JPH10147301A - 詰合せ装置及び詰合せ方法 - Google Patents

詰合せ装置及び詰合せ方法

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JPH10147301A
JPH10147301A JP30303396A JP30303396A JPH10147301A JP H10147301 A JPH10147301 A JP H10147301A JP 30303396 A JP30303396 A JP 30303396A JP 30303396 A JP30303396 A JP 30303396A JP H10147301 A JPH10147301 A JP H10147301A
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container
path
confectionery
belt conveyor
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JP30303396A
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Yasushi Kajitani
協史 梶谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の菓子を人手によらずに容易に容器内へ
詰合せることのできる詰合せ装置を提供する。 【解決手段】 作動と停止を繰り返しつつ容器12を順
次送る容器経路16と、容器経路16の停止に連動して
容器12内の所定の位置へ菓子18を入れる品物経路2
2とを備え、8種類の菓子18を容器12内の所定位置
に2段に積みつつ配列していくようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、菓子等の品物を容
器内の所定の位置に配列しつつ入れていく詰合せ装置及
び詰合せ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、菓子等の品物を容器内の所定
の位置に配列しつつ入れた後、包袋する作業が行われて
いる。この作業の一例として、8種類の菓子1a、1
b、1c、1d、1e、1f、1g、及び1hを容器2
内に入れる作業を、図13及び図14に基づいて説明す
る。この作業は、数人の作業者が、数個の菓子1を手に
持ち、ベルトコンべアー上を流れる容器2内の所定の位
置に入れていき、図13(b)に示すように2段に配列
される。次に、包袋装置によって、図14に示すよう
に、袋3の中に入れて密封される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような菓
子の詰合せ作業は、人手によって行われるため、手間と
時間のかかるものであった。例えば、詰合せ作業の試験
を行ったところ、1時間に一人当たり400個の容器2
への詰合せができるのみであった。このため、より効率
的に菓子を詰め合わせることのできる方法が望まれてい
た。また、人手によって詰め合わせるのは、疲労を伴う
ため、作業者の負担が大きかった。さらに、品物が菓子
等の食品である場合には、より清潔な方法で詰合せ作業
を行う必要があった。
【0004】そこで、本発明者は、このような課題を解
決するべく鋭意研究した結果、本発明に到達した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る詰合せ装置
の要旨とするところは、作動と停止を繰り返しつつ容器
を順次送る容器経路を備える一方で、菓子等の品物を前
記容器経路の方向へ順次送っていくとともに該容器経路
の停止に連動して該容器経路上の容器内の所定の位置へ
入れる品物経路を少なくとも該容器経路の両側に1対備
え、異種類又は同種類の2以上の品物を該容器内の所定
位置に配列していくことにある。
【0006】このような本発明の詰合せ装置は、自動ス
イッチが押されること等により、稼働させられる。詰合
せ装置が稼働させられると、容器が容器経路上を順次送
られていく。ここで、作動と停止が繰り返されるため、
容器は1個分ずつ断続的に送られていく。一方、品物経
路上に載置された品物は、ベルトコンベアー等によっ
て、一個分ずつ品物経路に沿って容器経路との交差部の
