JPH10150330A - Dcオフセットキャンセル回路及びそれを用いた差動増幅回路 - Google Patents

Dcオフセットキャンセル回路及びそれを用いた差動増幅回路

Info

Publication number
JPH10150330A
JPH10150330A JP8308556A JP30855696A JPH10150330A JP H10150330 A JPH10150330 A JP H10150330A JP 8308556 A JP8308556 A JP 8308556A JP 30855696 A JP30855696 A JP 30855696A JP H10150330 A JPH10150330 A JP H10150330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
circuit
differential
output
differential amplifier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8308556A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2885281B2 (ja
Inventor
Hiroshi Kudo
宏 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP8308556A priority Critical patent/JP2885281B2/ja
Priority to GB9724598A priority patent/GB2320987B/en
Priority to CN97126392A priority patent/CN1079610C/zh
Priority to KR1019970061366A priority patent/KR100258167B1/ko
Priority to US08/974,986 priority patent/US5867062A/en
Publication of JPH10150330A publication Critical patent/JPH10150330A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2885281B2 publication Critical patent/JP2885281B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/45Differential amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/45Differential amplifiers
    • H03F3/45071Differential amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/45479Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of common mode signal rejection
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/32Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion
    • H03F1/3211Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion in differential amplifiers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 差動増幅回路における直流オフセットの除去
をより完全とする。 【解決手段】 2個の不平衡型差動増幅器100,200 の一
方に平衡差動入力の一方を供給し、他方に平衡差動入力
の他方を供給する。差動増幅器100,200 の各差動トラン
ジスタ1と3、トランジスタ2と4の各コレクタ電流を
差動出力端子16と17に夫々供給するよう各コレクタ
を接続する。更に、トランジスタ5と6を各差動増幅器
100,200 に夫々追加し、トランジスタ5と6の各コレク
タ電流を差動出力端子17と16とに夫々供給する様に
接続する。この追加トランジスタ5,6により各定電流
源11,12の電流を夫々分流して出力端子へ振り分け
ることで、定電流源11,12の不整合による電流のば
らつきに起因する直流オフセットを小とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はDCオフセットキャ
ンセル回路及びそれを用いた差動増幅回路に関し、特に
ページング受信機等の携帯用通信機器において低周波信
号帯(ベースバンド帯)の増幅回路を構成する場合に用
いて好適なDCオフセットキャンセル回路及びそれを用
いた差動増幅回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のページャー(ページング受信
