JP4909947B2 - ネットワーク接続設定プログラム、ネットワーク接続システム、ネットワーク接続設定方法、及び、情報端末 - Google Patents

ネットワーク接続設定プログラム、ネットワーク接続システム、ネットワーク接続設定方法、及び、情報端末 Download PDF

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Description

本発明は、ネットワークに接続する情報端末に対し、新たに接続する接続対象のネットワークに関するネットワーク接続設定処理を行う場合におけるネットワーク接続設定プログラム、ネットワーク接続システム、ネットワーク接続設定方法、及び、情報端末に関する。
ネットワークに接続される端末に対し、例えば、NIC(Network Interface Card)などのネットワーク接続手段に対する自動設定する技術や、設定情報を自動取得する技術がある。例えば、自動設定技術としては、IP(Internet Protocol)アドレス等の設定に関し、IPアドレスが固定設定である場合と、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)を利用することによりIPアドレスが自動取得となる場合とのいずれの場合に対しても対応する自動設定技術がある。
また、ネットワーク環境に応じて自動的に設定内容を選択してネットワーク設定を実施する技術や、端末上で起動させるアプリケーション毎に対応したネットワーク設定を自動で実施する技術がある(例えば、特許文献1、2)。
特許第3724574号公報 特開2004−32534号公報
しかしながら、上記の技術は、いずれも端末が単一のネットワーク接続手段を備える場合を想定しており、端末がネットワーク接続手段を複数備える場合については考慮されていない。例えば、パーソナルコンピュータ等の端末に複数のネットワーク接続手段が存在する場合、設定を行いたいネットワーク接続手段(設定対象のネットワーク接続手段)を特定し、特定したネットワーク接続手段に対して設定を行う必要がある。しかし、上述の技術では、ネットワーク接続手段が複数ある場合、ユーザ(オペレータ)は、設定対象のネットワーク接続手段を選択しなければならない。
そこで、設定対象のネットワーク接続手段を自動的に選択することが求められるが、選択したネットワーク接続手段に対して設定を行う場合、他のネットワーク接続手段の設定により意図した通りの通信を実現できない場合がある。例えば、他のネットワーク接続手段に接続されているネットワークのネットワークアドレスと、設定対象のネットワーク接続手段に接続されているネットワークのネットワークアドレスとが同一となる(一致する)の場合や、設定対象のネットワーク接続手段以外のデフォルトルートが固定で設定してある場合などである。
このような場合、自動選択したネットワーク接続手段に対し、自動設定処理を実行しても通信が可能にならない。このため、手動による設定処理を行わなければならないが、その際ユーザは、意図した通信の阻害要因を特定するための高度なネットワークに関する知識が必要となり、容易にネットワークへの接続設定処理を行うことが難しいという問題がある。
本発明は、このような事情を考慮し、上記の問題を解決すべくなされたもので、その目的は、ネットワーク接続設定処理を行う際に、端末に複数のネットワーク接続手段がある場合でも、適切なネットワーク接続設定処理を実行することができるネットワーク接続設定プログラム、ネットワーク接続システム、ネットワーク接続設定方法、及び、情報端末を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明は、複数のネットワーク接続手段(例えば、実施形態におけるNW接続30−1〜30−n)と、当該ネットワーク接続手段の識別情報(例えば、実施形態におけるNW接続30−1〜30−n)に対応付けられる接続設定情報をネットワーク接続手段ごとに記憶するネットワーク接続設定情報記憶手段(例えば、実施形態における接続設定情報記憶部22)と、当該接続設定情報の書き換え処理及び接続の切り換え処理を行う接続設定変更手段とを備える情報端末と、当該情報端末に接続されるネットワーク接続設定対象となる第1ネットワーク(例えば、実施形態におけるネットワーク200)と、情報端末に接続される他のネットワーク(例えば、実施形態における他ネットワーク300、他ネットワーク500)とを備えるネットワーク接続システムにおける情報端末に用いられるコンピュータを、ネットワーク接続設定情報記憶手段からネットワーク接続手段ごとの接続設定情報を読み出すネットワーク接続情報取得機能手段(例えば、実施形態におけるNW接続情報取得機能部12)、ネットワーク接続情報取得機能手段が読み出す接続設定情報を第1接続設定情報(例えば、実施形態におけるNW接続情報データベース17が記憶する項番i=1〜nの接続設定情報)として記憶する第1記憶手段、第1ネットワークに接続する際に用いられる接続設定情報を予め第2接続設定情報(例えば、実施形態におけるNW接続情報データベース17が記憶する項番i=0の接続設定情報)として記憶する第2記憶手段、第2接続設定情報への接続設定変更を順次、複数のネットワーク接続手段に対し行い、第1ネットワークへの第1接続確認処理を行う第1接続設定手段(例えば、実施形態におけるNW接続1回目設定機能部13)、第1接続設定手段による第1接続確認処理の結果が失敗である場合、設定対象のネットワーク接続手段に対する他のネットワーク接続手段の接続を無効化し、当該設定対象のネットワーク接続手段に対し、第2接続設定情報への接続設定変更を行い、第1ネットワークへの第2接続確認処理を行い、当該第2接続確認処理の結果が失敗である場合、設定対象のネットワーク接続手段、又は前記複数のネットワーク接続手段のいずれか一方に対し、第1記憶手段が記憶する接続設定情報への接続設定変更を行う第2接続設定手段(例えば、実施形態における全NW接続無効化機能部15とNW接続2回目設定機能部14)として機能させることを特徴とするネットワーク接続設定プログラムである。
また、本発明の情報端末に用いられるコンピュータにおいて機能する第2接続設定手段は、第1ネットワークへの第2接続確認処理が成功するネットワーク接続手段である第1ネットワーク接続手段の識別情報を第1記憶手段から読み出し、読み出した当該識別情報を出力し、情報端末に用いられるコンピュータを、第2接続設定手段が出力する識別情報に対応する第1ネットワーク接続手段の接続に対し、当該接続を阻害する接続設定を無効化し、他のネットワーク接続手段に対応する第1接続設定情報に変更させる設定変更要求を接続設定変更手段に出力するネットワーク接続選択有効化機能手段(例えば、実施形態におけるNW接続選択有効化機能部16)として機能させることを特徴とする。
また、本発明の情報端末に用いられるコンピュータにおいて機能するネットワーク接続選択有効化機能手段は、第2接続設定手段が出力する識別情報に対応する第1ネットワーク接続手段の接続設定を有効化し、他のネットワーク接続手段の接続設定の有効化と無効化との組合せごとに、第1ネットワークへの接続確認処理を行い、接続確認処理の実行結果が接続成功である組合せのうち、いずれか1つ以上の組合せにおいて接続設定が有効化である接続設定を接続を阻害しない接続設定として判定し、いずれの組合せにおいても接続設定が無効化である接続設定について、接続を阻害する接続設定として判定し、接続を阻害する接続設定として判定した接続設定を無効化させることを特徴とする。
また、本発明の情報端末に用いられるコンピュータにおいて機能する第1接続設定手段は、第1接続確認処理の結果が失敗である場合、設定対象のネットワーク接続手段に対し、第1記憶手段が記憶する接続設定情報への接続設定変更を行うことを特徴とする。
また、本発明は、複数のネットワーク接続手段と、当該ネットワーク接続手段の識別情報に対応付けられる接続設定情報をネットワーク接続手段ごとに記憶するネットワーク接続設定情報記憶手段と、当該接続設定情報の書き換え処理及び接続の切り換え処理を行う接続設定変更手段とを備える情報端末と、当該情報端末に接続されるネットワーク接続設定対象となる第1ネットワークと、情報端末に接続される他のネットワークとを備えるネットワーク接続システムであって、情報端末が、ネットワーク接続設定情報記憶手段からネットワーク接続手段ごとの接続設定情報を読み出すネットワーク接続情報取得機能手段と、ネットワーク接続情報取得機能手段が読み出す接続設定情報を第1接続設定情報として記憶する第1記憶手段と、第1ネットワークに接続する際に用いられる接続設定情報を予め第2接続設定情報として記憶する第2記憶手段と、複数のネットワーク接続手段に対し、順次、第2接続設定情報への接続設定変更を行い、第1ネットワークへの第1接続確認処理を行う第1接続設定手段と、第1接続設定手段による第1接続確認処理の結果が失敗である場合、設定対象のネットワーク接続手段に対する他のネットワーク接続手段の接続を無効化し、当該設定対象のネットワーク接続手段に対し、第2接続設定情報への接続設定変更を行い、第1ネットワークへの第2接続確認処理を行い、当該第2接続確認処理の結果が失敗である場合、設定対象のネットワーク接続手段、又は前記複数のネットワーク接続手段のいずれか一方に対し、第1記憶手段が記憶する接続設定情報への接続設定変更を行う第2接続設定手段とを備えることを特徴とする複数ネットワーク接続システムである。
また、本発明は、複数のネットワーク接続手段と、当該ネットワーク接続手段の識別情報に対応付けられる接続設定情報をネットワーク接続手段ごとに記憶するネットワーク接続設定情報記憶手段と、当該接続設定情報の書き換え処理及び接続の切り換え処理を行う接続設定変更手段とを備える情報端末と、当該情報端末に接続されるネットワーク接続設定対象となる第1ネットワークと、情報端末に接続される他のネットワークとを備えるネットワーク接続システムにおけるネットワーク接続設定方法であって、情報端末が、第1ネットワークに接続する際に用いられる接続設定情報を第2接続設定情報として記憶手段に記憶させる第1記憶ステップと、ネットワーク接続設定情報記憶手段からネットワーク接続手段ごとの接続設定情報を読み出すネットワーク接続情報取得ステップと、読み出した接続設定情報を第1接続設定情報として記憶手段に記憶させる第2記憶ステップと、複数のネットワーク接続手段に対し、順次、第2接続設定情報への接続設定変更を行い、第1ネットワークへの第1接続確認処理を行う第1接続設定ステップと、第1接続設定手段による第1接続確認処理の結果が失敗である場合、設定対象のネットワーク接続手段に対する他のネットワーク接続手段の接続を無効化し、当該設定対象のネットワーク接続手段に対し、第2接続設定情報への接続設定変更を行い、第1ネットワークへの第2接続確認処理を行い、当該第2接続確認処理の結果が失敗である場合、設定対象のネットワーク接続手段、又は前記複数のネットワーク接続手段のいずれか一方に対し、第1記憶手段が記憶する接続設定情報への接続設定変更を行う第2接続設定ステップとを有することを特徴とする複数ネットワーク接続設定方法である。
