JPH10149365A - 擬音語を用いた音検索システムおよび擬音語を用いた音検索方法 - Google Patents

擬音語を用いた音検索システムおよび擬音語を用いた音検索方法

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JPH10149365A
JPH10149365A JP8309735A JP30973596A JPH10149365A JP H10149365 A JPH10149365 A JP H10149365A JP 8309735 A JP8309735 A JP 8309735A JP 30973596 A JP30973596 A JP 30973596A JP H10149365 A JPH10149365 A JP H10149365A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 擬音語を検索キーとして、擬音語の特徴を生
かした検索手法を適応することで精度の高い検索を行
う。 【解決手段】 完全一致検索手段は文字列Φと同じ文字
列が音データベース記憶部31に存在するかどうかを検
索する。部分一致検索手段は文字列Φが含まれる文字列
が音データベース記憶部31に存在するかどうかを検索
する。短擬音語検索手段は文字列Φが2文字以下であっ
た場合その文字数と文字を操作した擬音語を生成して検
索を行う。小文字擬音変換検索手段26は文字列Φに含
まれる拗音などの小さい仮名文字部分が何の仮名でもよ
いとして検索する。繰り返し擬音変換手段27は文字列
Φ中に存在する繰り返し文字列部分を繰り返し記号*を
用いた形に変換する。マイナスワン検索手段23は文字
列Φ中のある1文字を削除した新しい文字列Φ’を作成
しそのΦ’を用いて検索を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、擬音語を用いた音
検索システムおよびその方法および擬音語をもちいた音
検索プログラムを記録した記録媒体に関し、特に、様々
な音に関するデータを擬音語によって検索することがで
きる擬音語を用いた音検索システムおよびその方法およ
び擬音語を用いた音検索プログラムを記録した記録媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の擬音語を検索キーとする
音検索システムは、動物の鳴き声などの音を検索キーと
して、様々な音に関する情報を検索するために用いられ
ている。本発明では主として、擬音語を検索キーとして
その擬音語が示す音データ(サウンド)そのものを検索
することを考えるが、擬音語を検索キーとする従来の技
術としては、特開平7−129598号公報「情報検索
システム」(以下、文献1)が知られている。
【0003】この文献1に記載された情報検索システム
は動物の鳴き声やその鳴き声を示す擬音語に基づいて、
色々な情報を検索するシステムであるが、擬音語の指定
が文字列で行われ、その擬音語について許容可能な冗長
性の範囲内で文字数、音節数および音韻の異同に個別に
加重された数値の和を得ることにより、入力された擬音
語と検索対象の擬音語の間の類似度を算出することを特
徴とする。
【0004】以下、図面(図12、図13)に基づい
て、文献1に記載されている技術の擬音語類似度計算お
よびそれを用いた検索について説明する。図12におい
て擬声語類似度検索部1204は縦続に配置されたイン
デックス照合部1205、ペナルティ算出部1206お
よび類似度判定部1207から構成され、インデックス
照合部1205の入出力端子には擬声語インデックス記
憶部1210が接続される。また、擬声語インデックス
記憶部1210は擬声語類似度計算部1204によって
アクセスされる。
【0005】図13は動作フローチャートである。以下
に図12および図13を参照して動作を説明する。擬声
語インデックス記憶部1210には、個々の標準擬声語
が予め格納される。擬声語類似度計算部1204には擬
声語の文字列が入力される。擬声語類似度計算部120
4において、まず、インデックス照合部1205は擬声
語インデックス記憶部1210に記憶されたキーワード
インデックスを順次1個ずつ読み出し(図13−
(1))、そのキーワードインデックスに含まれる標準
擬声語と入力文字列とについて音節数、音節単位の母
音、音節単位の子音の異同を判定し(図13−
(2))、その判定の結果をペナルティ算出部1206
に与える。ペナルティ算出部は与えられた判定結果の各
項目の相違に対応させて予め設定された重みのペナルテ
ィ値を積算し(図13−(3))、その積算の結果を類
似度判定部1207に与える。
【0006】ここで上述したペナルティ値について検討
すると、例えば、犬の泣き声「ワンワン」とその鳴き声
を示す米英語の「vow−wow」との相互間に見られ
るように、聞く人による個人差や背景騒音等の状況差に
よって生じ易い文字その他の音韻表現(特に子音には大
きな差が生じ易い。)の相違に比べて、反対に生じ難い
リズムパターンの相違を重視することにより、一般に、
両者間の異同を定量的に、かつ的確に判断する判断基準
を得ることができる。したがって、音節数、母音および
子音の相違にそれぞれ対応して重み付けられた音節数ペ
ナルティ値、母音ペナルティ値および子音ペナルティ値
については、“音節数ペナルティ値>母音ペナルティ値
>子音ペナルティ値”の不等式が成立する値に設定さ
れ、かつ相違が認められない項目に対応したペナルティ
値は「0」に設定されるもとのとする。
【0007】類似度判定部1207は、上述した演算結
果について順次予め決められた閾値との大小判定を行
い、その閾値より小さい場合には、その積算値に対応し
たキーワードインデックスに含まれる情報を出力する
(図13−(4))。さらに、ペナルティ算出部120
6および類似度判定部1207は、擬声語インデックス
記憶部1210に記憶された個々のキーワードインデッ
クスについて、上述した演算を反復することで、ユーザ
より入力された擬音語に対応する全ての情報を得る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、擬音語で検
索を行うにあたり、文献1に記載されている従来の技術
では以下のような問題点が挙げられる。
【0009】第1の問題点は、ユーザが欲しい音色を包
含している音色が検索で得られないことである。言い換
えると、検索キーである擬音語文字列を含むインデック
スが存在しても、ペナルティ値が高くなってしまい検索
されない可能性が高い。その理由は、前例ではインデッ
クス側には1種類の音色に対応する擬音語が記述されて
いるという暗黙の前提があり、例えば“雑踏音”のよう
な幾つかの音が組み合わさった複合的な音色は、検索対
象として考慮されていないためである。
【0010】第2の問題点は、ある擬音語に対し別の音
節が途中に一つ挟まっただけでもペナルティ値に大きな
変化が起こる点である。その理由は、音節数が異なった
ことに連動して(比較する音節のずれや音節数の差異の
ため)母音や子音の違いも生じてくるためである。
【0011】第3の問題点は、繰り返しの擬音語に対応
できないことである。例えば、「ワン」と「ワンワン」
では、音節数が異なるためペナルティ値が高くなってし
まい、検索結果として得られない場合も起こりうる。そ
の理由は、擬音語は繰り返しが用いられることが多いに
も関わらず、その対応策が考慮されておらず、音節単位
での処理を行っているためである。
【0012】第4の問題点は、1〜2音節程度の短い擬
音語と音節数の多い長い擬音語について、検索の精度が
大きく異なる。例えば、短い擬音語の方が大きなペナル
ティ値がつく可能性は少ない。その理由は擬音語の音節
数の多少に関わらず同じペナルティ値算出処理を行って
いるためである。
【0013】第5の問題点は擬音語における拗音におい
ては、子音よりもむしろ母音の異同による影響の方が少
ないと思われるにもかかわらず、母音が異なる方が大き
いペナルティ値がつけられる。その理由は音節を常に母
音と子音で考え、音韻によってペナルティ値を変化させ
ていないためである。
【0014】本発明の目的は、検索キーである擬音語が
表す音を含む音の検索ができる音検索システムを提供す
ることにある。言い換えると、複合音なども含んだ音全
般を検索対象とする音検索システムを提供することであ
る。
【0015】本発明の他の目的は、音節数の多少の変化
を許容して擬音語に対応する音色を幅広く検索できる音
検索システムを提供することにある。
【0016】本発明の他の目的は、例えば2文字以下の
短い擬音語に対しては必要以上に多くの検索結果を出さ
ず、かつ検索の精度が高い検索システムを提供すること
にある。
【0017】本発明の他の目的は、拗音における母音の
差異を吸収して擬音語に対応する音を検索できる音検索
システムを提供することにある。
【0018】本発明の他の目的は、例えば「ワンワン」
「ニャンニャン」などの擬音語の繰り返しを吸収して音
検索を行う音検索システムを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明によ
る音検索システムは、請求項1から6に対応し、検索キ
ーとして入力された擬音語の文字列を基本として幅広い
検索を行う。より具体的には、入力文字列の完全一致を
行うだけでなく、入力文字列を含む擬音語ラベルを検索
する第1の部分一致検索手段(図1の22)と、入力文
字列内のある1文字を削除して新しい文字列を生成し、
その文字列を用いて完全一致検索および部分一致検索を
行うマイナスワン検索手段(図1の23)とを有する。
このマイナスワン検索手段は文字列中のある1文字を削
除して新しい文字列を生成する。その後その新しい文字
列を用いて完全一致検索および部分一致検索を行う。
【0020】また、本発明の第2の発明による音検索シ
ステムは、請求項7から11に対応し、短い擬音語、繰
り返し部分のある擬音語、拗音部分のある擬音語に対し
てそれぞれの特徴に対応した検索方法を実施する。より
具体的には、文字列が例えば2文字以下の短い擬音語で
あることを判定し、特に短い擬音語ラベルに対して、文
字数も考慮した詳細な検索を行う短擬音検索手段(図5
