場合金属製にもすることができる。また、複
数個の瓢箪を組み合わせてぶら下げ、これらの内部に非
常備品入れの空間を形成することもできる。
【0080】図50に示す実施形態は、古来からの小型
炬燵を飾り物にした例で、同炬燵が強度に富むかませ台
になっているとともに、その内部は非常備品が入れられ
る非常備品入れ323になっている。この非常備品入れ
323は、金属製のこともある。
【0081】図51に示す実施形態は、椅子325の座
下空間326内に非常備品入れ327を収容可能にした
もので、座下空間326内には、収納袋に非常備品を入
れて常備するようにしたり、あるいは、座下空間326
内を仕切ってその仕切間に非常備品を入れるようにして
もよい。
【0082】尚、同図の椅子325は、筋交328を備
えるとともに全体が地震に耐えられる構造になってい
る。こうした椅子325の他に食卓の椅子等、下部に空
間をもつ椅子にもこの実施形態と同様の非常備品入れを
構成できる。前記非常備品入れ327を非常に強度に富
む構造体にしてもよい。
【0083】図52に示す実施形態は、布袋さまのよう
な置物330を座板331の上に設置したものについ
て、同置物330の底面332を開放状にしてその内部
空間で非常備品入れを構成したものである。座板331
内に空洞を形成してその中にも入れられるようにした
り、更に座板331を仮想線のように多く形成してより
収容空間を大きくとってもよい。この場合、置物330
および座板331のうち一方を非常備品入れにする。前
記実施形態の他に他の形状の置物でもよい。また、置物
を強度に富む金属体にしてもよい。前記座板331内を
収容空間にする場合、同座板331はその底面あるいは
上面に開口を有するものにする。
【0084】図53に示す実施形態は、水瓶型の非常備
品入れ335についての例であり、同非常備品入れ33
5は、土瓶や他の焼きものに代えて構成してもよい。こ
の非常備品入れ335が底面が開放状になっているが、
上部に蓋336があることから底面を閉止状にしてもよ
い。
【0085】図54に示す実施形態は、竹編み式のペッ
トボックスを非常備品入れ338にしたもので、同非常
備品入れ338は、旅行やショッピングなどの外出時以
外には部屋内に放置されているもので、そのことから、
この内部空間を有効利用して非常備品入れにしたもので
ある。非常備品入れ338は、破線のように一部空間で
形成してもよいし、底部空間で形成してもよい。
【0086】図55に示す実施形態は、裏ボックス34
0付きの額341についてのもので、その裏ボックス3
40内の空間を非常備品入れにしている。裏ボックス3
40の側板(その他の面でもよい)342は開閉可能に
して非常時にここから非常備品を取り出せるようにす
る。
【0087】図56に示す実施形態は、縦置式の大型灰
皿の下部空間を非常備品入れ345にしたもので、その
下部には大きな空間があり、その側扉346が開閉可能
になっている。
【0088】図57に示す実施形態は、上部を開放した
截頭円錐形の非常備品入れ348を座349付きポール
350で高い位置に設定し、同非常備品入れ348の外
周面を利用してスカート351などの衣服を被せ掛ける
ようにしたものである。このように通常は衣服を掛ける
のに使用できる一方、地霞等の非常時には非常備品入れ
348内の非常備品を使用することができるように兼用
構造になっている。
【0089】図58に示す実施形態は、消火器353を
カバー354で覆うとともに同カバー354内に非常備
品355…を同時に入れるようにしたものである。
【0090】図59に示す実施形態は、人形ケース35
7自体を地震に充分耐えられる強度に富むものにし、そ
の内部空間に非常備品358…を収容しておくようにし
たものである。
【0091】図60に示す実施形態は、家屋(ビル等を
含む)の柱360に非常備品(バール、消火器、ジャッ
キ等の防災用具を含む)入れ361を付設したもので、
この場合の柱360は、ドアや扉等が3面に設置される
関係で3面が露出したタイプのものになっている。2面
露出タイプでもよい。
【0092】同柱360は、プラスチックの筐体で、柱
360の2面に止着具362…で取り付けられて膨出状
になっているが、3面に対して膨出状にしてもよい。さ
らに、同非常備品入れ361は、柱360に脱着自在に
装着してもよい一方、非常備品入れ361は強度メンバ
ーとして柱360を増強するものにしてもよい。そし
て、必要により、収容備品の取り出し用開閉扉363を
付す。364は壁である。また、非常備品入れ361が
プラスチックや板金製である場合には、止着具362に
よらずに、柱360を抱き込むようにして脱着自在に構
成してもよい。
