JP3481497B2 - 綴り言葉に対する複数発音を生成し評価する判断ツリーを利用する方法及び装置 - Google Patents

綴り言葉に対する複数発音を生成し評価する判断ツリーを利用する方法及び装置

Info

Publication number
JP3481497B2
JP3481497B2 JP12171099A JP12171099A JP3481497B2 JP 3481497 B2 JP3481497 B2 JP 3481497B2 JP 12171099 A JP12171099 A JP 12171099A JP 12171099 A JP12171099 A JP 12171099A JP 3481497 B2 JP3481497 B2 JP 3481497B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pronunciation
phoneme
sequence
pronunciations
decision tree
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12171099A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11344990A (ja
Inventor
ローランド・クーン
ジャン−クロード・ジュンカ
マッテオ・コントリーニ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US09/069,308 external-priority patent/US6230131B1/en
Priority claimed from US09/067,764 external-priority patent/US6016471A/en
Priority claimed from US09/070,300 external-priority patent/US6029132A/en
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Publication of JPH11344990A publication Critical patent/JPH11344990A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3481497B2 publication Critical patent/JP3481497B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L13/00Speech synthesis; Text to speech systems
    • G10L13/02Methods for producing synthetic speech; Speech synthesisers
    • G10L13/04Details of speech synthesis systems, e.g. synthesiser structure or memory management
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L13/00Speech synthesis; Text to speech systems
    • G10L13/08Text analysis or generation of parameters for speech synthesis out of text, e.g. grapheme to phoneme translation, prosody generation or stress or intonation determination