また、本発明は、複数のネットワーク接続手段と、当該ネットワーク接続手段の識別情報に対応付けられる接続設定情報をネットワーク接続手段ごとに記憶するネットワーク接続設定情報記憶手段と、当該接続設定情報の書き換え処理及び接続の切り換え処理を行う接続設定変更手段とを備える情報端末と、当該情報端末に接続されるネットワーク接続設定対象となる第1ネットワークと、情報端末に接続される他のネットワークとを備えるネットワーク接続システムにおける情報端末であって、ネットワーク接続設定情報記憶手段からネットワーク接続手段ごとの接続設定情報を読み出すネットワーク接続情報取得機能手段と、ネットワーク接続情報取得機能手段が読み出す接続設定情報を第1接続設定情報として記憶する第1記憶手段と、第1ネットワークに接続する際に用いられる接続設定情報を予め第2接続設定情報として記憶する第2記憶手段と、第2接続設定情報への接続設定変更を順次、複数のネットワーク接続手段に対し行い、第1ネットワークへの第1接続確認処理を行う第1接続設定手段と、第1接続設定手段による第1接続確認処理の結果が失敗である場合、設定対象のネットワーク接続手段に対する他のネットワーク接続手段の接続を無効化し、当該設定対象のネットワーク接続手段に対し、第2接続設定情報への接続設定変更を行い、第1ネットワークへの第2接続確認処理を行い、当該第2接続確認処理の結果が失敗である場合、設定対象のネットワーク接続手段、又は複数のネットワーク接続手段のいずれか一方に対し、第1記憶手段が記憶する接続設定情報への接続設定変更を行う第2接続設定手段とを備えることを特徴とする情報端末である。
情報端末が、各ネットワーク接続手段に対し、順次設定処理を行い、疎通対象に対する接続確認処理を実行する第1接続設定手段を備えるようにした。これにより、ユーザにネットワーク接続手段を選択させることなく、設定対象のネットワーク接続手段を特定することができ、疎通対象のネットワーク、サーバ、ルータ宛の通信など、ユーザの意図する疎通対象への通信を実現する設定処理を行うことが可能になる。
また、情報端末が設定処理を行う際に、第1接続設定手段による設定処理前の接続設定情報を第1記憶手段に保存しておき、第2接続設定手段による設定後、通信が成功しない場合は、当該ネットワーク接続手段に対応する設定内容を設定前の状態に戻すようにした。これにより、設定対象以外のネットワーク接続手段の接続設定に不要な設定変更を残さずに設定処理を行うことが可能になるという効果がある。
また、この発明によれば、情報端末が、設定処理を行う際に、他のネットワーク接続手段の接続設定の影響により、意図した通信ができない場合、意図した通信を阻害しているネットワーク接続手段の接続設定を無効化するネットワーク接続選択有効化機能手段を備えるようにした。これにより、意図した疎通対象への通信が可能になるという効果がある。
また、この発明によれば、情報端末が備えるネットワーク接続選択有効化機能手段が、意図した通信を阻害しているネットワーク接続手段を特定し、特定したネットワーク接続手段の接続設定を無効化するようにした。これにより、通信を阻害するネットワーク接続手段の設定以外を変更せずに、意図した疎通対象への通信が可能になるという効果がある。
また、この発明によれば、情報端末が第1接続設定手段による設定処理前の接続設定情報を第1記憶手段に保存しておき、第1接続設定手段による設定後、通信が成功しない場合は、当該ネットワーク接続手段に対応する設定内容を設定前の状態に戻すようにした。これにより、設定対象以外のネットワーク接続手段の接続設定に不要な設定変更を残さずに設定処理を行うことが可能になるという効果がある。
以下、本発明の一実施形態による複数ネットワーク接続システム1を図面を参照して説明する。図1は、本実施形態による情報端末100と、ネットワーク200と、グローバルネットワーク400との接続の関係を示す概略図である。
ネットワーク200は、例えば、ルータなどの複数の伝送装置210と、サーバ220と、図示しないゲートウェイ装置とを備えるローカルIP(Internet protocol)網や、プライベートネットワークなどの閉域網であり、ゲートウェイ装置を介してグローバルネットワーク400との通信を行う。
ネットワーク200内の伝送装置210、サーバ220は、プライベートIPアドレスを用いて通信を行う。このプライベートIPアドレスは、ネットワーク200内の装置ごとに固有のアドレスであり、ネットワーク200の外部に公開しないアドレスである。ゲートウェイ装置は、グローバルネットワーク400において用いるグローバルIPアドレスとネットワーク200内で用いるプライベートIPアドレスとを、ネットワーク200内の装置からの要求に応じてアドレス変換する。したがって、非公開のプライベートIPアドレスを用いるネットワーク200内への装置に対して、グローバルネットワーク400側から通信することはできないこととなる。
各家庭や、ユーザ側に備えられる複数の情報端末100は、ネットワーク200を介して、例えば、インターネットなどのグローバルネットワーク400に接続される。
図2は、本実施形態による複数ネットワーク接続システム1の一例として、情報端末100が、例えば、NICなどのNW(ネットワーク)接続(ネットワーク接続手段)を複数備えており、異なるネットワーク接続手段を介してネットワーク200と他ネットワーク300とに接続される。本実施形態において、予め他ネットワーク300に接続される情報端末100に、新たにネットワーク200が接続される場合のネットワーク200に関するネットワーク接続手段の設定処理を例に説明する。
他ネットワーク300は、電話網などの公衆網や、LAN(Local Area Network)、専用線などの私設網からなり、グローバルネットワーク400に接続される。
情報端末100は、ネットワーク200を介する通信経路と、他ネットワーク300を介する通信経路との2つの経路によってグローバルネットワーク400への通信を行う。
ここで、情報端末100において、ネットワーク200内に備えられるサーバ220を疎通対象として通信を行う場合、上述したように、グローバルネットワーク400側からプライベートIPアドレスを用いるネットワーク200内の装置に通信することができない。したがって、情報端末100は、他ネットワーク300へのNW接続ではなく、ネットワーク200へのNW接続を介してネットワーク200のサーバ220に接続することとなる。
また、疎通対象となる装置、例えば、サーバ220は、送信データのヘッダ情報に含まれる送信元の通信ポートを指定した受信を行うことができる。
一方、情報端末100が、グローバルネットワーク400などの広域網を経由してデータをサーバ220に送信する際、NAPT(Network Address Port Translation)などにより、送信データのヘッダ情報に含まれる送信元の通信ポート番号が変換される場合がある。また、不正アクセスを抑制するため、閉域網であるネットワーク200と広域網であるグローバルネットワーク400との間において、ヘッダ情報に含まれる送信元の通信ポートをフィルタリングする装置を備えることがある。
上記の場合、グローバルネットワーク400からサーバ220へデータを送信するためのアドレスが公開されていても、サーバ220が送信元の通信ポートを指定しているため、グローバルネットワーク400側からサーバ220にデータを送信しても、サーバ220はデータを受信することができない。
次に、情報端末100の内部構成について説明する。
図3は、情報端末100の構成を示すブロック図である。情報端末100は、例えば、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants:情報携帯端末)、携帯電話などのコンピュータ端末であり、ネットワーク接続設定プログラム10と、OS(Operating System)側インタフェース20と、ネットワークインタフェースデバイス30とを備える。
情報端末100が備えるネットワークインタフェースデバイス30は、n個(2≦n)のネットワーク接続手段として、NW接続30−1〜30−nを備え、情報端末100と、NW接続30−1〜30−nが接続するネットワークとの間の通信を実現する。
NW接続30−1〜30−nは、他の装置や、ネットワークとの通信を行うためのインタフェースを実現するネットワーク接続手段であり、例えば、NICなどのハードウエアが適用される。
OS側インタフェース20は、接続設定変更部21と接続設定情報記憶部22とを備え、ネットワーク接続設定プログラム10から入力される要求に基づき、NW接続30−1〜30−nの接続設定の設定変更処理を行う。
接続設定変更部21は、ネットワーク接続設定プログラム10から入力される接続設定変更要求に基づき、接続設定情報記憶部22が記憶する接続設定情報の書き換えを行うことにより、接続設定変更処理を行う。接続設定変更部21は、例えば、API(Application Programming Interface)などを適用することが可能である。
接続設定情報記憶部22は、NW接続30−1〜30−nを識別するための識別情報に対応付けられるn個の接続設定情報のテーブルを記憶する。図4は、接続設定情報記憶部22が記憶する接続設定情報のテーブルのデータ構成及びデータ例を示す概略図である。図示するように、接続設定情報のテーブルは、2次元の表形式のデータであり、NW接続30−1〜30−nの識別情報となるNW接続と、接続名と、有効/無効と、ケーブル接続と、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)の有効化と、DHCPと、IPアドレスとの各項目の列を有している。この接続設定情報のテーブルの主キーは、NW接続である。また、接続設定情報のテーブルの各行は、NW接続毎に存在する。
