JPH10149419A - 物品計数装置 - Google Patents

物品計数装置

Info

Publication number
JPH10149419A
JPH10149419A JP32213296A JP32213296A JPH10149419A JP H10149419 A JPH10149419 A JP H10149419A JP 32213296 A JP32213296 A JP 32213296A JP 32213296 A JP32213296 A JP 32213296A JP H10149419 A JPH10149419 A JP H10149419A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
articles
article
value
comparison
logical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP32213296A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sato
博 佐藤
Masato Ushikusa
昌人 牛草
Koichi Hashimoto
浩一 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP32213296A priority Critical patent/JPH10149419A/ja
Publication of JPH10149419A publication Critical patent/JPH10149419A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】正しく計数が行われているか否かをチェックす
る機能を有し、また誤計数をするような場合においても
誤差を小さくする機能を有する物品計数装置を提供す
る。 【解決手段】生産する物品数に関わる生産機械の動作信
号を入力する動作信号入力手段と、動作信号に基づいて
論理物品数を演算する論理物品数演算手段と、生産機械
により生産され排出される物品に関わる状態量を検出し
て検出信号を出力する検出手段と、検出信号を入力して
実測物品数を演算する実測物品数演算手段と、論理物品
数と実測物品数との比較演算を行い適正であるか不適正
であるかを判定し判定値を出力する比較判定手段と、を
有する物品計数装置。また、比較判定手段が適正の判定
値を出力する場合には実測物品数を計数値に累計し、比
較判定手段が不適正の判定値を出力する場合には論理物
品数を計数値に累計し、その計数値を出力する計数出力
手段を有する前記物品計数装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生産機械によって生
産された物品を計数する技術に関する。たとえば、印刷
物、新聞、カートンブランク、包装袋等の、印刷機や加
工機からずれ重なって排出される平らな物品等を計数す
る物品計数装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷物の製造においては高速で印刷され
印刷機から排出される多量の刷本の枚数を正確に計数す
る必要がある。たとえば通常のオフセット輪転印刷機か
らは印刷ユニットで印刷され折ユニットにおいて折り畳
まれシートカットされた刷本が、コンベア上をずれ重な
って排出される。排出された刷本は、次の加工工程への
運搬と一時保存のため、スタッカーバンドラー等により
結束される。結束された後では刷本の計数が困難であ
り、また一定の数量で結束するためにも結束する前に刷
本の正確な計数が必要とされる。オフセット輪転印刷機
においては印刷ユニットの回転数から印刷枚数を計数す
ることができる。ところが印刷機からは良品だけ排出さ
れるのではなく、始動時の条件出しの間の不良品、ある
いは折りユニットでの不良品が含まれ、これらは除かれ
る。また良品であっても品質チェックのための定期的な
抜取りがあり印刷ユニットでの計数値と結束される刷本
の数とは普通は一致しない。このような理由により、結
束装置によるスタックの直前にコンベア搬送上で刷本の
枚数を正確に計数する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来の計数
方法としてはコンベア上をずれ重なって集合し流れる形
態で排出される、いわゆる“さしみ状”刷本列のエッジ
部分の段差を光学式のセンサで検出して計数する方法が
一般的である。他方法としては、ノズル出口からの空気
の漏れ量によるノズル内の空気圧力変化を検出する空気
圧センサを用いる方法もある。しかし、このような従来