方向へ順次送られていき、容器経路が停止した時に、容
器経路上の容器内の所定の位置へ入れられる。このよう
にして、異種類又は同種類の2以上の品物が該容器内の
所定位置に配列されて詰め合わされていく。このように
して、品物の詰め合わされた容器は、包袋装置等によっ
て、袋の中に入れて密封される。このようにして、複数
の品物の袋詰め作業が終了する。
【0007】また、前記本発明の詰合せ装置において、
前記品物経路が前記容器経路方向に少なくとも2対並べ
て備えられたことにある。
【0008】このような本発明の詰合せ装置は、品物経
路が容器経路方向に少なくとも2対並べて備えられてい
るため、第一の1対の品物経路から容器内に複数の菓子
等の品物が配列されつつ詰め合わせた後、さらに、第二
の1対の品物経路から容器内に複数の品物が配列されつ
つ詰め合わされていく。このため、複数の品物が上方向
へ2段以上に積み上げされつつ配列されていく。
【0009】また、前記本発明の詰合せ装置において、
前記容器経路の両側の品物経路から前記容器内へ入れら
れる両品物を仕切る仕切り板が、該容器経路と略平行方
向に備えられたことにある。
【0010】このような本発明の詰合せ装置は、容器経
路の両側の品物経路から容器内へ入れられる両方の品物
を仕切る仕切り板が、容器経路と略平行方向に備えられ
ているため、品物経路から容器内へ品物を入れる時に
は、仕切り板により、品物経路から容器内へ入れられる
両方の品物が仕切られる。品物経路から容器内へ入れら
れる両方の品物が仕切られるため、品物経路から容器内
へ入れられる両方の品物が重なり合ってしまうことがな
く、品物が所定の位置に確実に配列される。
【0011】また、前記本発明の詰合せ装置において、
重ね合わされた複数の容器を保持する保持手段と、空気
を吸引する2対以上の吸引筒と、該吸引筒を最下部の該
容器の側面に密着させて吸引しつつ前記容器経路上へ降
ろす降下手段とから成る容器投入手段を備えたことにあ
る。
【0012】このような本発明の詰合せ装置は、保持手
段によって重ね合わされた複数の容器が保持され、その
最下部の容器が吸引筒で吸引されつつ容器経路上へ降ろ
される。このような詰合せ装置は、吸引筒を2対以上備
えるため、容器が安定した状態で、かつ強固に吸着され
る。また、吸引筒を容器の側面に密着させて吸着するた
め、従来のような容器の下面に密着させるものとは異な
り、容器が確実に容器経路上へ降ろされる。
【0013】また、本発明に係る詰合せ方法の要旨とす
るところは、容器を容器経路上を該容器一個分ずつ断続
的に順次送る一方で、菓子等の品物を品物経路上を前記
容器経路の方向へ順次送っていくとともに該容器経路が
停止した時に該容器内の所定の位置に順次入れていくこ
とにより、異種類又は同種類の2以上の品物を該容器内
の所定位置に配列していくことにある。
【0014】このような本発明の詰合せ方法は、容器が
容器経路上を順次1個分ずつ断続的に送られていく。一
方、品物経路上に載置された菓子は、ベルトコンベアー
等によって、一個分ずつ品物経路に沿って容器経路との
交差部の方向へ順次送られていき、容器経路が停止した
時に、容器経路上の容器内の所定の位置へ入れられる。
このような方法により、異種類又は同種類の2以上の品
物が該容器内の所定位置に配列されて詰め合わされてい
く。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る詰合せ装置及
び詰合せ方法の実施の形態について、図面に基づいて詳
しく説明する。
【0016】図1及び図2において、符号10は本発明
に係る詰合せ装置である。この詰合せ装置10は、容器
12をベルトコンベアー(駆動手段)14によって順次
送る容器経路16を備えるとともに、容器経路16の両
側に、8種類の菓子18をベルトコンベアー(駆動手
段)38及びシリンダー(駆動手段)20によって順次
送ることにより菓子18を容器経路16上の容器12内
の所定の位置に入れていく品物経路22を2対備え、8
種類の菓子18を容器12内の所定位置に配列していく
装置である。なお、図1は、容器12が3個程度ベルト
コンベアー14上を送られた稼働初期の状態を示してい
る。
【0017】また、本発明の詰合せ装置10は、容器経
路16の両側の品物経路22から容器12内へ入れられ
る両方の菓子18を仕切る仕切り板24が、容器経路1