の25及び28)と、文字列が小文字を含む拗音部分が
あることを判定し、その小文字部分に対してあいまいな
検索(どんな仮名の小文字でも区別なく検索する)を行
う小文字擬音変換検索手段(図5の26)と、文字列中
に繰り返し部分が存在するかどうかを判定し、存在した
場合はその繰り返しの回数に関係なく検索を行うために
文字列を変形する繰り返し擬音変換手段(図5の27)
とを有する。
【0021】この短擬音検索手段は、文字列が2文字以
下であるかどうかを判定し、2文字以下であった場合
は、そのうちの1文字を含む2文字の擬音語ラベルを検
索するなど特に短い擬音語ラベルに対して、文字列も考
慮して精度の高い検索を行う。
【0022】さらに、小文字擬音変換検索手段は、文字
列の中に小文字が含まれるかどうかを判定し、含まれる
場合は、その小文字部分の仮名が異なっていても検索結
果とするという小文字に対する曖昧検索を行う。
【0023】さらに繰り返し擬音変換手段は、文字列中
に「ワンワン」「ニャンニャン」などの繰り返し文字列
が含まれるかどうかを判定し、含まれる場合は、繰り返
し記号*を用いた文字列「*[ワン]」「*[ニャ
ン]」、に変換して、他の検索手段にこの変換後の文字
列を入力する。
【0024】また、第1および第2の発明における音デ
ータベース記憶部(図1及び図5の31)にはサウンド
名などの音データに対するポインタおよびそれぞれに対
する検索レベルとなる擬音語ラベルを記憶しており、第
1の部分一致検索手段は、検索キーである入力文字列が
含まれる擬音語ラベルを検索する。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0026】(第1の発明の実施の形態)まず初めに、
本発明の第1の発明の実施の形態について説明する。図
1は本発明の第1の発明の一実施の形態を示すブロック
図である。
【0027】図1を参照すると、本発明の第1の発明の
実施の形態では、キーボード等の入力装置1とプログラ
ム制御により動作するデータ処理装置2と、情報を記憶
する記憶装置3と、ディスプレイ装置やスピーカー等の
出力装置4とを含む。
【0028】記憶装置3は音データベース記憶部31を
備えている。音データベース記憶部31はファイル名や
サウンド名など実際の音データを特定するポインタ(以
下、説明時は“サウンド名”とする)と、その個々の音
データに対応する擬音語ラベルをセットにして予め記憶
している。
【0029】データ処理装置2は、第1の完全一致検索
手段21と、第1の部分一致検索手段22と、マイナス
ワン検索手段23と、得点ソート手段24とを備える。
【0030】第1の完全一致検索手段21は、入力装置
1から与えられた擬音語を表す文字列(以下、Φとす
る)と同じ文字列が音データベース記憶部31の擬音語
ラベルにあるかどうかを検索する。ここで、第1の完全
一致検索手段21は検索に対する検索得点を記憶してい
る。検索得点はあらかじめ第1の完全一致検索手段に対
して決められている数値であり、第1の完全一致検索手
段21によって検索結果が得られたとき、その対象に対
して検索得点が与えられ、検索結果であるサウンド名
(音データへのポインタ)と、検索得点を得点ソート手
段24に出力する。
【0031】第1の部分一致検索手段22は、文字列Φ
を‘含む’文字列が音データベース記憶部31の擬音語
ラベルにあるかどうかを検索する。ここで、第1の部分
一致検索手段22は検索に対する検索得点を持ってい
る。検索得点はあらかじめ第2の完全一致検索手段に対
して決められている数値であり、第1の部分一致検索手
段22によって検索結果が得られたとき、その対象に対
して検索得点が与えられ、第1の部分一致検索手段22
は検索されたサウンド名と検索得点を得点ソート手段2
4に出力する。
【0032】マイナスワン検索手段23は、擬音語マイ
ナスワン変換手段231と、第2の完全一致検索手段2
32と、第2の部分一致検索手段233とを備える。擬
音語マイナスワン変換手段231は、文字列Φから、そ
の文字列中の仮名1文字を削除して新しい文字列Φ’を
作成する。これの削除は全てのΦ中の仮名文字に対して
行われ、つまり文字数等しい数のΦ’が作成される。
【0033】第2の完全一致検索手段232は、文字列
Φ’と全く同じ文字列が音データベース記憶部31の擬
音語ラベルに見つかるかどうかを検索する。また、第2
の完全一致検索手段232も検索に対する検索得点を持
つが、この検索得点は、先の擬音語マイナスワン変換手
段231にて削除された文字が文字列の頭から何番目の
文字であるかによって別々の数値が設定できる。第2の
完全一致検索手段232によって検索結果が得られたと
き、その対象に対して検索得点が与えられ、第2の完全
一致検索手段232は検索されたサウンド名と検索得点
を得点ソート手段24に出力する。
【0034】第2の部分一致検索手段233は、文字列
Φ’を‘含む’文字列が音データベース記憶部31の擬
音語ラベルにあるかどうかを検索する。また、第2の部
分一致検索手段233も検索に対する検索得点を持つ
が、この検索得点は、先の擬音語マイナスワン変換手段
231にて削除された文字が文字列の頭から何番目の文
字であるかによって別々の数値が設定できる。第2の部
分一致検索手段233によって検索結果が得られたと
き、その対象に対して検索得点が与えられ、第2の部分
一致検索手段233は検索されたサウンド名と検索得点
を得点ソート手段24に出力する。
【0035】得点ソート手段24は、得られたサウンド
名を検索得点でソートする。このとき、一つのサウンド
名について複数個の検索得点が入力されていることが有
り得るが、この場合、得点ソート手段24は、あるサウ
ンド名に対する複数の検索得点の中で、もっとも高い得
点をそのサウンド名のもつ検索得点であるとして、ソー
トを行う。
【0036】出力装置4は、例えばサウンド名などの音
データへのポインタをディスプレイ装置などに検索結果
として表示する。
【0037】また、音データベース記憶部31は1つの
音データに対して複数個の擬音語ラベル持っていてもよ
い。この場合、各検索手段は1つ1つのラベルに対して
上記に記したように検索を行う。
【0038】次に、図1および図2、図3を参照して、
本発明の第1の発明の実施の形態の動作について説明す
る。
【0039】図2は本発明の第1の発明の実施の形態の
動作を示すフローチャートである。図3は本発明の第1
の実施の形態におけるマイナスワン検索の動作を示すフ
ローチャートである。
【0040】入力装置1から与えられた文字列Φは、第
1の完全一致検索手段21に供給される。第1の完全一
致検索手段21は、この文字列Φと同じ文字列が、音デ
ータベース記憶部31の擬音語ラベルに記憶されている
かどうかを調べる(ステップA1)。音データベース記
憶部31の擬音語ラベルに文字列Φと同じ文字列が記憶
されていた場合は、対応するファイル名などの音データ
へのポインタ(以下説明においてはファイル名とする)
と、第1の完全一致検索手段21に予め設定されている
検索得点とを、得点ソート手段24に出力する。また検
索結果が得られたかどうかに関わらず、第1の部分一致
検索手段22に対して、文字列Фを出力する。
【0041】次に、第1の部分検索手段22は、文字列
Φを含む文字列が、音データベース記憶部31の擬音語
ラベルに記憶されているかどうかを調べる(ステップA
2)。記憶されていた場合は、対応するファイル名と、
第1の部分一致検索手段22に予め設定されている検索
得点とを、得点ソート手段24に入力する。また検索結
果が得られたかどうかに関わらず、マイナスワン検索手
段23の擬音語マイナスワン変換手段231に、文字列
Φを出力する。
【0042】マイナスワン検索手段23の動作は図2に
おけるマイナスワン検索(ステップA3)に対応する
が、このマイナスワン検索については図3に詳細な手順
を示す。
【0043】擬音語マイナスワン変換手段231は、入
力された文字列からある仮名1文字を削除して新しい文
字列を作るという機能をもつことを特徴とする。まず、
擬音語マイナスワン変換手段231は入力された文字列
Φの文字数を算出する(ステップA31)。得られた文
字列Φの文字数をmとする。ここでk=1とする(ステ
ップA32)。次に、擬音語マイナスワン変換手段23
1は文字列Φにおいてk番目の仮名1文字を除いて、新
しく文字列Φ’を作成し(ステップA33)、第2の完
全一致検索手段232に出力する。
【0044】第2の完全一致検索手段232は、この文
字列Φ’と同じ文字列が、音データベース記憶部31の
擬音語ラベルに記憶されているかどうかを調べる(ステ
ップA34)。音データベース記憶部31の擬音語ラベ
ルに文字列Φ’と同じ文字列が記憶されていた場合は、
ファイル名と、第2の完全一致検索手段21に予め設定
されておりkの値によって一意に決まる検索得点とを、
得点ソート手段24に出力する。また検索結果が得られ
たかどうかに関わらず、第2の部分一致検索手段233
に対して、文字列Φ’を出力する。
【0045】次に第2の部分一致検索手段233は、文
字列Φ’を含む文字列が、音データベース記憶部31の
擬音語ラベルに記憶されているかどうかを調べる(ステ
ップA35)。記憶されていた場合は、対応するファイ
ル名と、第2の部分一致検索手段233に予め設定され
ておりkの値によって一意に決まる検索得点とを、得点
ソート手段24に入力する。
【0046】次にkの値をインクリメントしながら、ス
テップA33〜A36の処理を繰り替えす。k<=mが
成立しなくなるとこのループをぬける。この処理が意味
する所は、擬音語マイナスワン変換手段231にて文字
列Φ中のある仮名1文字を削除して新しい文字列Φ’を
生成するが、このとき頭の一文字目から順に削除して文
字列Φ’を生成し、その文字列Φ’対して検索を行うこ
とである。
【0047】マイナスワン検索(ステップA3)が終了
すると、得点ソート手段24はそれまでに得られたデー
タに対して得点ソート(ステップA4)を行う。得られ
たデータの検索得点を比較し得点の高い順番にソートす
る。このとき、一つのファイル名に対して複数の検索得
点が入力されている場合には、そのうちのもっとも高い
得点をそのファイルの検索得点とする。こうして得られ
た結果を出力装置4に入力する。