技術においては、物品計数装置が故障した場合には計数
値は決定的に誤ったものとなる。また、物品の状態に対
する物品計数装置の動作条件の設定が不完全であると、
最初は正確に計数されていたものが状態や条件が経時的
に微妙に変化した場合に誤計数するようになる。そのよ
うな誤計数が起きると、生産過剰による資材の消費、リ
ードタイム(生産の所要期間)の増大、生産量過少によ
る後工程または納入先(得意先)からのクレーム、再生
産による生産効率の低下等が生じる。
【0004】そこで本発明の目的は、正しく計数が行わ
れているか否かをチェックする機能を有し、また誤計数
をするような場合においても誤差を小さくする機能を有
する物品計数装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は以下の本発
明によって達成される。すなわち、本発明は「生産する
物品数に関わる生産機械の動作信号を入力する動作信号
入力手段と、前記動作信号に基づいて論理物品数を演算
する論理物品数演算手段と、前記生産機械により生産さ
れ排出される物品に関わる状態量を検出して検出信号を
出力する検出手段と、前記検出信号を入力して実測物品
数を演算する実測物品数演算手段と、前記論理物品数と
前記実測物品数との比較演算を行い適正であるか不適正
であるかを判定し判定値を出力する比較判定手段と、を
有する物品計数装置」である。本発明によれば、動作信
号入力手段により生産する物品数に関わる生産機械の動
作信号が入力され、その動作信号に基づいて論理物品数
演算手段により論理物品数が演算され、検出手段により
前記生産機械により生産され排出される物品に関わる状
態量が検出され検出信号が出力され、その検出信号に基
づいて実測物品数演算手段により実測物品数が演算さ
れ、比較判定手段により前記論理物品数と前記実測物品
数との比較演算が行われ適正であるか不適正であるかが
判定され判定値が出力される。したがって、正しく計数
が行われているか否かがチェックされる。
【0006】また本発明は「前記比較判定手段が適正の
判定値を出力する場合には実測物品数の増加分を計数値
に累計し、前記比較判定手段が不適正の判定値を出力す
る場合には論理物品数の増加分を計数値に累計する累計
手段と、その累計した計数値を出力する計数出力手段を
有する物品計数装置」である。本発明によれば、実測物
品数が誤計数であるような場合においても、累計手段に
より物品の計数誤差を小さくすることができ、計数出力
手段によりその累計した計数値が出力される。また本発
明は「前記比較判定手段が不敵正の判定値を出力する
と、リセット入力があるまでその出力を保持する保持手
段を有する物品計数装置」である。本発明によれば、保
持手段により前記比較判定手段が不敵正の判定値を出力
すると、リセット入力があるまでその出力が保持され
る。したがって、その出力を何らかの対処を行うことを
催促する信号として利用することができる。また、その
出力により前記比較判定手段は論理物品数の増加分だけ
を計数値に累計し続ける。また本発明は「前記比較判定
手段が不適正の判定値を出力する場合に警報を発する警
報出力手段を有する物品計数装置」である。本発明によ
れば、警報出力手段により正しく計数が行われていない
ことが警報される。また本発明は「前記計数値の値を設
定する計数値設定手段を有する物品計数装置」である。
本発明によれば、計数値設定手段により設定が完了し良
品(製品)が排出されてからの計数値を設定すること
や、運転再開時の累計の計数値を設定する等を行うこと
ができる。
【0007】また本発明は「前記比較判定手段は、所定
の比較時間における前記論理物品数の増加分と前記実測
物品数の増加分とに基づいて(1−(実測物品数の増加
分)/(論理物品数の増加分))の絶対値を演算し、そ
の絶対値が所定の許容値を越えるか否かを判定し、越え
ない場合には適正の判定値を出力し、越える場合には不
適正の判定値を出力する、物品計数装置」である。本発
明によれば、前記比較判定手段により所定の比較時間と
所定の許容値とに基づいて比較判定が行われる。また本
発明は「前記所定の比較時間および前記所定の許容値を
設定するパラメータ設定手段を有する物品計数装置」で
ある。本発明によれば、パラメータ設定手段により生産
機械や物品に対応して適正なパラメータ(比較時間、許
容値)を設定することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明について実施の形態
により説明する。図1は本発明の物品計数装置とそれを
適用した生産装置(オフセット輪転印刷機)の構成を示
す図である。図1において、1a,1bは本発明の物品
計数装置の本体、2a,2bは本発明の物品計数装置の
