JP2014119771A - 言語置き換え装置、端末装置、言語置き換え方法、言語置き換えシステム、言語置き換えプログラム - Google Patents

言語置き換え装置、端末装置、言語置き換え方法、言語置き換えシステム、言語置き換えプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】言語の置き換え結果に関するユーザの利用判断の負荷を低減する。
【解決手段】言語置き換え対象の文章について、置き換え部12により、置き換え前言語から置き換え後言語に置き換える。その置き換え前の文章について、分解部13により、その文章を構成する単語単位に分解する。キーワードとそのキーワードを含む文章が利用された度合いを示す利用度合い情報とを対応付けて記憶する記憶部20に、分解された単語に一致するキーワードが記憶されているか否かをマッチング処理部14で判定する。マッチング処理によって一致するキーワードがあると判定された場合に、そのキーワードに対応する利用度合い情報を、記憶部20から取得する。置き換え結果と、取得された利用度合い情報とを端末装置へ送出し、ユーザに提示することにより、言語の置換結果に関するユーザの利用判断の負荷を低減できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は言語置き換え装置、端末装置、言語置き換え方法、言語置き換えシステム、言語置き換えプログラムに関し、特に入力された文章について言語の置き換えを行う言語置き換え装置、端末装置、言語置き換え方法、言語置き換えシステム、言語置き換えプログラムに関する。
ユーザが用いている端末装置から入力された文章のデータを、インターネットなどのネットワークを介してサーバ装置に送信し、サーバ装置において言語の置換を行った後、その置換結果を端末装置に送り返す、というサービスが知られている(例えば、非特許文献1参照)。
ここで、本明細書において、「言語の置き換え」とは、典型的には、翻訳を指す。翻訳とは、ある言語による語句を、それと同じ意味を示す他の言語による語句に変換することをいう。例えば、入力された日本語の文章を、英語の文章に変換することをいう。なお、本明細書では、同じ国の言語において、標準語を方言に変換する処理や、その逆に変換する処理も、言語の置換に含まれるものとする。
ところで、言語翻訳において、翻訳結果を利用するかどうかはユーザが判断することになる。母国語から母国語以外の言語への翻訳結果はユーザが完全には意味をとることが難しく、また母国語以外の言語から母国語へ翻訳した場合においても本当に正しい文に翻訳されているかはユーザにはわからないことがほとんどである。そのため、翻訳結果の利用判断はユーザにとって負荷となる場合が少なくないと考えられる。
ここで、翻訳に関する技術として、記録された文字列に紐づけた信頼度というパラメータを用いることで翻訳精度を改善する技術がある(例えば、特許文献1参照)。この技術は、原言語の文字列及び翻訳結果の少なくとも一方と信頼度とを対応付けて記憶しておき、翻訳知識データベースの更新を行うものである。
また、翻訳結果の読出し回数を翻訳環境ごと翻訳回数として記憶しておき、この翻訳回数が多い翻訳環境の翻訳を優先して行う技術がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2010−186339号公報 特開2008−26971号公報
"Google翻訳"、[online]、Google、[平成24年11月21日検索]、インターネット<URL:http://translate.google.co.jp/>
しかし、特許文献1に記載の技術は翻訳精度そのものを改善する技術であり、翻訳の精度が向上してもその翻訳結果を採用するか否かについてはユーザが判断することになる。したがって、特許文献1に記載の技術を採用しても、ユーザの利用判断の負荷を低減することはできない。
また、特許文献2に記載の技術は、翻訳にかかる時間の短縮し、ユーザへの応答時間を短縮するものであり、ユーザの利用判断の負荷を低減することはできない。
本発明は上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は言語の置き換え結果に関するユーザの利用判断の負荷を低減できる、言語置き換え装置、端末装置、言語置き換え方法、言語置き換えシステム、言語置き換えプログラムを提供することである。
本発明のある態様による言語置き換え装置は、
言語置き換え対象の文章を受け付ける受付部と、
前記受付部が受け付けた前記文章について、置き換え前言語から置き換え後言語に置き換える置き換え部と、
前記置き換え部による置き換え前の文章について該文章を構成する単語単位に分解する分解部と、
キーワードとそのキーワードを含む文章が利用された度合いを示す利用度合い情報とを対応付けて記憶する記憶部に、前記分解部によって分解された単語に一致するキーワードが記憶されているか否か判定するマッチング処理部と、
前記マッチング処理部によって一致するキーワードがあると判定された場合に、そのキーワードに対応する利用度合い情報を、前記記憶部から取得する利用度合い取得部と、
前記置き換え部による置き換え結果と、前記利用度合い取得部によって取得された利用度合い情報とを送出する送出部と、
を備え、前記送出部から送出された前記置き換え結果および前記利用度合い情報を端末装置において提示するようにしたことを特徴とする。このような構成によれば、言語置き換え結果利用度合い情報をユーザに提示でき、言語の置換結果に関するユーザの利用判断の負荷を低減できる。
上記端末装置から取得した利用状況に基づいて、前記記憶部に記憶されている利用度合い情報を更新する更新部をさらに含んでいてもよい。利用状況に基づいて利用度合い情報を更新することにより、最新の利用度合い情報をユーザに提示できる。
前記分解部によって分解された単語について、品詞を判定する品詞判定部を更に備え、前記品詞判定部によって判定された品詞のうち特定の品詞の単語については、前記マッチング処理部による処理を行わないようにしてもよい。助詞など特定の品詞についてマッチング処理を行わないことにより、言語置き換え処理に必要な時間を短くすることができる。
