JPH1014888A - 体動検出装置 - Google Patents
体動検出装置Info
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- JPH1014888A JPH1014888A JP8173255A JP17325596A JPH1014888A JP H1014888 A JPH1014888 A JP H1014888A JP 8173255 A JP8173255 A JP 8173255A JP 17325596 A JP17325596 A JP 17325596A JP H1014888 A JPH1014888 A JP H1014888A
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Abstract
ッドに組み込んだ加速度センサ取り付け構造に関するも
のであり、常に加速度センサを安定した配設状態に保持
することである。 【解決手段】 体動検出装置は、加速度センサ10、そ
れを保持するクッション材11、緩衝用の綿12ととも
にキルティング加工13が施されたベッドパッド9が用
いられるため、簡単に前記加速度センサ10の配設状態
が固定され、配設によるバラツキが減少し、安定した感
度が得られるとともに寝心地感を改善することができ
る。
Description
どの施設または在宅において、老人や病弱者など在床中
の就寝者の呼吸や心拍等の体動を検知する体動検出装置
に関する。
−272744号公報に記載されているようなものが一
般的であった。図12は従来の体動検出装置の外観図で
ある。図12は従来の体動検出装置の外観図である。図
12において、1はベッドで、マットレス2の上面全体
に、体動を検出する圧電樹脂等から成形された圧電セン
サ3が蛇行状に配設されているが、寝具への取り付け
は、マットレス2やシーツ4の表面に配設パターンを固
定するガイド5内を通す方法で行われ、それをマジック
テープ6等で取り付けるようになっていた。
体動検出装置では、圧電センサの取り付けは表面接着用
のテープで固定したり、トンネル状の通路を形成しその
中に圧電センサを通す等で行われているが、長いケーブ
ル状の圧電センサを通すためには量産性を考えると、あ
る程度余裕のある通路が必要となり、在床者が就寝中に
寝返り等の大きな動作を行った場合、圧電センサが配設
位置からずれたり保持部材から浮いたりする。また、シ
ーツを敷く際に、表面と裏面が逆になった場合、圧電セ
ンサの設置状態が変化し、その結果圧電センサの感度も
変わり在床判定の判定率低下につながるという課題を有
していた。
ンサの曲がる個所がいつも同一位置になるため、折り曲
げによる断線などの故障を起こす可能性があった。
が体重で押しつぶされると、感度が大幅に悪化するとい
う課題を有していた。
く、人体の特に胸部付近に圧電センサが接しないと検出
できないため、マットレス上の在床者がどの位置に就寝
していても検出できるようにするには圧電センサをマッ
トレス全体に配設しなければならず、その結果センサの
コストが高くなり、また逆にコストを低減させるために
短いセンサを用いた場合は、検出できる領域が限られる
という課題を有していた。
長くなると、圧電センサ自体の感度が小さいため、心拍
や呼吸のような小さい体動成分に対しては、必ずしも正
確な値が得られないという課題を有していた。
本発明は、在床者の体動を検出する可とう性の加速度セ
ンサと、前記加速度センサを保持するクッション材と前
記加速度センサの出力信号を取り出す信号端子部とを有
し、前記加速度センサと前記クッション材を布で覆い、
前記加速度センサの周囲に縫い込みを行ったキルティン
グ加工を施したベッドパッドを有する体動検出装置であ
り、前記キルティング加工を施した前記ベッドパッドを
用いることによって容易にセンサ位置が固定され安定し
たセンサ感度が得られ、在床者の寝返り等の大きな動作
によってすれることもない。また、同時に寝心地も改善
されるものである。
サと、弾性率が大きく損失係数が小さい材料からなる体
動伝達部と、前記加速度センサの出力信号を取り出す信
号端子部を有し、前記加速度センサを前記体動伝達部に
接するよう配設したベッドパッドを有する体動検出装置
であり、弾性率が大きく損失係数が小さい体動伝達部が
加速度センサに接しているため、加速度センサ位置から
離れた個所に胸部等の振動源があってもセンサ側へ振動
が効率よく伝播しベッド全体を加速度センサでカバーし
なくても、ベッドの一部に加速度センサを配設するだけ
で、広範囲の体動を検出することができる。
出する加速度センサと、前記加速度センサの出力信号を
取り出す信号端子部を有し、前記寝具の共振周波数が在