検出手段である光電センサである。また、3a,3bは
コンベアであり、光電センサ2a,2bはそのコンベア
3a,3bによって移送される物品である印刷物4a,
4bに関わる状態量(たとえば印刷物と光電センサ2
a,2bの間の距離)を検出し検出信号を出力する。そ
の検出信号は物品計数装置の本体1a,1bが入力す
る。また、7a,7bはコンベア上の印刷物4の有無を
検知するための印刷物有無センサであり、光電センサ、
超音波センサ等が使用される。
【0009】また、図1において、5はオフセット輪転
印刷機、6a,6bは集積/結束装置である。オフセッ
ト輪転印刷機は供給部、印刷ユニット、折ユニット、排
出部から構成される。供給部は印刷用紙(ウェブ)の巻
取体を巻解いて印刷ユニットに供給する。印刷ユニット
は複数あって刷り重ねにより多色印刷を印刷用紙の両面
に対して行う。折ユニットは印刷が行われた長尺の印刷
用紙に対して折り畳みと切断を行って一単位の印刷物
(一部の折丁)4a,4bとする。排出部はその印刷物
4a,4bを排出し、コンベア3a,3bはその印刷物
4a,4bを次の装置である集積/結束装置6a,6b
に移送する。その移送の間に、前述したように、品質チ
ェック等のため印刷物4a,4bの一部が抜き取られる
ため、印刷物の計数は集積/結束装置6a,6bの直前
において行われる。
【0010】図1に示すように、この印刷工程において
は、印刷物4a,4bは2つのコンベア3a,3bによ
って移送される。排出される印刷物が等分割されてコン
ベア3a,3bによって移送される通常の場合と、印刷
物の折りの形態によっては、排出される印刷物がコンベ
ア3a,3bのいずれか一方によってだけ移送される場
合がある。版胴1回転につき一部の印刷物(折丁)が排
出されるとすると、印刷物が抜き取られないとして、前
者の場合には片側のコンベア上の印刷物の数は版胴の回
転数の半分に一致し、後者の場合にはコンベア上の印刷
物の数は版胴の回転数に一致する。
【0011】したがって、印刷中であることと、版胴の
回転数とを検知することにより、印刷した印刷物の数を
演算することができる。印刷中であることは、印刷機を
制御しているシーケンサが出力する本運転(正紙印刷
中)であることや版胴が着の状態であること、あるいは
コンベアを制御しているシーケンサが出力するコンベア
3a,3bが動作状態であること等の信号によって論理
によって判定することができる。また、版胴の回転数に
関する信号は、オフセット輪転印刷機5の版胴軸あるい
はそれと同期回転する伝達軸からロータリーエンコーダ
等のセンサによって検出することができる。さらに、印
刷物有無センサ7a,7bによって、印刷物が物品計数
装置の近くにあるか否かを検知すれば、印刷物が有ると
きのみ版胴の回転数を検知することができ、より論理物
品数の計数精度が向上する。
【0012】次に、本発明の物品計数装置について詳細
を説明する。図2は本発明の物品計数装置の構成を示す
図である。図2において、1は本発明の物品計数装置の
本体である。物品計数装置の本体1はマイクロコンピュ
ータ、プログラマブルシーケンサ、パーソナルコンピュ
ータ等のデータ処理装置と入出力装置により構成するこ
とができる。また、2は生産機械(たとえばオフセット
輪転印刷機5)により生産され排出される物品に関わる
状態量(反射光量、距離、重量、等)を検出して検出信
号を出力する検出手段、11は物品計数装置の(本体1
の)入力部、12は物品計数装置のデータ処理部、13
は物品計数装置の出力部である。
【0013】入力部11はさらに細部より構成されてお
り、14は検出手段2の検出信号(アナログデータ)を
入力してデジタルデータに変換するA/D変換器、15
は生産する物品数に関わる生産機械の動作信号を入力す
る動作信号入力手段、16は比較判定手段(後述)が不
適正の判定値を出力すると、リセット入力があるまでそ
の出力を保持する保持手段、17は比較判定手段に対し
て比較時間および許容値を設定するパラメータ設定手
段、18は初期設定や変更を行うため累計手段(後述)
が累計する計数値を設定する計数値設定手段である。
【0014】また、データ処理部12はさらに細部より
構成されており、19は検出手段2の検出信号すなわち
A/D変換器14が変換したデジタルデータに基づいて
実測物品数を演算する実測物品数演算手段、20は動作
信号入力手段15が入力した生産機械の動作信号に基づ
いて論理物品数を演算する論理物品数演算手段、21は
論理物品数と実測物品数との比較演算を行い適正である
か不適正であるかを判定し判定値を出力する比較判定手
段、22は比較判定手段21が適正の判定値を出力する
場合には実測物品数の増加分を計数値に累計し、比較判
