JPH10149596A - 光磁気記録再生装置用磁界変調コイル装置 - Google Patents

光磁気記録再生装置用磁界変調コイル装置

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JPH10149596A
JPH10149596A JP8309698A JP30969896A JPH10149596A JP H10149596 A JPH10149596 A JP H10149596A JP 8309698 A JP8309698 A JP 8309698A JP 30969896 A JP30969896 A JP 30969896A JP H10149596 A JPH10149596 A JP H10149596A
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magneto
magnetic field
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pole
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JP8309698A
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English (en)
Inventor
Koji Takahashi
浩二 高橋
Hiroshi Akiyasu
啓 秋保
Satoru Watanabe
渡辺  哲
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報信号が高密度に記録された光磁気ディス
クを使用する光磁気記録再生装置の小型軽量化、コスト
ダウン、性能向上を達成する。 【解決手段】 複数個のポール23乃至25が一体に形
成されるとともに光磁気記録媒体1を挟んで光学ヘッド
25と対向して配設されるヨーク部材21を備える。ヨ
ーク部材21には、第1のポール23に記録入力信号ま
たは再生信号入力が印加される記録/再生用コイル部材
26が組み合わされることによって、この第1のポール
23が光磁気記録媒体の信号記録層3に印加される記録
用磁界又は再生用磁界を生成する記録/再生兼用ポール
として構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報信号や制御信
号等の高密度記録を可能とする円盤状光記録媒体(以
下、単に光磁気ディスクと称する。)が装填されて情報
信号等の記録再生を行う光磁気記録再生装置に備えられ
て磁気ヘッド部を構成する磁界変調コイル装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光磁気記録再生装置は、磁気ヘッドと光
学ヘッドとを備え、装填された光磁気ディスクに記録さ
れた情報信号等を再生するとともに、この光磁気ディス
クに情報信号等を記録することを可能とする。すなわ
ち、光磁気記録再生装置は、光磁気ディスクのディスク
基板に形成された信号記録層に対して光学ヘッドからレ
ーザビームを照射してこの信号記録層をキューリ温度以
上に熱し、この状態で磁気ヘッドによって情報信号等に
応じて磁界変調された外部磁界を印加して信号記録層の
磁化方向を反転させて情報信号等の記録を行う。
【0003】また、光磁気記録再生装置は、光磁気ディ
スクに対して光学ヘッドから照射したレーザビームの反
射光がカー効果により信号記録層の磁化方向に応じてそ
の偏向面を回転することから、光学ヘッドによってこの
回転角度差を検出して信号記録層に記録された情報信号
等の再生を行う。一般に、かかる光磁気記録再生装置に
おいては、情報信号等の記録用ヘッドと再生用ヘッドと
が備えられて構成されている。さらに、かかる光磁気記
録再生装置においては、光学ヘッドから光磁気ディスク
の信号記録層に照射するレーザビームのスポット径によ
って情報信号等の記録密度が決定されている。
【0004】ところで、光磁気ディスクにおいては、光
学ヘッドから照射されるレーザ光の短波長化と対物レン
ズの高NA化とによって、情報信号等の高記録密度化の
対応が図られている。一方、光磁気ディスクにおいて
は、光学系の基本構成を変えずに情報信号等の高記録密
度化の対応を図るようにした磁気的超解像技術(Magnet
ically-Indeced Super Resolution 以下、MSRと略
称する。)も提案されている。このMSR技術は、温度
によって磁気特性を異にする信号記録層の特徴を利用し
て、レーザビームのスポット径よりも小さな領域から情
報信号等の再生を可能とする技術である。
【0005】すなわち、MSR技術には、レーザビーム
のスポットの高温領域と低温領域とで磁気特性を異にす
る信号記録層が形成された光磁気ディスクが用いられ、
例えばこの光磁気ディスクに照射したレーザビームのス
ポット前方の低温領域を検出範囲とするFAD方式(Fr
ont Aperture Detection)や、スポット後方の高温領域
を検出範囲とするRAD方式(Rear Aperture Detectio
n)等が提案されている。
【0006】RAD方式では、光磁気ディスクのトラッ
ク方向だけではなく半径方向の記録密度の向上も図られ
る。したがって、MRS技術を採用した光磁気記録再生
装置においては、光磁気ディスクに対して磁界を印加し