【0048】出力装置4は例えばファイル名を検索結果
として、得点でソートされた順番にユーザに提示する。
【0049】次に、本発明の第1の発明の実施の形態に
おいての効果について説明する。第1の発明では、部分
一致検索手段を持つことで、擬音語が表す音そのもの以
外にも、擬音語が表す音色を”含む”音色を検索でき
る。また、入力された擬音語の文字列Φから文字列Φ’
を派生させてそれを基に音データベース記憶部31に記
憶された擬音語ラベルの検索を行うことで、もともと個
人差などを要因として曖昧で多様な擬音語に対して、音
節数の多少の差を許容して幅広い検索を行うことができ
る。
【0050】また、音データベース記憶部側にもあらか
じめ多様な擬音語を記憶させておくことで、擬音語の個
人差によるヒット率の変化を吸収することができる。
【0051】(第1の発明の実施例)次に本発明の第1
の実施の形態の一実施例の動作を詳細に説明する。
【0052】図4は本発明の第1の実施の形態の実施例
における動作を示す図である。
【0053】図4の例では、音データベース記憶部31
には音データ(音色)を示すサウンド名と、その音デー
タに対する擬音語ラベルの組み合わせが記述されてい
る。
【0054】また、それぞれの検索手段について検索得
点として以下の得点があらかじめ設定されているとす
る。第1の完全一致検索手段21(ステップA1)につ
いては8点、第1の部分一致検索手段22(ステップA
2)については7点、第2の完全一致検索手段232
(ステップA34)についてはk=1のとき4点、k≠
1のとき6点、第2の部分一致検索手段233(ステッ
プA35)についてはk=1のとき3点、k≠1のとき
5点、という得点が予め設定されているとする。これ
は、擬音語においては一番頭の仮名1文字が他の文字よ
りも実際の音色の特徴をより強く反映しているという傾
向を元にした得点付けの一例である。但し、この得点付
けはあくまで例であり、本発明は、この例だけに限定さ
れるものではない。
【0055】ここで、入力装置1から、文字列Φとし
て、“カキーン”という擬音語文字列が入力された場合
の例を、図1〜図4を参照して詳細に説明する。
【0056】この文字列Φは第1の完全一致検索手段2
1に供給される。第1の完全検索手段21は、この文字
列Φと同じ文字列が、音データベース記憶部31の擬音
語ラベルに記憶されているかどうかを調べる(ステップ
A1)。第1の完全一致検索手段21では、図4の音デ
ータベース記憶部31の擬音語ラベルに“カキーン”と
いう文字列が存在するため、「音−ハ」というサウンド
名と、第1の完全一致検索手段21に予め設定されてい
る検索得点8点とを得点ソート手段24に出力する。そ
して第1の部分一致検索手段22に対して、文字列Φ
“カキーン”を出力する。
【0057】次に第1の部分検索手段22は、文字列
“カキーン”を含む文字列が、音データベース記憶部3
1の擬音語ラベルに記憶されているかどうかを調べる
(ステップA2)。この場合は存在しないため、次にマ
イナスワン検索手段23の擬音語マイナスワン変換手段
231に、文字列Φ“カキーン”を出力する。ここでい
う、文字列“カキーン”を含む文字列とは、“カキー
ン”の前方一致、後方一致を含む。つまり、文字列中に
“カキーン”が含まれていればよい。
【0058】擬音語マイナスワン変換手段231は、入
力された文字列からある一文字を削除して新しい文字列
を作るという機能をもつ。まず、擬音語マイナスワン変
換手段231は入力された文字列Φ“カキーン”の文字
数としてm=4を算出する(ステップA31)。ここで
k=1とする(ステップA32)。次に、擬音語マイナ
スワン変換手段231は文字列“カキーン”においてk
(=1)番目の仮名1文字を除いた文字列Φ’“キー
ン”(ステップA33)を第2の完全一致検索手段23
2に出力する。
【0059】第2の完全一致検索手段232は、この文
字列Φ’“キーン”と同じ文字列が、音データベース記
憶部31の擬音語ラベルに記憶されているかどうかを調
べる(ステップA34)。この場合は存在しないため、
次に第2の部分一致検索手段233に対して、文字列
Φ’“キーン”を出力する。
【0060】次に第2の部分検索手段233は、文字列
Φ’“キーン”を含む文字列が、音データベース記憶部
31の擬音語ラベルに記憶されているかどうかを調べる
(ステップA35)。この場合は“パキーン”と“カキ
ーン”が擬音語ラベルに存在するため、対応するサウン
ド名「音−チ」とサウンド名「音−ハ」と、第2の部分
一致検索手段233に予め設定されておりkの値(この
例では、k=1)によって一意に決まる検索得点3点と
を、得点ソート手段24に出力する。
【0061】次にkの値をインクリメントしてk=2と
する(ステップA36)。k<=m(k=2、m=4)
は成立するため、ステップA37はイエスである。k=
2のとき擬音語マイナスワン変換手段231で生成され
る文字列Φ’は“カーン”である。このときは第2の完
全一致検索手段232(ステップ34)においては、検
索結果として「音−ロ」を得、同時にk=2から6点と
いう検索得点を得るのでこれを得点ソート手段24に出
力する。一方、第2の部分一致検索手段233(ステッ
プ35)では検索結果は得られない。
【0062】同様にk=3(Φ’=カキン)、さらにk
=4(Φ’=カキー)についてもステップA33〜A3
5の処理を行う。すると、k=4(Φ’=カキー)の時
の第2の部分一致検索手段233(ステップ35)にお
いて「音−ハ」で5点という結果が得られる。
【0063】次にk=5となったとき、k<=mが成立
しなくなるのでループをぬける(ステップA37)。
【0064】マイナスワン検索(ステップA3)のルー
プをぬけると、得点ソート手段24はそれまでに得られ
たデータを元に得点ソート(ステップA4)を行う。こ
の場合、これまでに、「音−ハ」に対して8点と5点と
3点、「音−ロ」に対して6点、「音−チ」に対して3
点というデータが得られているが、「音−ハ」について
は高得点である8点が持ち点となるため、「音−ハ」
「音−ロ」「音−チ」という順番でソートされる。
【0065】出力装置4は得られたサウンド名をユーザ
に提示する。
【0066】(第2の発明の実施の形態)次に、本発明
の第2の実施の形態について図面を参照して詳細に説明
する。
【0067】図5は本発明の第2の実施の形態の構成を
示すブロック図である。
【0068】まず、ここで以下の説明に用いる各種記号
および言葉の使い方についてまとめておく。
【0069】まず記号#は小文字記号であり、仮名が何
でもよいある小文字の1文字をあらわす。例えば、「パ
チ#」という文字列は「パチャ」「パチュ」「パチョ」
などのことである。
【0070】記号*[](以下*)は繰り返し記号であ
り、後に続く括弧([])内の文字列が繰り返し記号*
の存在する位置で2回以上繰り返されることをあらわ
す。例えば、「*[ガタ]ン」とう文字列は「ガタガタ
ン」「ガタガタガタン」などのことである。ここで、繰
り返し記号にて括られる文字列、例えば*[ABC]
(ABCはある仮名文字)、はこれで1文字とする。例
えば「ウー*[ワン]」は3文字である。長音符号
「ー」も1文字である。
【0071】“繰り返し記号を除く”という表記は、例
えば文字列「A*[BC]D」を「ABCD」に変化さ
せることを意味する。
【0072】“繰り返し文字列を削除する”という表記
は、例えば文字列「A*[BC]D」を「AD」とする
ことを意味する。
【0073】さて、図5を参照すると、本発明の第2の
発明の実施の形態は、データ処理装置2が、既述した、
本発明の第1の発明の実施の形態におけるデータ処理装
置2の構成に加え、第1の短擬音検索手段25と、小文
字擬音変換検索手段26と、繰り返し擬音変換手段27
と、第2の短擬音検索手段28と、第3の完全一致検索
手段29と、第3の部分一致検索手段30とを有する点
で異なる。また、第1の発明と同じ構成については、説
明を省略する。
【0074】第1の短擬音検索手段25は、入力された
擬音語が2文字以下であるかどうかを判定する。擬音語
が2文字以下でなかった場合(3文字以上だった場合)
は、文字列をそのまま次の第1の部分一致検索手段22
に出力する。2文字以下であった場合、文字数を考慮し
た短擬音語特有の検索手法を用いて検索を行う。この手
法については、後ほど動作例をフローチャートを用いて
説明する。これは、2文字以下の短い擬音語に対してマ
イナスワン検索を行った場合、文字列中のある1文字を
含む擬音語は全て検索得点を得てしまうという欠点を回
避するための処置である。一方、第1の短擬音検索手段
25も検索に対する検索得点を持つ。検索得点はあらか
じめ第1の短擬音検索手段25に対して決められている
数値であり、第1の短擬音検索手段25によって検索結
果が得られたとき、その対象に対して検索得点が与えら
れ、第1の短擬音検索手段25は検索された音データま
たは音データへのポインタと、検索得点を得点ソート手
段24に出力する。
【0075】小文字擬音変換検索手段26は、入力され
た文字列Φに拗音などで持ちいられる小さい仮名文字
(以下小文字とする)ッ、ャ、ュ、ョ、ァ、ィ、ゥ、
ェ、ォ、のいずれかが含まれるかどうかを判定する。小
文字が存在しない場合は、文字列Φをそのまま次の繰り
返し擬音変換手段27に出力する。小文字が存在した場
合、小文字が何という仮名かの区別をせずに検索を行
う、小文字擬音語特有の検索手法を用いて検索を行う。
これは、例えば「シャ」と「シュ」が音的に類似度が高
いという現象があるように、小文字の相違は大文字の相
違と比較して音的に影響が少ないことに基づく処置であ
る。この手法についての詳細は、後ほど動作例をフロー
チャートを用いて説明する。また、小文字擬音変換検索
手段26は検索に対する検索得点を持つ。検索得点はあ
らかじめ小文字擬音変換検索手段26に対して決められ
ている数値であり、小文字擬音変換検索手段によって検
索結果が得られたとき、その対象に対して検索得点が与
えられ、小文字擬音変換検索手段26は検索された音デ
ータまたは音データへのポインタと、検索得点を得点ソ
ート手段24に出力する。さらに、小文字擬音変換検索
手段26は入力された文字列Φの小文字部分を*[#]