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Audiology, Speech & Language Pathology (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Electrically Operated Instructional Devices (AREA)
  • Machine Translation (AREA)
  • Document Processing Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、概略言語処理に係
るものである。本発明は、特に、綴り言葉の発音を生成
するシステムに係るものである。本発明は、音声認識、
音声合成及び辞書編集を含む、様々な適用において、利
用し得る。
【0002】
【発明の背景】発音を伴う綴り言葉は、言語処理の分野
の様々な場面で発生する。音声認識においては、利用前
に、辞書の各用語を音声に転換して認識部を学習(教
育)しなければならない。伝統的に、音声への転換は、
対象である特定言語の音声発音の微細な差異に長けた辞
書編集者により、手作業で生成されている。辞書の各々
の言葉に対して質のよい音声に転換することは、時間の
かかることでありしかも多大なスキルを要することであ
る。言葉の文字綴りを基礎にして言葉を音声に転換し得
る信頼に足るシステムがもしあれば、この労力と特殊な
専門技術の大半は、不要になり得る。そのようなシステ
ムであれば、現存する辞書に目下見当たらない、例えば
地理上の位置と名字のような、言葉を認識し得るよう
に、現行の認識システムを拡張し得る。
【0003】綴り言葉は、音声合成分野でもしばしば登
場する。今日の音声合成器は、デジタル状にサンプルさ
れた音素を辞書から検索しこれら音素を繋げて文章を形
成することにより、テキストを音声に変換する。
【0004】上記の例が示すように、言語処理の音声認
識分野と音声合成分野の両方は、綴り言葉から正確な発
音を生成し得ると、利益を得るものである。しかしなが
ら、このテクノロジーに対する必要性は、言語処理分野
に限定されない。辞書編集者は、今日、主要な世界的言
語の多くに対しかなり大規模で正確な発音辞書を完成さ
せている。しかしながら、質のよい音声表記のない地域
的言語がなお何百と残っている。質のよい音声表記を作
成する作業はこれまでは大半が手作業であったため、表
記しようとしても地域的言語が表記されるには年月がか
かるものである。表記の正確さを評価するためのコンピ
ュータに適合したよい技術があるならば、表記処理は大
きく増進しうる。そのような評価システムは、表記プロ
トタイプ内の発音が不確かである見出し項目を識別する
現存する言語表記集成を用いる。これにより、質の高い
表記を生成するスピードが大きく増進する。
【0005】これまで綴り言葉から発音表記への変換の
試みの多くは、文字そのもののみをあてにしていた。こ
れらの技術は多くの問題を有する。例えば、文字のみか
ら発音を生成する生成部は、Bibleと言う単語を適
切に発音するのが非常に困難である。文字のみのシーケ
ンスを基礎にすると、文字のみからの発音生成システム
は、読みを習う多くの小学1年生のように、その単語を
“ビブル(Bib−l)”と発音しがちである。従来シ
ステムにおける欠点は、多くの言語の発音規則が強要す
る固有のあいまいさにある。例えば、英語には、数百に
のぼる様々な発音規則があり、逐語単位を基礎にして問
題にアプローチすることには困難がありコンピュータを
利用するとコストがかかることになってしまう。
【0006】
【発明の概要】本発明は、問題を異なる角度から眺め
る。本発明は、文字シーケンス判断形成ルールと音素シ
ーケンス判断形成ルールの両方を含む、特別に構築され
た混合判断ツリーを利用する。特に、混合判断ツリー
は、ツリーの内部ノードに配置された一連のイエス・ノ
ー質問を含む。これらの質問には、綴り言葉シーケンス
内の文字やその近接文字に関するものが含まれているこ
ともあり、言葉シーケンス内の音素やその近接音素に関
するものが含まれていることもある。内部ノードは最終
的には、文字シーケンスにより定義される単語を発音す
る際に、所与の文字の音声発音が適切である傾向が最も
あるあたりの確率データを含むリーフ・ノードに繋が
る。
【0007】本発明の発音生成部は、種々の発音の候補
にスコアを付すためにこの混合判断ツリーを利用し、該
ツリーに所与の綴り言葉に対して最も良い発音として最
も相応しい候補を選ばせる。最も良い発音の生成は、文
字のみのツリーが複数の発音候補を生成する第1のステ
ージにて利用される、2つのステージのプロセスである
のが好ましい。それからこれら候補は、最も良い候補を
選択する第2のステージの混合判断ツリーを用いて、ス
コアが付される。
【0008】混合判断ツリーは、2つのステージの発音
生成部内で、利点をもって利用されるが、混合ツリー
は、文字のみの第1のステージの処理を必要としない問
題を解決する場合に有益である。例えば、混合判断ツリ
ーは、言語学者が手作業技術を用いて生成する発音にス
コアを付するのに利用し得る。
【0009】本発明のより完全な理解のために、発明の
目的、利点、参照物が、以下の明細書と添付の図面にお
いて、示されてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の原理を説明するため、図
1の例示の実施形態は、綴られた文字から発音への生成
部を示す。以下においてより十分に説明するが、本発明
の混合判断ツリーは、ここで示される発音生成部だけで
はなく、種々の異なるアプリケーションにて利用するこ
とができる。発音生成部は混合判断ツリー構造に関する
多くの形態と利点を強調するものなので、説明のために
選ばれた。
【0011】発音生成部は、2つのステージを使用す
る。第1のステージは文字のみの判断ツリー10のセッ
トを使用し、第2のステージは混合判断ツリー12のセ
ットを使用する。文字「B−I−B−L−E」のシーケ
ンスのような、入力シーケンス14は、動的プログラミ
ング音素シーケンス生成部16に与えられる。シーケン
ス生成部は文字のみのツリー10を用いて発音リスト1
8を生成し、綴り言葉の入力シーケンスに係る可能性あ
る発音の候補を示す。
【0012】シーケンス生成部はシーケンスの中の各々
の文字を順次調べ、その文字に関係する判断ツリーを利
用して、文字のみのツリーの中に含まれる可能性あるデ
ータを基礎にしてその文字に対する音素発音を選択す
る。
【0013】文字のみの判断ツリーのセットが、アルフ
ァベットの中の個々の文字に対する判断ツリーを含むの
が好ましい。図2は、文字Eに対する文字のみの判断ツ
リーの例を示す。判断ツリーは、(図中に長円形で示さ
れる)複数の内部ノードと(図中に矩形で示される)複
数のリーフノードを含む。個々の内部ノードには、イエ
ス・ノー質問が配置されている。イエス・ノー質問は、
イエスかノーで答えられる質問である。文字のみのツリ
ーでは、これらの質問は、入力シーケンス中の、所与の
文字(このケースでは文字E)と、所与の文字の近接の
文字とに対して向けられている。図2では、関連する質
問に対する答えがイエスかノーかによって、個々の内部
ノードは左か右かに枝分かれる。
【0014】図2では、省略は以下のように用いられ
る。“+1”や“−1”のような質問中の数字は、現在
文字に対するスペル中の相対的位置を示す。例えば、
“+1L==‘R’?”とは、“(現ケースでは文字E
である)現在文字の後の文字はRか?”ということであ
る。省略形CONSとVOWは、文字の種類、即ち子音
と母音を表す。近接文字の欠如即ちヌル文字(null
letter)は、シンボル“−”で示され、該シン
ボルは文字と対応する音素発音とを配列する際にはフィ
ラ(つなぎ)やプレースホルダとして用いられる。シン
ボル#は、単語の境界を示す。
【0015】リーフノードには、可能性ある音素発音
を、特定の音素が所与の文字の適切な発音を示す確率を
表す数値と、関連付ける確率データが配置されている。
例えば、“iy=0.51”という表記は、“このリー
フの音素‘iy’の確率は、0.51である”というこ
とである。空の音素、即ち無音は、シンボル‘−’によ
って表されている。
【0016】(図1の)シーケンス生成部16は、この
ように、リスト18に蓄える1つ又はそれ以上の仮想発
音を構成するため、文字のみの判断ツリーを利用する。
個々の発音は、判断ツリー10を利用して選択された個
別の音素の確率のスコアを結合させて得られた数値スコ
アと関連付けられるのが、好ましい。単語の発音は、可
能性ある結合のマトリックスを構築し、n個の最も相応
しい候補を選択する動的プログラミングを利用すること
により、スコアが付され得る。また一方、n個の最も相
応しい候補は、以下のように、最初に最も相応しい単語
の候補を識別しそれから反復置換を通じて追加候補を生
成することにより、選択し得る。
【0017】最も高い確率のスコアを持つ発音は、(リ
