JPH10149308A - データベース管理装置 - Google Patents

データベース管理装置

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JPH10149308A
JPH10149308A JP8308396A JP30839696A JPH10149308A JP H10149308 A JPH10149308 A JP H10149308A JP 8308396 A JP8308396 A JP 8308396A JP 30839696 A JP30839696 A JP 30839696A JP H10149308 A JPH10149308 A JP H10149308A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 常に通信可能でなくても、通信可能となった
ときに互いの装置で行われたデータの変更操作に基づい
て互いの装置のデータを同一化させることができるデー
タベース管理装置を提供する。 【解決手段】 データベース管理装置1は、データの追
加、修正および削除のデータの変更操作が行われたとき
には、操作の内容をデータ管理情報のデータテーブルに
記憶する。データを同一にしようとするデータベース管
理装置1aと、通信ケーブル16を介して通信可能とな
ると、互いに変更操作に関する変更データを送受信し、
相手側の装置からの情報に基づいてデータの変更を行
う。通信可能でない状態でデータの変更を行い、かつ通
信可能となったときにデータの同一化を図ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、常に通信可能でな
くても、自己の記憶しているデータと通信相手となる装
置が記憶しているデータとを同一に保つことができるデ
ータベース管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】データべ一ス管理システムを持つ2つの
端末の間で、互いのデータべ一スの内容を同一化させる
シンクロナイズ技術がある。シンクロナイズ技術とは、
両端末が常時通信可能な場合において、いずれか一方の
端末でデータの追加・変更が行われる毎に、他方の端末
に変更内容を送信し、他方端末のデータベースに一方端
末で行われた追加・変更の内容を反映させることによっ
て、両端末のデータベースの内容を同一化させるもので
ある。
【0003】シンクロナイズ技術によって、2つの端末
におけるデータベースの内容を同一化させるシステムの
一例は、特開平8−185415号公報に開示されてい
る。この先行技術では、データの追加・変更を行うとき
には、まず携帯情報端末とコンピュータ装置とを通信可
能に接続する。オペレータが携帯情報端末を用いてデー
タの変更操作を行うとすると、携帯用情報端末から相手
側となるコンピュータ装置に、データの更新内容を示す
差分データを送信している。コンピュータ装置では、受
信した差分データに基づいて、オペレータによって直接
変更操作が行われている携帯用情報端末と同一の処理を
行い、データを同一にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】たとえば、オフィスの
パーソナルコンピュータと携帯情報端末との間でシンク
ロナイズ処理を行う場合を考える。この場合、両端末間
で通信ができるのは、携帯情報端末を所持するユーザが
オフィスにいるとき、またはユーザが移動先から電話回
線などを利用してオフィスのパーソナルコンピュータに
接続した場合に限られる。したがって、常に通信ができ
るとは限らず、所望のタイミングでデータを変更するこ
とができないという問題点がある。前記先行技術におい
ても、携帯情報端末とコンピュータ装置とが互いに接続
されていないと、データの追加・変更を行うことができ
ないという問題点がある。
【0005】また、一般的にオフィスなどに設けられて
いるパーソナルコンピュータと携帯情報端末との間に
は、データベースを記憶することができる記憶装置の容
量に大きな差異がある。このような端末間でシンクロナ
イズ処理を行う場合、パーソナルコンピュータの保持す
る大量のデータすべてを携帯情報端末に送り込むことが
できない可能性がある。
【0006】さらに、シンクロナイズ機能を持つ端末
A,B,Cがあって、端末A,B間でシンクロナイズ処
理を行ってデータ内容を同一にしているときに、端末
A,C間でシンクロナイズ処理を行うと、端末A,B間
ではデータ内容の同一性が損なわれるという問題点があ
る。
【0007】またさらに、シンクロナイズされるデータ
を双方の端末で別々に修正・変更したとき、どの端末で
修正・変更したものを優先するかという問題が発生す
る。
【0008】本発明の目的は、常に通信可能でなくても
データの変更処理を行うことができ、通信可能となった
ときに互いの装置で行われたデータの変更処理を示す情
報を送受信し、受信した情報に基づいて互いの装置のデ
ータを同一化させることができるデータベース管理装置
を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、データおよび
そのデータの管理情報を記憶するデータ記憶手段と、デ
ータ記憶手段に記憶されるデータおよびその管理情報
を、データベースとして処理するデータベース処理手段
と、データベース処理手段によって、データ記憶手段に
記憶されているデータに対して、追加、修正または削除
のうちのいずれかの変更操作が行われるとき、変更情報
を記憶する変更記憶手段と、データの送受信を行う通信
手段と、通信手段を介して他のデータベース管理装置と
データの送受信を行うとき、変更記憶手段に記憶されて
いる変更情報も送受信し、変更情報に基づいてデータベ
ースの同一化処理を行うシンクロナイズ手段とを含むこ
とを特徴とするデータベース管理装置である。本発明に
従えば、データベース処理手段はデータ記憶手段に記憶
されているデータの追加、修正または削除を行い、その
変更操作についての情報が変更記憶手段に記憶される。
2つのデータベース管理装置でデータ記憶手段に記憶さ
れているデータを同一にするときには、通信手段で変更
情報と対応するデータとを互いに送受信する。シンクロ
ナイズ手段は、相手側のデータベース管理装置から送ら
れるデータと変更情報とに基づいて自己と相手側とのデ
ータベースの同一化処理を行う。データ記憶手段に記憶
されているデータを変更する際には、いずれのデータを
どのように変更したかが変更情報として変更記憶手段に
記憶されるので、2つのデータベース管理装置の間で通
信が可能となったときに、互いに変更情報を送受信し、
受信した変更情報に基づいてデータを変更することで2
つのデータベース管理装置におけるデータを同一にする
ことができる。
【0010】また本発明は、前記データの管理情報に
は、前記シンクロナイズ手段による同一化の対象となる
データであるか否かを示すシンクロ対象情報が含まれる
ことを特徴とする。本発明に従えば、管理情報に含まれ
ているシンクロ対象情報によって、対応するデータがシ
ンクロナイズ手段によって行われる同一化処理の対象で
あるか否かが示される。したがって、データ記憶手段に
記憶されているデータのうち、同一化処理の対象とする
データを指定することができ、必要なデータのみを同一
にすることができる。
【0011】また本発明は、前記データの管理情報に
は、前記シンクロナイズ手段による同一化処理中である
か否かを示すシンクロ中フラグが含まれ、前記データベ
ース処理手段は、シンクロ中フラグを参照し、同一化処
理中であるとき、データを変更する処理を抑止すること
を特徴とする。本発明に従えば、管理情報に含まれてい
るシンクロ中フラグによって、シンクロナイズ手段によ
って同一化処理が行われている最中であるか否かを判断
することができ、同一化の処理中にデータが変更されて