という記号文字列に置き換え、その文字列を新しい文字
列Φとして次の繰り返し擬音変換手段27に出力する。
(記号#はいずれでもよい小文字の一文字をあらわす。
また、記号*[]は(以下*)括弧([])内の文字列
がその位置で2回以上繰り返されることをあらわす。) 繰り返し擬音変換検索手段27は、文字列Φ中の繰り返
し文字列部分を判定し繰り返し記号*におきかえる。例
えば「ワンワン」は「*[ワン]」に「カタタタン」は
「カ*[タ]ン」に置き換わる。そしてその置き換えた
文字列を新しい文字列Φとして次の第2の短擬音検索手
段28に出力する。
【0076】第2の短擬音検索手段28は、前記第1の
短擬音検索手段21と同様、文字列Φが2文字以下であ
るかどうかを判定する。但しここでは文字列の中に繰り
返し記号*が含まれる可能性がある。第2の短擬音検索
手段28は、繰り返し記号を繰り返し記号に続く括弧も
含めて1文字として判定を行う。例えば「*[ワン]」
や「*[タ]」は共に1文字である。逆に、この第2の
短擬音検索手段28で2文字以下であると判断される文
字列Φには必ず繰り返し記号*が含まれていることにな
る。第2の短擬音検索手段28は*を含む短い文字列Φ
に対して、短い擬音語を対象とした短擬音語特有の検索
方法を用いて検索を行う。また、第2の短擬音検索手段
28は検索に対する検索得点を持つ。検索得点はあらか
じめ第2の短擬音検索手段28に対して決められている
数値であり、第2の短擬音検索手段28によって検索結
果が得られたとき、その対象に対して検索得点が与えら
れ、第2の短擬音検索手段28は検索された音データま
たは音データへのポインタと、検索得点を得点ソート手
段24に出力する。なお、文字列Φが3文字以上であっ
た場合は、次の第3の完全一致検索手段29に文字列Φ
を出力する。
【0077】第3の完全一致検索手段29は、文字列Φ
と同じ文字列が音データベース記憶部31の擬音語ラベ
ルに存在するかどうかを検索する。この時Φには記号*
が含まれる可能性があるが、この場合は、この繰り返し
文字列部分も含んだ形での完全一致検索を行う(例え
ば、「ウー*[ワン]」と「ウー*[ワン]」は完全一
致であるが、「ウー*[ワ]」は括弧の中身が異なるの
で完全一致ではない)。検索対象である音データベース
記憶部31の擬音語ラベルの文字列自体に繰り返し文字
列が含まれていた場合は、そちらも繰り返し記号*を用
いた形に置き換えて完全一致検索を行う。また次に、文
字列Φの繰り返し文字列部分の‘繰り返し記号を除い
た’文字列に変換しての完全一致検索も行う(「A*
[BC]」ならば、記号*のみを省いて「ABC」とし
て検索を行う)。第3の完全一致検索手段29も検索に
対する検索得点を持つが、この検索得点は、*を残した
ままの文字列Φでの検索結果であるか、繰り返し記号を
除いた文字列Φでの検索結果であるかによって別々の数
値が設定できる。第3の完全一致検索手段29によって
検索結果が得られたとき、その対象に対して検索得点が
与えられ、第3の完全一致検索手段29は検索された音
データまたは音データへのポインタと、検索得点を得点
ソート手段24に出力する。
【0078】第3の部分一致検索手段30は、文字列Φ
を含む文字列が音データベース記憶部31の擬音語ラベ
ルに存在するかどうかを検索する。この時文字列Φには
記号*が含まれる可能性があるが、この場合は、まず繰
り返し文字列部分も含んだ形で部分一致検索を行う。
(例えば「*[タ]ン」に対しては、「カ*[タ]
ン」、「*[タ]ントン」などが検索ヒットとなる。)
手法としては、検索対象である音データベース記憶部3
1の擬音語ラベルの文字列自体に繰り返し文字列が含ま
れていた場合は、そちらも記号*を用いた形に置き換え
てから部分一致検索を行う。また次にΦの繰り返し文字
列部分の繰り返しをなくした文字列に変換しての(くり
返し記号を除いて)部分一致検索も行う(「A*[B
C]」ならば、記号*のみを省いて「ABC」として検
索を行う)。第3の部分一致検索手段30も検索に対す
る検索得点を持つが、この検索得点は、繰り返し記号*
を残したままの文字列Φでの検索結果であるか、繰り返
し記号*を除いた文字列Φでの検索結果であるかによっ
て別々の数値が設定できる。第3の部分一致検索手段3
0によって検索結果が得られたとき、その対象に対して
検索得点が与えられ、第3の完全一致検索手段29は検
索された音データまたは音データへのポインタと、検索
得点を得点ソート手段24に出力する。
【0079】マイナスワン検索手段23は、第1の発明
の実施の形態で説明したものと同じものである。ただし
この第2の発明の実施の形態では文字列Φは繰り返し記
号*を含む可能性があるが、繰り返し記号*は後の括弧
([])も含めて一つの仮名文字として一般の文字
(ア、イ、ウ、ャ、など)と同等に扱う。
【0080】本発明の第2の実施の形態の変形例をあげ
る。第2の実施の形態の変形例の特徴は、マイナスワン
検索手段23が、繰り返し記号*を一般の文字と区別し
て処理を行う点にある。すなわち、マイナスワン検索で
は文字列Φ中のある1文字を削除して新しい文字列Φ’
を作成し、Φ’用いて検索を行うが、このとき削除した
1文字が繰り返し記号*であるのか、一般の仮名文字で
あるのかによって別々の検索得点を有することができ
る。
【0081】本発明の第2の実施の形態の動作を以下の
図面を参照して詳細に説明する。
【0082】図5は本発明の第2の発明の実施の形態の
構成を示すブロック図である。図6は本発明の第2の発
明の実施の形態の動作を示すフローチャートである。図
7は本発明の第2の発明の実施の形態における短擬音検
索の動作を示すフローチャートである。図8は本発明の
第2の発明の実施の形態における小文字擬音検索の動作
を示すフローチャートである。図9は本発明の第2の発
明の実施の形態における繰り返し擬音処理の動作を示す
フローチャートである。図10は本発明の第2の発明の
実施の形態における第2の短擬音検索の動作を示すフロ
ーチャートである。
【0083】図6のステップA1〜A5で示される動作
は、第1の発明の第1の完全一致検索手段21、第1の
部分一致検索手段22、マイナスワン検索手段23、得
点ソート手段24と同一の動作のため説明は省略する。
【0084】入力装置1から与えられた文字列Φは、第
1の完全一致検索手段21に供給され、前述の動作(ス
テップA1)を行う。なお、検索結果が得られたかどう
かに関わらず、第1の短擬音検索手段25に対して、文
字列Φを出力する。
【0085】次に、第1の短擬音検索手段25は、入力
された擬音語が2文字以下であるか、3文字以上である
か判定する(ステップA6)。2文字以下であった場合
(ステップA6がイエス)、短擬音検索(ステップA
7)を行う。短擬音検索の詳細を図7に示す。短擬音検
索ではまず、文字列Φが一文字かどうかを判定する(ス
テップA71)。文字列Φが一文字であった場合(ステ
ップA71がイエス)、ここで説明のため「Φ=X」
(Xはある仮名1文字)であるとすると、まず文字列
「X?」(?は仮名1文字何でも)を音データベース記
憶部31の擬音語ラベルに完全一致検索する(ステップ
A72)。次に文字列「?X」を同じく音データベース
記憶部31の擬音語ラベルに完全一致検索する(ステッ
プA73)、次に文字列「?」を完全一致検索する(ス
テップA74)。そして短擬音検索(ステップA7)を
終えて短擬音検索処理終える。一方、Φが1文字でなか
った場合(ステップA71がノー)、つまりΦが2文字
だった場合、ここで説明のため「Φ=XY」(X、Y共
にある仮名1文字)であるとすると、まず文字列「X
?」を完全一致検索する(ステップA75)。次に文字
列「X?Y」を完全一致検索する(ステップA76)。
次に文字列「?Y」を完全一致検索する(ステップA7
7)。次に文字列「X」を完全一致検索する(ステップ
A78)。次に文字列「Y」を完全一致検索する(ステ
ップA79)。そして短擬音検索(ステップA7)を終
えて短擬音検索を終了する。なお、短擬音検索における
全ての検索(ステップA72〜A79)は、それぞれ個
々に検索得点をあらかじめ保持しており、これらの検索
によって検索結果が得られたとき、その対象に対してそ
れぞれの検索得点が与えられ、検索された音データまた
は音データへのポインタと、検索得点は得点ソート手段
24に出力される。一方、ステップA6(図6)におい
て、擬音語が3文字以上だった場合(ステップA6がノ
ー)は、第1の短擬音検索手段25に入力された文字列
Φをそのまま次の第1の部分一致検索手段22に出力す
る。
【0086】第1の部分一致検索手段22は、文字列Φ
を含む文字列について前述の通り部分一致検索を行う
(ステップA2)。また検索結果が得られたかどうかに
かかわらず、小文字擬音変換検索手段26に、文字列Φ
を出力する。
【0087】小文字擬音変換検索手段26は、文字列Φ
が小文字を含むかどうかを判定する(ステップA8)。
文字列Φが小文字を含む場合(ステップA8がイエ
ス)、小文字擬音検索(ステップA9)を行う。小文字
擬音検索の詳細を図8に示す。小文字擬音検索では、ま
ず文字列Φ中に小文字が2文字以上連続して存在するか
どうかを判定する(ステップA91)。存在しなかった
場合(ステップA91がノー)、例えば「ピョン」な
ど、つまり小文字は1文字単独で存在することである
が、説明のため「Φ=AbC」とする。但し、A、Cは
特定の大文字1文字、bは特定の小文字1文字であると
する。ここでまず、文字列「A#C」を音データベース
記憶部31の擬音語ラベルに完全一致検索する(ステッ
プA92)。但し、ここで「#」とは、ある小文字1文
字であるとする。次に「Φ=A*[#]C」として(ス
テップA93)小文字擬音検索(ステップA9)を終了
する。なお、ここで*は次の括弧([])内の文字列を
2回以上繰り返すことを意味する記号である。例えば、
「*[ワン]」は「ワンワン」「ワンワンワン」「ワン
ワンワンワン」などを示す。次に文字列Φ中に小文字が
2文字以上連続して存在する場合(例えば「シュッ
パ」)(ステップA91がイエス)、ここで説明のため
「Φ=AbcD」であるとする。但し、A、Dはある特
定の大文字1文字、bおよびcはある特定の小文字1文
字であるとする。まず、文字列「A*[#]D」を完全