【0093】図61に示す実施形態は、柱360の対応
する2面あるいは3面に壁364が配されている場合の
非常備品入れ366の構成のしかたについての例で、非
常備品入れ366は、断面コの字形で前記のようにプラ
スチックや板金製でなるもので、柱360の1面側に柱
360の突出した側面を利用して止着具362により柱
360に脱着自在に装着されている。尚、同非常備品入
れ366は扉363により内部の非常備品を出し入れ自
在になっている。非常備品入れ366は柱360に止着
具によらず挟み込みにより脱着自在に構成してもよい。
また、前記のように、非常備品入れ366が柱360の
補強体になるように構成してもよい。尚、図60および
61において、非常備品入れ361,366は二重等の
複数板構造であってもよい。
【0094】図62に示す実施形態は、車両の車輪36
8を止める車止め369を非常備品入れ370として構
成したもので、同非常備品入れ370は、座板371
と、ヒンジ372を介して開閉自在にしたコの字形の本
体373よりなる。尚、非常備品入れは、家屋の中で比
較的狭い面積で強度のある、例えば、トイレや風呂部屋
内に装備することができる。トイレ内では、受水槽の側
部や下側、扉裏面などである。これらの部屋において
は、筋交いとしてケースを配し、この内部に非常備品を
常備することがある。
【0095】図15に示すパイプ組立式地震対策用のガ
ードフレーム90には、天柱パイプ92が構成されてい
る。この天柱パイプ92は、曲がり部に補強パイプ(あ
るいは補強ロッド)96を挿入して同時曲げ成形して増
強してある。図63に示す実施形態は、曲がり部に挿入
する方式を採るか否かは問わず、天柱パイプ375の両
端部に溶接により閉止プラグ376を嵌着して内部を完
全中空形に保持し、同空間内に水あるいはオイル等の流
体377を充填して曲げなどに対する対抗力を増加させ
るようにしたものである。
【0096】流体377は、粘度の更に高いものにして
もよいし、これらの流体377に固体や粉粒物を混合し
てもよい。また、流体377に代えて、充填する際は流
体でその後固形化するもの、例えば、コールタール等を
充填してもよい。また、ゴムチップや他の産業廃棄物
や、ゴルフボール等でもよい。水などの充填には、最上
端に形成した注入口378を通じて行い、プラグ379
を螺合することで密閉する。プラグ379には、内圧が
掛かりにくい構成にしたり、螺合後に溶接埋め込み式に
してもよい。更に、モルタルやコンクリートを流し込む
こともある。また、一定時間後に固結する樹脂を流し込
むこともある。それは発泡樹脂であることもある。
【0097】この充填方式は、天柱パイプ375だけに
限らず、少なくとも、この発明の各実施形態において負
荷に対抗する必要性のある全てに適用する。同実施形態
に限らず、負荷に対抗する必要性のある部材、部品に広
く適用する。尚、前記実施形態の他に、一般住宅(木質
骨格製、鉄骨骨格製等の如何を問わない)における地震
対策として、扉や引き戸などの開閉戸自体を超耐久構造
体にすることができる。戸の回内に補助戸を設けること
がある。この場合、前記天柱パイプ(内部充填式である
場合と中空式である場合とがある)を全体として四辺に
形成一体化し、その内部空間に筋交いを施したものにす
ることができる。
【0098】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されている
ので、災害に即座に対処できるようにした防災用品を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態であるハンガーの斜視
図。
【図2】消火器設置標示についての実施形態を示す平面
図。
【図3】同実施形態の正面図。
【図4】消火器についての実施形態を示す正面図。
【図5】消火器についての他の実施形態を示す正面図。
【図6】消火器についての他の実施形態を示す正面図。
【図7】家具に防災用具容器を備え付ける実施形態を示
す正面図。
【図8】他の家具に防災用具を収納するようにした実施
形態を示す正面図。
【図9】他の家具に防災用具容器を備え付けるようにし
た実施形態を示す正面図。
【図10】倒壊に有利にした防災用具容器の実施形態を
示すタンス正面図。
【図11】防災ベッドの実施形態を示す斜視図。
【図12】畳の底部に防災用具容器を構成した実施形態
を示す斜視図。
【図13】他の防災方式を示す斜視図。
【図14】家屋倒壊防止方式の一例を示す正面図。
【図15】ベッド用のガードフレームについての他の実
施形態を示す斜視図。
【図16】同ガードフレームの結合部分の要部を示す断
面図。
【図17】他の結合手段を示す断面図。
【図18】他の結合手段を示す断面図。
