JPH10149364A - 訳語選択装置と記憶媒体 - Google Patents

訳語選択装置と記憶媒体

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JPH10149364A
JPH10149364A JP9212111A JP21211197A JPH10149364A JP H10149364 A JPH10149364 A JP H10149364A JP 9212111 A JP9212111 A JP 9212111A JP 21211197 A JP21211197 A JP 21211197A JP H10149364 A JPH10149364 A JP H10149364A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なった言語間の機械翻訳又は辞書引き支援
システムの訳語選択に於いて、従来専門用語辞書による
方法又は一文単位で処理する訳語選択規則による方法が
あるが、何れに於いても文種や場面に対応した適切な訳
し分けが十分には出来ず、特にキーワードの訳語選択を
誤ると、翻訳の出来上がり品質が大きく低下する。 【解決手段】 辞書データベースを基にした言語間の翻
訳又は辞書引きを支援するコンピュータを利用した訳語
選択装置に於いて、複数の文からなる翻訳対象の文章中
の単語の利用度からキーワードを抽出するキーワード抽
出手段と、単語の多訳語に対する共起語と出現頻度を記
憶する共起データ記憶部と、該共起データ記憶部の内容
に基づいて前記キーワード抽出手段により抽出されたキ
ーワードに対する複数の訳語の中から一つの訳語を選択
する訳語選択手段とを備えることにより課題を解決す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は言語間の機械翻訳又
は辞書引きに於いて、文章中のキーワードに対する訳語
が複数存在、即ち多訳語(多義語)の場合の訳語選択を
適切に行い、意味の通ずる品質の良い訳文を生成する技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】異なった言語間の機械翻訳又は辞書引き
支援システムに於いて、例えば英和にしろ和英にしろ、
過去、多少とも品質の良い訳文を生成するため、種々な
翻訳処理方式が研究・考案されてきたが、元来多様で柔
軟性に富んだ言語間の翻訳を機械(コンピュータ)に試
行させるとなると、どんな分野の文章にも通用するよう
な万能の翻訳システムを構築することは容易なことでは
ない。
【0003】特に訳そうとする文章中のキーワードとな
るような単語の多訳語から不適切な訳語を選択してしま
うと、殆ど意味の分からない又は本来の意味とは全く異
なった文章になってしまう様なことも多々存在し、その
意味でキーワードの訳語選択は、翻訳の出来上がり品質
に大きな影響を与える重要な要素といえる。
【0004】従来より多訳語から適切な訳語を選択する
ための方法として次のような二つの方法が知られてい
る。即ちその一つは、専門用語辞書によるもので、予め
翻訳(辞書引き)対象の分野が分かっているような場合
に適用される方法であり、該当する分野の専門用語辞書
に適切な訳語を予め登録しておくことによって分野固有
の当訳語を優先的に訳出するものである。
【0005】二つ目は、訳語選択規則によるもので、翻
訳(辞書引き)対象文の中で、単語相互間の依存関係を
解析し、修飾語と被修飾語の関係から適切な訳語を選択
する方法で、例えば『ハンドルをきる』という文の場
合、修飾語の『ハンドルを』と、被修飾語の『きる』の
関係から『きる』の英訳語、即ち『CUT 』や『TURN』や
『WEAR』などから適切な訳語として『TURN』を選択する
方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のことから、一般
に専門分野に属する単語の訳語選択には第一の方法で、
又専門分野に分類出来ないタイプの訳語選択には第二の
方法で対処している。
【0007】然るに、実際の訳語選択では上記二つの方
法だけでは不十分であり、専門分野に於いても現在の2
0種類程度の分類では、文種や場面に対応した適切な訳