床者の呼吸や心拍の周波数領域を包含するようにしたた
め、加振レベルが小さい呼吸や心拍等の振動も寝具で減
衰するレベルが低減し、従来以上に微少な体動レベルを
検出することができる。
りや手足の動き等、大きな体動に対しても、加速度セン
サの配設位置がずれることがなく、加速度センサ出力の
バラツキを除去できるとともに、センサ配設を感じさせ
ない寝心地感を得ることができる。
ても、寝具上の一部のみにセンサを配設することで体動
成分を検出できるため、低コストで在床検知を行うこと
ができる。
号の検出に対しても、信号が寝具で減衰されることが少
ないため検出を容易に行うことができる。
請求項1記載の発明は、在床者の体動を検出する可とう
性の加速度センサと、前記加速度センサを保持するクッ
ション材と、前記加速度センサの出力信号を取り出す信
号端子部とを有し、前記加速度センサと前記クッション
材を布で覆い、前記加速度センサの周囲に縫い込みを行
ったキルティング加工を施したベッドパッドを有する体
動検出装置であり、前記クッション材上に配設した前記
加速度センサ上の綿等の詰め物や、詰め物の動きを防止
するため縫い込みを行うキルティング加工うぃ施したベ
ッドパッドを用いることにより、加速度センサが正しい
配設位置に正確に固定され、在床者の寝返り等大きい動
作に対してもずれることがない。また、同時に寝心地感
の向上を図ることができる。
ッドパッドの断面構造を速度センサを中心に対称とした
請求項1記載の体動検出装置であり、ベッドパッドをマ
ットレス上に敷く場合、誤って表と裏を間違えても同一
のセンサ設置状態が得られるため、表裏に関係なく同一
のセンサ感度を得ることができる。
ッドパッドの加速度センサが配設されている領域と配設
されてない領域の境界部を薄く構成し、折り畳みできる
ようにした請求項1または2記載の体動検出装置であ
り、ベッドパッドを収納する場合、加速度センサが配設
されていないベッドパッドの薄い境界部で必ず折り畳み
が行われるため、前記加速度センサの折曲げによる故障
がなくなり長期間信頼性を保つことができる。
サ下面のクッション材の厚みを、前記加速度センサが配
設されていない他の部分に比較し薄く構成し、前記クッ
ションの材下方に空間部を設けた請求項1ないし3のい
ずれかに記載の体動検出装置であり、加速度センサが体
動により振動する場合、前記加速度センサを配設したク
ッション材の下方に空間を有しているため、体動の動き
に対する抵抗が小さくなり前記加速度センサが動き易
く、より感度の高いセンサ出力を得ることができる。
体動を検出する加速度センサと、弾性率が大きく損失係
数が小さい材料からなる体動伝達部と、前記加速度セン
サの出力信号を取り出す信号端子部を有し、前記加速度
センサを前記体動伝達部に接するよう配設したベッドパ
ッドを有する体動検出装置であり、弾性率が大きく損失
係数が小さい体動伝達部が加速度センサに接しているた
め、加速度センサ位置から離れた個所に胸部等の振動源
があってもセンサ側へ振動が効率よく伝播し、ベッド全
体を加速度センサでカバーしなくても、ベッドの一部に
加速度センサを配設するだけで広範囲の体動を検知する
ことができる。
動伝達部が切り起し部を有する金属材料と弾性材料から
なる請求項5記載の体動検出装置であり、切り起こし部
が、上側からの力に対し変位を受けやすいため、体動に
よる振動も大きく、在床者の体動をより感度よく加速度
センサに伝播することができる。
動伝達部が波板の金属材料と弾性材料からなる請求項5
記載の体動検出装置であり、薄い波板の構造は振動に対
する変位を受けやすく、体動による振動が体動伝達部全
体へ伝播し、加速度センサにより感度よく検知すること
ができる。
具上に配設し在床者の体動を検出する加速度センサと、
前記加速度センサの出力信号を取り出す信号端子部を有
し、前記寝具の共振周波数が在床者の呼吸や心拍の周波
数領域を包含する体動検出装置であり、寝具の共振周波
数が、在床者の呼吸や心拍の周波数領域に入るため、従
来のように寝具により振動レベルが大きく減衰すること
がなく、小さな体動に対しても十分検知できる出力を得
ることができるものである。
き説明する。なお各実施例において同一符号のものは同
一構造を有するので説明を一部省略する。
動検出装置の外観図である。また図2は同体動検出装置
の要部断面図である。
置されたベッドで、マットレス8の上面にベッドパッド
9が設けられている。そのベッドパッド9内部には、可
とう性のケーブル状の加速度センサ10がウレタンフォ
ームやフォームラバー等からなるクッション材11上に
配設され、さらに加速度センサ10の配設個所も含め上
面には綿12を敷き詰め、綿12がズレないように加速
度センサ10の周囲に縫い込みを行ったキルティング加