前記マッチング処理部は、前記分解部によって分解された単語とキーワードとが完全に一致する場合の他、前記単語が属するカテゴリと前記キーワードとが一致する場合も、一致したとみなすようにしてもよい。こうすることにより、単語とキーワードとが完全に一致する場合のみならず、単語が属するカテゴリがキーワードと一致した場合にも言語置き換え結果利用度合い情報をユーザに提示でき、言語の置換結果に関するユーザの利用判断の負荷をより低減できる。
本発明のある態様による端末装置は、
言語置き換え対象の文章を入力するための入力部と、
前記入力部によって入力された、言語置き換え対象の文章を、言語置き換えのために、言語置き換え装置へ送信する送信部と、
前記入力部によって入力された、言語置き換え対象の文章についての置き換え結果と、前記言語置き換え対象の文章に含まれているキーワードを含む文章が利用された度合いを示す利用度合い情報とを前記言語置き換え装置から受信する受信部と、
前記受信部が受信した、前記置き換え結果および前記利用度合い情報を提示する提示部と、
前記置き換え結果についての利用状況を取得する利用状況取得部と、
前記利用状況取得部が取得した利用状況を送信する利用状況送信部と、
を備え、
キーワードとそのキーワードを含む文章が利用された度合いを示す利用度合い情報とを対応付けて記憶する記憶部に記憶されている、前記利用度合い情報を、前記利用状況送信部によって送信される利用状況に基づいて更新するようにしたことを特徴とする。このような構成によれば、言語置き換え結果利用度合い情報をユーザに提示でき、言語の置換結果に関するユーザの利用判断の負荷を低減できる。
本発明のある態様による言語置き換え方法は、言語置き換え対象の文章を受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップにおいて受け付けた前記文章について、置き換え前言語から置き換え後言語に置き換える置き換えステップと、
前記置き換えステップによる置き換え前の文章について該文章を構成する単語単位に分解する分解ステップと、
キーワードとそのキーワードを含む文章が利用された度合いを示す利用度合い情報とを対応付けて記憶する記憶部に、前記分解ステップによって分解された単語に一致するキーワードが記憶されているか否か判定するマッチング処理ステップと、
前記マッチング処理ステップによって一致するキーワードがあると判定された場合に、そのキーワードに対応する利用度合い情報を、前記記憶部から取得する利用度合い取得ステップと、
前記置き換えステップによる置き換え結果と、前記利用度合い取得ステップとによって取得された利用度合い情報とを送出する送出ステップと、
を備え、前記送出ステップにおいて送出された前記置き換え結果および前記利用度合い情報を端末装置において提示するようにしたことを特徴とする。このような方法によれば、言語置き換え結果利用度合い情報をユーザに提示でき、言語の置換結果に関するユーザの利用判断の負荷を低減できる。
上記端末装置から取得した利用状況に基づいて、前記記憶部に記憶されている利用度合い情報を更新する更新ステップをさらに含んでもよい。利用状況に基づいて利用度合い情報を更新することにより、最新の利用度合い情報をユーザに提示できる。
前記分解ステップにおいて分解された単語について、品詞を判定する品詞判定ステップを更に備え、前記品詞判定ステップにおいて判定された品詞のうち特定の品詞の単語については、前記マッチング処理ステップによる処理を行わないようにしてもよい。助詞など特定の品詞についてマッチング処理を行わないことにより、言語置き換え処理に必要な時間を短くすることができる。
前記マッチング処理ステップにおいては、前記分解ステップにおいて分解された単語とキーワードとが完全に一致する場合の他、前記単語が属するカテゴリと前記キーワードとが一致する場合も、一致したとみなすようにしてもよい。こうすることにより、単語とキーワードとが完全に一致する場合のみならず、単語が属するカテゴリがキーワードと一致した場合にも言語置き換え結果利用度合い情報をユーザに提示でき、言語の置換結果に関するユーザの利用判断の負荷をより低減できる。
本発明のある態様による言語置き換えシステムは、
言語置き換え対象の文章を受け付ける受付部と、
前記受付部が受け付けた前記文章について、置き換え前言語から置き換え後言語に置き換える置き換え部と、
前記置き換え部による置き換え前の文章について該文章を構成する単語単位に分解する分解部と、
キーワードとそのキーワードを含む文章が利用された度合いを示す利用度合い情報とを対応付けて記憶する記憶部に、前記分解部によって分解された単語に一致するキーワードが記憶されているか否か判定するマッチング処理部と、
前記マッチング処理部によって一致するキーワードがあると判定された場合に、そのキーワードに対応する利用度合い情報を、前記記憶部から取得する利用度合い取得部と、
前記置き換え部による置き換え結果と、前記利用度合い取得部によって取得された利用度合い情報とを送出する送出部と、
を備える言語置き換え装置と、
言語置き換え対象の文章を入力するための入力部と、
前記入力部によって入力された、言語置き換え対象の文章を、言語置き換えのために、前記言語置き換え装置へ送信する送信部と、
前記入力部によって入力された、言語置き換え対象の文章についての置き換え結果と、前記言語置き換え対象の文章に含まれているキーワードを含む文章が利用された度合いを示す利用度合い情報とを前記言語置き換え装置から受信する受信部と、
前記送出部から送出され、前記受信部が受信した、前記置き換え結果および前記利用度合い情報を提示する提示部と、
前記置き換え結果についての利用状況を取得する利用状況取得部と、
前記利用状況取得部が取得した利用状況を送信する利用状況送信部と、
を備えた端末装置と、
を含むことを特徴とする。このような構成によれば、言語置き換え結果利用度合い情報をユーザに提示でき、言語の置換結果に関するユーザの利用判断の負荷を低減できる。
本発明のある態様による言語置き換えプログラムは、
コンピュータを、
言語置き換え対象の文章を受け付ける受付部、