し分けが十分には出来ず、より一層の分野細分化にも、
消費する膨大な労力などを考慮すると現実的とはいえな
い。
【0008】又、訳語選択規則による方法に於いても、
一文単位で処理されるため、その文の中に十分な訳語選
択の手掛かりがない(前述の単語間の修飾関係が不明
確)場合には、基本辞書のデフォルト訳を出力するしか
なく不適切な訳語になってしまうケースが多いという課
題がある。
【0009】本発明はこのような点にかんがみて、メイ
ン翻訳処理の前処理として一文単位ではなく文章(連続
する複数の文、段落、文書全体等)単位を基本に、文章
を構成する単語から適切なキーワードを抽出し、予め用
意した多量のコーパス(文書の集成)から生成した共起
データベース(単語間の相関の強さを表現したデータベ
ース:以降データベースをDBと略す)を参照しながら
当キーワードに対する適切な訳語を選択する手段を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題は下記の如く
に構成された訳語選択装置によって解決される。図1
は、本発明のシステム構成図である。即ち、辞書データ
ベースを基にした言語間の翻訳又は辞書引きを支援する
コンピュータを利用した訳語選択装置に於いて、複数の
文からなる翻訳対象の文章中の単語の利用度からキーワ
ードを抽出するキーワード抽出手段と、単語の多訳語に
対する共起語と出現頻度を記憶する共起データ記憶部
と、該共起データ記憶部の内容に基づいて前記キーワー
ド抽出手段により抽出されたキーワードに対する複数の
訳語の中から一つの訳語を選択する訳語選択手段とを備
えることにより、専門分野或いはそれ以外の分野の文章
に関する翻訳又は辞書引きに於いて、文章中のキーワー
ドに対し文種や場面に対応した適切な訳し分けが可能と
なり、翻訳の出来上がり品質が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】翻訳前処理部としての本発明のシ
ステム構成図である図1により、先ず全体の処理プロセ
スを説明する。尚、本システムは処理プロセッサ、記憶
装置、該記憶装置上に記憶され該処理プロセッサにより
実行されるプログラム及びその他必要な周辺装置により
構成される。
【0012】又、本発明に於けるコンピュータ処理は、
コンピュータプログラムにより当該コンピュータの主記
憶装置上で実行されるが、このコンピュータプログラム
の提供形態は、当該コンピュータに接続された補助記憶
装置をはじめ、フロッピーディスクやCD−ROM等の
可搬型記憶装置やネットワーク接続された他のコンピュ
ータの主記憶装置及び補助記憶装置等の各記録媒体に格
納されて提供されるもので、このコンピュータプログラ
ムの実行に際しては、当該コンピュータの主記憶装置上
にローディングされ実行されるものである。
【0013】OCRなどから読み込んだ或いはキーボー
ド入力した翻訳又は辞書引き対象のテキスト文章(連続
する複数の文、段落、文書全体等)を翻訳対象入力手段
により指定し、この指定された文章に対して、辞書引き
手段により辞書DB(図2)を参照しながら各単語の出
現頻度をカウントし、単語出現頻度テーブル(図3)に
格納・記憶する。
【0014】次に、予め用意された大量のコーパス(co
rpus: 文書の集成)から生成された単語の一般的な使用
頻度を記憶した単語使用頻度記憶部に当たる単語使用頻
度DB(図3)と、前述の単語出現頻度テーブルの各内
容とから、キーワード抽出手段により各表記語の出現度
合いを表す利用度が求められ、その結果から当文章に於
ける複数のキーワードが抽出・選定される。
【0015】これ等キーワードに対してキーワード訳語
選択手段は、前述の単語使用頻度DBの場合と同様に、
予め用意された大量のコーパス(文書の集成)から生成
された各表記語の訳語に対応した共起語とその出現頻度
を記憶した共起データ記憶部に当たる共起DB(図4)
の内容を参照して、各訳語の適合度を算出することによ
り多訳語中から適切な訳語を選択し、これをキーワード
の訳語としてキーワード辞書に一時登録するように構成
される。尚、ここで共起語とは、或る単語に対し相関関
係にある他の単語を指している。