一致検索する(ステップA94)。そして次に「Φ=A
*[#]D」として(ステップA95)、小文字擬音検
索(ステップA9)を終了する。変換された文字列Φは
繰り返し擬音変換手段27に出力される。なお、小文字
擬音検索における検索(ステップA92、A94)は、
それぞれ個々に検索得点をあらかじめ保持しており、こ
れらの検索によって検索結果が得られたとき、その対象
に対してそれぞれの検索得点が与えられ検索された音デ
ータまたは音データへのポインタと検索得点は得点ソー
ト手段24に出力される。一方文字列Φが小文字を含ま
なかった場合(ステップA8がノー)文字列Φは、その
まま繰り返し擬音変換手段27に出力される。
【0088】繰り返し擬音変換手段27は文字列Φが繰
り返し文字列を含むかどうかを判定する(ステップA1
0)。例えば「パタタタ」「ウーワンワン」「バンバ
ン」などが繰り返し文字列を含む文字列である。繰り返
し文字列であった場合(ステップA10がイエス)繰り
返し擬音処理(ステップA11)を行う。繰り返し擬音
処理の例を図9に示す。繰り返し擬音処理では文字列Φ
中の繰り返し文字列部分を記号*にて置き換える(ステ
ップA1101)。ここで説明のため「Φ=ABCBC
BCD」(A、B、C、Dは特定の大文字1文字)であ
るとすると繰り返し記号*を用いて「Φ=A*[BC]
D」に変換する(この時「BC」が何回繰り返されてい
たかの情報は保存されない)。そして繰り返し擬音処理
(ステップA11)を終了し文字列Φを第2の短擬音検
索手段28に入力する。一方ステップA10においてΦ
が繰り返し文字列でなかった場合(ステップA10がノ
ー)入力された文字列Φをそのまま次の第2の短擬音検
索手段28に出力する。
【0089】第2の短擬音検索手段28ではまず文字列
Φが2文字以下の短擬音であるかどうかを判定する(ス
テップA12)。但し繰り返し記号*は後に続く括弧も
含めて1文字であるとする。ここでΦが2文字以下であ
った場合(ステップA12がイエス)Φは繰り返し記号
*を含むことを意味しこの文字列についての第2の短擬
音検索(ステップA13)を行う。
【0090】第2の短擬音検索の処理の例を図10に示
す。第2の短擬音検索ではまず文字列Φが1文字である
かどうかを判定する(ステップA1301)。文字列Φ
が1文字であった場合(ステップA1301がイエス)
ここで説明のため「Φ=*[X]」(Xは1文字または
文字列)であるとする。まず文字列「*[X]」を音デ
ータベース記憶部31の擬音語ラベルに完全一致検索す
る(ステップA1302)。この時音データベース記憶
部31の擬音語ラベルも繰り返し記号*を用いた形に変
換して検索を行う。以下*記号を用いた検索を行うとき
は同様に擬音語ラベル側も変換してから検索を行う。次
に文字列「X」を完全一致検索する(ステップA130
3)。次に文字列「*[X]」を音データベース記憶部
31の擬音語ラベルに部分一致検索する(ステップA1
304)。そして第2の短擬音検索(ステップA13)
が終了する。一方ステップA1301において文字列Φ
が1文字でなかった場合(ステップA1301がノー)
つまりΦが2文字であった場合説明のため「Φ=X*
[Y]」とするとまず文字列「X*[Y]」を完全一致
検索する(ステップA1305)。次にΦ中の繰り返し
記号を除いた文字列「XY」を完全一致検索する(ステ
ップA1306)。次に文字列「X*[Y]」を部分一
致検索する(ステップA1307)。そして次に文字列
Φの中に繰り返し記号*が一つだけ存在するかどうかを
判定する(ステップA1308)。文字列Φに含まれる
*が一つであった場合(ステップA1308がイエス)
「Φ=X*[Y]」においてまず繰り返し記号で括られ
る文字または文字列「*[Y]」を完全一致検索する
(ステップA1309)。次に文字列「*[Y]」を部
分一致検索する(ステップA1310)。そして第2の
短擬音検索を終了する。一方ステップA1308におい
て文字列Φ中に*が2つ存在する場合(ステップA13
08がノー)ここで説明のため「Φ=*[X]*
[Y]」であるとすると文字列Φをしてマイナスワン検
索(ステップA1311)を行う。このマイナスワン検
索(ステップA1311)は第1の実施の形態にて説明
ずみの図3にも示されるマイナスワン検索と同じ動作を
行う。但しここでの文字列Φは*を含む。*は他の文字
と同様1文字として扱われる。そして第2の短擬音検索
を終了する。なお第2の短擬音検索における各検索(ス
テップA1302〜A1307、A1309〜A131
1)はそれぞれ個々に検索得点をあらかじめ保持してお
りこれらの検索によって検索結果が得られたときその対
象に対してそれぞれの検索得点が与えられ検索されたサ
ウンド名などと検索得点は得点ソート手段24に出力さ
れる。一方、ステップA12において文字列Φが3文字
以上であった場合(ステップA12がノー)文字列Φは
そのまま第3の完全一致検索手段29に出力される。
【0091】第3の完全一致検索手段29はまず文字列
Φを音データベース記憶部31の擬音語ラベルに完全一
致検索する(ステップA14)。ここで文字列Φは*や
#などの記号を含んでいる可能性があるがこの場合の検
索は音データベース記憶部31の擬音語ラベルをまず*
や#を含んだ形に変換してからそれに対して完全一致検
索を行う。次に文字列Φに含まれる繰り返し記号*を除
いた文字列を文字列Φ’として(例えばΦ=AB*[C
D]のときΦ’=ABCDとする)文字列Φ’を完全一
致検索する(ステップA15)。このようにして検索結
果が得られた場合対応するサウンド名と第3の完全一致
検索手段29に予め設定されている検索得点とを得点ソ
ート手段24に入力する。また検索結果が得られたかど
うかに関わらず次の第3の部分一致検索手段30に文字
列Φを入力する。
【0092】第3の部分一致検索手段30はまず文字列
Φを音データベース記憶部31の擬音語ラベルに部分一
致検索する(ステップA16)。ここで文字列Φは*や
#などの記号を含んでいる可能性があるがこの場合の検
索は音データベース記憶部31の擬音語ラベルをまず*
や#を含んだ形に変換してからそれに対して部分一致検
索を行う。次に文字列Φに含まれる繰り返し記号*を除
いた文字列を文字列Φ’として(例えばΦ=AB*[C
D]のときΦ’=ABCDとする)文字列Φ’を部分一
致検索する(ステップA17)。このようにして検索結
果が得られた場合対応するファイル名と第3の部分一致
検索手段30に予め設定されている検索得点とを得点ソ
ート手段24に入力する。また検索結果が得られたかど
うかに関わらず次のマイナスワン検索手段23に文字列
Φを入力する。
【0093】以降、マイナスワン検索手段23、得点ソ
ート手段24および出力装置4の動作は第1の発明の実
施の形態にて説明のものと同様であるので説明を省略す
る。但しマイナスワン検索においては繰り返し記号*は
それに続く括弧も含めて1文字として処理を行う。
【0094】また本発明の第2の発明の実施の形態の変
形例であるマイナスワン検索手段23の動作について図
11を用いて説明する。図11は本発明の第2の実施の
形態のおけるマイナスワン検索の変形例のフローチャー
トである。このマイナスワン検索23の変形例では繰り
返し記号*を一般の文字と区別して処理を行うことを特
徴とする。
【0095】まずマイナスワン検索手段23は文字列Φ
中の文字数mを算出する(ステップA301)。このと
き繰り返し記号*は後に続く括弧も含め1文字として計
算する。次に文字列Φに含まれる繰り返し記号*の数n
を算出する(ステップA302)。ここでk=1とする
(ステップA303)。次に文字列Φにおいて文字列の
頭からk番目ただしk番目を特定するとき繰り返し記号
*は1つとして数えないので、1文字を削除した文字列
を文字列Φ’とする(ステップA304)。(例えば
「Φ=カ*[タ]ン」k=2のときΦ’=「カ*
[タ]」。)文字列Φ’およびΦ’中のくり返し記号を
除いた文字列を音データベース記憶部31の擬音語ラベ
ルに完全一致検索する(ステップA305)。文字列
Φ’およびΦ’中のくり返し記号を除いた文字列を部分
一致検索する(ステップA306)。kをインクリメン
トする(ステップA307)。k<=m−nを判定する
(ステップA308)。k<=m−nを満たすとき(ス
テップA308がイエス)ステップA304〜A308
を繰り返す。一方k<=m−nを満たさないとき(ステ
ップA308がノー)ループをぬけてj=1とする(ス
テップA309)。次に文字列Φ中のj番目の繰り返し
文字列を削除した文字列を文字列Φ’とする(ステップ
A310)。(例えば「Φ=カ*[タ]ン」j=1のと
きΦ’=「カン」)そしてそのΦ’およびΦ’中のくり
返し記号を除いた文字列で音データベース記憶部31の
擬音語ラベルを完全一致検索する(ステップ311)。
Φ’およびΦ’中のくり返し記号を除いた文字列で部分
一致検索する(ステップ312)。jをインクリメント
する(ステップA313)。j<=nを判定する(ステ
ップA314)。j<=nを満たすとき(ステップA3
14がイエス)ステップA310〜A314を繰り返
す。一方j<=nを満たさないとき(ステップA314
がノー)ループをぬけてマイナスワン検索を終了する。
【0096】(第2の発明の実施例)次に本発明の第2
の発明の実施例について説明する。いくつかの文字列Φ
(検索キー)を例にとり、どのような擬音語ラベルが検
索されるかを説明する。説明には図5〜図11を用い
る。マイナスワン検索については図11に示す変形例を
用いて説明を行う。
【0097】まず、入力装置1から文字列「Φ=ポン」
という擬音語文字列が入力された場合について各装置の
動作の例を示す。第1の完全一致検索手段21では「Φ
=ポン」にて完全一致検索を行い(ステップA1)「ポ
ン」という擬音語ラベルに対応するサウンド名と第1の
完全一致検索手段21に記憶されている検索得点とが得
点ソート手段24に入力される。次に第1の短擬音検索
手段はΦが2文字以下の短擬音であるかどうかを判定す
る(ステップA6)。「Φ=ポン」は2文字であるため
短擬音検索(ステップA7)を行う。ここでΦは2文字
であるため図7のステップA71ではノーに進む。ステ
ップA75で文字列「ポ?」で完全一致検索を行う(?