前記受付部が受け付けた前記文章について、置き換え前言語から置き換え後言語に置き換える置き換え部、
前記置き換え部による置き換え前の文章について該文章を構成する単語単位に分解する分解部、
キーワードとそのキーワードを含む文章が利用された度合いを示す利用度合い情報とを対応付けて記憶する記憶部に、前記分解部によって分解された単語に一致するキーワードが記憶されているか否か判定するマッチング処理部、
前記マッチング処理部によって一致するキーワードがあると判定された場合に、そのキーワードに対応する利用度合い情報を、前記記憶部から取得する利用度合い取得部、
前記置き換え部による置き換え結果と、前記利用度合い取得部によって取得された利用度合い情報とを送出する送出部、
として機能させ、前記送出部から送出された前記置き換え結果および前記利用度合い情報を端末装置において提示するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、言語置き換え結果の、他ユーザの利用度合い情報をユーザに提示することにより、言語の置換結果に関するユーザの利用判断の負荷を低減することができる。
本発明による言語置き換えシステムの基本構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る言語置き換えシステムに用いる言語置き換装置の構成を示すブロック図である。 本発明による言語置き換えシステムに用いる端末装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態にかかる端末装置における画面表示例を示す図である。 図2の言語置き換え装置に用いる記憶装置の記憶内容の例を示す図である。 図2の言語置き換え装置の動作を示すフローチャートである。 図3の端末装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る言語置き換えシステムに用いる言語置き換装置の構成を示すブロック図である。 図8の言語置き換え装置の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において参照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によって示されている。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による言語置き換えシステムの構成例を示すブロック図である。同図を参照すると、言語置き換えシステムは、言語置き換え装置10と、複数の端末装置30−1、30−2…(以下、端末装置30−Nと表記することがある)とを備えている。言語置き換え装置10と、端末装置30−Nとは、有線または無線のネットワークを介して接続され、相互にデータの授受が可能であるように構成されている。
言語置き換え装置10は、端末装置30−Nから送信されてくる文章について、言語の置き換えを行い、その置き換え結果と、置き換え結果についての利用度合い情報とを返信する機能を有している。
端末装置30−Nは、例えば、周知のスマートフォン端末装置、フィーチャーフォン端末装置、タブレット端末装置、ノート型PC装置、デスクトップ型PC装置などが該当する。すなわち、これらの装置を利用することによって、ユーザは、本システムを利用することができる。
(言語置き換え装置の構成)
第1実施形態による言語置き換え装置について、図2を参照して説明する。図2において、第1実施形態による言語置き換え装置は、受付部11と、置き換え部12と、分解部13と、マッチング処理部14と、利用度合い取得部15と、送出部16と、更新部17と、記憶部20とを備えている。
受付部11は、言語置き換え対象の文章と、言語置き換え前の言語名を指す置き換え前言語名と、言語置き換え後の言語名を指す置き換え後言語名と、を受け付ける機能を有している。
置き換え部12は、受付部11が受け付けた文章について、置き換え前言語から置き換え後言語に置き換える機能を有している。例えば、日本語の文章を、同じ意味を有する、英語の文章に置き換える機能を有している。言語の置き換え処理は、周知の言語置き換えエンジン(例えば、翻訳エンジン)を利用して行う。
分解部13は、置き換え部12による置き換え前の文章について、その文章を構成する単語単位に分解する機能を有している。分解部13は、例えば、周知の形態素解析を実施し、置き換え部12にて置き換え前の文を単語単位に分解する。形態素解析とは、自然言語で書かれた文を、形態素(言語で意味を持つ最小単位)に分割する技術である。例えば、日本語の文章「今日は晴れですね。」を、「今日」、「は」、「晴れ」、「です」、「ね」に分割する。形態素解析は周知技術であるため、詳細な説明は省略する。
記憶部20は、キーワードとそのキーワードを含む文章が利用された度合いを示す利用度合い情報とを対応付けて記憶する機能を有している。利用度合い情報とは、ある単語についての置き換え回数のうち、ユーザ(特定のユーザか不特定のユーザか問わない)が利用した回数(利用回数)の割り合いを指す。置き換え回数は、後述するマッチング処理部14によって一致するキーワードがあると判定された回数である。一方、置き換え結果の利用回数は、例えば、ユーザが、特定の操作を行った回数である。典型的な例は、表示画面の操作ボタンが表示されている領域にマウスカーソルを合わせた状態で、マウスボタンをクリックした回数や、タッチパネルのその領域をタップした回数、である。
マッチング処理部14は、記憶部20に、分解部13によって分解された単語(つまり、置き換え前の単語を分解したもの)に一致するキーワードが記憶されているか否か判定する機能を有している。
利用度合い取得部15は、マッチング処理部14によって一致するキーワードがあると判定された場合に、そのキーワードに対応する利用度合い情報を、記憶部20から取得する機能を有している。マッチング処理部14によるマッチング処理の結果、記憶部20に記憶されているキーワードに、言語置き換え前の単語と一致するものがあった場合、利用度合い取得部15は、そのキーワードに対応する、言語置き換え結果の利用度合い情報を、記憶部20から取得する。