【0016】当該翻訳前処理に引き続いて実施されるメ
イン翻訳処理に於いては、基本となる前述の辞書DBに
優先して当キーワード辞書の訳語が選択・使用される
が、キーワード辞書は翻訳処理終了と同時に消去され、
別文章の翻訳処理に使用されることはない。
【0017】以下、本発明のシステムの構成要素である
各種データの形式について例示し、説明する。図2は、
辞書引きの基本となる辞書DBの内容であり、表記語
(見出し)、品詞、及び一つ以上の訳語から構成される
一般的な辞書で、同図では英和辞書の例を示しているが
言語は問わない。
【0018】図3は、単語出現頻度テーブル又は単語使
用頻度DBの内容でほぼ同一形式であり、表記語、品
詞、出現(使用)頻度、及びキーワード印から構成され
るが、キーワード印は単語出現頻度テーブルにのみ存在
する項目であり、同図では英文の例を示しているが言語
は問わない。
【0019】図4は、共起DBの内容であり表記語、複
数の訳語、及び訳語毎の一つ以上の共起語(頻度)から
構成されており、共起語の後のカッコ内数字は相関の強
さを示す使用頻度が書かれている。同図では英語の例を
示しているが言語は問わない。
【0020】続いて、これら各種データを使用してキー
ワードの訳語を如何に選択するか、図5のフローチャー
トをもとに説明する。先ず、ステップ50で一文を読み
込み、ステップ51に於いて辞書DBを参照しながら単
語の切れ目を正しく判別し、単語をピックアップする。
ステップ52では、これら単語を図3の単語出現頻度テ
ーブルに書き込むが、同単語の最初の出現である場合に
は新規書き込みとなり、二回目以降の出現の場合には同
テーブルの頻度欄をカウントアップし頻度を累算するこ
とになる。そしてステップ53に於いて指定の全ての文
について処理が完了したか判別し、完了するまでステッ
プ50〜53の処理を繰り返す。
【0021】ステップ53で文脈を持った全ての文につ
いての処理が完了したら、次のステップ54によるキー
ワードの抽出処理に移るが、このキーワードの抽出は次
のような方法で行う。即ち、大規模なコーパス(文書の
集成)から単語の一般的な使用頻度を予めカウントし、
これを単語使用頻度DB(図3)として用意しておき、
この内容と、先に翻訳対象文について単語の出現頻度を
求め記憶している単語出現頻度テーブルとから、各単語
について例えば次のような式により単語i の利用度を求
める。
【0022】 この単語の利用度が所定のしきい値(例えば2)以上の
単語をキーワードとして抽出し、単語出現頻度テーブル
中のキーワード欄に印を付け書き込む。
【0023】図3の単語出現頻度テーブルの例に於いて
は、英語の表記語『order 』、『reserve』、『restau
rant』、『menu』がキーワードとして抽出されている。
続いてステップ55以降に於いて前記抽出した複数のキ
ーワードの訳語を選定するプロセスに入るが、先ずステ
ップ55で単語出現頻度テーブルから一語のキーワード
を取り出し、ステップ56に於いて当該キーワードと一
致する単語が共起DBの表記語中に存在するかチェック
し、存在が確認されるとステップ57に於いて、共起D
B中のキーワードに対応する共起語と一致する他のキー
ワードが単語出現頻度テーブル中に存在するかチェック
する。
【0024】尚、ステップ56、ステップ57のチェッ
クの結果存在しない場合には、チャート上では省略して
いるが、前者(ステップ56)に於いては共起DBに当
キーワードの表記語、訳語、及び共起語を登録、又後者
(ステップ57)に於いては共起DBに当キーワードの
訳語、及び共起語を登録する必要が生ずる。
【0025】次にステップ57に於いて、共起語と一致
する他のキーワードが一つ以上存在する場合には、次の
ステップ58により、一致した共起語に対応する各訳語
の適合度が算出される。即ち、一致した共起語が一つの
場合には共起DB中のその共起語の頻度が適合度とな
る。又一致した共起語が複数で、それ等が同一の訳語に
対応する共起語の場合には、共起DB中のそれ等共起語
の頻度の合計値が適合度となり、それ等複数の共起語
が、別の訳語に対応する共起語の場合には、それぞれの
頻度が適合度となる。尚、ここで適合度とは、コーパス
