JPH10148043A - 車止め機構 - Google Patents

車止め機構

Info

Publication number
JPH10148043A
JPH10148043A JP32330096A JP32330096A JPH10148043A JP H10148043 A JPH10148043 A JP H10148043A JP 32330096 A JP32330096 A JP 32330096A JP 32330096 A JP32330096 A JP 32330096A JP H10148043 A JPH10148043 A JP H10148043A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
parking space
vehicle
tire
recess
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32330096A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Sugimoto
俊夫 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Forestry Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Forestry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Forestry Co Ltd filed Critical Sumitomo Forestry Co Ltd
Priority to JP32330096A priority Critical patent/JPH10148043A/ja
Publication of JPH10148043A publication Critical patent/JPH10148043A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 駐車スペースを構成する舗装面などから突出
することのない車止め機構の提供。 【解決手段】 自動車Jの駐車スペースPに開設された
凹部2と、凹部2の開口20aを塞ぐプレート1と、プ
レート1を常時凹部2を塞ぐ位置に付勢する付勢手段3
とを備える。付勢手段3の付勢力が、プレート1上に自
動車JのタイヤTが載せ置かれた際に、自動車Jの自重
によりプレート1を凹部2内に押し込ませる強さに設定
してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、駐車スペースに
設けられる車止めの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ガレージ、駐車場などにあっては、一般
に駐車スペースを構成する舗装面、地盤面に当該駐車ス
ペースに乗り入れられる自動車の後輪を構成するタイヤ
がかかる乗り入れに伴って突き当たる車止めが設けられ
ている。
【0003】かかる車止めは一般に、前記駐車スペース
を構成する舗装面などにブロックなどを設置して構成さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに従来の車止め
は、前記駐車スペースの舗装面から突き出された状態で
恒常的に設置されるため、かかる駐車スペースに自動車
が駐車していない場合に、かかる駐車スペース内を通り
抜けなどする歩行者の歩行などの妨げとなるものであっ
た。
【0005】特に、夜間など足下が見辛い状況下にあっ
ては、かかる従来の車止めに躓かないようにする配慮な
どを歩行者に強いていた。
【0006】また、かかる駐車スペースを作業スペース
などとして用いる場合にあっても、突き出された車止め
が邪魔になることが少なくなかった。
【0007】そこでこの発明は、駐車スペースを構成す
る舗装面などから突出することのない車止め機構の提供
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明にあっては、車止め機構Sを、
自動車Jの駐車スペースPに開設された凹部2と、この
凹部2の開口20aを塞ぐプレート1と、このプレート
1を常時前記凹部2を塞ぐ位置に付勢する付勢手段3と
を備え、前記付勢手段3の付勢力が、前記プレート1上