た状態で情報信号等の再生を行うために、情報信号等の
記録用の磁気ヘッドとともに再生用の磁気ヘッド及び初
期化用の磁気ヘッドの3種類の磁気ヘッドが備えられ
る。
【0007】RAD方式仕様の光磁気ディスク1におい
ては、図9に示すように、透明な合成樹脂材料等によっ
て成形されたディスク基板2の主面に記録磁気層4と再
生磁気層5との2層構成からなる信号記録層3が形成さ
れている。光磁気ディスク1は、第1層の記録磁気層4
が例えばTbFeCoを素材として形成され、第2層の
再生磁気層5がDdFeCoを素材として形成される。
なお、同図(A)は、光磁気ディスク1の信号記録層3
における情報信号等の記録領域の一部を平面から示し、
同図(B)は、同記録領域を断面して示した図である。
また、同図において、黒塗り部6aは情報信号等が記録
されたピットであり、白抜き部5bは情報信号等が記録
されていないビットである。
【0008】かかる光磁気ディスク1を対象として情報
信号等の記録再生を行う従来の光磁気記録再生装置50
には、光磁気ディスク1に対して情報信号等を記録する
記録系を構成する記録用磁気ヘッド51と、光磁気ディ
スク1に記録された情報信号等を再生する再生系を構成
する再生用磁気ヘッド52と初期化用磁気ヘッド53及
び光学ヘッド54とが備えられる。すなわち、光磁気記
録再性装置50は、図8に示すように、入出力部55
と、システムコントローラ56と、このシステムコント
ローラ56によって制御されるモータ制御部57と、こ
のモータ制御部57によって駆動されるスピンドルモー
タ58とを備えている。
【0009】また、光磁気記録再生装置50は、システ
ムコントローラ56の出力によって光学ヘッド54を駆
動制御する光ピックアップ駆動部59と、光学ヘッド5
4によって検出された情報信号や制御信号を処理すると
ともにシステムコントローラ56へと処理信号を出力す
る信号処理部60とを備えている。さらに、光磁気記録
再生装置50は、上述したようにシステムコントローラ
56によって制御される磁気ヘッド制御部61及びこの
磁気ヘッド制御部61により制御される記録用磁気ヘッ
ド51と再生用磁気ヘッド52及び初期化用磁気ヘッド
53との3種類の磁気ヘッドが備えられている。
【0010】記録用磁気ヘッド51は、光磁気ディスク
1の信号記録層3に対して、情報信号等を深層記録する
際に磁界変調された外部磁界として高周波の記録用磁界
Hwを印加する高周波磁界変調磁気ヘッドからなる。再
生用磁気ヘッド52は、光磁気ディスク1に高密度に記
録された情報信号等を再生する際に外部磁界としてDC
磁界の再生用磁界Hrを印加するDC磁界変調磁気ヘッ
ドからなる。初期化用磁気ヘッド61は、光磁気ディス
ク1に記録された情報信号等を再生する際に、信号記録
層3の再生磁気層4を初期化する外部磁界としての初期
化用磁界Hiniを印加する。これら各磁気ヘッド51
乃至53には、磁気ヘッド制御部61を介して記録用信
号入力、再生用信号入力或いは初期化用信号入力が供給
される。また、初期化用磁気ヘッド53は、光磁気ディ
スク1の回転方向に対して、再生用磁気ヘッド52に先
行して配置される。
【0011】上述したRAD方式対応の従来の光磁気記
録再生装置50は、光磁気ディスク1に対する情報信号
等の記録操作については通常の光磁気記録再生装置とほ
ぼ同様に行う。すなわち、光磁気記録再生装置50は、
記録すべき情報信号等が入出力部55に入力されると、
入出力部55ーシステムコントローラ56ーモータ制御
部57のルートを介してスピンドルモータ58が駆動さ
れて、そのスピンドル軸に設けられたディスクテーブル
に装着された光磁気ディスク1が回転駆動される。光磁
気記録再生装置50は、システムコントローラ56を介
して光ピックアップ駆動部59が駆動され、光学ヘッド
54からレーザビームが光磁気ディスク1に照射され
る。
【0012】光磁気記録再生装置50は、システムコン
トローラ56を介して磁気ヘッド制御部61が駆動され
て、記録用磁気ヘッド部51から記録用磁界Hwを光磁
気ディスク1の信号記録層3に印加する。光磁気ディス
ク1は、これによって信号記録層3を構成する記録磁気
層4と再生磁気層5との磁化の方向が一定の状態とな
る。光磁気記録再生装置50は、光磁気ディスク1に対
して光学ヘッド54から記録用磁界Hwと逆向きのレー
ザビームを照射することによって、これら記録磁気層4
と再生磁気層5とをキューリ温度に上昇させて部分的に
消磁状態とする。光磁気ディスク1は、記録される情報
信号等に基づいてレーザビームの照射が絶たれると、図
9に示すように当該部分が逆向きに着磁された状態とな
ることで、記録ピットに情報信号等が記録される。勿
論、記録磁気層4と再生磁気層5との磁化の方向は、同
一である。
【0013】光磁気記録再生装置50は、再生操作に伴
って、入出力部55ーシステムコントローラ56ーモー
タ制御部57のルートを介してスピンドルモータ58が
駆動され、そのスピンドル軸に設けられたディスクテー
ブルに装着された光磁気ディスク1が回転駆動される。
光磁気記録再生装置50は、システムコントローラ56
を介して光ピックアップ駆動部59が駆動されて、光学
ヘッド54からレーザビームが光磁気ディスク1に照射
される。
【0014】光磁気記録再生装置50は、システムコン
トローラ56を介して磁気ヘッド制御部61が駆動され
て、光磁気ディスク1に対して初期化用磁気ヘッド53