は仮名1文字何でも)。これにより「ポト」「ポッ」等
の擬音語ラベルがあれば検索ヒットとなる。次にステッ
プA76では文字列「ポ?ン」で完全一致検索を行う。
「ポトン」「ポカン」等が検索ヒットとなる。次にステ
ップA77で文字列「?ン」で完全一致検索を行う。
「タン」「カン」等が検索ヒットとなる。次にステップ
A78で文字列「ポ」で完全一致検索を行う。「ポ」と
いうラベルが検索ヒットとなる。次にステップA79で
文字列「ン」で完全一致検索を行う。「ン」というラベ
ルがあれば検索ヒットとなる。以上で短擬音検索(図6
ステップA7)を終了する。なお各検索において結果が
得られるとそれぞれのサウンド名と検索得点が得点ソー
ト手段24に入力される。それから得点ソート手段によ
る得点ソート(ステップA4)処理に移るが、以下の処
理は第1の発明の実施例と同様の動作を行う。
【0098】次に文字列「Φ=カタカタン」という例に
ついて各装置の動作を示す。入力装置1より「Φ=カタ
カタン」が入力されると、第1の完全一致検索手段21
では「Φ=カタカタン」にて完全一致検索を行い(ステ
ップA1)「カタカタン」という擬音語ラベルに対して
検索ヒットとなる。次に第1の短擬音検索手段はΦが2
文字以下であるかどうかを判定するが(ステップA6)
これはノーであるため次に第1の部分一致検索手段22
がΦの部分一致検索を行う(ステップA2)。これによ
り「カタカタンガタッ」「ガガカタカタンコ」などラベ
ルがあれば検索ヒットとなる。
【0099】次に、小文字擬音語変換手段26が文字列
Φを入力し、小文字擬音変換検索手段26はΦが小文字
を含むかどうかを判定する(ステップA8)が、Φに小
文字が無いため、これもノーである。
【0100】次に、繰り返し擬音変換手段27はΦが繰
り返し擬音であるかどうかを判定する(ステップA1
0)。Φは「カタ」という文字列が連続して2回繰り返
されるためステップA10はイエスであるので繰り返し
擬音処理(ステップA11)を行う。繰り返し擬音変換
手段27は文字列を繰り返し記号*を含む形に文字列を
変換つまり「Φ=カタカタン」は「Φ=*[カタ]ン」
に変換される(ステップA1101)。
【0101】次に第2の短擬音検索手段28はΦが2文
字以下であるかどうかを判定する(ステップA12)。
「Φ=*[カタ]ン」は2文字であるためステップA1
2はイエスである。なぜなら*は後ろの[]も含めて1
文字として判断するからである。よって次に第2の短擬
音検索(ステップA13)を行う。まず図10のステッ
プA1301においてΦが1文字であるかどうかを判定
する。「Φ=*[カタ]ン」は2文字であるためノーで
ある。よってステップA1305に進み第2の短擬音検
索手段28は文字列「Φ=*[カタ]ン」で完全一致検
索する(ステップA1305)。これにより「カタカタ
ン」「カタカタカタカタン」などがあれば検索ヒットと
なる。なぜならこれらは繰り返し記号を用いて表示する
といずれも「*[カタ]ン」であるからである。次にス
テップA1306によりΦ中の繰り返し記号*を除いた
文字列「Φ=カタン」で完全一致検索を行う。「カタ
ン」があれば検索ヒットとなる。次にステップA130
7により「Φ=*[カタ]ン」で部分一致検索を行う。
「ガゴンカタカタカタン」などがあれば検索ヒットとな
る。そして次に文字列Φの中に繰り返し記号*が一つか
どうかを判定する(ステップA1308)。「Φ=*
[カタ]ン」においてはイエスであるためステップA1
309に進む。ステップA1309では「Φ=*[カ
タ]」で完全一致検索を行う。「カタカタ」「カタカタ
カタカタ」などが検索ヒットとなる。なぜならこれらは
いずれも「*[カタ]」であるからである。次にステッ
プA1310では「Φ=*[カタ]」で部分一致検索を
行う。「カタカタッ」「ゴゴゴカタカタカタ」などがあ
れば検索ヒットとなる。以上で第2の短擬音検索A13
を終了する。なお各検索において結果が得られるとそれ
ぞれのサウンド名と検索得点が得点ソート手段24に出
力される。その後、得点ソート手段による得点ソート
(ステップA4)処理に移るが以下は第1の発明の実施
例と同様の動作を行う。
【0102】さらに、文字列「Φ=ポチャン」という例
についての動作を示す。入力装置1より「Φ=ポチャ
ン」が入力されると、第1の完全一致検索手段21では
「Φ=ポチャン」にて完全一致検索を行い(ステップA
1)「ポチャン」という擬音語ラベルが音データベース
記憶部31にあれば、検索ヒットとなる。
【0103】次に、第1の短擬音検索手段はΦが2文字
以下であるかどうかを判定するが(ステップA6)、Φ
は4文字であるため、これはノーである。
【0104】次に、第1の部分一致検索手段22が部分
一致検索を行う(ステップA2)。これにより「チリポ
チャン」「ポチャンポト」などの擬音語ラベルがあれば
検索ヒットとなる。
【0105】次に、小文字擬音変換検索手段26は文字
列Φが小文字を含むかどうかを判定する(ステップA
8)。これはイエスであるためステップA9の小文字擬
音検索に進む。小文字擬音検索の詳細を示す図8にてΦ
に小文字が2文字以上連続して存在するかを判定するが
(ステップA91)これはノーであるためステップA9
2に進み「ポチ#ン」で完全一致検索を行う。(#は
「小文字の仮名何でも1文字」を示す小文字記号であ
る)この結果「ポチャン」「ポチョン」「ポチュン」等
が検索ヒットとなる。次に小文字擬音検索手段は新しく
「Φ=ポチ*[#]ン」として(ステップA93)、次
の繰り返し擬音変換手段27にΦを入力する。
【0106】繰り返し擬音変換手段27は図9のステッ
プA1101により繰り返し文字列部分を繰り返し記号
*を含んだ形に変換するがここでは「Φ=ポチ*[#]
ン」には繰り返し部分は存在しないためそのまま次の第
2の短擬音語検索手段28の処理に移る。
【0107】第2の短擬音検索手段28ではΦが2文字
以下の短擬音であるかどうかを判定するが(ステップA
12)Φは4文字でありノーである。
【0108】第3の完全一致検索手段29は「Φ=ポチ
*[#]ン」で完全一致検索を行う(ステップA1
4)。例えば「ポチャッン」などがあれば検索ヒットと
なる。次に文字列Φの中の繰り返しをなくした文字列つ
まり「ポチ#ン」で完全一致検索を行う(ステップA1
5)。「ポチャン」「ポチョン」などが検索ヒットとな
る。
【0109】次に、第3の部分一致検索手段30は「Φ
=ポチ*[#]ン」で部分一致検索を行う(ステップA
16)。「ポチュッンパ」などがあれば検索ヒットとな
る。そしてΦの中の繰り返しを除いた文字列つまり「ポ
チ#ン」で部分一致検索を行う(ステップA17)。
「バタポチャン」「ポチョンパ」などがあれば検索ヒッ
トとなる。次に「Φ=ポチ*[#]ン」でマイナスワン
検索(ステップA3)処理に移る。
【0110】まずマイナスワン検索手段23はΦ中の文
字数m=4を算出する(ステップA301)。次にΦ中
の*の数はn=1である(ステップA302)。k=1
(ステップA303)。次にステップA304で「Φ’
=チ*[#]ン」となる。Φ’およびΦ’中のくり返し
記号を除いた文字列で完全一致検索(ステップA30
5)の結果「チュッン」「チュン」「チョン」などがあ
れば検索ヒットとなる。次にΦ’およびΦ’中のくり返
し記号を除いた文字列で部分一致検索(ステップA30
6)の結果「プチュン」「ピチャン」「ボッチュッン」
などがあれば検索ヒットとなる。次に、kをインクリメ
ントしてk=2となる(ステップA307)。m−n=
4−1=3であるからステップA308はイエスとな
る。
【0111】次にステップA304で「Φ’=ポ*
[#]ン」となる。Φ’およびΦ’中のくり返し記号を
除いた文字列で完全一致検索(ステップA305)の結
果「ポョン」「ポュッン」などがあれば検索ヒットとな
る。次にΦ’およびΦ’中のくり返し記号を除いた文字
列で部分一致検索(ステップA306)を行う。「ポポ
ォン」「パポュッン」などがあれば検索ヒットとなる。
次に、kをインクリメントしてk=3となる(ステップ
A307)。k<=m−n=3であるからステップA3
08はイエスとなる。
【0112】次にステップA304で「Φ’=ポチ*
[#]」となる。Φ’およびΦ’中のくり返し記号を除
いた文字列で完全一致検索(ステップA305)の結果
「ポチョ」「ポチョッ」等が検索ヒットとなる。次に
Φ’およびΦ’中のくり返し記号を除いた文字列で部分
一致検索(ステップA306)の結果「ポチョン」「ピ
ッポチョッン」などが検索ヒットとなる。kをインクリ
メントしてk=4となる(ステップA307)。k<=
m−n=3は成立しないためステップA308はノーと
なる。次にj=1である(ステップA309)。
【0113】次にステップA310で「Φ’=ポチン」
となる。Φ’およびΦ’中のくり返し記号を除いた文字
列で完全一致検索(ステップA311)の結果「ポチ
ン」が検索ヒットとなる。次にΦ’およびΦ’中のくり