定手段21が不適正の判定値を出力する場合には論理物
品数の増加分を計数値に累計する累計手段である。ま
た、出力部13はさらに細部より構成されており、23
は比較判定手段21が不適正の判定値を出力する場合に
警報を発する警報出力手段、24は累計手段22が累計
した計数値を出力する計数出力手段である。
【0015】図3〜図5は本発明の物品計数装置のデー
タ処理過程を示すフロー図である。次に、図2に示す上
記の構成と図3〜図5のフロー図に基づいて、本発明の
物品計数装置の動作について説明する。図3(A)は実
測物品数演算手段19のデータ処理過程を示すフロー図
である。図3(A)のステップS1において、実測物品
数演算手段19はA/D変換器14によってデジタルデ
ータに変換された検出信号を入力する。その検出信号
は、検出手段2が生産機械により生産され排出される物
品に関わる状態量を検出して出力する信号である。次
に、ステップS2において、実測物品数演算手段19は
その検出信号に基づいて演算を行い実測物品数を導出す
る。たとえば、ずれ重なった平らな物品に関わる状態量
が物品と検出手段2の検出器との距離であるとする。そ
の場合、距離の変化(検出信号の差分値)が少なければ
同一の物品の検出信号である。また、距離の変化が大き
ければ別の物品とのずれ重なった段差部分の検出信号で
ある。検出信号からずれ重なった段差部分を計数する演
算を行い実測物品数を導出する。次に、ステップS3に
おいて、実測物品数演算手段19は、実測物品数レジス
タ等のメモリあるいは他の処理手段に、その実測物品数
を出力する。このステップS3の後、割り込み処理が入
らない限りステップS1に戻り上記の過程が繰り返さ
れ、実測物品数はその間の累計の実測物品数となる。割
り込み処理としては、生産機械による生産の状態に関連
して、実測物品数演算の一時停止、中断、終了、実測物
品数のセット、リセット等が行われる場合である。
【0016】図3(B)は論理物品数演算手段20のデ
ータ処理過程を示すフロー図である。図3(B)のステ
ップS11において、論理物品数演算手段20は生産機
械の動作信号を入力する。その動作信号は、生産機械が
物品を生産したことを示す信号であり、たとえば、印刷
中であること、印刷物を移送するコンベアが動作中であ
ることと版胴の回転数とを検知する信号である。次に、
ステップS12において、論理物品数演算手段20はそ
の動作信号に基づいて演算を行い論理物品数を導出す
る。たとえば生産機械が印刷機であれば、本運転(正紙
印刷中)であることや版胴が着の状態であること等の動
作信号によって印刷中であることを判定する。そしてそ
の印刷中の、版胴の回転数に関する信号を、オフセット
輪転印刷機5の版胴軸あるいはそれと同期回転する伝達
軸からロータリーエンコーダ等のセンサによって検出
し、それを計数することで印刷数すなわち論理物品数を
導出する。次に、ステップS13において、論理物品数
演算手段20は、論理物品数レジスタ等のメモリあるい
は他の処理手段に、その論理物品数を出力する。このス
テップS13の後、割り込み処理が入らない限りステッ
プS11に戻り上記の過程が繰り返され、論理物品数は
その間の累計の論理物品数となる。割り込み処理として
は、生産機械による生産の状態に関連して、論理物品数
演算の一時停止、中断、終了、論理物品数のセット、リ
セット等が行われる場合である。
【0017】図4は比較判定手段21のデータ処理過程
を示すフロー図である。図4のステップS101におい
て、比較判定手段21は比較判定の基準となるパラメー
タの設定あるいは変更を行うか否か(パラメータ設定手
段17からの要求の有無)が判定される。パラメータ設
定手段17からの要求がある場合には、ステップS10
2において比較時間、許容値等のパラメータの設定ある
いは変更を行う。パラメータ設定手段17からの要求が
ない場合にはステップS103に進む。次に、ステップ
S103において現在の時刻を入力する。次に、ステッ
プS104において、その入力した現在の時刻に基づい
て、ステップS102において設定された所定の比較時
間が経過し、所定の時刻となったか否かが判定される。
所定の時刻となっていない場合にはステップS103に
戻り以降の過程を繰り返す。すなわち、現在の時刻のモ
ニタを続ける。また、所定の時刻となっている場合には
ステップS105に進む。
【0018】次に、ステップS105において、比較判
定手段21は実測物品数演算手段19から実測物品数を
入力する。次に、ステップS106において、比較判定
手段21は論理物品数演算手段20から論理物品数を入
力する。次に、ステップS107において、実測物品数
と論理物品数との比較演算が行われ適正であるか不適正