から初期化用磁界Hiniをレーザビームのスポット位
置の前方に印加する。また、光磁気記録再生装置50
は、光磁気ディスク1に対して、その高温領域Lに再生
用磁気ヘッド52部から再生用磁界Hrを印加する。
【0015】光磁気記録再生装置50は、照射されたレ
ーザビームとカー効果により後述する再生磁気層5の磁
化方向に応じてその偏向面が回転された反射光との回転
角度差に基づく再生出力が光学ヘッド54から信号処理
部60へと出力される。光磁気記録再生装置50は、信
号処理部60ーシステムコントローラ56ー入出力部5
5のルートを介して情報信号等の再生出力を行う。
【0016】光磁気ディスク1は、初期化用磁気ヘッド
53から信号記録層3に印加される初期化用磁界Hin
iによって、図9に示すように、再生磁気層5だけがそ
の磁化方向を一定の状態とされる。光磁気ディスク1
は、光学ヘッド54からレーザビームが照射されること
によって、そのスポット領域Sの中央から後方の領域L
が次第に高温の領域となる。したがって、光磁気ディス
ク1は、この高温領域Lにおいて保持力が次第に低下
し、記録磁気層4との間の交換結合力が再生磁気層5の
保持力よりも大きくなって記録磁気層4の磁化方向が再
生磁気層5に転写される。
【0017】ところで、情報信号等が高密度に記録され
る光磁気ディスク1においては、光学ヘッド54から照
射されるレーザビームのスポット領域S内に、情報信号
等が記録された記録ピット6aと情報信号等が記録され
ていない非記録ピット6bとを含んでいる。光磁気記録
再生装置50は、初期化用磁気ヘッド53によって低温
領域で再生磁気層5の初期化、すなわちマスキングを行
うとともに、高温領域Lにおいてこの再生磁気層5のマ
スキングを解除して情報信号等の再生を行う。したがっ
て、光磁気記録再生装置50は、レーザビームのスポッ
ト径にかかわらず、信号記録層3に高密度に記録された
情報信号等の再生を可能とする。勿論、光磁気記録再生
装置50は、情報信号等が通常の密度で記録された光磁
気ディスクからの情報信号等の再生も可能とする。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、RA
D方式仕様に対応可能な光磁気記録再生装置50におい
ては、情報信号等を記録するための記録用磁気ヘッド5
1と、高密度に記録された情報信号等を再生するための
再生用磁気ヘッド52及び再生磁気層5をマスキングす
るための初期化用磁気ヘッド53とが備えられている。
従来の光磁気記録再生装置10は、これら各磁気ヘッド
51乃至53がそれぞれ独立に構成されて装置に取り付
けられていた。
【0019】したがって、従来の光磁気記録再生装置5
0は、これら各磁気ヘッド51乃至53によって構成さ
れる磁気ヘッド部が大型となるとともに重量も重くなる
ことから、シークタイムが長くなるといった問題点があ
った。また、光磁気記録再生装置50は、上述した複数
個の磁気ヘッド51乃至53を備えることから構造が複
雑となるとともに配線等の処理も煩わしく、工数の増加
によりコストがアップするといった問題点があった。
【0020】したがって、本発明は、高密度記録を可能
とする円盤状光磁気記録媒体が用いられる光磁気記録再
生装置における上述した問題点を解決するため、複数の
磁界発生機能を有することにより装置の小型軽量化、コ
ストダウン、性能向上を達成させる光磁気記録再生装置
用の磁界変調コイル装置を提供することを目的として提
案されたものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明に係る光磁気記録再生装置用の磁界変調コイル装置
は、情報信号等が高密度に記録される光磁気記録媒体を
挟んで光学ヘッドと対向して配設されるとともに複数個
のポールが一体に形成されてなるヨーク部材を備える。
そして、このヨーク部材は、上記ポールのいずれか1個
が、記録信号入力又は再生信号入力が印加される記録/
再生用コイル部材が組み合わされることにより記録/再
生兼用ポールを構成する。
【0022】また、ヨーク部材は、少なくとも3個のポ
ールが一体に形成され、中央部の第1のポールが記録/
再生兼用ポールとして構成されるとともに、この記録/
再生兼用ポールに対して光磁気記録媒体の回転方向に先
行位置する第2のポールに初期化用信号入力が印加され
る初期化用コイル部材が組み合わされることによって初
期化用ポールとして構成される。さらに、ヨーク部材
は、記録/再生兼用ポールに対して光磁気記録媒体の回
転方向の後方に位置する第3のポールにバランス信号入
力が印加されるバランス用コイル部材が組み合わされ
て、この第3のポールがバランス用ポールとして構成さ
れる。
【0023】以上のように構成された本発明に係る光磁
気記録再生装置用の磁界変調コイル装置によれば、記録
/再生用コイル部材に記録信号入力が供給されることに
よって、このポールから記録用磁界が生成されて光磁気
記録媒体の信号記録層に印加され信号記録層を一定の方
向に磁化する。光磁気記録媒体は、この状態で光学ヘッ
ドからレーザビームが照射されることによって、信号記
録層が消磁状態となるとともに、レーザビームが絶たれ
ると信号記録層が逆向きに磁化されて情報信号等の深層
記録が行われる。
【0024】また、磁界変調コイル装置は、記録/再生
用コイル部材に再生信号入力が供給されるとポールから