に自動車JのタイヤTが載せ置かれた際に、当該自動車
Jの自重により当該プレート1を前記凹部2内に押し込
ませる強さに設定してある構成とした。
【0009】また、請求項2記載の発明にあっては、請
求項1記載の発明にかかる車止め機構Sのプレート1
が、さらに、駐車スペースPに乗り入れられる自動車J
の乗り入れ方向Fに略直交する向き設けられた軸1aに
より回動可能に連結された一対のプレート体10、10
より構成してあると共に、当該一対のプレート体10、
10がそれぞれ、前記軸1aの両側において駐車スペー
スPに開設された凹部2に回動可能に支持されており、
当該一対のプレート体10、10の一方が付勢手段3に
より付勢してある構成とした。
【0010】また、請求項3記載の発明にあっては、請
求項1記載の発明にかかる車止め機構Sのプレート1
が、さらに、一端側で駐車スペースPに開設された凹部
2に回動可能に支持され、かつ、他端側で当該凹部2を
常時塞ぐ位置に向けて付勢手段3により付勢されている
構成とした。
【0011】さらに、請求項4記載の発明にあっては、
請求項2または請求項3記載の発明にかかる凹部2の底
面20bに当接される付勢手段3が、さらに、プレート
1側に備えられている構成とした。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の典型的な実施の
形態について、説明する。
【0013】先ず、車止め機構Sを、この自動車Jの駐
車スペースPに開設された凹部2と、この凹部2の開口
20aを塞ぐプレート1と、このプレート1を常時前記
凹部2を塞ぐ位置に付勢する付勢手段3とを備え、前記
付勢手段3の付勢力が、前記プレート1上に自動車Jの
タイヤTが載せ置かれた際に、当該自動車Jの自重によ
り当該プレート1を前記凹部2内に押し込ませる強さに
設定してある構成とすることが、この発明の典型的な実
施の形態の一つとされる。
【0014】かかる実施の形態によれば、駐車スペース
Pに乗り入れられる自動車Jの後輪、あるいは、前輪を
構成するタイヤTが、かかる乗り入れに伴って前記プレ
ート1上に乗り入れたときに、かかるプレート1共々当
該タイヤTの一部を凹部2内に入れ込んで当該タイヤT
の移動を阻止することができる。
【0015】この結果、実施の形態にかかる車止め機構
Sによれば、図1および図5に特に示されるように、駐
車スペースPにおける自動車Jの乗り入れ奥側に壁Kが
あったり、あるいは、その他の障害物があっても、自動
車Jがかかる壁Kなどに接触することを気にせず、駐車
スペースPに自動車Jを乗り入れ、収めることができ
る。
【0016】また、前記付勢手段3の付勢力が、前記プ
レート1上に自動車JのタイヤTが載せ置かれた際に、
当該自動車Jの自重により当該プレート1を前記凹部2
内に押し込ませる強さに設定してあることから、駐車ス
ペースPを歩行する人などが前記プレート1上に乗って
も、当該プレート1は前記凹部2内に押し込まれること
がなく、かかる歩行などの妨げとならない。
【0017】次いで、前記実施の形態にかかる車止め機
構Sにおけるプレート1が、駐車スペースPに乗り入れ
られる自動車Jの乗り入れ方向Fに略直交する向き設け
られた軸1aにより回動可能に連結された一対のプレー
ト体10、10より構成してあると共に、当該一対のプ
レート体10、10がそれぞれ、前記軸1aの両側にお
いて駐車スペースPに開設された凹部2に回動可能に支
持されており、当該一対のプレート体10、10の一方
が付勢手段3により付勢してある構成とすることが、こ
の発明の典型的な実施の形態の他の一つとされる。
【0018】かかる実施の形態によれば、プレート1上
への自動車JのタイヤTの乗り入れに伴って、前記軸1
aを中心に一対のプレート体10、10をそれぞれ、当
該軸1a側から前記凹部2による支持側に向けて漸次表
面を高める傾斜状となるように、当該プレート1を屈曲
させ一対のプレート体10、10の表面間で自動車Jの
タイヤTの一部を挟み込んだ状態で、当該タイヤTの一
部を凹部2内に引き込んで、当該タイヤTの移動を阻止
することができる。
【0019】また、凹部2からのタイヤTの引き出し
は、前記のように傾斜されるプレート1体により、スム
ースに行うことができる。
【0020】次いで、前記実施の形態にかかるプレート
1が、一端側で駐車スペースPに開設された凹部2に回
動可能に支持され、かつ、他端側で当該凹部2を常時塞
ぐ位置に向けて付勢手段3により付勢されている構成と