送出部16は、置き換え部12による置き換え結果と、利用度合い取得部15によって取得された利用度合い情報とを送出する機能を有している。送出部16から送出された、置き換え結果および利用度合い情報は、端末装置によって受信され、後述するように、端末装置において提示される。
更新部17は、端末装置から取得した利用状況に基づいて、記憶部20に記憶されている、各キーワードの利用度合い情報を更新する機能を有している。上記したように記憶部20には、キーワードとそのキーワードを含む文章の利用度合い情報とが対応付けられて記憶されているため、更新部17は、各単語に一致するキーワードに対応する、そのキーワードを含む文章の利用度合い情報を書き換える。利用状況に基づいて利用度合い情報を更新することにより、最新の利用度合い情報をユーザに提示できる。
各単語についての置き換え回数、および、利用回数が記憶部20に記憶されている場合、更新部17は、置き換え回数および、利用回数、を更新することによって、利用度合い情報(すなわち、利用回数÷置き換え回数)を更新すればよい。各単語についての利用度合い情報が記憶部20に記憶されている場合、更新部17は、利用度合い情報そのものを更新すればよい。
(端末装置の構成)
第1実施形態による言語置き換えシステムにおいて用いられる端末装置について、図3を参照して説明する。図3において、端末装置は、入力部31と、送信部32と、受信部33と、提示部34と、利用状況取得部35と、利用状況送信部36とを備えている。
入力部31は、言語置き換え対象の文章を入力するための機能を有している。文章の入力方式は、図示せぬキー操作による入力、タッチパネル操作による入力、音声認識による入力など、いずれの入力方式であってもよい。
送信部32は、入力部31によって入力された、言語置き換え対象の文章を、言語置き換えのために、言語置き換え装置10へ送信する機能を有している。
受信部33は、入力部31によって入力された、言語置き換え対象の文章についての置き換え結果と、言語置き換え対象の文章に含まれているキーワードを含む文章が利用された度合いを示す利用度合い情報とを、言語置き換え装置10から受信する機能を有している。
提示部34は、受信部33が受信した、置き換え結果および利用度合い情報を提示する機能を有している。提示部34による提示は、例えば、端末装置に設けられている表示部の画面表示によって行う。画面表示例については、後述する。
利用状況取得部35は、置き換え結果についての利用状況を取得する機能を有している。
利用状況送信部36は、利用状況取得部35が取得した利用状況を、言語置き換え装置10へ送信する機能を有している。言語置き換え装置10へ送信することによって、記憶部20に記憶されている利用度合い情報を、利用状況送信部36によって送信される利用状況に基づいて更新する。
(端末装置での表示例)
端末装置において、画面に表示することによってユーザへの提示を行う場合の例について図4を参照して説明する。図4は、端末装置における画面表示例を示す図である。
図4を参照すると、端末装置の提示部34には、表示領域34a、34bが設けられている。図4中の上側の表示領域34aには、言語置き換え前の文章が表示される。本例では、日本語で「今日は晴れですね。明日も晴れるといいですね。」と表示されている。
一方、図4中の下側の表示領域34bには、言語置き換え後の文章が表示される。本例では、英語で「It is sunny today.」と表示されている。
さらに、表示領域34aには、「今日は晴れですね。」の部分に下線が付されており、その部分についての利用度合いに関する吹き出し部34iが表示されている。この吹き出し部34iには、本例では、「『晴れ』を含む文は、100回中90回利用されています。」と表示されている。この吹き出し部34iの表示内容をユーザが見て確認することにより、他のユーザの利用度合いを参考にして、言語置き換え結果の利用判断が可能である。このため、言語置き換え結果に関するユーザの利用判断の負荷を低減することができる。
なお、「明日も晴れるといいですね。」の部分をクリックまたはタップすることにより、英語で「I hope the weather will clear up tomorrow.」などと表示され、これについても、利用度合いに関する吹き出し部が表示される。
ところで、言語置き換え結果である翻訳回数「100」と、利用回数「90」とを用いて、パーセント表示してもよい。すなわち、本例では、90÷100×100=90%であるので、「90%」と表示してもよい。
なお、利用度合い情報については、画面に表示して提示する場合に限らず、画面表示内容の一部を、図示せぬスピーカーから音声出力することによって、ユーザに提示してもよい。
さらに、図4を参照すると、下側の表示領域34bの下方に、利用状況を入力するための操作部に相当する表示領域34c〜34hが表示されている。これらの表示領域は、ユーザによる、言語置き換え結果の利用を促し、その利用状況を言語置き換え装置へ送信するために設けられている。つまり、これらの表示領域34c〜34hは、置き換え結果についての利用状況を取得する利用状況取得部として機能する。
表示領域34cには「連携」、表示領域34dには「拡大」、表示領域34eには「音声」、表示領域34fには「印刷」、表示領域34gには「コピー」、表示領域34hには「理解できない」、とそれぞれ表示されている。
表示領域34cの「連携」は、翻訳結果を、他のアプリケーションソフトウェアへの入力等に利用した場合に操作するために用意されたボタンである。例えば、メールソフトにおいて、メール作成に利用するための操作を行った場合、である。
表示領域34dの「拡大」は、翻訳結果の画面表示を拡大するための操作を行った場合に操作するために用意されたボタンである。表示領域34eの「音声」は、翻訳結果について、読み上げ処理を行わせて音声出力させる操作を行った場合に操作するために用意されたボタンである。表示領域34fの「印刷」は、翻訳結果について、紙などの媒体への印刷出力させる操作を行った場合に操作するために用意されたボタンである。表示領域34gの「コピー」は、翻訳結果について、コピー操作を行った場合に操作するために用意されたボタンである。