中に於けるキーワード(表記語)の訳語に対応する共起
語の出現頻度により、キーワード(表記語)の訳語と共
起語の相関の強さを表現した値である。
【0026】この様にしてキーワードの各訳語に対応す
る共起語の適合度が算出される訳であるが、中には複数
の訳語について共起関係が満足される場合も生ずる。そ
こでステップ59では複数訳語についての共起関係が判
定され、複数訳語の共起関係が存在する場合には、ステ
ップ60に於いて前記合計値の適合度も含め、適合度の
最も高い訳語が選択され、又当然のことながら共起関係
が単一の訳語の場合にはその訳語が選択され、これがス
テップ61に於いてキーワード辞書に登録されて一つの
キーワードに対する訳語が選択されたことになる。尚、
この適合度による訳語選択に於いて、適合度にしきい値
を設け、このしきい値以下の適合度の低い訳語について
は、本前処理で選択された訳語は使用せず、前述の基本
となる辞書DB(図2)による訳語選択に従うような処
理とすることも可能である。
【0027】この様な処理が全てのキーワードについて
終了したかステップ62で判定され、未済の場合には最
初のステップ55に戻り、次のキーワードについて同様
な処理が行われる。
【0028】以下、ステップ54に於いてキーワード抽
出が全て終了した後に行われるキーワードの訳語選択に
ついて、図3単語出現頻度テーブル中のキーワードの一
つである『order 』を例に説明する。
【0029】先ず、表記語『order 』をキーとして図4
の共起DB上の表記語『order 』を索引し、次に共起D
B上の各共起語(『shopping』『card』・・など) をキ
ーとして、図3単語出現頻度テーブル中の他のキーワー
ド、即ち『reserve 』、『resutaurant 』や『menu』な
どと同一の共起語がないか検索する。本例では『resuta
urant 』と『menu』という複数の共起語が検索され、い
づれも同一訳語『注文』の共起語であり、適合度は『re
sutaurant 』の頻度(6)と『menu』の頻度(8)の合
計(14)であるが、この場合は同一訳語で一つのため
無条件で『注文』が訳語として選択されることになる。
従ってキーワード辞書には表記語『order 』の訳語は
『注文』として書き込まれて一キーワードについての処
理を終了する。
【0030】図6はこのキーワード辞書の形式例であ
り、メインの翻訳処理に於いては、キーワードに関する
辞書引きに於いて、基本となる辞書DB(図2)に優先
して本キーワード辞書の訳語が選択される。
【0031】次に、訳語選択の中心となる共起DBの構
築方法について説明する。先に掲げた図4の共起DBは
英語の共起DB例であるが、その構築に当たり、ここで
は例えば日本語のコーパス原文をもとに構築する方法を
図7をもとに説明する。
【0032】本例では、複数の文章から共起DBを構築
する場合を想定したフローチャートであり、先ずステッ
プ69に於いて最初の日本語文章を読み込み、その後の
ステップ70〜ステップ74の処理は、当日本語文章に
於けるキーワードの抽出処理であり、前述の図5に於け
る訳語選択処理で説明したステップ50〜ステップ54
の処理と全く同様の処理であるため説明を割愛する。
【0033】ステップ75では、前記単語出現頻度テー
ブル中で抽出された日本語のキーワードを一語取り出
し、ステップ76に於いてこのキーワードをもとに図2
に示した辞書DB形式の和英辞書を引き、該当する英単
語を共起DBの表記語欄にセットすると共に、日本語の
キーワードを共起DBの訳語欄にセットする。尚、キー
ワードに対して複数の英訳語が存在する場合には全ての
英単語を共起DBの表記語欄にセットする。更に、単語
出現頻度テーブル中の他の日本語キーワードについても
同様に和英辞書を引き、該当する英単語を共起DBの共
起語欄にセットしてキーワード一語分の登録が終了す
る。
【0034】ステップ77で、単語出現頻度テーブル中
の全ての日本語キーワードについて登録処理が終わった
か判定され、未済の場合はステップ75へ戻り同様の処
理が繰り返され、全ての日本語キーワードについて終
了、即ち共起DBへの一文章についての登録処理が完了
すると、ステップ78の文章判別で次の文章に対する処