項目「NW接続」は、NW接続30−1〜30−nを識別するための識別情報であり、ここでは、符号を含むNW接続30−1〜30−nの構成名を識別情報の例として用いる。項目「接続名」は、情報端末100を操作するユーザ(オペレータ)によって設定される接続設定情報を識別するための情報である。項目「有効/無効」は、当該接続設定情報が有効であるか無効であるかを示す情報である。項目「ケーブル接続」は、NW接続30−1〜30−nに通信ケーブルが接続されているか否かを示す情報である。
項目「TCP/IPの有効化」は、TCP/IPの有効化、無効化を示す情報である。項目「DHCP」は、各NW接続30−1〜30−nがネットワーク接続する際に必要な接続設定情報を自動的に割り当てるプロトコルの有効化、無効化を示す情報である。項目「IPアドレス」は、各NW接続30−1〜30−nが接続するネットワーク内において情報端末100に割り当てられるIPアドレスを示す情報である。
なお、NW接続30−1〜30−nは、接続設定情報記憶部22が記憶するNW接続30−1〜30−nの接続設定情報に基づき、図示しないNW接続30−1〜30−nの制御部がNW接続30−1〜30−nを制御する。例えば、NW接続30−1〜30−nにおける非接続との接続切り換え処理は、接続設定情報記憶部22の接続設定情報のテーブルの項目「有効/無効」の情報を「有効」から「無効」に書き換えることにより、制御部が接続を切断することになる。なお、NW接続30−1〜30−nの制御部は、接続設定情報記憶部22を所定周期で読み出すことにより、接続設定情報を取得することでもよいし、接続設定情報記憶部22のテーブルを更新する際に接続設定変更部21が更新した接続設定情報をNW接続30−1〜30−nの制御部に出力することでもよい。
情報端末100のネットワーク接続設定プログラム10は、当該情報端末100内部において、例えば、ハードディスクなどコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、情報端末100がネットワーク接続設定プログラム10を読み出して実行することによって、ネットワーク接続設定プログラム10が備える各機能部による処理が行われる。
ネットワーク接続設定プログラム10は、NW接続設定制御機能部11、NW接続情報取得機能部12、NW接続1回目設定機能部13、NW接続2回目設定機能部14、全NW接続無効化機能部15、NW接続選択有効化機能部16、NW接続情報データベース17を備え、OS側インタフェース20に要求信号を出力することにより、情報端末100における接続対象となるネットワーク200へのネットワーク接続設定処理を行う。
NW接続設定制御機能部11は、ネットワーク接続設定プログラム10の各部の制御を行う。
NW接続情報取得機能部12は、NW接続設定制御機能部11からの接続設定情報取得要求の入力に基づき、OS側インタフェース20の接続設定情報記憶部22から情報端末100の接続設定情報を読み出し、読み出した接続設定情報をNW接続情報データベース17に書き込む。NW接続情報取得機能部12は、例えば、OS側インタフェース20からNW接続30−1〜30−nの接続設定情報を「ipconfig」等のコマンドやレジストリ値の確認要求の出力などにより取得する。
NW接続1回目設定機能部13は、NW接続設定制御機能部11からのNW接続設定要求の入力に基づき、ネットワークインタフェースデバイス30が備える複数のネットワーク接続手段ごとに、ネットワーク200に接続する際に用いられる設定情報を適用し、ネットワーク200に関する接続設定処理を実行する。
なお、NW接続1回目設定機能部13は、接続確認処理として、例えば、「ping」コマンドなどを用いることにより、疎通対象となるネットワーク200内のサーバ220への接続確認を行い、接続設定処理の実行結果をNW接続設定制御機能部11に出力する。また、接続確認処理の結果が接続失敗の場合、設定対象のNW接続30−1〜30−nの設定を処理前の設定に戻す。また、NW接続1回目設定機能部13は、OS側インタフェース20の接続設定変更部21に対し、「netsh」コマンドを出力することにより、接続設定処理を行う。
NW接続2回目設定機能部14は、NW接続設定制御機能部11からのNW接続設定要求の入力に基づき、ネットワークインタフェースデバイス30が備える複数のネットワーク接続手段ごとに、設定対象以外のNW接続30−1〜30−nの接続を無効化させ、ネットワーク200に接続する際に用いられる設定情報を設定対象に適用し、ネットワーク200に関する接続設定処理を実行する。また、NW接続2回目設定機能部14は、接続確認処理として、疎通対象となるネットワーク200内のサーバ220への接続確認を行い、接続成功となるNW接続の識別情報「p」を含む接続設定処理の実行結果をNW接続設定制御機能部11に出力する。
全NW接続無効化機能部15は、NW接続設定制御機能部11からの接続無効化要求の入力に基づき、情報端末100における全てのNW接続30−1〜30−nの接続設定を無効とする接続設定処理を実行する。また、全NW接続無効化機能部15は、OS側インタフェース20の接続設定変更部21に対し、「netsh」コマンドを出力することにより、全てのネットワーク接続を無効化する接続設定処理を行う。
NW接続選択有効化機能部16は、NW接続設定制御機能部11からの接続成功となるNW接続の識別情報「p」を含むNW接続設定要求の入力に基づき、識別情報「p」に対応するNW接続において、サーバ220への通信を阻害する接続設定を特定し、特定した接続設定を無効化する接続設定処理を行う。また、NW接続選択有効化機能部16は、特定した接続設定と、識別情報「p」に対応するNW接続の接続設定とを除く、他のNW接続の接続設定を初期設定に戻す接続設定処理を行う。ここで、初期設定とは、情報端末100におけるネットワーク200への接続設定処理開始前のNW接続30−1〜30−nの接続設定とする。
NW接続情報データベース17は、項番「i=0」の項目に接続設定対象となるネットワーク200に接続する際に用いられる接続設定情報を記憶し、項番「i=1、2、・・・、n」にNW接続情報取得機能部12が取得する初期設定となる情報端末100の接続設定情報をNW接続ごとに記憶する。
図2の複数ネットワーク接続システム1に示す情報端末100は、上述した図3の各構成を備える。
次に、本発明の一実施形態において、図2に示す他ネットワーク300に接続される情報端末100が、新たにネットワーク200に接続される場合の複数ネットワーク接続システム1の動作について説明する。
以下、情報端末100のネットワーク接続設定プログラム10の機能ブロックごとに、その処理の流れについてフローチャートを用いて説明する。図5は、NW接続設定制御機能部11の処理フローを示す図である。なお、上述したように、NW接続設定制御機能部11は、ネットワーク接続設定プログラム10の全体の処理の流れを制御するため、図5に示す処理フローは、ネットワーク接続設定プログラム10における処理の流れの概要を示す図となる。
図5において、ネットワーク接続設定プログラム10のNW接続設定制御機能部11は、設定対象となるネットワーク200のNW接続設定処理を開始すると、NW接続情報取得機能部12に、情報端末100の接続設定情報取得要求を出力する(ステップS1)。NW接続情報取得機能部12により、情報端末100の接続設定情報がNW接続情報データベース17に書き込まれ、取得完了通知が応答されると、NW接続設定制御機能部11は、NW接続情報データベース17から、情報端末100のNW接続30−1〜30−nの数であるNW接続数nの情報を取得する(ステップS2)。
なお、NW接続設定制御機能部11は、NW接続数nの情報の取得処理として、例えばNW接続情報データベース17が記憶する情報端末100の接続設定情報の数、すなわち、項番i=1、2、・・・、nまでの行数をNW接続数nとして取得する処理を行う。
次に、NW接続設定制御機能部11は、NW接続数nの情報を含むNW接続設定要求をNW接続1回目設定機能部13に出力する(ステップS3)。NW接続1回目設定機能部13により、NW接続30−1〜30−nに対してネットワーク200に関する接続設定処理と、サーバ220への接続確認処理とが実行され、接続確認処理結果が応答されると、NW接続設定制御機能部11は、当該応答が接続成功を示す通知であるか否かを判定する(ステップS4)。NW接続1回目設定機能部13からの応答が接続成功を示す通知の場合、NW接続設定制御機能部11は、情報端末100のユーザに接続設定完了を通知し、ネットワーク接続設定プログラム10におけるNW接続設定処理を終了する。
NW接続設定制御機能部11は、NW接続1回目設定機能部13からの応答が接続失敗を示す通知の場合、NW接続数nを含むNW接続無効化要求を出力する(ステップS5)。全NW接続無効化機能部15により、NW接続30−1〜30−nの全ての接続が無効化され、設定完了を示す通知が応答されると、NW接続設定制御機能部11は、NW接続数nの情報を含むNW接続設定要求をNW接続2回目設定機能部14に出力する(ステップS6)。NW接続2回目設定機能部14により、NW接続30−1〜30−nに対して、設定対象以外のNW接続30−1〜30−nの接続を無効化され、ネットワーク200に関する接続設定処理と、サーバ220への接続確認処理とが順次実行され、接続確認処理結果が応答されると、NW接続設定制御機能部11は、当該応答が接続成功を示す通知であるか否かを判定する(ステップS7)。なお、NW接続2回目設定機能部14から入力される上述の接続成功を示す通知には、接続が成功したNW接続識別情報pが含まれる。
NW接続設定制御機能部11は、NW接続2回目設定機能部14からの応答が接続成功を示す通知である場合、NW接続数nの情報と、この通知に含まれるNW接続識別情報pとを含むNW接続設定要求をNW接続選択有効化機能部16に出力する。また、NW接続設定制御機能部11は、NW接続選択有効化機能部16から設定完了通知が応答されると、情報端末100のユーザに接続設定完了を通知し、ネットワーク接続設定プログラム10におけるNW接続設定処理を終了する。なお、ここで、NW接続設定制御機能部11は、ネットワーク200に接続するNW接続以外の接続設定を変更したことを通知するようにしてもよい(ステップS8)。
一方、ステップS7において、NW接続設定制御機能部11は、NW接続2回目設定機能部14からの応答が接続失敗を示す通知である場合、設定失敗を情報端末100のユーザに通知し、ネットワーク接続設定プログラム10におけるNW接続設定処理を終了する。