機)用のダイレクトコンバージョン受信機において、ベ
ースバンド周波数帯の信号を扱う回路として、リミティ
ングアンプがある。このリミティングアンプは差動増幅
器を複数段縦続接続して構成されており、各段の差動増
幅器を縦続接続する場合に、IC化に適する構成とする
ために、段間結合コンデンサをなくして直結する構成が
採用される。
【0003】この様な段間直結接続方式の構成では、各
段の差動増幅器の直流オフセットが問題となる。この直
流オフセットを除去する回路の例として、特開平2−3
05205号公報に示されるような直流阻止増幅器が提
案されており、その構成を図4に示している。
【0004】図4を参照すると、この直流阻止増幅器
は、一対の差動入力信号が供給される一対の入力端子
と、入力端子14の入力信号を不平衡増幅する第1の不
平衡型差動増幅器100と、入力端子15の入力信号を
不平衡増幅する第2の不平衡型差動増幅器200と、一
対の差動出力信号を導出する一対の出力端子16,17
と、両差動増幅器100,200の間を交流結合する結
合コンデンサ13とにより構成されている。
【0005】第1の不平衡型差動増幅器100において
は、エミッタが互いに共通に第1の定電流源11に接続
された第1,第2のNPNトランジスタ1,2と、トラ
ンジスタ1のコレクタと回路電源Vccとの間に接続され
た負荷抵抗7と、両トランジスタ1,2のベース間に接
続された抵抗9とが設けられている。
【0006】第2の不平衡型差動増幅器200において
は、エミッタが互いに第2の定電流源12に接続された
第3,第4のNPNトランジスタ3,4と、トランジス
タ4のコレクタと回路電源Vccとの間に接続された負荷
抵抗8と、両トランジスタ3,4のベース間に接続され
た抵抗10とが設けられている。
【0007】そして、トランジスタ1,3のコレクタは
出力端子16に接続され、トランジスタ2,4のコレク
タは出力端子17に接続されている。
【0008】かかる構成において、トランジスタ1〜ト
ランジスタ4の各ベース電圧をVB1VB4とし、各コレク
タ電流をIC1〜IC4、定電流源11,12の各電流値を
I01,I02、負荷抵抗7,8の各電流をIC13 ,IC24
とすると、 IC13 =IC1+IC3…(1) IC24 =IC2+IC4…(2) となる。
【0009】IC1〜IC4の各電流値は、 IC1=α・I01/[1+exp {q(VB1−VB2)/KT}]…(3) IC2=α・I01/[1+exp {−q(VB1−VB2)/KT}]…(4) IC3=α・I02/[1+exp {q(VB4−VB3)/KT}]…(5) IC4=α・I02/[1+exp {−q(VB4−VB3)/KT}]…(6) となる。
【0010】但し、αはトランジスタの電流増幅率(エ
ミッタから出た電子のうちコレクタに達するものの割合
であり、α=1)、qは電子負荷、Kはボルツマン定
数、Tは絶対温度を夫々示す。
【0011】ここで、I01=I02,|VB1−VB2|=|
VB4−VB3|の場合、(1)式と(2)式とは等しくな
り、出力端子16,17の直流バイアス電圧は回路のバ
イアス電圧で一義的に定まり、入力端子14,15間の
バイアスDCオフセットには影響されず、出力端子1
6,17間にDCオフセットは生じない。
【0012】すなわち、出力オフセット電流は(1)式
と(2)式との差の絶対値で表されるので、上述の如
く、(1)式と(2)式とが等しいことから、出力オフ
セット電流は零となり、また負荷抵抗7,8の値が等し
ければ、出力オフセット電圧も零となるのである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図4の従来回路におい
て、定電流源11と12との電流値I01,I02間に不整
合(I01≠I02)が生じた場合、出力端子16,17間
にDCオフセットが生じ易くなる。すなわち、入力端子
14,15間のバイアス電圧差が何等かの原因で大きく
なると、定電流源の一方が飽和領域に入って両電流値間
に不整合が生じ、相対的に差が生じることになる。
【0014】これによりDCオフセットが生じるので、
後段に接続される差動増幅器の回路利得を小に制限せざ
るを得なくなる。この回路利得を大にするとDCオフセ
ットも増幅されて後段へ伝達され更に増幅されるからで
ある。
【0015】ここで、前述した如く、ページャー用のダ
イレクトコンバージョン受信機でのベースバンド周波数
帯信号を扱うリミティングアンプの様に、差動増幅器を
複数段縦続接続して構成する場合に、これ等多段の差動
増幅器の各段間に、直流阻止用増幅器を設ける必要があ
るが、この図4の回路では、DCオフセットが生じ易い
ために、この図4の回路を用いるのは適当でないという
問題がある。
【0016】本発明の目的は、DCオフセットをより完
全に除去することが可能なDCオフセットキャンセル回
路を提供することである。
【0017】本発明の他の目的は、差動増幅器を多段接
続してリミティングアンプを構成する場合に、各差動増