再生用磁界を発生し、この再生用磁界をレーザビームの
照射によって高温化されるとともに初期化磁気ヘッドか
ら印加された初期化用磁界によってマスキングされた光
磁気記録媒体の信号記録層に印加する。光磁気記録媒体
は、上記再生用磁界によってマスキングが解除されて記
録された情報信号等が光学ヘッドによって再生される。
【0025】したがって、磁界変調コイル装置は、記録
/再生用コイル部材に記録信号入力或いは再生信号入力
が選択的に供給されることによってこの記録/再生用コ
イル部材を組み合わせたポールが記録用磁界又は再生用
磁界を発生する記録/再生兼用ポールを構成し、記録磁
気ヘッドと再生磁気ヘッドとを一体化した構成とするこ
とから、光磁気記録再生装置の小型軽量化を図るととも
に構造を簡易化させ、シークタイムの向上が図られる。
また、磁界変調コイル装置は、初期化用磁気ヘッドも記
録/再生磁気ヘッドと一体化された構成とすることか
ら、さらに光磁気記録再生装置の小型軽量化、構造の簡
易化を図る。磁界変調コイル装置は、この初期化磁気ヘ
ッドが一体化された場合に、バランス用磁気ヘッドも一
体化して構成することによって、再生用磁界の磁界分布
の安定化が図られ、情報信号等を高精度に再生する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態を図面を参照して詳細に説明する。本発明の実施の形
態として図1及び図2に示した磁界変調コイル装置20
は、上述したRAD方式仕様の光磁気ディスク1も使用
可能とした光磁気記録再生装置10に備えられ、記録/
再生用磁気ヘッド12と、初期化用磁気ヘッド13と、
バランス用磁気ヘッド14とが一体化されてなる磁気ヘ
ッド部11を構成する。光磁気記録再性装置10は、そ
の基本的な構成を上述した従来の光磁気記録再性装置5
0と同等に構成される。すなわち、光磁気記録再性装置
10は、図7に示すように、入出力部55と、システム
コントローラ56と、このシステムコントローラ56に
よって制御されるモータ制御部57と、このモータ制御
部57によって駆動されるスピンドルモータ58とを備
えている。
【0027】また、光磁気記録再生装置10は、システ
ムコントローラ56の出力によって光学ヘッド54を駆
動制御する光ピックアップ駆動部59と、光学ヘッド5
4によって検出された情報信号や制御信号を処理すると
ともにシステムコントローラ56へと処理信号を出力す
る信号処理部60とを備えている。さらに、光磁気記録
再生装置10は、システムコントローラ56によって制
御される磁気ヘッド制御部61と、この磁気ヘッド制御
部61によって制御される磁気ヘッド部11とを備えて
いる。
【0028】磁気ヘッド制御部61は、後述するように
磁気ヘッド部11に対して記録信号入力P1と、再生信
号入力P2と、初期化信号入力P3及びバランス信号入力
4とを供給する。また、磁気ヘッド部11は、装填さ
れる光磁気ディスク1を挟んで光学ヘッド54と対向位
置して配設されて、上述した各信号入力P1乃至P4に基
づいてそれぞれ記録用磁界Hw、再生用磁界Hr、初期
化用磁界Hini及びバランス用磁界Hbを生成して光
磁気ディスク1の信号記録層3に印加する。
【0029】光磁気記録再生装置10は、光磁気ディス
ク1に対する情報信号等の記録操作については、通常の
光磁気記録再生装置とほぼ同様に行う。すなわち、光磁
気記録再生装置10は、記録すべき情報信号等が入出力
部55に入力されると、入出力部55ーシステムコント
ローラ56ーモータ制御部57のルートを介してスピン
ドルモータ58が駆動され、そのスピンドル軸に設けら
れたディスクテーブルに装着された光磁気ディスク1が
回転駆動される。光磁気記録再生装置10は、システム
コントローラ56を介して光ピックアップ駆動部59が
駆動され、光学ヘッド54から情報信号等に基づいて制
御されたレーザビームを光磁気ディスク1に照射する。
【0030】光磁気記録再生装置10は、システムコン
トローラ56を介して磁気ヘッド制御部61が駆動さ
れ、磁気ヘッド部11の記録/再生兼用磁気ヘッド12
から記録用磁界Hwを光磁気ディスク1の信号記録層3
へと印加する。光磁気ディスク1は、これによって信号
記録層3を構成する記録磁気層4と再生磁気層5との磁
化の方向が一定の状態となる。光磁気記録再生装置10
は、光磁気ディスク1に対して光学ヘッド54から記録
用磁界Hwと逆向きのレーザビームを照射することによ
って、これら記録磁気層4と再生磁気層5とをキューリ
温度に上昇させて部分的に消磁状態とする。光磁気ディ
スク1は、レーザビームの照射が絶たれると、当該部分
が逆向きに着磁された状態となることで、記録ピットに
情報信号等が記録される。勿論、記録磁気層4と再生磁
気層5との磁化の方向は、同一である。
【0031】光磁気記録再生装置10は、再生操作に伴
って、入出力部55ーシステムコントローラ56ーモー
タ制御部57のルートを介してスピンドルモータ58が
駆動され、そのスピンドル軸に設けられたディスクテー
ブルに装着された光磁気ディスク1を回転駆動する。光
磁気記録再生装置10は、システムコントローラ56を
介して光ピックアップ駆動部59が駆動されて光学ヘッ
ド54からレーザビームを光磁気ディスク1に照射す
る。
【0032】光磁気記録再生装置10は、システムコン
トローラ56を介して磁気ヘッド制御部61が駆動され
て、光磁気ディスク1の信号記録層3に対して磁気ヘッ
