JPH10145936A - 配線用ボックスの固定棒への取付装置 - Google Patents

配線用ボックスの固定棒への取付装置

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Publication number
JPH10145936A
JPH10145936A JP8294156A JP29415696A JPH10145936A JP H10145936 A JPH10145936 A JP H10145936A JP 8294156 A JP8294156 A JP 8294156A JP 29415696 A JP29415696 A JP 29415696A JP H10145936 A JPH10145936 A JP H10145936A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing rod
groove
wiring box
wall
horizontal fixing
Prior art date
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Pending
Application number
JP8294156A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Yamamoto
秀雄 山本
Tatsuo Tanaka
達穂 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NICHIDOU DENKO KK
Original Assignee
NICHIDOU DENKO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by NICHIDOU DENKO KK filed Critical NICHIDOU DENKO KK
Priority to JP8294156A priority Critical patent/JPH10145936A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定棒に対して配線用ボックス本体を前方か
ら容易に嵌めることができるとともに、前方からビスを
ねじ込むことで配線用ボックス本体を確実かつ強固に固
定する。 【解決手段】 配線用ボックス本体1の第1溝18を固
定棒2Aの前側に、第2溝19を固定棒2Bの前側にそ
れぞれ接近させたのち、ボックス本体1を後側に押し込
んで、第1溝18に固定棒2Aを、第2溝19に固定棒
2Bを嵌め込むとともに、第1溝18の左右の延長線上
の位置に設けられている凹状片部22に固定棒2Aを、
第2溝19の左右の延長線上の位置に設けられている凹
状片部25に固定棒2Bを嵌め込み、凹状片部22の前
側の壁20より螺入させたビス26の先端と後側の壁2
1とで固定棒2Aを挟着し、凹状片部25の前側の壁2
3より螺入させたビス26の先端と後側の壁24とで固
定棒2Bを挟着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は配線用ボックスの固
定棒への取付装置に係り、詳しくは、間仕切り壁や二重
天井などの空間に設置した固定棒に対してアウトレット
ボックスやスイッチボックスなどの配線用ボックスを取
り付ける取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図22および図23に示すよう
に、前面に開口10を有する配線用ボックス本体1の後
部側壁11の後面に、上下方向に所定の間隔を有して上
側の横向き固定棒2Aと下側の横向き固定棒2Bを装着
し、これら上側の横向き固定棒2Aと下側の横向き固定
棒2Bを、前壁3Aと後壁3Bとを備えた間仕切り壁3
の空間4に立設した間仕切り用の柱体5,5に架設する
ことで、間仕切り壁3の空間4の所定位置に配線用ボッ
クス本体1を配設する技術が知られている。
【0003】ところが、従来は、配線用ボックス本体1
を確実に取付けるためには、上側の横向き固定棒2Aと
下側の横向き固定棒2Bを間仕切り用の柱体5,5に架
設する前に、配線用ボックス本体1の後部側壁11の後
面に上側の横向き固定棒2Aと下側の横向き固定棒2B
を挿通装着させ、その上で上側の横向き固定棒2Aと下
側の横向き固定棒2Bの両端部を柱体5,5に取付ける
必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上側の横向き
固定棒2Aと下側の横向き固定棒2Bの両端部を柱体
5,5に取付けてしまった後に、配線用ボックスを上側
の横向き固定棒2Aと下側の横向き固定棒2Bに増設も
しくは新規に装着しなければならないことがある。この
増設もしくは新規の装着のときに、後壁3Bのみが柱体
5に取付けられてしまっている場合もあれば、前壁3A
と後壁3Bが柱体5に取付けられてしまっている場合も
ある。このようなときには、前壁3Aのみならず作業ス
ペース確保のため後壁3Bも取り外し、さらに上側の横
向き固定棒2Aと下側の横向き固定棒2Bの両端部を柱
体5,5から取り外した上でないと配線用ボックスを増
設もしくは新規に装着することができなかった。
【0005】そこで、本発明は、上下方向に所定の間隔
を有して架設されている上側の横向き固定棒と下側の横
向き固定棒もしくは左右方向に所定の間隔を有して立設
されている左右両側の立上がり固定棒に対して前側から
配線用ボックス本体を容易かつ強固に装着することがで
き、しかも配線用ボックス本体左右もしくは上下にスラ
イド移動するのを確実に防止することができる配線用ボ
ックスを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、前面に開口を有する配線用
ボックス本体の上部側壁外面の左右方向に上側の横向き
固定棒を受け入れて前記配線用ボックスの上方への移動
を拘束する第1溝が、前記配線用ボックス本体の下部側
壁外面の左右方向には下側の横向き固定棒を受け入れて
前記配線用ボックスの下方への移動を拘束する第2溝が
それぞれ形成されていて、前記第1溝に前記上側の横向
き固定棒が、前記第2溝に前記下側の横向き固定棒がそ
れぞれ入れられ、また、前記配線用ボックス本体には、
前記第1溝の左右の延長線上および前記第2溝の左右の
延長線上のうち少なくともいずれか1つの延長上の位置
に前記上側の横向き固定棒あるいは前記下側の横向き固
定棒をさらに受け入れる前後の壁を持った凹状片部が設
けられていて、その凹状片部に前記上側の横向き固定棒
あるいは前記下側の横向き固定棒が入れられ、前記凹状
片部の前側の壁の前方より螺入させたビスの先端と前記
後側の壁とで前記上側の横向き固定棒あるいは前記下側
の横向き固定棒が挟着されていることを特徴としてい
る。
【0007】請求項2記載の発明は、前面に開口を有す
る配線用ボックス本体の上部側壁外面の左右方向に上側
の横向き固定棒を受け入れて前記配線用ボックスの上方
への移動を拘束する第1溝が、前記配線用ボックス本体
の下部側壁外面の左右方向には下側の横向き固定棒を受
け入れて前記配線用ボックスの下方への移動を拘束する
第2溝がそれぞれ形成されていて、前記第1溝に前記上
側の横向き固定棒が、前記第2溝に前記下側の横向き固
定棒がそれぞれ入れられ、また、前記配線用ボックス本
体には、前記第1溝の左右の延長線上および前記第2溝
の左右の延長線上のうち少なくともいずれか1つの延長
上の位置に前記上側の横向き固定棒あるいは前記下側の
横向き固定棒をさらに受け入れる前後対向壁が設けられ
ていて、その前後対向壁間に前記上側の横向き固定棒あ
るいは前記下側の横向き固定棒が入れられ、前記前側の
対向壁の前方より螺入させたビスの先端と前記後側の対
向壁とで前記上側の横向き固定棒あるいは前記下側の横
向き固定棒が挟着されていることを特徴としている。
【0008】請求項3記載の発明は、前面に開口を有す
る配線用ボックス本体の上部側壁外面の左右方向に上側
の横向き固定棒を受け入れて前記配線用ボックスの上方
への移動を拘束する第1溝が、前記配線用ボックス本体
の下部側壁外面の左右方向には下側の横向き固定棒を受
け入れて前記配線用ボックスの下方への移動を拘束する
第2溝がそれぞれ形成されていて、前記第1溝に前記上
側の横向き固定棒が、前記第2溝に前記下側の横向き固
定棒がそれぞれ入れられ、また、前記配線用ボックス本
体には、前記第1溝の左右の延長線上および前記第2溝
の左右の延長線上のうち少なくともいずれか1つの延長
上の位置に前記上側の横向き固定棒あるいは前記下側の
横向き固定棒をさらに受け入れる弾性変形可能な前後対
向壁が設けられていて、その前後対向壁間に前記上側の
横向き固定棒あるいは前記下側の横向き固定棒が入れら
れ、前記前側の対向壁の前方より螺入させたビスを前記
後側の対向壁に螺着して前後の対向壁に前記上側の横向
き固定棒あるいは前記下側の横向き固定棒が挟着されて
いることを特徴としている。
【0009】請求項4記載の発明は、前面に開口を有す
る配線用ボックス本体の左部側壁外面の上下方向に左側
の立上がり固定棒を受け入れて前記配線用ボックスの左
方への移動を拘束する第1溝が、前記配線用ボックス本
体の右部側壁外面の上下方向には右側の立上がり固定棒
を受け入れて前記配線用ボックスの右方への移動を拘束
する第2溝がそれぞれ形成されていて、前記第1溝に前
記左側の立上がり固定棒が、前記第2溝に前記右側の立
上がり固定棒がそれぞれ入れられ、また、前記配線用ボ
ックス本体には、前記第1溝の上下の延長線上および前
記第1溝の上下の延長線上のうち少なくともいずれか1
つの延長上の位置に前記左側の立上がり固定棒あるいは
前記右側の立上がり固定棒をさらに受け入れる前後の壁
を持った凹状片部が設けられていて、その凹状片部に前
記左側の立上がり固定棒あるいは前記右側の立上がり固
定棒が入れられ、前記凹状片部の前側の壁の前方より螺
入させたビスの先端と前記後側の壁とで前記左側の立上
がり固定棒あるいは前記右側の立上がり固定棒が挟着さ
れていることを特徴としている。
【0010】請求項5記載の発明は、前面に開口を有す
る配線用ボックス本体の左部側壁外面の上下方向に左側
の立上がり固定棒を受け入れて前記配線用ボックスの左
方への移動を拘束する第1溝が、前記配線用ボックス本
体の右部側壁外面の上下方向には右側の立上がり固定棒
を受け入れて前記配線用ボックスの右方への移動を拘束
する第2溝がそれぞれ形成されていて、前記第1溝に前
記左側の立上がり固定棒が、前記第2溝に前記右側の立
上がり固定棒がそれぞれ入れられ、また、前記配線用ボ
ックス本体には、前記第1溝の上下の延長線上および前
記第2溝の上下の延長線上のうち少なくともいずれか1
つの延長上の位置に前記左側の立上がり固定棒あるいは
前記右側の立上がり固定棒をさらに受け入れる前後対向
壁が設けられていて、その前後対向壁間に前記左側の立
上がり固定棒あるいは前記右側の立上がり固定棒が入れ
られ、前記前側の対向壁の前方より螺入させたビスの先
端と前記後側の対向壁とで前記左側の立上がり固定棒あ
るいは前記右側の立上がり固定棒が挟着されていること
を特徴としている。
【0011】請求項6記載の発明は、前面に開口を有す
る配線用ボックス本体の左部側壁外面の上下方向に左側
の立上がり固定棒を受け入れて前記配線用ボックスの左
方への移動を拘束する第1溝が、前記配線用ボックス本
体の右部側壁外面の上下方向には右側の立上がり固定棒
を受け入れて前記配線用ボックスの右方への移動を拘束
する第2溝がそれぞれ形成されていて、前記第1溝に前
記左側の立上がり固定棒が、前記第2溝に前記右側の立
上がり固定棒がそれぞれ入れられ、また、前記配線用ボ
ックス本体には、前記第1溝の上下の延長線上および前
記第2溝の上下の延長線上のうち少なくともいずれか1
つの延長上の位置に前記左側の立上がり固定棒あるいは
前記右側の立上がり固定棒をさらに受け入れる弾性変形
可能な前後対向壁が設けられていて、その前後対向壁間
に前記左側の立上がり固定棒あるいは前記右側の立上が
り固定棒が入れられ、前記前側の対向壁の前方より螺入
させたビスを前記後側の対向壁に螺着して前後の対向壁
に前記左側の立上がり固定棒あるいは前記右側の立上が
り固定棒が挟着されていることを特徴としている。
【0012】請求項1記載の発明によれば、上下方向に
所定の間隔を有して架設されている上側の横向き固定棒
と下側の横向き固定棒の前側に接近して配線用ボックス
本体を位置させ、上側の横向き固定棒に第1溝を前後方
向で対向させるとともに、下側の横向き固定棒に第2溝
を前後方向で対向させて、配線用ボックス本体を後方に
押し込むこ簡単な操作により、上側の横向き固定棒が第
1溝に受け入れられ、下側の横向き固定棒が第2溝に受
け入れられるとともに、第1溝の左右の延長線上および
前記第2溝の左右の延長線上のうち少なくともいずれか
1つの延長上の位置に設けられた凹状片部に上側の横向
き固定棒あるいは下側の横向き固定棒が入れられた配線
用ボックス本体の装着状態を得ることができる。また、
第1溝に上側の横向き固定棒が受け入れられることで配
線用ボックス本体の上方への移動を拘束し、第2溝に下
側の横向き固定棒が受け入れられることで配線用ボック
ス本体の下方への移動を拘束できる。そして、凹状片部
に上側の横向き固定棒あるいは下側の横向き固定棒の少
なくとも一方が入れられることで、配線用ボックス本体
の前方及び後方への移動がより確実に拘束される。さら
に、凹状片部の前側の壁の前方より螺入させたビスの先
端と後側の壁とで上側の横向き固定棒あるいは下側の横
向き固定棒の少なくとも一方が挟着されるので、上側の
横向き固定棒あるいは下側の横向き固定棒の少なくとも
一方に対して配線用ボックス本体を確実かつ強固に固定
できる。
【0013】請求項2記載の発明によれば、上下方向に
所定の間隔を有して架設されている上側の横向き固定棒
と下側の横向き固定棒の前側に接近して配線用ボックス
本体を位置させ、上側の横向き固定棒に第1溝を前後方
向で対向させるとともに、下側の横向き固定棒に第2溝
を前後方向で対向させて、配線用ボックス本体を後方に
押し込むこ簡単な操作により、上側の横向き固定棒が第
1溝に受け入れられ、下側の横向き固定棒が第2溝に受
け入れられるとともに、第1溝の左右の延長線上および
前記第2溝の左右の延長線上のうち少なくともいずれか
1つの延長上の位置に設けられた前後対向壁間に上側の
横向き固定棒あるいは下側の横向き固定棒が入れられた
配線用ボックス本体の装着状態を得ることができる。ま
た、第1溝に上側の横向き固定棒が受け入れられること
で配線用ボックス本体の上方への移動を拘束し、第2溝
に下側の横向き固定棒が受け入れられることで配線用ボ
ックス本体の下方への移動を拘束できる。そして、前後
対向壁間に上側の横向き固定棒あるいは下側の横向き固
定棒の少なくとも一方が入れられることで、配線用ボッ
クス本体の前方及び後方への移動がより確実に拘束され
る。さらに、前側の対向壁の前方より螺入させたビスの
先端と後側の対向壁とで上側の横向き固定棒あるいは下
側の横向き固定棒の少なくとも一方が挟着されるので、
上側の横向き固定棒あるいは下側の横向き固定棒の少な
くとも一方に対して配線用ボックス本体を確実かつ強固
に固定できる。
【0014】請求項3記載の発明によれば、上下方向に
所定の間隔を有して架設されている上側の横向き固定棒
と下側の横向き固定棒の前側に接近して配線用ボックス
本体を位置させ、上側の横向き固定棒に第1溝を前後方
向で対向させるとともに、下側の横向き固定棒に第2溝
を前後方向で対向させて、配線用ボックス本体を後方に
押し込むこ簡単な操作により、上側の横向き固定棒が第
1溝に受け入れられ、下側の横向き固定棒が第2溝に受
け入れられるとともに、第1溝の左右の延長線上および
前記第2溝の左右の延長線上のうち少なくともいずれか
1つの延長上の位置に設けられた弾性変形可能な前後対
向壁間に上側の横向き固定棒あるいは下側の横向き固定
棒が入れられた配線用ボックス本体の装着状態を得るこ
とができる。また、第1溝に上側の横向き固定棒が受け
入れられることで、配線用ボックス本体の上方への移動
を拘束し、第2溝に下側の横向き固定棒が受け入れられ
ることで、配線用ボックス本体の下方への移動を拘束で
きる。そして、弾性変形可能な前後対向壁間に上側の横
向き固定棒あるいは下側の横向き固定棒の少なくとも一
方が入れられることで、配線用ボックス本体の前方及び
後方への移動がより確実に拘束される。さらに、前側の
対向壁の前方より螺入させたビスを後側の対向壁に螺着
することで上側の横向き固定棒あるいは下側の横向き固
定棒の少なくとも一方が弾性変形可能な前後対向壁間に
挟着されるので、上側の横向き固定棒あるいは下側の横
向き固定棒の少なくとも一方に対して配線用ボックス本
体を確実かつ強固に固定できる。
【0015】請求項4記載の発明によれば、左右方向に
所定の間隔を有して架設されている左側の立上がり固定
棒と右側の立上がり固定棒の前側に接近して配線用ボッ
クス本体を位置させ、左側の立上がり固定棒に第1溝を
前後方向で対向させるとともに、右側の立上がり固定棒
に第2溝を前後方向で対向させて、配線用ボックス本体
を後方に押し込むこ簡単な操作により、左側の立上がり
固定棒が第1溝に受け入れられ、右側の立上がり固定棒
が第2溝に受け入れられるとともに、第1溝の上下の延
長線上および前記第2溝の上下の延長線上のうち少なく
ともいずれか1つの延長上の位置に設けられた凹状片部
に左側の立上がり固定棒あるいは右側の立上がり固定棒
が入れられた配線用ボックス本体の装着状態を得ること
ができる。また、第1溝に左側の立上がり固定棒が受け
入れられることで配線用ボックス本体の左方への移動を
拘束し、第2溝に右側の立上がり固定棒が受け入れられ
ることで配線用ボックス本体の右方への移動を拘束でき
る。そして、凹状片部に左側の立上がり固定棒あるいは
右側の立上がり固定棒の少なくとも一方が入れられるこ
とで、配線用ボックス本体の前方及び後方への移動がよ
り確実に拘束される。さらに、凹状片部の前側の壁の前
方より螺入させたビスの先端と後側の壁とで左側の立上
がり固定棒あるいは右側の立上がり固定棒の少なくとも
一方が挟着されるので、左側の立上がり固定棒あるいは
右側の立上がり固定棒の少なくとも一方に対して配線用
ボックス本体を確実かつ強固に固定できる。
【0016】請求項5記載の発明によれば、左右方向に
所定の間隔を有して架設されている左側の立上がり固定
棒と右側の立上がり固定棒の前側に接近して配線用ボッ
クス本体を位置させ、左側の立上がり固定棒に第1溝を
前後方向で対向させるとともに、右側の立上がり固定棒
に第2溝を前後方向で対向させて、配線用ボックス本体
を後方に押し込むこ簡単な操作により、左側の立上がり
固定棒が第1溝に受け入れられ、右側の立上がり固定棒
が第2溝に受け入れられるとともに、第1溝の上下の延
長線上および前記第2溝の上下の延長線上のうち少なく
ともいずれか1つの延長上の位置に設けられた前後対向
壁間に左側の立上がり固定棒あるいは右側の立上がり固
定棒が入れられた配線用ボックス本体の装着状態を得る
ことができる。また、第1溝に左側の立上がり固定棒が
受け入れられることで配線用ボックス本体の左方への移
動を拘束し、第2溝に右側の立上がり固定棒が受け入れ
られることで配線用ボックス本体の右方への移動を拘束
できる。そして、前後対向壁間に左側の立上がり固定棒
あるいは右側の立上がり固定棒の少なくとも一方が入れ
られることで、配線用ボックス本体の前方及び後方への
移動がより確実に拘束される。さらに、前側の対向壁の
前方より螺入させたビスの先端と後側の対向壁とで左側
の立上がり固定棒あるいは右側の立上がり固定棒の少な
くとも一方が挟着されるので、左側の立上がり固定棒あ
るいは右側の立上がり固定棒の少なくとも一方に対して
配線用ボックス本体を確実かつ強固に固定できる。
【0017】請求項6記載の発明によれば、左右方向に
所定の間隔を有して架設されている左側の立上がり固定
棒と右側の立上がり固定棒の前側に接近して配線用ボッ
クス本体を位置させ、左側の立上がり固定棒に第1溝を
前後方向で対向させるとともに、右側の立上がり固定棒
に第2溝を前後方向で対向させて、配線用ボックス本体
を後方に押し込むこ簡単な操作により、左側の立上がり
固定棒が第1溝に受け入れられ、右側の立上がり固定棒
が第2溝に受け入れられるとともに、第1溝の上下の延
長線上および前記第2溝の上下の延長線上のうち少なく
ともいずれか1つの延長上の位置に設けられた弾性変形
可能な前後対向壁間に左側の立上がり固定棒あるいは右
側の立上がり固定棒が入れられた配線用ボックス本体の
装着状態を得ることができる。また、第1溝に左側の立
上がり固定棒が受け入れられることで、配線用ボックス
本体の左方への移動を拘束し、第2溝に右側の立上がり
固定棒が受け入れられることで、配線用ボックス本体の
右方への移動を拘束できる。そして、弾性変形可能な前
後対向壁間に左側の立上がり固定棒あるいは右側の立上
がり固定棒の少なくとも一方が入れられることで、配線
用ボックス本体の前方及び後方への移動がより確実に拘
束される。さらに、前側の対向壁の前方より螺入させた
ビスを後側の対向壁に螺着することで左側の立上がり固
定棒あるいは右側の立上がり固定棒の少なくとも一方が
弾性変形可能な前後対向壁間に挟着されるので、左側の
立上がり固定棒あるいは右側の立上がり固定棒の少なく
とも一方に対して配線用ボックス本体を確実かつ強固に
固定できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、請求項1記載の発明の一実
施の形態を図面に基づいて説明する。図1は後側から見
た斜視図、図2は図1のA−A線拡大断面図であり、こ
れらの図において、配線用ボックス本体1は合成樹脂で
成形されており、四角形の後部側壁11と、この後部側
壁11の四辺部から連続して上部側壁12、下部側壁1
3、左部側壁14および右部側壁15を前側Fに延出す
ることで、前面に開口10を有する有底角筒状に形成さ
れている。そして、後部側壁11、上部側壁12、下部
側壁13、左部側壁14および右部側壁15のそれぞれ
には、押圧力を加えることによって分離可能な塞ぎ板1
6によって塞がれた複数個の電線管用コネクタの接続口
17が設けられている。
【0019】前記上部側壁12の外面における後部側壁
11の上方延長線上に左右方向の第1溝18が上向きに
形成され、下部側壁13の外面における後部側壁11の
下方延長線上に左右方向の第2溝19が下向きに形成さ
れている。第1溝18は、後部側壁11の上方延長線上
で左右方向に延びる断面円弧状のもので、その左右の延
長線上には、前側の壁20と後側の壁21を持った有底
の凹状片部22が上向きに連続して設けられている。ま
た、第2溝19は、後部側壁11の下方延長線上で左右
方向に延びる断面円弧状のもので、その左右の延長線上
には、前側の壁23と後側の壁24を持った有底の凹状
片部25が下向きに連続して設けられている。そして、
凹状片部22の前側の壁20を前後方向に貫通して下孔
20Aが形成され、凹状片部25の前側の壁23を前後
方向に貫通して下孔23Aが形成されている。
【0020】つぎに、前記構成の配線用ボックス本体1
を上側の横向き固定棒2Aと下側の横向き固定棒2Bに
装着する手順について説明する。上側の横向き固定棒2
Aと下側の横向き固定棒2Bは、配線用ボックス本体1
の前側からの押し込み時に弾性撓み変形が可能なもの
で、図3に示すように、上下方向に所定の間隔Hを有し
て間仕切り用の柱体5,5に架設されている。なお、前
記間隔Hは、配線用ボックス本体1における第1溝18
と第2溝19の上下方向の間隔H1と略等しい値に設定
されている。まず、図4に示すように、上側の横向き固
定棒2Aと下側の横向き固定棒2Bの前側に接近して配
線用ボックス本体1を位置させ、上側の横向き固定棒2
Aに第1溝18を前後方向で対向させるとともに、下側
の横向き固定棒2Bに第2溝19を前後方向で対向させ
る。
【0021】この状態で例えば配線用ボックス本体1の
上側を後方(矢印R方向)に押し込む。これにより、図
5および図6に示すように、上側の横向き固定棒2Aが
第1溝18と左右両側の凹状片部22に受け入れられ
る。ついで、配線用ボックス本体1の下側を後方(矢印
R方向)に押し込む。これにより、図7および図8に示
すように、下側の横向き固定棒2Bが第2溝19と左右
両側の凹状片部25に受け入れられる。
【0022】そして、第1溝18の左右の延長線上に設
けられている凹状片部22の前側の壁20の下孔20A
に前側からタッピングビスまたは通常のビス26を螺入
し、その先端で上側の横向き固定棒2Aを押圧して、ビ
ス26の先端と後側の壁21とで上側の横向き固定棒2
Aを挟着するとともに、第2溝19の左右の延長線上に
設けられている凹状片部25の前側の壁23の下孔23
Aに前側からタッピングビスまたは通常のビス26を螺
入し、その先端で下側の横向き固定棒2Bを押圧して、
ビス26の先端と後側の壁24とで下側の横向き固定棒
2Bを挟着することにより、図9に示す配線用ボックス
本体1の装着状態を得ることができる。
【0023】すなわち、間仕切り用の柱体5,5に架設
されている上側の横向き固定棒2Aと下側の横向き固定
棒2Bに対して、前側から配線用ボックス本体1を押し
込む簡単な操作によって、配線用ボックス本体1を上側
の横向き固定棒2Aと下側の横向き固定棒2Bに対して
容易に嵌めることができる。
【0024】また、第1溝18に上側の横向き固定棒2
Aが受け入れられることで、配線用ボックス1の上方、
前方、後方への移動を拘束し、第2溝19に下側の横向
き固定棒2Bが受け入れられることで、配線用ボックス
1の下方、前方、後方への移動を拘束することができる
とともに、上側の横向き固定棒2Aが凹状片部22に入
れられ、下側の横向き固定棒2Bが凹状片部22に入れ
られることで、配線用ボックス本体1の前方及び後方へ
の移動をより確実に拘束することができる。
【0025】さらに、凹状片部22の前側の壁20の下
孔20Aに前側からタッピングビスまたは通常のビス2
6を螺入し、その先端で上側の横向き固定棒2Aを押圧
して、ビス26の先端と後側の壁21とで上側の横向き
固定棒2Aを挟着するとともに、凹状片部25の前側の
壁23の下孔23Aに前側からタッピングビスまたは通
常のビス26を螺入し、その先端で下側の横向き固定棒
2Bを押圧して、ビス26の先端と後側の壁24とで下
側の横向き固定棒2Bを挟着することにより、上側の横
向き固定棒2Aと下側の横向き固定棒2Bに対して配線
用ボックス1を確実かつ強固に固定することができ、左
右方向の移動も確実に拘束することができる。
【0026】前記実施の形態では、第1溝18の左右の
延長線上に凹状片部22を設けるとともに、第2溝19
の左右の延長線上に凹状片部25を設けているが、第1
溝18の左右の延長線上および第2溝19の左右の延長
線上のうち少なくともいずれか1つの延長の位置に凹状
片部22もしくは凹状片部25を設け、その凹状片部2
2(25)に上側の横向き固定棒2Aあるいは下側の横
向き固定棒2Bを受け入れるように構成してもよい。
【0027】つぎに、請求項2記載の発明の一実施の形
態を図面に基づいて説明する。なお、請求項2記載の発
明の特徴構成は前後対向壁にあり、その他の構成は前記
請求項1記載の発明と同じであるので、同一部分の図示
および構造説明は省略する。図10ないし図13におい
て、上部側壁12の外面における後部側壁11の上方延
長線上に左右方向の第1溝18が上向きに形成され、下
部側壁13の外面における後部側壁11の下方延長線上
に左右方向の第2溝19が下向きに形成されている。第
1溝18は、後部側壁11の上方延長線上で左右方向に
延びる断面円弧状のもので、その左右の延長線上には、
前側の対向壁27と後側の対向壁28を持った前後対向
壁29が上向きに連続して設けられている。また、第2
溝19は、後部側壁11の下方延長線上で左右方向に延
びる断面円弧状のもので、その左右の延長線上には、前
側の対向壁30と後側の対向壁31を持った前後対向壁
32が下向きに連続して設けられている。そして、前後
対向壁29の前側の対向壁27を前後方向に貫通して下
孔27Aが形成され、前後対向壁32の前側の対向壁3
0を前後方向に貫通して下孔30Aが形成されている。
【0028】このように構成された請求項2記載の発明
に係る配線用ボックス本体1を図3に示す上側の横向き
固定棒2Aと下側の横向き固定棒2Bに装着する手順に
ついて説明する。まず、請求項1記載の発明の場合(図
4参照)と同様に、上側の横向き固定棒2Aと下側の横
向き固定棒2Bの前側に接近して配線用ボックス本体1
を位置させ、上側の横向き固定棒2Aに第1溝18を前
後方向で対向させるとともに、下側の横向き固定棒2B
に第2溝19を前後方向で対向させる。
【0029】この状態で例えば配線用ボックス本体1の
上側を後方(矢印R方向)に押し込む。これにより、図
10および図11に示すように、上側の横向き固定棒2
Aが第1溝18と左右両側の前後対向壁29に受け入れ
られる。ついで、配線用ボックス本体1の下側を後方
(矢印R方向)に押し込む。これにより、図12および
図13に示すように、下側の横向き固定棒2Bが第2溝
19と左右両側の前後対向壁32に受け入れられる。
【0030】そして、第1溝18の左右の延長線上に設
けられている前後対向壁29の前側の対向壁27の下孔
27Aに前側からタッピングビスまたは通常のビス26
を螺入し、その先端で上側の横向き固定棒2Aを押圧し
て、ビス26の先端と後側の対向壁28とで上側の横向
き固定棒2Aを挟着するとともに、第2溝19の左右の
延長線上に設けられている前後対向壁32の前側の対向
壁30の下孔30Aに前側からタッピングビスまたは通
常のビス26を螺入し、その先端で下側の横向き固定棒
2Bを押圧して、ビス26の先端と後側の対向壁31と
で下側の横向き固定棒2Bを挟着することにより、図9
に相当する配線用ボックス本体1の装着状態を得ること
ができる。
【0031】すなわち、請求項1記載の発明と同様に、
間仕切り用の柱体5,5に架設されている上側の横向き
固定棒2Aと下側の横向き固定棒2Bに対して、前側か
ら配線用ボックス本体1を押し込む簡単な操作によっ
て、配線用ボックス本体1を上側の横向き固定棒2Aと
下側の横向き固定棒2Bに対して容易に嵌めることがで
きる。
【0032】また、第1溝18に上側の横向き固定棒2
Aが受け入れられることで、配線用ボックス1の上方、
前方、後方への移動を拘束し、第2溝19に下側の横向
き固定棒2Bが受け入れられることで、配線用ボックス
1の下方、前方、後方への移動を拘束することができる
とともに、上側の横向き固定棒2Aが前後対向壁29に
入れられ、下側の横向き固定棒2Bが前後対向壁32に
入れられることで、配線用ボックス本体1の前方及び後
方への移動をより確実に拘束することができる。
【0033】さらに、前後対向壁29の前側の対向壁2
7の下孔27Aに前側からタッピングビスまたは通常の
ビス26を螺入し、その先端で上側の横向き固定棒2A
を押圧して、ビス26の先端と後側の対向壁28とで上
側の横向き固定棒2Aを挟着するとともに、前後対向壁
32の前側の対向壁30の下孔30Aに前側からタッピ
ングビスまたは通常のビス26を螺入し、その先端で下
側の横向き固定棒2Bを押圧して、ビス26の先端と後
側の対向壁31とで下側の横向き固定棒2Bを挟着する
ことにより、上側の横向き固定棒2Aと下側の横向き固
定棒2Bに対して配線用ボックス1を確実かつ強固に固
定することができ、しかも左右方向のスライド移動も確
実に拘束することができる。
【0034】前記実施の形態では、第1溝18の左右の
延長線上に前後対向壁29を設けるとともに、第2溝1
9の左右の延長線上に前後対向壁32を設けているが、
第1溝18の左右の延長線上および第2溝19の左右の
延長線上のうち少なくともいずれか1つの延長の位置に
前後対向壁29もしくは前後対向壁32を設け、その前
後対向壁29(32)に上側の横向き固定棒2Aあるい
は下側の横向き固定棒2Bを受け入れるように構成して
もよい。
【0035】つぎに、請求項3記載の発明の一実施の形
態を図面に基づいて説明する。なお、請求項3記載の発
明の特徴構成は弾性変形可能な前後対向壁にあり、その
他の構成は前記請求項1または請求項2記載の発明と同
じであるので、同一部分の図示および構造説明は省略す
る。図14ないし図17において、上部側壁12の外面
における後部側壁11の上方延長線上に左右方向の第1
溝18が上向きに形成され、下部側壁13の外面におけ
る後部側壁11の下方延長線上に左右方向の第2溝19
が下向きに形成されている。第1溝18は、後部側壁1
1の上方延長線上で左右方向に延びる断面円弧状のもの
で、その左右の延長線上には、弾性変形可能な薄肉の前
側の対向壁33と弾性変形可能な薄肉の後側の対向壁3
4を持った弾性変形可能な前後対向壁35が上向きに連
続して設けられている。また、第2溝19は、後部側壁
11の下方延長線上で左右方向に延びる断面円弧状のも
ので、その左右の延長線上には、弾性変形可能な薄肉の
前側の対向壁36と弾性変形可能な薄肉の後側の対向壁
37を持った弾性変形可能な前後対向壁38が下向きに
連続して設けられている。そして、前側の対向壁33と
後側の対向壁34を前後方向に貫通して下孔33A,3
4Aが同心状に形成され、前側の対向壁36と後側の対
向壁37を前後方向に貫通して下孔36A,37Aが同
心状に形成されている。
【0036】このように構成された請求項3記載の発明
に係る配線用ボックス本体1を図3に示す上側の横向き
固定棒2Aと下側の横向き固定棒2Bに装着する手順に
ついて説明する。まず、請求項1記載の発明の場合(図
4参照)と同様に、上側の横向き固定棒2Aと下側の横
向き固定棒2Bの前側に接近して配線用ボックス本体1
を位置させ、上側の横向き固定棒2Aに第1溝18を前
後方向で対向させるとともに、下側の横向き固定棒2B
に第2溝19を前後方向で対向させる。
【0037】この状態で例えば配線用ボックス本体1の
上側を後方(矢印R方向)に押し込む。これにより、図
14および図15に示すように、上側の横向き固定棒2
Aが第1溝18と左右両側の弾性変形可能な前後対向壁
35に受け入れられる。ついで、配線用ボックス本体1
の下側を後方(矢印R方向)に押し込む。これにより、
図16および図17に示すように、下側の横向き固定棒
2Bが第2溝19と左右両側の弾性変形可能な前後対向
壁38に受け入れられる。
【0038】つぎに、第1溝18の左右の延長線上に設
けられている弾性変形可能な前後対向壁35の前側の対
向壁33の下孔33Aに前側からタッピングビスまたは
通常のビス26を螺入し、さらにビス26の先端部を後
側の対向壁34の下孔34Aに螺着して、前側の対向壁
33と後側の対向壁34を互いに接近する方向に弾性変
形させることにより、前側の対向壁33と後側の対向壁
34とで上側の横向き固定棒2Aを挟着するとともに、
第2溝19の左右の延長線上に設けられている弾性変形
可能な前後対向壁38の前側の対向壁36の下孔36A
に前側からタッピングビスまたは通常のビス26を螺入
し、さらにビス26の先端部を後側の対向壁37下孔3
7Aに螺着して、前側の対向壁36と後側の対向壁37
を互いに接近する方向に弾性変形させることにより、前
側の対向壁36と後側の対向壁37とで下側の横向き固
定棒2Bを挟着することにより、図9に相当する配線用
ボックス本体1の装着状態を得ることができる。
【0039】すなわち、請求項1記載の発明と同様に、
間仕切り用の柱体5,5に架設されている上側の横向き
固定棒2Aと下側の横向き固定棒2Bに対して、前側か
ら配線用ボックス本体1を押し込む簡単な操作によっ
て、配線用ボックス本体1を上側の横向き固定棒2Aと
下側の横向き固定棒2Bに対して容易に嵌めることがで
きる。
【0040】また、第1溝18に上側の横向き固定棒2
Aが受け入れられることで、配線用ボックス1の上方、
前方、後方への移動を拘束し、第2溝19に下側の横向
き固定棒2Bが受け入れられることで、配線用ボックス
1の下方、前方、後方への移動を拘束することができる
とともに、上側の横向き固定棒2Aが弾性変形可能な前
後対向壁35に入れられ、下側の横向き固定棒2Bが弾
性変形可能な前後対向壁38に入れられることで、配線
用ボックス本体1の前方及び後方への移動をより確実に
拘束することができる。
【0041】さらに、弾性変形可能な前後対向壁35の
前側の対向壁33の下孔33Aと後側の対向壁34の下
孔34Aにビス26を螺入して、前側の対向壁33と後
側の対向壁34とで上側の横向き固定棒2Aを挟着する
とともに、弾性変形可能な前後対向壁38の前側の対向
壁36の下孔36Aと後側の対向壁37の下孔37Aに
ビス26を螺入して、前側の対向壁36と後側の対向壁
37とで下側の横向き固定棒2Bを挟着することによ
り、上側の横向き固定棒2Aと下側の横向き固定棒2B
に対して配線用ボックス1を確実かつ強固に固定するこ
とができ、しかも左右方向への移動も確実に防止するこ
とができる。
【0042】前記実施の形態では、第1溝18の左右の
延長線上に弾性変形可能な薄肉の前後対向壁35を設け
るとともに、第2溝19の左右の延長線上に弾性変形可
能な薄肉の前後対向壁38を設けているが、第1溝18
の左右の延長線上および第2溝19の左右の延長線上の
うち少なくともいずれか1つの延長の位置に弾性変形可
能な薄肉の前後対向壁35もしくは弾性変形可能な薄肉
の前後対向壁38を設け、その前後対向壁35(38)
に上側の横向き固定棒2Aあるいは下側の横向き固定棒
2Bを受け入れるように構成してもよい。
【0043】図18は請求項4記載の発明を後側から見
た斜視図、図19は図18のH−H線拡大断面図であ
り、これらの図において、左部側壁14の外面における
後部側壁11の左方延長線上に上下方向の第1溝18が
左向きに形成され、右部側壁15の外面における後部側
壁11の右方延長線上に上下方向の第2溝19が右向き
に形成されている。第1溝18は、後部側壁11の左方
延長線上で上下方向に延びる断面円弧状のもので、その
上下の延長線上には、前側の壁20と後側の壁21を持
った有底の凹状片部22が左向きに連続して設けられて
いる。また、第2溝19は、後部側壁11の右方延長線
上で上下方向に延びる断面円弧状のもので、その上下の
延長線上には、前側の壁23と後側の壁24を持った有
底の凹状片部25が下向きに連続して設けられている。
そして、凹状片部22の前側の壁20を前後方向に貫通
して下孔20Aが形成され、凹状片部25の前側の壁2
3を前後方向に貫通して下孔23Aが形成されている。
【0044】つぎに、前記構成の配線用ボックス本体1
を左側の立上がり固定棒2Cと右側の立上がり固定棒2
Dに装着する手順について説明する。左側の立上がり固
定棒2Cと右側の立上がり固定棒2Dは、配線用ボック
ス本体1の前側からの押し込み時に弾性撓み変形が可能
なもので、図20に示すように、左右方向に所定の間隔
Wを有して,たとえば二重天井の空間4に設けられてい
る。なお、前記間隔Wは、配線用ボックス本体1におけ
る第1溝18と第2溝19の左右方向の間隔W1と略等
しい値に設定されている。まず、図4に示すように、左
側の立上がり固定棒2Cと右側の立上がり固定棒2Dの
前側に接近して配線用ボックス本体1を位置させ、左側
の立上がり固定棒2Cに第1溝18を前後方向で対向さ
せるとともに、右側の立上がり固定棒2Dに第2溝19
を前後方向で対向させる。
【0045】この状態で例えば配線用ボックス本体1の
左側を後方(矢印R方向)に押し込む。これにより、図
5および図6に示すように、左側の立上がり固定棒2C
が第1溝18と左右両側の凹状片部22に受け入れられ
る。ついで、配線用ボックス本体1の右側を後方(矢印
R方向)に押し込む。これにより、図7および図8に示
すように、右側の立上がり固定棒2Dが第2溝19と左
右両側の凹状片部25に受け入れられる。
【0046】そして、第1溝18の上下の延長線上に設
けられている凹状片部22の前側の壁20の下孔20A
に前側からタッピングビスまたは通常のビス26を螺入
し、その先端で左側の立上がり固定棒2Cを押圧して、
ビス26の先端と後側の壁21とで左側の立上がり固定
棒2Cを挟着するとともに、第2溝19の上下の延長線
上に設けられている凹状片部25の前側の壁23の下孔
23Aに前側からタッピングビスまたは通常のビス26
を螺入し、その先端で右側の立上がり固定棒2Dを押圧
して、ビス26の先端と後側の壁24とで右側の立上が
り固定棒2Dを挟着することにより、図21に示す配線
用ボックス本体1の装着状態を得ることができる。
【0047】すなわち、左側の立上がり固定棒2Cと右
側の立上がり固定棒2Dに対して、前側から配線用ボッ
クス本体1を押し込む簡単な操作によって、配線用ボッ
クス本体1を左側の立上がり固定棒2Cと右側の立上が
り固定棒2Dに対して容易に嵌めることができる。
【0048】また、第1溝18に左側の立上がり固定棒
2Cが受け入れられることで、配線用ボックス1の左
方、前方、後方への移動を拘束し、第2溝19に右側の
立上がり固定棒2Dが受け入れられることで、配線用ボ
ックス1の右方、前方、後方への移動を拘束することが
できるとともに、左側の立上がり固定棒2Cが凹状片部
22に入れられ、右側の立上がり固定棒2Dが凹状片部
22に入れられることで、配線用ボックス本体1の前方
及び後方への移動をより確実に拘束することができる。
【0049】さらに、凹状片部22の前側の壁20の下
孔20Aに前側からタッピングビスまたは通常のビス2
6を螺入し、その先端で左側の立上がり固定棒2Cを押
圧して、ビス26の先端と後側の壁21とで左側の立上
がり固定棒2Cを挟着するとともに、凹状片部25の前
側の壁23の下孔23Aに前側からタッピングビスまた
は通常のビス26を螺入し、その先端で右側の立上がり
固定棒2Dを押圧して、ビス26の先端と後側の壁24
とで右側の立上がり固定棒2Dを挟着することにより、
左側の立上がり固定棒2Cと右側の立上がり固定棒2D
に対して配線用ボックス1を確実かつ強固に固定するこ
とができ、しかも上下方向へのスライド移動も確実に防
止することができる。
【0050】前記実施の形態では、第1溝18の上下の
延長線上に凹状片部22を設けるとともに、第2溝19
の上下の延長線上に凹状片部25を設けているが、第1
溝18の上下の延長線上および第2溝19の上下の延長
線上のうち少なくともいずれか1つの延長の位置に凹状
片部22もしくは凹状片部25を設け、その凹状片部2
2(25)に左側の立上がり固定棒2Cあるいは右側の
立上がり固定棒2Dを受け入れるように構成してもよ
い。
【0051】つぎに、請求項5記載の発明の一実施の形
態を図面に基づいて説明する。なお、請求項5記載の発
明の特徴構成は前後対向壁にあり、その他の構成は前記
請求項4記載の発明と同じであるので、同一部分の図示
および構造説明は省略する。図10ないし図13におい
て、左部側壁14の外面における後部側壁11の左方延
長線上に上下方向の第1溝18が左向きに形成され、右
部側壁15の外面における後部側壁11の右方延長線上
に上下方向の第2溝19が右向きに形成されている。第
1溝18は、後部側壁11の左方延長線上で上下方向に
延びる断面円弧状のもので、その上下の延長線上には、
前側の対向壁27と後側の対向壁28を持った前後対向
壁29が左向きに連続して設けられている。また、第2
溝19は、後部側壁11の右方延長線上で上下方向に延
びる断面円弧状のもので、その上下の延長線上には、前
側の対向壁30と後側の対向壁31を持った前後対向壁
32が下向きに連続して設けられている。そして、前後
対向壁29の前側の対向壁27を前後方向に貫通して下
孔27Aが形成され、前後対向壁32の前側の対向壁3
0を前後方向に貫通して下孔30Aが形成されている。
【0052】このように構成された請求項5記載の発明
に係る配線用ボックス本体1を図20に示す左側の立上
がり固定棒2Cと右側の立上がり固定棒2Dに装着する
手順について説明する。まず、請求項4記載の発明の場
合と同様に、左側の立上がり固定棒2Cと右側の立上が
り固定棒2Dの前側に接近して配線用ボックス本体1を
位置させ、左側の立上がり固定棒2Cに第1溝18を前
後方向で対向させるとともに、右側の立上がり固定棒2
Dに第2溝19を前後方向で対向させる。
【0053】この状態で例えば配線用ボックス本体1の
左側を後方(矢印R方向)に押し込む。これにより、図
10および図11に示すように、左側の立上がり固定棒
2Cが第1溝18と上下両側の前後対向壁29に受け入
れられる。ついで、配線用ボックス本体1の右側を後方
(矢印R方向)に押し込む。これにより、図12および
図13に示すように、右側の立上がり固定棒2Dが第2
溝19と上下両側の前後対向壁32に受け入れられる。
【0054】そして、第1溝18の上下の延長線上に設
けられている前後対向壁29の前側の対向壁27の下孔
27Aに前側からタッピングビスまたは通常のビス26
を螺入し、その先端で左側の立上がり固定棒2Cを押圧
して、ビス26の先端と後側の対向壁28とで左側の立
上がり固定棒2Cを挟着するとともに、第2溝19の上
下の延長線上に設けられている前後対向壁32の前側の
対向壁30の下孔30Aに前側からタッピングビスまた
は通常のビス26を螺入し、その先端で右側の立上がり
固定棒2Dを押圧して、ビス26の先端と後側の対向壁
31とで右側の立上がり定棒2Dを挟着することによ
り、図21に相当する配線用ボックス本体1の装着状態
を得ることができる。
【0055】すなわち、請求項4記載の発明と同様に、
二重天井の空間4に設けられている左側の立上がり固定
棒2Cと右側の立上がり固定棒2Dに対して、前側から
配線用ボックス本体1を押し込む簡単な操作によって、
配線用ボックス本体1を左側の立上がり固定棒2Cと右
側の立上がり固定棒2Dに対して容易に嵌めることがで
きる。
【0056】また、第1溝18に左側の立上がり固定棒
2Cが受け入れられることで、配線用ボックス1の左
方、前方、後方への移動を拘束し、第2溝19に右側の
立上がり固定棒2Dが受け入れられることで、配線用ボ
ックス1の右方、前方、後方への移動を拘束することが
できるとともに、左側の立上がり固定棒2Cが前後対向
壁29に入れられ、右側の立上がり固定棒2Dが前後対
向壁32に入れられることで、配線用ボックス本体1の
前方及び後方への移動をより確実に拘束することができ
る。
【0057】さらに、前後対向壁29の前側の対向壁2
7の下孔27Aに前側からタッピングビスまたは通常の
ビス26を螺入し、その先端で左側の立上がり固定棒2
Cを押圧して、ビス26の先端と後側の対向壁28とで
左側の立上がり固定棒2Cを挟着するとともに、前後対
向壁32の前側の対向壁30の下孔30Aに前側からタ
ッピングビスまたは通常のビス26を螺入し、その先端
で右側の立上がり固定棒2Dを押圧して、ビス26の先
端と後側の対向壁31とで右側の立上がり固定棒2Dを
挟着することにより、左側の立上がり固定棒2Cと右側
の立上がり固定棒2Dに対して配線用ボックス1を確実
かつ強固に固定することができ、しかも左右方向へのス
ライド移動も確実の防止することができる。
【0058】前記実施の形態では、第1溝18の上下の
延長線上に前後対向壁29を設けるとともに、第2溝1
9の上下の延長線上に前後対向壁32を設けているが、
第1溝18の上下の延長線上および第2溝19の上下の
延長線上のうち少なくともいずれか1つの延長の位置に
前後対向壁29もしくは前後対向壁32を設け、その前
後対向壁29(32)に左側の立上がり固定棒2Cある
いは右側の立上がり固定棒2Dを受け入れるように構成
してもよい。
【0059】つぎに、請求項6記載の発明の一実施の形
態を図面に基づいて説明する。なお、請求項6記載の発
明の特徴構成は弾性変形可能な前後対向壁にあり、その
他の構成は前記請求項4または請求項3記載の発明と同
じであるので、同一部分の図示および構造説明は省略す
る。図14ないし図17において、左部側壁14の外面
における後部側壁11の左方延長線上に上下方向の第1
溝18が上向きに形成され、右部側壁15の外面におけ
る後部側壁11の右方延長線上に上下方向の第2溝19
が下向きに形成されている。第1溝18は、後部側壁1
1の左方延長線上で上下方向に延びる断面円弧状のもの
で、その上下の延長線上には、弾性変形可能な薄肉の前
側の対向壁33と弾性変形可能な薄肉の後側の対向壁3
4を持った弾性変形可能な前後対向壁35が左向きに連
続して設けられている。また、第2溝19は、後部側壁
11の右方延長線上で上下方向に延びる断面円弧状のも
ので、その上下の延長線上には、弾性変形可能な薄肉の
前側の対向壁36と弾性変形可能な薄肉の後側の対向壁
37を持った弾性変形可能な前後対向壁38が右向きに
連続して設けられている。そして、前側の対向壁33と
後側の対向壁34を前後方向に貫通して下孔33A,3
4Aが同心状に形成され、前側の対向壁36と後側の対
向壁37を前後方向に貫通して下孔36A,37Aが同
心状に形成されている。
【0060】このように構成された請求項6記載の発明
に係る配線用ボックス本体1を図20に示す左側の立上
がり固定棒2Cと右側の立上がり固定棒2Dに装着する
手順について説明する。まず、請求項4記載の発明の場
合(図4参照)と同様に、左側の立上がり固定棒2Cと
右側の立上がり固定棒2Dの前側に接近して配線用ボッ
クス本体1を位置させ、左側の立上がり固定棒2Cに第
1溝18を前後方向で対向させるとともに、右側の立上
がり固定棒2Dに第2溝19を前後方向で対向させる。
【0061】この状態で例えば配線用ボックス本体1の
左側を後方(矢印R方向)に押し込む。これにより、図
14および図15に示すように、左側の立上がり固定棒
2Cが第1溝18と上下両側の弾性変形可能な前後対向
壁35に受け入れられる。ついで、配線用ボックス本体
1の右側を後方(矢印R方向)に押し込む。これによ
り、図16および図17に示すように、右側の立上がり
固定棒2Dが第2溝19と上下両側の弾性変形可能な前
後対向壁38に受け入れられる。
【0062】つぎに、第1溝18の上下の延長線上に設
けられている弾性変形可能な前後対向壁35の前側の対
向壁33の下孔33Aに前側からタッピングビスまたは
通常のビス26を螺入し、さらにビス26の先端部を後
側の対向壁34の下孔34Aに螺着して、前側の対向壁
33と後側の対向壁34を互いに接近する方向に弾性変
形させることにより、前側の対向壁33と後側の対向壁
34とで左側の立上がり固定棒2Cを挟着するととも
に、第2溝19の上下の延長線上に設けられている弾性
変形可能な前後対向壁38の前側の対向壁36の下孔3
6Aに前側からタッピングビスまたは通常のビス26を
螺入し、さらにビス26の先端部を後側の対向壁37下
孔37Aに螺着して、前側の対向壁36と後側の対向壁
37を互いに接近する方向に弾性変形させることによ
り、前側の対向壁36と後側の対向壁37とで右側の立
上がり固定棒2Bを挟着することにより、図21に相当
する配線用ボックス本体1の装着状態を得ることができ
る。
【0063】すなわち、請求項4記載の発明と同様に、
左側の立上がり固定棒2Cと右側の立上がり固定棒2D
に対して、前側から配線用ボックス本体1を押し込む簡
単な操作によって、配線用ボックス本体1を左側の立上
がり固定棒2Cと右側の立上がり固定棒2Dに対して容
易に嵌めることができる。
【0064】また、第1溝18に左側の立上がり固定棒
2Cが受け入れられることで、配線用ボックス1の左
方、前方、後方への移動を拘束し、第2溝19に右側の
立上がり固定棒2Dが受け入れられることで、配線用ボ
ックス1の右方、前方、後方への移動を拘束することが
できるとともに、左側の立上がり固定棒2Cが弾性変形
可能な前後対向壁35に入れられ、右側の立上がり固定
棒2Dが弾性変形可能な前後対向壁38に入れられるこ
とで、配線用ボックス本体1の前方及び後方への移動を
より確実に拘束することができる。
【0065】さらに、弾性変形可能な前後対向壁35の
前側の対向壁33の下孔33Aと後側の対向壁34の下
孔34Aにビス26を螺入して、前側の対向壁33と後
側の対向壁34とで左側の立上がり固定棒2Cを挟着す
るとともに、弾性変形可能な前後対向壁38の前側の対
向壁36の下孔36Aと後側の対向壁37の下孔37A
にビス26を螺入して、前側の対向壁36と後側の対向
壁37とで右側の立上がり固定棒2Dを挟着することに
より、左側の立上がり固定棒2Cと右側の立上がり固定
棒2Dに対して配線用ボックス1を確実かつ強固に固定
することができ、しかも左右方向へのスライド移動も確
実に防止することができる。
【0066】前記実施の形態では、第1溝18の上下の
延長線上に弾性変形可能な薄肉の前後対向壁35を設け
るとともに、第2溝19の上下の延長線上に弾性変形可
能な薄肉の前後対向壁38を設けているが、第1溝18
の上下の延長線上および第2溝19の上下の延長線上の
うち少なくともいずれか1つの延長の位置に弾性変形可
能な薄肉の前後対向壁35もしくは弾性変形可能な薄肉
の前後対向壁38を設け、その前後対向壁35(38)
に左側の立上がり固定棒2Cあるいは右側の立上がり固
定棒2Dを受け入れるように構成してもよい。
【0067】
【発明の効果】本発明に係る配線用ボックスの固定棒へ
の取付装置によれば、上側の横向き固定棒と下側の横向
き固定棒または左側の立上がり固定棒と右側の立上がり
固定棒に対して、前側から配線用ボックス本体を押し込
む簡単な作業によって、配線用ボックス本体を上側の横
向き固定棒と下側の横向き固定棒もしくは左側の立上が
り固定棒と右側の立上がり固定棒に対して容易に嵌める
ことができるので、間仕切り壁の空間や二重天井などの
空間の所定位置に配線用ボックス本体を配設する作業が
容易になる。また、上側の横向き固定棒と下側の横向き
固定棒または左側の立上がり固定棒と右側の立上がり固
定棒が凹状片部や前後対向壁あるいは弾性変形可能な前
後対向壁に入れられることで、配線用ボックス本体の前
方及び後方への移動をより確実に拘束することができる
とともに、凹状片部や前後対向壁の前側の壁の前方より
螺入させたビスの先端と後側の壁とで、上側の横向き固
定棒と下側の横向き固定棒の少なくとも一方あるいは左
側の立上がり固定棒と右側の立上がり固定棒の少なくと
も一方を挟着することにより、前記固定棒に対して配線
用ボックス本体を確実かつ強固に固定することができる
のみならず左右方向あるいは上下方向にもスライド移動
できないようにすることができ、さらに、弾性変形可能
な前後対向壁の前側の対向壁と後側の対向壁にビスを螺
入して、前側の対向壁と後側の対向壁とで上側の横向き
固定棒と下側の横向き固定棒の少なくとも一方あるいは
左側の立上がり固定棒と右側の立上がり固定棒の少なく
とも一方を挟着することにより、前記固定棒に対して配
線用ボックス本体を確実かつ強固に固定することができ
るのみならず左右方向あるいは上下方向にもスライド移
動できないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の一実施の形態を後側から
見た斜視図である。
【図2】図1のA−A線拡大断面図である。
【図3】上側の横向き固定棒と下側の横向き固定棒の架
設状態を示す正面図である。
【図4】固定棒の前側に配線用ボックス本体を接近して
位置させた状態を示す拡大断面図である。
【図5】請求項1および請求項4記載の発明の一方の固
定棒が第1溝と凹状片部に受入れられかつビス止めされ
た状態を示す説明図である。
【図6】図5のB−B線拡大断面図である。
【図7】請求項1および請求項4記載の発明の他方の固
定棒が第2溝と凹状片部にに受入れらかつビス止めされ
た状態を示す説明図である。
【図8】図7のC−C線拡大線断面図である。
【図9】請求項1記載の発明に係る配線用ボックス本体
の装着状態を後側から見た斜視図である。
【図10】請求項2および請求項5記載の発明の一方の
固定棒が第1溝と前後対向壁に受入れられかつビス止め
された状態を示す説明図である。
【図11】図10のD−D線拡大断面図である。
【図12】請求項2および請求項5記載の発明の他方の
固定棒が第2溝と前後対向壁に受入れられかつビス止め
された状態を示す説明図である。
【図13】図12のE−E線拡大線断面図である。
【図14】請求項3および請求項6記載の発明の一方の
固定棒が第1溝と弾性変形可能な前後対向壁に受入れら
れかつビス止めされた状態を示す説明図である。
【図15】図14のF−F線拡大断面図である。
【図16】請求項3および請求項6記載の発明の他方の
固定棒が第2溝と弾性変形可能な前後対向壁に受入れら
れかつビス止めされた状態を示す説明図である。
【図17】図16のG−G線断面図である。
【図18】請求項4記載の発明の一実施の形態を後側か
ら見た斜視図である。
【図19】図18のH−H線拡大線断面図である。
【図20】左側の立上がり固定棒と右側の立上がり固定
棒の一例を示す斜視図である。
【図21】請求項4記載の発明に係る配線用ボックス本
体の装着状態を後側から見た斜視図である。
【図22】従来例の平面図である。
【図23】図22の正面図である。
【符号の説明】
1 配線用ボックス本体 2A 上側の横向き固定棒 2B 下側の横向き固定棒 2C 左側の立上がり固定棒 2D 右側の立上がり固定棒 10 前面の開口 11 後部側壁 12 上部側壁 13 下部側壁 14 左部側壁 15 右部側壁 18 第1溝 19 第2溝 20 前側の壁 21 後側の壁 22 凹状片部 23 前側の壁 24 後側の壁 25 凹状片部 26 ビス 27 前側の対向壁 28 後側の対向壁 29 前後対向壁 30 前側の対向壁 31 後側の対向壁 32 前後対向壁 33 弾性変形可能な前側の対向壁 34 弾性変形可能な後側の対向壁 35 弾性変形可能な前後対向壁 36 弾性変形可能な前側の対向壁 37 弾性変形可能な後側の対向壁 38 弾性変形可能な前後対向壁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に開口を有する配線用ボックス本体
    の上部側壁外面の左右方向に上側の横向き固定棒を受け
    入れて前記配線用ボックスの上方への移動を拘束する第
    1溝が、前記配線用ボックス本体の下部側壁外面の左右
    方向には下側の横向き固定棒を受け入れて前記配線用ボ
    ックスの下方への移動を拘束する第2溝がそれぞれ形成
    されていて、前記第1溝に前記上側の横向き固定棒が、
    前記第2溝に前記下側の横向き固定棒がそれぞれ入れら
    れ、 また、前記配線用ボックス本体には、前記第1溝の左右
    の延長線上および前記第2溝の左右の延長線上のうち少
    なくともいずれか1つの延長上の位置に前記上側の横向
    き固定棒あるいは前記下側の横向き固定棒をさらに受け
    入れる前後の壁を持った凹状片部が設けられていて、そ
    の凹状片部に前記上側の横向き固定棒あるいは前記下側
    の横向き固定棒が入れられ、 前記凹状片部の前側の壁の前方より螺入させたビスの先
    端と前記後側の壁とで前記上側の横向き固定棒あるいは
    前記下側の横向き固定棒が挟着されていることを特徴と
    する配線用ボックスの固定棒への取付装置。
  2. 【請求項2】 前面に開口を有する配線用ボックス本体
    の上部側壁外面の左右方向に上側の横向き固定棒を受け
    入れて前記配線用ボックスの上方への移動を拘束する第
    1溝が、前記配線用ボックス本体の下部側壁外面の左右
    方向には下側の横向き固定棒を受け入れて前記配線用ボ
    ックスの下方への移動を拘束する第2溝がそれぞれ形成
    されていて、前記第1溝に前記上側の横向き固定棒が、
    前記第2溝に前記下側の横向き固定棒がそれぞれ入れら
    れ、 また、前記配線用ボックス本体には、前記第1溝の左右
    の延長線上および前記第2溝の左右の延長線上のうち少
    なくともいずれか1つの延長上の位置に前記上側の横向
    き固定棒あるいは前記下側の横向き固定棒をさらに受け
    入れる前後対向壁が設けられていて、その前後対向壁間
    に前記上側の横向き固定棒あるいは前記下側の横向き固
    定棒が入れられ、 前記前側の対向壁の前方より螺入させたビスの先端と前
    記後側の対向壁とで前記上側の横向き固定棒あるいは前
    記下側の横向き固定棒が挟着されていることを特徴とす
    る配線用ボックスの固定棒への取付装置。
  3. 【請求項3】 前面に開口を有する配線用ボックス本体
    の上部側壁外面の左右方向に上側の横向き固定棒を受け
    入れて前記配線用ボックスの上方への移動を拘束する第
    1溝が、前記配線用ボックス本体の下部側壁外面の左右
    方向には下側の横向き固定棒を受け入れて前記配線用ボ
    ックスの下方への移動を拘束する第2溝がそれぞれ形成
    されていて、前記第1溝に前記上側の横向き固定棒が、
    前記第2溝に前記下側の横向き固定棒がそれぞれ入れら
    れ、 また、前記配線用ボックス本体には、前記第1溝の左右
    の延長線上および前記第2溝の左右の延長線上のうち少
    なくともいずれか1つの延長上の位置に前記上側の横向
    き固定棒あるいは前記下側の横向き固定棒をさらに受け
    入れる弾性変形可能な前後対向壁が設けられていて、そ
    の前後対向壁間に前記上側の横向き固定棒あるいは前記
    下側の横向き固定棒が入れられ、 前記前側の対向壁の前方より螺入させたビスを前記後側
    の対向壁に螺着して前後の対向壁に前記上側の横向き固
    定棒あるいは前記下側の横向き固定棒が挟着されている
    ことを特徴とする配線用ボックスの固定棒への取付装
    置。
  4. 【請求項4】 前面に開口を有する配線用ボックス本体
    の左部側壁外面の上下方向に左側の立上がり固定棒を受
    け入れて前記配線用ボックスの左方への移動を拘束する
    第1溝が、前記配線用ボックス本体の右部側壁外面の上
    下方向には右側の立上がり固定棒を受け入れて前記配線
    用ボックスの右方への移動を拘束する第2溝がそれぞれ
    形成されていて、前記第1溝に前記左側の立上がり固定
    棒が、前記第2溝に前記右側の立上がり固定棒がそれぞ
    れ入れられ、 また、前記配線用ボックス本体には、前記第1溝の上下
    の延長線上および前記第1溝の上下の延長線上のうち少
    なくともいずれか1つの延長上の位置に前記左側の立上
    がり固定棒あるいは前記右側の立上がり固定棒をさらに
    受け入れる前後の壁を持った凹状片部が設けられてい
    て、その凹状片部に前記左側の立上がり固定棒あるいは
    前記右側の立上がり固定棒が入れられ、 前記凹状片部の前側の壁の前方より螺入させたビスの先
    端と前記後側の壁とで前記左側の立上がり固定棒あるい
    は前記右側の立上がり固定棒が挟着されていることを特
    徴とする配線用ボックスの固定棒への取付装置。
  5. 【請求項5】 前面に開口を有する配線用ボックス本体
    の左部側壁外面の上下方向に左側の立上がり固定棒を受
    け入れて前記配線用ボックスの左方への移動を拘束する
    第1溝が、前記配線用ボックス本体の右部側壁外面の上
    下方向には右側の立上がり固定棒を受け入れて前記配線
    用ボックスの右方への移動を拘束する第2溝がそれぞれ
    形成されていて、前記第1溝に前記左側の立上がり固定
    棒が、前記第2溝に前記右側の立上がり固定棒がそれぞ
    れ入れられ、 また、前記配線用ボックス本体には、前記第1溝の上下
    の延長線上および前記第2溝の上下の延長線上のうち少
    なくともいずれか1つの延長上の位置に前記左側の立上
    がり固定棒あるいは前記右側の立上がり固定棒をさらに
    受け入れる前後対向壁が設けられていて、その前後対向
    壁間に前記左側の立上がり固定棒あるいは前記右側の立
    上がり固定棒が入れられ、 前記前側の対向壁の前方より螺入させたビスの先端と前
    記後側の対向壁とで前記左側の立上がり固定棒あるいは
    前記右側の立上がり固定棒が挟着されていることを特徴
    とする配線用ボックスの固定棒への取付装置。
  6. 【請求項6】 前面に開口を有する配線用ボックス本体
    の左部側壁外面の上下方向に左側の立上がり固定棒を受
    け入れて前記配線用ボックスの左方への移動を拘束する
    第1溝が、前記配線用ボックス本体の右部側壁外面の上
    下方向には右側の立上がり固定棒を受け入れて前記配線
    用ボックスの右方への移動を拘束する第2溝がそれぞれ
    形成されていて、前記第1溝に前記左側の立上がり固定
    棒が、前記第2溝に前記右側の立上がり固定棒がそれぞ
    れ入れられ、 また、前記配線用ボックス本体には、前記第1溝の上下
    の延長線上および前記第2溝の上下の延長線上のうち少
    なくともいずれか1つの延長上の位置に前記左側の立上
    がり固定棒あるいは前記右側の立上がり固定棒をさらに
    受け入れる弾性変形可能な前後対向壁が設けられてい
    て、その前後対向壁間に前記左側の立上がり固定棒ある
    いは前記右側の立上がり固定棒が入れられ、 前記前側の対向壁の前方より螺入させたビスを前記後側
    の対向壁に螺着して前後の対向壁に前記左側の立上がり
    固定棒あるいは前記右側の立上がり固定棒が挟着されて
    いることを特徴とする配線用ボックスの固定棒への取付
    装置。
JP8294156A 1996-11-06 1996-11-06 配線用ボックスの固定棒への取付装置 Pending JPH10145936A (ja)

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