幅器の段間に用いて好適なDCオフセットキャンセル回
路を提供することにある。
【0018】本発明の更に他の目的は、リミティングア
ンプに用いて好適な差動増幅回路を提供することであ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、一対の
差動入力信号が供給される第1及び第2の入力端子と、
一対の差動出力信号を導出する第1及び第2の出力端子
と、前記第1の入力端子にベースが接続された第1のト
ランジスタと、この第1のトランジスタとエミッタが共
通接続され前記第1の入力端子に抵抗を介してベースが
接続された第2のトランジスタと、前記第2の入力端子
にベースが接続された第4のトランジスタと、この第4
のトランジスタとエミッタが共通接続され前記第2の入
力端子に抵抗を介してベースが接続された第3のトラン
ジスタと、前記第1及び第2のトランジスタに動作電流
を供給する第1の定電流源と、前記第3及び第4のトラ
ンジスタに動作電流を供給する第2の定電流源と、前記
第2及び第3のトランジスタのベース同士を交流結合す
る交流結合素子とを含み、前記第1及び第3のトランジ
スタのコレクタ出力が前記第1の出力端子に接続され、
前記第2及び第4のトランジスタのコレクタ出力が前記
第2の出力端子に接続されたDCオフセットキャンセル
回路であって、前記第2のトランジスタとエミッタが共
通接続され前記第1の入力端子にベースが接続された第
5のトランジスタと、前記第3のトランジスタとエミッ
タが共通接続され前記第2の入力端子にベースが接続さ
れた第6のトランジスタとを含み、前記第5のトランジ
スタのコレクタ出力が前記第2の出力端子に接続され、
前記第6のトランジスタのコレクタ出力が前記第1の出
力端子に接続されていることを特徴とするDCオフセッ
トキャンセル回路が得られる。
【0020】そして、前記第1及び第2の出力端子の各
々と回路電源との間には共に等しい値の負荷抵抗が接続
されていることを特徴とする。
【0021】更に本発明によれば、前記DCオフセット
キャンセル回路と、前記第1及び第2の入力端子に前記
一対の差動入力信号を供給する差動増幅器とを含むこと
を特徴とする差動増幅回路が得られる。
【0022】そして、前記差動増幅回路を複数段縦続接
続してなることを特徴としており、また、前記DCオフ
セットキャンセル回路の回路利得はOdBに設定されて
いることを特徴としている。
【0023】本発明の作用を述べる。2個の不平衡型差
動増幅器の各定電流源の不整合である相対精度がずれて
も、この相対精度のずれに起因する電流差を吸収するた
めのトランジスタを各不平衡型差動増幅器に追加して設
け、一方の不平衡型差動増幅器の追加トランジスタによ
り、当該一方の不平衡型差動増幅器の定電流源の電流に
応じた電流を他方の不平衡型差動増幅器の出力へ供給
し、逆に他方の不平衡型差動増幅器の追加トランジスタ
により、当該他方の不平衡型差動増幅器の定電流源の電
流に応じた電流を当該一方の不平衡型差動増幅器の出力
へ供給する様にしている。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しつつ本発明
の実施例について説明する。
【0025】図1は本発明の実施例の回路図であり、図
4と同等部分は同一符号により示している。図1におい
て、図4と異なる部分のみにつき説明すると、第1の不
平衡型差動増幅器100においては、ベースに入力端子
14の信号が印加され、エミッタがトランジスタ1,2
のエミッタに共通接続された第5のNPNトランジスタ
5を追加している。このトランジスタ5のコレクタは出
力端子17に接続されている。
【0026】また、第2の不平衡型差動増幅器200に
おいては、ベースに入力端子15の信号が印加され、エ
ミッタがトランジスタ3,4のエミッタに共通接続され
た第6のNPNトランジスタ6を追加している。このト
ランジスタ6のコレクタは出力端子16に接続されてい
る。
【0027】他の回路構成及び条件については図4のそ
れと同一であり、その説明は省略するものとする。
【0028】図1において、トランジスタ5,6の各コ
レクタ電流をIC5,IC6とすると、負荷電流7,8の各
電流IC13 ,IC24 は、 IC13 =IC1+IC3+IC6…(7) IC24 =IC2+IC4+IC5…(8) となる。
【0029】IC1〜IC6の各電流値は、 IC1=IC5=(1/2) α・I01/[1+exp {q(VB1−VB2)/KT}] …(9) IC2=α・I01/[1+exp {−q(VB1−VB2)/KT}]…(10) IC4=IC6=(1/2) α・I02/[1+exp {q(VB4−VB3)/KT}] …(11) IC3=α・I02/[1+exp {−q(VB4−VB3)/KT}]…(12) となる。
【0030】出力オフセット電流は(7)式と(8)式
との差の絶対値で表され、また、(9),(11)式か
らも明白な如く、IC1=IC5,IC4=IC6であるから、
出力オフセット電流ΔI1 は、 ΔI1 =|IC13 −IC24 |=|IC3−IC2|…(13) となる。