ド部11の初期化用磁気ヘッド13から初期化用磁界H
iniをレーザビームのスポット位置の前方に印加す
る。また、光磁気記録再生装置10は、光磁気ディスク
1に対して、その高温領域Lに記録/再生兼用磁気ヘッ
ド12から低周波の再生用磁界Hrを印加する。
【0033】光磁気記録再生装置10は、照射されたレ
ーザビームとカー効果とにより光磁気ディスク1の再生
磁気層5の磁化方向に応じてその偏向面が回転された反
射光との回転角度差に基づく再生出力が光学ヘッド54
から信号処理部60へと出力される。光磁気記録再生装
置10は、信号処理部60ーシステムコントローラ56
ー入出力部55のルートを介して情報信号等の再生出力
を行う。
【0034】上述した磁気ヘッド部11を構成する磁界
変調コイル装置20は、図1及び図2に示すように、1
個のヨーク部材21と、3個のコイル部材26乃至28
とから構成される。ヨーク部材21は、フェライト材や
金属磁性材料を素材とし、水平方向の基部22と、この
基部22の中央部に一体に突設された第1のポール23
と、一端側に一体に突設された第2のポール24と、他
端側に一体に突設された第3のポール25とからなる。
【0035】ヨーク部材21は、これら第1のポール2
3乃至第3のポール25が基部22から同一高さで互い
に平行に突設されることによって、全体略下向きE字状
を呈して構成される。磁界変調コイル装置20は、第1
のポール23に対して、第2のポール24が光磁気ディ
スク1の回転方向に先行位置するようにして配設され
る。第1のポール23は、記録再生用コイル部材26が
組み合わされて記録/再生兼用磁気ヘッド12を構成す
る。第2のポール24は、初期化用コイル部材27が組
み合わされて初期化用磁気ヘッド13を構成する。第3
のポール25は、バランス用コイル部材28が組み合わ
されてバランス用磁気ヘッド14を構成する。
【0036】記録再生用コイル部材26は、第1のポー
ル23の断面形状よりもやや大きな中心穴を有する角筒
状を呈するボビンに捲線を施して構成される。この記録
再生用コイル部材26は、光磁気ディスク1の信号記録
層3に情報信号等を記録する場合には、高周波コイルと
して機能するとともに、情報信号等の再生を行う場合に
は低周波コイルとして機能する。記録再生用コイル部材
26は、記録用コイルとして比較的インピーダンスの低
いリッツ線が使用される。また、記録再生用コイル部材
26は、再生用として線径の大きい単線が使用されて発
熱が最小限に抑制される。磁界変調コイル装置20は、
かかる記録再生用コイル部材26を用いることによっ
て、発熱による特性劣化が抑制されて1個のヨーク部材
21によって高周波の記録用磁界Hwと低周波の再生用
磁界Hrとが生成される。
【0037】初期化用コイル部材27は、第2のポール
24の断面形状よりもやや大きな中心穴を有する角筒状
を呈するボビンに捲線を施して構成される。同様に、バ
ランス用コイル部材28は、第3のポール25の断面形
状よりもやや大きな中心穴を有する角筒状を呈するボビ
ンに捲線を施して構成される。
【0038】以上のように構成された磁界変調コイル装
置20には、上述したように情報信号等の記録時に磁気
ヘッド制御部61を介して記録信号入力P1が印加され
る。また、磁界変調コイル装置20には、情報信号等の
再生時に磁気ヘッド制御部61を介して再生信号入力P
2と、初期化信号入力P3及びバランス信号入力P4とが
それぞれ印加される。
【0039】磁界変調コイル装置20は、情報信号等の
記録操作が行われると、ヨーク部材21の第1のポール
23に組み合わされた第1のコイル部材26に記録信号
入力P1が印加される。磁界変調コイル装置20は、こ
れによって第1のポール23が励磁状態となって高周波
の記録用磁界Hwを生成して光磁気ディスク1の信号記
録層3に作用させる。記録用磁界Hwは、信号記録層3
の記録層4と再生層5の磁化方向を一定の状態とする。
【0040】光磁気記録再生装置10は、この状態で光
学ヘッド54から光磁気ディスク1の信号記録層3に対
して記録用磁界Hwと逆向きの記録すべき情報信号等に
基づくレーザビームを照射することによってこの信号記
録層3をキューリ温度に上昇させて部分的に消磁状態と
する。光磁気ディスク1は、レーザビームが絶たれた部
位が逆向きに着磁された状態となることから、記録ピッ
トにこの着磁部分と消磁部分とからなる情報信号等の記
録が行われる。
【0041】磁界変調コイル装置20は、情報信号等の
再生操作が行われると、ヨーク部材21の第1のポール
23に組み合わされた第1のコイル部材26に再生信号
入力P2が印加される。また、第2のポール24に組み
合わされた第2のコイル部材27には、初期化信号入力
3が印加される。さらに、第3のポール25に組み合
わされた第3のコイル部材28には、バランス信号入力
4が印加される。
【0042】磁界変調コイル装置20は、これによって
第1のポール23が励磁状態となって低周波の再生用磁
界Hrを生成する。この再生用磁界Hrは、上述したよ
うに光学ヘッド54からレーザビームが照射された光磁
気ディスク1の信号記録層3の高温領域(再生領域L)
に作用される。また、磁界変調コイル装置20は、第2
のポール24が励磁状態となって初期化用磁界Hini
を生成する。この初期化用磁界Hiniは、上述したよ
うに光磁気ディスク1の信号記録層3に対してその再生