ーフノードを調査することにより識別される)最高スコ
ア音素の各々のスコアを掛け合わせ、さらにこの選択を
最高確率候補又は第1単語候補として用いることによ
り、最初に選ばれる。追加の(n個の最も相応しい)候
補は、リーフノード中の音素データを再び調査し、先に
選択されておらず、最初に選択された音素と最も差のな
い音素を、識別することにより、選ばれる。そしてこの
最小限差異音素は、最初に選択された音素に取って代わ
り、それにより2番目に数値の高い候補を生成する。上
記処理は、n個の最も相応しい候補の所定の数が選ばれ
るまで、反復して繰り返してもよい。リスト18は、ス
コアの降ベキ順に分類されており、従って文字のみの分
析により最も数値が高いと判定された発音がリストの最
初に現れる。
【0018】上記のように、文字のみの分析では、貧弱
な結果しか得られないことがしばしばである。これは、
文字のみの分析では、後続の文字により何の音素が生成
されるかを個々の文字において決定する方法がないから
である。このように、文字のみの分析は、自然な音声で
は実際に生じない、高いスコアの付された発音を生成す
ることがある。例えば、固有名詞のAchilles
は、両方のlを音声表記するah−k−ih−l−l−
iy−zの発音である、という結果になる傾向がある。
自然な音声では、2番目のlは実際には発音せず、ah
−k−ih−l−iy−zとなる。文字のみのツリーを
利用するシーケンス生成部には、自然な音声では決して
生じない単語の発音をふるいにかけるメカニズムがな
い。
【0019】発音システムの第2ステージは、上記の問
題に取り組むものである。混合ツリースコア評価部20
は混合判断ツリー12のセットを利用し、リスト18の
各々の発音の存続可能性を査定する。スコア評価部は、
シーケンス生成部16により個々の文字に割り当てられ
た音素と共に、入力シーケンスの中の各々の文字を順次
調査することにより、機能する。
【0020】文字のみのツリーのセットと同様に、混合
ツリーのセットにはアルファベットの個々の文字に対す
る混合ツリーが備わる。例としての混合ツリーが図3に
示されている。文字のみのツリーと同様に、混合ツリー
には内部ノードとリーフノードが備わる。図3におい
て、内部ノードは長円形で示されリーフノードは矩形で
示される。内部ノードにはそれぞれイエス・ノー質問が
配置され、リーフノードにはそれぞれ、確率データが配
置されている。混合ツリーのツリー構造は、文字のみの
ツリーのツリー構造と類似するが、1つの重要な差異が
ある。混合ツリーの内部ノードは2つの異なる種類の質
問を含むことができる。内部ノードはシーケンス中の所
与の文字について及び近接の文字についての質問を含む
か、またはその文字と関連する音素について及びそのシ
ーケンスに対応する近接の音素についての質問を含む
か、することができる。判断ツリーはこのように、混合
した種類の質問を含むという点で、混合されているもの
である。
【0021】図3で用いられる省略は、いくつか付加さ
れる省略(形)はあるが、図2で用いられるものと同様
である。シンボルLは、文字とその近接文字についての
質問を表す。シンボルPは、音素とその近接音素につい
ての質問を表す。例えば、“+1L==‘D’?”とい
う質問は、“+1の位置の文字は‘D’か?”というこ
とである。省略CONSとSYLは音素の種類で、即ち
子音と音節である。例えば、“+1P==CONS?”
という質問は、“+1の位置の音素は子音か?”という
ことである。リーフノードの数字は、文字のみのツリー
の場合のように、音素の確率を与える。
【0022】混合ツリースコア評価部は混合ツリーの質
問を基礎にして及び混合ツリーのリーフノード内の確率
データを利用して、リスト18内の発音の各々について
再スコアする。発音リストは、リスト22として個々の
スコアと関連させて蓄えてもよい。リスト22は、第1
にリストされた発音が最も高いスコアを備えたものとな
るように降ベキ順に分類してもよい。
【0023】多くの例において、リスト22で最も高い
スコア位置を占める発音は、リスト18で最も高いスコ
ア位置を占める発音とは異なるものである。これは、混
合ツリースコア評価部は、自己一貫性のある音素シーケ
ンスを含まない発音か、さもなくば自然な音声では発生
しない発音を表す発音を、混合ツリー12を利用してふ
るいにかけるために生じる。
【0024】選択部モジュール24は、1つ又はそれ以
上のリストの発音を引き出すために、リスト22にアク
セスしてもよい。典型的には、選択部24は最も高いス
コアの発音を引き出しこれを出力発音26として与え
る。
【0025】上記のように、図1に示された発音生成部
は、本発明の混合ツリーを利用した1つの可能な実施形
態を表すに過ぎない。別の実施形態として示すように、
動的プログラミング音素シーケンス生成部16と、それ
に係る文字のみの判断ツリー10は、所与の綴り単語シ
ーケンスに対する1つの又はそれ以上の発音がすでに利
用しうるようなアプリケーションにおいては、無しで済
まし得る。この状況は、先行して形成された発音辞書が
利用し得る場合に、生じ得る。そのようなケースでは、
混合ツリースコア評価部20は、発音辞書内の見出し項
目にスコアを付し、低スコアである見出し項目を識別
し、よって構築中の辞書内の疑わしい発音にフラグを付
すために、関連する混合ツリー12と共に利用されても
よい。そのようなシステムは、例えば、辞書編集者の作
成のためのツールに組み入れてもよい。
【0026】出力発音、即ちリスト22から選択された
発音は、音声認識のアプリケーションや音声合成のアプ
リケーションの両方のための発音辞書を形成するため
に、用いることができる。音声認識関連では、発音辞書
は、認識部語彙目録内にまだ見当たらない単語に対する
発音を供給することにより、認識部トレーニングフェー
ズの間に用いることができる。合成関連では、発音辞書
は、連結された再生に対する音素音を生成するのに、用
いることができる。システムは、例えば、イーメール・
リーダ、または他のテキストから音声へ変換するアプリ
ケーションの、特色を増大させるのに、用いることがで
きる。
【0027】本発明の混合ツリースコアリングシステム
は、ただ1つの又はリストでの、可能性ある発音が求め
られる、いろいろなアプリケーションで用いることがで
きる。例えば、動的なオンライン辞書では、ユーザは単
語をタイプすると、システムが確率の順で可能性ある発
音のリストを与えてくれる。スコアリングシステムは、
言語習得システムのためのユーザ・フィードバック・ツ
ールとしても、利用することができる。音声認識能力を
備えた言語習得システムは、綴り言葉をディスプレイし
新しい言語のその言葉を発音する際の話者の試みを分析
するのに、利用することができる。そうすると、システ
ムはユーザの発音がその言葉に対しどれだけ相応しいか
又は相応しくないかをユーザに伝えることになる。
【0028】《判断ツリーの生成》文字のみのツリーと
混合ツリーの生成システムが、図4に示される。判断ツ
リー生成システムの中心は、ツリー生成部40である。
ツリー生成部は、システム開発者により供給される所定
のトレーニングデータのセット42に、作用するツリー
生成アルゴリズムを利用する。典型的には、トレーニン
グデータは、周知の固有の単語発音に対応する、配列さ
れた文字と音素の対を含む。トレーニングデータは、図
5に示される配列処理を通じて生成し得る。図5は、例
としての単語BIBLEに施される配列処理を示す。綴
り言葉44とその発音46は、綴り言葉の文字と、対応
する発音の音素とを配列する、動的プログラミング配列
モジュール48に与えられる。示された例において最後
のEは発音しない。文字音素対はそれからデータ42と
して蓄えられる。
【0029】図4に戻ると、ツリー生成部は、3つの付
加的要素と関連して機能する:可能性あるイエス・ノー
質問のセット50と、個々のノードに対し最も相応しい
質問を選択するための、又はノードがリーフノードであ
るべきか否かを決定するためのルールのセット52と、
オーバートレーニングを避けるための剪定方法53であ
る。
【0030】可能性あるイエス・ノー質問のセットは、
文字のみのツリーか又は混合ツリーか、何れが開発され
るかに依存するが、文字質問54と音素質問56を含み
得る。文字のみのツリーを開発するならば、文字質問5
4が利用され、混合ツリーを開発するならば、文字質問
54と音素質問56の両方が利用される。
【0031】目下の好ましい実施形態の個々のノードに
配置する最もよい質問を選択するためのルールは、ジー
ニ(Gini)基準に従うように設計される。他の分割
基準も代わりに用いることができる。分割基準に係るよ
り多くの情報のために、ブライマン、フライドマンその
他(Breiman,Freidman et al)
による“分類及び回帰ツリー(Classificat
ion and Regression Tree
s)”を参照してもよい。本質的には、ジーニ(Gin
i)基準は、可能性あるイエス・ノー質問のセット50