以上、上述した図5の各ステップを実行し、NW接続設定制御機能部11がNW接続設定処理を行う。
ここで、ステップS4、S7におけるネットワーク接続設定プログラム10が行う接続確認処理の結果は、以下に示す接続確認処理によって得られる結果である。以下、接続確認処理とは、この処理内容であることとして説明する。
ネットワーク接続設定プログラム10には、予め、接続確認処理において疎通対象となるサーバ220の宛先情報が含まれている。ここで、サーバ220の宛先情報は、ネットワーク200内で用いられるサーバ220のプライベートIPアドレスである。
図2を用いて上述したように、サーバ220に対する通信は、ネットワーク200に直接接続され、ネットワーク200で用いられるプライベートIPアドレスを付与された装置からのみ接続可能となる。
したがって、ネットワーク接続設定プログラム10による情報端末100からネットワーク200への接続確認処理は、グローバルネットワーク400に対する接続確認処理ではなく、サーバ220に対する通信が可能か否かを判定することにより行う。例えば、ネットワーク接続設定プログラム10は、接続確認対象のNW接続30−iから出力させる信号要求として、サーバ220のプライベートIPアドレスを宛先とするpingコマンドの実行要求をOS側インタフェース20に出力する。ネットワーク接続設定プログラム10は、OS側インタフェース20から出力されるpingコマンドの実行結果のデータに基づき、サーバ220との接続成功か否かを判定する。ここで、pingコマンドに対する応答が、エラーメッセージなどの接続失敗を示す情報であれば、ネットワーク接続設定プログラム10は、疎通対象のサーバ220への接続失敗と判定し、接続成功を示す情報であれば、サーバ220への接続成功と判定する。
次に、ネットワーク接続設定プログラム10のNW接続情報取得機能部12の処理の流れについて説明する。図6は、図5のステップS1において、NW接続設定制御機能部11がNW接続情報取得機能部12に接続設定情報取得要求を出力した場合におけるNW接続情報取得機能部12の処理フローを示す図である。NW接続情報取得機能部12は、NW接続設定制御機能部11から接続設定情報取得要求が入力されると(ステップS11)、OS側インタフェース20に情報端末100の接続設定情報要求を出力し、OS側インタフェース20からの応答として、情報端末100のNW接続30−1〜30−nの接続設定情報を取得する(ステップS12)。NW接続情報取得機能部12は、取得した接続設定情報をNW接続情報データベース17に書き込むことにより、接続設定情報を保存する(ステップS13)。
図7は、情報端末100の接続設定情報が、NW接続情報取得機能部12によってステップS13において書き込まれた際のNW接続情報データベース17の接続設定情報のテーブルのデータ構成例を示す概略図である。図示するように、NW接続情報データベース17の接続設定情報のテーブルは、2次元の表形式のデータであり、項番(i)と、接続名と、NW接続と、有効/無効と、ケーブル接続と、TCP/IPの有効化と、DHCPと、IPアドレスとの各項目の列を有している。なお、NW接続情報データベース17の接続設定情報のテーブルの項目について、図4に示す接続設定情報記憶部22の接続設定情報のテーブルにおける項目と同様の項目については、同一の項目名を付してある。
NW接続情報データベース17の接続設定情報のテーブルの主キーは、項番(i)である。また、接続設定情報のテーブルの各行は、項番毎に存在する。項目「項番(i)」は、NW接続情報データベース17の各行の接続設定情報を識別する際に用いられる識別情報である。ステップS13において、NW接続情報取得機能部12は、図4に示す接続設定情報記憶部22が記憶するn個の接続設定情報に対し、N(N=1、2、・・・、n)番目の接続設定情報を、NW接続情報データベース17の項番i=Nに対応する行に書き込む。
NW接続情報取得機能部12は、NW接続情報データベース17への接続設置情報の書き込み後、接続設定情報の取得が完了したことを通知する取得完了通知をNW接続設定制御機能部11に応答する(ステップS14)。
以上、説明したように、NW接続情報取得機能部12は、ステップS11〜S14の処理手順によって情報端末100の接続設定情報を取得する。
次に、ネットワーク接続設定プログラム10のNW接続1回目設定機能部13の処理の流れについて説明する。図8は、図5のステップS3において、NW接続設定制御機能部11がNW接続1回目設定機能部13にNW接続設定要求を出力した場合におけるNW接続1回目設定機能部13の処理フローを示す図である。NW接続1回目設定機能部13は、NW接続設定制御機能部11からNW接続設定要求が入力されると(ステップS31)、設定対象のNW接続30−i接続設定情報を示す項番iを「i=1」として(ステップS32)、NW接続情報データベース17が記憶する項番0の接続設定情報を読み出す(ステップS33)。上述したように、NW接続情報データベース17の項番0の接続設定情報は、ネットワーク200に接続する際に用いられる接続設定情報である。
NW接続1回目設定機能部13は、NW接続情報データベース17から項番iの接続設定情報を読み出し、読み出した接続設定情報の項目「ケーブル接続」の情報に基づき、NW接続30−iのケーブル接続の有無を判定する(ステップS34)。NW接続30−iがケーブル接続済みではないと判定した場合、NW接続1回目設定機能部13は、iを1インクリメント(加算)して、ステップS34の処理に戻る(ステップS35)。NW接続1回目設定機能部13は、判定対象のNW接続30−iがケーブル接続済みであると判定するまでステップS34とS35とを繰り返す。
NW接続1回目設定機能部13は、ステップS34において、NW接続30−iにケーブル接続済みであると判定すると、当該NW接続30−iにNW接続情報データベース17から読み出した項番0の接続設定情報を適用させる接続設定変更要求を接続設定変更部21に出力する(ステップS36)。ここで、ステップS36における接続設定変更要求は、NW接続30−iの識別情報「NW接続30−i」と、項番0の接続設定情報とを含む要求信号である。このとき、接続設定変更部21は、入力される接続設定変更要求に基づき、接続設定情報記憶部22のNW接続30−iに対応する接続設定情報を、入力された項番0の接続設定情報に書き換えることにより、接続設定変更処理を実行し、NW接続1回目設定機能部13に接続設定変更完了を通知する。
NW接続1回目設定機能部13は、接続設定変更部21から接続設定変更完了の通知が入力されると、ネットワーク200への接続確認処理を実行する(ステップS37)。
NW接続1回目設定機能部13は、接続確認処理の結果が接続成功であるか否かを判定し(ステップS38)、接続確認処理の結果が接続成功である場合、NW接続設定制御機能部11に接続成功を通知し、NW接続1回目設定機能部13におけるNW接続設定処理を終了する(ステップS39)。
一方、ステップS38において、接続確認処理の結果が接続失敗である場合、NW接続1回目設定機能部13は、項番iに対応する接続設定情報をNW接続情報データベース17から読み出す(ステップS40)。
NW接続1回目設定機能部13は、NW接続30−iにNW接続情報データベース17から読み出した項番iの接続設定情報を適用させる接続設定変更要求を接続設定変更部21に出力する(ステップS41)。
NW接続1回目設定機能部13は、接続設定変更部21から接続設定変更完了の通知が入力されると、iの値と、NW接続数nの値とを比較する(ステップS42)。iの値とnの値とが一致しない場合、ステップS35と同様に、NW接続1回目設定機能部13は、iを1インクリメントして、ステップS34の処理に戻る(ステップS43)。NW接続1回目設定機能部13は、判定対象のNW接続30−iに対する接続確認処理結果が接続失敗となる場合に、iの値がnの値と一致するまでステップS34〜S43の処理を繰り返し、iの値とnの値とが一致した場合、全てのNW接続30−1〜30−nに対してネットワーク200の接続設定処理が失敗したこととして、接続失敗をNW接続設定制御機能部11に通知し、NW接続1回目設定機能部13におけるNW接続設定処理を終了する(ステップS44)。
以上に示した図8の各ステップを実行し、NW接続1回目設定機能部13がNW接続設定処理を行う。上述したように、NW接続1回目設定機能部13は、NW接続30−iに対するNW接続設定処理において、ステップS38の接続確認処理結果が接続失敗となる場合、ステップS40〜S41においてNW接続情報データベース17が記憶するNW接続設定処理前の情報端末100の接続設定情報を適用させるようにした。これにより、NW接続1回目設定機能部13は、ネットワーク200以外のネットワークに接続するNW接続30−1〜30−nの接続設定情報に対し、変更を加えることなくネットワーク200に関するNW接続設定処理を行うことが可能になるという効果がある。
次に、ネットワーク接続設定プログラム10の全NW接続無効化機能部15の処理の流れについて説明する。図9は、図5のステップS5において、NW接続設定制御機能部11が全NW接続無効化機能部15にNW接続無効化要求を出力した場合における全NW接続無効化機能部15の処理フローを示す図である。
全NW接続無効化機能部15は、NW接続設定制御機能部11からNW接続無効化要求が入力されると(ステップS51)、無効化対象のNW接続30−i接続設定情報を示す項番iを「i=1」として(ステップS52)、NW接続情報データベース17が記憶する項番iの接続設定情報を読み出す(ステップS53)。全NW接続無効化機能部15は、読み出した接続設定情報の項目「有効/無効」の情報に基づき、NW接続30−iの接続設定情報が有効であるか否かを判定する(ステップS54)。
NW接続30−iの接続設定情報が有効ではない、すなわち、無効であると判定した場合、全NW接続無効化機能部15は、iを1インクリメント(加算)して、ステップS53の処理に戻る(ステップS55)。全NW接続無効化機能部15は、判定対象のNW接続30−iの接続設定情報が有効であると判定するまでステップS53〜S55の処理を繰り返す。