【0031】具体的数値例をあげて、(13)式のオフ
セット電流値を算出することにする。抵抗9,10は共
に等しく、これ等抵抗9,10による電圧降下(VB1−
VB2),(VB4−VB3)を50mV,I01=9μA,I
02=10μAとした時、IC1=IC5=3.926μA,
IC2=1.147μA,IC3=1.275μA,IC4=
IC6=4.3625μAとなる。よって、(13)式に
より、ΔI1 =0.28μAとなる。
【0032】一方、図4の従来回路では、上記と同一条
件下において、IC1=7.852μA,IC2=1.14
7μA,IC3=1.275μA,IC4=8.725μA
となる。よって、(1),(2)式より、オフセット電
流ΔI2 は、 ΔI2 =|IC13 −IC24 |=0.745μA となる。
【0033】従って、図1の本発明の回路においては、
従来回路に比し、0.28/0.745≒0.38倍に
オフセット電流が少なくなることが判る。これは、
(9),(11)式からも判る様に、図4の回路のトラ
ンジスタ1,4に流れていた電流IC1,IC4を、追加ト
ランジスタ5,6に分流して半分の値とし、これ等各半
分の電流を互いに、他方の出力端子の電流に振り分け
て、定電流源の各電流のばらつきを分散したことによる
ものである。
【0034】図2は図1のDCオフセットキャンセル回
路を用いて増幅回路を構成した例であり、図1と同等部
分は同一符号にて示す。図2において、初段に差動増幅
器400を設け、その差動出力をDCオフセットキャン
セル回路300の一対の差動入力端子14,15へ供給
する構成である。
【0035】尚、差動増幅器400は、一対の差動入力
端子20,21と、差動対トランジスタ23,24と、
定電流源22と、コレクタ負荷抵抗25,26とからな
る周知の構成である。
【0036】この初段の差動増幅器400の出力段に本
発明のDCオフセットキャンセル回路300を付加する
ことにより、差動増幅器400の出力DCオフセットの
除去がより完全となる。このDCオフセットキャンセル
回路300の利得をOdbとして、直流阻止増幅器として
動作させることにより、図2の増幅器全体の利得は、前
段の差動増幅器400の利得G1 のみとなり、交流信号
成分のみを次段の回路へ伝達することができる。
【0037】従って、図3に示した如く、図2の回路を
基本セルとして複数段縦続接続(図3の例では4段)す
ることにより、DCオフセットが除去された、所望の利
得(4×G1 )を有する増幅回路が構成できる。全体の
回路利得は、図2の差動増幅器400の利得G1 のみで
決定できるので、利得設定,調整が容易となるものであ
る。
【0038】尚、図3の回路例は、前述した如く、ペー
ジャーのダイレクトコンバージョン受信機におけるベー
スバンド周波数帯の信号を扱うリミティングアンプとし
て用いることができるが、このリミティングアンプで
は、各段の増幅回路の出力振幅を両波整流して取出し、
これ等を加算して積分することにより、入力レベル対直
流出力電圧の特性を得る回路が付加されている。
【0039】NPNトランジスタ30〜32,電流源3
3,34及び抵抗35により、差動増幅器の出力の両波
整流を行い、全段の整流出力をPNPトランジスタ3
6,37によるカレントミラー回路により加算し、抵抗
38,コンデンサ39により積分して直流電圧としてい
る。
【0040】図3のリミティングアンプはページャー等
の携帯用通信機器に用いられるので、電源としては電池
であり、Vcc(正電源電圧)は1Vの低電圧である。こ
の様な1Vの低電圧電源にて動作させるために、図1の
本発明のDCオフセットキャンセル回路が、図4の従来
のそれに比しより適していることを以下に述べる。
【0041】図1の回路の相互コンダクタンスgm1は、 gm1≒I0 /6VT …(14) で表され、差動増幅器(図2の400)の1/3の値と
なる。尚、I0 はI01=I02の値であり、VT はKT/
qである。
【0042】一方、図4の回路の相互コンダクタンスg
m2は、 gm2≒I0 /4VT …(15) で表され、差動増幅器の1/2の値となる。
【0043】図1の回路において、利得Gv を0dBにす
るには、例えば、抵抗7,8がRL=30kΩ,I01=
I02=5μA,Vcc=1.0Vとすると、 Gv =gm1×RL ={5μA/(6×25mV)}×30kΩ=1(0dB) となって、コレクタ負荷抵抗7,8がRL =30kΩで
実現できることになる。
【0044】図4の回路では、利得を0dBにするには、
相互コンダクタンスgm2の値が、(15)式の如く、図
1の回路のそれよりも大であるので、コレクタ負荷抵抗
7,8の値(RL )を30kΩよりも小とする必要があ
る。そうすると、電源電圧Vcc=1.0Vの時の出力バ
イアス電圧(出力端子16,17でのDC電圧)が、よ
り1.0Vに近付いて高くなり(出力電圧はRL ×IC1
3 ,RL ×IC24 であるから)、それだけ回路のダイナ
ミックレンジが取れないことになる。
【0045】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、DC