工13が施されている。またベッドパッド9の一部に加
速度センサ10の出力信号を増幅して取り出す信号端子
部14と、これに接続され在床を判定する管理システム
(図示せず)等に送信し、呼び出しボタン等の機能を有
した送信部15から構成されている。
たが、テープ状でも同様に実施することができる。
ドパッド9上に横たわると、就寝中の寝返りや手足の動
き等の大きな体動がベッドパッド9を通してケーブル状
の加速度センサ10に加わるが、前記加速度センサ10
の周囲には縫い込みを行ったキルティング加工13が施
されているため、加速度センサ10の弛み、偏りやクッ
ション材11からの浮きが防止でき、安定した感度を得
ることができ、就寝者の体動を正確に検知し、送信部1
5から管理システムに送信することができる。また、同
時に寝心地感も向上する。
動検出装置の要部断面図である。
面構造を加速度センサ10を中心に上面にも下面と同一
材料のクッション材11と綿12で対称に構成したこと
にあり実施例1の効果に加えてベッドパッド9をマット
レス8上に敷く場合、誤って表と裏を間違えても前記加
速度センサ10の設置状態が同じであるため、ベッドパ
ッド9の表裏に関係なく同一の感度を得ることができ
る。
動検出装置の要部断面図である。
加速度センサ10が配設されている領域Aと配設されて
いない領域Bとの境界部16を薄く成形したことにあ
る。
9を収納する場合、前記加速度センサ10が配設されて
いない前記ベッドパッド9の薄い境界部16で必ず折り
畳まれるので前記加速度センサ10の折り曲げによる故
障がなくなり、長期間信頼性を保つことができる。
動検出装置の要部断面図である。
の下面のクッション材11の厚みを、加速度センサ10
が配設されていないクッション材11の厚みに比較し薄
く構成し、前記クッション材11の下方に空間部17を
設けたことであり、加速度センサ10が在床者の体動に
より振動する場合、体動の動きに対する抵抗が小さくな
り前記加速度センサ10が動きやすく、より感度の高い
センサ出力を得ることができる。
動検出装置の外観図である。また図7は同体動検出装置
の要部断面図である。
8は、ケーブル状の加速度センサ19と体動伝達部20
とクッション材11から構成され、前記加速度センサ1
9は前記体動伝達部20に接する状態で一本だけベッド
7を横切る方向に配設されている。前記体動伝達部20
は損失係数が小さいアルミや鋼板の薄板からなる金属材
料21とその上面に弾性率が大きいウレタンフォーム等
の弾性材料22から構成されている。
パッド18上の在床者の体動による加振力は、体動伝達
部20、加速度センサ19へと加わるが、例えば在床者
の胸部が加速度センサ19付近にない場合でも、弾性率
が大きい弾性材料22は加振力のレベルを維持して金属
材料21へ伝達し、金属材料21へ伝わった振動は損失
係数が小さいため僅かの減衰で体動伝達部20全体へ伝
播する。その結果、加速度センサ19は十分に体動を検
出することができる。従って前記ベッドパッド18には
一部に加速度センサ19を配設するだけで体動成分の検
出が可能となりコストの低減を図ることができる。
サ19をテープ状とした場合の体動検出装置の外観図で
あり、この場合も同様の効果を得ることができる。
動検出装置の要部断面図である。
構成する金属材料21に切り起し部23を設けたことに
ある。
23が構造上、上側からの力に対し変位を受け易いた
め、在床者の体動で切り起し部23が振動し、その振動
は損失係数が小さい金属材料21によって体動伝達部2
0全体へ伝搬し、体動伝達部20に接して設けられてい
る加速度センサ19で検出される。従って上側からの力
に対し実施例5に対し体動をより感度良く前記加速度セ
ンサに伝搬させることができる。
体動検出装置の要部断面図である。
構成する金属材料21を波板24で構成したことであ
り、作用については、実施例6と同様、在床者の体動が
体動伝達部20に加わることにより、損失係数が小さい
金属材料21が波状構造になっているため、振動に対す
る変位を受け易く、その結果振動が体動伝達部20全体
へ伝搬する。
伝搬させることができる。なお、本実施例7では金属材
料21を波板24としたが、膜状としたものに張力をか
けたり、開口箇所を設ける等、変位を受け易い部分を設
けることで同様の効果を得ることができる。
効果を説明する振動伝達率を示す一般的な特性図であ
る。寝具上に体動を検出する加速度センサ19を設け、
共振周波数を在床者の呼吸や心拍の周波数領域を包袋す
る周波数とした体動検出装置であり、寝具として、例え
ばマットレス8の場合、1自由度の振動系として表せる
が、その際、共振周波数は(数1)で示される。
在床者)で決まる固有振動数に対する強制外力(在床者