から質問を選択するためと、ノードがいつリーフノード
であるか決定する停止ルールを利用するためとに、用い
られる。ジーニ(Gini)基準は“不純度(impu
rity)”と呼ばれる概念を利用する。不純度は、常
に、非負数である。あらゆる可能なカテゴリを等しい割
合で含むノードには最大限の不純度が備わり、可能なカ
テゴリのただ1つだけを含むノードにはゼロの不純度
(最小限可能値)が備わるというように、不純度はノー
ドに適用される。上記状況を満足する機能は幾つかあ
る。これらはノード内部の個々のカテゴリのカウントに
依拠する。ジーニ(Gini)不純度は以下のように定
義される。Cが、データ項目が属し得るクラスのセット
であり、かつTが現在ツリーノードであるならば、f
(1|T)は、ノードT内の、クラス1に属するトレー
ニングデータ項目の割合であり、f(2|T)は、クラ
ス2に属する項目の割合であると、仮定する。そうする
と、
【数1】 となる。
【0032】例を用いて説明すると、システムは文字
“E”のツリーを形成していると仮定する。該ツリーの
所与のノードTにおいて、例えばシステムは、“E”を
単語中でいかに発音するかについての10例を備えてい
る。これらの例の5つにおいては、“E”は“iy”
(“cheeze”の“ee”の音)と発音される。例
の3つにおいては、“E”は“eh”(“bed”の
“e”の音)と発音される。そして残りの2例では、
“E”は“−”(即ち、“maple”の“e”のよう
に無音)である。
【0033】システムは、10例に適用可能な、可能性
ある2つのイエス・ノー質問、Q1とQ2を考察している
と仮定する。Q1に対し“イエス”と答える項目は、
“iy”の4例と“−”の1例を含む(他の5項目はQ
1に対し“ノー”と答える。)。Q2に対し“イエス”と
答える項目は、“iy”の3例と“eh”の3例を含む
(他の4項目はQ2に対し“ノー”と答える。)。図7
はこれら2ケースを図式的に比較する。
【0034】ジーニ(Gini)基準は、システムがこ
のノードに対し、どの質問、Q1とQ2のどちらを選ぶべ
きかに答える。適切な質問を選択するジーニ(Gin
i)基準とは、親ノードから子ノードに進む際に不純度
の低下が最大になるような質問を見出すことである。こ
の不純度低下ΔTは、ΔI=i(T)−Pyes *i(ye
s)−Pno *i(no)と定義される。ここで、P
yesは、“イエス”子ノードへ進む項目の比率であり、
noは、“ノー”子ノードへ進む項目の比率である。
【0035】ジーニ(Gini)基準を上記例に適用す
る。
【数2】 1に対するΔIは従って、
【数3】i(T)−Pyes(Q1)=1−0.82−0.
2=0.32 i(T)−Pno(Q1)=1−0.22−0.62=0.
56 から、
【数4】ΔI(Q1)=0.62−0.5*0.32−
0.5*0.56=0.18 である。Q2に対しては、
【数5】 i(yes,Q2)=1−0.52−0.52=0.5 i(no,Q2)=(同上)=0.5 から、
【数6】ΔI(Q2)=0.6−(0.6)*(0.5)
−(0.4)*(0.5)=0.12 である。
【0036】このケースでは、Q1が不純度において最
も大きな低下を与える。よってQ2ではなくQ1が選ばれ
る。
【0037】ルールセット52は、あるノードに対し最
も相応しい質問は、親ノードから子ノードへ進む際に最
も大きな不純度低下を生じさせる質問であると、宣言す
る。
【0038】ツリー生成部は、セット50から選ばれた
イエス・ノー質問の判断ツリーを生成するルール52を
適用する。生成部は最適サイズのツリーが生成されるま
でツリーを生成し続ける。ルール52は、ツリーが所定
の大きさにまで生成すればツリーの生成を終らせる停止
ルールセットを含んでいる。好適な実施形態では、ツリ
ーは最終的に求められるよりも、大きいサイズにまで成
長する。すると剪定方法53が、ツリーを望ましい大き
さにまで切り戻すために、利用される。剪定方法は、上
記のリファレンスに記されているブライマン・テクニッ
ク(Breiman technique)を実行す
る。
【0039】このように、ツリー生成部は、可能性ある
イエス・ノー質問のセット50が文字のみの質問のみを
含むのか、音素質問と組み合わさっているのかにより決
定されるのだが、60に概略示される文字のみのツリー
のセットを生成するか、または70に概略示される混合
ツリーのセットを生成する。トレーニング・データの集
積42は、上記のように、文字音素の対を含む。文字の
みのツリーを生成する際には、これらの対のうち文字部
分のみが、内部ノードの配置において用いられる。逆
に、混合ツリーを生成する際には、トレーニングデータ
対の文字と音素の両方の要素が、内部ノードを配置する
ために用いられる。両方の例において、それら対のうち
の音素部分は、リーフ・ノードを配置するために用いら
れる。リーフ・ノード内の音素データに関連する確率デ
ータは、トレーニング・データ集積全体において所与の
音素が所与の文字と配列することの発生の回数をカウン
トすることにより生成される。
【0040】上記方法により生成される、文字から発音
を判断するツリーは、種々の異なる言語処理アプリケー
ションにおいて利用するため、メモリに蓄えることがで
きる。これらのアプリケーションは数も多く変化に富む
が、これらのツリーの性能と長所をよりよく強調するた
めに、次にいくつかの例を示す。
【0041】図6は、綴り言葉の文字シーケンスから発
音を生成するために、文字のみのツリーと混合ツリーの
両方を利用する様子を示す。図示された実施形態は文字
のみのツリー要素と混合ツリー要素を共に利用するが、
他のアプリケーションでは一方の要素のみを用い他の要
素を用いないこともある。図示された実施形態では、文
字のみのツリーのセットは80のメモリに蓄えられ混合
ツリーは82のメモリに蓄えられる。多くのアプリケー
ションでは、アルファベットの個々の文字に対し1つの
ツリーがある。動的プログラミングシーケンス生成部8
4は、文字のみのツリー80を基礎にして88に発音を
生成するために、入力シーケンス86を受けて稼動す
る。本質的に、入力シーケンスの個々の文字は、個別に
考察されるのであり、適切な文字のみのツリーが、該文
字に対し最も相応しい発音を選択するために用いられ
る。前に説明したように、文字のみのツリーはシーケン
ス中の所与の文字と近接の文字とに関する一連のイエス
・ノー質問を行う。シーケンス中の全ての文字について
考察した後、結果としての発音は、シーケンス生成部に
より選択された音素を結びつけることにより生成され
る。
【0042】発音を改良するためには、混合ツリーセッ
ト82を用いることができる。文字のみのツリーは文字
に関する質問のみを行うが、混合ツリーは文字に関する
質問と音素に関する質問も行うことができる。スコアラ
90は、シーケンス生成部84の出力から音素情報を受
け取り得る。この点については、シーケンス生成部84
は、文字のみのツリー80を利用して、複数の異なる発
音を生成することができ、それらの個々の確率スコアを
基礎にしてそれらの発音を分類することができる。この
分類された発音リストは、スコアラ90によるアクセス
に対して、92に蓄えることができる。
【0043】スコアラ90は、シーケンス生成部84に
供給されるのと同じ入力シーケンスを入力として受け取
る。スコアラ90は、文字シーケンスに対し混合ツリー
82の質問を適用し、質問の際にはストア92からのデ
ータを利用して音素の質問に応答する。94における結
果出力は、典型的には、88にて与えられる出力より
も、よりよい発音である。この理由は、混合ツリーは自
然な音声において生じることのない発音を、濾過する傾
向があるからである。例えば、固有名詞のAchill
esは、両方のlを音声表記するah−k−ih−l−
l−iy−zの発音である、という結果になる傾向があ
る。自然な音声では、2番目のlは実際には発音せず、
ah−k−ih−l−iy−zとなる。
【0044】スコアラ生成部90は、96においてn個
の可能性ある発音の分類リストを生成してもよい。個々
の発音に関連するスコアは、発音中の個々の音素に割り
当てられた個別の確率スコアの合成数を表す。これらス
コアは、それ自身、疑わしい発音を識別する必要がある
アプリケーションで用いることができる。例えば、辞書
編集者のチームにより供給された音声転写であれば、混
合ツリーを用いて疑わしい発音を素早く識別してチェッ
クすることができる。
【0045】《文字音声発音生成部》本発明の原理を示
すために、図8の例示形態は、2つのステージからなる
綴り文字発音生成部を示す。より十分に以下に説明する
が、本発明の混合判断ツリーアプローチは、ここで示さ
れる発音生成部だけではなく種々の異なるアプリケーシ
ョンにおいて利用することができる。2つのステージか
らなる発音生成部は混合判断ツリー構造の多くの形態と
利点を強調するので、例示のために選ばれた。
【0046】2つのステージからなる発音生成部は、文
字・シンタックス・コンテクスト・ダイアレクト(方