全NW接続無効化機能部15は、ステップS54において、NW接続30−iの接続設定情報が有効であると判定すると、当該NW接続30−iの接続を無効化させる接続設定変更要求を接続設定変更部21に出力する(ステップS56)。このステップS56における接続設定変更要求は、NW接続情報データベース17から読み出したNW接続30−iの接続設定情報に対し、項目「有効/無効」の情報を「無効」に変更した接続設定情報を含む接続設定変更要求でも良いし、NW接続30−iの識別情報と無効要求とを含む接続設定変更要求であっても良い。
全NW接続無効化機能部15は、接続設定変更部21から接続設定変更完了の通知が入力されると、iの値と、NW接続数nの値とを比較する(ステップS57)。iの値とnの値とが一致しない場合、ステップS55と同様に、全NW接続無効化機能部15は、iを1インクリメントして、ステップS53の処理に戻る(ステップS58)。
全NW接続無効化機能部15は、iの値がnの値と一致するまでステップS53〜S58の処理を繰り返し、iの値とnの値とが一致した場合、全てのNW接続30−1〜30−nに対してNW接続無効化処理が終了したこととして、設定完了をNW接続設定制御機能部11に通知し、全NW接続無効化機能部15におけるNW接続無効化処理を終了する(ステップS59)。以上に示した図9の各ステップを実行し、全NW接続無効化機能部15がNW接続無効化処理を行う。
次に、ネットワーク接続設定プログラム10のNW接続2回目設定機能部14の処理の流れについて説明する。図10は、図5のステップS6において、NW接続設定制御機能部11がNW接続2回目設定機能部14にNW接続設定要求を出力した場合におけるNW接続2回目設定機能部14の処理フローを示す図である。ここで、全NW接続無効化機能部15によるNW接続無効化処理の後にNW接続2回目設定機能部14がNW接続設定処理を行うため、設定対象となるNW接続30−i以外のNW接続30−1〜30−nの接続が無効化された状態で実施される。
なお、図8に示すNW接続1回目設定機能部13の処理と同様の処理については同一のステップ番号を付し、異なる処理について説明する。
NW接続1回目設定機能部13のNW接続設定処理とNW接続2回目設定機能部14のNW接続設定処理とにおいて、以下の2つの処理ステップについて異なる。
1つ目は、図5のステップS39に対応する図10のステップS392の処理である。NW接続2回目設定機能部14は、上述した図8においてNW接続1回目設定機能部13が行う処理と同様に、ステップS31〜S38の処理を行う。ステップS38において、接続確認処理結果が接続成功である場合、NW接続2回目設定機能部14は、接続成功となる項番iの値を接続が成功したNW接続30−iのNW接続識別情報pとし、このNW接続識別情報pを含む接続成功を示す通知をNW接続設定制御機能部11に応答し、NW接続2回目設定機能部14におけるNW接続設定処理を終了する(ステップS392)。
2つ目は、図8のステップS41と、ステップS42との間において、NW接続2回目設定機能部14が、新たにステップS412の処理を行う点がNW接続1回目設定機能部13のNW接続設定処理と異なる。
NW接続2回目設定機能部14は、ステップS41の接続設定変更要求の出力処理後、接続設定変更部21から設定完了の通知が入力されると、図9のステップS56と同様に、設定対象のNW接続30−iの接続を無効化させる接続設定変更要求を接続設定変更部21に出力する(ステップS412)。
NW接続2回目設定機能部14がステップS412の処理を行うようにしたことにより、設定対象であるNW接続30−i以外のNW接続30−1〜30−nの接続を無効化した状態で、ネットワーク200に関するNW接続設定処理を実施することが可能になる。
すなわち
2において、NW接続2回目設定機能部14が接続を無効化するため、常に設定対象であるNW接続30−i以外のNW接続30−1〜30−nの接続を無効化した状態となる。
上述したように、NW接続2回目設定機能部14が、他のNW接続30−1〜30−nの接続を無効化して、ネットワーク200に関するNW接続設定処理を実行することにより、他のNW接続設定によって、ネットワーク200に関する通信が阻害されている場合であっても、ネットワーク200に接続するNW接続30−1〜30−nを特定することが可能になるという効果がある。
次に、ネットワーク接続設定プログラム10のNW接続選択有効化機能部16の処理の流れについて説明する。図11は、図5のステップS8において、NW接続設定制御機能部11がNW接続選択有効化機能部16にNW接続設定要求を出力した場合におけるNW接続選択有効化機能部16の処理フローを示す図である。NW接続選択有効化機能部16は、NW接続設定制御機能部11からNW接続識別情報pを含むNW接続設定要求が入力されると(ステップS81)、入力されたNW接続識別情報pに基づき、NW接続30−pの接続を有効としたまま、(n−1)個の他のNW接続30−1〜30−nの接続の有効/無効を切り換えて接続確認処理を実行する(ステップS82)。
ここで、(n−1)個の他のNW接続30−1〜30−nの接続の有効/無効の組合せは、「2の(n−1)乗」、すなわち、「2(n−1)」通りとなる。例えば、n=3、すなわち、ネットワークインタフェースデバイス30が3つのNW接続30−1〜30−3を備える場合、組合せのパターンは、「2(3−1)=2=4」通りとなる。
NW接続選択有効化機能部16のステップS82における接続確認処理の詳細について説明する。
図12は、n=3の場合におけるNW接続30−1〜30−3の接続の有効/無効の全組合せと、組合せのパターンごとの接続確認結果例を示す表と、NW接続30−1〜30−3の接続状況例の概念図とを示す図である。同図において、NW接続30−pに対応するNW接続30−2にネットワーク200が接続され、NW接続30−1にはケーブル接続なし、NW接続30−3には、他ネットワーク300が接続される場合を例に説明する。
同図に示すように、ネットワーク200に接続されるNW接続30−2以外のネットワーク接続手段となる、NW接続30−1とNW接続30−3との接続の有効/無効の組合せパターン(NW接続30−1の接続,NW接続30−3の接続)は、組合せパターン1(無効,無効)、組合せパターン2(無効,有効)、組合せパターン3(有効,無効)、組合せパターン4(有効,有効)の4通りとなる。
NW接続選択有効化機能部16は、組合せパターン1に応じて、NW接続30−1と、NW接続30−3との接続を無効化させ、NW接続30−2のみの接続を有効化させる接続設定変更要求を接続設定変更部21に出力する。NW接続選択有効化機能部16は、接続設定変更部21から接続設定変更完了の通知が入力されると、上述したようにサーバ220への接続確認処理を実行し、当該組合せパターンに対応させて接続確認結果をNW接続選択有効化機能部16内部に予め備える記憶領域に記憶する。
同様に、組合せパターン2〜組合せパターン4の全ての組合せについて、接続設定変更要求を接続設定変更部21に出力し、接続確認処理を行う。図12では、一例として、組合せパターン1と組合せパターン3とにおいて、サーバ220との接続確認処理結果が接続成功となる場合を例として示す。
NW接続選択有効化機能部16は、全ての組合せパターンについて接続設定変更処理と接続確認処理とを行うと、NW接続30−2におけるサーバ220への通信を阻害するNW接続30−qの特定処理を行う(ステップS83)。
次にステップS83において、NW接続選択有効化機能部16が行うNW接続30−qの特定方法について説明する。NW接続選択有効化機能部16は、ステップS82の接続確認結果が接続成功(○)となる組合せパターンを抽出する。例えば、図12では、組合せパターン1と組合せパターン3とが該当する。
次に、NW接続選択有効化機能部16は、抽出した組合せパターンについて、項目「有効/無効」について、有効を示す「○」のNW接続30−1〜30−nごとのANDとORとを算出する。例えば、図12では、NW接続30−1について、組合せパターン1「無効」、組合せパターン3「有効」となるため、このANDとORとは、NW接続30−1(AND,OR)=(×,○)となる。同様に、図12を参照すると、NW接続30−2(AND,OR)=(○,○)となり、NW接続30−3(AND,OR)=(×,×)となる。
ここで、サーバ220への通信を阻害するNW接続30−qの接続状況が「有効」である場合、サーバ220への接続確認結果はいずれも接続失敗となる。すなわち、NW接続30−qは、接続確認結果が接続成功となる組合せパターンのいずれにおいても接続状況が無効となる。この条件に基づき、NW接続選択有効化機能部16は、接続確認結果が接続成功となる組合せパターンのいずれか1パターン以上において、接続状況が「有効」となるNW接続30−1〜30−nについて、サーバ220への通信を阻害しないことと判定する。また、NW接続選択有効化機能部16は、接続確認結果が接続成功となる組合せパターンのいずれにおいても接続状況が無効となるNW接続30−1〜30−nをサーバ220への通信を阻害することと判定する。
具体的には、NW接続選択有効化機能部16は、算出したNW接続30−1〜30−nごとのANDとORとの組に基づき、(AND,OR)=(×,○)の場合をサーバ220への通信の阻害なし、(AND,OR)=(○,○)の場合をネットワーク200に接続するNW接続30−p、(AND,OR)=(×,×)の場合を疎通対象のサーバ220への接続を阻害するNW接続30−qとして判定することにより、NW接続30−qの特定処理を行う。例えば、図12に示す接続確認結果となる場合、NW接続選択有効化機能部16は、(AND,OR)=(×,×)となるNW接続30−3の接続設定がサーバ220への通信の阻害要因であることとして判定する。
NW接続選択有効化機能部16は、ステップS83において特定したサーバ220への通信の阻害要因となるNW接続30−qの接続を無効化させる接続設定変更要求を接続設定変更部21に出力する。また、NW接続選択有効化機能部16は、NW接続30−qとNW接続30−pとを除く他のNW接続30−1〜30−nの接続設定について、ネットワーク接続設定プログラム10によるNW接続設定処理開始前の状態に戻す接続設定変更要求を接続設定変更部21に出力する(ステップS84)。
