JPH10150603A - 超小型電子カメラ - Google Patents

超小型電子カメラ

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Publication number
JPH10150603A
JPH10150603A JP8321139A JP32113996A JPH10150603A JP H10150603 A JPH10150603 A JP H10150603A JP 8321139 A JP8321139 A JP 8321139A JP 32113996 A JP32113996 A JP 32113996A JP H10150603 A JPH10150603 A JP H10150603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
camera
state
solid
electronic still
Prior art date
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Pending
Application number
JP8321139A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Oki
裕史 大木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP8321139A priority Critical patent/JPH10150603A/ja
Publication of JPH10150603A publication Critical patent/JPH10150603A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】超小型電子スチルカメラを提供する。 【解決手段】撮影レンズ1と画像記憶手段2とを有する
電子スチルカメラにおいて、撮影レンズ1は固定焦点の
単一焦点距離レンズであり、画像記憶手段2は半導体メ
モリまたはフラッシュメモリであり、且つ撮影レンズ1
の焦点距離をf、FナンバーをF、半画角をωとし、固
体撮像素子2の対角長をL、画素間隔をSとしたとき、
L≧2f・tanω、f2/(S・F)≦1000mm
なる両式が満たされていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子スチルカメラに
関し、特に超小型の電子スチルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】マルチメディア時代の到来とともに、電
子スチルカメラが近年脚光を浴びている。電子スチルカ
メラは、画質の面では銀塩フィルムカメラに及ばないも
のの、現像が不要で画像データを直接パソコンに取り込
むことができることなどから、急激な普及が予想され
る。また、一方ではカメラの小型化が進みつつあり、携
帯に便利なカメラの需要は大きい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の電子スチ
ルカメラは、サイズが大きく携帯に便利とは言えなかっ
た。銀塩フィルムを用いるカメラにはかなり小型のもの
もあるが、フィルムサイズの制約により小型化には限界
がある。そこで本発明では、携帯に便利な超小型電子ス
チルカメラを提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】フィルムサイズに制約が
ある銀塩カメラに較べて、電子スチルカメラは任意の大
きさのイメージセンサを用いることができるため、基本
的に小型化に適している。また、画像データの記憶手段
として半導体メモリまたはフラッシュメモリを用いるこ
とで、カメラの小型化を効果的に実現することができ
る。一般に電子カメラの撮像素子の画素間隔(分解能)
は銀塩カメラに比べて粗く、また、撮像素子の小型化に
よって撮影レンズの焦点距離を小さくすることができ
る。発明者は、これら二つの特徴を組合せることによっ
てピント調節機構が不要になり、更なる小型化を図るこ
とが可能になることを見いだした。
【0005】本発明は以上のごとき知見に基づいてなさ
れたものであり、すなわち、撮影レンズと画像記憶手段
とを有する電子スチルカメラにおいて、撮影レンズは固
定焦点の単一焦点距離レンズであり、画像記憶手段は半
導体メモリまたはフラッシュメモリであり、且つ撮影レ
ンズの焦点距離をf、FナンバーをF、半画角をωと
し、固体撮像素子の対角長をL、画素間隔をSとしたと
き、 L≧2f・tanω f2/(S・F)≦1000mm なる両式が満たされていることを特徴とする超小型電子
カメラである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明による超小型電子カメラの一実施例を示
し、このカメラの撮影レンズ1は、焦点距離がf=5m
m、FナンバーがF=3.5、半画角がω=30°であ
り、固定焦点のレンズである。また撮影レンズ1による
結像面に配置された個体撮像素子2は、画面対角長がL
=5.8mm、画素数が640×480である。したが
って個体撮像素子2の画素間隔Sは、 S=5.8mm/(6402+48021/2 =7.25μm である。
【0007】この電子カメラでは、個体撮像素子2によ
って光電変換された画像データは、シャッターボタン3
からの指令によってフラッシュメモリ4に蓄えられる。
個体撮像素子2およびシャッターボタン3の電源は、充
電池5によって賄われる。但し充電池5に代えて乾電池
を用いることもできる。これらの撮影レンズ1、個体撮
像素子2、シャッターボタン3、フラッシュメモリ4、
充電池5は、ボディ6内に収容されている。ボディ6に
は、ファインダ用の窓7や、カメラ側出力端子8も装備
されている。カメラ側出力端子8は、フラッシュメモリ
4に記憶された画像データを、パソコン(図示せず)に
出力するための端子である。なお本実施例ではフラッシ
ュメモリ4を用いているが、フラッシュメモリ4に代え
て、半導体メモリを用いることもできる。また図1には
自動露出機構を図示していないが、自動露出は通常の電
子カメラと同様に行うことができる。またもちろん手動
式調節機構で露出を行っても良い。
【0008】図2(A)はこのカメラによる無限遠撮影
状態を示し、撮影レンズ1によるジャストフォーカス位
置は、個体撮像素子2よりも僅かに物体側にあり、すな
わち僅かに前ピン状態となっている。個体撮像素子2上
での許容ぼけ幅は、画素間隔Sと同程度であるから、前
ピン状態での許容デフォーカス量δは、図2(A)よ