理のためステップ69へ戻る。この様に大量のコーパス
原文から共起DBが自動的に構築出来るため、その労力
削減の効果は極めて大きいと言える。
【0035】この様な方法で構築された共起DBを使用
して、訳語選択は前述の様な所定の規則に従って自動的
に行われるが、この共起DBの内容にもノイズが混入し
ている可能性があり、その意味で完全なものではなくケ
ースにより不適切な翻訳をして仕舞うこともある。
【0036】本発明では、この様なことを極力少なくす
るために、利用者による判断を介入させ、共起DBの内
容を利用する毎に充実して行くような学習手段を備えて
いる。即ちキーワードに対する表記語、複数の訳語、及
び共起語を図8のように表示画面上に表示し、利用者が
適切な訳語を『選択』欄でマウスクリックするなりして
訳語選択を行うものである。この時、同時に共起DBの
内容に対する項目の追加登録の機能を持ち、表示画面上
に訳語が無記入(表記語の初登録時)又は訳語中にフィ
ットするものがない場合には、適切な訳語と単語出現頻
度テーブル中の他のキーワードを共起語として追加登録
し、又、既存の訳語に対応する共起語に対しては単語出
現頻度テーブル中の他のキーワードを共起語として追加
登録、或いは既に存在するキーワードについては当共起
語の頻度にプラス1する様な機能を保持しており、これ
等をフローチャート化したものが図9であるが、ここで
は図5に於いてキーワード抽出処理が済んだ以降の処理
について記述してある。
【0037】即ち、単語出現頻度テーブル上に抽出され
たキーワードからステップ90でキーワードを一語取り
出し、これを表記語とした図8の様な訳語選択/登録画
面をステップ91で表示する。表示内容はキーワード、
訳語の選択欄、訳語、及び共起語(頻度)であり、空白
のカッコ内には必要に応じて新規の登録語がセットされ
ることを意味する。
【0038】次に、ステップ92に於いて、利用者がこ
の訳語選択/登録画面に表示された訳語の中に適切な訳
語が存在するかを判断し、存在しない、即ち共起DBへ
の当該キーワードの初登録時、又は単語出現頻度テーブ
ル上の他のキーワードに適合する共起語が見当たらない
場合、或いは表示されている訳語以外の訳語を登録した
い場合には、ステップ93に於いて適切な訳語、及び他
のキーワードを共起語として新規登録する。
【0039】ステップ92で適切な訳語が存在すれば、
該当する訳語の選択欄をマウスクリックすることによ
り、ステップ94に於いて当訳語の共起語として他のキ
ーワードを新規登録するか、既に登録済の共起語であれ
ばカッコ内の頻度にプラス1してカウンタを更新する。
【0040】ステップ95では、これ等操作により確保
された訳語を前記キーワード辞書に登録した後、ステッ
プ96で最後のキーワードか判定され、全てのキーワー
ドについて同様な処理が繰り返される。
【0041】以上の様な処理を繰り返し行うことによ
り、利用者による共起語も含めた訳語選択の結果が共起
DBに反映されるため利用の都度学習効果が得られ、共
起DBの充実が図られる。
【0042】更に、前記図5で説明したシステムによる
自動的な訳語選択機能とこれ等利用者による共起DBに
対する選択又は追加登録機能とを組み合わせ、前記図8
の画面表示に際し、システムで自動選択した訳語を強調
表示し、利用者が不適切な訳語選択と判断した場合のみ
正解の訳語をマウスクリックして、システムで行った訳
語選択を修正又は追加登録することにより、利用者の負
担を軽減することが可能である。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、メイン翻訳処理の前処理として、文脈を持った
文章単位で適切なキーワードを抽出し、そのキーワード
に対して共起データベースを中心に適切な訳語選択をす
ることによりキーワード辞書を生成し、これをメイン翻
訳処理で優先的に参照することによって、従来にない一
層高品質の機械翻訳(辞書引き)結果が短時間のうちに
得られると同時に、利用する毎に共起データベースの内
容が学習効果により一層充実して行くという好循環が期
待出来、工業的にも著しい効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシステム構成図