データ記憶手段に記憶されているデータが互いに異なる
ようになることを防止することができる。
【0012】また本発明は、前記データの管理情報に
は、予め設定される固有の自己識別情報と、前記通信手
段を介してデータの送受信を行う相手を示す相手識別情
報とが含まれ、前記シンクロナイズ手段は、通信手段を
介して他のデータベース管理装置との間で同一化処理を
行うときに、他のデータベース管理装置との間で自己識
別情報の送受信を行い、他のデータベース管理装置の自
己識別情報が相手識別情報に適合しているときにのみ、
同一化処理を行うことを特徴とする。本発明に従えば、
データの管理情報には自己識別情報と相手識別情報とが
含まれている。シンクロナイズ手段は、同一化処理を行
う際には自己識別情報を通信手段を介して相手側のデー
タベース管理装置に送信する。シンクロナイズ手段は、
相手側のデータベース管理装置から送信された自己識別
情報が、予め記憶している相手識別情報と適合している
か否かを確認し、適合しているときのみ同一化処理を行
う。相手側のデータベース管理装置の自己識別信号と、
管理情報に含まれる相手識別信号との比較を行って、適
合していることを確認してからシンクロナイズ手段によ
る同一化処理を実施するので、予め定める正しい相手で
あるデータベース管理装置のデータと、自己のデータ記
憶手段に記憶されているデータとを同一にすることがで
きる。
【0013】また本発明は、前記データの管理情報に
は、同一のデータに対して異なるデータベース管理装置
で別個に変更操作が行われているときに、優先されるデ
ータベース管理装置を示す優先識別情報が含まれ、前記
シンクロナイズ処理手段は、同一化処理の相手となる他
のデータベース管理装置の自己識別情報が優先識別情報
と適合し、同一のデータについて自己と相手とで変更操
作が行われているとき、他のデータベース管理装置の変
更情報を優先して同一化処理を行うことを特徴とする。
本発明に従えば、シンクロナイズ処理手段は、同一化処
理を行う際に受信する相手側のデータベース管理装置の
自己識別情報と、自己のデータ記憶手段に予め記憶され
ている優先識別情報とを比較する。2つの識別情報が適
合すると、相手側のデータベース管理装置の変更操作を
優先することとし、同一のデータについて自己と相手と
で変更操作が行われているときには、相手側の変更情報
に基づいて同一化処理を行う。また、2つの識別情報が
適合していないときには、自己の変更操作を優先するこ
ととし、同一のデータについて自己と相手とで変更操作
が行われていてもデータの変更は行わない。したがっ
て、いずれのデータベース管理装置で行われた変更操作
を優先させるかを予め定めておくことができ、同一のデ
ータに対して相手側のデータベース管理装置とは異なる
変更を行っている場合であってもデータの衝突を防ぐこ
とができる。
【0014】また本発明は、前記データの管理情報に
は、各データ毎に変更操作が行われた最終の日時を示す
最終変更日情報が含まれ、前記シンクロナイズ処理手段
は、前記通信手段を介して他のデータベース管理装置を
相手としてデータの同一化処理を行う際に、同一のデー
タについて自己と相手とで変更操作が行われていると
き、自己の最終変更日情報と相手の最終変更日情報とを
比較し、最新の最終変更日情報を有するデータを優先す
ることを特徴とする。本発明に従えば、データの管理情
報には各データ毎に変更操作が行われた最終の変更日時
が含まれる。同一のデータについて自己と相手とで異な
る変更操作が行われているときには、シンクロナイズ処
理手段は、自己の最終変更日情報と相手側の最終変更日
情報とを比較し、最新の最終変更日情報が対応付けられ
ているデータに基づいてデータの変更を行う。したがっ
て、同一のデータに対して相手側のデータベース管理装
置とは異なる変更を行っている場合であっても、いずれ
のデータベース管理装置で行われた変更操作を優先させ
るかを予め定めておくことができ、データの衝突を防ぐ
ことができる。
【0015】また本発明は、前記シンクロナイズ処理手
段は、前記通信手段を介してデータの同一化処理を行う
際に、同一のデータについて自己と相手とで変更操作が
行われてデータ衝突問題が生じるときに、予め準備され
る複数の解決方法を選択可能であることを特徴とする。
本発明に従えば、管理情報としてデータの衝突問題に対
する複数の解決方法を定めておき、シンクロナイズ処理
手段がデータの同一化処理を行う際に、データの衝突問
題が生じたときには、シンクロナイズ処理手段はいずれ
かの解決方法を選択してデータの変更を行う。したがっ
て、同一化処理を行うデータの内容などによって解決方
法を選択することができ、データベース管理手段の状態
に応じて最適な処理を行うことができる。
【0016】また本発明は、データの送受信を行う通信
手段を備えるコンピュータを、データおよびそのデータ
の管理情報を記憶するデータ記憶手段と、データ記憶手
段に記憶されるデータおよびその管理情報を、データベ
ースとして処理するデータベース処理手段と、データベ
ース処理手段によって、データ記憶手段に記憶されてい
るデータに対して、追加、修正または削除のうちのいず
れかの変更操作が行われるとき、変更情報を記憶する変
更記憶手段と、通信手段を介して他のデータベース管理
装置とデータの送受信を行うとき、変更記憶手段に記憶
されている変更情報も送受信し、変更情報に基づいてデ
ータベースの同一化処理を行うシンクロナイズ手段とを
含むデータベース管理装置として機能させるためのプロ
グラムを記録した媒体である。本発明に従えば、コンピ
ュータは媒体から読出したプログラムによってデータベ
ース管理装置として動作する。媒体に記憶されているプ
ログラムであるデータベース処理手段はデータ記憶手段
に記録されているデータの追加、修正または削除を行
い、その変更操作についての情報が変更記憶手段に記憶
される。2つのデータベース管理装置でデータ記憶手段
に記憶されているデータを同一にするときには、通信手
段で変更情報と対応するデータとを互いに送受信する。
シンクロナイズ手段は、相手側のデータベース管理装置
から送られるデータと変更情報とに基づいて自己と相手
側とのデータベースの同一化処理を行う。データ記憶手
段に記憶されているデータを変更する際には、いずれの
データをどのように変更したかが変更情報として変更記
憶手段に記憶されるので、2つのデータベース管理装置
の間で通信が可能となったときに、互いに変更情報を送
受信し、受信した変更情報に基づいてデータを変更する
ことで2つのデータベース管理装置におけるデータを同
一にすることができる。フロッピーディスクおよびIC
カードなどの媒体にプログラムを記録しておき、同一化
処理を行う際に読出して実行させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
あるデータべ一ス管理装置1,1aの電気的な構成を示
す。データベース管理装置1,1aは、たとえばパーソ
ナルコンピュータまたは携帯情報端末などである。デー
タベース管理装置1,1aは、同一の構成要素によって
構成されており、同一の構成要素には同一の参照符号を
付し、さらにデータベース管理装置1aの構成要素には
参照符号の後に沿え字「a」を付す。以後の説明では主
にデータベース管理装置1を参照して説明を行う。
【0018】データベース管理装置1は、CPU(中央
処理装置)2と、通信装置3と、外部記憶装置4と、主
記憶装置5と、入力装置6と、表示装置7とを含む。デ
ータベースソフトウェアのコードデータ部10は、実行
形式のファイルとして、たとえばハードディスク、フロ
ッピーディスク、およびICカードなどである外部記憶
装置4に記憶されている。コードデータ部10は、デー
タベース処理部11と、シンクロナイズ処理部12と、
シンクロ処理判断部13と、衝突回避方法設定処理部1