であるかが判定される。
【0019】たとえば、このステップS107における
適正であるか不適正であるかの判定は次のように行われ
る(その1)。論理物品数と実測物品数とに基づいて
(1−(実測物品数)/(論理物品数))の絶対値を演
算し、その絶対値がステップS102において設定され
た所定の許容値を越えるか否かを判定し、越えない場合
には適正の判定値を出力し、越える場合には不適正の判
定値を出力する。この方法は純粋に比率によって判定す
る方法である。実測物品数と論理物品数とは累計値であ
るから生産が継続されることにより相当大きな数とな
る。そのとき異常が起きると、その異常の検出は比率に
よるから、異常の検出までに多数の物品が誤検出とな
る。したがって、累計値が小さい場合には適する方法で
ある。
【0020】たとえば、このステップS107における
適正であるか不適正であるかの判定は次のように行われ
る(その2)。ステップS102において設定された所
定の比較時間における論理物品数の増加分と実測物品数
の増加分とに基づいて(1−(実測物品数の増加分)/
(論理物品数の増加分))の絶対値を演算し、その絶対
値がステップS102において設定された所定の許容値
を越えるか否かを判定し、越えない場合には適正の判定
値を出力し、越える場合には不適正の判定値を出力す
る。この方法は所定の比較時間で区切っているため、絶
対数量を踏まえて比率によって判定する方法である。し
たがって、累計値が小さい場合にも適する方法である。
当然ながらこの判定方法(その2)を実行するために
は、前回の実測物品数と前回の論理物品数とを記憶して
おく必要がある。すなわち、(実測物品数の増加分)=
((前回の実測物品数)−(今回の実測物品数))、
(論理物品数の増加分)=((前回の論理物品数)−
(今回の論理物品数))となる。
【0021】次に、ステップS108において判定値が
出力され、ステップS109において判定値が不適正で
あるか否かが判定される。判定値が不適正である場合に
は、ステップS110において判定値が保持され、ステ
ップS111においてリセット入力の有無が判定され
る。リセット入力がない場合にはステップS110に戻
って以降の処理が繰り返される。すなわち判定値が保持
され続ける。ステップS111においてリセット入力あ
る場合、および、ステップS109において判定値が不
適正でない場合には、その後、割り込み処理が入らない
限りステップS101に戻り上記の過程が繰り返され
る。割り込み処理としては、生産機械による生産の状態
に関連して、比較判定処理の一時停止、中断、終了、等
が行われる場合である。
【0022】図5は累計手段22のデータ処理過程を示
すフロー図である。図5のステップS201において、
累計手段22は計数値の設定あるいは変更を行うか否か
(計数値設定手段18からの要求の有無)が判定され
る。計数値設定手段18からの要求がある場合には、ス
テップS202において計数値の設定あるいは変更を行
う。計数値設定手段18からの要求がない場合にはステ
ップS203に進む。次に、ステップS203において
判定値を入力する。次に、ステップS204において、
入力した判定値が不適正であるか否かが判定される。不
適正である場合にはステップS205に進み、不適正で
ない(適正である)場合にはステップS209に進む。
【0023】ステップS205においては、計数値設定
手段18は実測物品数演算手段19から実測物品数を入
力する。次に、ステップS206において、実測物品数
の増加分を演算する。すなわち、(実測物品数の増加
分)=((前回の実測物品数)−(今回の実測物品
数))を演算する。次に、ステップS207において、
その実測物品数の増加分を計数値に加算し、ステップS
208において、計数値レジスタ等のメモリあるいは他
の処理手段に、その計数値を出力する。ステップS20
8の後、割り込み処理が入らない限りステップS201
に戻り上記の過程が繰り返される。割り込み処理として
は、生産機械による生産の状態に関連して、累計処理の
一時停止、中断、終了、等が行われる場合である。
【0024】一方、ステップS209においては、計数
値設定手段18は論理物品数演算手段20から論理物品
数を入力する。次に、ステップS210において、論理
物品数の増加分を演算する。すなわち、(論理物品数の
増加分)=((前回の論理物品数)−(今回の論理物品
数))を演算する。次に、ステップS211において、
その論理物品数の増加分を計数値に加算し、ステップS
208において、計数値レジスタ等のメモリあるいは他
の処理手段に、その計数値を出力する。ステップS20
8の後、割り込み処理が入らない限りステップS201
に戻り上記の過程が繰り返される。割り込み処理として