することが、この発明の最良の実施の形態の一つとされ
る。
【0021】かかる実施の形態によれば、前記プレート
1に自動車JのタイヤTが載せ置かれたときに、前記凹
部2への支持位置を中心にプレート1の他端側をケース
体内に押し込むことができ、これに伴って自動車Jのタ
イヤTの一部を凹部2内に引き込んで当該タイヤTの移
動を阻止することができる。
【0022】また、前記プレート1は前記凹部2への支
持位置側に向けてその表面を漸次高めるように傾斜され
る構成としてあるので、この傾斜により前記凹部2から
のタイヤTの引き出しをスムースに行うことができる。
【0023】また、前記実施の形態にかかる凹部2の底
面20bに当接される付勢手段3がプレート1側に備え
られている構成とすることが、この発明の最良の実施の
形態の一つとされる。
【0024】かかる実施の形態によれば、前記付勢手段
3がプレート1に備えられていることから、必要に応じ
て凹部2内からプレート1を付勢手段3共々上方に取り
出すことができ、凹部2内に溜った塵芥などの除去、清
掃を容易になすことができる。
【0025】次いで、図1ないし図4に示されるこの発
明のより具体的な実施の形態にかかる車止め機構S1に
ついて説明する。
【0026】なお、ここで図1は、この実施の形態にか
かる車止め機構S1を駐車スペースPに備えさせた例を
理解し易いように、当該駐車スペースPを斜視の状態と
して示している。また、図2は、かかる車止め機構S1
を分解して斜視の状態として示している。また、図3お
よび図4は、車止め機構S1を縦断面の状態として示し
ており、図3はプレート1に自動車JのタイヤTが載置
されない状態を、図4はプレート1に自動車Jのタイヤ
Tが載置された状態を、それぞれ示している。
【0027】この実施の形態にかかる車止め機構S1
は、例えば図1に特に示されるように、乗用車一台分毎
に区分された自動車Jの駐車スペースPにおける自動車
Jの乗り入れ奥側において、かかる駐車スペースPに乗
り入れられ、収められた自動車Jの後輪の双方、あるい
は、前輪の双方を止めることができる位置に設けられ
る。
【0028】すなわち、この実施の形態にかかる車止め
機構S1は、前記駐車スペースPに開設された凹部2
と、この凹部2の開口20aを塞ぐプレート1と、この
プレート1を常時前記凹部2を塞ぐ位置に付勢する付勢
手段3とを備えている。そして、乗り入れられた自動車
Jの後輪、あるいは、前輪のタイヤTが前記プレート1
上に載せ置かれることにより、かかるプレート1を付勢
手段3の付勢に抗して凹部2内に押し込み、これに伴っ
て、当該タイヤTの一部を凹部2内に収めて、当該タイ
ヤTの移動を阻止する構成としてある。
【0029】この実施の形態にあっては、前記凹部2
は、前記駐車スペースPに上面開口20aの略長方箱状
をなすケース体20を埋め込んで、当該駐車スペースP
に設けてある。かかるケース体20は、駐車スペースP
の舗装面Hと略平行をなす底面20bと、この底面20
bに対して略直交する側面20cとを有している。ま
た、前記開口20a縁には、当該開口20aを巡る外向
きの鍔部20dを備えており、この鍔部20dの上面が
前記舗装面Hと略同面をなすように、前記駐車スペース
Pに埋め込まれている。また、かかるケース体20の底
面20bにおける、幅方向に亙る側面20cと接し合う
箇所には、水抜き穴20eが開設してある。
【0030】一方、前記プレート1は、前記ケース体2
0の開口20aの輪郭形状に倣った外郭形状を備えた略
長方形状に構成してある。この実施の形態にあっては、
かかるプレート1は長さの異なる一対のプレート体1
0、10を連結して構成してある。すなわち、この実施
の形態にあっては、長い側のプレート体11の幅方向に
亙る一端部に、ほぼ等しい間隔を開けて複数の突部1
3、13…が設けてあると共に、短い側のプレート体1
2の一側部にかかる長い側のプレート体11の各突部間
に入り込む複数の突部13、13…が設けてある。かか
る両プレート体11、12の突部13にはまた、長い側
のプレート体11の各突部13、13…間に短い側のプ
レート体12の各突部13、13…をそれぞれ入り込ま
せた組み合わせ状態において相互に連通される軸穴(図
示は省略する。)が設けてある。そして、この組み合わ
せ状態において、かかる軸穴に軸1aを差し通して、両
プレート体11、12が連結してある。したがって、こ
