JPH10148270A - 流量制御弁 - Google Patents

流量制御弁

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Publication number
JPH10148270A
JPH10148270A JP30971196A JP30971196A JPH10148270A JP H10148270 A JPH10148270 A JP H10148270A JP 30971196 A JP30971196 A JP 30971196A JP 30971196 A JP30971196 A JP 30971196A JP H10148270 A JPH10148270 A JP H10148270A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable rod
section
central opening
force
control valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP30971196A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokihiko Akita
田 時 彦 秋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP30971196A priority Critical patent/JPH10148270A/ja
Priority to DE19751333A priority patent/DE19751333A1/de
Priority to US08/975,357 priority patent/US5984261A/en
Publication of JPH10148270A publication Critical patent/JPH10148270A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で安価な流量制御弁を提供する。 【解決手段】 入口11と、出口12と、圧力流体室1
8と、この圧力流体室18を入口11に常時連通する第
1区画20と固定のシート部材22の中央開口23を介
して出口に連通する第2区画21とに区分する隔壁部材
19を設ける。隔壁部材19には連通孔24をシート部
材22の中央開口23と同軸に形成し、シート部材22
の中央開口23を開閉するシール部27を一端に有した
可動ロッド25を連通孔24に通す。可動ロッド25を
閉方向へ付勢するスプリング30と、可動ロッド25に
結合された可動磁性体28と、この可動磁性体28を介
して可動ロッド25を開方向へ付勢する吸引力を発生さ
せる電気コイル31を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、自動車の
ブレーキ圧を自動制御するための弁として使用される流
量制御弁に関するものであ。
【0002】
【従来の技術】アンチロックブレーキシステムやブレー
キトラクション制御システム等、自動車のブレーキ圧を
自動制御するための弁としては、例えば特開平6−24
1342号公報に記載されているような開閉電磁弁が使
用されてきた。
【0003】また、自動車のブレーキ圧を自動制御する
ための流量制御弁が特開平3−223578号公報に記
載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】開閉電磁弁は小型で安
価であるが、ブレーキ圧を緩やかに変化させることが必
要な制御システム(車間距離制御システム等)の制御弁
としては使用できない。特開平3−223578号公報
に記載の流量制御弁は、ブレーキ力を緩やかに変化させ
ることが必要な制御システムに使用できるが、大型で高
価である。
【0005】この出願の発明は、小型で安価である流量
制御弁を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この出願の発明に係る流
量制御弁は、圧力流体の入口と、圧力流体の出口と、圧
力流体室と、この圧力流体室を前記入口に常時連通する
第1区画と固定のシート部材の中央開口を介して前記出
口に連通する第2区画とに区分する隔壁と、この隔壁に
前記シート部材の前記中央開口と同軸に形成された連通
孔と、この連通孔を貫通し且つ前記シート部材の前記中
央開口を開閉するシール部を一端に有した可動ロッド
と、この可動ロッドを閉方向へ付勢するスプリングと、
前記第1区画内に配設され且つ前記可動ロッドに結合さ
れた可動磁性体と、この可動磁性体を介して前記可動ロ
ッドを開方向へ付勢する吸引力を発生させる電気コイル
とを備えて成るものである。
【0007】かかる構成においては、電気コイルに通電
しない時には可動ロッドがスプリングにより閉方向へ移
動され、可動ロッドのシール部がシート部材に当接して
シート部材の中央開口を閉鎖する。この全閉状態では、
第2区画の圧力が第1区画の圧力と等しく、入口と出口
との間の差圧が可動ロッドのシール部とシート部材との
間のシール有効径を直径とする円の面積にかかり可動ロ
ッドを閉動作方向へ付勢する。
【0008】電気コイルに通電すると、通電電流値に対
応する吸引力が発生し、該吸引力が可動ロッドを開方向
へ付勢する。可動ロッドを閉方向に付勢する力(スプリ