は、生産機械による生産の状態に関連して、累計処理の
一時停止、中断、終了、等が行われる場合である。
【0025】図1において、オフセット輪転印刷機に本
発明の物品計数装置を適用する例を示した。次に、他の
装置に適用する例を示す。図6は本発明の物品計数装置
とそれを適用した生産装置(打ち抜き機)の構成を示す
図である。打ち抜き機は、印刷済みのカートン原紙や印
刷済みの紙器原紙を所定の形状のカッター刃を押し当て
て打ち抜き平らな小切れの物品にする装置である。その
小切れの物品は、加工され最終的には、牛乳、酒、ジュ
ースなどの液体容器、紙カップ、折り畳み箱、組立箱、
貼り箱、キャリーカートン、紙トレー、ディスプレイ等
になる。
【0026】図6において、101本発明の物品計数装
置の本体、102は本発明の物品計数装置の検出手段で
ある光電センサである。また、103はコンベアであ
り、光電センサ102はそのコンベア103によって移
送される物品である小切れ印刷物(カートン)104に
関わる状態量(たとえば印刷物と光電センサ102の間
の距離)を検出し検出信号を出力する。その検出信号は
物品計数装置の本体101が入力する。
【0027】また、図6において、105は打ち抜き機
であり、打ち抜き機は供給部、ロータリーカッター、排
出部から構成される。供給部は印刷済みの原紙(ウェ
ブ)の巻取体を巻解いてロータリーカッターに供給す
る。ロータリーカッターは所定の形状のカッター刃を押
し当てて打ち抜き平らな小切れの物品(カートン10
4)にする。排出部はそのカートン104を排出し、コ
ンベア103はそのカートン104を次の装置である集
積/結束装置106に移送する。その移送の間に、前述
したように、品質チェック等のためカートン104の一
部が抜き取られるため、カートン104の計数は集積/
結束装置106の直前において行われる。
【0028】図6に示すように、この打ち抜き工程にお
いては、カートン104は1つのコンベア103で移送
される。通常は、コンベア103によって移送されるカ
ートン104は、カートン104が抜き取られない場合
には、ロータリーカッターの回転数の整数倍(1倍,2
倍,3倍,・・・,n倍のいずれか)に一致する。した
がって、打ち抜き中であることと、版胴の回転数とを検
知することにより、打ち抜いたカートン104の数を演
算することができる。打ち抜き中であることは、本運転
(製品打ち抜き中)であることやロータリーカッター
(あるいは圧胴)が着の状態であること等の信号によっ
て判定することができる。また、ロータリーカッターに
関する信号は、打ち抜き機105の版胴軸あるいはそれ
と同期回転する伝達軸からロータリーエンコーダ等のセ
ンサによって検出することができる。したがって、前述
したオフセット輪転印刷機と同様に、この打ち抜き機に
おいても本発明の物品計数装置を適用することができ
る。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、正しく計
数が行われているか否かをチェックする機能を有し、ま
た誤計数をするような場合においても誤差を小さくする
機能を有する物品計数装置が提供される。また、比較判
定手段が不敵正の判定値を出力すると、リセット入力が
あるまでその出力を保持する保持手段を有する本発明に
よれば、その出力を保持することができるから、何らか
の対処を行うことを催促する信号として利用することが
できる。また、比較判定手段は論理物品数の増加分だけ
を計数値に累計し続ける。また、比較判定手段が不適正
の判定値を出力する場合に警報を発する警報出力手段を
有する本発明によれば、警報出力手段により正しく計数
が行われていないことが警報される。また、計数値の値
を設定する計数値設定手段を有する本発明によれば、計
数値設定手段により設定が完了し良品(製品)が排出さ
れてからの計数値を設定することや、運転再開時の累計
の計数値を設定する等を行うことができる。
【0030】また、比較判定手段は、所定の比較時間に
おける論理物品数の増加分と実測物品数の増加分とに基
づいて(1−(実測物品数の増加分)/(論理物品数の
増加分))の絶対値を演算し、その絶対値が所定の許容
値を越えるか否かを判定し、越えない場合には適正の判
定値を出力し、越える場合には不適正の判定値を出力す
る、本発明によれば、比較判定手段により所定の比較時
間と所定の許容値とに基づいて比較判定が行われる。ま
た、所定の比較時間および所定の許容値を設定するパラ
メータ設定手段を有する本発明によれば、パラメータ設
定手段により生産機械や物品に対応して適正なパラメー
タ(比較時間、許容値)を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の物品計数装置とそれを適用した生産装