4とを含む。
【0019】コードデータ部10は、外部記憶装置4か
ら読出されて主記憶装置5で展開・実行される。実行さ
れるとまず、データベース処理部11に制御が移され
て、ユーザの入力待ち状態となる。ユーザが入力装置6
を用いて入力したコマンドの内容に応じて、データベー
ス処理部11、またはシンクロナイズ処理部12に制御
が移される。
【0020】CPU3は、外部記憶装置4に記憶されて
いるデータベースについての処理を行う際には、各処理
部11〜14のうちのいずれかの処理部を動作させて制
御を行う。データベース処理部11は、入力装置6から
入力されるデータベース処理コマンドに基づいて、デー
タ記憶手段である外部記憶装置4に記憶されているデー
タの削除、追加および修正などの処理を行う。シンクロ
ナイズ処理部12は、たとえばデータベース管理装置
1,1aが通信可能となるときに、外部記憶装置4に記
憶されているデータと外部記憶装置4aに記憶されてい
るデータとが同一となるように処理を行う。衝突回避方
法設定処理部14は、データの同一化処理を行う際に、
同一のデータについて自己と相手とで変更操作が行われ
ることによって生じるデータ衝突問題をいずれの解決方
法で回避するかを定める。
【0021】コードデータ部10のデータベース処理部
11、シンクロナイズ処理部12、シンクロ処理判断
部、および衝突回避方法設定処理部14の処理について
詳しくは後述する。なお、本実施の形態では、コードデ
ータ部10は外部記憶装置4から読出されて主記憶装置
5で展開される場合を想定しているけれども、予め主記
憶装置5に記憶されていてもよい。また、通信装置3を
介して外部の装置から供給されるようにしてもよい。
【0022】データベース管理装置1,1aは、通信装
置3,3aに接続される通信ケーブル16を介してデー
タの授受が可能となっている。なお、図1では通信ケー
ブル16によってデータの送受信を行う例を示すけれど
も、無線でデータの送受信を行うようにしてもよい。表
示装置7には、データの内容などが表示される。たとえ
ば、データの削除を行う際にはデータの一覧が表示さ
れ、またデータの修正を行う際にはそのデータの内容が
表示される。
【0023】図2は、データとデータ管理情報との関係
を示す。データ21およびデータ管理情報22は、たと
えば外部記憶装置4のデータ領域およびデータ管理情報
領域に記憶される。データ21は、複数の項目データに
よって構成される。データ21の項目データには、それ
ぞれ異なるデータIDが付されている。
【0024】データ管理情報22は、データテーブル2
3、端末ID24、相手機ID25、優先端末ID2
6、衝突回避情報27、およびシンクロ中フラグ28を
含む。データテーブル23は、データID31、変更情
報32、シンクロ対象情報33、および最終変更日情報
34を含む。データテーブル23は、データ21に含ま
れる項目データの個数と同数のデータを有し、各データ
はそれぞれデータ21に含まれる項目データに1対1に
対応する。データID31は、各データに対応する項目
データのIDコードを示す。変更情報32は、先に同一
化処理が行われてからの項目データの変更状態を示す。
変更情報32が「0」であるときには、先の同一化処理
の後データが変更されていないことを示す。「1」であ
るときには、対応するデータが新規に追加されたデータ
であることを示す。「2」であるときには、対応するデ
ータが変更・修正されたデータであることを示す。
「3」であるときには、対応するデータが削除されたデ
ータであることを示す。
【0025】シンクロ対象情報33は、対応する項目デ
ータが同一化処理の対象であるか否かを示す。シンクロ
対象情報33が「0」であるときにはそのデータを同一
化処理の対象外とし、「1」であるときにはそのデータ
を同一化処理の対象とする。最終変更日情報34は、そ
のデータが最後に変更・修正された日時を示す。
【0026】端末ID24は自己識別情報であり、端末
に固有のID番号である。相手機ID25は相手識別情
報であり、同一化処理の対象となる装置に割当てられて
いるID番号である。優先端末ID26は優先識別情報
であり、同一のデータに対して自己で行われた変更と相
手機で行われた変更とが異なるデータ衝突問題が発生し
たときに、いずれの装置の変更処理を優先させて同一化
処理を行うかが定められる。
【0027】衝突回避情報27は、衝突問題が発生した
ときにいずれの解決方法によって衝突問題を解消するか
が設定されている。衝突回避情報27の値は、衝突回避
方法設定処理部14によって定められる。衝突回避情報
27が「0」であるときには、優先端末ID26に定め
られた端末で行われた変更処理を優先させる優先端末解
決法によって衝突問題を解消する。また、衝突回避情報
27が「1」であるときには、最終変更日情報34とし
て記憶されている情報が新しいほうの変更情報に従って
処理を行う更新日解決法によって衝突問題を解消する。
シンクロ中フラグ28は、同一化処理の実行中であるか
否かが示されており、「0」であるときには同一化処理
の行われていない通常の状態であることを示し、「1」
であるときには同一化処理の実行中であることを示す。
【0028】図3は、同一化処理の実行時に端末間で送
受信される変更データ40の構成を示す。たとえば、図
1に示すデータベース管理装置1で変更データ40に示
されるような変更操作が行われる場合を想定する。デー
タベース管理装置1と同一化処理の対象となるデータベ
ース管理装置1aとが接続されると、変更データ40は
データベース管理装置1から通信ケーブル16を介して
データベース管理装置1aに与えられ、通信装置8aお
よびCPU3aを介して主記憶装置5aに書込まれる。
また、このときデータベース管理装置1aからはデータ
ベース管理装置1aで行われた変更操作を示す変更デー
タがデータベース管理装置1に送信される。
【0029】変更データ40は、データID41と、変
更情報42と、シンクロ対象情報43と、最終変更日情
報44と、データ部分45とを含む。データID41、
変更情報42、シンクロ対象情報43および最終変更日
情報44は、図2に示すデータテーブル23におけるデ
ータID31、変更情報32、シンクロ対象情報33、
および最終変更日情報34と同一であるので説明を省略
する。データ部分45は、実際に修正されたり追加され
た内容を示し、データ21に含まれる項目データと同一
である。
【0030】変更データ40において、変更情報42は
すべての項目で「0」以外の数値を示し、シンクロ対象
情報43はすべての項目で「1」を示している。したが
って、同一化処理の対象となる端末に対しては、同一化
処理の対象に指定されているデータであって、変更処理
が行われたデータについての情報が変更データ40とし
て送信される。
【0031】図4は、データベース処理部11のメイン
処理を示す。本フローチャートは、ユーザが、たとえば
入力装置6を用いてデータベース処理コマンドを入力す
ることによって開始される。ステップa1では、データ
ベース処理部11の制御によってシンクロ処理判断部1
3は、シンクロ中フラグ(Syncflg)の値を調べ
て同一化処理の実行中であるか否かを判断し、結果をデ
ータベース処理部11に返す。シンクロ中フラグが
「1」で、同一化処理の実行中であると判断されるとス
テップa2に進む。ステップa2は、同一化処理の実行
中であるのでデータ処理ができないことを、たとえば表
示装置7に所定の表示を行うことでユーザに伝え、入力
されたコマンドに基づくデータベース処理は行わない。
【0032】シンクロ中フラグが「0」で、同一化処理
の実行中ではないとシンクロ処理判断部13によって判
断されたときにはステップa3に進む。ステップa3で
は、ユーザが入力装置6を用いて入力したコマンドがデ
ータの削除を指示するコマンドであるか否かを判断す