領域の直前の低温領域Sに作用される。さらに、磁界変
調コイル装置20は、第3のポール25が励磁状態とな
ってバランス用記録用磁界Hwを生成する。このバラン
ス用記録用磁界Hwは、上述したバランス用記録用磁界
Hwが再生用磁界Hrと初期化用磁界Hiniとに作用
される。
【0043】光磁気ディスク1は、初期化用磁界Hin
iの印加によって、信号記録層3の低温領域においてそ
の記録磁気層4と再生磁気層5の磁化方向を一定とされ
て再生磁気層5にマスキングが施される。そして、光磁
気ディスク1は、回転動作に伴って高温領域Lにおい
て、再生用磁界Hrによりこの再生層4のマスキングが
解除される。したがって、光磁気ディスク1は、光学ヘ
ッド54から照射されるレーザビームのスポット径にか
かわらず、このレーザビームのスポット領域S内のマス
キングが解除された高温領域Lから記録磁気層4に記録
された情報信号等の再生が行われる。
【0044】ところで、磁界変調コイル装置20におい
ては、情報信号等の再生時に、互いに隣接する第1のポ
ール23と第2のポール24とから再生用磁界Hrと初
期化用磁界Hiniとが同時に生成されて光磁気ディス
ク1の信号記録層3に作用される。このため、再生用磁
界Hrは、図2(A)に示すように、初期化用磁界Hi
niの影響を受けて第2のポール24側に偏位した非対
称形を呈した磁界分布となって光磁気ディスク1の信号
記録層3に対して作用する。光磁気記録再生装置10
は、これによって情報信号等の再生精度が劣化すること
がある。
【0045】磁界変調コイル装置20は、上述したよう
に、第3のポール24においてバランス用磁界Hbが生
成されて再生用磁界Hrと初期化用磁界Hiniとに作
用することから、同図(B)に示すように、磁界分布が
左右のバランスを図られた再生用磁界Hrを光磁気ディ
スク1に作用させることになる。したがって、光磁気記
録再生装置10は、これによって情報信号等の再生精度
の安定化が図られる。
【0046】上述したように、光磁気記録再生装置10
は、磁界変調コイル装置20によって光磁気ディスク1
に対して情報信号等を記録するための記録用磁気ヘッド
と記録された情報信号等を再生するための再生用磁気ヘ
ッドとが記録/再生兼用磁気ヘッド12によって一体に
構成されている。また、光磁気記録再生装置10は、情
報信号等の再生時に再生磁気層5をマスキングする初期
化用磁気ヘッド13が記録/再生兼用磁気ヘッド12と
一体に構成されている。さらに、光磁気記録再生装置1
0は、記録/再生兼用磁気ヘッド12において生成され
る再生用磁界Hrを安定した磁界分布とするバランス用
磁気ヘッド14が記録/再生兼用磁気ヘッド12と一体
に構成されている。
【0047】したがって、光磁気記録再生装置10は、
上述した構成から磁気ヘッド部11の小型、軽量化が図
られてシークタイムが向上される。また、光磁気記録再
生装置10は、磁気ヘッド部11の構造が簡易化される
ことから組立工程の合理化が図られる。さらに、光磁気
記録再生装置10は、光磁気ディスク1に対して安定し
た磁界分布の再生磁界Hrを印加することから、高密度
に記録された情報信号等を精密に再生する。
【0048】上述した磁界変調コイル装置20は、基部
22に対して第1のポール23乃至第3のポール25が
一体に形成された下向きE字状ヨーク部材21と、これ
ら各ポールにそれぞれ第1のコイル部材26乃至第3の
コイル部材28が組み合わされて構成されている。本発
明は、かかる磁界変調コイル装置20に限定されるもの
では無く、以下に示した他の実施の形態のように展開さ
れる。なお、以下の説明において、上述した磁界変調コ
イル装置20の構成部材と同一若しくは同等の部材につ
いては同一符号を付すことによってその詳細な説明を省
略する。
【0049】第2の実施の形態として図3に示した磁界
変調コイル装置30は、記録/再生兼用磁気ヘッド12
と初期化用磁気ヘッド13とを一体に構成したことを特
徴とする。換言すれば、この磁界変調コイル装置30に
は、バランス用磁気ヘッドの機能が搭載されていない。
磁界変調コイル装置30を構成するヨーク部材21は、
基部22の両端に互いに平行な第1のポール23と第2
のポール24とが一体に形成されてなり、全体形状が下
向きコ字状を呈している。第1のポール23には、記録
信号入力P1と再生信号入力P2とが選択的に印加される
第1のコイル部材26が組み合わされている。また、第
2のポール24には、初期化信号入力P3が印加される
第2のコイル部材27が組み合わされている。
【0050】このように、磁界変調コイル装置30に
は、バランス用磁界Hbを生成する機能が一体に備えら
れていないため、上述した磁界変調コイル装置20と比
較して再生磁界Hrの磁界分布がやや不安定となる。こ
のため、磁界変調コイル装置30は、例えば第1のコイ
ル部材26に対して第2のコイル部材27に供給する電
流量よりも大きな電流量を供給することによって再生磁
界Hrの磁界分布をやや安定した状態とすることができ
る。
【0051】第3の実施の形態として図4に示した磁界
変調コイル装置31は、上述した磁界変調コイル装置2
0に備えられたヨーク部材21と同様に、第1のポール
23乃至第3のポール25を有する下向きE字状を呈し
たヨーク部材21を備えている。この磁界変調コイル装
置31においては、第1のポール23に記録信号入力P
1と再生信号入力P2とが選択的に印加される第1のコイ