【図19】図15のガードフレームに外装をした場合の
斜視図。
【図20】天柱パイプの接続方式を示す平面図。
【図21】天柱パイプの他の接続方式を示す横断面図。
【図22】天柱パイプの他の接続方式を示す平面図。
【図23】天柱パイプの他の接続方式を示す平面図。
【図24】ガードフレームの他の実施形態を示す斜視
図。
【図25】同フレームの天部の接続構造を示す断面図。
【図26】他のガードフレームを示す平面図。
【図27】他のガードフレームを示す斜視図。
【図28】他のガードフレームを示す斜視図。
【図29】図28の脚座部の具体的構造を示す断面図。
【図30】ガードフレームの他の実施形態を示す斜視
図。
【図31】図30のガードフレームの要部拡大断面図。
【図32】他のガードフレームを示す斜視図。
【図33】同天部の接続構造の断面図。
【図34】ボールジョイント方式の脚座構造を示す断面
図。
【図35】防災用等に使用される移動車の実施形態を示
す平面図。
【図36】図35の側面図。
【図37】他の移動台車についての実施形態を示す斜視
図。
【図38】防火スクリーン方式を示す縦断面図。
【図39】同スクリーン方式の正面図。
【図40】大規模なスクリーン方式を示す側面図。
【図41】地震災害時等における扉こじ開け方式を示す
横断面図。
【図42】図41の正面図。
【図43】非常用枕の一例を示す断面図。
【図44】災害対策用ベッドを示す縦断面図。
【図45】置きダルマを非常備品入れとした実施形態を
示す正面図。
【図46】パンダ形リュックサック式置き物を非常備品
入れとした実施形態を示す正面図。
【図47】バッグ形非常備品入れの実施形態を示す正面
図。
【図48】擬岩を非常備品入れとした実施形態を示す正
面図。
【図49】瓢箪形非常備品入れを示す正面図。
【図50】他の非常備品入れとして古式炬燵の実施形態
を示す斜視図。
【図51】椅子の下部空間を非常備品の収納空間とした
実施形態を示す斜視図。
【図52】置物を非常備品入れとした実施形態を示す斜
視正面図。
【図53】水瓶を非常備品入れにした実施形態を示す斜
視正面図。
【図54】ペットボックスを非常備品入れとした実施形
態を示す斜視図。
【図55】裏ボックス付き額を非常備品入れとした実施
形態を示す斜視図。
【図56】灰皿を非常備品入れとした実施形態を示す斜
視正面図。
【図57】衣服掛けと非常備品入れとを兼用した実施形
態を示す正面図。
【図58】消火器カバー内に同時に非常備品を収容する
ようにした実施形態を示す模式図。
【図59】人形ケースを非常備品入れとした実施形態を
示す正面図。
【図60】柱の周りに非常備品入れを構成した実施形態
を示す横断面図。
【図61】柱の周りに非常備品入れを構成した実施形態
を示す横断面図。
【図62】車止めを非常備品入れとした実施形態を示す
断面図。
【図63】中空材内に流体などを充填して増強を図った
実施形態を示す一部切欠正面図。
【符号の説明】
4,18…ポール 9…掛けバー 19…消火器設置標
示部 20…消火器設置標示 27…防災用具容器。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立設されたポールの上部に掛けバーを備
    えて衣服などを吊り掛け得るようにしたハンガーであっ
    て、前記ポールおよび/または掛けバーが防災用になる
    バールでなっている防災用品。
  2. 【請求項2】 立設されたポールの上部に掛けバーを備
    えて衣服などを吊り掛け得るようにしたハンガーであっ
    て、前記ポールの下部が、防災用具を収納可能な容器に
    なっていて架台を兼ねるようになっている防災用品。
  3. 【請求項3】 ポールの上部に消火器設置標示部を備え
    る消火器設置標示の前記ポールがバールでなっている防
    災用品。
  4. 【請求項4】 ポールの上部に消火器設置標示部を備え
    る消火器設置標示の基部が防災用具を収納する容器にな
    っている防災用品。
  5. 【請求項5】 消火器である防災用品であって、外周に
    他の防災用品が付帯され得るようになっている防災用
    品。
  6. 【請求項6】 消火器である防災用品であって、外周に
    非常灯が装備され得るようになっている防災用品。
  7. 【請求項7】 消火器を設置するための架台であって、
    防災用具容器が一体あるいは別体で設けられるようにな
    っている防災用品。
  8. 【請求項8】 家具の横隣に設置されるようになってい
    る防災用具を収納するための容器である防災用品。
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