以上の表示領域34c〜34gの少なくとも1つが操作された場合、翻訳結果を利用した、とみなし、端末装置の利用状況送信部36は、置き換え結果を利用したことを示す利用状況を、言語置き換え装置へ送信する。なお、周知の「いいね」ボタンを設けておき、その部分がクリックされた場合に、翻訳結果が利用された、と判定してもよい。
一方、表示領域34hの「理解できない」は、翻訳結果を利用しなかった場合に操作するために用意されたボタンである。ユーザがいずれのボタンも操作しなかった場合(クリックされなかった場合)には、翻訳結果を利用しなかった、とみなしてもよい。翻訳結果を利用しなかった場合、そのことを利用状況として言語置き換え装置へ送信してもよいし、その場合には言語置き換え装置へ何も送信しないこととしてもよい。
ところで、本システムでは、ユーザによる翻訳結果の利用回数(または利用しなかった回数)を取得することが重要である。このため、ユーザがいずれかのボタンを操作するように促すことが望ましい。これを実現するため、ボタン操作を促すメッセージを、表示領域34aまたは34bに表示するようにしてもよい。このメッセージは、例えば、「いずれかのボタンをクリックして下さい。」または「いずれかのボタンをタップして下さい。」である。
(データベースの例)
記憶部20に記憶されているデータベースの例について、図5を参照して説明する。図5を参照すると、記憶部に記憶されているデータベースは、「キーワード」について、「翻訳回数」、「利用回数」および「利用率」を対応付ける構成になっている。本例では、「キーワード」は、「レストラン」、「仕事」、「旅行」、「遊ぶ」、「寿司」、「契約」、「会議」、「晴れ」であり、これらの「キーワード」それぞれについて、「翻訳回数」、「利用回数」、「利用率」、の各数値が対応付けられている。本例では、言語の置き換えが翻訳である場合について説明する。
「翻訳回数」は、そのキーワードを含む文章を翻訳した回数である。
「利用回数」は、そのキーワードを含む文章が利用された回数である。
「利用率」は、利用回数を翻訳回数で除算した値であり、利用度合い情報の一例である。この利用率は、端末装置30−Nから送信されてくる利用状況に基づいて、その値が更新される。複数の端末装置から利用状況が送信されてくることにより、複数のユーザ総体による、言語置き換え結果がデータベースに反映されることになる。
ところで、記憶部20に記憶されているデータベースのキーワードと、分解部13によって分解された単語とのマッチング処理を行う際、分解部13によって分解された単語と完全に一致する場合の他、その単語の属するカテゴリが一致する場合に、キーワードと一致したと判定してもよい。例えば、分解された単語が「晴れ」、「快晴」、「雨」、「雪」である場合、これらの単語は「天気」というカテゴリであり、この「天気」に一致するキーワードが記憶部20に記憶されている場合に、キーワードと一致したと判定する。
なお、必要であれば、分解部によって分解された単語について、周知の類義語変換を行い、その変換後の単語についてキーワードとのマッチング処理を行うようにしてもよい。
(言語置き換えシステムの動作)
続いて、第1実施形態にかかる言語置き換えシステムの動作について、図6および図7を参照して説明する。図6は、本実施形態にかかる言語置き換え装置の動作を示すフローチャートであり、図7は、本実施形態にかかる端末装置の動作を示すフローチャートである。
最初に、図7を参照すると、端末装置30−Nの入力部31において、置き換え前の言語名を指す置き換え前言語名と置き換え後の言語名を指す置き換え後言語名とを選択し(図7のステップS301)、置き換え前の言語の文章(つまり原文)を入力する(図7のステップS302)。そして、端末装置30−Nの送信部32から、置き換え前言語名と、置き換え後言語名と、置き換え前の言語の文章とを言語置き換え装置10へ送信する(図7のステップS303)。
次に、図6を参照すると、言語置き換え装置10の受付部11は、置き換え前言語名と、置き換え後言語名と、置き換え前の言語の文章とを受信する(図6のステップS101)。言語置き換え装置10の置き換え部12は、受付部11が受信した、置き換え前の言語の文章について、置き換え前言語名によって指定された言語から、置き換え後言語名によって指定された言語への置き換えを実施する(図6のステップS102)。
また、分解部13にて、置き換え前の言語(つまり、元の言語)の文章について形態素解析を実施し、置き換え前の文を、それを構成する単語に分解する(図6のステップS103)。
次に、言語置き換え装置10では、マッチング処理部14および利用度合い取得部15によって、以下の処理を繰り返す(図6のステップS104、S105)。すなわち、マッチング処理部14によって、分解部13による分解後の単語に一致するキーワードが記憶部20内に存在するかどうかのマッチング処理を行い、一致するキーワードが存在する場合はそのキーワードに対応する利用度合い情報を利用度合い取得部15が取得し、置き換え前の単語と置き換え結果の利用度合い情報とを対応付ける(図6のステップS104、S105)。
言語置き換え装置10では、分解部13による分解後の単語全てについて、上記のマッチング処理などが完了すると、送出部16により、置き換え部12による置き換え結果と、利用度合い取得部15が取得した利用度合い情報とを送信する(図6のステップS106)。また、分解後の単語に一致するキーワードについては、更新部17により、記憶部20内の、そのキーワードに対応する利用度合い情報を更新する(図6のステップS107)。
図7に戻り、端末装置30−Nでは、受信部33により、置き換え結果と利用度合い情報とを受信する(図7のステップS304)。そして、端末装置30−Nでは、提示部34により、置き換え結果と置き換え結果の利用度合い情報とを表示する(図7のステップS305)。
次に、端末装置30−Nでは、利用状況取得部35によって置き換え結果についての利用状況を取得した場合、その利用状況を言語置き換え装置10へ送信する(図7のステップS306のYes、S307)。利用状況取得部35によって置き換え結果についての利用状況を取得していない場合または利用していない場合は、そのまま処理は終了となる(図7のステップS306のNo)。