ル部材26が組み合わされ、第2のポール24に初期化
信号入力P3が印加される第2のコイル部材27が組み
合わされている。
【0052】磁界変調コイル装置31は、第3のポール
25にはコイル部材が組み合わされておらず、この第3
のポール25が再生磁界Hrを生成するための磁路構成
部として作用させている。このように、磁界変調コイル
装置30には、バランス用磁界Hbを生成する機能が一
体に備えられていないが、上述した磁界変調コイル装置
20と比較して再生磁界Hrの磁界分布がやや不安定と
なる。磁界変調コイル装置31は、第3のポール25を
有することによって、再生磁界Hrの生成回路の効率化
が図られ、この再生磁界Hrの磁界分布をやや安定した
状態とすることができる。
【0053】第4の実施の形態として図5に示した磁界
変調コイル装置32は、上述した磁界変調コイル装置2
0に備えられたヨーク部材21と同様に、第1のポール
23乃至第3のポール25を有する下向きE字状を呈し
たヨーク部材21を備えている。この磁界変調コイル装
置31においては、第1のポール23に、記録用コイル
部材33と再生用コイル部材34の2個のコイル部材が
組み合わされて構成されている。記録用コイル部材33
は、ボビンに比較的インピーダンスの低いリッツ線が捲
線されてなり、高周波の記録信号入力P1が印加され
る。磁界変調コイル装置31は、記録信号入力P1が入
力されることによって、第1のポール23に高周波の記
録用磁界Hwが生成される。
【0054】また、再生用コイル部材34は、ボビンに
線径の大きな単線が捲線されてなり、低周波の再生信号
入力P2が印加される。磁界変調コイル装置31は、再
生信号入力P2が入力されることによって、第1のポー
ル23に低周波の再生用磁界Hrが生成される。磁界変
調コイル装置31は、第2のポール27と第3のポール
28とが磁界生成回路を構成する。
【0055】第5の実施の形態として図6に示した磁界
変調コイル装置35は、第1のポール23に記録用コイ
ル部材33と再生用コイル部材34との2つのコイル部
材を組み合わせた構成について、上述した第4の実施の
形態の磁界変調コイル装置32と同様とされる。光磁気
記録再生装置10においては、上述したように光磁気デ
ィスク1の信号記録層3に対して情報信号等を第1層目
の記録磁気層4まで深層記録するとともに、第2層目の
再生磁気層5から情報信号等の再生を行う。
【0056】したがって、磁界変調コイル装置35は、
記録用コイル部材33が再生用コイル部材34に対し
て、同図に示すようにΔdの間隔を以って上方に位置す
るようにして第1のポール23に組み合わされる。磁界
変調コイル装置35は、記録用コイル部材33に記録信
号入力P1が印加されて第1のポール23が記録用ポー
ルとして機能する場合に、光磁気ディスク1の信号記録
層3に対して記録用磁界Hwをより効率的に作用する。
【0057】なお、上述した各磁界変調コイル装置にお
いては、そのヨーク部材21が下向きE字状或いは下向
きコ字状に形成されたものを示したが、例えば第2のポ
ール24及び/又は第3のポール25に隣り合って磁路
構成用のポールがそれぞれ形成されたヨーク部材を備え
るようにしてもよいことは勿論である。
【0058】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る光磁気記録再生装置用磁界変調コイル装置によれば、
情報信号等を高密度に記録可能とした光磁気ディスクに
対して記録用磁界を印加する記録用磁気ヘッドと再生用
磁界を印加する再生用磁気ヘッドとが一体化して構成さ
れることによって、磁気ヘッド部の小型化、構造の簡易
化が図られて情報信号等のシークタイムが向上されると
ともに組立工程の簡易化によるコストダウンが達成され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態として示す磁界変調
コイル装置の構成を説明する図である。
【図2】同磁界変調コイル装置における磁束分布の状態
を説明する図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態として示す磁界変調
コイル装置の構成を説明する図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態として示す磁界変調
コイル装置の構成を説明する図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態として示す磁界変調
コイル装置の構成を説明する図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態として示す磁界変調
コイル装置の構成を説明する図である。
【図7】本発明にかかる磁界変調コイル装置が備えられ
る光磁気記録再生装置の概略構成説明図である。
【図8】磁界変調コイル装置が備えられる従来の光磁気
記録再生装置の概略構成説明図である。
【図9】光磁気記録再生装置における高密度に記録され
た情報信号等の再生原理を説明する模式図であり、同図
(A)は記録ピットの要部平面模式図、同図(B)は要
部縦断面模式図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク、2 ディスク基板、3 信号記録
層、4 記録磁気層、5 再生磁気層、10 光磁気記