置(オフセット輪転印刷機)の構成を示す図である。
【図2】本発明の物品計数装置の構成を示す図である。
【図3】(A)は実測物品数演算手段のデータ処理過程
を示すフロー図である。(B)は論理物品数演算手段の
データ処理過程を示すフロー図である。
【図4】比較判定手段のデータ処理過程を示すフロー図
である。
【図5】累計手段22のデータ処理過程を示すフロー図
である。
【図6】本発明の物品計数装置とそれを適用した生産装
置(打ち抜き機)の構成を示す図である。
【符号の説明】
1,1a,1b,101 物品計数装置の本体 2,2a,2b,102 光電センサ 3a,3b,103 コンベア 4a,4b印刷物 5 オフセット輪転印刷機 6a,6b,106 集積/結束装置 7a,7b 印刷物有無センサ 11 入力部 12 データ処理部 13 出力部 14 A/D変換器 15 動作信号入力手段 16 保持手段 17 パラメータ設定手段 18 計数値設定手段 19 実測物品数演算手段 20 論理物品数演算手段 21 比較判定手段 22 累計手段 23 警報出力手段 24 計数出力手段 104 カートン 105 打ち抜き機

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生産する物品数に関わる生産機械の動作信
    号を入力する動作信号入力手段と、 前記動作信号に基づいて論理物品数を演算する論理物品
    数演算手段と、 前記生産機械により生産され排出される物品に関わる状
    態量を検出して検出信号を出力する検出手段と、 前記検出信号に基づいて実測物品数を演算する実測物品
    数演算手段と、 前記論理物品数と前記実測物品数との比較演算を行い適
    正であるか不適正であるかを判定し判定値を出力する比
    較判定手段と、 を有することを特徴とする物品計数装置。
  2. 【請求項2】前記比較判定手段が適正の判定値を出力す
    る場合には実測物品数の増加分を計数値に累計し、前記
    比較判定手段が不適正の判定値を出力する場合には論理
    物品数の増加分を計数値に累計する累計手段と、その累
    計した計数値を出力する計数出力手段を有することを特
    徴とする請求項1記載の物品計数装置。
  3. 【請求項3】前記比較判定手段が不敵正の判定値を出力
    すると、リセット入力があるまでその出力を保持する保
    持手段を有することを特徴とする請求項1または2記載
    の物品計数装置。
  4. 【請求項4】前記比較判定手段が不適正の判定値を出力
    する場合に警報を発する警報出力手段を有することを特
    徴とする請求項1〜3記載の物品計数装置。
  5. 【請求項5】前記計数値の値を設定する計数値設定手段
    を有することを特徴とする請求項2〜4のいずれか記載
    の物品計数装置。
  6. 【請求項6】前記比較判定手段は、所定の比較時間にお
    ける前記論理物品数の増加分と前記実測物品数の増加分
    とに基づいて(1−(実測物品数の増加分)/(論理物
    品数の増加分))の絶対値を演算し、その絶対値が所定
    の許容値を越えるか否かを判定し、越えない場合には適
    正の判定値を出力し、越える場合には不適正の判定値を
    出力する、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか記
    載の物品計数装置。
  7. 【請求項7】前記所定の比較時間および前記所定の許容
    値を設定するパラメータ設定手段を有することを特徴と
    する請求項6記載の物品計数装置。
JP32213296A 1996-11-19 1996-11-19 物品計数装置 Withdrawn JPH10149419A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32213296A JPH10149419A (ja) 1996-11-19 1996-11-19 物品計数装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32213296A JPH10149419A (ja) 1996-11-19 1996-11-19 物品計数装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10149419A true JPH10149419A (ja) 1998-06-02

Family