オフセットキャンセルがより正確となり、またより低い
相互コンダクタンスが得られるので、利得を0dBに維持
して低電源電圧に適した回路が得られるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の回路図である。
【図2】本発明の他の実施例の回路図である。
【図3】本発明の別の実施例の回路図である。
【図4】従来のDCオフセットキャンセル回路の例を示
す図である。
【符号の説明】
1〜6,23,24 NPNトランジスタ 7,8,25,26 コレクタ負荷抵抗 9,10 バイアス抵抗 11,12,22 定電流源 13 結合コンデンサ 14,15,20,21 入力端子 16,17 出力端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の差動入力信号が供給される第1及
    び第2の入力端子と、一対の差動出力信号を導出する第
    1及び第2の出力端子と、前記第1の入力端子にベース
    が接続された第1のトランジスタと、この第1のトラン
    ジスタとエミッタが共通接続され前記第1の入力端子に
    抵抗を介してベースが接続された第2のトランジスタ
    と、前記第2の入力端子にベースが接続された第4のト
    ランジスタと、この第4のトランジスタとエミッタが共
    通接続され前記第2の入力端子に抵抗を介してベースが
    接続された第3のトランジスタと、前記第1及び第2の
    トランジスタに動作電流を供給する第1の定電流源と、
    前記第3及び第4のトランジスタに動作電流を供給する
    第2の定電流源と、前記第2及び第3のトランジスタの
    ベース同士を交流結合する交流結合素子とを含み、前記
    第1及び第3のトランジスタのコレクタ出力が前記第1
    の出力端子に接続され、前記第2及び第4のトランジス
    タのコレクタ出力が前記第2の出力端子に接続されたD
    Cオフセットキャンセル回路であって、 前記第2のトランジスタとエミッタが共通接続され前記
    第1の入力端子にベースが接続された第5のトランジス
    タと、 前記第3のトランジスタとエミッタが共通接続され前記
    第2の入力端子にベースが接続された第6のトランジス
    タとを含み、 前記第5のトランジスタのコレクタ出力が前記第2の出
    力端子に接続され、前記第6のトランジスタのコレクタ
    出力が前記第1の出力端子に接続されていることを特徴
    とするDCオフセットキャンセル回路。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の出力端子の各々と回
    路電源との間には共に等しい値の負荷抵抗が接続されて
    いることを特徴とする請求項1記載のDCオフセットキ
    ャンセル回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のDCオフセット
    キャンセル回路と、前記第1及び第2の入力端子に前記
    一対の差動入力信号を供給する差動増幅器とを含むこと
    を特徴とする差動増幅回路。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の差動増幅回路を複数段縦
    続接続してなることを特徴とする差動増幅回路。
  5. 【請求項5】 前記DCオフセットキャンセル回路の回
    路利得はOdBに設定されていることを特徴とする請求
    項3または4記載の差動増幅回路。
JP8308556A 1996-11-20 1996-11-20 Dcオフセットキャンセル回路及びそれを用いた差動増幅回路 Expired - Fee Related JP2885281B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8308556A JP2885281B2 (ja) 1996-11-20 1996-11-20 Dcオフセットキャンセル回路及びそれを用いた差動増幅回路
GB9724598A GB2320987B (en) 1996-11-20 1997-11-20 DC-offset canceller circuit and differntial amplifier circuit equipped therewith
CN97126392A CN1079610C (zh) 1996-11-20 1997-11-20 直流偏移消除电路和利用该电路的方法
KR1019970061366A KR100258167B1 (ko) 1996-11-20 1997-11-20 Dc 오프셋 캔슬 회로 및 그것을 이용한 차동 증폭기 회로
US08/974,986 US5867062A (en) 1996-11-20 1997-11-20 DC-offset canceler circuit and differential amplifier circuit equipped therewith