言)判断ツリー110のセットを利用するのが望ましい
第1のステージ116と、入力シーケンス114を音素
レベルで調査する音素混合判断ツリー112のセットを
利用する第2のステージ120とを含む。文字・シンタ
ックス・コンテクスト・ダイアレクト判断ツリーは、綴
り言葉シーケンスでの文字とその直近の文字を含む質問
(即ち、文字関連質問)を調査する。調査される他の質
問は、特定単語に先行する或いは後続する単語は何か
(即ち、コンテクスト関連質問)、ということである。
調査されるさらに他の質問は、単語が文の内部において
音声の何の部分を備えるかと、他の単語が文内で何のシ
ンタックスを備えるか(即ち、シンタックス関連質
問)、ということである。調査されるそのさらなる他の
質問は、何のダイアレクト(方言)が話されるのが好ま
しいかということである。ユーザはダイアレクト選択デ
バイス150によりどのダイアレクトが話されるかを選
択するのが好ましい。
【0047】本発明の別の実施形態は、文字関連質問
と、言語レベル特性(即ち、シンタックス関連質問か又
はコンテクスト関連質問)のうち少なくとも1つのもの
とを利用することを含む。例えば、1つの実施形態は、
第1のステージに対し文字シンタックス判断ツリーのセ
ットを利用する。別の1つの実施形態は、入力シーケン
スのシンタックスを調査しない文字・コンテクスト・ダ
イアレクト判断ツリーのセットを利用する。
【0048】本発明は一文中に発生する単語に限定され
るのではなく、断片的な文章やフレーズのような、シン
タックスを示す他の言語学上の構造をも含むということ
を、理解すべきである。
【0049】一文の文字シーケンスのような、入力シー
ケンス114は、テキストベース発音生成部116に与
えられる。例えば、入力シーケンス114は次のような
文でよい。“Did you know who re
ad the autobiography?”
【0050】シンタックスデータ115はテキストベー
ス発音生成部116への入力である。この入力は、テキ
ストベース発音生成部116が文字・シンタックス・コ
ンテクスト・ダイアレクト判断ツリー110中に適切に
流す情報を与える。シンタックスデータ115は、入力
シーケンス114において個々の単語が言語の何の要素
を備えるか、を扱う。例えば、上記入力シーケンス例の
“read”という単語は、シンタックス・タガ・ソフ
トウエア・モジュール129により(名詞や形容詞では
なく)動詞の標識が付される。シンタックス・タガ・ソ
フトウエア・テクノロジは、プロジェクト“Xtag”
を遂行中のペンシルバニア大学(Unversity
Pennsylvania)のような機関から入手可能
である。さらに、次のリファレンスはシンタックス・タ
ガ・ソフトウエア・テクノロジを論じる。ジョージ フ
ォスタ(George Foster)、“統計学的辞
書編集あいまい性除去(Statistical Le
xical Disambiguation)”、コン
ピュータサイエンスにおける修士論文(Master
Thesis in Computer Scienc
e)、カナダ・モントリオール・マックギル大学(Mc
Gill University,Montral,C
anada)、1991年11月11日(Novemb
er11,1991)。
【0051】テキストベース発音生成部116は、発音
リスト118を生成するために判断ツリー110を利用
し、綴り言葉入力シーケンスの可能性ある発音候補を提
示する。リスト118の個々の発音(例えば、発音A)
は、個々の単語に如何にストレスを付すかを含んだ入力
シーケンス114の発音を示すのが、好ましい。さら
に、好ましい実施形態では、個々の単語の話される速度
が決定される。
【0052】文章速度計算部ソフトウエアモジュール1
52は、個々の単語をどのくらい速く話すべきかを決定
するために、テキストベース発音生成部116により利
用される。例えば、文章速度計算部152は、文章のコ
ンテクスト(文脈)を調査し、文中の特定の単語が通常
より速く話されるべきか遅く話されるべきかを決定す
る。例えば、文末に感嘆符が付してある文は、感嘆文の
インパクトをよりよく伝えるために、文末より前にある
予め決められた数の単語には通常より短い期間を備える
べきであることを、示唆する速度データを生成する。
【0053】テキストベース発音生成部116は、シー
ケンス中の個々の文字や単語を、その文字又は単語のシ
ンタックス(又は単語のコンテクスト)に関連する判断
ツリーを利用し、判断ツリーに含まれる確率データを基
礎にしてその文字に対する音素発音を選択して、順々に
調査する。判断ツリー110のセットは、アルファベッ
トの個々の文字と関連する言語のシンタックスとに対す
る判断ツリーを、含むのが好ましい。
【0054】図9は、“READ”という単語の中の文
字“E”に対し適用できる文字・シンタックス・コンテ
クスト・ダイアレクト判断ツリー140の例を示す。判
断ツリーは(図中に長円形として示される)複数の内部
ノードと(図中に矩形として示される)複数のリーフ・
ノードを含む。各々の内部ノードにはイエスノー質問が
配置されている。イエスノー質問は、イエス又はノーで
答えられる質問である。文字・シンタックス・コンテク
スト・ダイアレクト判断ツリー140において、これら
の質問は以下のものに向けられたものである。入力シー
ケンス中の所与の文字(例えば、個の場合では文字
“E”)とその近接の文字、又は、文中の単語のシンタ
ックス(例えば、名詞、動詞、他)、又は、文のコンテ
クストとダイアレクト、である。図9においては、関連
する質問に対する答えがイエスかノーかによって個々の
内部ノードは左か右かに枝分かれる。
【0055】第1の内部ノードは、話される方言(ダイ
アレクト)について問い合わせることが好ましい。内部
ノード138はそのような問い合わせを表している。南
部方言(ダイアレクト)が話されるのならば、リーフ・
ノードにて南部ダイアレクトについてより特徴的な音素
値を最終的に生成する南部ダイアレクト判断ツリー13
9にデータが通される。
【0056】図9で用いられている省略は以下の通りで
ある。“+1”や“−1”のような質問中の数字は、現
在文字に対する相対的な綴り中の位置である。シンボル
Lは文字とその近接の文字に関する質問であることを示
す。例えば、“−1L==‘R’or‘L’?”という
質問は、(‘E’である)現在文字の前の文字は‘R’
か又は‘L’か、ということである。‘CONS’と
‘VOW’という省略は、文字のクラスつまり子音と母
音である。シンボル‘#’は単語の境界を示す。‘ta
g(i)’という用語は、i位置の単語のシンタックス
標識に関する質問であることを示し、ここでi=0なら
ば現在単語、i=−1ならば直前の単語、i=+1なら
ば直後の単語、等々である。よって、“tag(0)=
=PRES?”は、“現在単語は、現在形動詞か?”と
いうことである。
【0057】リーフ・ノードは、可能性ある音素発音
を、特定の音素が所与の文字の適正な発音を表す確率を
意味する数値と関連づける、確率データが配置される。
無音素、即ち無音は、シンボル‘−’により表される。
【0058】例えば、現在形動詞“READ”と“LE
AD”の中の“E”は、判断ツリーによりリーフ・ノー
ド142において1.0の確率で適切な発音が割り当て
られる。“read”の過去形(例えば、“Who r
ead a book”)の“E”は、リーフ・ノード
144において0.9の確率で“eh”の発音が割り当
てられる。
【0059】(図8の)判断ツリー110は、コンテク
スト(文脈)関連の質問を含むのが好ましい。例えば、
内部ノードのコンテクスト(文脈)関連の質問は、“y
ou”という単語の前に“did”という単語があるか
どうかを調査することがある。そのようなコンテクスト
(文脈)では、“you”の“y”は、典型的には、口
語的音声では“ja”と発音される。
【0060】本発明は、韻律表示データも生成し、文を
話す際のストレス、ピッチ、抑音又はポーズの相を伝え
る。シンタックス関連の質問は、音素がどのようにスト
レスされ又はピッチを与えられ又は抑音されされるか、
を決定する手助けになる。例えば、(図9の)内部ノー
ド141は、文の最初の単語が例文“who read
a book?”の“who”のような疑問代名詞か
どうかを、問い合わせる。この例では、この例の最初の
単語が疑問代名詞であるから、音素ストレスを伴うリー
フ・ノード144が選択される。リーフ・ノード146
は音素にストレスが付されない他のオプションを示す。
【0061】別の例として、疑問文において、文の最後
の単語の最後の音節の音素に、文の疑問相をより自然に
伝えるように、ピッチマークを付する。さらに別の例で
は、文を話すときの自然なポーズを適応し得る本発明を
含む。本発明は、コンマやピリオドのような、中断に関
する質問を与えることにより、そのようなポーズの詳細
を含む。
【0062】(図8)テキストベース発音生成部116
はこのように、リスト118に蓄えられる1つ又はそれ