ングの力と入口と出口との間の差圧が前記シール有効径
を直径とする円の面積にかかりことで発生する力との
和)より大きい吸引力が発生する電流を電気コイルに通
電すると、可動ロッドが開方向へ移動してシール部がシ
ート部材から離間し、入口の圧力流体が第1区画−絞り
通路−第2区画−シール部とシート部材との間の隙間−
シート部材の中央開口を順次経て出口へ流れる。その
際、第2区画の圧力は絞り通路の絞り作用により第1区
画の圧力より低くなり、第1区画と第2区画との間の差
圧が可動ロッドの隔壁の連通孔を貫通する部位の断面積
にかかり可動ロッドを閉方向へ付勢する。この付勢力と
スプリングの力との和が前記吸引力と等しくなるまで可
動ロッドが開方向へ移動する。出口の流量は第1区画と
第2区画との間の差圧と絞り通路の面積とで決まるもの
であり、第1区画と第2区画との間の差圧は電気コイル
が発生する吸引力により決まるので、電気コイルへの通
電電流の調整により出口の流量を調整できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この出願に係る発明の流量
制御弁の実施形態を図に基づき説明する。
【0010】図1は第1実施形態の縦断面図である。図
1において、流量制御弁10は、圧力流体の入口11と
圧力流体の出口12と段付穴13とを有するボデー14
を備える。この段付穴13内には、部材15とスリーブ
16とが挿入され、穴13のアンダーカット部とスリー
ブ16の肩部との間に圧入されたスペーサ17によりボ
デー14に液密に固定され、段付穴13の下端からスリ
ーブ16の内部にわたる圧力流体室18が形成されてい
る。
【0011】圧力流体室18の下端部には隔壁部材19
が固定されており、この隔壁部材19により圧力流体室
18が上側の第1区画20と下側の第2区画21とに区
画されている。第1区画20は入口11に常時連通し、
第2区画21はボデー14に固定されたシール部材22
の中央開口23を介して出口12に連通する。隔壁部材
19にはシール部材22の中央開口23と同軸に連通孔
24が形成されており、この連通孔24を可動ロッド2
5が貫通し、可動ロッド25の外周と連通孔24の内周
とで絞り通路26が形成されている。
【0012】可動ロッド25の下端には、シート部材2
2に当接および離間可能なシール部27が形成されてい
る。このシール部27とシート部材22との間に形成さ
れる隙間により第2区画21がシート部材22の中央開
口に連通するものであり、シール部27とシート部材2
2との間のシール有効径D1は可動ロッド25の外径D
2より小さい。
【0013】可動ロッド25は、スリーブ16内に摺動
可能に嵌合された可動磁性体28と結合されており、可
動磁性体28の上側には固定磁性体29が配設されてい
る。可動磁性体28と固定磁性体29との間には可動ロ
ッド25を下方へ付勢するスプリング30が配設されて
いる。スリーブ16の外周には、電気コイル31が配設
されており、電気コイル31への通電時、通電電流値に
応じた吸引力が可動磁性体28と固定磁性体29との間
に働く。
【0014】尚、本実施形態では、絞り通路26の面積
は可動ロッド25がストロークしても変化しない。
【0015】次に作用を説明する。電気コイル31に電
流を流さず、従って可動ロッド25のシール部27がシ
ート部材22に当接した状態では、第2区画21はシー
ト部材22の中央開口23からから遮断され、第2区画
21からシート部材22の中央開口弁室23への流れが
なく、第1区画20から第2区画21への流れもないの
で、第1区画20と第2区画21との間に差圧は発生し
ておらず、可動ロッド25は、スプリング30の力F1
により下方へ付勢されると共に、入口11と出口12と
の差圧ΔP1をシール有効径D1を直径とする円面積に
かけて成る力F2で下方へ付勢される。
【0016】電気コイル31に電流を流すと、その電流
値に応じた吸引力F3が可動磁性体28と固定磁性体2
9との間に発生し、該吸引力F3が可動ロッド25に上
方向への付勢力として働く。該吸引力F3が力F1と力
F2との和を上回れば、可動ロッド25が上方へ摺動
し、シール部27がシート部材22から離間し、第2区
画21からシート部材22の中央開口弁室23への流れ
が発生し、第2区画21からシート部材22の中央開口
弁室23への流れが絞り通路26により絞られて両区画
20,21間に差圧ΔP2が発生し、同差圧ΔP2が径
D2を直径とする円面積にかかり可動ロッド25が力F
1と力F4とにより下方へ付勢されるようになる。力F
3が力F1と力F4との和より大きければ、可動ロッド
25が上方へ移動してシール部27とシート部材22と
の間の隙間が増大し、第2区画21の圧力が下がって両
区画20,21間の差圧が増大し、力F4が増大する。
このような動作は、力F1と力F4との和が力F3と等
しくなるまで継続し、等しくなった時点で可動ロッド2
5が停止する。
【0017】電気コイル31に流れる電流値を小さくす
ると、可動ロッド25上方へ付勢する力が可動ロッド2
5を下方へ付勢する力より小さくなり、可動ロッド25
が下方へ移動し、シール部27とシート部材22との間
の隙間が減少し、第2区画21の圧力が増大し、両区画
20,21間の差圧が減少し、力F4が減少する。この
ような動作は、力F1と力F4との和が力F3と等しく
なるまで継続し、等しくなった時点で可動ロッド25が
停止する。
【0018】図2は、第1実施形態の電気コイル31に