図6に戻り、言語置き換え装置10において、受付部11が置き換え結果についての利用状況を受信すると(図6のステップS108)、更新部17が、記憶部20に記憶されている置き換え結果の利用回数を更新する(図6のステップS109)。
以上の処理により、言語置き換え結果の利用度合い情報をユーザに提示することにより、言語の置換結果に関するユーザの利用判断の負荷を低減できる。また、利用状況に基づいて利用度合い情報を更新することにより、最新の利用度合い情報をユーザに提示できる。
ところで、言語置き換え対象の文章を構成する単語のうち、助詞については、利用度合いを提示するのはあまり意味がない、と考えられる。そこで、以下に説明する第2実施形態では、助詞など特定の品詞についてマッチング処理を行わないようにする。
(第2実施形態)
本発明による翻訳システムの第2実施形態の構成について図8を参照して説明する。上記の第1実施形態では、文章に含まれている(文章を構成する)単語すべてを処理対象とする。文章を単語単位に切り出し、単語すべてについてデータベースに対応するものがあるかどうか判断する。
一方、第2実施形態では、文章に含まれている(文章を構成する)単語の品詞を先に判定し(品詞についてフィルタリングし)、その後、対応するものがデータベースにあるかどうか判断する。例えば、名詞および動詞だけを処理対象にする一方で、助詞を処理対象としない、という処理を行う。
図8に示すように、第2実施形態による翻訳システムに用いる言語置き換え装置10’は、第1実施形態の構成に、品詞判定部18を追加した構成である。その他の各部の構成については、第1実施形態の場合と同様であるため、詳細な説明は省略する。
品詞判定部18は、分解部13によって分解された単語について、品詞を判定する機能を有している。そして、この品詞判定部18によって判定された品詞のうち特定の品詞の単語については、マッチング処理部14による処理を行わないようにする。なお、処理対象の品詞の種類を、ユーザが設定できるようにしてもよい。
続いて、第2実施形態にかかる言語置き換えシステムの動作について説明する。端末装置の動作は、図7を参照してすでに説明したとおりである。図9は、第2実施形態にかかる言語置き換え装置10’の動作を示すフローチャートである。
図9において、第2実施形態にかかる言語置き換え装置10’の動作が、図5を参照して説明した第1実施形態の場合と異なる点は、ステップS104aにおいて、分解部13によって分解された単語すべてを処理対象とするのではなく、助詞など特定の品詞を処理対象とする点である。すなわち、分解部13は、言語置き換え対象の文章について、形態素解析を実施し、置き換え前の文を単語へと分解を行い、品詞を判定する(図9のステップS103a)。そして、分解部13による分解後の単語のうち、処理対象である品詞全てについて、マッチング処理などが完了するまで処理を繰り返す(図9のステップS104a、S105)。
言語置き換え装置10では、分解部13による分解後の単語のうち特定の品詞全てについて、上記のマッチング処理などが完了すると、送出部16により、置き換え部12による置き換え結果と、利用度合い取得部15が取得した利用度合い情報とを送信する(図9のステップS106)。その他の処理は、第1実施形態の場合と同様である。
以上のように、第2実施形態では品詞判定部18を追加して設け、助詞など特定の品詞についてマッチング処理を行わないことにより、言語置き換え処理に必要な時間を短くすることができる。
(応用例)
(1)上記の第1実施形態および第2実施形態においては、言語置き換え装置10、10’の内部に記憶部20が設けられている場合について説明したが、記憶部20は言語置き換え装置とは別の装置に設けられていてもよい。記憶部20に限らず、言語置き換え装置10、10’を構成する各部のうちの一部を、言語置き換え装置とは別の装置によって実現するようにしてもよい。
(2)記憶部20において更新される利用度合い情報に基づいて、言語置き換え部12の言語置き換えエンジン(例えば、翻訳エンジン)の内容を更新するようにしてもよい。こうすれば、ユーザの利用度合いの高い、言語置き換え結果を得ることのできる言語置き換えエンジンを実現することができる。
(言語置き換え方法)
上記した言語置き換え装置においては、以下のような言語置き換え方法が採用されている。すなわち、言語置き換え対象の文章を受け付ける受付ステップと、上記受付ステップにおいて受け付けた上記文章について、置き換え前言語から置き換え後言語に置き換える置き換えステップと、上記置き換えステップによる置き換え前の文章について該文章を構成する単語単位に分解する分解ステップと、キーワードとそのキーワードを含む文章が利用された度合いを示す利用度合い情報とを対応付けて記憶する記憶部に、上記分解ステップによって分解された単語に一致するキーワードが記憶されているか否か判定するマッチング処理ステップと、上記マッチング処理ステップによって一致するキーワードがあると判定された場合に、そのキーワードに対応する利用度合い情報を、上記記憶部から取得する利用度合い取得ステップと、上記置き換えステップによる置き換え結果と、上記利用度合い取得ステップとによって取得された利用度合い情報とを送出する送出ステップと、を備え、上記送出ステップにおいて送出された上記置き換え結果および上記利用度合い情報を端末装置において提示するようにした言語置き換え方法が採用されている。
このような方法を採用すれば、言語置き換え結果利用度合い情報をユーザに提示でき、言語の置換結果に関するユーザの利用判断の負荷を低減できる。
また、上記端末装置から取得した利用状況に基づいて、上記記憶部に記憶されている利用度合い情報を更新する更新ステップをさらに含んでもよい。利用状況に基づいて利用度合い情報を更新することにより、最新の利用度合い情報をユーザに提示できる。