録再生装置、11 磁気ヘッド部、12 記録/再生兼
用磁気ヘッド、13 初期化用磁気ヘッド、14 バラ
ンス用磁気ヘッド、20 磁界変調コイル装置、21
ヨーク部材、22 基部、23 第1のポール、24
第2のポール、25 第3のポール、25 第1のコイ
ル部材(記録/再生用コイル部材)26 第2のコイル
部材(初期化用コイル部材)、27 第3のコイル部材
(バランス用コイル部材)、54 光学ヘッド、Hw
記録用磁界、Hr 再生用磁界、Hini 初期化用磁
界、Hb バランス用磁界、P1 記録信号入力、P2
再生信号入力、P3 初期化信号入力、P4 バランス信
号入力

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報信号等が高密度記録に記録される光
    磁気記録媒体が装填される光磁気記録再生装置に備えら
    れて、上記光磁気記録媒体の信号記録層に対して印加さ
    れる記録用磁界又は再生用磁界を生成する磁気ヘッド部
    を構成する磁界変調コイル装置において、 複数個のポールが一体に形成されるとともに光磁気記録
    媒体を挟んで光学ヘッドと対向して配設されるヨーク部
    材を備え、 このヨーク部材には、上記ポールのいずれか1個に記録
    信号入力又は再生信号入力が印加される記録/再生用コ
    イル部材が組み合わされることによって、このポールが
    上記光磁気記録媒体の信号記録層に印加される記録用磁
    界又は再生用磁界を生成する記録/再生兼用ポールを構
    成することを特徴とする光磁気記録再生装置用磁界変調
    コイル装置。
  2. 【請求項2】 上記記録/再生用コイル部材は、記録信
    号入力と再生信号入力とがそれぞれ印加される互いに独
    立の記録用コイル部材と再生用コイル部材とによって構
    成されたことを特徴とする請求項1に記載の光磁気記録
    再生装置用磁界変調コイル装置。
  3. 【請求項3】 上記記録用コイル部材は、上記再生用コ
    イル部材に対して、上記光磁気記録媒体の主面に近接し
    て、上記記録/再生兼用ポール上に組み合わされたこと
    を特徴とする請求項2に記載の光磁気記録再生装置用磁
    界変調コイル装置。
  4. 【請求項4】 上記記録用コイル部材には、記録信号入
    力として高周波入力が印加されるとともに、上記再生用
    コイル部材には、再生信号入力としてDC入力が印加さ
    れることを特徴とする請求項2に記載の光磁気記録再生
    装置用磁界変調コイル装置。
  5. 【請求項5】 上記記録/再生用コイル部材は、低周波
    の記録信号入力と再生信号入力とが選択的に印加される
    兼用型コイル部材として構成されたことを特徴とする請
    求項1に記載の光磁気記録再生装置用磁界変調コイル装
    置。
  6. 【請求項6】 上記コア部材には、上記記録/再生兼用
    ポールに対して上記光磁気記録媒体の回転方向に先行位
    置する第2のポールに初期化信号入力が印加される初期
    化用コイル部材が組み合わされ、 この第2のポールが上記光磁気記録媒体の信号記録層の
    再生磁気層を初期化する初期化磁界を生成する初期化用
    ポールを構成することを特徴とする請求項1に記載の光
    磁気記録再生装置用磁界変調コイル装置。
  7. 【請求項7】 上記コア部材には、上記記録/再生兼用
    ポールに対して光磁気記録媒体の回転方向の後方に位置
    する第3のポールにバランス信号入力が印加されるバラ
    ンス用コイル部材が組み合わされ、 この第3のポールが、上記記録/再生兼用ポールから生
    成される記録/再生磁界に対して上記初期化用ポールか
    ら生成される初期化磁界とともに作用して、その磁界分
    布をバランスさせるバランス磁界を生成するバランス調
    整用ポールを構成することを特徴とする請求項6に記載
    の光磁気記録再生装置用磁界変調コイル装置。
  8. 【請求項8】 上記コア部材は、全体が略E型を呈して
    形成され、中央部の第1のポールが記録/再生兼用ポー
    ルを構成するとともに、光磁気記録媒体の回転方向に先
    行位置される一方のサイドポールが初期化用ポールを構
    成し、回転方向の後方に位置される他方のサイドポール
    がバランス調整用ポールを構成することを特徴とする請
    求項6に記載の光磁気記録再生装置用磁界変調コイル装
    置。
JP8309698A 1996-11-20 1996-11-20 光磁気記録再生装置用磁界変調コイル装置 Withdrawn JPH10149596A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2357389A (en) * 1999-12-10 2001-06-20 Telemetrics Ltd Telemetry systems

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2357389A (en) * 1999-12-10 2001-06-20 Telemetrics Ltd Telemetry systems

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