る。データの削除を指示するコマンドである場合は、後
述する図5に示すデータ削除処理を行う。データの削除
を指示するコマンドではない場合はステップa4に進
む。ステップa4では、入力されたコマンドがデータの
追加を指示するコマンドであるか否かを判断する。デー
タの追加を指示するコマンドである場合は、後述する図
6に示すデータ追加処理を行う。データの追加を指示す
るコマンドではない場合はステップa5に進む。ステッ
プa5では、データの修正を指示するコマンドであるか
否かを判断する。データの修正を指示するコマンドであ
る場合は、後述する図7に示すデータ修正処理を行う。
データの修正を指示するコマンドではない場合にはステ
ップa1に戻る。
【0033】図5は、データベース処理部11のデータ
削除処理を示す。本フローチャートは、図4のステップ
a3の処理で、ユーザによって入力されたデータベース
処理コマンドがデータの削除を指示していると判断され
ると実行される。
【0034】ステップb1では、外部記憶装置4に記憶
されているデータ21に含まれる各項目データを表示装
置7に表示し、削除するデータをユーザに選択させる。
ステップb2では、選択されたデータのシンクロ対象情
報(Syncdt)の値を参照する。値が「1」ではな
い場合にはステップb3に進む。ステップb3では、選
択されたデータがシンクロナイズ処理の対象のデータで
はないので、選択されたデータに対応するデータテーブ
ルをデータ管理情報から削除する。データテーブルの削
除後に行われるステップb4では、データをデータが記
憶されている領域から削除する。データ削除後は、図4
のフローチャートのステップa1に制御を戻す。
【0035】シンクロ対象情報の値が「1」である場合
にはステップb5に進む。ステップb5では、選択され
たデータに対応付けられているデータ管理情報の変更情
報(stateflag)の値をデータの削除を示す
「3」に設定する。ステップb6では、選択されたデー
タに対応するデータテーブルの最終変更日情報(las
tdate)を削除時の時刻に更新する。以上の処理が
完了すると、図4のフローチャートのステップa1に制
御を戻す。
【0036】図6は、データベース処理部11のデータ
追加処理を示す。本フローチャートは、図4のステップ
a4の処理で、ユーザによって入力されたデータベース
処理コマンドがデータの追加を指示していると判断され
ると実行される。
【0037】ステップc1では、追加しようとするデー
タの内容をユーザに、たとえば入力装置6によって入力
させる。ステップc2では、入力されたデータをデータ
領域に書込んでデータ21に加える。ステップc3で
は、入力されたデータに対応付けて、そのデータを管理
するためのデータテーブルを生成する。データID(d
ataid)として、他のデータと区別できるように他
のデータとは異なる値を設定する。また、変更情報(s
tateflag)を追加されたデータであることを示
す「1」に設定する。さらに、最終変更日情報(las
tdate)としてデータ生成時の時刻を設定する。
【0038】ステップc4では、追加入力したデータを
シンクロナイズ対象とするか否かをユーザに選択させ
る。ステップc5では、追加入力されたデータがユーザ
の入力によって、同一化処理の対象として設定されたか
否かを判断する。同一化処理の対象に定められなかった
場合にはステップc6に進む。ステップc6では、シン
クロ対象情報(syncdt)を「0」に設定する。シ
ンクロ対象情報の設定後は、図4のフローチャートのス
テップa1に制御を戻す。
【0039】追加入力されたデータが、同一化処理の対
象に定められた場合にはステップc7に進む。ステップ
c7では、シンクロ対象情報(syncdt)を「1」
に設定する。以上の処理が完了すると、図4のフローチ
ャートのステップa1に制御を戻す。
【0040】図7は、データベース処理部11のデータ
修正処理を示す。本フローチャートは、図4のステップ
a5の処理で、ユーザによって入力されたデータベース
処理コマンドがデータの修正を指示していると判断され
ると実行される。
【0041】ステップd1では、外部記憶装置4に記憶
されているデータを表示装置7に表示し、修正するデー
タをユーザに選択させる。修正するデータが選択された
後、ステップd2では、ユーザによって入力された修正
内容に従ってデータを書換える。ステップd3では、修
正されたデータのシンクロ対象情報(Syncdt)を
参照する。シンクロ対象情報の値が「1」ではない場合
には処理を終了し、図4のフローチャートのステップa
1に制御を戻す。
【0042】シンクロ対象情報の値が「1」である場合
にはステップd4に進む。ステップd4では、修正され
たデータに対応付けられているデータ管理情報の変更情
報(stateflag)を変更を示す値である「2」
に設定する。ステップd5では、最終変更日情報(la
stdate)を修正時の時刻に更新する。以上の処理
が完了すると、図4のフローチャートのステップa1に
制御を戻す。
【0043】図8は、データベース処理部11のデータ
ベース初期化処理を示す。本フローチャートは、データ
ベースの使用を開始するときに1度だけ実行される。ス
テップe1では、データを記憶する領域およびデータ管
理情報を記憶する領域を外部記憶装置4に確保する。ス
テップe2では、たとえば入力装置6を用いて端末ID
をユーザに入力させる。ステップe3では、入力された
端末IDをデータ管理情報の端末ID(my_id)と
して記憶する。次回以降の起動時には、端末IDは外部
記憶装置4から読出されることとなり、起動するたびに
端末IDを入力する必要はない。
【0044】図9は、図1に示す衝突回避方法設定処理
部14の処理のうち操作側の端末で行われる処理を示
す。本フローチャートおよび以後の説明において、ユー
ザが操作する端末、たとえばデータベース管理装置1を
操作側端末、相手の端末、たとえばデータベース管理装
置1aを相手側端末と称することがある。ステップf1
では、衝突回避方法設定を指示するコマンドがユーザに
よって入力される。ステップf2では、操作側端末の表
示装置にサポートしている衝突回避方法の一覧を表示
し、ユーザにいずれの衝突回避方法でデータの衝突を回
避させるかを選択させる。ステップf3では、選択され
た衝突の回避方法を示す数値をデータ管理情報内の衝突
回避情報(conf_solution)に設定する。
ステップf4では、同一化処理を実施する相手側の端末
に、選択された衝突回避方法を通知する。
【0045】図10は、図1に示す衝突回避方法設定処
理部14の処理のうち相手側の端末で行われる処理を示
す。ステップg1で相手側端末は、図9のステップf4
の処理で操作側端末から送信された衝突回避情報を受け
取る。ステップg2では、受信した衝突回避方法に従っ
てデータ管理情報内の衝突回避情報を設定する。以後、
同一化処理においてデータ衝突問題が発生すると、衝突
回避情報を参照して衝突回避方法を決定し、データ衝突
問題を解消する。
【0046】図11は、シンクロナイズ処理部12の初
期契約処理を示す。本フローチャートは、たとえば図1
に示すデータベース管理装置1,1aの間で同一化処理
の初期契約を行う場合の処理で、ユーザによって操作さ
れる操作側の端末であるデータベース管理装置1で行わ
れる。
【0047】ステップh1において、ユーザからシンク
ロナイズ初期契約を行うように指示があるとステップh
2に進む。ステップh2では、データベース管理装置1
が既に他の端末装置と契約済みか否かを調べる。もし既
に契約済みであれば、エラーとして処理を終了する。い
ずれの端末装置とも契約されていない場合にはステップ
h3に進む。ステップh3では、相手側の端末であるデ
ータベース管理装置1aにシンクロナイズ契約の通知を
行い、データベース管理装置1aからの通知を待ち受け
る。