6と略平行方向に備えられている。また、本発明の詰合
せ装置10は、重ね合わされた複数の容器12を保持し
つつ、最下部の容器12を順次容器経路16上へ降ろし
ていく容器投入手段34を備えている。また、容器経路
16の終端には、菓子18の詰め合わされた容器12を
机62上へ送り出す送出手段64が備えられている。
【0018】容器経路16は、モーターによってベルト
コンベアー14を回動させることにより、ベルトコンベ
アー14上の容器12を、一個分ずつ順次送っていくよ
うにされている。なお、ベルトコンベアー14上面に
は、容器12が滑らないように容器12を係止させる係
合凸部36が一定間隔で設けられている。
【0019】また、4個の各品物経路22は、図2に示
すように、2本のベルトコンベアー38上を送られてく
る菓子18を、シリンダ40のピストン42によってベ
ルトコンベアー38と垂直方向に押出経路44へ送り、
押出経路44上へ送られた菓子18をシリンダ20の押
出部材48によって容器経路16と垂直な方向へ押し出
すことにより、菓子18を容器12内の所定位置に入れ
ていくことができるようにされている。なお、ベルトコ
ンベアー38の上面には、菓子18が滑らないように菓
子18を係止させる係合凸部50が一定間隔で設けられ
ている。また、押出経路44上面には、品物経路22の
両側のピストン42によって押出経路44上に押し出さ
れる両方の菓子18を仕切る仕切り板52が、押出経路
44と略平行方向に備えられている。
【0020】また、ベルトコンベアー38の上には、複
数の孔54の設けられたプレート56と、この孔54を
下から覆う図示しない止め板とが備えられており、この
孔54内に菓子18を1個ずつ置き、シリンダ58によ
って止め板を品物経路22と垂直な方向へ摺動させるこ
とにより、菓子18がベルトコンベアー38上に降下し
て載置されるようにされている。
【0021】また、容器経路16の両側の品物経路22
から容器12内へ入れられる両方の菓子18を仕切る仕
切り板24は、対をなす押出経路44同志の中間部の上
方に容器経路16と平行な方向に備えられており、図3
に示すように、シリンダ58によって容器経路16に近
接するまで降下させられることにより、容器経路16の
両側の品物経路22から容器12内へ入れられる両方の
菓子18が、所定位置で止まるようにされている。ま
た、仕切り板24の両端には、把持部材25が備えられ
ており、菓子18が他の場所へ分散しないようにされて
いる。
【0022】また、容器投入手段34は、重ね合わされ
た複数の容器12を保持する保持手段26と、空気を吸
引する2対の吸引筒28と、吸引筒28を最下部の容器
12の側面30に密着させて吸引しつつ容器経路16上
へ降ろす降下手段32とから構成されている。吸引筒2
8は真空タンク等に接続されることにより、先端から空
気を吸引して、容器12の側面30を吸引できるように
されている。降下手段は、吸引筒28を水平移動させて
最下部の容器12の側面30に密着させるシリンダ60
と、容器12の側面30に密着した吸引筒28を降下さ
せる図示しないシリンダとを備えている。
【0023】送出手段64は、係合板66をシリンダ6
8によって下降させて容器12の外周に係合させた状態
で、シリンダ70によって机62へ向かって水平方向へ
移動させることにより、菓子18の詰め合わされた容器
12を案内板72上から机62上へ送り出すように構成
されている。
【0024】次に、このような詰合せ装置10の作用を
説明しつつ詰合せ装置10による詰合せ方法を説明する
と、まず、容器投入手段34の保持部材26に複数枚の
容器12が入れられて保持される。一方、プレート56
の複数の孔54a、54b、54c、54d、54e、
54f、54g及び54hの上に、菓子18a、18
b、18c、18d、18e、18f、18g及び18
hがそれぞれ置かれ、止め板が品物経路22と垂直な方
向へ摺動させられることにより、菓子18a、18b、
18c、18d、18e、18f、18g及び18hが
ベルトコンベアー38a、38b、38c、38d、3
8e、38f、38g及び38h上に降下して載置され
る。
【0025】次に、自動スイッチが押されることによ
り、詰合せ装置10が稼働させられる。詰合せ装置10
が稼働させられると、まず、容器投入手段34の吸引筒