ここで、NW接続選択有効化機能部16は、例えば、NW接続情報データベース17の項番i=1〜nから、NW接続30−pとNW接続30−qとを除くNW接続30−1〜30−nの接続設定情報を読み出し、読み出した接続設定情報を適用させる接続設定変更要求を接続設定変更部21に出力することでもよいし、読み出した接続設定情報の項目「有効/無効」の情報のみを適用させる接続設定変更要求を接続設定変更部21に出力することでもよい。例えば、図12に示す接続確認結果となる場合、NW接続選択有効化機能部16は、NW接続30−3の接続を無効化させる接続設定変更要求と、NW接続情報データベース17の項番1に対応する接続設定情報に基づき、NW接続30−1の接続を無効化させる接続設定変更要求とを出力する。
次に、NW接続選択有効化機能部16がステップS83においてNW接続30−qを特定する処理について、他の例を図面を用いて説明する。図13は、n=4の場合におけるNW接続30−1〜30−4の接続の有効/無効の全組合せと、組合せのパターンごとの接続確認結果例を示す表と、NW接続30−1〜30−4の接続状況例の概念図とを示す図である。同図において、NW接続30−1は、ケーブル接続なし、NW接続30−2は、他ネットワーク500に接続、NW接続30−3は、ネットワーク200に接続、NW接続30−4は、他ネットワーク300に接続されている。
n=4の場合、組合せのパターンは、「2(4−1)=2=8」通りとなる。図13に示す接続確認結果となる場合、NW接続選択有効化機能部16は、接続確認結果が接続成功となる組合せパターン3と組合せパターン7とについて、NW接続30−1〜30−nごとの有効/無効のANDとORとを算出する。図13において図示するように、NW接続選択有効化機能部16による算出結果は、NW接続30−1(AND,OR)=(×,○)、NW接続30−2(AND,OR)=(×,×)、NW接続30−3(AND,OR)=(○,○)、NW接続30−3(AND,OR)=(×,×)となる。
NW接続選択有効化機能部16は、この結果に基づき、(AND,OR)=(×,×)となるNW接続30−2とNW接続30−4との接続設定がサーバ220への通信の阻害要因であるとして判定する。
図14は、n=4の場合におけるNW接続30−1〜30−4の接続の有効/無効の全組合せと、組合せのパターンごとの接続確認結果例を示す表と、NW接続30−1〜30−4の接続状況例の概念図とを示す図である。同図におけるNW接続30−1〜30−4の接続状況は、図13と同様であり、通信確認結果のみ異なる。
図14に示す接続確認結果となる場合、NW接続選択有効化機能部16は、接続確認結果が接続成功となる組合せパターン1と組合せパターン3と組合せパターン5と組合せパターン7とについて、NW接続30−1〜30−nごとの有効/無効のANDとORとを算出する。
図14に図示するように、NW接続選択有効化機能部16による算出結果は、NW接続30−1(AND,OR)=(×,○)、NW接続30−2(AND,OR)=(×,○)、NW接続30−3(AND,OR)=(○,○)、NW接続30−3(AND,OR)=(×,×)となる。
NW接続選択有効化機能部16は、この結果に基づき、(AND,OR)=(×,○)となるNW接続30−1とNW接続30−2との接続設定は、サーバ220への通信を阻害しないものと判定する。また、NW接続選択有効化機能部16は、(AND,OR)=(×,×)となるNW接続30−4の接続設定がサーバ220への通信の阻害要因であるとして判定する。
上述の実施形態によれば、NW接続1回目設定機能部13が、各NW接続30−1〜30−nに対し、順番に設定処理を行い、設定対象のネットワーク200に接続するNW接続30−1〜30−nにNW接続情報データベース17が記憶する項番i=0の設定情報を適用するようにした。これにより、ユーザにNW接続30−1〜30−nのうち、ネットワーク200に接続するネットワーク接続手段を選択させることなく、ユーザの意図する疎通対象のサーバ220への通信を実現する設定処理を行うことが可能になるという効果がある。
また、NW接続30−1〜30−nに対し、NW接続1回目設定機能部13が一度目の設定変更を実施し、意図した通りの通信ができなかった場合、NW接続2回目設定機能部14が、他のネットワーク接続を有効/無効を切り換えて、ネットワーク接続の設定を二度に分けて行う、すなわち、二度目のみ他のネットワーク接続を無効化するようにした。これにより、NW接続1回目設定機能部13による一度目の設定変更で意図した通りの通信が可能な場合は、他のNW接続30−1〜30−nの接続の無効化を実施しないため、設定処理中に他のNW接続30−1〜30−nを利用した通信を継続して利用することができ、他ネットワーク300など、他のネットワークへの通信に対する影響を最小限に抑えることが可能になるという効果がある。
また、ネットワーク接続設定プログラム10によるネットワーク接続設定処理を行う際に、設定前の接続設定情報をNW接続情報データベース17に保存しておき、設定後、通信が成功しない場合は、当該NW接続30−1〜30−nに対応する設定内容を設定前の状態に戻すようにした。これにより、不要な設定変更を残さずに設定処理を行うことができ、設定対象以外のNW接続30−1〜30−nの接続設定に変更を加えることなく設定処理を実行することが可能になるという効果がある。
また、ネットワーク接続設定プログラム10が備えるNW接続選択有効化機能部16が、ネットワーク接続設定プログラム10による設定処理を行う際に、他のNW接続30−1〜30−nの接続設定の影響により、意図した通信ができない場合、意図した通信を阻害しているNW接続30−qを特定し、特定したNW接続30−qの接続設定を無効化するようにした。これにより、通信を阻害するNW接続30−qの設定以外を変更せずに、意図した疎通対象のサーバ220への通信が可能になるという効果がある。
なお、上述の複数ネットワーク接続システム1では、ネットワーク200をローカルIP網としたが、これに限られず、例えば、企業のイントラネットや、家庭内のプライベートネットワークなどの閉域網などを適用するようにしてもよい。例えば、図15は、ローカルネットワーク202内の情報端末101が、ネットワーク201に接続される場合の接続例を示す。
図15において、ネットワーク201は、例えば、企業のイントラネットであり、情報端末101は、自身が所属するローカルネットワーク202に加え、ネットワーク201に他のNW接続30−1〜30−nにより接続され、ネットワーク201を介してグローバルIPアドレスを用いる広域網であるインターネット401に接続される。
図15において、情報端末101は、ローカルネットワーク202と、ルータ211を複数備えるネットワーク201との二つの閉域網に接続されることになる。ここで、ネットワーク201のネットワークアドレスと、ローカルネットワーク202内のネットワークアドレスとが同一のアドレスとなる場合、新たにネットワーク201に接続し、ネットワーク201に対する接続設定を実行してもエラーとなるなど、疎通対象のサーバ221との通信ができないことになる。
ここで、図15の情報端末101に本発明を適用した場合、上述したように、情報端末101のネットワーク接続設定プログラム10がローカルネットワーク202の接続を無効化することができるため、情報端末101はサーバ221と通信することが可能になるという効果がある。
また、上述した実施形態において、NW接続30−1〜30−nがNICであり、有線接続によってネットワークと通信する場合を例に説明したが、これに限られず、NW接続30−1〜30−nとして、無線LAN子機などのハードウエアを適用し、ネットワーク接続設定プログラム10が、無線通信時における接続設定処理を実行することも可能である。この場合、図8のステップS34、図10のステップS64におけるケーブル接続済みか否かの判定処理は、「ケーブル接続済み、又は、無線基地局への接続済み」のいずれかを満たすか否かを判定する処理を行うことにより実現可能である。
また、上述した実施形態において、ネットワーク接続設定プログラム10は、ネットワーク200に対する接続確認処理として、サーバ220に対するpingコマンドの出力を例に説明したが、これに限られず、例えば、NW接続30−iからのトレースルートコマンドの実行により、接続確認処理を行うことなど、ネットワーク200や、疎通対象のサーバ220への接続確認が可能な処理であれば、いずれの方法でも適用可能である。
また、上述した実施形態において、NW接続1回目設定機能部13による設定処理後、NW接続2回目設定機能部14による二度目の設定処理として、他のNW接続30−1〜30−nの接続を無効にして設定処理を行うこととして説明しているが、NW接続1回目設定機能部13の処理と、全NW接続無効化機能部15の処理と、NW接続2回目設定機能部14の処理とを組み合わせた処理を実施するNW接続設定機能部をネットワーク接続設定プログラム10が備えるようにしてもよい。
具体的には、図8のステップS38のサーバ220への接続確認処理後、接続確認処理結果が接続失敗となる場合、次の処理をNW接続設定機能部が行うことにより実現可能である。
図16は、NW接続設定機能部をネットワーク接続設定プログラム10が備える場合における処理の流れを示す図である。同図において、NW接続設定機能部は、ステップS38において、サーバ220への接続確認処理結果が接続失敗であると判定する場合、設定対象のNW接続30−i以外のNW接続30−1〜30−nの接続を無効化させる接続設定変更要求を接続設定変更部21に出力する(ステップS381)。NW接続設定機能部は、接続設定変更部21から設定完了通知が入力されると、ステップS37と同様に、再度サーバ220への接続確認処理を実行する(ステップS382)。
NW接続設定機能部は、ステップS382の処理結果が接続成功であるか否かを判定する(ステップS383)。ステップS383においてサーバ220への接続成功である場合、NW接続設定機能部は、接続成功となる項番iの値を接続が成功したNW接続30−iのNW接続識別情報pとし、このNW接続識別情報pを含む接続失敗を示す通知をNW接続設定制御機能部11に応答し、NW接続設定機能部におけるNW接続設定処理を終了する(ステップS384)。ステップS383においてサーバ220への接続失敗となる場合、NW接続設定機能部は、ステップS401の処理に進む(ステップS384)。
また、ステップS40に代えて、NW接続設定機能部は、項番i=1〜nの接続設定情報をNW接続情報データベース17から読み出す(ステップS401)。NW接続設定機能部は、ステップS41に代えて、NW接続30−1〜30−nの全ての接続設定情報をNW接続情報データベース17から読み出した接続設定情報に変更させる設定変更要求を接続設定変更部21に出力し、ステップS42の処理に進む(ステップS411)。