以上の発音の仮説を構築するために、判断ツリー110
を利用する。個々の発音は、判断ツリー110を利用し
て選択した個別の音素の確率スコアを結合して得られる
数値スコアと関連付けるのが、好ましい。単語発音は、
可能性ある結合のマトリックスを構築しn個の最も相応
しい候補を選択する動的プログラミングを用いることに
より、スコアが与えられ得る。
【0063】また一方で、n個の最も相応しい候補は、
以下のような、最初最も相応しい言葉の候補を識別し次
に反復置換を通じて追加候補を生成する、置換テクニッ
クを利用して選ばれ得る。最も高い確率スコアを備えた
発音が、(リーフ・ノードを調査することにより識別さ
れる)最も高いスコアの音素のそれぞれのスコアを掛け
合わせ、そしてこの選択を最も相応しい候補即ち第一の
言葉の候補として利用することにより、最初に選ばれ
る。追加の(n個の最も相応しい)候補は、リーフノー
ド中の音素データを再び調査し、先に選択された音素で
はなく、最初に選択された音素と最も差のない音素を、
識別することにより、選ばれる。そしてこの最小限差異
音素は、最初に選択された音素に取って代わり、それに
より2番目に数値の高い候補を生成する。上記処理は、
n個の最も相応しい候補の所定の数が選ばれるまで、反
復して繰り返してもよい。リスト118は、スコアの降
ベキ順に分類されてもよく、従って文字のみの分析によ
り最も相応しいと判定された発音がリストの最初に現れ
る。
【0064】判断ツリー110では、ある程度成功した
結果しか得られないことがしばしばである。これは、こ
れらの判断ツリーでは、後続の文字により何の音素が生
成されるかを個々の文字において決定する方法がないか
らである。このように、判断ツリー110は、自然な音
声では実際に生じない、高いスコアの付された発音を生
成することがある。例えば、固有名詞のAchille
sは、両方のlを音声表記するah−k−ih−l−l
−iy−zの発音である、という結果になる傾向があ
る。自然な音声では、2番目のlは実際には発音せず、
ah−k−ih−l−iy−zとなる。判断ツリー11
0を利用する発音生成部には、自然な音声では決して生
じない単語の発音をふるいにかけるメカニズムがない。
【0065】発音システム108の第2のステージ12
0は、上記の問題に取り組むものである。音素混合ツリ
ースコア評価部120は音素混合判断ツリー112のセ
ットを利用し、リスト118の各々の発音の存続可能性
を査定する。スコア評価部120は、テキストベース発
音生成部116により個々の文字に割り当てられた音素
と共に、入力シーケンス114の中の各々の文字を順次
調査することにより、機能する。
【0066】音素混合ツリースコア評価部120は、音
素混合ツリーの質問112を基礎にして及び混合ツリー
のリーフノード内の確率データを利用して、リスト11
8内の発音の各々について再スコアする。発音リスト
は、リスト122として個々のスコアと関連させて蓄え
てもよい。リスト122は、第1にリストされた発音が
最も高いスコアを備えたものとなるように降ベキ順に分
類してもよい。
【0067】多くの例において、リスト122で最も高
いスコア位置を占める発音は、リスト118で最も高い
スコア位置を占める発音とは異なるものである。これ
は、音素混合ツリースコア評価部120は、自己一貫性
のある音素シーケンスを含まない発音か、さもなくば自
然な音声では発生しない発音を表す発音を、音素混合ツ
リー112を利用してふるいにかけるために生じる。
【0068】好ましい実施形態では、音素混合ツリース
コア評価部120は、リスト122中の発音に対する速
度データを決定するために、文章速度計算部152を利
用する。さらに、評価部120は、ダイアレクト(方
言)に関する質問を調査させ、かつ前述のアプローチと
同様な方法でリーフノードにてストレスや他の韻律局面
を質問により決定させる、音素混合ツリーを利用する。
【0069】選択部モジュール124は、リスト122
中の1つ又はそれ以上の発音を引き出すために、リスト
122にアクセスしてもよい。典型的には、選択部12
4は最も高いスコアの発音を引き出しこれを出力発音1
26に与える。
【0070】上記のように、図8に示された発音生成部
は、本発明の混合ツリーアプローチを利用した1つの可
能な実施形態を表すに過ぎない。別の実施形態におい
て、出力発音、即ちリスト122から選択される発音
は、音声認識のアプリケーションや音声合成のアプリケ
ーションの両方のための発音辞書を形成するために、用
いることができる。音声認識関連では、発音辞書は、認
識部語彙目録内にまだ見当たらない単語に対する発音を
供給することにより、認識部トレーニングフェーズの間
に用いることができる。合成関連では、発音辞書は、連
結された再生に対する音素音を生成するのに、用いるこ
とができる。システムは、例えば、イーメール・リー
ダ、または他のテキストから音声へ変換するアプリケー
ションの、特色を増大させるために、用いることができ
る。
【0071】本発明の混合ツリースコアリングシステム
(即ち、文字、シンタックス、コンテクスト及び音素)
は、ただ1つの又はリストでの、可能性ある発音が求め
られる、いろいろなアプリケーションで用いることがで
きる。例えば、動的なオンライン言語習得システムで
は、ユーザは文をタイプすると、システムが、確率の順
で、その文に対する可能性ある発音のリストを与えてく
れる。スコアリングシステムは、言語習得システムのた
めのユーザ・フィードバック・ツールとしても、利用す
ることができる。音声認識能力を備えた言語習得システ
ムは、綴り文をディスプレイし新しい言語のその文を発
音する際の話者の試みを分析するのに、利用することが
できる。システムはユーザの発音がその文に対しどれだ
け相応しいか又は相応しくないかをユーザに示すことに
なる。
【0072】本発明は現存の適切な形態にて記述された
が、混合ツリー発音システムに対しては多数の適用例が
あることが理解されるものである。従って、本発明は、
添付の請求項が示す発明の精神から離れることなく、一
定の修正や変更は可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の要素とステップを示す、ブロック図
である。
【図2】 文字のみのツリーを示すツリー図である。
【図3】 本発明に係る混合ツリーを示すツリー図であ
る。
【図4】 本発明に係る混合ツリーを生成するための現
存の好ましいシステムを示すブロック図である。
【図5】 配列プロセスを通じてトレーニングデータを
生成する方法を示すフローチャートである。
【図6】 例示の発音生成部内の判断ツリーの利用を示
すブロック図である。
【図7】 ノードを配置する際にどの質問を用いるべき
かを査定するジーニ(Gini)基準の適用を示す。
【図8】 本発明に係る文字から音声への発音生成部の
ブロック図である。
【図9】 文字・シンタックス・コンテクスト・ダイア
レクト混合判断ツリーを示すツリー図である。
【符号の説明】
10・・・文字のみの判断ツリー 12・・・混合判断ツリー 14・・・入力シーケンス 16・・・動的プログラミング音素シーケンス生成部 18・・・発音リスト 20・・・混合ツリースコア評価部 24・・・選択部モジュール 40・・・ツリー生成部 42・・・トレーニングデータ集積 48・・・動的プログラミング配列モジュール 50・・・イエス・ノー質問セット 52・・・ルールセット 53・・・剪定方法 80・・・文字のみのツリーのメモリ 82・・・混合ツリーセットのメモリ 84・・・動的プログラミングシーケンス生成部 86・・・入力シーケンス 90・・・スコアラ生成部 110・・・文字・シンタックス・コンテクスト・ダイ
アレクト判断ツリー 112・・・音素混合判断ツリー 114・・・入力シーケンス 115・・・シンタックスデータ 116・・・テキストベース発音生成部 120・・・音素混合ツリースコア評価部 124・・・選択部モジュール 129・・・シンタックス・タガ・ソフトウエア・モジ
ュール 138・・・内部ノード 140・・・文字・シンタックス・コンテクスト・ダイ
アレクト判断ツリー 141・・・内部ノード 144・・・リーフ・ノード 150・・・ダイアレクト選択デバイス 152・・・文章速度計算部ソフトウエアモジュール
フロントページの続き (72)発明者 マッテオ・コントリーニ アメリカ合衆国93109カリフォルニア州 サンタ・バーバラ、クリフ・ドライブ 821番、ナンバー・ビー−1 (56)参考文献 特開 平9−44191(JP,A) Ove Andersen et a l,Comparison of Tw o Tree−Structured Approaches for Gra pheme to Phoneme C onversion,PROCEEDI NGS ICSLP,1996年10月,vo l.3,1700−1703 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10L 13/08