流す電流と出口12の流量との関係を示す。
【0019】図1から隔壁部材19を除くと従来の開閉
電磁弁となる。つまり、流量制御弁10は、従来の開閉
電磁弁の構成に隔壁部材19を追加して構成されたもの
であり、小型で安価である。
【0020】図3は、第2実施形態の要部を示す。第1
実施形態では絞り通路26の面積を可動ロッド25がス
トロークしても変化しないようにしたが、第2実施形態
は可動ロッド25のストローク両に依存して絞り通路面
積が変化するようにしたものである。図2に示すよう
に、可動ロッド25の外周にはテーパ付凹部32が形成
されている。可動ロッド25のストローク量(シール部
27がシート部材22に当接した位置からの上方向への
移動量)が図4のA点を超えると、絞り通路26がテー
パ付凹部32の外周と連通孔24の内周とで形成される
ようになり、ストローク量が図4のA点を越えて増大す
ると、絞り通路26の面積は図4に示すように増大す
る。この第2実施形態では、電気コイルに大電流を流し
たり止めたりすることでオン、オフ弁の特性が得られ、
小電流を流し且つ電流値を変えることで流量制御弁の特
性を得ることができる。
【0021】
【発明の効果】この出願の発明に係る流量制御弁は、小
型で安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の第1実施形態の縦断面図であ
る。
【図2】第1実施形態の電気コイル31に流す電流と出
口12の流量との関係を示すである。
【図3】この出願の発明にかかる第2実施形態の要部の
拡大図である。
【図4】第2実施形態の可動ロッドストローク量と絞り
通路面積との関係を示す図である。
【符号の説明】
10・・・流量制御弁 11・・・入口 12・・・出口 18・・・圧力流体室 19・・・隔壁部材 20・・・第1区画 21・・・第2区画 22・・・シール部材 23・・・シール部材の中央開口 24・・・連通孔 25・・・可動ロッド 26・・・絞り通路 27・・・シール部 28・・・可動磁性体 29・・・固定磁性体 30・・・スプリング 31・・・電気コイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力流体の入口と、圧力流体の出口と、
    圧力流体室と、この圧力流体室を前記入口に常時連通す
    る第1区画と固定のシート部材の中央開口を介して前記
    出口に連通する第2区画とに区分する隔壁と、この隔壁
    に前記シート部材の前記中央開口と同軸に形成された連
    通孔と、この連通孔を貫通し且つ前記シート部材の前記
    中央開口を開閉するシール部を一端に有した可動ロッド
    と、この可動ロッドを閉方向へ付勢するスプリングと、
    前記第1区画内に配設され且つ前記可動ロッドに結合さ
    れた可動磁性体と、この可動磁性体を介して前記可動ロ
    ッドを開方向へ付勢する吸引力を発生させる電気コイル
    とを備えて成る流量制御弁。
JP30971196A 1996-11-20 1996-11-20 流量制御弁 Pending JPH10148270A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30971196A JPH10148270A (ja) 1996-11-20 1996-11-20 流量制御弁
DE19751333A DE19751333A1 (de) 1996-11-20 1997-11-19 Durchflußregelventileinheit
US08/975,357 US5984261A (en) 1996-11-20 1997-11-20 Flow control valve unit including electric coil actuated rod

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30971196A JPH10148270A (ja) 1996-11-20 1996-11-20 流量制御弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10148270A true JPH10148270A (ja) 1998-06-02

Family

ID=34362517

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30971196A Pending JPH10148270A (ja) 1996-11-20 1996-11-20 流量制御弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10148270A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101047907B1 (ko) * 2008-08-19 2011-07-08 인지컨트롤스 주식회사 솔레노이드식 엑츄에이터

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101047907B1 (ko) * 2008-08-19 2011-07-08 인지컨트롤스 주식회사 솔레노이드식 엑츄에이터

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