上述のNW接続設定機能部を備える場合、ネットワーク接続設定プログラム10は、NW接続1回目設定機能部13とNW接続2回目設定機能部14と全NW接続無効化機能部15とに代えて、NW接続設定機能部を備えることとなる。また、これに応じて、NW接続設定制御機能部11による図5の処理は、ステップS3において、NW接続設定要求をNW接続設定機能部に出力することとなる。またステップS4において、NW接続識別情報pが含まれる接続失敗の通知がNW接続設定機能部から入力された場合、NW接続設定制御機能部11は、ステップS8の処理を行う。また、NW接続識別情報pを含まない接続失敗の通知がNW接続設定機能部から入力された場合、NW接続設定制御機能部11は、ユーザに接続設定処理が失敗したことを通知し、処理を終了し、ステップS5〜S7の処理が不要となる。
また、インターネット接続設定を行うブロードバンドルータの設定処理に対し、本発明を適用することも可能である。例えば、ブロードバンドルータの設定の際には、情報端末100において、ブロードバンドルータとの通信が可能になる設定にする必要がある。ここで、他のNW接続30−1〜30−nの接続設定の影響により、設定対象のブロードバンドルータとの通信ができない場合、当然のことながら、ブロードバンドルータの設定ができないこととなるが、本発明を適用することにより、通信を阻害しているネットワーク接続を無効化してブロードバンドルータの設定を行うことが可能になる。なお、ブロードバンドルータ設定後、元の状態に戻すようにしてもよい。
上述の実施形態において、情報端末100は、設定対象となるネットワーク200に関する接続設定がされていない、すなわち、OS側インタフェース20の接続設定情報記憶部22にネットワーク200の接続設定情報が記憶されていない場合を例に説明した。次に、情報端末100にネットワーク200に接続するための正しい接続設定がなされており、他の接続設定により、疎通対象であるサーバ220への通信ができない場合における本発明の実施形態について説明する。
図17は、既に情報端末100のNW接続30−5にネットワーク200への接続設定が適用されているが、NW接続30−6の他ネットワーク600への接続設定により、疎通対象のネットワーク200内のサーバ220への接続が阻害されている状況を示す概念図である。
まず、比較のために、同図において、上述の実施形態における複数ネットワーク接続システム1を適用した場合について、動作の概略を説明する。NW接続1回目設定機能部13は、NW接続30−1〜30−4に対し、ネットワーク200の接続設定の適用、接続確認処理を行い、ネットワーク200が接続されているNW接続30−5の接続設定、接続確認処理を実行する。ここで、NW接続30−6の接続設定がNW接続30−5におけるネットワーク200への接続設定を阻害するためサーバ220への接続確認が失敗し、NW接続1回目設定機能部13の設定対象は、NW接続30−6に移行する。
NW接続1回目設定機能部13により、NW接続30−6に対し、ネットワーク200への接続設定処理が適用されることにより、NW接続30−6の接続設定は、疎通対象のサーバ220への接続を阻害する接続設定ではなくなる。これにより、図8のステップS38において、NW接続30−5からサーバ220への接続が成功するため、NW接続1回目設定機能部13は、NW接続設定制御機能部11に接続成功を通知する。
以上の動作により、NW接続30−6の他ネットワーク600への接続設定がネットワーク200への接続設定へと変更されたまま、処理が終了するため、他ネットワーク600の接続設定の情報が失われてしまう。
次に、上記の問題に対応する手順について説明する。
予め、図5のステップS1の前に、NW接続設定制御機能部11は、ネットワーク200に対する接続確認処理を実行し、接続確認結果が成功である場合、処理を終了し、接続確認結果が失敗である場合、ステップS1の処理に進む。
また、NW接続1回目設定機能部13の処理手順を以下に示す。図18は、情報端末100に既に正しい設定がなされている場合にも適用可能となるNW接続1回目設定機能部13の処理手順を示すフローチャートである。同図において、図8と同様の処理については、同一のステップ番号を付し、異なる処理について説明する。
NW接続1回目設定機能部13は、ステップS34において、NW接続30−iのケーブル接続の判定結果として、ケーブルが接続済みであることと判定すると、ネットワーク200の接続設定を適用する前に、NW接続30−iの接続設定情報に基づき、NW接続30−iの接続設定が有効化されているか否かを判定する(ステップS341)。
NW接続1回目設定機能部13は、NW接続30−iの接続設定が有効化されていないことと判定した場合、ステップS36に進み、NW接続30−iの接続設定が有効化されていることと判定した場合、NW接続30−iの接続設定を無効化させる接続設定変更要求を接続設定変更部21に出力する(ステップS342)。
NW接続1回目設定機能部13は、接続設定変更部21から接続設定変更完了の通知が入力されると、ネットワーク200への接続確認処理を実行する(ステップS343)。
NW接続1回目設定機能部13は、接続確認処理の結果が接続成功であるか否かを判定する(ステップS344)。このとき、NW接続30−iを除くNW接続30−1〜30−nのいずれか(ここでは、NW接続30−5)にネットワーク200への接続設定が適用されているが、NW接続30−iの接続設定により、サーバ220への接続が阻害されている場合、接続確認処理の結果が接続成功となる。
一方、NW接続30−iの接続設定を無効化してもサーバ220への接続確認処理の結果が接続失敗となるのは、以下の3つの場合である。
(1)NW接続30−iがネットワーク200に接続しているが、ネットワーク200への接続設定がされていない場合。
(2)NW接続30−i以外のNW接続30−1〜30−nのいずれかがネットワーク200に接続しているが、ネットワーク200への接続設定がされていない場合。
(3)NW接続30−1〜30−nのいずれかがネットワーク200に接続し、NW接続30−i以外のNW接続30−1〜30−nのいずれかにネットワーク200への接続設定が適用されているが、NW接続30−i以外の接続設定により、サーバ220への通信が阻害されている場合。
NW接続1回目設定機能部13は、ステップS344において、接続確認処理の結果が接続成功である場合、NW接続30−iがサーバ220への通信を阻害していることと判定し、ステップS39に進む。また、NW接続1回目設定機能部13は、接続確認処理の結果が接続失敗である場合、ステップS36に進む。
NW接続1回目設定機能部13が上述の処理を行うことにより、情報端末100に既にネットワーク200への接続設定が適用されている場合であっても、サーバ220への通信を阻害する他ネットワーク600の接続設定を上書きすることなく、無効化することにより、疎通対象への通信を可能とするネットワーク接続設定処理を実現することができる。
なお、上述の情報端末100は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、情報端末100のネットワーク接続設定プログラム10、OS側インタフェース20の動作の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータシステムが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでいう「コンピュータシステム」とは、CPU及び各種メモリやOS、周辺機器等のハードウェアを含むものである。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。すなわち、これらのプログラムが、CD−ROM、記憶装置、外部装置、ネットワーク上のコンピュータシステムなどにおいて実行されることでも良い。
また、図5、図6、図8、図9、図10、図11に示す各ステップを実現する際に用いられるプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、また、図3に示すネットワーク接続設定プログラム10、OS側インタフェース20の機能を実現する際に用いられるプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、疎通対象の装置に対する通信を可能とするネットワーク接続設定処理を行ってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現する際に用いられるものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本発明の一実施形態による情報端末100と、ネットワーク200と、グローバルネットワーク400との接続の関係を示す概略図である。 同実施形態における複数ネットワーク接続システム1の接続関係を示す図である。 同実施形態における情報端末100の内部構成を示すブロック図である。 同実施形態における接続設定情報記憶部22が記憶する接続設定情報のデータ構成例を示す概略図である。 同実施形態におけるNW接続設定制御機能部11の処理フローを示す図である。 同実施形態におけるNW接続情報取得機能部12の処理フローを示す図である。 同実施形態におけるNW接続情報データベース17が記憶する接続設定情報のデータ構成例を示す概略図である。 同実施形態におけるNW接続1回目設定機能部13の処理フローを示す図である。 同実施形態における全NW接続無効化機能部15の処理フローを示す図である。 同実施形態におけるNW接続2回目設定機能部14の処理フローを示す図である。 同実施形態におけるNW接続選択有効化機能部16の処理フローを示す図である。 同実施形態におけるNW接続選択有効化機能部16によるサーバ220への通信阻害要因の判定処理の概念図である。 同実施形態におけるNW接続選択有効化機能部16によるサーバ220への通信阻害要因の判定処理の他の例における概念図である。 同実施形態におけるNW接続選択有効化機能部16によるサーバ220への通信阻害要因の判定処理の他の例における概念図である。 複数ネットワーク接続システム1の応用例におけるシステムの全体を示す図である。 NW接続設定機能部をネットワーク接続設定プログラム10が備える場合におけるNW接続設定機能部の処理フローを示す図である。 情報端末100にネットワーク200への接続設定が適用されている場合の複数ネットワーク接続システム1の接続関係を示す概念図である。 図17におけるNW接続1回目設定機能部13の処理フローを示す図である。