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め決められたアルファベットから選択
    された入力文字シーケンスに対する少なくとも1つの音
    声発音を生成する装置であって、 上記アルファベットに対応する複数の文字のみの判断ツ
    リーを蓄えるメモリと、 所与のシーケンスの所与の文字及びその近接の文字に関
    するイエス・ノー質問を表す内部ノードを備える上記文
    字のみの判断ツリーと、 上記アルファベットに対応する複数の混合判断ツリーを
    さらに蓄える上記メモリと、 上記所与のシーケンスの所与の文字及びその近接の文字
    に関するイエス・ノー質問を表す第1の複数の内部ノー
    ドと、上記所与のシーケンスの音素及びその近接の音素
    に関するイエス・ノー質問を表す第2の複数の内部ノー
    ドとを備える、上記混合判断ツリーと、 上記所与の文字を複数の音素発音と関連付ける確率デー
    タを示すリーフ・ノードを、さらに備える、上記文字の
    みの判断ツリー及び上記混合判断ツリーと、 上記文字のみの判断ツリーに結合され、入力文字シーケ
    ンスを処理し該入力文字シーケンスに対応する音声発音
    の第1のセットを生成する、音素シーケンス生成部と、 上記混合判断ツリーに結合され、上記第1のセットを処
    理し、上記入力シーケンスの少なくとも1つの音声音素
    を示すスコア付き音声音素の第2のセットを生成する、
    スコア評価部と、を備えることを特徴とする音声発音生
    成装置。
  2. 【請求項2】 上記第2のセットが上記確率データから
    導かれた関連スコアをそれぞれ備える複数の発音を備
    え、さらに本体が、上記第2のセットを受け入れて上記
    関連スコアを基礎にして上記第2のセットから1つの発
    音を選択するように操作し得る発音選択部を備える、請
    求項1の装置。
  3. 【請求項3】 上記音素シーケンス生成部が、所与の入
    力シーケンスに対応して予め決められた数の異なる発音
    を生成する、請求項1の装置。
  4. 【請求項4】 上記音素シーケンス生成部が所与の入力
    シーケンスに対応して予め決められた数の異なる発音を
    生成し、上記確率データに従ってn個の最も相応しい発
    音を示す、請求項1の装置。
  5. 【請求項5】 上記スコア評価部が上記混合判断ツリー
    を基礎にして上記n個の最も相応しい発音に対し再スコ
    アを付する、請求項4の装置。
  6. 【請求項6】 上記シーケンス生成部が、種々の発音を
    示すマトリックスであって、可能性ある音素の組み合わ
    せに関するマトリックスを構築する、請求項1の装置。
  7. 【請求項7】 シーケンス生成部が動的プログラミング
    を用いて上記マトリックスからn個の最も相応しい音素
    の組み合わせを選択する、請求項6の装置。
  8. 【請求項8】 シーケンス生成部が反復置換により上記
    マトリックスからn個の最も相応しい音素の組み合わせ
    を選択する、請求項6の装置。
  9. 【請求項9】 認識部トレーニングのために利用される
    発音辞書を備える音声認識システムをさらに備え、上記
    第2のセットの少なくとも一部分が言葉の綴りを基礎に
    して言葉の発音を供給するために上記辞書を配置する、
    請求項1の装置。
  10. 【請求項10】 言葉の綴りを基礎にして言葉の可聴合
    成発音を生成するため、上記第2のセットの少なくとも
    一部を受け入れる音声システムをさらに備える、請求項
    1の装置。
  11. 【請求項11】 上記音声合成システムがイーメール・
    リーダの中に組み込まれている、請求項10の装置。
  12. 【請求項12】 上記音声合成システムが、可能性ある
    発音が確率順に並ぶリストを与えるため、辞書の中に組
    み込まれている、請求項10の装置。
  13. 【請求項13】 綴り言葉をディスプレイし、上記文字
    のみの判断ツリーと上記混合判断ツリーとのうちの少な
    くとも1つを利用してその言葉を発音する際の話者の試
    みを分析し、話者の発音がその言葉に対しどれだけ相応
    しいかを話者に示す言語習得システムを、さらに含む、
    請求項1の装置。
  14. 【請求項14】 綴りから発音へのデータを処理する方
    法であって、 入力シーケンス内の文字と近傍文字に対するその文字の
    関係とに関するイエス・ノー質問の第1のセットを与え
    るステップと、 入力シーケンス内の音素と近傍音素に対するその音素の
    関係とに関するイエス・ノー質問の第2のセットを与え
    るステップと、 各々が、アルファベットから選択された文字シーケンス
    と音素シーケンスとを含む対の、複数の異なるセットを
    示すトレーニングデータの集成を与えるステップと、 上記第1のセットと第2のセットと上記トレーニングデ
    ータを利用して、各々が複数の内部ノードと複数のリー
    フ・ノードを備える判断ツリーを上記アルファベットの
    少なくとも一部分に対して生成するステップと、 上記内部ノードに上記第1と第2のセットから選択され
    た質問を配置するステップと、 上記リーフ・ノードに、上記アルファベットの上記部分
    を上記トレーニングデータを基礎にして複数の音素発音
    と関連付ける確率データを、配置するステップと、を備
    えることを特徴とする、方法。
  15. 【請求項15】 トレーニングデータの上記集積を、配
    列された文字シーケンス音素シーケンスの対として与え
    るステップを、さらに含む、請求項14の方法。
  16. 【請求項16】 トレーニングデータの集成を与える上
    記ステップが、 上記文字シーケンスにより形成される言葉の発音を表す
    音素シーケンスを含む複数の入力シーケンスを与えるス
    テップと、 上記音素のうちから選択されたものを上記文字のうちか
    ら選択されたものと配列し配列文字音素対を定義するス
    テップとを、さらに含む、請求項14の方法。
  17. 【請求項17】 入力文字列に少なくとも1つの関連す
    る音素発音を供給し、上記判断ツリーを用いて上記確率
    データを基礎にして上記発音にスコアを付するステップ
    を、さらに含む、請求項14の方法。
  18. 【請求項18】 入力文字列に複数の関連する音素発音
    を供給し、上記判断ツリーを用いて上記確率データを基
    礎にして上記複数の発音から1つを選択するステップ
    を、さらに含む、請求項14の方法。
  19. 【請求項19】 単語を示す入力文字列に複数の関連す
    る音素発音を供給し、上記判断ツリーを用いて上記確率
    データを基礎にして上記単語の音声転写を生成するステ
    ップを、さらに含む、請求項14の方法。
  20. 【請求項20】 上記音声転写を用いて音声認識部に関
    連する辞書を配置するステップを、さらに含む、請求項
    19の方法。
  21. 【請求項21】 単語を表す入力文字列に複数の関連す
    る音素発音を供給し、上記判断ツリーを用いて数値スコ
    アを上記複数発音のそれぞれ1つずつに割り当てるステ
    ップを、さらに含む、請求項14の方法。
  22. 【請求項22】 予め決められたアルファベットから選
    択され、予め決められたシンタックスに堅固に固守する
    言葉を形成する、入力文字シーケンスに対する、少なく
    とも1つの音声発音を生成する装置であって、 上記入力シーケンス内の上記言葉のシンタックスを示す
    シンタックスデータを受け取る、入力デバイスと、 上記入力シーケンスの予め決められた特性を示す質問を
    備える複数のテキストベース判断ツリーを蓄える、コン
    ピュータ記憶デバイスと、 上記入力シーケンスに関する文字関連質問を含み、さら
    に、シンタックス関連質問、コンテクスト関連質問、ダ
    イアレクト関連質問若しくはそれらの組合せから構成さ
    れるグループから選択された特性をも含む、上記の予め
    決められた特性と、 上記入力シーケンスの予め決められた特性に関する質問
    を表す内部ノードを備える上記テキストベース判断ツリ
    ーと、 上記文字の各々を複数の音素発音と関連付ける確率デー
    タを示すリーフ・ノードをさらに備える上記テキストベ
    ース判断ツリーと、 上記入力文字シーケンスを処理するために上記テキスト
    ベース判断ツリーと接続され、上記テキストベース判断
    ツリーを基礎にして上記入力文字シーケンスに対応する
    音声発音の第1のセットを生成する、テキストベース発
    音生成部と、を備えることを特徴とする音声発音生成装
    置。
  23. 【請求項23】 上記第1のセットを処理するために上
    記テキストベース発音生成部と接続され、上記入力シー
    ケンスの少なくとも1つの音声発音を示すスコア付き音
    声発音の第2のセットを生成する、音素混合ツリースコ
    ア評価部を、さらに含む、請求項22の装置。
JP12171099A 1998-04-29 1999-04-28 綴り言葉に対する複数発音を生成し評価する判断ツリーを利用する方法及び装置 Expired - Fee Related JP3481497B2 (ja)