の実施の形態にあっては、この軸1aを中心にプレート
1を屈曲させることができる。
【0031】なお、図中符号14で示すのは、滑り止め
の溝であり、この実施の形態にあっては長い側のプレー
ト体11の表面に設けてある。
【0032】また、前記プレート1を構成する長い側の
プレート体11における前記軸1a近傍の裏面には、前
記付勢手段3の取付部15が設けてある。この実施の形
態にあっては、かかる付勢手段3は、前記プレート1に
より前記ケース体20の開口20aを塞いだ際に当該ケ
ース体20の底面20bに一端側を当接させる長さの圧
縮コイルバネ31としてある。そして、前記取付部15
は、この圧縮コイルバネ31の他端側から当該バネ31
内に差し込まれる凸部として構成してある。また、前記
ケース体20の開口20a側には、前記プレート1の軸
1aを挟んだ両側において当該プレート1を構成する前
記長い側のプレート体11と短い側のプレート体12と
を、それぞれ回動可能に支持する支持手段21が設けて
ある。この実施の形態にあっては、かかる支持手段21
は、前記ケース体20の内側に向けて突き出される一対
の突起21a、21aとして構成してある。
【0033】したがって、この実施の形態にあっては、
前記ケース体20の開口20aを塞ぐように当該ケース
体20に収められた前記プレート1は、当該ケース体2
0の前記突起21aに長い側のプレート体11の側と短
い側のプレート体12の側とでそれぞれ支持される。ま
た、この支持状態において、前記長い側のプレート体1
1の裏面に取り付けられた前記バネ31がケース体20
の底面20bに一端側を接しさせることから、このよう
にケース体20に支持されたプレート1は前記軸1aを
中心に屈曲されることなく、駐車スペースPの舗装面H
と表面を略同面とするように位置付けられる。なお、こ
の実施の形態にあっては、短い側のプレート体12下面
に、前記突起21aを収める凹所12bを備えた突出片
12aが設けてあり、短い側のプレート体12はこの突
出片12aの凹所12bに前記ケース体20の突起21
aを収めた状態で、該突起21aに支持される。
【0034】次いで、この実施の形態にあっては、前記
バネ31の圧縮変形が、前記プレート1上に自動車Jの
タイヤTが載せ置かれた際に当該タイヤTに加わる自動
車Jの自重によりもたらされる強さに設定してあり、か
かるタイヤTに加わる自動車Jの自重に至らない重量が
前記プレート1に加わっても前記バネ31が圧縮変形し
ない構成としてある。したがって、この実施の形態にあ
っては、駐車スペースPを歩行する人などが前記プレー
ト1上に乗っても、当該プレート1は前記ケース体20
内に押し込まれることがなく、かかる歩行などの妨げと
ならない。
【0035】一方、かかるプレート1上に駐車スペース
Pに乗り入れられた自動車JのタイヤTが載せ置かれる
と、前記バネ31が圧縮変形されることとなる。この場
合に、前記プレート1を構成する長い側のプレート体1
1と短い側のプレート体12はそれぞれ、前記突起21
aによりケース体20に回動可能に支持されていること
から、かかるプレート1は、前記軸1aを中心にケース
体20の内側に向けて回動・屈曲される。かかるプレー
ト1を構成する両プレート体11、12はそれぞれ、こ
の軸1aによる組み付け側から反対の側に向けて、漸次
板面を高くするように傾斜される。(図4)
【0036】なお、この実施の形態にあっては、前記プ
レート1の軸1aによる組み付け箇所の直下に、前記ケ
ース体20の幅方向に亙るストッパー部22が突き出し
状に設けてある。この結果、この実施の形態にあって
は、前記プレート1は前記軸1aによる組み付け箇所が
このストッパー部22の先端面22aに当接した位置ま
で屈曲、押し下げられる。
【0037】したがって、この実施の形態にかかる車止
め機構S1によれば、前記のように屈曲された両プレー
ト体11、12の表面間で自動車JのタイヤTの一部を
挟み込んだ状態で、当該タイヤTの一部を凹部2内に引
き込んで、当該タイヤTの移動を阻止することができ
る。
【0038】また、凹部2からのタイヤTの引き出し
は、当該タイヤTが長い側のプレート体11を乗り越え
る向きに自動車Jを移動させることにより、前記のよう
に傾斜される当該長い側のプレート体11により、スム
ースに行うことができる。
【0039】また、短い側のプレート体12も前記のよ
うに傾斜されていることから、必要な場合には、この短