【図2】 辞書DBの形式例
【図3】 単語出現頻度テーブル/単語使用頻度DBの
形式例
【図4】 本発明の共起DBの形式例
【図5】 本発明の訳語選択処理のフローチャート
【図6】 キーワード辞書の形式例
【図7】 本発明の共起DB構築方法のフローチャート
【図8】 本発明の利用者による訳語選択/登録画面例
【図9】 本発明の利用者による訳語選択/登録処理の
フローチャート

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 辞書データベースを基にした言語間の翻
    訳又は辞書引きを支援するコンピュータを利用した訳語
    選択装置に於いて、 複数の文からなる翻訳対象の文章中の単語の利用度から
    キーワードを抽出するキーワード抽出手段と、 単語の多訳語に対する共起語と出現頻度を記憶する共起
    データ記憶部と、 該共起データ記憶部の内容に基づいて前記キーワード抽
    出手段により抽出されたキーワードに対する複数の訳語
    の中から一つの訳語を選択する訳語選択手段と、を備え
    たことを特徴とする訳語選択装置。
  2. 【請求項2】 単語の使用頻度を予め記憶した使用頻度
    記憶部を備え、 翻訳対象文章中の単語の使用頻度と、前記使用頻度記憶
    部から求めた該単語の使用頻度の割合が所定のしきい値
    以上の該単語を前記キーワードとすることを特徴とする
    請求項1記載の訳語選択装置。
  3. 【請求項3】 前記共起データ記憶部の内容に於いて、
    前記キーワードの共起語として一つ以上の他のキーワー
    ドが存在し、当該他のキーワードの出現頻度により訳語
    を選択することを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    の訳語選択装置。
  4. 【請求項4】 前記訳語選択手段として、キーワードと
    該多訳語を表示し利用者が訳語を選択することを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の訳語選択装置。
  5. 【請求項5】 前記利用者が選択した訳語に対応する共
    起語を、前記他のキーワードにより更新し、前記共起デ
    ータ記憶部に記憶することを特徴とする請求項4記載の
    訳語選択装置。
  6. 【請求項6】 前記訳語選択手段として、キーワードと
    該多訳語及び共起語を表示し利用者が追加登録した訳語
    及び前記他のキーワードを共起語として共起データ記憶
    部に記憶することを特徴とする請求項1乃至請求項5記
    載の訳語選択装置。
  7. 【請求項7】 コンピュータに、複数の文からなる翻訳
    対象の文章中の単語の利用度からキーワードを抽出する
    キーワード抽出機能と、単語の多訳語に対する共起語と
    出現頻度を記憶する共起データ記憶部の内容に基づい
    て、前記キーワード抽出機能により抽出されたキーワー
    ドに対する複数の訳語の中から一つの訳語を選択する訳
    語選択機能を実現させるためのコンピュータプログラム
    を記憶した記憶媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010072963A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Yahoo Japan Corp 広告入札用語句提案装置、広告入札用語句提案システムおよび広告入札用語句提案方法
JP2012190166A (ja) * 2011-03-09 2012-10-04 Toshiba Corp 翻訳支援装置、翻訳支援方法及びプログラム
JP2014119771A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Ntt Docomo Inc 言語置き換え装置、端末装置、言語置き換え方法、言語置き換えシステム、言語置き換えプログラム

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