【0048】データベース管理装置1は、ステップh4
でデータベース管理装置1aからの通知を受け取ると、
通知がエラー通知であるか否かを判断する。エラー通知
である場合には処理を終了する。エラー通知ではない場
合にはステップh5に進む。ステップh5では、データ
管理情報における端末ID(my_id)を優先ID
(yuusen_id)に設定する。
【0049】ステップh6では、データベース管理装置
1の端末IDを相手側の端末であるデータベース管理装
置1aに通知する。データベース管理装置1aは、デー
タベース管理装置1の端末IDを受信したことに応答し
て、自己の端末IDをデータベース管理装置1に送信す
る。ステップh7では、データベース管理装置1は、デ
ータベース管理装置1aの端末IDを受信し、データ管
理情報の相手機ID(your_id)に設定する。本
フローチャートの処理によって、データベース管理装置
1で相手機IDおよび優先IDが設定される。以後、同
一化処理を行うときには、各IDが参照される。
【0050】図12は、シンクロナイズ処理部12の初
期契約処理を示す。本フローチャートは、たとえば図1
に示すデータベース管理装置1,1aの間で同一化処理
の初期契約を行う場合の処理で、ユーザによって直接操
作されない相手側の端末であるデータベース管理装置1
aで行われる。
【0051】ステップj1においてデータベース管理装
置1aは、図11のステップh3で操作側の端末である
データベース管理装置1から送信されるシンクロ契約の
通知によって励起される。ステップj2では、既に他の
端末装置と契約しているか否かを調べる。いずれの端末
装置とも契約していない場合にはステップj3に進む。
ステップj3では、いずれの端末装置とも契約されてい
ないことを示すために、データベース管理装置1に「O
K」を通知し、契約処理の継続を促す。データベース管
理装置1は、図11のステップh4,h6に示すよう
に、データベース管理装置1aからの通知が「OK」で
あるときには自己の端末IDを送信する。ステップj4
では、データベース管理装置1aは、データベース管理
装置1の端末IDを受信し、その端末IDを相手機ID
(your_id)および優先ID(yuusen_i
d)に設定する。ステップj5では、自機の端末ID
(my_id)をデータベース管理装置1に送信する。
端末IDの送信後に処理を終了する。
【0052】ステップj2において、既に他の端末装置
と契約済みであると判断した場合にはステップj6に進
む。ステップj6では、既に他の端末装置と契約してい
ることを示すために、データベース管理装置1に「Er
ror」を通知する。「Error」の通知後に処理を
終了する。
【0053】本フローチャートのステップj3,j6の
処理で「OK」もしくは「Error」を通知すること
で、図11のステップh4の処理が行われる。また、本
フローチャートのステップj5の処理で自機の端末ID
を送信することで、図11のステップh7の処理が行わ
れる。本フローチャートの処理によって、データベース
管理装置1aで相手機IDおよび優先IDが設定され
る。以後、同一化処理を行うときには、各IDが参照さ
れる。
【0054】図13は、ユーザによって操作される側の
端末のシンクロナイズ処理部12によって行われる同一
化処理を示す。ステップk1におけるユーザからの同一
化処理実施の指示によって処理が開始される。ステップ
k2では、たとえば図11に示す初期契約処理によって
既に契約済みか否かを調べる。同一化処理の契約が行わ
れていない場合には、エラーとして処理を終了する。既
に契約済みである場合にはステップk3に進む。ステッ
プk3では、相手側の端末に同一化処理を実施すること
を示す通知を行う。さらに、続くステップk4で自己の
端末ID(my_id)を相手側端末に送信して、相手
側端末からの通知を待ち受ける。このとき相手側端末で
は、受信した端末IDが図12で示した初期契約処理で
設定された相手機IDと等しいか否かを判断し、等しい
と判断すると「OK」を通知し、等しくないと判断する
と「Error」を通知する。
【0055】相手側端末からの通知を受けた後に行われ
るステップk5では、相手側端末で認証が正しく行われ
たか否かを判断する。相手側端末からの通知が、認証が
正しく行われなかったことを示す「Error」である
ときには、エラーとして処理を終了する。認証が正しく
行われたことを示す「OK」であるときにはステップk
6に進む。相手側端末は、認証が正しく行われたことを
示す通知を行った後に自己の端末IDを送信する。操作
側端末は、ステップk6で相手側端末からの端末IDを
待ち受ける。ステップk6で相手側端末の端末IDを受
け取ると、操作側端末はステップk7で、受け取った端
末IDと相手機ID(your_id)との比較を行
う。両IDが一致する場合にはステップk8に進む。ス
テップk8では、相手側端末に認証が正しく行われたこ
とを示す「OK」を通知する。ステップk1〜k8の処
理で端末装置の認証が終了する。
【0056】続くステップk9では、データ管理情報に
おけるシンクロ中フラグ(Syncflg)の値を
「1」にセットして、同一化処理を除く、ユーザの操作
によるデータの変更が行われないようにする。
【0057】ステップk10では、操作側端末はデータ
テーブルを参照して、変更情報(stateflag)
が「0」以外であって、かつシンクロ対象情報(syn
cdt)が「1」であるデータおよびそのデータに対応
する管理情報を変更データとして相手側端末に送信す
る。相手側端末は、操作側端末から送信される変更デー
タに応答してデータ記憶領域およびデータテーブルにあ
るデータのうち、変更情報(stateflag)が
「0」以外であって、かつシンクロ対象情報(sync
dt)が「1」であるデータおよびそのデータに対応す
るデータテーブルを変更データとして操作側端末に送信
する。操作側端末は、ステップk11で相手側端末から
送信された変更データを受け取り、たとえば図1に示す
主記憶装置5に格納する。相手側端末から送信された変
更データを記憶装置に格納した後は、後述の図15に示
す変更データ反映処理に処理を移す。
【0058】ステップk7において、受信した端末ID
と予め記憶している相手機IDとが一致していないと判
断するとステップk12に進む。ステップk12では、
相手側端末にエラーが発生したことを示す「Erro
r」を通知する。通知を行った後に処理を終了する。
【0059】図14は、ユーザによって操作されない相
手側の端末のシンクロナイズ処理部12によって行われ
るシンクロナイズ処理を示す。相手側端末はステップm
1で、図13のステップk3で操作側の端末から送信さ
れるシンクロナイズ処理の実施を指示する通知を受け取
ると処理を開始する。
【0060】ステップm2では、図13のステップ4で
送信された操作側端末の端末IDを受信する。ステップ
m3では、受信した操作側端末の端末IDと、予め記憶
している相手機ID(your_id)とを比較する。
両IDが一致する場合にはステップm4に進む。ステッ
プm4では、接続されるべき端末であると認識したこと
を示すために、操作側端末に「OK」を通知する。「O
K」を通知した後に行われるステップm5では、自己の
端末ID(my_id)を送信し、操作側端末からの通
知を待ち受ける。操作側端末は、図13のステップk
7,k8の処理として示すように、受信した端末IDと
相手機IDとが一致したときには「OK」を通知する。
【0061】相手側端末は、操作側端末からの通知を受
け取り、ステップm6で通知の内容が認証が正しく行わ
れたことを示す通知であるか否かを判断する。認証が正
しく行われたことを示す通知である場合にはステップm
7に進む。ステップm7では、相手側端末は自己のデー
タ管理情報におけるシンクロ中フラグ(Syncfl
g)の値を「1」にセットして、同一化処理を除く、ユ