い側のプレート体12を乗り越える向きに自動車Jを移
動させることにより、前記凹部2からタイヤTを引き出
すことも可能である。
【0040】このように、プレート1上からタイヤTが
移動されると、前記バネ31の付勢により、前記両プレ
ート体11、12は前記軸1aを中心とした屈曲前の状
態、すなわち、当該プレート1の表面を駐車スペースP
の舗装面Hと略同面とした状態に復帰される。(図3)
【0041】また、この実施の形態にあっては、前記バ
ネ31がプレート1に備えられており、プレート1は前
記ケース体20の突起21aに載せ置かれた状態で支持
されていることから、必要に応じてケース体20内から
プレート1をバネ31共々上方に取り出すことができ、
ケース体20内に溜った塵芥などの除去、清掃を容易に
なすことができる。
【0042】この実施の形態にかかる車止め機構S1
は、以上の構成を備えることから、駐車スペースPにお
ける自動車Jの乗り入れ奥側に、当該自動車Jの後輪、
あるいは、前輪を構成する一対のタイヤT間の間隔を開
けて、前記プレート1体の軸1aの軸1a線が自動車J
の乗り入れ方向Fに略直交する向きとなるように一対の
車止め機構S1を設けておくことにより、乗り入れられ
た自動車Jの一対のタイヤTの双方の移動をこの車止め
機構S1を設けた位置で確実に阻止することができる。
この結果、図1に特に示されるように、駐車スペースP
における自動車Jの乗り入れ奥側に壁Kがあったり、あ
るいは、その他の障害物があっても、自動車Jがかかる
壁Kなどに接触することを気にせず、駐車スペースPに
自動車Jを乗り入れ、収めることができる。
【0043】次いで、図5および図6に示される具体的
な実施の形態にかかる車止め機構S2は、図1ないし図
4に示される車止め機構S1の形状を変更した例であ
る。
【0044】この実施の形態にあっては、前記ケース体
20を自動車Jの乗り入れ方向Fに直交する向きに幅広
に構成し、当該自動車Jの後輪、あるいは、前輪を構成
する一対のタイヤTの双方の一部を一緒にケース体20
内に収めることができる構成としてある。
【0045】したがって、この実施の形態にあっては、
ケース体20の開口20aを塞ぐプレート1も前記自動
車Jの乗り入れ方向Fに直交する向きに幅広に構成さ
れ、かつ、当該プレート1を構成する長い側のプレート
体11の下面に複数の前記バネ31、31…を設けた構
成としてある。
【0046】また、前記長い側のプレート体11の支持
手段21を、前記ケース体20の自動車Jの乗り入れ方
向Fに沿った一対の側面20c、20c間に亙る支持棒
21bとして構成すると共に、前記短い側のプレート体
12の支持手段21を、前記ケース体20の自動車Jの
乗り入れ方向Fに沿った一対の側面20c、20c間に
亙る支持棒21bとして構成してある。
【0047】この実施の形態にかかる車止め機構S2の
その余の構成は、図1ないし図4に示される車止め機構
S1と同一または実質的に同一であるので、同一または
実質的に同一の構成部分については、図1ないし図4で
用いた符号と同一の符号を図5および図6において付し
てその説明は省略する。
【0048】このように、車止め機構S2を構成するケ
ース体20およびプレート1を自動車Jの乗り入れ方向
Fに直交する向きに幅広に構成した場合、後輪、あるい
は、前輪を構成する一対のタイヤT間の間隔を異にする
各種の自動車Jの車止めとして機能させることができる
と共に、自動車Jが駐車スペースP内に真直に乗り入れ
られない場合であっても、先に乗り入れられる後輪、あ
るいは、前輪を構成する一対のタイヤTを凹部2内に入
れ込み、乗り入れられた自動車Jを止めることができ
る。
【0049】次いで、図7ないし図9に示される具体的
な実施の形態にかかる車止め機構S3は、図1ないし図
4に示される車止め機構S1の形状を変更した例であ
る。
【0050】なお、ここで図7は、かかる車止め機構S
3を分解して斜視の状態として示している。また、図8
および図9は、車止め機構S3を縦断面の状態として示
しており、図8はプレート1に自動車JのタイヤTが載
置されない状態を、図9はプレート1に自動車Jのタイ
ヤTが載置された状態を、それぞれ示している。
【0051】この実施の形態にあっては、前記付勢手段
3を一端側を前記長い側のプレート体11の裏面に固定
された板バネ32として構成してある。かかる板バネ3
2は、前記長い側のプレート体11における前記軸1a