ID=18140295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32213296A Withdrawn JPH10149419A (ja) 1996-11-19 1996-11-19 物品計数装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10149419A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1122067A2 (en) * 2000-02-02 2001-08-08 Tokyo Kikai Seisakusho Ltd. Controller for rotary printing press
WO2003093154A1 (de) * 2002-05-06 2003-11-13 Gramatec Gmbh Verfahren und vorrichtung zum zählen von kanten von produkten

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1122067A2 (en) * 2000-02-02 2001-08-08 Tokyo Kikai Seisakusho Ltd. Controller for rotary printing press
EP1122067A3 (en) * 2000-02-02 2002-11-27 Tokyo Kikai Seisakusho Ltd. Controller for rotary printing press
WO2003093154A1 (de) * 2002-05-06 2003-11-13 Gramatec Gmbh Verfahren und vorrichtung zum zählen von kanten von produkten

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4757930A (en) Web indicia reference signal generating system
EP2623305B1 (en) Box-making machine and defective product removal device thereof
JP4096112B2 (ja) ウェッブの位置合せ装置
US5346202A (en) Method of monitoring the transport of print products in a printing-field machine
JPH10149419A (ja) 物品計数装置
JP2006515990A (ja) たばこ製品製造システムの管理方法
US4284445A (en) Production quantity adjusting apparatus for corrugators
AU2021232795B2 (en) Production processing apparatus
JP3652429B2 (ja) 段ボールシート製函機における送りずれシート監視装置
EP2155562A1 (en) Device and method for detecting and counting articles, released by a feeder device, in particular sheet articles released by a sheet feeder
JPS63208457A (ja) 段ボ−ル印刷機におけるバ−コ−ド印刷不良のシ−ト排除装置
JP2004182410A (ja) シート体の生産管理方法及び生産管理システム
JPH07285502A (ja) 包装機の計数管理装置
JPH10162117A (ja) シート状物の計数装置および方法
JPH07265727A (ja) 紙葉類の裁断装置及び紙葉類の処理装置
JP3103619U (ja) シートエッジマーキング装置
JPH03211166A (ja) 欠点検査シートカット装置
JP2003296694A (ja) 段ボールシート製造装置のシート枚数カウント装置
JPH05262336A (ja) 箱ブランクまたはその他の種々に賦型・印刷された物品を計数する方法および装置
JP2003176062A (ja) 用紙搬送装置およびその方法
JP7482503B2 (ja) 包装システム
JPH0144513Y2 (ja)
JP2001058475A (ja) 印刷版保護シート材供給装置
CN100373154C (zh) 连续号码检测方法
JP5375238B2 (ja) 印刷物計数装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040203