さらに、上記分解ステップにおいて分解された単語について、品詞を判定する品詞判定ステップを更に備え、上記品詞判定ステップにおいて判定された品詞のうち特定の品詞の単語については、上記マッチング処理ステップによる処理を行わないようにしてもよい。助詞など特定の品詞についてマッチング処理を行わないことにより、言語置き換え処理に必要な時間を短くすることができる。
上記マッチング処理ステップにおいては、上記分解ステップにおいて分解された単語とキーワードとが完全に一致する場合の他、上記単語が属するカテゴリと上記キーワードとが一致する場合も、一致したとみなすようにしてもよい。こうすることにより、単語とキーワードとが完全に一致する場合のみならず、単語が属するカテゴリがキーワードと一致した場合にも言語置き換え結果利用度合い情報をユーザに提示でき、言語の置換結果に関するユーザの利用判断の負荷をより低減できる。
(言語置き換えプログラム)
ところで、上記した言語置き換え装置は、コンピュータであるサーバ装置に、言語置き換えプログラムをインストールすることによって実現してもよい。
すなわち、コンピュータを、言語置き換え対象の文章を受け付ける受付部、上記受付部が受け付けた上記文章について、置き換え前言語から置き換え後言語に置き換える置き換え部、上記置き換え部による置き換え前の文章について該文章を構成する単語単位に分解する分解部、キーワードとそのキーワードを含む文章が利用された度合いを示す利用度合い情報とを対応付けて記憶する記憶部に、上記分解部によって分解された単語に一致するキーワードが記憶されているか否か判定するマッチング処理部、上記マッチング処理部によって一致するキーワードがあると判定された場合に、そのキーワードに対応する利用度合い情報を、上記記憶部から取得する利用度合い取得部、上記置き換え部による置き換え結果と、上記利用度合い取得部によって取得された利用度合い情報とを送出する送出部、として機能させ、上記送出部から送出された上記置き換え結果および上記利用度合い情報を端末装置において提示するための言語置き換えプログラムを用意しておく。そして、この言語置き換えプログラムを、コンピュータであるサーバ装置に、インストールすることによって、上記言語置き換え装置を実現してもよい。この言語置き換えプログラムは、CD−ROMやDVD−ROMなどの記憶媒体として提供されるものであってもよいし、Webサイトからネットワークを介してダウンロードされるものであってもよい。
この言語置き換えプログラムをインストールして実現された言語置き換え装置によれば、言語置き換え結果の利用度合い情報をユーザに提示することにより、言語の置換結果に関するユーザの利用判断の負荷を低減することができる。
(まとめ)
以上説明した言語置き換えシステムによれば、翻訳など言語の置き換え結果に加えて、置き換え結果の利用度合い情報をユーザに提示することにより、他のユーザの利用度合いを参考にして、翻訳結果の利用判断が可能なため、言語の置換結果に関するユーザの利用判断の負荷を低減することができる。
ユーザ観点では、他ユーザの翻訳結果の利用度合いを確認できることで、利用判断の負荷を抑えつつ翻訳結果利用が可能である。また、システムとして全体的な翻訳精度が高くない場合においても、特定の領域(単語、文字列など)における翻訳結果のみ利用するといったことが可能となる。システム開発側観点では、特定の領域(単語、文字列など)に特化した翻訳技術の開発・精度向上が可能である。
なお、本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、請求項により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
本発明は、入力された文章についての翻訳など、言語の置き換えを行う場合に利用することができる。
10、10’ 言語置き換え装置
11 受付部
12 置き換え部
13 分解部
14 マッチング処理部
15 利用度合い取得部
16 送出部
17 更新部
18 品詞判定部
20 記憶部
30−1、30−2、… 端末装置
31 入力部
32 送信部
33 受信部
34 提示部
35 利用状況取得部
36 利用状況送信部

Claims (11)

  1. 言語置き換え対象の文章を受け付ける受付部と、
    前記受付部が受け付けた前記文章について、置き換え前言語から置き換え後言語に置き換える置き換え部と、
    前記置き換え部による置き換え前の文章について該文章を構成する単語単位に分解する分解部と、
    キーワードとそのキーワードを含む文章が利用された度合いを示す利用度合い情報とを対応付けて記憶する記憶部に、前記分解部によって分解された単語に一致するキーワードが記憶されているか否か判定するマッチング処理部と、
    前記マッチング処理部によって一致するキーワードがあると判定された場合に、そのキーワードに対応する利用度合い情報を、前記記憶部から取得する利用度合い取得部と、
    前記置き換え部による置き換え結果と、前記利用度合い取得部によって取得された利用度合い情報とを送出する送出部と、
    を備え、前記送出部から送出された前記置き換え結果および前記利用度合い情報を端末装置において提示するようにしたことを特徴とする言語置き換え装置。
  2. 前記端末装置から取得した利用状況に基づいて、前記記憶部に記憶されている利用度合い情報を更新する更新部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の言語置き換え装置。
  3. 前記分解部によって分解された単語について、品詞を判定する品詞判定部を更に備え、前記品詞判定部によって判定された品詞のうち特定の品詞の単語については、前記マッチング処理部による処理を行わないようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の言語置き換え装置。
  4. 前記マッチング処理部は、前記分解部によって分解された単語とキーワードとが完全に一致する場合の他、前記単語が属するカテゴリと前記キーワードとが一致する場合も、一致したとみなすことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の言語置き換え装置。
  5. 言語置き換え対象の文章を入力するための入力部と、
    前記入力部によって入力された、言語置き換え対象の文章を、言語置き換えのために、言語置き換え装置へ送信する送信部と、
    前記入力部によって入力された、言語置き換え対象の文章についての置き換え結果と、前記言語置き換え対象の文章に含まれているキーワードを含む文章が利用された度合いを示す利用度合い情報とを前記言語置き換え装置から受信する受信部と、
    前記受信部が受信した、前記置き換え結果および前記利用度合い情報を提示する提示部と、
    前記置き換え結果についての利用状況を取得する利用状況取得部と、
    前記利用状況取得部が取得した利用状況を送信する利用状況送信部と、
    を備え、
    キーワードとそのキーワードを含む文章が利用された度合いを示す利用度合い情報とを対応付けて記憶する記憶部に記憶されている、前記利用度合い情報を、前記利用状況送信部によって送信される利用状況に基づいて更新するようにしたことを特徴とする端末装置。
  6. 言語置き換え対象の文章を受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップにおいて受け付けた前記文章について、置き換え前言語から置き換え後言語に置き換える置き換えステップと、
    前記置き換えステップによる置き換え前の文章について該文章を構成する単語単位に分解する分解ステップと、
    キーワードとそのキーワードを含む文章が利用された度合いを示す利用度合い情報とを対応付けて記憶する記憶部に、前記分解ステップによって分解された単語に一致するキーワードが記憶されているか否か判定するマッチング処理ステップと、
    前記マッチング処理ステップによって一致するキーワードがあると判定された場合に、そのキーワードに対応する利用度合い情報を、前記記憶部から取得する利用度合い取得ステップと、
    前記置き換えステップによる置き換え結果と、前記利用度合い取得ステップとによって取得された利用度合い情報とを送出する送出ステップと、
    を備え、前記送出ステップにおいて送出された前記置き換え結果および前記利用度合い情報を端末装置において提示するようにしたことを特徴とする言語置き換え方法。
  7. 前記端末装置から取得した利用状況に基づいて、前記記憶部に記憶されている利用度合い情報を更新する更新ステップをさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の言語置き換え方法。
  8. 前記分解ステップにおいて分解された単語について、品詞を判定する品詞判定ステップを更に備え、前記品詞判定ステップにおいて判定された品詞のうち特定の品詞の単語については、前記マッチング処理ステップによる処理を行わないようにしたことを特徴とする請求項6または7に記載の言語置き換え方法。
  9. 前記マッチング処理ステップにおいては、前記分解ステップにおいて分解された単語とキーワードとが完全に一致する場合の他、前記単語が属するカテゴリと前記キーワードとが一致する場合も、一致したとみなすことを特徴とする請求項6から請求項8までのいずれか1項に記載の言語置き換え方法。
  10. 言語置き換え対象の文章を受け付ける受付部と、
    前記受付部が受け付けた前記文章について、置き換え前言語から置き換え後言語に置き換える置き換え部と、
    前記置き換え部による置き換え前の文章について該文章を構成する単語単位に分解する分解部と、
    キーワードとそのキーワードを含む文章が利用された度合いを示す利用度合い情報とを対応付けて記憶する記憶部に、前記分解部によって分解された単語に一致するキーワードが記憶されているか否か判定するマッチング処理部と、
    前記マッチング処理部によって一致するキーワードがあると判定された場合に、そのキーワードに対応する利用度合い情報を、前記記憶部から取得する利用度合い取得部と、
    前記置き換え部による置き換え結果と、前記利用度合い取得部によって取得された利用度合い情報とを送出する送出部と、
    を備える言語置き換え装置と、
    言語置き換え対象の文章を入力するための入力部と、
    前記入力部によって入力された、言語置き換え対象の文章を、言語置き換えのために、前記言語置き換え装置へ送信する送信部と、
    前記入力部によって入力された、言語置き換え対象の文章についての置き換え結果と、前記言語置き換え対象の文章に含まれているキーワードを含む文章が利用された度合いを示す利用度合い情報とを前記言語置き換え装置から受信する受信部と、
    前記送出部から送出され、前記受信部が受信した、前記置き換え結果および前記利用度合い情報を提示する提示部と、
    前記置き換え結果についての利用状況を取得する利用状況取得部と、
    前記利用状況取得部が取得した利用状況を送信する利用状況送信部と、
    を備えた端末装置と、
    を含むことを特徴とする言語置き換えシステム。
  11. コンピュータを、
    言語置き換え対象の文章を受け付ける受付部、
    前記受付部が受け付けた前記文章について、置き換え前言語から置き換え後言語に置き換える置き換え部、
    前記置き換え部による置き換え前の文章について該文章を構成する単語単位に分解する分解部、
    キーワードとそのキーワードを含む文章が利用された度合いを示す利用度合い情報とを対応付けて記憶する記憶部に、前記分解部によって分解された単語に一致するキーワードが記憶されているか否か判定するマッチング処理部、
    前記マッチング処理部によって一致するキーワードがあると判定された場合に、そのキーワードに対応する利用度合い情報を、前記記憶部から取得する利用度合い取得部、
    前記置き換え部による置き換え結果と、前記利用度合い取得部によって取得された利用度合い情報とを送出する送出部、
    として機能させ、前記送出部から送出された前記置き換え結果および前記利用度合い情報を端末装置において提示するようにしたことを特徴とする言語置き換えプログラム。
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