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/067764 1998-04-29
US09/069,308 US6230131B1 (en) 1998-04-29 1998-04-29 Method for generating spelling-to-pronunciation decision tree
US09/067,764 US6016471A (en) 1998-04-29 1998-04-29 Method and apparatus using decision trees to generate and score multiple pronunciations for a spelled word
US09/069308 1998-04-29
US09/070300 1998-04-30
US09/070,300 US6029132A (en) 1998-04-30 1998-04-30 Method for letter-to-sound in text-to-speech synthesis

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11344990A JPH11344990A (ja) 1999-12-14
JP3481497B2 true JP3481497B2 (ja) 2003-12-22

Family

ID=27371225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12171099A Expired - Fee Related JP3481497B2 (ja) 1998-04-29 1999-04-28 綴り言葉に対する複数発音を生成し評価する判断ツリーを利用する方法及び装置

Country Status (7)

Country Link
EP (1) EP0953970B1 (ja)
JP (1) JP3481497B2 (ja)
KR (1) KR100509797B1 (ja)
CN (1) CN1118770C (ja)
AT (1) ATE261171T1 (ja)
DE (1) DE69915162D1 (ja)
TW (1) TW422967B (ja)

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE50003260D1 (de) 1999-03-08 2003-09-18 Siemens Ag Verfahren und anordnung zur bestimmung eines repräsentativen lautes
CN1201286C (zh) * 1999-12-23 2005-05-11 英特尔公司 使用基于词汇树的n格拉姆语言模式的执行语音识别的方法
US6684187B1 (en) 2000-06-30 2004-01-27 At&T Corp. Method and system for preselection of suitable units for concatenative speech
US6505158B1 (en) 2000-07-05 2003-01-07 At&T Corp. Synthesis-based pre-selection of suitable units for concatenative speech
AU2000276394A1 (en) * 2000-09-30 2002-04-15 Intel Corporation Method and system for generating and searching an optimal maximum likelihood decision tree for hidden markov model (hmm) based speech recognition
US6718232B2 (en) * 2000-10-13 2004-04-06 Sony Corporation Robot device and behavior control method for robot device
US6845358B2 (en) 2001-01-05 2005-01-18 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Prosody template matching for text-to-speech systems
US20040078191A1 (en) * 2002-10-22 2004-04-22 Nokia Corporation Scalable neural network-based language identification from written text
US7146319B2 (en) * 2003-03-31 2006-12-05 Novauris Technologies Ltd. Phonetically based speech recognition system and method
FI118062B (fi) * 2003-04-30 2007-06-15 Nokia Corp Pienimuistinen päätöspuu
EP1638080B1 (en) * 2004-08-11 2007-10-03 International Business Machines Corporation A text-to-speech system and method
US7558389B2 (en) * 2004-10-01 2009-07-07 At&T Intellectual Property Ii, L.P. Method and system of generating a speech signal with overlayed random frequency signal
GB2428853A (en) 2005-07-22 2007-02-07 Novauris Technologies Ltd Speech recognition application specific dictionary
WO2007016509A1 (en) * 2005-08-01 2007-02-08 Kazuaki Uekawa A system of sound representation and pronunciation techniques for english and other european languages
JP4769223B2 (ja) * 2007-04-26 2011-09-07 旭化成株式会社 テキスト発音記号変換辞書作成装置、認識語彙辞書作成装置、及び音声認識装置
CN101452701B (zh) * 2007-12-05 2011-09-07 株式会社东芝 基于反模型的置信度估计方法及装置
KR101250897B1 (ko) * 2009-08-14 2013-04-04 한국전자통신연구원 전자사전에서 음성인식을 이용한 단어 탐색 장치 및 그 방법
US20110238412A1 (en) * 2010-03-26 2011-09-29 Antoine Ezzat Method for Constructing Pronunciation Dictionaries
CN103650033B (zh) * 2011-06-30 2016-10-26 谷歌公司 使用可变长度语境的语音识别
US9336771B2 (en) 2012-11-01 2016-05-10 Google Inc. Speech recognition using non-parametric models
US9384303B2 (en) * 2013-06-10 2016-07-05 Google Inc. Evaluation of substitution contexts
US9741339B2 (en) * 2013-06-28 2017-08-22 Google Inc. Data driven word pronunciation learning and scoring with crowd sourcing based on the word's phonemes pronunciation scores
JP6234134B2 (ja) * 2013-09-25 2017-11-22 三菱電機株式会社 音声合成装置
US9858922B2 (en) 2014-06-23 2018-01-02 Google Inc. Caching speech recognition scores
US9299347B1 (en) 2014-10-22 2016-03-29 Google Inc. Speech recognition using associative mapping
CN107767858B (zh) * 2017-09-08 2021-05-04 科大讯飞股份有限公司 发音词典生成方法及装置、存储介质、电子设备
CN109376358B (zh) * 2018-10-25 2021-07-16 陈逸天 一种借用历史拼读经验的单词学习方法、装置和电子设备
KR102605159B1 (ko) * 2020-02-11 2023-11-23 주식회사 케이티 음성 인식 서비스를 제공하는 서버, 방법 및 컴퓨터 프로그램
CN117083669A (zh) * 2021-05-28 2023-11-17 微软技术许可有限责任公司 检测和改进单词实时误读的方法和系统

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4852173A (en) * 1987-10-29 1989-07-25 International Business Machines Corporation Design and construction of a binary-tree system for language modelling
EP0562138A1 (en) * 1992-03-25 1993-09-29 International Business Machines Corporation Method and apparatus for the automatic generation of Markov models of new words to be added to a speech recognition vocabulary
KR100355393B1 (ko) * 1995-06-30 2002-12-26 삼성전자 주식회사 음성합성에있어서의음소길이결정방법및음소길이결정트리의학습방법
JP3627299B2 (ja) * 1995-07-19 2005-03-09 ソニー株式会社 音声認識方法及び装置
US5758024A (en) * 1996-06-25 1998-05-26 Microsoft Corporation Method and system for encoding pronunciation prefix trees

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Ove Andersen et al,Comparison of Two Tree−Structured Approaches for Grapheme to Phoneme Conversion,PROCEEDINGS ICSLP,1996年10月,vol.3,1700−1703

Also Published As

Publication number Publication date
CN1233803A (zh) 1999-11-03
DE69915162D1 (de) 2004-04-08
JPH11344990A (ja) 1999-12-14
EP0953970B1 (en) 2004-03-03
TW422967B (en) 2001-02-21
KR19990083555A (ko) 1999-11-25
CN1118770C (zh) 2003-08-20
ATE261171T1 (de) 2004-03-15
EP0953970A2 (en) 1999-11-03
KR100509797B1 (ko) 2005-08-23
EP0953970A3 (en) 2000-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3481497B2 (ja) 綴り言葉に対する複数発音を生成し評価する判断ツリーを利用する方法及び装置
US6029132A (en) Method for letter-to-sound in text-to-speech synthesis
US6363342B2 (en) System for developing word-pronunciation pairs
US6233553B1 (en) Method and system for automatically determining phonetic transcriptions associated with spelled words
Wang et al. Complete recognition of continuous Mandarin speech for Chinese language with very large vocabulary using limited training data
US6910012B2 (en) Method and system for speech recognition using phonetically similar word alternatives
US6016471A (en) Method and apparatus using decision trees to generate and score multiple pronunciations for a spelled word
US6490563B2 (en) Proofreading with text to speech feedback
US6243680B1 (en) Method and apparatus for obtaining a transcription of phrases through text and spoken utterances
US6684187B1 (en) Method and system for preselection of suitable units for concatenative speech
EP1267326B1 (en) Artificial language generation
US6067520A (en) System and method of recognizing continuous mandarin speech utilizing chinese hidden markou models
JP2571857B2 (ja) 入力語の起源の言語群の判定方法及び合成器による音素の発生方法
Watts Unsupervised learning for text-to-speech synthesis
US6711541B1 (en) Technique for developing discriminative sound units for speech recognition and allophone modeling
US20020095289A1 (en) Method and apparatus for identifying prosodic word boundaries
WO2005034082A1 (en) Method for synthesizing speech
JP2008134475A (ja) 入力された音声のアクセントを認識する技術
CN109979257B (zh) 一种基于英语朗读自动打分进行分拆运算精准矫正的方法
US20020198712A1 (en) Artificial language generation and evaluation
EP0562138A1 (en) Method and apparatus for the automatic generation of Markov models of new words to be added to a speech recognition vocabulary
CN111429886B (zh) 一种语音识别方法及系统
Akinwonmi Development of a prosodic read speech syllabic corpus of the Yoruba language
Kominek Tts from zero: Building synthetic voices for new languages
Hendessi et al. A speech synthesizer for Persian text using a neural network with a smooth ergodic HMM

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees