JPH10146746A - 管内面加工装置 - Google Patents

管内面加工装置

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JPH10146746A
JPH10146746A JP31875296A JP31875296A JPH10146746A JP H10146746 A JPH10146746 A JP H10146746A JP 31875296 A JP31875296 A JP 31875296A JP 31875296 A JP31875296 A JP 31875296A JP H10146746 A JPH10146746 A JP H10146746A
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Susumu Nakatani
勧 中谷
Minoru Hayashi
稔 林
Tamotsu Uno
保 宇野
Kenji Fukunaga
健児 福永
Akira Takemura
彰 武村
Hiroyuki Nakazono
弘幸 中園
Masatoshi Ishikawa
雅敏 石川
Katsuhiko Azuma
克彦 東
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Kansai Electric Power Co Inc
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 管7内に挿入されて管7内面に切削などの加
工をする装置1において、管7に曲り部がある場合にお
いても、かかる曲り部を直管部と同程度にスムーズに加
工することのできる装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 管7内面に所望の加工を施す加工ビット
11を備えた加工ユニット3と、当該加工ユニット3の
前後にそれぞれ自在継ぎ手6を介して連結され、管7の
ほゞ中心軸位置に支持する支持手段34を備えた支持ユ
ニット2,4と、これらの各ユニット2,3,4のいず
れかの位置に自在継ぎ手6を介して連結されて管7の内
面に沿って移動する走行部材74を備えた走行ユニット
5とを有し、前記加工ビット11は管7内面に離接可能
に設けられ、前記支持ユニット2,4は管7に支持した
状態において管7の軸方向に移動可能であると共に、前
記加工ユニット3を管7の周方向に回動せしめる回動手
段51が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管、特にガス導
管、水道管、下水道管、電力線や通信線などの敷設管路
などの、主として地中に埋設された管路に対し、その管
の段差部や曲がり部などに生じているエッヂを削った
り、管の内径を拡大するために内面を切削したり管の内
面に研磨処理を施したりする場合に、管内面に対してこ
れらの加工を施すための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来管の内面に切削、研削などの加工を
施す装置としては、特開平2−296096号公報に記
載されたものが知られている。このものは管の内面に切
削や研削を施すためのヘッドを備え、装置を管の軸方向
に移動させながら、前記ヘッドで管の内面を加工するも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記装置
は、装置が直管内を進行するものであるため、直管の内
面を加工するには適しているが、管の曲り部などにおい
て、管内面に立ったエッヂを削り取ることが困難であ
り、強いてエッヂを削ってもその削り取った跡に新たな
エッヂが生じることとなる。
【0004】また管内面を研削する場合においても、管
に曲り部がある場合には、当該曲り部の後方に位置する
装置の研削ヘッドはその装置と共に前後に移動するの
で、その研削ヘッドで曲り部の先方を研削することはで
きない。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みなされたもので
あって、管に曲り部がある場合においても、かかる曲り
部を直管部と同程度にスムーズに加工することのできる
装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】而して本発明は、管内に
挿入されて管内面に切削などの加工をする装置であっ
て、管内面に所望の加工を施す加工ビットを備えた加工
ユニットと、当該加工ユニットの前後にそれぞれ自在継
ぎ手を介して連結され、その外周に出没して管のほゞ中
心軸位置に支持する支持手段を備えた支持ユニットと、
これらの各ユニットのいずれかの位置に自在継ぎ手を介
して連結され、その外周に出没して管の内面に沿って移
動する走行手段を備えた走行ユニットとを有し、前記加
工ビットは加工ユニットに対して管内面に離接可能に設
けられており、前記支持ユニットは管に支持した状態に
おいて管の軸方向に移動可能であると共に、少なくとも
いずれか一方の支持ユニットには前記加工ユニットを管
の周方向に回動せしめる回動手段が設けられていること
を特徴とするものである。
【0007】またこの装置においては、全ユニットの前
端及び後端にテンション手段が結合されていることが好
ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を、図面
に基いて説明する。図1は本発明の管内面加工装置1を
示すものであって、前部支持ユニット2、加工ユニット
3、後部支持ユニット4及び走行ユニット5が、順次自
在継ぎ手6により屈折可能に連結されており、管7内に
挿入されている。
【0009】前部支持ユニット2の前端にはテンション
手段としての牽引ワイヤー8が結合されており、また走
行ユニット5の後端には電源ケーブル9が結合されてお
り、これもテンション手段として作用する。
【0010】図2は本発明における加工ユニット3を示
すものであって、フレーム10の前後両端にはそれぞれ
自在継ぎ手6を介して、前部支持ユニット2及び後部支
持ユニット4が結合されている。
【0011】11は加工ビットであって、ビットモータ
ー12により回転駆動されるようになっており、ビット
モーター12の尾部はピン13により前記フレーム10
に対して回動自在に軸支されており、加工ビット11が
図中上下に揺動して管7の内面に離接し得るようになっ
ている。図面の加工ビット11は管7の内面を切削する
ものであるが、管7内面に対して研磨又は研削など他の
加工をするビットであっても差し支えない。
【0012】14は揺動モーターであって、その回転軸
15がねじ杆を形成し、該回転軸15に螺合されたナッ
ト16にアーム17を介して前記ビットモーター12が
結合されている。揺動モーター14を駆動して回転軸1
5を回転させることにより、ナット16が前後に移動
し、アーム17を介してビットモーター12をピン13
を軸として揺動せしめるようになっている。
【0013】また18はポテンショメーターであって、
揺動モーター14における回転軸15の回転を歯車列1
9を介して検知し、当該回転軸15の回転量から加工ビ
ット11の揺動位置を検知するようになっている。
【0014】20はテレビカメラであって、加工ビット
11による管7内面の加工状況を観察しながら、加工ビ
ット11の位置を調節するようになっている。またワイ
パーモーター21で駆動されるワイパー22により、テ
レビカメラ20のレンズを加工により生じた加工屑から
保護するようになっている。また23は、加工ユニット
3の機構を覆うカバーである。
【0015】図3は前部支持ユニット2を示すものであ
って、その本体24は前部フレーム25と後部フレーム
26とを、筒体27及びロッド28で一体に連結して形
成している。
【0016】29は前部支持ユニット2の中心軸に沿っ
て前部フレーム25と後部フレーム26との間に架設さ
れたねじ杆であって、モーター30により歯車31,3
2を介して回転駆動され、当該ねじ杆29の回転により
それに螺合されたナット33がねじ杆29に沿って移動
するようになっている。
【0017】34は支持手段であって、その端末を後部
フレーム26及びナット33に回動自在に軸支された一
対のリンクアーム35,36と、各リンクアーム35,
36の先端に回転自在に取り付けられた転輪37,38
とよりなり、ナット33の移動に伴って筒体27から出
没するようになっている。
【0018】そしてこの支持手段34は前部支持ユニッ
ト2の周方向に等間隔で複数設けられ、これらが互いに
連動して突出し、管7の内面に押し付けられることによ
り、前部支持ユニット2が管7の中心軸に沿って支持さ
れ、且つ転輪37,38により管7に沿って移動可能と
なる。
【0019】またこの前部支持ユニット2は、前端部に
テレビカメラ39が取り付けられ、当該テレビカメラ3
9により前方の管7の内面の状態を観察しながら、牽引
ワイヤー8で牽引移動するようになっている。
【0020】また前部支持ユニット2の後部において
は、後部フレーム26に止着された軸受40に回転軸4
1が回転自在に軸支されており、当該回転軸41に前記
加工ユニット3の前部と連結する自在継ぎ手6が取り付
けられ、前部支持ユニット2と加工ユニット3とは互い
に回転自在となっている。また42は、モーター30及
びテレビカメラ39に電気的に接続するスリップリング
である。
【0021】次に図4は後部支持ユニット4を示すもの
である。この後部支持ユニット4においては、本体43
の後半部には前部フレーム44と後部フレーム45とが
形成され、その前部フレーム44と後部フレーム45と
の間には支持手段34が設けられている。支持手段34
の構造及びその作動は前部支持ユニット2と全く同様で
あり、図面において同一の符号を付した。
【0022】また本体43の前半部にはケーシング46
が形成されており、当該ケーシング46の前端は軸受4
7を形成している。そしてその軸受47に回転軸48が
回転自在に軸支されており、当該回転軸48に前記加工
ユニット3の後部と連結する自在継ぎ手6が取り付けら
れ、後部支持ユニット4と加工ユニット3とが互いに回
転自在となっている。
【0023】そして回転軸48は歯車49,50を介し
て回動部材としてのパンモーター51により駆動される
ようになっており、当該パンモーター51によって加工
ユニット3を後部支持ユニット4に対して回転させるよ
うになっている。
【0024】なお前記前部支持ユニット2における回転
軸41は軸受40に対して単純に回転自在に支持されて
いるので、前部支持ユニット2及び後部支持ユニット4
をそれぞれ支持手段34により管7内面に支持した状態
でパンモーター51を作動させることにより、前部支持
ユニット2及び後部支持ユニット4は回転することな
く、加工ユニット3のみを回転させることができる。
【0025】また52は、後部支持ユニット4と加工ユ
ニット3及び前部支持ユニット2とを電気的に接続する
スリップリングである。
【0026】次に図5乃至図8は走行ユニット5を示す
ものである。走行ユニット5の本体53は、前板54と
後板55と仕切り板56とをロッド57,58で連結
し、その外周をカバー59で覆ったものであって、図面
の例においては三本のロッド57は仕切り板56を貫通
して前板54と後板55とを連結し、三本のロッド58
が後板55と仕切り板56とを連結している。
【0027】仕切り板56にはその中心から放射状に三
つの切り込み60が形成されており、その仕切り板56
の後面には前記切り込み60を挟んでそれぞれ一対の支
持板61が固着されている。
【0028】62は、仕切り板56の後部に配置された
走行モーターであって、その回転軸63が仕切り板56
を貫通しており、傘歯車64,65を介して、仕切り板
56の前部において回転自在に支持された駆動軸66に
動力を伝達するようになっている。そしてその駆動軸6
6には、前記切り込み60に対向する位置に駆動プーリ
ー67が取り付けられている。そしてこの駆動プーリー
67及びその駆動機構は、三組設けられている。
【0029】68は後板55の後部に取り付けられたテ
ンションモーターであって、その回転軸69はねじ杆で
あり、後板55を貫通してナット70が螺合されてい
る。ナット70は前記回転軸69に螺合したナット本体
71と、当該ナット本体71に摺動自在に嵌合された摺
動体72とよりなり、そのナット本体71と摺動体72
との間にはばね73が介装されている。
【0030】74は走行部材であって、前記切り込み6
0の位置に三つ設けられている。各走行部材74におい
て、75及び76はリンクアームであって、その基端は
前記支持板61に回動自在に軸支されており、その先端
はリンク77で連結されている。そして一方のリンクア
ーム76と前記ナット70の摺動体72とがアーム78
で連結されており、回転軸69が回転してナット70が
前後に移動することにより、リンクアーム75,76が
回動してリンク77が本体53から外方に出没するよう
になっている。
【0031】そしてリンクアーム75,76の先端には
それぞれプーリーシャフト79,80の中央部が回動自
在に軸支されており、そのプーリーシャフト79,80
の両端にはそれぞれ可動プーリー81が回転自在に取り
付けられている。
【0032】82は柔軟な丸ベルトであって、前記駆動
プーリー67、可動プーリー81及び、支持板61に回
転自在に軸支された補助プーリー83,84に掛け渡さ
れ、テンションプーリー85でテンションが掛けられて
いる。
【0033】本体53の後部に設けられた連結フレーム
86の後端には、自在継ぎ手6を介してコネクター87
が結合されており、さらにその後方には電源ケーブル9
が延びており、この電源ケーブル9は管内面加工装置1
に対して後方にテンションを作用させるテンション部材
としても作用する。
【0034】
【作用】以下前記形態に基づいて本発明の作用を説明す
る。本発明の管内面加工装置1は、常時は図面において
実線で示すように、加工ユニット3においては、ナット
16が回転軸15に沿って前方に移動して、アーム17
の作用で加工ビット11が図2中下方に揺動してカバー
23内に収容されており、前部支持ユニット2及び後部
支持ユニット4においては、それぞれナット33がねじ
杆29の前方及び後方に移動して、支持手段34が筒体
27内に収容されており、また走行ユニット5において
も、ナット70が後方に移動して走行部材74がカバー
59内に収容されている。
【0035】すなわち常時においては、前部支持ユニッ
ト2、加工ユニット3、後部支持ユニット4及び走行ユ
ニット5はいずれも外観上単純な筒状をなしており、そ
れらが自在継ぎ手6で互いに屈折可能に連結されてい
る。
【0036】そして前部支持ユニット2の前端に結合さ
れた牽引ワイヤー8で牽引して、管内面加工装置1を管
7内に進行させる。このときテレビカメラ39で前方の
管7内面を観察し、加工すべき位置を探索しながら進行
させる。
【0037】管7の内面に段差や緩い屈曲があるときに
は、各ユニット2,3,4,5が自在継ぎ手6において
屈折することにより、段差を乗り越え、屈曲に沿って曲
がりつつ進行することができる。
【0038】而してテレビカメラ39で管7内面に切削
などの加工を施すべき箇所が発見されたならば、当該加
工箇所に加工ユニット3をほゞ一致させて、管内面加工
装置1の進行を停止させる。
【0039】このとき、加工箇所がテレビカメラ39の
視界から外れた後は、加工箇所を視認することはできな
いが、管7内面の加工箇所と加工ビット11とが厳密に
一致する必要はなく、概ね加工ユニット3が加工箇所に
位置するよう、概略の距離だけ管内面加工装置1を移動
させればよい。
【0040】然る後、前部支持ユニット2及び後部支持
ユニット4を管7内面に支持する。すなわちモーター3
0を作動させて、歯車31,32を介してねじ杆29を
回転させ、ナット33をねじ杆29に沿って前部支持ユ
ニット2においては後方へ、後部支持ユニット4におい
ては前方にそれぞれ移動させ、図3,4に鎖線で示すよ
うに支持手段34を筒体27から外方に突出させ、転輪
37,38を管7の内面に圧接させる。
【0041】支持手段34は、前部支持ユニット2及び
後部支持ユニット4の周方向に三組設けられているの
で、前部支持ユニット2及び後部支持ユニット4はこれ
らの支持手段34により管7の内面に支持されて、管7
の中心軸に沿った位置に支持される。
【0042】また前記加工ユニット3は、その前後を自
在継ぎ手6を介して前部支持ユニット2及び後部支持ユ
ニット4に連結されているので、前部支持ユニット2及
び後部支持ユニット4に伴われて加工ユニット3も管7
の下部から持ち上げられ、管7の中心軸に沿って配置さ
れる。
【0043】さらに走行ユニット5は、テンションモー
ター68を作動させて回転軸69を回転させ、ナット7
0を回転軸69に沿って前方に移動させ、アーム78を
介して図5に鎖線で示すようにリンクアーム75,76
を回動起立させ、プーリーシャフト79,80をカバー
59から突出させて、可動プーリー81に掛け廻された
部分の丸ベルト82を管7内面に圧接する。
【0044】走行部材74は図8に示すように走行ユニ
ット5の周方向に三組設けられているので、これらが突
出することにより走行ユニット5は管7の中心軸に沿っ
て支持されると共に、プーリーシャフト79,80、テ
ンションプーリー85及びばね73の作用により、管7
内面に多少の凹凸があっても、丸ベルト82は管7内面
に確実に圧接される。
【0045】この状態で加工ユニット3に搭載されたテ
レビカメラ20により、管7の内面の加工箇所を探索す
る。管7の周方向には、後部支持ユニット4のパンモー
ター51を作動させて歯車49,50を介して回転軸4
8を回転させることにより、当該回転軸48及び前部支
持ユニット2の回転軸41を軸として加工ユニット3を
周方向に回転させて探索する。
【0046】また管7の軸方向には、走行ユニット5の
走行部材74で管内面加工装置1を管7の軸方向に移動
させることにより探索する。すなわち、走行モーター6
2を作動させて傘歯車64,65を介して駆動軸66に
結合された駆動プーリー67を回転させ、丸ベルト82
を駆動して、走行ユニット5を管7内面に沿って移動さ
せる。
【0047】このとき前部支持ユニット2及び後部支持
ユニット4においては、支持手段34に転輪37,38
が設けられているので、当該転輪37,38により前部
支持ユニット2及び後部支持ユニット4並びにこれらに
支持された加工ユニット3も、走行ユニット5と共に移
動することができ、管内面加工装置1全体を管7の軸方
向に前後に移動させるのである。
【0048】またこのとき、走行部材74のみによって
管内面加工装置1全体を移動させてもよいが、特に牽引
ワイヤー8に若干のテンションを作用させておくことに
より、各ユニット2,3,4,5が自在継ぎ手6で屈折
して方向が歪むのを防止し、スムーズに移動させること
ができる。
【0049】そしてこのようにして管内面加工装置1を
前後に移動させ、また加工ユニット3を回転させること
により、テレビカメラ20の視界内に管7内面の加工箇
所を捕らえる。
【0050】この状態でビットモーター12を作動させ
て加工ビット11を回転させながら、揺動モーター14
を作動させて回転軸15を回転させ、ナット16を後方
に移動させることにより、鎖線で示すようにアーム17
を起立させてビットモーター12を押上げ、回転する加
工ビット11を管7内面の加工箇所に押し付けて、切
削、研磨、研削などの所望の加工を施す。
【0051】このとき、ポテンショメーター18により
回転軸15の回転量を測定し、その値から加工ビット1
1のカバー23からの突出量を知ることができ、その突
出量とテレビカメラ20による観察とにより、加工ビッ
ト11と管7の加工箇所との正確な位置関係を知ること
ができる。
【0052】加工ビット11と加工箇所との位置関係に
ついては、パンモーター51による加工ユニット3の回
転及び、走行部材74による管内面加工装置1の前後の
移動により、加工ビット11の位置を微調整する。また
ワイパーモーター21でワイパー22を作動させて、加
工時の切削屑などからテレビカメラ20のレンズを保護
し、鮮明な視界を保つ。
【0053】さらに加工ビット11で管7内面を加工し
ながら、パンモーター51で加工ユニット3を回転さ
せ、また走行部材74で管内面加工装置1を前後に移動
させることにより、所望の範囲に亙って加工を施すこと
ができ、また揺動モーター14で加工ビット11の突出
量を調整することにより、加工の深さを調節することが
できる。
【0054】当該加工箇所の加工が終了したならば、加
工ビット11の回転を停止させ、揺動モーター14で回
転軸15を回転させてナット16を前方に移動させ、ビ
ットモーター12を回動させて加工ビット11及びビッ
トモーター12をカバー23内に収容する。
【0055】また前部支持ユニット2及び後部支持ユニ
ット4においても、モーター30を作動させてねじ杆2
9を回動させ、ナット33を先とは逆に移動させて、支
持手段34を筒体27内に収容する。さらに走行ユニッ
ト5においてテンションモーター68により回転軸69
を回転させてナット70を後方に移動させ、リンクアー
ム75,76を回動させて走行部材74をカバー59内
に収容し、初期状態に復帰させる。
【0056】そしてテレビカメラ39で管7内面を観察
しながら、牽引ワイヤー8で牽引して管内面加工装置1
を管7内を進行させ、さらに加工箇所があったならば再
度前述のように作動させて所望の加工を施す。このよう
にして管内面加工装置1を管7の一端から他端まで進行
させながら、当該管7内面の加工箇所に次々と加工を施
すのである。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、管内面加工装置1を管
7内を進行させつつ、必要な加工箇所において前部支持
ユニット2及び後部支持ユニット4で加工ユニット3を
支持し、加工ユニット3に回転及び前後移動させつつ、
加工ビット11で管7内面に切削、研削、研磨等の所望
の加工を施すことができる。
【0058】また本発明によれば、各ユニット2,3,
4,5が自在継ぎ手6で屈折可能に連結されているの
で、管7の内面に段差や緩い屈曲があるときには、自在
継ぎ手6で屈折することにより段差を乗り越え、屈曲に
沿って曲がりつつ進行することができ段差や屈曲のある
管7についても適用することができる。
【0059】また管の曲り部などにおいて、管7の内面
に立ったエッヂを削り取る場合においては、加工ユニッ
ト3はその曲り部の両側に位置するユニット2,4によ