28がシリンダ60によって最下部の容器12の側面3
0に密着させられた後、図示しないシリンダによって下
降させられる。この時、容器12は吸引筒28に吸着し
ているため、吸引筒28と共に下降させられ、ベルトコ
ンベアー14上に載置される。容器12がベルトコンベ
アー14上に載置されると、ベルトコンベアー14によ
って、容器12の1個分だけ容器経路12に沿って品物
経路22との交差部の方向へ送られる。このようにし
て、容器12はベルトコンベアー14上に載置されつつ
容器経路12に沿って品物経路22との交差部の方向
へ、容器12の1個分ずつ順次送られていく。
【0026】一方、プレート56上からベルトコンベア
ー38上に載置された菓子18は、ベルトコンベアー3
8によって、一個分ずつ品物経路22に沿って容器経路
12との交差部の方向へ、順次送られていく。ベルトコ
ンベアー38上をシリンダ40のピストン42の手前ま
で送られた菓子18は、まず、ピストン42によって、
押出経路44まで押し出され、その後、押出部材48に
よってベルトコンベアー14上の容器12内の所定の位
置へ押し出される。仕切り板24が下降させられること
により、2個の品物経路22から容器12内へ入れられ
る両方の菓子18が仕切られている。なお、菓子18が
飛び跳ねる場合には、シリンダ20又は40の圧力が調
節される。
【0027】ここで、このような品物経路22は、2対
備えられているため、ベルトコンベアー14上の容器1
2内には、まず、第一の品物経路22から4個の菓子1
8a、18b、18c、及び18dが配列されて入れら
れた後、第二の品物経路22から4個の菓子18e、1
8f、18g、及び18hが配列されて入れられること
となる。すなわち、下段に菓子18a、18b、18
c、及び18dが入れられ、上段に菓子18e、18
f、18g、及び18hが入れられ、8種類の菓子が2
段に配列されて詰め合わされることとなる。
【0028】このようにして、2対の品物経路22から
菓子18の詰め合わされた容器12は、容器経路16の
終端において、送出手段64によって、机62上へ送り
出される。机62上へ送り出された容器12は、包袋装
置によって、袋の中に入れて密封される。このようにし
て、8種類の菓子18を2段に袋詰めする作業が終了す
る。
【0029】ここで、自動運転時の、各構成手段の連動
を説明すると、ベルトコンベアー14が容器12の1個
分だけ回動する時は、シリンダ40が作動してピストン
42が菓子18を押出経路44まで押し出す。ベルトコ
ンベアー14が停止している時は、容器投入手段34が
作動して容器12がベルトコンベアー14上に投入され
る。また、ベルトコンベアー14が停止している時は、
ベルトコンベアー38が菓子18の1個分だけ回動し、
シリンダ20が作動して押出部材48によって菓子18
が容器12内へ入れられるとともに、仕切り板24が降
下する。また、ベルトコンベアー14が停止している時
に、送出手段64によって菓子18か机62上へ送り出
される。なお、プレート56の下の止め板は、自動運転
によって各構成手段が連動する前に、手動によって摺動
させても良いが、自動運転時においてベルトコンベアー
38の停止時に摺動させて菓子18をベルトコンベアー
38上に載置するようにしても良い。
【0030】なお、このような各構成手段の連動作動
は、一例であり、8種類の菓子18を容器12内へ2段
に詰め合わせることを自動的に実現できれば良い。ま
た、このような各構成手段の連動は、現実には、シーケ
ンサーを使用して具現化したが、マイコン制御装置やア
ナログ電気回路を使用して実現しても良い。例えば、マ
イコン制御装置を使用した場合には、ベルトコンベアー
14及びベルトコンベアー38をステップモーター又は
サーボモーター等で回動させることにより、ベルトコン
ベアー14及びベルトコンベアー38の速度や停止時間
等を自由に制御して調節することが容易になる。
【0031】このような詰合せ装置10及びその詰合せ
方法によれば、容器経路16によって容器12を送りつ
つ、品物経路22から菓子18を配列しつつ詰め合わせ
ていくことができる。このため、人手によって菓子18
を容器12内へ配列するのと異なり、より効率的に詰合
せ作業を行うことができる。例えば、実際に詰合せ装置
10を使用して、試験を行ったところ、1時間に一人当