ーザの操作によるデータの変更が行われないようにす
る。ステップm1〜m7の処理で端末装置の認証が終了
する。なお、ステップm6で受け取った通知が、認証が
正しく行われなかったことを示す通知であると判断する
と、エラーが発生したとして処理を終了する。
【0062】ステップm8において相手側端末は、操作
側端末から送信される情報を受け取り、主記憶装置に格
納する。ステップm9では、相手側端末はデータテーブ
ルを参照して、変更情報(stateflag)が
「0」以外であって、かつシンクロ対象情報(sync
dt)が「1」であるデータおよびそのデータに対応す
る管理情報を変更データとして操作側端末に送信する。
操作側端末に変更データを送信した後は、後述の図15
に示す変更データ反映処理に処理を移す。
【0063】ステップm3において、受信した端末ID
と予め記憶している相手機IDとが一致していないと判
断したときにはステップm10に進む。ステップm10
では、操作側端末にエラーが発生したことを示す「Er
ror」を通知する。通知を行った後に処理を終了す
る。
【0064】変更データの送受信が終了すると、各端末
装置であるデータベース管理装置1,1aにおいて受信
した変更データに基づいて以後に説明する図15から図
19に示す処理が行われる。各端末装置で受信した変更
データに基づいて同一化処理が終了すると、各端末装置
のデータの内容は同一となる。
【0065】図15は、シンクロナイズ処理部12にお
ける変更データ反映処理を示す。ステップn1では、受
信して主記憶装置5に格納した変更情報の個数(Rcv
Cnt)を求める。ステップa2では、受信した変更デ
ータのデータテーブルの先頭アドレスを領域table
pに格納する。領域tablepに格納される値によっ
て、たとえば図3の一番上の行のデータIDが「001
205」であるデータが示される。
【0066】ステップn3では、個数RcvCntの値
を調べて「0」であるか否かを判断する。「0」ではな
いと判断するとステップn4に進む。ステップn4で
は、領域tablepに格納されているアドレスにおけ
る変更情報(stateflag)を参照する。変更情
報の値が、データの追加を示す「1」である場合にはス
テップn5に進み、後述の図16に示すシンクロナイズ
データ追加処理を行う。変更情報の値が、データの修正
を示す「2」である場合にはステップn6に進み、後述
の図17に示すシンクロナイズデータ修正処理を行う。
さらに、変更情報の値が、データの削除を示す「3」で
ある場合にはステップn7に進み、後述の図18に示す
シンクロナイズデータ削除処理を行う。
【0067】ステップn5,n6,n7に示す各処理の
終了後は、ステップn8の処理に進む。ステップn8で
は、変更データの個数RcvCntをデクリメントす
る。ステップn9では、領域tablepに格納されて
いるアドレス値をインクリメントして、たとえば図3の
一段下のデータを示す。ステップn9の処理の終了後
は、ステップn3以降の処理を行う。
【0068】ステップn3において、個数RcvCnt
の値が「0」であると判断された場合にはステップn1
0に進む。ステップn10では、データテーブルのすべ
ての変更情報(stateflag)の値を「0」に初
期化する。ステップn11では、シンクロ処理が終了し
たとして、シンクロ中フラグ(Syncflg)を0に
して処理を終了する。
【0069】図16は、シンクロナイズ処理部12のシ
ンクロナイズデータ追加処理を示す。本フローチャート
は、図15のステップn4において、更新情報の値が
「1」であると判断されたときに実行される。ステップ
o1では、領域tablepに格納されているアドレス
から始まるデータのデータ部分をデータ領域に書込む。
ステップo2では、領域tablepに格納されている
アドレスから始まるデータのうちデータ部分を除く部分
をデータテーブルに追加して作成する。ステップo3で
は、生成したデータテーブルの変更情報(statef
lag)の値を「0」に設定する。処理の終了後は図1
5のステップn8に処理を移す。
【0070】図17は、シンクロナイズ処理部12のシ
ンクロナイズデータ修正処理を示す。本フローチャート
は、図15のステップn4において、更新情報の値が
「2」であると判断されたときに実行される。ステップ
p1では、データテーブルに含まれているデータID
と、領域tablepに格納されているアドレスで示さ
れるデータIDとが一致するか否かを調べる。データI
Dが一致して変更内容が衝突するデータがない場合には
ステップp2に進む。ステップp2では、データ記憶領
域に記憶されているデータの内容を、領域tablep
に格納されているアドレスで示されるデータのデータ部
分と置換える。さらにステップp3では、データテーブ
ルの変更情報、シンクロ対象情報、および最終変更日情
報を、領域tablepに格納されているアドレスで示
される変更情報、シンクロ対象情報、および最終変更日
情報に置換える。ステップp4では、置換えたデータテ
ーブルの変更情報(stateflag)を0に設定す
る。処理の終了後は図15のステップn8に処理を移
す。ステップp1において、データIDが一致し、変更
内容が衝突している場合、後述の図19に示す衝突処理
を呼出す。
【0071】図18は、シンクロナイズ処理部12のシ
ンクロナイズデータ削除処理を示す。本フローチャート
は、図15のステップn4において、更新情報の値が
「3」であると判断されたときに実行される。ステップ
q1では、データテーブルに含まれているデータID
と、領域tablepに格納されているアドレスで示さ
れるデータのデータIDとが一致するか否かを調べる。
データIDが一致して変更内容が衝突するデータがない
場合にはステップq2に進む。ステップq2では、デー
タIDによって特定されるデータをデータ記憶領域から
削除する。ステップq3では、削除されたデータに対応
付けられているデータテーブルをデータ管理情報から削
除する。処理の終了後は図15のステップn8に処理を
移す。ステップq1において、データIDが一致してい
る場合、後述の図19に示す衝突処理を呼出す。
【0072】図19は、シンクロナイズ処理部12の衝
突処理を示す。本フローチャートは、図17のステップ
p1および図18のステップq1の処理において、デー
タテーブルに含まれているデータIDと、領域tabl
epに格納されているアドレスで示されるデータのデー
タIDとが一致したときに実行される。
【0073】ステップr1では、データ管理情報の衝突
回避情報(conf_solution)を参照する。
衝突回避情報として更新日解決法が定められている場合
はステップr2に進む。ステップr2では、データテー
ブルに含まれている最終変更日情報と、領域table
pに格納されているアドレスで示されるデータの最終変
更日情報とを比較する。データテーブルに含まれている
最終変更日情報の方が新しい場合にはステップr3に進
む。
【0074】ステップr3では、領域tablepに格
納されているアドレスで示されるデータの更新情報を参
照して、更新情報の値がデータの削除を意味する「3」
であるか否かを判断する。更新情報の値が「3」でない
場合にはステップr4に進む。ステップr4では、デー
タIDによって特定されるデータに対応付けられている
管理情報の変更情報(stateflag)を「0」に
設定する。処理の終了後は図15のステップn8に処理
を移す。
【0075】ステップr1において、衝突回避情報とし
て優先端末解決法が定められている場合はステップr5
に進む。ステップr5では、相手側の端末装置が優先端
末であるか否かが判断される。相手側の端末装置が優先
端末である場合にはステップr6に進む。ステップr6
では、領域tablepに格納されているアドレスで示
されるデータの更新情報を参照して、更新情報の値がデ