による組み付け側において一端側を固定され、この固定
位置からかかる組み付け側と反対の側に延びると共に、
屈曲反転されて他端側を再び前記軸1a側に近接させた
構成としてあり、この他端側をプレート1をケース体2
0の開口20aを塞ぐ位置に収めた際に、ケース体20
の底面20bに当接させる構成としてある。
【0052】この実施の形態にあっても、前記板バネ3
2の圧縮変形が、前記プレート1上に自動車Jのタイヤ
Tが載せ置かれた際に当該タイヤTに加わる自動車Jの
自重によりもたらされる強さに設定してあり、かかるタ
イヤTに加わる自動車Jの自重に至らない重量が前記プ
レート1に加わっても前記板バネ32が圧縮変形しない
構成としてある。したがって、この実施の形態にあって
も、駐車スペースPを歩行する人などが前記プレート1
上に乗っても、当該プレート1は前記ケース体20内に
押し込まれることがなく、かかる歩行などの妨げとなら
ない。
【0053】また、前記長い側のプレート体11の支持
手段21を、前記ケース体20の自動車Jの乗り入れ方
向Fに沿った一対の側面20c間に亙る支持棒21bと
して構成すると共に、前記短い側のプレート体12の支
持手段21を、前記ケース体20の自動車Jの乗り入れ
方向Fに沿った一対の側面20c間に亙る支持棒21b
として構成してある。
【0054】この実施の形態にかかる車止め機構S3の
その余の構成は、図1ないし図4に示される車止め機構
S1と同一または実質的に同一であるので、同一または
実質的に同一の構成部分については、図1ないし図4で
用いた符号と同一の符号を図7ないし図9において付し
てその説明は省略する。
【0055】次いで、図10ないし図12に示される具
体的な実施の形態にかかる車止め機構S4について説明
する。
【0056】ここで図10は、かかる車止め機構S4を
分解して斜視の状態として示している。また、図11お
よび図12は、車止め機構S4を縦断面の状態として示
しており、図11はプレート1に自動車JのタイヤTが
載置されない状態を、図12はプレート1に自動車Jの
タイヤTが載置された状態を、それぞれ示している。
【0057】この実施の形態にかかる車止め機構S4
は、駐車スペースPに埋め込まれるケース体20の開口
20aを塞ぐプレート1を、当該プレート1の一端側で
当該ケース体20に回動可能に支持させると共に、当該
プレート1の他端側裏面に圧縮コイルバネ31の一端を
取り付け、このバネ31により前記駐車スペースPの舗
装面Hとプレート1の表面とが略同面となる位置に常時
位置付けられる構成としてある。
【0058】ケース体20は、前記舗装面Hと略平行を
なす底面20bと、当該底面20bに直交する側面20
cを有している。このケース体20における自動車Jの
乗り入れ方向F側の上部には、当該乗り入れ方向Fに直
交する向きにある一対の側面20c、20c間に亙って
支持棒21bが設けてある。
【0059】プレート1は、一端側裏面に前記支持棒2
1bを収める凹所17を備えた突出片16を備えてお
り、この凹所17に支持棒21bを収めてこの一端側で
ケース体20に回動可能に支持される。また、かかるプ
レート1の他端側には、当該プレート1の裏面に略直交
する向きに突き出すストッパー部18が形成してあり、
前記バネ31の付勢にこうした圧縮は、このストッパー
部18がケース体20の底面20bに当接する位置で阻
止される。
【0060】この実施の形態にあっても、前記バネ31
の圧縮変形が、前記プレート1上に自動車JのタイヤT
が載せ置かれた際に当該タイヤTに加わる自動車Jの自
重によりもたらされる強さに設定してあり、かかるタイ
ヤTに加わる自動車Jの自重に至らない重量が前記プレ
ート1に加わっても前記バネ31が圧縮変形しない構成
としてある。したがって、この実施の形態にあっても、
駐車スペースPを歩行する人などが前記プレート1上に
乗っても、当該プレート1は前記ケース体20内に押し
込まれることがなく、かかる歩行などの妨げとならな
い。
【0061】したがって、この実施の形態にかかる車止
め機構S4によれば、前記プレート1に自動車Jのタイ
ヤTが載せ置かれた場合、前記支持棒21bを中心に前
記バネ31を圧縮変形さてプレート1の前記ストッパー
部18が設けてある側をケース体20内に押し込むこと
ができる。
【0062】この結果、前記ケース体20における自動
車Jの乗り入れ奥側にある側面20cをタイヤTの一部