たり600個の容器12に詰め合わせることができた。
また、詰合せ装置10及びその詰合せ方法によれば、詰
合せ作業を自動的に行えるため、作業者の疲労を伴うこ
ともなく、作業者の負担を少なくすることができる。ま
た、手で菓子18を入れていくのと異なり、安全及び衛
生上も好ましい。
【0032】また、本発明の詰合せ装置10及びその詰
合せ方法によれば、容器経路16の両側の品物経路22
から容器12内へ入れられる両方の菓子18を仕切る仕
切り板24が、容器経路16と平行方向に備えられてお
り、品物経路22から容器12内へ菓子18を入れる時
には、仕切り板24を下降させることにより、品物経路
22から容器12内へ入れられる両方の菓子18を仕切
ることができる。このため、品物経路22から容器12
内へ入れられる両方の菓子18が重なり合ってしまうこ
とがなく、菓子18を所定の位置に確実に配列すること
ができる。
【0033】また、本発明の詰合せ装置10及びその詰
合せ方法によれば、容器投入手段64を備えており、保
持手段26によって重ね合わされた複数の容器12を保
持しておき、その最下部の容器12を吸引筒28で吸引
しつつ容器経路16上へ降ろすことができる。このた
め、容器12の投入を容易に行うことができる。また、
吸引筒28を2対以上備えるため、容器12を安定した
状態で、かつ強固に吸着することができる。このため、
容器12を確実に容器経路16上へ降ろすことができ
る。また、吸引筒28を容器12の側面に密着させて吸
着するため、最下部の容器12の側壁を外側へ展開する
ようにして上の容器12から剥がしつつ、最下部の容器
12のみを容器経路16上へ降ろすことができる。この
ため、従来のような容器12の下面に密着させるものと
は異なり、側壁同志が接近するようにして上の容器12
を締めつけることはなく、容器12を確実に容器経路1
6上へ降ろすことができることができる。なお、容器1
2の側面に密着させる吸引筒28と容器12の下面に密
着させる吸引筒28との両方を備えても良い。このよう
に両方備えることにより、容器12をより確実に容器経
路16上へ降ろすことができることができるものと考え
られる。この場合、ベルトコンベアー14を平行な2本
のベルトから構成し、平行な2本のベルトの間に間隔を
設けて、この間隔内から吸引筒28を上下方向へ移動さ
せることが望ましい。
【0034】以上、本発明の実施の一形態について説明
したが、本発明に係る詰合せ装置及び詰合せ方法は、そ
の他の形態でも実施し得るものである。
【0035】例えば、本発明の詰合せ装置10におい
て、図6に示すように、ピストン42及び押出部材48
の先端に、ゴム等の弾性部材から構成され、その凹部に
よって菓子18を把持する把持部材74及び76を各々
備えても良い。このような把持部材74及び76を備え
ることにより、菓子18を押し出して移動させた時に、
菓子18がピストン42及び押出部材48の先端から外
れてしまうことがなくなる。このため、菓子18を所定
の位置へ確実に移動させ、また、菓子18を容器12内
の所定の位置に確実に配列することができる。また、把
持部材74及び76が弾性部材から構成されているた
め、ピストン42及び押出部材48を押し出した時に飛
び跳ねてしまい、菓子18がピストン42及び押出部材
48の先端から外れてしまうことがなくなる。
【0036】また、本発明の詰合せ装置10において、
図7に示すように、仕切り板24の菓子18との接触部
に、ゴム等からなる弾性体78を備えても良い。このよ
うな弾性体78を備えておくことにより、押出部材48
によって押し出された菓子18が仕切り板24に当たっ
た時の衝撃を緩和させることができる。このため、菓子
18が仕切り板24から跳ね返るのを防止することがで
き、菓子18を容器内の所定の位置に確実に配列するこ
とができる。
【0037】また、図8に示すように、仕切り板24の
下端に、ゴム等の弾性体からなる突起部80を備えても
良い。この突起部80は、仕切り板24が降下した時に
ベルトコンベアー14上の容器12の中空部の底部に密
着するようにされている。このような突起部80を容器
12の中空部の底部に密着させることにより、菓子18
を押出部材48によって押し出した時に、ベルトコンベ
アー14上の容器12の位置がずれるのを防止できる。
【0038】なお、上述の把持部材74、把持部材7