ータの削除を意味する「3」であるか否かを判断する。
更新情報の値が「3」ではない場合にはステップr7に
進む。ステップr7では、データ領域に記憶されている
データの内容を、領域tablepに格納されているア
ドレスで示されるデータのデータ部分の内容に置換え
る。ステップr8では、データテーブルの変更情報、シ
ンクロ対象情報、および最終変更日情報を、領域tab
lepに格納されているアドレスで示されるデータの変
更情報、シンクロ対象情報、および最終変更日情報に置
換える。ステップr8では、置換えたデータテーブルの
変更情報(stateflag)を「0」に設定する。
処理の終了後は図15のステップn8に処理を移す。
【0076】ステップr2において、領域tablep
に格納されているアドレスにおける最終変更日情報の方
が新しい場合にはステップr6以降の処理を行う。ま
た、ステップr5において、相手側の端末装置よりも自
機の方が優先に定められている場合にはステップr3以
降の処理を行う。
【0077】ステップr3およびr6で、更新情報の値
がデータの削除を意味する「3」であると判断した場合
にはステップr10に進む。ステップr10では、デー
タ記憶領域からデータを削除する。ステップr11では
削除されたデータに対応付けられていた管理情報をデー
タテーブルから削除する。処理の終了後は図15のステ
ップn8に処理を移す。
【0078】以上のように本実施の形態によれば、デー
タベース管理装置1はデータの追加、修正および削除の
データの変更処理が行われたときには、変更処理に関す
る情報を記憶しておき、データを同一にしようとする端
末とデータの送受信が可能となったときに、互いに変更
処理に関する情報を送受信し、相手側の端末からの情報
に基づいてデータの変更を行うので、通信可能でない状
態でデータの変更を行い、かつ通信可能となったときに
データの同一化を図ることができる。
【0079】なお、本実施の形態では、同一の構成のデ
ータベース管理装置1,1aの間で通信を行う場合につ
いて示したけれども、同一化処理を行う際に変更データ
を互いに送受信し、変更データに基づいてデータの同一
化を図ることができる構成であればよい。また、同一化
処理の対象とするデータを指定することができるので、
互いの端末装置に設けられる記憶手段の容量が異なる場
合であってもデータの同一化を図ることができる。
【0080】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、データ記
憶手段に記憶されているデータを変更する際には、いず
れのデータをどのように変更したかが変更情報として変
更記憶手段に記憶されるので、2つのデータベース管理
装置の間で通信が可能となったときに、互いに変更情報
を送受信し、受信した変更情報に基づいてデータを変更
することが可能となり、2つのデータベース管理装置が
常に通信可能でなくても、データ記憶手段に記憶されて
いるデータを同一にすることができる。
【0081】また本発明によれば、データ記憶手段に記
憶されているデータのうち、同一化処理の対象となるデ
ータは、管理情報に含まれているシンクロ対象情報でシ
ンクロナイズ手段によって行われる同一化処理の対象で
あるか否かが示されるので、予めシンクロ対象情報を定
めておくことで所望のデータのみを同一にすることが可
能となり、2つのデータベース管理装置のデータ記憶手
段が記憶することができる容量が異なる場合であって
も、必要とするデータのみを同一とすることができる。
また、必要なデータに関する変更情報のみが相手に送信
されるので、すべてのデータに関する変更情報を送信す
る場合よりも時間の無駄を省くことができる。
【0082】さらに本発明によれば、データベース処理
手段は、データの追加、修正または削除のうちのいずれ
かの変更操作を行う際には、シンクロナイズ手段によっ
て同一化処理が行われている最中であるか否かを示すシ
ンクロ中フラグを参照し、同一化処理が行われている最
中であるときには、データを変更する操作を抑止するの
で、同一化処理の実施中にデータが変更されてデータ記
憶手段に記憶されているデータが互いに異なるようにな
ることを防止し、データを同一にすることができる。
【0083】またさらに本発明によれば、シンクロナイ
ズ手段は、同一化処理を行う際には自己識別情報を通信
手段を介して相手側のデータベース管理装置に送信す
る。相手側のデータベース管理装置の自己識別信号と、
予め管理情報として記憶されている相手識別信号との比
較を行って、適合していることを確認してからシンクロ
ナイズ手段による同一化処理を実施するので、通信手段
を介して接続されているデータベース管理装置がデータ
の同一化処理を実行すべき正しい相手であるか否かを認
証することができ、所望の相手以外の装置によってデー
タが変更されることを防ぐことができる。
【0084】またさらに本発明によれば、シンクロナイ
ズ処理手段は、同一化処理を行う際に受信する相手側の
データベース管理装置の自己識別情報と優先識別情報と
を比較し、適合したときには相手側の変更情報を優先し
て同一化処理を行うので、同一のデータに対して相手側
のデータベース管理装置とは異なる変更を行っている場
合であっても、優先識別情報を参照していずれのデータ
ベース管理装置で行われた変更を優先させるかを予め定
めておくことができ、データの変更が衝突するのを防
ぎ、データの同一化処理を確実に行うことができる。
【0085】またさらに本発明によれば、データの管理
情報には各データ毎に変更操作が行われた最終の変更日
時が含まれており、同一のデータについて自己と相手と
で異なる変更操作が行われているときには、シンクロナ
イズ処理手段は、自己で行った変更操作時に定められた
最終変更日情報と相手側の最終変更日情報とを比較し、
最新の変更日情報を有するデータを優先してデータの変
更を行うので、いずれの変更情報によるデータの変更を
優先させるかを定めることができ、データの変更が衝突
するのを防ぎ、データの同一化処理を確実に行うことが
できる。
【0086】またさらに本発明によれば、管理情報とし
てデータの衝突問題に対する複数の解決方法を定めてお
き、シンクロナイズ処理手段がデータの同一化処理を行
う際には、シンクロナイズ処理手段はいずれかの解決方
法を選択してデータの変更を行うので、同一化処理を行
うデータの内容などによって解決方法を選択することが
でき、データベース管理手段の状態に応じて最適な処理
を行うことができる。
【0087】またさらに本発明によれば、コンピュータ
はフロッピーディスクおよびICカードなどの媒体から
読出したプログラムによって、データベース管理装置と
して動作する。媒体から読出し、実行するプログラムに
よって、データ記憶手段に記憶されているデータを変更
する際に、いずれのデータをどのように変更したかが変
更情報として変更記憶手段に記憶される。2つのデータ
ベース管理装置として動作するコンピュータの間で通信
手段を介してデータの授受が可能となったときに、互い
に変更情報を送受信し、受信した変更情報に基づいてデ
ータを変更することで2つのデータベース管理装置にお
けるデータを同一にすることができる。コンピュータを
データベース管理装置として機能させるためのプログラ
ムは、フロッピーディスクおよびICカードなどの媒体
に記憶されているので、コンピュータは少なくとも通信
手段を含むコンピュータであればデータベース管理装置
として動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるデータべ一ス管理
装置1,1aの電気的な構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す主記憶装置5におけるデータとデー
タ管理情報との関係を示す図である。
【図3】同一化処理の実行時に相手側の端末に送信され