に突き当てた状態で、当該タイヤTの一部を凹部2内に
引き込んで、当該タイヤTの移動を阻止することができ
る。(図12)
【0063】また、前記プレート1は自動車Jの乗り入
れ手前側に向けてその表面を漸次高めるように傾斜され
る構成としてあるので、この傾斜により前記凹部2から
のタイヤTの引き出しをスムースに行うことができる。
【0064】このように、プレート1上からタイヤTが
移動されると、前記バネ31の付勢により、前記プレー
ト1は押し込み前の状態、すなわち、当該プレート1の
表面を駐車スペースPの舗装面Hと略同面とした状態に
復帰される。(図11)
【0065】また、この実施の形態にあっては、前記バ
ネ31がプレート1に備えられており、プレート1は前
記ケース体20の支持棒21bに載せ置かれた状態で支
持されていることから、必要に応じてケース体20内か
らプレート1をバネ31共々上方に取り出すことがで
き、ケース体20内に溜った塵芥などの除去、清掃を容
易になすことができる。
【0066】
【発明の効果】この発明にかかる車止め機構Sによれ
ば、駐車スペースPに乗り入れられる自動車Jの後輪、
あるいは、前輪を構成するタイヤTが、かかる乗り入れ
に伴って前記プレート1上に乗り入れたときに、かかる
プレート1共々当該タイヤTの一部を凹部2内に入れ込
んで当該タイヤTの移動を阻止することができる。この
結果、実施の形態にかかる車止め機構Sによれば、図1
および図5に特に示されるように、駐車スペースPにお
ける自動車Jの乗り入れ奥側に壁Kがあったり、あるい
は、その他の障害物があっても、自動車Jがかかる壁K
などに接触することを気にせず、駐車スペースPに自動
車Jを乗り入れ、収めることができる。
【0067】また、前記付勢手段3の付勢力が、前記プ
レート1上に自動車JのタイヤTが載せ置かれた際に、
当該自動車Jの自重により当該プレート1を前記凹部2
内に押し込ませる強さに設定してあることから、駐車ス
ペースPを歩行する人などが前記プレート1上に乗って
も、当該プレート1は前記凹部2内に押し込まれること
がなく、かかる歩行などの妨げとならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】車止め機構S1の使用状態を示す斜視図
【図2】車止め機構S1の分解斜視図
【図3】車止め機構S1の使用状態を示す縦断面図
【図4】車止め機構S1の使用状態を示す縦断面図
【図5】車止め機構S2の使用状態を示す斜視図
【図6】車止め機構S2の分解斜視図
【図7】車止め機構S3の分解斜視図
【図8】車止め機構S3の使用状態を示す縦断面図
【図9】車止め機構S3の使用状態を示す縦断面図
【図10】車止め機構S4の分解斜視図
【図11】車止め機構S4の使用状態を示す縦断面図
【図12】車止め機構S4の使用状態を示す縦断面図
【符号の説明】
S 車止め機構 J 自動車 T タイヤ P 駐車スペース 1 プレート 2 凹部 3 付勢手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の駐車スペースに開設された凹部
    と、この凹部の開口を塞ぐプレートと、このプレートを
    常時前記凹部を塞ぐ位置に付勢する付勢手段とを備え、 前記付勢手段の付勢力が、前記プレート上に自動車のタ
    イヤが載せ置かれた際に、当該自動車の自重により当該
    プレートを前記凹部内に押し込ませる強さに設定してあ
    ることを特徴とする車止め機構。
  2. 【請求項2】 プレートが、駐車スペースに乗り入れら
    れる自動車の乗り入れ方向に略直交する向き設けられた
    軸により回動可能に連結された一対のプレート体より構
    成してあると共に、 当該一対のプレート体がそれぞれ、前記軸の両側におい
    て駐車スペースに開設された凹部に回動可能に支持され
    ており、 当該一対のプレート体の一方が付勢手段により付勢して
    あることを特徴とする請求項1記載の車止め機構。
  3. 【請求項3】 プレートが一端側で駐車スペースに開設
    された凹部に回動可能に支持され、かつ、他端側で当該
    凹部を常時塞ぐ位置に向けて付勢手段により付勢されて
    いることを特徴とする請求項1記載の車止め機構。
  4. 【請求項4】 凹部の底面に当接される付勢手段がプレ
    ート側に備えられていることを特徴とする請求項1、請
    求項2又は請求項3記載の車止め機構。