6、弾性体78、又は突起部80は、ゴムから構成され
るものに限定されず、バネを使用して構成したものであ
っても良い。例えば、把持部材74をバネを介してピス
トン42に取り付けておいても良い。
【0039】次に、本発明の詰合せ装置10及びその詰
合せ方法は、四角形の容器12への菓子18の詰合せに
使用されることには限定されず、図9に示すような円形
の容器82への菓子84の詰合せに使用しても良い。こ
の場合、ベルトコンベアー14には円形の容器82を係
合できるように円弧状の凹部を有する係合凸部86が備
えられている。このような円形の容器82であっても、
菓子84を配列しつつ詰合せていくことができる。
【0040】また、本発明の詰合せ装置の品物経路は、
図10及び図11に示すような品物経路88であっても
良い。この品物経路88は、菓子90を載せて送る傾斜
板92を備えており、押出部材94が押出経路44上の
一の菓子90を容器経路16まで送りだすのに伴い、次
の菓子90がこの傾斜板92の上を自重によって摺動し
つつ押出経路44まで順次送られるようにされている。
また、仕切り板96は、容器経路16上まで突き出して
おり、菓子90同志が接触することなく、確実に所定の
位置に配列できるようにされている。このような品物経
路88を備えることにより、ベルトコンベアー等を備え
る必要がなく、コストの低減を図ることができる。
【0041】また、図12に示すような品物経路100
を備えても良い。この品物経路100は、低速で回動す
る低速ベルトコンベアー102と、高速で回動する高速
ベルトコンベアー104と、傾斜板106とを備えてい
る。また、高速ベルトコンベアー104は一端が持ち上
がって傾斜するようにされている。このような品物経路
100によれば、菓子108が高速ベルトコンベアー1
04上まで送られた時に、高速ベルトコンベアー104
を傾斜させることにより、菓子108を傾斜板106上
から滑らかに容器12内へ送ることができる。
【0042】以上、本発明の実施例について、図面に基
づいて説明したが、本発明の詰合せ装置及び詰合せ方法
はその他の形態でも実施し得るものである。
【0043】例えば、本発明の詰合せ装置の使用目的
は、上述のような菓子の詰合せ作業に限定されず、乾物
や肉加工品等であっても良い。また、菓子として、かき
餅を図で示したが、菓子の種類は、飴、キャラメル、チ
ョコレート、煎餅、あられ等であっても良い。
【0044】また、上述の詰合せ装置10において、菓
子18を2段に積む場合を示したが、品物経路22を1
対のみ備えるようにして、容器12内に4個の菓子18
を1段に配列するようにしても良い。一方、品物経路2
2を3対以上備えるようにして、容器12内に複数の菓
子18を3段以上に配列するようにしても良い。また、
上述の詰合せ装置10において、菓子18を2列に配列
する場合を示したが、品物経路22のベルトコンベアー
38及び押出経路44を1個ずつのみ設けて、菓子18
を2段であるが1列に配列するようにしても良い。一
方、品物経路22のベルトコンベアー38及び押出経路
44を3個以上設けて、菓子18を3列以上に配列する
ようにしても良い。
【0045】また、詰合せ装置10の容器経路22にお
いて、シリンダ40を備えなくとも、垂設する案内側板
を備えておき、菓子18がこの案内側板に沿って自然と
押出経路44まで流れていくようにしても良い。また、
品物経路は、容器経路と垂直方向でなく、容器経路と斜
め方向であっても良い。
【0046】また、本発明の詰合せ装置において、上述
のプレート56を備えずに、品物を順次1個ずつ送る品
物投入手段を備えても良い。例えば、品物を収納部に複
数収納しておき、振動を与えつつ1個ずつ順次送ってい
くパーツフィーダのようなものを備えても良い。また、
振動を与えつつ収納部を閉鎖板等により断続的に開放及
び閉鎖して、品物を1個ずつ順次送っていくようにして
も良い。なお、菓子に塩や砂糖等を付着させている場合
には、これらの塩等が菓子から離脱しない程度に振動を
与えることが望ましい。また、菓子の形状が壊れない程
度に、振動を与えることが望ましい。
【0047】また、上述において、菓子の移動のために
シリンダを使用したが、シリンダはエアーシリンダに限
定されず、油圧シリンダであっても良い。また、シリン
ダの代替としてモーターの回転力を利用した機構により