符号の説明
1 複数ネットワーク接続システム
100、101 情報端末
10 ネットワーク接続設定プログラム
11 NW接続設定制御機能部
12 NW接続情報取得機能部
13 NW接続1回目設定機能部
14 NW接続2回目設定機能部
15 全NW接続無効化機能部
16 NW接続選択有効化機能部
17 NW接続情報データベース
20 OS側インタフェース
21 接続設定変更部
22 接続設定情報記憶部
30 ネットワークインタフェースデバイス
30−1〜30−n NW接続
200、201 ネットワーク
202 ローカルネットワーク
210 伝送装置
211 ルータ
220、221 サーバ
300、500、600 他ネットワーク
400 グローバルネットワーク
401 インターネット

Claims (7)

  1. 複数のネットワーク接続手段と、当該ネットワーク接続手段の識別情報に対応付けられる接続設定情報を前記ネットワーク接続手段ごとに記憶するネットワーク接続設定情報記憶手段と、当該接続設定情報の書き換え処理及び接続の切り換え処理を行う接続設定変更手段とを備える情報端末と、当該情報端末に接続されるネットワーク接続設定対象となる第1ネットワークと、前記情報端末に接続される他のネットワークとを備えるネットワーク接続システムにおける情報端末に用いられるコンピュータを、
    前記ネットワーク接続設定情報記憶手段から前記ネットワーク接続手段ごとの接続設定情報を読み出すネットワーク接続情報取得機能手段、
    前記ネットワーク接続情報取得機能手段が読み出す前記接続設定情報を第1接続設定情報として記憶する第1記憶手段、
    前記第1ネットワークに接続する際に用いられる接続設定情報を予め第2接続設定情報として記憶する第2記憶手段、
    前記第2接続設定情報への接続設定変更を順次、前記複数のネットワーク接続手段に対し行い、前記第1ネットワークへの第1接続確認処理を行う第1接続設定手段、
    前記第1接続設定手段による前記第1接続確認処理の結果が失敗である場合、設定対象のネットワーク接続手段に対する他のネットワーク接続手段の接続を無効化し、当該設定対象のネットワーク接続手段に対し、前記第2接続設定情報への接続設定変更を行い、前記第1ネットワークへの第2接続確認処理を行い、当該第2接続確認処理の結果が失敗である場合、設定対象のネットワーク接続手段、又は前記複数のネットワーク接続手段のいずれか一方に対し、前記第1記憶手段が記憶する接続設定情報への接続設定変更を行う第2接続設定手段
    として機能させることを特徴とするネットワーク接続設定プログラム。
  2. 前記情報端末に用いられるコンピュータにおいて機能する前記第2接続設定手段は、前記第1ネットワークへの前記第2接続確認処理が成功するネットワーク接続手段である第1ネットワーク接続手段の識別情報を前記第1記憶手段から読み出し、読み出した当該識別情報を出力し、
    前記情報端末に用いられるコンピュータを、
    前記第2接続設定手段が出力する識別情報に対応する前記第1ネットワーク接続手段の接続に対し、当該接続を阻害する接続設定を無効化し、他のネットワーク接続手段に対応する前記第1接続設定情報に変更させる設定変更要求を前記接続設定変更手段に出力するネットワーク接続選択有効化機能手段として機能させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク接続設定プログラム。
  3. 前記情報端末に用いられるコンピュータにおいて機能する前記ネットワーク接続選択有効化機能手段は、
    前記第2接続設定手段が出力する識別情報に対応する前記第1ネットワーク接続手段の接続設定を有効化し、他のネットワーク接続手段の接続設定の有効化と無効化との組合せごとに、前記第1ネットワークへの接続確認処理を行い、接続確認処理の実行結果が接続成功である組合せのうち、いずれか1つ以上の組合せにおいて接続設定が有効化である接続設定を前記接続を阻害しない接続設定として判定し、いずれの組合せにおいても接続設定が無効化である接続設定について、前記接続を阻害する接続設定として判定し、前記接続を阻害する接続設定として判定した接続設定を無効化させる
    ことを特徴とする請求項2に記載のネットワーク接続設定プログラム。
  4. 前記情報端末に用いられるコンピュータにおいて機能する前記第1接続設定手段は、
    前記第1接続確認処理の結果が失敗である場合、設定対象のネットワーク接続手段に対し、前記第1記憶手段が記憶する接続設定情報への接続設定変更を行う
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のネットワーク接続設定プログラム。
  5. 複数のネットワーク接続手段と、当該ネットワーク接続手段の識別情報に対応付けられる接続設定情報を前記ネットワーク接続手段ごとに記憶するネットワーク接続設定情報記憶手段と、当該接続設定情報の書き換え処理及び接続の切り換え処理を行う接続設定変更手段とを備える情報端末と、当該情報端末に接続されるネットワーク接続設定対象となる第1ネットワークと、前記情報端末に接続される他のネットワークとを備えるネットワーク接続システムであって、
    前記情報端末は、
    前記ネットワーク接続設定情報記憶手段から前記ネットワーク接続手段ごとの接続設定情報を読み出すネットワーク接続情報取得機能手段と、
    前記ネットワーク接続情報取得機能手段が読み出す前記接続設定情報を第1接続設定情報として記憶する第1記憶手段と、
    前記第1ネットワークに接続する際に用いられる接続設定情報を予め第2接続設定情報として記憶する第2記憶手段と、
    前記第2接続設定情報への接続設定変更を順次、前記複数のネットワーク接続手段に対し行い、前記第1ネットワークへの第1接続確認処理を行う第1接続設定手段と、
    前記第1接続設定手段による前記第1接続確認処理の結果が失敗である場合、設定対象のネットワーク接続手段に対する他のネットワーク接続手段の接続を無効化し、当該設定対象のネットワーク接続手段に対し、前記第2接続設定情報への接続設定変更を行い、前記第1ネットワークへの第2接続確認処理を行い、当該第2接続確認処理の結果が失敗である場合、設定対象のネットワーク接続手段、又は前記複数のネットワーク接続手段のいずれか一方に対し、前記第1記憶手段が記憶する接続設定情報への接続設定変更を行う第2接続設定手段と
    を備えることを特徴とするネットワーク接続システム。
  6. 複数のネットワーク接続手段と、当該ネットワーク接続手段の識別情報に対応付けられる接続設定情報を前記ネットワーク接続手段ごとに記憶するネットワーク接続設定情報記憶手段と、当該接続設定情報の書き換え処理及び接続の切り換え処理を行う接続設定変更手段とを備える情報端末と、当該情報端末に接続されるネットワーク接続設定対象となる第1ネットワークと、前記情報端末に接続される他のネットワークとを備えるネットワーク接続システムにおけるネットワーク接続設定方法であって、
    前記情報端末が、
    前記第1ネットワークに接続する際に用いられる接続設定情報を第2接続設定情報として記憶手段に記憶させる第1記憶ステップと、
    前記ネットワーク接続設定情報記憶手段から前記ネットワーク接続手段ごとの接続設定情報を読み出すネットワーク接続情報取得ステップと、
    読み出した前記接続設定情報を第1接続設定情報として記憶手段に記憶させる第2記憶ステップと、
    前記第2接続設定情報への接続設定変更を順次、前記複数のネットワーク接続手段に対し行い、前記第1ネットワークへの第1接続確認処理を行う第1接続設定ステップと、
    前記第1接続設定ステップによる前記第1接続確認処理の結果が失敗である場合、設定対象のネットワーク接続手段に対する他のネットワーク接続手段の接続を無効化し、当該設定対象のネットワーク接続手段に対し、前記第2接続設定情報への接続設定変更を行い、前記第1ネットワークへの第2接続確認処理を行い、当該第2接続確認処理の結果が失敗である場合、設定対象のネットワーク接続手段、又は前記複数のネットワーク接続手段のいずれか一方に対し、前記記憶手段が記憶する接続設定情報への接続設定変更を行う第2接続設定ステップと
    を有することを特徴とするネットワーク接続設定方法。
  7. 複数のネットワーク接続手段と、当該ネットワーク接続手段の識別情報に対応付けられる接続設定情報を前記ネットワーク接続手段ごとに記憶するネットワーク接続設定情報記憶手段と、当該接続設定情報の書き換え処理及び接続の切り換え処理を行う接続設定変更手段とを備える情報端末と、当該情報端末に接続されるネットワーク接続設定対象となる第1ネットワークと、前記情報端末に接続される他のネットワークとを備えるネットワーク接続システムにおける情報端末であって、
    前記ネットワーク接続設定情報記憶手段から前記ネットワーク接続手段ごとの接続設定情報を読み出すネットワーク接続情報取得機能手段と、
    前記ネットワーク接続情報取得機能手段が読み出す前記接続設定情報を第1接続設定情報として記憶する第1記憶手段と、
    前記第1ネットワークに接続する際に用いられる接続設定情報を予め第2接続設定情報として記憶する第2記憶手段と、
    前記第2接続設定情報への接続設定変更を順次、前記複数のネットワーク接続手段に対し行い、前記第1ネットワークへの第1接続確認処理を行う第1接続設定手段と、
    前記第1接続設定手段による前記第1接続確認処理の結果が失敗である場合、設定対象のネットワーク接続手段に対する他のネットワーク接続手段の接続を無効化し、当該設定対象のネットワーク接続手段に対し、前記第2接続設定情報への接続設定変更を行い、前記第1ネットワークへの第2接続確認処理を行い、当該第2接続確認処理の結果が失敗である場合、設定対象のネットワーク接続手段、又は前記複数のネットワーク接続手段のいずれか一方に対し、前記第1記憶手段が記憶する接続設定情報への接続設定変更を行う第2接続設定手段と
    を備えることを特徴とする情報端末。
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