返し記号を除いた文字列で部分一致検索(ステップA3
12)の結果「ピポチン」「ポチンパタン」などが検索
ヒットとなる。jをインクリメントしてj=2となる
(ステップA313)。j<=n=1は成立しないため
ステップA314はノーとなりマイナスワン検索(ステ
ップA3)を終了する。なお各検索において結果が得ら
れるとそれぞれのサウンド名と検索得点が得点ソート手
段24に入力される。それから得点ソート手段による得
点ソート(ステップA4)処理に移るが以下は第1の発
明の実施例と同様の動作を行う。
【0114】第2の発明の実施の形態はまず文字列Φが
2文字以下の短擬音語であるかどうかを判定し短擬音語
であった場合はマイナスワン検索を行わず文字数を考慮
して短擬音の擬音語ラベルを詳細に検索するための短擬
音検索を行う。2文字以下の文字列に対しても他の文字
列と同様にマイナスワン検索を行ったときは必要以上に
多くの擬音語ラベルに対してヒットが起こってしまう欠
点があったが(例えば「Φ=ポン」に対してマイナスワ
ン検索を行うと「ポ」もしくは「ン」という仮名を1つ
でも含む擬音語ラベル全てがヒットとなってしまう)短
擬音検索手段25および28を用いることによってこれ
を回避し短擬音に対してより精度の高い検索を行うこと
ができる。
【0115】また文字列Φが小文字を含むかどうかを判
定し含む場合は小文字の仮名にかかわらない検索を行う
小文字擬音変換検索手段26を用いる。これによって擬
音語において小文字の差異は大文字の差異に比べて音的
に影響が少ないという一般的傾向を反映した検索を行う
ことが可能となる。
【0116】また文字列Φが繰り返し文字を含むかどう
かを判定し含む場合は繰り返し記号*を使った文字列に
Φを変換して検索を行う繰り返し擬音変換手段27を用
いる。擬音語は「ワンワン」「ニャンニャン」などの繰
り返しが多用され同じ音を表現する場合においてもその
繰り返し回数などは曖昧なものであるが繰り返し擬音変
換手段27を用いることでこの曖昧さを吸収する検索を
行うことが可能となる。また「ワン」という犬の鳴き声
1回分の音が欲しい場合も「ワンワン」が検索されれば
その波形から部分的に切り出すことで「1回の犬の鳴き
声」を得ることも可能となる。
【0117】第2の発明の実施の形態では小文字記号#
や繰り返し記号*を含んだ文字列Φに対する検索を行う
とき音データベース記憶部31の擬音語ラベルを同じル
ールで#や*を含んだ文字列に変換して一致検索を行う
と記述したがこの擬音語ラベルの変換は予め全ての擬音
語ラベルに対して行っておき音データベース記憶部31
に記憶しておくことも可能である。
【0118】また、第1および第2の実施の形態では文
字列Φおよび音データベース記憶部31の擬音語ラベル
は全角カタカナで記述されるものとして説明したが入力
装置1の後ろにひらかなや半角文字ひいては漢字アルフ
ァベットなどを全角カタカナに置換する装置を配置して
入力の文字の種類に制限を与えないようにしてもよい。
【0119】また第1および第2の実施の形態では検索
キーは文字列が入力されるものとして説明したが入力装
置1が音声入力装置および音声認識装置などで声により
音を入力しそれを文字列に変換してΦとしてもよい。
【0120】また、本実施の形態においては、短擬音が
2文字として説明したが、もちろん2文字に限定される
ものではない。
【0121】
【発明の効果】本発明の第1の効果はある音色を検索す
るために擬音語を検索キーとして入力するが、結果とし
てその擬音語があらわす音色そのものに加えて擬音語が
あらわす音色を“含む”音色も検索結果として得ること
ができる。
【0122】その理由は検索キーとしてある文字列を入
力したときにその入力文字列と同じ擬音語ラベルを検索
するだけでなく第1の部分一致検索手段が入力文字列を
含む擬音語ラベルも検索するためである。
【0123】第2の効果は音節数の多少の変化を許容し
て擬音表現の個人差を吸収し音色を幅広く検索すること
ができる。
【0124】その理由はマイナスワン検索手段が入力文
字列からある1文字を削除した新しい文字列を作成しそ
の新しい文字列を用いて検索を行うためである。
【0125】第3の効果は短い擬音語に対してその音響
特徴を反映した検索を行い必要以上に多くの検索結果を
出さないことができる(マイナスワン検索の短擬音に対
する欠点をカバーする)。
【0126】その理由は短擬音変換検索手段が2文字以
下の文字列に対して擬音語ラベルの文字数も条件に入れ
た検索を行うためである。
【0127】第4の効果は拗音など小文字を含む擬音語
に対して小文字の差異に必要以上に影響されずより音響
的に精度の高い検索を行うことができる。
【0128】その理由は小文字変換検索手段が小文字を
有する文字列に対してその小文字部分が何の仮名であっ
ても検索ヒットとするような検索を行うためである。
【0129】第5の効果は繰り返し文字列を含む擬音語
に対して文字列や音色の繰り返しの回数に影響されない
検索を行うことができる。
【0130】その理由は繰り返し変換手段が文字列中の
繰り返し文字列部分を判定し入力文字列を繰り返し記号
*を含んだ文字列へ変換する。さらにその後の検索手段
が繰り返し記号*に対してその部分に同じ文字列が何回
繰り返されても検索ヒットとすることするような検索を
行うためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の発明の構成例を示すブロック図
【図2】本発明の第1の発明の動作の一例を示すフロー
チャート
【図3】本発明の第1の発明のマイナスワン検索の動作
例を示すフローチャート
【図4】本発明の第1の発明の実施の形態における一動
作例を示す図
【図5】本発明の第2の発明の構成例を示すブロック図
【図6】本発明の第2の発明の動作の一例を示すフロー
チャート
【図7】本発明の第2の発明における短擬音検索の動作
例を示すフローチャート
【図8】本発明の第2の発明における小文字擬音検索の
動作例を示すフローチャート
【図9】本発明の第2の発明における繰り返し擬音処理
の動作例を示すフローチャート
【図10】本発明の第2の発明における第2の短擬音検
索の動作例を示すフローチャート
【図11】本発明の第2の発明におけるマイナスワン検
索の変形例の動作を示すフローチャート
【図12】従来の技術の構成を示すブロック図
【図13】従来の技術の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 入力装置 2 データ処理装置 3 記憶装置 4 出力装置 21 第1の完全一致検索手段 22 第1の部分一致検索手段 23 マイナスワン検索手段 24 得点ソート手段 25 得点ソート手段 26 小文字擬音変換検索手段 27 繰り返し擬音変換手段 28 第2の短擬音検索手段 29 第3の完全一致検索手段 30 第3の部分一致検索手段 31 音データベース記憶部 231 擬音語マイナスワン変換手段 232 第2の完全一致検索手段 233 第2の部分一致検索手段 1204 擬音語類似度計算部 1205 インデックス照合部 1206 ペナルティ算出部 1207 類似度判定部 1210 擬音語インデックス記憶部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】様々な音データを擬音語によって表現し、
    前記音データに対応した擬音語を検索ラベルとした音デ
    ータベース記憶部を少なくとも備え、利用者が入力した
    文字列を検索キーとして前記検索ラベルを検索する擬音
    語を用いた音検索システムにおいて、 少なくとも、前記文字列から1文字を削除した文字列に
    よって、前記検索ラベルを検索するマイナスワン検索手
    段と、 を備えることを特徴とする擬音語を用いた音検索システ
    ム。
  2. 【請求項2】様々な音データを擬音語によって表現し、
    前記音データに対応した擬音語を検索ラベルとした音デ
    ータベース記憶部を少なくとも備え、利用者が入力した
    文字列を検索キーとして前記検索ラベルを検索する擬音
    語を用いた音検索システムにおいて、 前記文字列によって、前記検索ラベルに対して完全一致
    検索を行う第1の完全一致検索手段と、 前記文字列によって、前記検索ラベルに対して部分一致
    検索を行う第1の部分一致検索手段と、 前記文字列から1文字を削除した文字列によって、前記
    検索ラベルを検索するマイナスワン検索手段と、 を備えることを特徴とする擬音語を用いた音検索システ
    ム。
  3. 【請求項3】前記マイナスワン検索手段が、 文字列から1文字を削除して新しい文字列を作成する擬
    音語マイナスワン変換手段と、 前記擬音語マイナスワン変換手段で作成された文字列に
    よって、前記検索ラベルに対して完全一致検索を行う完
    全一致検索手段と、 前記擬音語マイナスワン変換手段で作成された文字列に