菓子を移動させるようにしても良い。例えば、シリンダ
20及び押出部材48の代替として、電動モーターによ
って螺子棒を回転させ、この螺子棒が螺入された摺動部
材を往復摺動させることにより、菓子18をベルトコン
ベアー14上の容器12内へ送ることができるようにし
ても良い。電動モーターを使用すれば、摺動部材を低速
で摺動させることができるため、菓子18が飛び跳ねる
ことが少なくなる。また、摺動速度の調節も容易にな
る。
【0048】その他、本発明はその趣旨を逸脱しない範
囲で当業者の知識に基づき種々なる改良、修正、変形を
加えた形態で実施できるものである。
【0049】
【発明の効果】本発明に係る詰合せ装置によれば、容器
経路によって容器を送りつつ、品物経路から品物を配列
しつつ詰め合わせていくことができる。このため、人手
によって品物を容器内へ配列するとの異なり、より効率
的に詰合せ作業を行うことができる。また、本発明の詰
合せ装置によれば、詰合せ作業を自動的に行えるため、
作業者の疲労を伴うこともなく、作業者の負担を少なく
することができる。また、手で品物を入れていくのと異
なり、安全及び衛生上も好ましい。
【0050】また、品物経路が容器経路方向に少なくと
も2対並べて備えられたことを特徴とする本発明の詰合
せ装置によれば、品物経路が容器経路方向に少なくとも
2対並べて備えられているため、第一の1対の品物経路
から容器内に複数の菓子等の品物を配列して詰め合わせ
た後、さらに、第二の1対の品物経路から容器内に複数
の品物を配列して詰め合わせることにより、複数の品物
を上方向へ2段以上に積みつつ配列していくことができ
る。このため、品物を2段以上に積んで配列する必要の
ある場合であっても、複数の品物を容易に詰め合わせて
いくことができる。
【0051】また、容器経路の両側の品物経路から容器
内へ入れられる両品物を仕切る仕切り板が、容器経路と
略平行方向に備えられたことを特徴とする本発明の詰合
せ装置によれば、容器経路の両側の品物経路から容器内
へ入れられる両方の品物を仕切る仕切り板が、容器経路
と平行方向に備えられており、品物経路から容器内へ品
物を入れる時には、仕切り板を下降させることにより、
品物経路から容器内へ入れられる両方の品物を仕切るこ
とができる。このため、品物経路から容器内へ入れられ
る両方の品物が重なり合ってしまうことがなく、品物を
所定の位置に確実に配列することができる。
【0052】また、重ね合わされた複数の容器を保持す
る保持手段と、空気を吸引する2対以上の吸引筒と、吸
引筒を最下部の容器の側面に密着させて吸引しつつ容器
経路上へ降ろす降下手段とから成る容器投入手段を備え
たことを特徴とする本発明の詰合せ装置によれば、保持
手段によって重ね合わされた複数の容器を保持してお
き、その最下部の容器を吸引筒で吸引しつつ容器経路上
へ降ろすことができる。このため、容器の投入を容易に
行うことができる。また、吸引筒を2対以上備えるた
め、容器を安定した状態で、かつ強固に吸着することが
できる。このため、容器を確実に容器経路上へ降ろすこ
とができる。
【0053】また、容器を容器経路上を該容器一個分ず
つ断続的に順次送る一方で、菓子等の品物を品物経路上
を容器経路の方向へ順次送っていくとともに容器経路が
停止した時に容器内の所定の位置に順次入れていくこと
により、異種類又は同種類の2以上の品物を容器内の所
定位置に配列していくことを特徴とする本発明の詰合せ
方法によれば、容器経路によって容器を送りつつ、品物
経路から品物を配列しつつ詰め合わせていくことができ
る。このため、人手によって品物を容器内へ配列すると
の異なり、より効率的に詰合せ作業を行うことができ
る。また、本発明の詰合せ方法によれば、詰合せ作業を
自動的に行えるため、作業者の疲労を伴うこともなく、
作業者の負担を少なくすることができる。また、手で品
物を入れていくのと異なり、安全及び衛生上も好まし
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る詰合せ装置の実施形態を示す平面
図である。
【図2】図1に示す詰合せ装置の要部拡大平面図であ
る。
【図3】図1に示す詰合せ装置の仕切り板を示す図であ
り、同図(a)は側面図であり、同図(b)は平面図で
ある。
【図4】図1に示す詰合せ装置の容器投入手段を示す正