り支持されているので、加工ビット11をエッヂに押し
付けて削り取ることができると共に、またその状態で走
行部材74で管内面加工装置1を前後に移動させること
により、加工ビット11は突出したエッヂを斜めに削り
取る方向に移動することとなり、新たなエッヂが生じる
ことはない。
【0060】また管内面を研削する場合においても、管
に曲り部がある場合には、加工ユニット3が曲り部の両
側に位置するユニット2,4で支持され、加工ビット1
1は曲り部に沿って移動することができるので、その加
工ビット11で曲り部の前後に亙って研削することがで
きる。
【0061】従って本発明によれば、管に曲り部や段差
がある場合においても、かかる部分を直管部と同程度に
スムーズに加工することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の管内面加工装置を管に挿入した状態
の中央縦断面図
【図2】 本発明における加工ユニットの中央縦断面図
【図3】 本発明における前部支持ユニットの中央縦断
面図
【図4】 本発明における後部支持ユニットの中央縦断
面図
【図5】 本発明における走行ユニットの中央縦断面図
【図6】 前記走行ユニットの後端部の中央縦断面図
【図7】 図5におけるVII−VII断面図
【図8】 図5におけるVIII−VIII断面図
【符号の説明】
1 管内面加工装置 2 前部支持ユニット 3 加工ユニット 4 後部支持ユニット 5 走行ユニット 6 自在継ぎ手 7 管 8 牽引ワイヤー(テンション手段) 9 電源ケーブル(テンション手段) 11 加工ビット 34 支持手段 51 パンモーター 74 走行部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 稔 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 宇野 保 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 福永 健児 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 武村 彰 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 中園 弘幸 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 石川 雅敏 大阪府大阪市鶴見区放出東2−4−22− 402 (72)発明者 東 克彦 大阪府茨木市水尾2丁目3番6号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管(7)内に挿入されて管(7)内面に
    切削などの加工をする装置であって、管(7)内面に所
    望の加工を施す加工ビット(11)を備えた加工ユニッ
    ト(3)と、当該加工ユニット(3)の前後にそれぞれ
    自在継ぎ手(6)を介して連結され、その外周に出没し
    て管(7)のほゞ中心軸位置に支持する支持手段(3
    4)を備えた支持ユニット(2,4)と、これらの各ユ
    ニット(2,3,4)のいずれかの位置に自在継ぎ手
    (6)を介して連結され、その外周に出没して管(7)
    の内面に沿って移動する走行部材(74)を備えた走行
    ユニット(5)とを有し、前記加工ビット(11)は加
    工ユニット(3)に対して管(7)内面に離接可能に設
    けられており、前記支持ユニット(2,4)は管(7)
    に支持した状態において管(7)の軸方向に移動可能で
    あると共に、少なくともいずれか一方の支持ユニット
    (4)には、前記加工ユニット(3)を管(7)の周方
    向に回動せしめる回動手段(51)が設けられているこ
    とを特徴とする、管内面加工装置
  2. 【請求項2】 全ユニットの前端及び後端にはテンショ
    ン手段(8,9)が結合されていることを特徴とする、
    請求項1に記載の管内面加工装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110695782A (zh) * 2019-10-17 2020-01-17 黄大社 一种数控磨床
CN115122199A (zh) * 2022-08-03 2022-09-30 华迪钢业集团有限公司 一种不锈钢管的抛光加工工艺

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