の体動)の周波数比で、縦軸は強制外力(在床者の体動
レベル)の寝具への伝達率である。ピークの違いはマッ
トレス8を含む寝具等の内部抵抗で変わることを示して
いる。従って、実際に共振領域にするためには、マット
レス8の共振周波数を呼吸や心拍の周波数領域にするこ
とが必要で、質量Mはほぼ成人の人間の平均体重とする
とバネ定数Kを小さくすることにより実現することがで
きる。
を含む寝具の系全体の周波数を共振領域に設定すると在
床者の呼吸や心拍による寝具への強制加振力は、内部抵
抗による減衰はあるものの伝達率が従来以上に大きいた
め、加速度センサ19を含んだ系全体が振動することに
なり大きなセンサ出力が得られ、より感度よく微小な体
動を検出することができる。従って寝具全体をカバーす
るような加速度センサの配設を必要としない。
載の発明によれば、加速度センサを配設したベッドパッ
ドにキルティング加工を施しているので、加速度センサ
が正しい配設位置に正確に固定され、在床者の寝返り等
大きい動作があってもずれることがなく、センサ出力の
バラツキを抑制できるとともに、加速度センサの配設を
感じさせない寝心地感の向上を図ることができる。
ドパッドの断面構造を加速度センサを中心に対称にした
ため、表と裏を間違えて敷いても同一の加速度センサの
設置状態を保つことができ、表裏に関係なく同一のセン
サ感度を得ることができる。
ドパッドを加速度センサ配設領域外の両側で折り畳みで
きるよう境界部を薄く構成することにより、収納する際
センサ部を誤って折り曲げることがなく折り曲げによる
故障がなくなり長期間信頼性を保つことができる。
度センサを保持するクッション材に撓み易いよう加速度
センサ下面を薄くし空間部を設けたため、体動に対しク
ッションの抵抗が小さくなるため加速度センサが変位し
やすくなり、より感度の高いセンサ出力を得ることがで
きる。
ッドパッドに弾性率が大きく損失係数が小さい体動伝達
部を設け、それに接するよう加速度センサを配したた
め、加速度センサの位置から離れた個所に胸部等の震動
源があっても加速度センサへ効率よく振動が伝播するの
で、ベッドパッドには一部にセンサ配設するだけで、体
動成分の検出が可能となり低コスト化を図ることができ
る。
伝達部を構成する金属材料に、切り起し部を設けること
により、上側の力に対し変位を受けやすくなり体動によ
る振動が大きくなり、在床者の体動を加速度センサ側へ
効率よく伝播するので加速度センサによる検出力が向上
する。
伝達部を構成する金属材料を波板上に構成するので変位
を受けやすく、体動による振動が体動伝達部全体へ効率
よく伝播するので加速度センサによる検出力が向上す
る。
の共振周波数を在床者の呼吸や心拍の周波数領域を包含
する領域に設定しているので、在床者の呼吸や心拍など
微少な体動レベルの検出を容易に行うことができる。
図
率を示す一般的な特性図
Claims (8)
- 【請求項1】在床者の体動を検出する可とう性の加速度
センサと、前記加速度センサを保持するクッション材
と、前記加速度センサの出力信号を取り出す信号端子部
とを有し、前記加速度センサと前記クッション材を布で
覆い、前記加速度センサの周囲に縫い込みを行ったキル
ティング加工を施したベッドパッドを有する体動検出装
置。 - 【請求項2】ベッドパッドの断面構造を加速度センサを
中心に対称とした請求項1記載の体動検出装置。 - 【請求項3】ベッドパッドの加速度センサが配設されて
いる領域と配設されてない領域の境界部を薄く構成し、
折り畳みできるようにした請求項1または請求項2記載
の体動検出装置。 - 【請求項4】ベッドパッドの加速度センサ下面のクッシ
ョン材の厚みを、前記加速度センサが配設されていない
他の部分に比較し薄く構成し、前記クッション材の下方
に空間部を設けた請求項1ないし3のいずれか1項に記
載の体動検出装置。 - 【請求項5】在床者の体動を検出する加速度センサと、
弾性率が大きく損失係数が小さい材料からなる体動伝達
部と、前記加速度センサの出力信号を取り出す信号端子
部を有し、前記加速度センサを前記体動伝達部に接する
よう配設したベッドパッドを有する体動検出装置。 - 【請求項6】体動伝達部が切り起し部を有する金属材料
と弾性材料からなる請求項5記載の体動検出装置。 - 【請求項7】体動伝達部が波板状の金属材料と弾性材料
からなる請求項5記載の体動検出装置。 - 【請求項8】寝具上に配設し在床者の体動を検出する加
速度センサと、前記加速度センサの出力信号を取り出す
信号端子部を有し、前記寝具の共振周波数が在床者の呼
吸や心拍の周波数領域を包含する体動検出装置。
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