JP32330096A 1996-11-20 1996-11-20 車止め機構 Pending JPH10148043A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32330096A JPH10148043A (ja) 1996-11-20 1996-11-20 車止め機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32330096A JPH10148043A (ja) 1996-11-20 1996-11-20 車止め機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10148043A true JPH10148043A (ja) 1998-06-02

Family

ID=18153250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32330096A Pending JPH10148043A (ja) 1996-11-20 1996-11-20 車止め機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10148043A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003042473A1 (fr) * 2001-11-12 2003-05-22 Kazushige Odaka Dispositif d'arret de voiture pour parc de stationnement
JP2009510297A (ja) * 2005-10-03 2009-03-12 エンジニアード・アレスティング・システムズ・コーポレーション 車両侵入阻止装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003042473A1 (fr) * 2001-11-12 2003-05-22 Kazushige Odaka Dispositif d'arret de voiture pour parc de stationnement
JP2009510297A (ja) * 2005-10-03 2009-03-12 エンジニアード・アレスティング・システムズ・コーポレーション 車両侵入阻止装置
JP2012229610A (ja) * 2005-10-03 2012-11-22 Engineered Arresting Systems Corp 車両侵入阻止装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102561836B (zh) 用于车门固定设备的可动楔装置及车门固定设备
JPH03125680U (ja)
JPH10148043A (ja) 車止め機構
JP3829953B2 (ja) 貨物車両の箱型荷室用自動開閉扉
US20120241102A1 (en) Side Bar Device for a Sunshade Assembly
KR20070055280A (ko) 주차 차단기
JP2015134594A (ja) 反転式スロープ装置
JP4366665B1 (ja) ドア開閉機構
JP3487954B2 (ja) 地上走行式折り戸
JPS639447Y2 (ja)
JPH0341572Y2 (ja)
JP3903455B2 (ja) ディスプレイ装置
KR19980024957A (ko) 차량 좌석 슬라이드 장치
KR102423208B1 (ko) 자동차용 도어가드
JP3460770B2 (ja) 自動車ドアのインサイドハンドル装置
JP2023027159A (ja) パネル組立およびパネル連結構造
JP3400600B2 (ja) 地上走行式扉
JPH09148025A (ja) 接続部保持構造
KR200346242Y1 (ko) 마운팅 클립장치
JP3016357U (ja) 車両侵入防止装置
KR200142371Y1 (ko) 차량용 푸쉬버튼식 동전보관함
KR101404341B1 (ko) 자동차용 동전 홀더
RU2018606C1 (ru) Малогабаритный гараж для автомобилей
JPH04217Y2 (ja)
CN112744144A (zh) 斜坡装置