    よって、前記検索ラベルに対して部分一致検索を行う部
    分一致検索手段と、 から構成されることを特徴とする請求項1または2に記
    載の擬音語を用いた音検索システム。
  4. 【請求項4】様々な音データを擬音語によって表現し、
    前記音データに対応した擬音語を検索ラベルとした音デ
    ータベース記憶部を少なくとも備え、利用者が入力した
    文字列を検索キーとして前記検索ラベルを検索する擬音
    語を用いた音検索システムにおいて、 前記文字列によって、前記検索ラベルに対して完全一致
    検索を行い、得られた検索結果に得点を与える第1の完
    全一致検索手段と、 前記文字列によって、前記検索ラベルに対して部分一致
    検索を行い、得られた検索結果に得点を与える第1の部
    分一致検索手段と、 前記文字列から1文字を削除した文字列によって、前記
    音データベースの検索ラベルを検索するマイナスワン検
    索手段と、を備え、 前記マイナスワン検索手段が、文字列から1文字を削除
    して新しい文字列を作成する擬音語マイナスワン変換手
    段と、前記擬音語マイナスワン変換手段で作成された文
    字列によって、前記検索ラベルに対して完全一致検索を
    行い、得られた結果に得点を与える完全一致検索手段
    と、前記擬音語マイナスワン変換手段で作成された文字
    列によって、前記検索ラベルに対して部分一致検索を行
    い、得られた検索結果に得点を与える部分一致検索手段
    とから構成され、 さらに、前記第1の完全一致検索手段、前記第1の部分
    一致検索手段、前記第2の完全一致検索手段及び前記第
    2の部分一致検索手段から得られた検索結果を入力し、
    前記検索結果に付与されている得点に基づいたソート処
    理を行う得点ソート手段とを備えることを特徴とする擬
    音語を用いた音検索システム。
  5. 【請求項5】様々な音データを擬音語によって表現し、
    前記音データに対応した擬音語を検索ラベルとした音デ
    ータベース記憶部を少なくとも備え、利用者が入力した
    文字列を検索キーとして前記検索ラベルを検索する擬音
    語を用いた音検索方法において、 前記文字列によって、前記検索ラベルに対して完全一致
    検索を行うステップと、 前記文字列によって、前記検索ラベルに対して部分一致
    検索を行うステップと、 前記文字列から1文字を削除した文字列を新たに作成
    し、作成した前記文字列によって、前記音データベース
    の検索ラベルを検索するステップと、 からなることを特徴とする擬音語を用いた音検索方法。
  6. 【請求項6】様々な音データを擬音語によって表現し、
    前記音データに対応した擬音語を検索ラベルとした音デ
    ータベース記憶部をコンピュータの内部記憶装置に少な
    くとも備え、利用者が入力した文字列を検索キーとして
    前記検索ラベルを検索する擬音語を用いた音検索プログ
    ラムを記録した媒体において、 前記文字列によって、前記検索ラベルに対して完全一致
    検索を行うステップと、 前記文字列によって、前記検索ラベルに対して部分一致
    検索を行うステップと、 前記文字列から1文字を削除した文字列を新たに作成
    し、作成した前記文字列によって、前記音データベース
    の検索ラベルを検索するステップと、 を少なくとも含むことを特徴とする擬音語を用いた音検
    索プログラムを記録した記録媒体。
  7. 【請求項7】前記利用者が入力した文字列の文字数を判
    別し、予め定められた文字数以下の文字列が入力された
    場合には、前記文字列について前記検索ラベルに対して
    文字数を条件にいれた短擬音検索を行う短擬音検索手段
    と、をさらに備え、 前記マイナスワン検索手段においては、前記短擬音検索
    手段によって予め定められた文字数以下の文字列と判別
    された文字列は、前記音データベース記憶部を検索しな
    いことを特徴とする請求項1、2または3に記載の擬音
    語を用いた音検索システム。
  8. 【請求項8】文字列中に小文字があるかどうかを判定
    し、小文字を含む文字列については、その小文字部分に
    は差異がある前記検索ラベルがあっても検索ヒットとす
    る小文字擬音変換検索手段と、 をさらに備えることをことを特徴とする請求項1、2、
    3または7に記載の擬音語を用いた音検索システム。
  9. 【請求項9】入力された文字列中に繰り返し文字列があ
    るかどうかを判定し、前記繰り返し文字列がある場合に
    は、前記入力文字列中の前記繰り返し文字列を、ある繰
    り返し記号を用いた文字列に変換する繰り返し擬音語変
    換手段と、 前記マイナスワン検索手段は、さらに前記繰り返し擬音
    語変換手段で変換された文字列を入力し、前記繰り返し
    記号が付いている文字列を1文字として文字数の判別を
    行うことを特徴とする請求項1、2、3、7または8に
    記載の擬音語を用いた音検索システム。
  10. 【請求項10】様々な音データを擬音語によって表現
    し、前記音データに対応した擬音語を検索ラベルとした
    音データベース記憶部を少なくとも備え、利用者が入力
    した文字列を検索キーとして前記検索ラベルを検索する
    擬音語を用いた音検索システムにおいて、 入力文字列によって、前記検索ラベルに対して完全一致
    検索を行う第1の完全一致検索手段と、 前記入力文字列の文字数を判別し、予め定められた文字
    数以下の文字列が入力された場合には、前記文字列につ
    いて前記検索ラベルに対して文字数を条件にいれた短擬
    音検索を行う第1の短擬音検索手段と、 前記第1の短擬音検索手段で、予め定められた文字数よ
    り文字が多い文字列が入力されたと判別された場合に、
    前記入力文字列によって、前記検索ラベルに対して部分
    一致検索を行う第1の部分一致検索手段と、 前記入力文字列中に小文字があるかどうかを判定し、小
    文字を含む文字列については、その小文字部分には差異
    がある前記検索ラベルがあっても検索ヒットとする小文
    字擬音変換検索手段と、 前記入力文字列中に繰り返し文字列があるかどうかを判
    定し、前記繰り返し文字列がある場合には、前記入力文
    字列中の前記繰り返し文字列を、ある繰り返し記号を用
    いた文字列に変換する繰り返し擬音語変換手段と、 前記繰り返し擬音語変換手段で変換された文字列を入力
    し、変換された文字列内に、前記繰り返し記号がある場
    合には、前記繰り返し記号が付けられた文字列を1文字
    として前記変換された文字列の文字数を判別し、予め定
    められた文字数以下の文字列である場合には、前記変換
    された文字列について前記検索ラベルに対して文字数を
    条件にいれた短擬音検索を行う第2の短擬音語検索手段
    と、 前記繰り返し擬音語変換手段で変換された文字列を入力
    し、変換された文字列によって、前記検索ラベルに対し
    て完全一致検索を行う第3の完全一致検索手段と、 前記繰り返し擬音語変換手段で変換された文字列を入力
    し、変換された文字列によって、前記検索ラベルに対し
    て部分一致検索を行う第3の部分一致検索手段と、 前記入力文字列から1文字を削除した文字列によって、
    前記音データベースの検索ラベルを検索するマイナスワ
    ン検索手段と、を備え、 前記マイナスワン検索手段が、文字列から1文字を削除
    して新しい文字列を作成する擬音語マイナスワン変換手
    段と、前記擬音語マイナスワン変換手段で作成された文
    字列によって、前記検索ラベルに対して完全一致検索を
    行う第2の完全一致検索手段と、前記擬音語マイナスワ
    ン変換手段で作成された文字列によって、前記検索ラベ
    ルに対して部分一致検索を行う第2の部分一致検索手段
    とから構成されることを特徴とする擬音語を用いた音検
    索システム。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の擬音語を用いた音検
    索システムの前記マイナスワン検索手段が、さらに前記
    繰り返し擬音語変換手段で変換された文字列を入力し、
    前記繰り返し記号が付いた文字列を削除した文字列によ
    って、前記第2の完全一致検索手段を用いて完全一致検
    索を行い、前記第2の部分一致検索手段を用いて部分一
    検索を行うことを特徴とする擬音語を用いた音検索シス
    テム。
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