り、 δ/S=f/D 故に、 δ=S・f/D =S・F ‥‥(1) となる。但し、 D:撮影レンズ1の口径 である。本実施例では、 δ≒25μm となっており、すなわち個体撮像素子2は、撮影レンズ
1の後側焦点位置よりも25μmだけ後方に配置されて
いる。
【0009】なお、もしも個体撮像素子2を撮影レンズ
1の後側焦点位置に配置するときには、個体撮像素子2
の画面対角長Lは、 L=2f・tanω だけ必要である。しかるに本実施例では無限遠撮影状態
において前ピン状態となっており、すなわち個体撮像素
子2は撮影レンズ1の後側焦点位置よりも後方に配置さ
れている。したがって個体撮像素子2の画面対角長L
は、 L≧2f・tanω ‥‥(2) なる条件を満たす必要がある。本実施例では、 L=5.8mm に対して、 2f・tanω=5.77mm であるから、(2)式を満たしている。
【0010】次に、図2(B)はこのカメラのジャスト
フォーカス状態を示す。ジャストフォーカス状態での物
点距離をdJとすると、結像関係より、 1/dJ+1/(f+δ)=1/f 故に、 dJ=f・(f+δ)/δ ≒f2/δ =f2/(S・F) ‥‥(3) となる。本実施例では、 dJ=1000mm となっている。
【0011】次に、図2(C)はこのカメラによる至近
撮影状態を示し、撮影レンズ1によるジャストフォーカ
ス位置は、個体撮像素子2を僅かに越えた位置にあり、
すなわち後ピン状態となっている。後ピン状態での許容
デフォーカス量δRは、図2(C)より、 δR/S=(f+δ+δR)/D 故に、 δR=S・(f+δ)/(D−S) ≒S・f/D =δ ‥‥(4) となる。すなわち同一の許容ぼけ幅に対応する前ピン側
のデフォーカス量と後ピン側のデフォーカス量とは等し
い。本実施例では、ジャストフォーカス位置が個体撮像
素子2の後方25μmの位置にあるときに、個体撮像素
子2上での像のぼけが、その限度である許容ぼけ幅とな
っている。
【0012】この至近撮影状態での物点距離をdNとす
ると、結像関係より、 1/dN+1/(f+2δ)=1/f 故に、 dN=f・(f+2δ)/2δ ≒f2/2δ =dJ/2 ‥‥(5) となる。本実施例では、 dN=500mm となっている。すなわちこのカメラによれば、無限遠か
ら50cmまでの被写体がすべて焦点深度内に収まり、
したがってピント合わせ機構が不要となっている。
【0013】また、以上の説明より明らかなように、本
発明の条件を満たすことによりジャストフォーカス状態
での物点距離dJの半分の距離dNから無限遠までが許容
ぼけ幅に収まることになる。したがって固定焦点の撮影
レンズ1によって十分に近い物体の撮影を可能とするに
は、ジャストフォーカス状態での物点距離dJを十分に
短くする必要がある。特に、 dJ≦1000mm すなわち、 f2/(S・F)≦1000mm ‥‥(6) とすることが好ましい。本実施例ではこの(6)式の要
件を満たしている。
【0014】
【発明の効果】このように本発明によれば、100円ラ
イター程度の大きさの超小型電子カメラを構成すること
が可能となった。したがってこのカメラを常に携帯する
ことによって、日常遭遇するすべてのシャッターチャン
スを捕らえることができ、現像不要の電子カメラの利点
を生かして、撮影した画像を速やかに再生することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図
【図2】該実施例の(A)無限遠撮影状態、(B)ジャ
ストフォーカス状態、及び(C)至近撮影状態を示す光
路図
【符号の説明】
1…撮影レンズ 2…個体撮像素子 3…シャッターボタン 4…フラッシュメモ
リ 5…充電池 6…ボディ 7…ファインダ用窓 8…カメラ側出力端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/225 G06F 15/64 320C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影レンズと画像記憶手段とを有する電子
    スチルカメラにおいて、 前記撮影レンズは固定焦点の単一焦点距離レンズであ
    り、前記画像記憶手段は半導体メモリまたはフラッシュ
    メモリであり、且つ前記撮影レンズの焦点距離をf、F
    ナンバーをF、半画角をωとし、前記固体撮像素子の対
    角長をL、画素間隔をSとしたとき、下式が満たされて
    いることを特徴とする超小型電子カメラ。 L≧2f・tanω f2/(S・F)≦1000mm
JP8321139A 1996-11-15 1996-11-15 超小型電子カメラ Pending JPH10150603A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8321139A JPH10150603A (ja) 1996-11-15 1996-11-15 超小型電子カメラ

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JP8321139A JPH10150603A (ja) 1996-11-15 1996-11-15 超小型電子カメラ

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JPH10150603A true JPH10150603A (ja) 1998-06-02

Family

ID=18129245

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8321139A Pending JPH10150603A (ja) 1996-11-15 1996-11-15 超小型電子カメラ

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JP (1) JPH10150603A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014520397A (ja) * 2011-06-24 2014-08-21 ボリーメディアコミュニケーションズ(シンチェン)カンパニーリミテッド マルチ被写界深度感光デバイス、システム、被写界深度拡大方法及び光学イメージングシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014520397A (ja) * 2011-06-24 2014-08-21 ボリーメディアコミュニケーションズ(シンチェン)カンパニーリミテッド マルチ被写界深度感光デバイス、システム、被写界深度拡大方法及び光学イメージングシステム

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