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8308556A JP2885281B2 (ja) 1996-11-20 1996-11-20 Dcオフセットキャンセル回路及びそれを用いた差動増幅回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10150330A true JPH10150330A (ja) 1998-06-02
JP2885281B2 JP2885281B2 (ja) 1999-04-19

Family

ID=17982462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8308556A Expired - Fee Related JP2885281B2 (ja) 1996-11-20 1996-11-20 Dcオフセットキャンセル回路及びそれを用いた差動増幅回路

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5867062A (ja)
JP (1) JP2885281B2 (ja)
KR (1) KR100258167B1 (ja)
CN (1) CN1079610C (ja)
GB (1) GB2320987B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6374097B1 (en) 1998-02-24 2002-04-16 Nec Corporation Radio type selective calling receiver and method of receiving selective calling
CN116979918A (zh) * 2023-08-09 2023-10-31 北京无线电测量研究所 一种可变增益放大器

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3332724B2 (ja) * 1996-05-31 2002-10-07 三洋電機株式会社 差動増幅装置
US6184723B1 (en) * 1999-03-03 2001-02-06 Texas Instruments Incorporated Direct voltage to PTAT current converter for multiple gain control slope for wide dynamic range VGA
US6856790B1 (en) * 2000-03-27 2005-02-15 Marvell International Ltd. Receiver with dual D.C. noise cancellation circuits
DE60143296D1 (de) * 2000-08-03 2010-12-02 Broadcom Corp Verfahren und schaltung für einen verstärker mit zwei betriebsspannungen
US6667842B2 (en) * 2001-03-01 2003-12-23 Agere Systems, Inc. Negative feedback impedance matched preamplifier
DE60334540D1 (de) * 2003-08-28 2010-11-25 St Microelectronics Srl Rauscharmer Wechselstromdifferenzverstärker mit reduzierter niedriger Grenzfrequenz
US7362530B2 (en) * 2004-03-02 2008-04-22 Texas Instruments Incorporated Amplifier apparatus for use with a sensor
JP4996185B2 (ja) * 2006-09-21 2012-08-08 ルネサスエレクトロニクス株式会社 演算増幅器及び液晶表示装置の駆動方法
CN101304237B (zh) * 2007-05-09 2011-02-02 联詠科技股份有限公司 可消除偏移电压的放大器装置
JP5531186B2 (ja) * 2008-12-18 2014-06-25 サンデン株式会社 駆動回路一体型電動圧縮機
US8829991B2 (en) 2011-01-14 2014-09-09 Fairchild Semiconductor Corporation DC offset tracking circuit
JP6194004B2 (ja) * 2013-09-13 2017-09-06 アルプス電気株式会社 増幅回路
CN103905003B (zh) * 2014-04-04 2016-06-29 东南大学 一种内嵌直流失调消除的低电源电压可编程增益放大器