るデータ40の構成を示す図である。
【図4】図1に示すデータベース処理部11のメイン処
理のフローチャートである。
【図5】データベース処理部11のデータ削除処理のフ
ローチャートである。
【図6】データベース処理部11のデータ追加処理のフ
ローチャートである。
【図7】データベース処理部11のデータ修正処理のフ
ローチャートである。
【図8】データベース処理部11のデータベース初期化
処理のフローチャートである。
【図9】図1に示す衝突回避方法設定処理部14の処理
のうち操作側の装置で行われる処理を示すフローチャー
トである。
【図10】衝突回避方法設定処理部14の処理のうち相
手側の装置で行われる処理を示すフローチャートであ
る。
【図11】図1に示すシンクロナイズ処理部12の初期
契約処理のうち操作側の装置で行われる処理を示すフロ
ーチャートである。
【図12】シンクロナイズ処理部12の初期契約処理の
うち相手側の装置で行われる処理を示すフローチャート
である。
【図13】シンクロナイズ処理部12の同一化処理のう
ちユーザによって操作される操作側の端末の処理を示す
フローチャートである。
【図14】シンクロナイズ処理部12の同一化処理のう
ちユーザによって操作されない相手側の端末の処理を示
すフローチャートである。
【図15】シンクロナイズ処理部12の変更情報反映処
理のフローチャートである。
【図16】シンクロナイズ処理部12のシンクロナイズ
データ追加処理のフローチャートである。
【図17】シンクロナイズ処理部12のシンクロナイズ
データ修正処理のフローチャートである。
【図18】シンクロナイズ処理部12のシンクロナイズ
データ削除処理のフローチャートである。本
【図19】シンクロナイズ処理部12の衝突処理のフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1,1a データベース管理装置 2,2a CPU 3,3a 通信装置 4,4a 外部記憶装置 5,5a 主記憶装置 6,6a 入力装置 7,7a 表示装置 8,8a 通信装置 10,10a データコード部 11,11a データベース処理部 12,12a シンクロナイズ処理部 13,13a シンクロ処理判断部 14,14a 衝突回避方法設定処理部 16 通信ケーブル 21 データ記憶領域 22 データ管理情報記憶領域 23 データテーブル 24 端末ID領域 25 相手機ID領域 26 優先端末ID領域 27 衝突回避情報領域 28 シンクロ中フラグ領域 31 データID領域 32 変更情報領域 33 シンクロ対象情報領域 34 最終変更日情報領域

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データおよびそのデータの管理情報を記
    憶するデータ記憶手段と、 データ記憶手段に記憶されるデータおよびその管理情報
    を、データベースとして処理するデータベース処理手段
    と、 データベース処理手段によって、データ記憶手段に記憶
    されているデータに対して、追加、修正または削除のう
    ちのいずれかの変更操作が行われるとき、変更情報を記
    憶する変更記憶手段と、 データの送受信を行う通信手段と、 通信手段を介して他のデータベース管理装置とデータの
    送受信を行うとき、変更記憶手段に記憶されている変更
    情報も送受信し、変更情報に基づいてデータベースの同
    一化処理を行うシンクロナイズ手段とを含むことを特徴
    とするデータベース管理装置。
  2. 【請求項2】 前記データの管理情報には、前記シンク
    ロナイズ手段による同一化の対象となるデータであるか
    否かを示すシンクロ対象情報が含まれることを特徴とす
    る請求項1記載のデータベース管理装置。
  3. 【請求項3】 前記データの管理情報には、前記シンク
    ロナイズ手段による同一化処理中であるか否かを示すシ
    ンクロ中フラグが含まれ、 前記データベース処理手段は、シンクロ中フラグを参照
    し、同一化処理中であるとき、データを変更する処理を
    抑止することを特徴とする請求項1または2記載のデー
    タベース管理装置。
  4. 【請求項4】 前記データの管理情報には、予め設定さ
    れる固有の自己識別情報と、前記通信手段を介してデー
    タの送受信を行う相手を示す相手識別情報とが含まれ、 前記シンクロナイズ手段は、通信手段を介して他のデー
    タベース管理装置との間で同一化処理を行うときに、他
    のデータベース管理装置との間で自己識別情報の送受信
    を行い、他のデータベース管理装置の自己識別情報が相
    手識別情報に適合しているときにのみ、同一化処理を行
    うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のデ
    ータベース管理装置。
  5. 【請求項5】 前記データの管理情報には、同一のデー
    タに対して異なるデータベース管理装置で別個に変更操
    作が行われているときに、優先されるデータベース管理
    装置を示す優先識別情報が含まれ、 前記シンクロナイズ処理手段は、同一化処理の相手とな
    る他のデータベース管理装置の自己識別情報が優先識別
    情報と適合し、同一のデータについて自己と相手とで変
    更操作が行われているとき、他のデータベース管理装置
    の変更情報を優先して同一化処理を行うことを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載のデータベース管理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記データの管理情報には、各データ毎
    に変更操作が行われた最終の日時を示す最終変更日情報
    が含まれ、 前記シンクロナイズ処理手段は、前記通信手段を介して
    他のデータベース管理装置を相手としてデータの同一化
    処理を行う際に、同一のデータについて自己と相手とで
    変更操作が行われているとき、自己の最終変更日情報と
    相手の最終変更日情報とを比較し、最新の最終変更日情
    報を有するデータを優先することを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載のデータベース管理装置。
  7. 【請求項7】 前記シンクロナイズ処理手段は、前記通
    信手段を介してデータの同一化処理を行う際に、同一の
    データについて自己と相手とで変更操作が行われてデー
    タ衝突問題が生じるときに、予め準備される複数の解決
    方法を選択可能であることを特徴とする請求項1〜4の
    いずれかに記載のデータベース管理装置。
  8. 【請求項8】 データの送受信を行う通信手段を備える
    コンピュータを、 データおよびそのデータの管理情報を記憶するデータ記
    憶手段と、 データ記憶手段に記憶されるデータおよびその管理情報
    を、データベースとして処理するデータベース処理手段
    と、 データベース処理手段によって、データ記憶手段に記憶
    されているデータに対して、追加、修正または削除のう
    ちのいずれかの変更操作が行われるとき、変更情報を記
    憶する変更記憶手段と、 通信手段を介して他のデータベース管理装置とデータの
    送受信を行うとき、変更記憶手段に記憶されている変更
    情報も送受信し、変更情報に基づいてデータベースの同
    一化処理を行うシンクロナイズ手段とを含むデータベー
    ス管理装置として機能させるためのプログラムを記録し
    た媒体。
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