面図である。
【図5】図1に示す詰合せ装置の送出手段を示す正面図
である。
【図6】本発明に係る詰合せ装置の他の実施の形態を示
す要部拡大平面図である。
【図7】本発明に係る詰合せ装置の仕切り板の他の実施
の形態を示す平面図である。
【図8】本発明に係る詰合せ装置の仕切り板の更に他の
実施の形態を示す側面図である。
【図9】本発明に係る詰合せ装置の更に他の実施の形態
を示す要部拡大平面図である。
【図10】本発明に係る詰合せ装置の更に他の実施の形
態を示す要部拡大平面図である。
【図11】図10に示す詰合せ装置の一部側面断面図で
ある。
【図12】本発明に係る詰合せ装置の更に他の実施の形
態を示す正面断面図である。
【図13】菓子の詰合せ状態を示す図てあり、同図
(a)は平面図であり、同図(b)はA−A線切断部断
面図である。
【図14】菓子の包袋の状態を示す側面図である。
【符号の説明】
10;詰合せ装置 12,82;容器 14;ベルトコンベアー 16,88;容器経路 18a,18b,18c,18d,18e,18f,1
8g,18h,84,90a,90b,90c,90
d,100;菓子(品物) 20;シリンダ 22,100;品物経路 24;仕切り板 34;容器投入手段 38;ベルトコンベアー
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図5】
【図11】
【図4】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図12】
【図14】
【図10】
【図13】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動と停止を繰り返しつつ容器を順次送
    る容器経路を備える一方で、菓子等の品物を前記容器経
    路の方向へ順次送っていくとともに該容器経路の停止に
    連動して該容器経路上の容器内の所定の位置へ入れる品
    物経路を少なくとも該容器経路の両側に1対備え、異種
    類又は同種類の2以上の品物を該容器内の所定位置に配
    列していくことを特徴とする詰合せ装置。
  2. 【請求項2】 前記品物経路が前記容器経路方向に少な
    くとも2対並べて備えられたことを特徴とする請求項1
    に記載する詰合せ装置。
  3. 【請求項3】 前記容器経路の両側の品物経路から前記
    容器内へ入れられる両品物を仕切る仕切り板が、該容器
    経路と略平行方向に備えられたことを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載する詰合せ装置。
  4. 【請求項4】 重ね合わされた複数の容器を保持する保
    持手段と、空気を吸引する2対以上の吸引筒と、該吸引
    筒を最下部の該容器の側面に密着させて吸引しつつ前記
    容器経路上へ降ろす降下手段とから成る容器投入手段を
    備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
    かに記載する詰合せ装置。
  5. 【請求項5】 容器を容器経路上を該容器一個分ずつ断
    続的に順次送る一方で、菓子等の品物を品物経路上を前
    記容器経路の方向へ順次送っていくとともに該容器経路
    が停止した時に該容器内の所定の位置に順次入れていく
    ことにより、異種類又は同種類の2以上の品物を該容器
    内の所定位置に配列していくことを特徴とする詰合せ方
    法。
JP30303396A 1996-11-14 1996-11-14 詰合せ装置及び詰合せ方法 Withdrawn JPH10147301A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100612579B1 (ko) 2005-06-13 2006-08-11 씨제이모닝웰 주식회사 음식물 투입장치
JP2007008587A (ja) * 2005-05-31 2007-01-18 Naberu:Kk 卵の定重量包装方法
CN104890938A (zh) * 2015-06-05 2015-09-09 赣县宝兴米业有限公司 一种食品叠料机

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