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58111415A (ja) * 1981-12-24 1983-07-02 Fujitsu Ltd 差動増幅器のオフセツトキヤンセル回路
JPS6152012A (ja) * 1984-08-22 1986-03-14 Hitachi Ltd 差動増幅回路
JPH01255306A (ja) * 1988-04-04 1989-10-12 Hitachi Ltd 直流直結増幅回路
JPH01268303A (ja) * 1988-04-20 1989-10-26 Nec Corp オフセツトキヤンセル回路
US4933642A (en) * 1989-02-17 1990-06-12 Linear Technology Corporation CMOS chopper-stabilized operational amplifier using two differential amplifier pairs as input stages
JPH02246604A (ja) * 1989-03-20 1990-10-02 Fujitsu Ltd 多段差動増幅器のオフセット調整回路
GB2232029A (en) * 1989-05-10 1990-11-28 Philips Electronic Associated D.c. blocking amplifiers
JPH03227137A (ja) * 1990-01-31 1991-10-08 Japan Radio Co Ltd ダイレクトコンバージョン受信機
JP2607970B2 (ja) * 1990-06-06 1997-05-07 ローム株式会社 オフセットキャンセル回路
JPH0484509A (ja) * 1990-07-26 1992-03-17 Sharp Corp リミッタアンプ
JPH04240905A (ja) * 1991-01-24 1992-08-28 Yokogawa Electric Corp オフセットキャンセル回路
JPH088458B2 (ja) * 1993-07-13 1996-01-29 日本電気株式会社 演算増幅回路
JP2836452B2 (ja) * 1993-07-14 1998-12-14 日本電気株式会社 対数増幅回路
JPH0878971A (ja) * 1994-06-30 1996-03-22 Fujitsu Ltd 出力回路および演算増幅器
KR960009110U (ko) * 1994-08-12 1996-03-16 오디오 시스템의 직류 오프셋 보상회로

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6374097B1 (en) 1998-02-24 2002-04-16 Nec Corporation Radio type selective calling receiver and method of receiving selective calling
CN116979918A (zh) * 2023-08-09 2023-10-31 北京无线电测量研究所 一种可变增益放大器

Also Published As

Publication number Publication date
CN1079610C (zh) 2002-02-20
JP2885281B2 (ja) 1999-04-19
KR100258167B1 (ko) 2000-06-01
GB2320987A (en) 1998-07-08
GB2320987B (en) 2001-03-14
US5867062A (en) 1999-02-02
GB9724598D0 (en) 1998-01-21
KR19980042614A (ko) 1998-08-17
CN1189011A (zh) 1998-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2766264B2 (ja) 差動増幅回路
US6744319B2 (en) Exponential function generator embodied by using a CMOS process and variable gain amplifier employing the same
JP2885281B2 (ja) Dcオフセットキャンセル回路及びそれを用いた差動増幅回路
JPH0414525B2 (ja)
JPH0775289B2 (ja) 相互コンダクタンス増幅回路
US5148121A (en) Amplifier circuit designed for use in a bipolar integrated circuit, for amplifying an input signal selected by a switch circuit
US20020011890A1 (en) Semiconductor integrated circuit
US4884039A (en) Differential amplifier with low noise offset compensation
EP0526423B1 (en) An integrated instrumentation amplifier with differential input and a single power supply, with integrated frequency-compensating capacitance
US4271394A (en) Amplifier circuit
JP4255564B2 (ja) 増幅回路
US4945314A (en) Amplifier arrangement with saturation detection
US6300836B1 (en) High gain, wide band amplifier
JP3080488B2 (ja) 差動増幅器
JP2751747B2 (ja) カレントミラー回路
US6980052B1 (en) Low-voltage pre-distortion circuit for linear-in-dB variable-gain cells
US5977760A (en) Bipolar operational transconductance amplifier and output circuit used therefor
JPH0113453Y2 (ja)
JP3733215B2 (ja) 増幅回路
JPS62161204A (ja) 増幅装置
JP2926591B2 (ja) 差動トランジスタ回路
JPH05175754A (ja) 差動増幅器
JPH01126816A (ja) 広帯域可変利得増幅回路
JPS641785Y2 (ja)
JP2600648B2 (ja) 差動増幅回路

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080212

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090212

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100212

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100212

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110212

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110212

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120212

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees