JPH10145424A - 情報通信方法 - Google Patents

情報通信方法

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JPH10145424A
JPH10145424A JP8304747A JP30474796A JPH10145424A JP H10145424 A JPH10145424 A JP H10145424A JP 8304747 A JP8304747 A JP 8304747A JP 30474796 A JP30474796 A JP 30474796A JP H10145424 A JPH10145424 A JP H10145424A
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band
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Yukio Atsumi
幸雄 渥美
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Ultra High Speed Network and Computer Technology Laboratories
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アプリケーションにとって有用な通信帯域を
可能な限り確保して、通信サービスの品質向上とネット
ワーク資源の有効利用を図ることを目的としている。 【解決手段】 送信元ノードN1側からCRパケットで
通知された取得帯域B、最低帯域Mおよび増分単位帯域
Dとに基づいて、対応する回線の未割当帯域から取得帯
域B、または未割当帯域以下であって最低帯域Mから増
分単位帯域Dづつ増やした帯域を取得帯域Bとして仮確
保して宛先ノードN4側へ通知し、宛先ノードからCA
パケットで通知された取得帯域Bに基づいて仮確保して
おいた割当帯域のうち余分な帯域を解放する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報通信方法に関
し、特に動画像通信などのように連続した情報を通信す
る情報通信サービスを実現する場合に用いる情報通信方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】動画像通信などのように連続した情報を
通信する連続メディア通信では、所定の通信品質を満足
するために、通信に用いる帯域をある程度保証する帯域
保証型のトランスポートレイヤ・コネクションまたはネ
ットワークレイヤ・コネクションが必要となる。このた
め、端末間のコネクションを設定する際に、経由する通
信回線ごとに所定の帯域を確保する必要がある。
【0003】従来、各通信回線にて所望の帯域を指定す
る方法としては、(a)希望値のみを指定する方法や、
(b)希望値と最低値の2つの組で指定する方法があ
る。また要求値を満たす帯域を確保できなかった場合に
は、(イ)ビジー中としてコネクション設定失敗とした
り、(ロ)取りあえず確保できるだけの帯域を確保して
コネクションを設定して通信開始するといった方法があ
る。したがって、連続メディア通信に用いられる情報通
信方法として、これら(a)(b)と(イ)(ロ)とが
それぞれ組み合わせた種々の方法があった。
【0004】例えば、連続メディア通信への適用を目的
としたレイヤ3プロトコルの代表例として、ST2(In
ternet STream Protocol Version 2 :rfc1819 )があ
り、上記(b)と(イ)とを組み合わせた方法である。
ST2では、アプリケーションは必要とする通信サービ
ス品質(QoS)をフロースペック(FlowSpec)という
形で指定し、コネクション設定パケットに設定される。
フロースペックのうち、通信帯域については、希望値と
最低値の2つを指定できるようになっている。
【0005】宛先ノードまでの各中継ノードは、コネク
ション設定パケットを受信すると、フロースペックに記
されたQoSを実現するのに必要なネットワーク資源を
確保して中継する。このとき、利用可能な資源量に応じ
て、フロースペックの値を更新して中継する。また、必
要な資源を確保できない場合は、コネクション設定失敗
パケットを送信元ノードに向けて送信し、各ノードは確
保済みの資源を返却するものとなっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の情報通信方法では、動画像通信に使用される
映像符号化方式のうち、低速から高速まで各種の通信帯
域に対応した方式のアプリケーションに用いることがで
きないという問題点があった。帯域に応じて符号化速度
を調整できる映像符号化方式の一例として、ITU−T
勧告H.261「p×64 kb/s オーディオビジ
ュアル通信用映像符号化方式」がある。この符号化方式
で使用する通信帯域は、64kb/s×pで設定され
(pは1〜30の整数)、利用できる通信帯域に応じた
品質で動画像通信を行うことができる。
【0007】ところが、前述した従来の方法(a)や
(b)では、上記のような各種通信帯域に応じた動画像
通信の符号化方式を有効利用できない。すなわち、確保
できた帯域に応じた符号化方式を適用することにより、
よりよい品質の通信サービスを実現することが考えられ
るが、(a)では希望値のみの指定であるため、希望値
が確保できない場合には通信を行えない。また(b)で
は、希望値および最低値を指定するものであるが、その
間の設定ができないので、上記のITU−T勧告H.2
61のような符号化方式を有効に利用できない。
【0008】一方(ロ)では、コネクションの設定が可
能であるが、アプリケーションが必要とする最低限の帯
域確保を保証できない恐れがあり、実効的に通信できな
い場合がある。また、最低限以上の帯域確保はできたと
しても、余分な帯域まで確保してしまう恐れがあり、ネ
ットワークの資源の有効利用が図れない。さらに、上記
の問題は、コネクションの属性が両方向データ転送で、
上りと下りで必要帯域が異なる場合についても存在し、
適切な帯域確保の対処方法は確立されていないというよ
うな問題点があった。本発明はこのような課題を解決す
るためのものであり、アプリケーションにとって有用な
通信帯域を可能な限り確保して、通信サービスの品質向
上とネットワーク資源の有効利用を図ることを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明による情報通信方法は、送信元ノード
にて、上位アプリケーションから要求された要求帯域、
最低帯域および増分単位帯域に基づいて、宛先ノード側
の隣接ノードとの間の回線の未割当帯域から要求帯域
分、または未割当帯域以下であって最低帯域から増分単
位帯域づつ増やした帯域のうち確保可能な最大の帯域を
取得帯域として仮確保し、これら最低帯域、増分単位帯
域および取得帯域をコネクション設定要求通知にて宛先
ノード側の隣接ノードへ通知し、中継ノードは、コネク
ション設定要求通知にて通知された最低帯域、増分単位
帯域および取得帯域に基づいて、宛先ノード側の隣接ノ
ードとの間の回線の未割当帯域から取得帯域分、または
未割当帯域以下であって最低帯域から増分単位帯域づつ
増やした帯域のうち確保可能な最大の帯域を取得帯域と
して仮確保し、これら最低帯域、増分単位帯域および取
得帯域をコネクション設定要求通知にて宛先ノード側の
隣接ノードへ通知し、宛先ノードは、コネクション設定
要求通知にて最終的に通知された取得帯域を含むコネク
ション設定応答通知を送信元ノード側の隣接ノードに返
送し、中継ノードは、コネクション設定応答通知にて通
知された取得帯域に基づいて当初仮確保しておいた帯域
のうち余分な帯域を解放するとともに、このコネクショ
ン設定応答通知を送信元ノード側の隣接ノードに転送
し、送信元ノードは、コネクション設定応答通知により
通知された取得帯域に基づいて当初仮確保しておいた帯
域のうち余分な帯域を解放するとともに、通知された取
得帯域を有するコネクションが宛先ノードとの間で設定
されたことを上位アプリケーションに通知するようにし
たものである。したがって、送信元ノードおよび中継ノ
ードにて、上位アプリケーションから要求された要求帯
域または送信元ノード側の隣接ノードから通知された取
得帯域と、最低帯域および増分単位帯域とに基づいて、
宛先ノード側の隣接ノードとの間の回線の未割当帯域か
ら要求帯域分、または未割当帯域以下であって最低帯域
から増分単位帯域づつ増やした帯域のうち確保可能な最
大の帯域が取得帯域としてそれぞれ仮確保され、宛先ノ
ードから返送されたコネクション設定応答通知にて通知
された最終的な取得帯域に基づいて、当初仮確保してお
いた帯域のうち余分な帯域が解放される。
【0010】また、本発明の他の情報通信方法は、両方
向データ転送の属性を持つコネクションにおいて、送信
元ノードにて、送信元ノードから宛先ノードへの下りコ
ネクションと宛先ノードから送信元ノードへの上りコネ
クションとについて、上位アプリケーションからそれぞ
れ個別に要求された要求帯域、最低帯域および増分単位
帯域のうち、下りコネクションに対する要求帯域、最低
帯域および増分単位帯域に基づいて、宛先ノード側の隣
接ノードとの間の回線の未割当帯域から要求帯域分、ま
たは未割当帯域以下であって最低帯域から増分単位帯域
づつ増やした帯域のうち確保可能な最大の帯域を取得帯
域として仮確保し、これら両コネクションの最低帯域、
増分単位帯域および取得帯域をコネクション設定要求通
知にて宛先ノード側の隣接ノードへ通知し、中継ノード
は、コネクション設定要求通知にて通知された下りコネ
クションの最低帯域、増分単位帯域および取得帯域に基
づいて、宛先ノード側の隣接ノードとの間の回線の未割
当帯域から取得帯域分、または未割当帯域以下であって
最低帯域から増分単位帯域づつ増やした帯域のうち確保
可能な最大の帯域を取得帯域として仮確保するととも
に、上りコネクションの最低帯域、増分単位帯域および
取得帯域に基づいて、送信元ノード側の隣接ノードとの
間の回線の未割当帯域から取得帯域分、または未割当帯
域以下であって最低帯域から増分単位帯域づつ増やした
帯域のうち確保可能な最大の帯域を取得帯域として仮確
保し、これら両コネクションの最低帯域、増分単位帯域
および取得帯域をコネクション設定要求通知にて宛先ノ
ード側の隣接ノードへ通知し、宛先ノードは、コネクシ
ョン設定要求通知にて通知された上りコネクションの最
低帯域、増分単位帯域および取得帯域に基づいて、送信
元ノード側の隣接ノードとの間の回線の未割当帯域から
取得帯域分、または未割当帯域以下であって最低帯域か
ら増分単位帯域づつ増やした帯域のうち確保可能な最大
の帯域を取得帯域として仮確保し、この上りコネクショ
ンの最終的な取得帯域およびコネクション設定要求通知
にて最終的に通知された下りコネクションの取得帯域を
含むコネクション設定応答通知を送信元ノード側の隣接
ノードに返送し、中継ノードは、コネクション設定応答
通知にて通知された個々のコネクションの取得帯域に基
づいて当初仮確保しておいた帯域のうち余分な帯域をそ
れぞれ解放するとともに、このコネクション設定応答通
知を送信元ノード側の隣接ノードに転送し、送信元ノー
ドは、コネクション設定応答通知により通知された下り
コネクションの取得帯域に基づいて当初仮確保しておい
た下りコネクションの帯域のうち余分な帯域を解放する
とともに、通知された下りと上りの個々の取得帯域を有
する各コネクションが宛先ノードとの間で設定されたこ
とを上位アプリケーションに通知するようにしたもので
ある。したがって、送信元ノード、中継ノードおよび宛
先ノードにて、上位アプリケーションから下り/上りコ
ネクションについて個別に要求された要求帯域または送
信元ノード側の隣接ノードから通知された取得帯域と、
最低帯域および増分単位帯域とに基づいて、宛先ノード
側の隣接ノードとの間の回線、あるいは送信元ノード側
の隣接ノードとの間の回線の未割当帯域から要求帯域
分、または未割当帯域以下であって最低帯域から増分単
位帯域づつ増やした帯域のうち確保可能な最大の帯域が
取得帯域としてそれぞれ仮確保され、宛先ノードから返
送されたコネクション設定応答通知にて通知された最終
的な取得帯域に基づいて、それぞれのコネクションに対
して当初仮確保しておいた帯域のうち余分な帯域が解放
される。
【0011】また、増分単位帯域として、確保する帯域
を増加させた場合に上位アプリケーションにとって有効
と判断される帯域増加分を設定するようにしたものであ
る。また、中継ノードにて、未割当帯域が最低帯域より
小さい場合には、送信元ノード側の隣接ノードに対して
直ちにコネクション設定失敗通知を返送し、コネクショ
ン設定失敗通知の受信に応じて当初仮確保しておいた帯
域を直ちに解放するとともに、このコネクション設定失
敗通知を送信元ノード側の隣接ノードに対して直ちに転
送し、送信元ノードは、コネクション設定失敗通知の受
信に応じて当初仮確保しておいた帯域を直ちに解放し、
上位アプリケーションに対してコネクションの設定失敗
を通知するようにしたものである。したがって、コネク
ション設定失敗に応じて個々のノードで仮確保されてい
た帯域が直ちに解放される。また、中継ノードおよび宛
先ノードは、下りまたは上りコネクションのいずれかに
て未割当帯域が最低帯域より小さい場合には、送信元ノ
ード側の隣接ノードに対して直ちにコネクション設定失
敗通知を返送し、コネクション設定失敗通知の受信に応
じて下りと上りの個々のコネクションごとに当初仮確保
しておいた帯域を直ちにそれぞれ解放するとともに、こ
のコネクション設定失敗通知を送信元ノード側の隣接ノ
ードに対して直ちに転送し、送信元ノードは、コネクシ
ョン設定失敗通知の受信に応じて個々のコネクションご
とに当初仮確保しておいた帯域を直ちにそれぞれ解放
し、上位アプリケーションに対して両コネクションの設
定失敗を通知するようにしたものである。したがって、
下り/上りいずれかのコネクションにて発生したコネク
ション設定失敗に応じて個々のノードで仮確保されてい
た両コネクションの帯域が直ちに解放される。
【0012】また、送信元ノードにて、未割当帯域から
要求帯域分を仮確保する場合、未割当帯域が要求帯域分
以上ある場合には要求帯域分を取得帯域として仮確保
し、未割当帯域が要求帯域分より小さい場合には未割当
帯域すべてを取得帯域として仮確保し、中継ノードは、
未割当帯域から取得帯域分を仮確保する場合、未割当帯
域が取得帯域分以上ある場合には取得帯域分を新たな取
得帯域として仮確保し、未割当帯域が取得帯域分より小
さい場合には未割当帯域すべてを新たな取得帯域として
仮確保し、宛先ノードは、最終的に仮確保された取得帯
域が要求帯域と等しい場合には、この取得帯域を含むコ
ネクション設定通知を送信元ノード側の隣接ノードに返
送し、最終的に仮確保された取得帯域が要求帯域より小
さい場合には、この取得帯域以下であって最低帯域から
増分単位帯域づつ増やした帯域のうち確保可能な最大の
帯域を取得帯域とし、この取得帯域を含むコネクション
設定通知を送信元ノード側の隣接ノードに返送するよう
にしたものである。したがって、未割当帯域が要求帯域
または取得帯域分より小さい場合、送信元ノードまたは
中継ノードでは未割当帯域すべてが取得帯域として仮確
保されて、コネクション設定要求にて宛先ノードまで順
次通知され、宛先ノードにてこの取得帯域以下であって
最低帯域から増分単位帯域づつ増やした帯域のうち確保
可能な最大の帯域が取得帯域として一括して算出され、
コネクション設定通知にて各ノードに通知される。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施の形態である情報
通信方法による通信ノードのブロック図であり、同図に
おいて、通信ノード1は、アプリケーション処理部1
1、プロトコル処理部12、帯域管理表13、回線対応
部14から構成されている。なお、中継のみを行う通信
ノード(以下、中継ノードという)は、アプリケーショ
ン処理部11を持たない。
【0014】情報通信の当事者である通信ノード(以
下、エンドノードという)は、それぞれ通信回線に接続
され、中継ノードを経由して対向する相手のエンドノー
ドと通信する。プロトコル処理部12は、コネクション
の設定解放、通信帯域の割当、データ送受信、ルーティ
ング等のプロトコルレイヤ3または4の処理を行う。帯
域管理表13は、プロトコル処理部12によって参照・
更新されるものであり、回線ごとにコネクションの割当
帯域と未だ使用されていない未割当帯域の情報を保持し
ている。
【0015】また、アプリケーション処理部11は、ア
プリケーションの実行処理を行い、回線対応部14は通
信回線との電気的整合等のレイヤ1相当の処理を行う。
なお、帯域の単位はbit/secであるが、以下では
説明を簡単にするため単位は省略し、相対値として示し
てある。また、プロトコル処理部12では、割当てられ
た帯域を従来より知られているレート制御の動作パラメ
ータとして設定して、所定のbit/secの速度で送
信処理を行う。
【0016】次に、図2,3を参照して、本発明の第1
の実施の形態による動作として、コネクションの属性が
片方向データ転送であるか、または両方向であるが片方
向のみ帯域確保を行う場合の処理動作について説明す
る。図2はパケットヘッダ構成例を示す説明図であり、
(a)はパケットヘッダの基本構成、(b)はパケット
種別ごとのヘッダ構成を示している。コネクション設定
関係のパケット種別としては、CRパケット、CAパケ
ット、およびRJパケットが設けられている。
【0017】CRパケットは、送信元ノードから宛先ノ
ードに対して送信されるコネクション設定要求を示すパ
ケットである。CAパケットは、CRパケットに応じて
宛先ノードから送信元ノードに対して返送されるコネク
ション設定応答を示すパケットである。また、RJパケ
ットは各ノードから送信元ノードに対して返送されるコ
ネクション設定失敗を示すパケットである。各パケット
のパケットヘッダには、それぞれ処理対象となる、宛先
ノードアドレス、送信元ノードアドレス、およびコネク
ション識別子の他に、そのコネクションの詳細を示す通
信帯域表示が設けられている。
【0018】特に、CRパケットの通信帯域表示には、
設定要求するコネクションを示す情報として要求帯域
R,最低帯域M、増分単位帯域D、取得帯域Bが設けら
れている。要求帯域Rはアプリケーションが希望する要
求値、最低帯域Mはアプリケーションが成立するための
最小の限界値、増分単位帯域Dはアプリケーションから
見て意味のある有用な増分値、取得帯域Bは実際に獲得
できた帯域を示している。また、CAパケットの通信帯
域表示には、宛先ノードにて確認された取得帯域Bが設
けられている。なお、RJパケットの通信帯域表示は利
用されていない。
【0019】図3は4つのノードN1〜N4から構成さ
れる場合の通信フローを示すシーケンス図であり、
(a)はコネクション設定成功例、(b)はコネクショ
ン設定失敗例を示している。図3において、エンドノー
ドすなわち送信元ノードN1,宛先ノードN4が、中継
ノードN2,N3を介して接続されている。以下、××
(R,M,D,B)でパケット種別××と通信帯域表示
(R,M,D,B)を表す。
【0020】なお、上位アプリケーションからの要求帯
域Rは、CRパケットの通信帯域表示にて送信元ノード
N1から中継ノードN2,N3および宛先ノードN4に
対して通知するようにした場合について説明するが、こ
れに限られるものではない。一般的に、コネクション設
定時にはパケットヘッダの所定領域を用いて要求帯域R
を送信元ノードから各中継ノードおよび宛先ノードに通
知することが必須になっている場合が多く、このような
場合には、本発明のようにCRパケットのパケットヘッ
ダに設けられた通信帯域表示の領域に要求帯域Rを格納
する必要はない。
【0021】以下の動作説明では、送信元ノードN1の
アプリケーション処理部11は、実行するアプリケーシ
ョンに応じて、アプリケーションが当初要求する要求帯
域R=30、また最低帯域M=10,増分単位帯域D=
5として、コネクション設定を要求した場合を例に説明
する。まず、図3(a)および図4〜7を参照して、コ
ネクション設定が成功した場合について説明する。図4
はエンドノードにおけるコネクション設定処理を示すフ
ローチャート、図5はエンドノードにおけるパケット受
信処理を示すフローチャート、図6,7は中継ノードに
おけるパケット受信処理を示すフローチャートである。
【0022】送信元ノードN1のプロトコル処理部12
は、アプリケーション処理部11にて実行される上位ア
プリケーションからのコネクション設定要求に応じて、
図4に示すコネクション設定処理を開始する。まず、上
位アプリケーションからのコネクション設定要求にて通
知された宛先ノードアドレスから対応する回線を選択し
(ステップ101)、その回線の未割当帯域を帯域管理
表13から読み出して(ステップ102)、その未割当
帯域とコネクション設定要求にて通知された要求帯域R
とを比較する(ステップ103)。ここで、次の中継ノ
ードN2への回線の未割当帯域=20であることから、
要求帯域R=30を満たせないと判断し(ステップ10
3:NO)、この未割当帯域とコネクション設定要求に
て通知された最低帯域Mとを比較する(ステップ10
4)。
【0023】この場合、最低帯域M=10であることか
ら、中継ノードN2への回線に対して最低帯域M以上の
帯域を確保できると判断して(ステップ104:YE
S)、ステップ105〜109にて、最低帯域Mから増
分単位帯域Dずつ増やすことにより、新取得帯域Bとし
て、未割当帯域以下であって仮確保可能な最大の値を求
める。 B=M+D×n(nは0以上の整数) なお、増分単位帯域Dとは、確保する帯域を増加させた
場合にアプリケーションにとって有効と判断される(意
味のある)増加分を示しており、個々のアプリケーショ
ンに固有の値である。したがって、確保する帯域を増加
させる場合に、この増分単位帯域Dより小さい帯域しか
確保できない場合には、それ以上の帯域増加を中止する
ものとすることにより、無駄な帯域確保を回避すること
ができ、帯域を有効利用できる。
【0024】これにより、新取得帯域B=20が求めら
れ(ステップ105〜109)、これを取得帯域Bとし
て、CR(30,10,5,20)パケットを送信して
(ステップ110)、一連のコネクション設定要求処理
を終了する。なお、コネクション設定要求処理のうち、
例えばステップ106,109にて新取得帯域Bを割り
当てた場合の残りの帯域、すなわち新未割当帯域も求め
て、帯域管理表を更新することにより帯域を仮確保す
る。この場合には、帯域管理表に新規コネクションとし
て割当帯域=20を登録し、また未割当帯域=0に更新
する。
【0025】また、ステップ103において、上位のア
プリケーションからのコネクション設定要求で通知され
た要求帯域R以上に未割当帯域がある場合には(ステッ
プ103:YES)、要求帯域Rを取得帯域Bに設定す
るとともに(ステップ111)、新未割当帯域を求めて
帯域管理表を更新して帯域を仮確保する(ステップ11
2)。この後、次の中継ノードに対してCRパケットを
送信し(ステップ110)、一連のコネクション設定要
求処理を終了する。
【0026】なお、ステップ104にて、未割当帯域が
最低帯域Mより小さい場合には(ステップ104:N
O)、上位アプリケーションが要求した帯域を確保でき
ないと判断し、そのアプリケーションに対してコネクシ
ョン設定失敗を通知して(ステップ113)、一連のコ
ネクション設定要求処理を終了する。このようにして、
送信元ノードN1では、上位のアプリケーションからの
コネクション設定要求に応じて所定の帯域が仮確保さ
れ、次の中継ノードN2に対して帯域割当要求を示すC
Rパケットが送信される。送信元ノードN1からのCR
パケット受信に応じて、中継ノードN2のプロトコル処
理部12は、図6に示すようなCRパケット受信処理を
実施する。
【0027】まず、受信したCRパケットの宛先ノード
アドレスから次回線を選択し(ステップ151)、帯域
管理表13からその回線の未割当帯域を読み出すととも
に、CRパケットから取得帯域Bを読み出す(ステップ
152)。ここで、次の中継ノードN3への回線の未割
当帯域=17と取得帯域B=20とを比較し(ステップ
153)、未割当帯域<取得帯域Bであることから(ス
テップ153:NO)、未割当帯域=17と最低帯域M
=10とを比較する(ステップ154)。
【0028】この場合、未割当帯域≧最低帯域Mである
ことから(ステップ154:YES)、受信した本パケ
ットヘッダの取得帯域B=20を満足できないと判断し
て、ステップ155〜159にて、最低帯域Mから増分
単位帯域Dずつ増やすことにより、新取得帯域Bとし
て、未割当帯域以下であって仮確保可能な最大の値を求
める。 B=M+D×n(nは0以上の整数) これにより、新取得帯域B=15が求められ(ステップ
105〜109)、これを取得帯域Bとして、CR(3
0,10,5,15)パケットを送信して(ステップ1
60)、一連のCRパケット受信処理を終了する。
【0029】なお、CRパケット受信処理、例えばステ
ップ156,159にて、新取得帯域Bを割り当てた場
合の残りの帯域、すなわち新未割当帯域も求めて、帯域
管理表を更新する。この場合には、帯域管理表に新規コ
ネクションとして割当帯域=15を登録し、また未割当
帯域=2に更新する。
【0030】続いて、中継ノードN3では、中継ノード
N2からのCRパケットの受信に応じて、前述と同様に
図6のCR受信パケット処理を実施する。まず、ステッ
プ151〜153にて、次の宛先ノードN4への回線の
未割当帯域とCRパケットで通知された取得帯域Rとを
読み出して比較する。ここで、宛先ノードN4への回線
の未割当帯域=30であるため、受信したCRパケット
の取得帯域B=15を満足できると判断する(ステップ
153:YES)。これにより、パケットヘッダの通信
帯域表示の内容は変更せず、帯域管理表に新規コネクシ
ョンとして割当帯域=15を登録し、また未割当帯域=
15に更新するとともに(ステップ162)、受信した
CRパケットと同じパケットヘッダを有するCR(3
0,10,5,15)パケットを宛先ノードN4に向け
て送信する。
【0031】宛先ノードN4では、中継ノードN3から
のCRパケット受信に応じて、図5(a)のCRパケッ
ト受信処理を実施する。まず、受信したCRパケットの
内容に基づいてコネクション設定要求があったことを上
位アプリケーションに通知する(ステップ121)。こ
こで、上位アプリケーションが通信可能な場合には、受
信したCRパケットの取得帯域B=15を、コネクショ
ン設定応答パケットであるCAパケットの取得帯域Bに
設定することによりCA(15)パケットを作成し(ス
テップ122)、送信元ノードN1ノードに向けて送信
する(ステップ123)。
【0032】これにより、中継ノードN3では図7
(a)に示すCAパケット受信処理を実施する。まず、
ステップ171〜173にて、次の中継ノードN2への
回線の割当帯域とCAパケットで通知された取得帯域B
とを読み出して比較する。ここで、割当帯域=15と取
得帯域B=15とが等しいことから、余分に仮確保した
帯域がないと判断して(ステップ173:NO)、受信
したCAパケットと同じ取得帯域Bを有するCA(1
5)パケットを作成して送信元ノードN1に向けて送信
する(ステップ175)。
【0033】これと同様にして、中継ノードN2では図
7(a)に示すCAパケット受信処理を実施する。この
場合も、割当帯域=15と取得帯域=15とが等しいこ
とから(ステップ173:NO)、受信したCAパケッ
トと同じ取得帯域Bを有するCA(15)パケットを作
成して送信元ノードN1に向けて送信する(ステップ1
75)。なお、割当帯域がCAパケットで通知された取
得帯域Bより大きい場合には(ステップ173:YE
S)、割当帯域と取得帯域Bとの差を未割当帯域に加え
て新たな未割当帯域を算出するとともに、割当帯域に取
得帯域Bを設定することにより帯域管理表を更新するこ
とにより、余分に仮確保した帯域を解放し(ステップ1
74)、取得帯域Bを有するCAパケットを送信する
(ステップ175)。
【0034】このようにして、CAパケットが送信元ノ
ードN1まで転送され、ここで図5(b)に示すCAパ
ケット受信処理が実施される。まず、ステップ131,
132にて、当該コネクションの割当帯域とCAパケッ
トで通知された取得帯域Bとを読み出して比較する。こ
こで割当帯域=20が取得帯域B=15より大きいこと
から割当帯域として余分に仮確保されていると判断して
(ステップ132:YES)、割当帯域と取得帯域Bと
の差を未割当帯域に加えて新たな未割当帯域を算出して
帯域管理表を更新することにより、余分に仮確保した帯
域を解放し(ステップ133)、取得帯域Bを上位アプ
リケーションに対して通知して(ステップ134)、C
Aパケット受信処理を終了する。
【0035】これにより、送信元ノードN1のアプリケ
ーション処理部11では、宛先ノードN4との間で、取
得帯域B=15のコネクションが設定されたことを認識
して、所定の通信処理を開始するものとなる。なお、ス
テップ132において、割当帯域と取得帯域Bとが等し
い場合には、余分に仮確保した帯域がないと判断して
(ステップ132:NO)、帯域管理表を更新せずに、
取得帯域Bを上位アプリケーションに対して通知して
(ステップ134)、CAパケット受信処理を終了す
る。
【0036】次に、図3(b)を参照して、コネクショ
ン設定が失敗した場合について説明する。中継ノードN
2までは、前述した図3(a)のコネクション設定成功
時と同じである。中継ノードN3では、図6のCRパケ
ット受信処理が実施され、ここで宛先ノードN4への回
線の未割当帯域=8であった場合、未割当帯域が取得帯
域B=15より小さく(ステップ153:NO)、かつ
未割当帯域が最低帯域M=10よりも小さいことから、
コネクション設定に必要な帯域が不足していると判断し
て(ステップ154:NO)、コネクション設定失敗を
示すRJパケットを作成して、送信元ノードN1に向け
て返送する(ステップ163)。
【0037】これに応じて、中継ノードN2では、図7
(b)に示すRJパケット受信処理を実施する。まず、
ステップ181,182にて、中継ノードN3への回線
の帯域管理表から当該コネクションの割当帯域=15を
読み出し、これを未割当帯域に加算して新たな未割当帯
域=17を算出して帯域管理表を更新することにより、
不要となった帯域を解放するとともに、帯域管理表から
そのコネクションに関する情報を削除し(ステップ18
3)、コネクション設定失敗を示すRJパケットを作成
して、送信元ノードN1に向けて返送する(ステップ1
84)。
【0038】これに応じて、送信元ノードN1では、図
5(c)に示すRJパケット受信処理を実施する。ま
ず、中継ノードN2への回線の帯域管理表から当該コネ
クションの割当帯域=20を読み出し(ステップ14
1)、これを未割当帯域に加算して新たな未割当帯域=
20を算出して帯域管理表を更新することにより、不要
となった帯域を解放するとともに、帯域管理表からその
コネクションに関する情報を削除し(ステップ14
2)、コネクション設定失敗を上位アプリケーションに
通知する(ステップ143)。これにより、送信元ノー
ドN1のアプリケーション処理部11は、宛先ノードN
4へのコネクション設定要求が失敗したことを認識す
る。
【0039】次に、図8,9を参照して、本発明の第2
の実施の形態による動作として、コネクションの属性が
両方向データ転送であり、両方向で帯域確保する場合の
処理動作について説明する。図8はパケットヘッダ構成
例を示す説明図であり、前述の図2(b)と同様に、パ
ケットヘッダとして通信帯域表示(要求帯域R,最低帯
域M、増分単位帯域D、取得帯域B)を有している。ま
た、両方向のコネクションごとに、下りコネクションに
関する通信帯域表示としてSb、また上りコネクション
の通信帯域表示としてDbが設けられている。なお、本
発明では、同一コネクションのうち送信元ノードN1か
ら宛先ノードN4への下り方向を下りコネクションと表
現し、またこれとは逆に同一コネクションのうち宛先ノ
ードN4から送信元ノードN1への上り方向を上りコネ
クションと表現する。
【0040】図9は4つのノードN1〜N4から構成さ
れる場合の通信フローを示すシーケンス図であり、
(a)はコネクション設定成功例、(b)はコネクショ
ン設定失敗例を示している。なお、各ノードにおけるコ
ネクション設定要求処理およびパケット受信処理は、前
述した図5〜8とほぼ同様であることから、フローチャ
ートを用いた詳細な説明は省略する。主な相違点は、前
述の図5〜8では、各ノードにおいて送信元ノードN1
から宛先ノードN4に向かう下りコネクションについて
のみ行うものとなっていたが、ここでは、宛先ノードN
4から送信元ノードN1に向かう上りコネクションにつ
いても同様の処理が行われるということである。
【0041】なお、××(Sb:R,M,D,B)(D
b:R,M,D,B)により、パケット種別××、送信
元から宛先方向の通信帯域表示(Sb:R,M,D,
B)、宛先から送信元方向の通信帯域表示(Db:R,
M,D,B)を表す。以下の動作説明では、送信元ノー
ドN1のアプリケーション処理部11は、実行するアプ
リケーションに応じて、下りコネクションに対して前述
と同様のコネクション設定を要求し、上りコネクション
に対して当初要求する要求帯域R=50、また最低帯域
M=20,増分単位帯域D=5としてコネクション設定
を要求した場合を例に説明する。
【0042】まず、コネクション設定が成功した場合に
ついて説明する。送信元ノードN1のプロトコル処理部
12は、アプリケーション処理部11にて実行される上
位アプリケーションからのコネクション設定要求に応じ
て、図4に示すコネクション設定処理を開始する。ま
ず、下りコネクションに対するコネクション設定要求と
して前述と同様のステップ101〜109にて新取得帯
域B=20を求める。また、上り回線については送信元
ノードであり当該コネクションが存在しない。
【0043】したがって、両コネクションに対するコネ
クション設定パケットCR(Sb:30,10,5,2
0)、(Db:50,20,5,−)を作成して中継ノ
ードN2に送信する。なお、帯域管理表13には、新規
コネクションとして下りコネクションを示す割当帯域=
20を登録し、帯域管理表13の未割当帯域=0とす
る。
【0044】中継ノードN2ではこのCRパケットの受
信に応じて、前述した図6のCRパケット受信処理によ
り、まず通信帯域表示Sbに基づいて下りコネクション
について前述と同様の処理を行い、取得帯域B=15を
求める(ステップ151〜159)。続いて、通信帯域
表示Dbに基づいて上りコネクションについて処理を行
う。ここでは中継ノードN2から送信元ノードN1への
回線が対象となる。この場合には、その未割当帯域=3
0であり、上位アプリケーションからの要求帯域R=5
0であることから、取得帯域B=30となる。
【0045】なお、上位アプリケーションからの要求帯
域Rは、CRパケットの通信帯域表示にて送信元ノード
N1から中継ノードN2,N3および宛先ノードN4に
対して通知するようにした場合について説明するが、こ
れに限られるものではない。一般的に、コネクション設
定時にはパケットヘッダの所定領域を用いて要求帯域R
を送信元ノードから各中継ノードおよび宛先ノードに通
知することが必須になっている場合が多く、このような
場合には、本発明のようにCRパケットのパケットヘッ
ダに設けられた通信帯域表示の領域に要求帯域Rを格納
する必要はない。
【0046】このようにして、両コネクションの取得帯
域Bが求められ、新たなCRパケットを作成して中継ノ
ードN3に送信する(ステップ160)。この場合に
は、CR(Sb:30,10,5,15)、(Db:5
0,20,5,30)パケットが作成されて送信される
とともに、帯域管理表13に新規コネクションの登録と
未割当帯域の更新が行われる。
【0047】以下同様にして、中継ノードN3で両コネ
クションに対する取得帯域Bが求められ、この場合に
は、CR(Sb:30,10,5,15)、(Db:5
0,20,5,25)パケットが作成されて送信される
とともに、帯域管理表13に新規コネクションの登録と
未割当帯域の更新が行われる。続いて、宛先ノードN4
では、図5(a)のCRパケット受信処理により、受信
したCRパケットに基づいて、上りコネクションについ
てのみ図4に示すような帯域割当の処理が実施され、こ
こでは取得帯域B=20が求められる。
【0048】このようにして、宛先ノードN4では、最
終的な取得帯域として下りコネクションの取得帯域B=
15と上りコネクションの取得帯域B=20とを認識
し、コネクション設定応答CAパケットに設定して、送
信元ノードN1に向けてCA(Sb:15)、(Db:
20)を送信する(ステップ121〜123)。これに
より、中継ノードN3,N2では、受信したCAパケッ
トの取得帯域Bと各コネクションの割当帯域とを比較し
て、余分に仮確保した帯域がある場合にはこれを解放す
るとともに、帯域管理表を更新し、CAパケットを送信
元ノードN1に向けて送信する。
【0049】したがって、中継ノードN3では、上りコ
ネクションにおいて余分に仮確保した帯域=25−20
=5が解放され、中継ノードN2では、上りコネクショ
ンにおいて余分に仮確保した帯域=30−20=10が
解放される。さらに、送信元ノードN1では、CAパケ
ットの受信に応じて図5(b)に示す処理を実施し、受
信したCAパケットの取得帯域Bと下りコネクションの
割当帯域とを比較して、余分に仮確保した帯域=20−
15=5を解放するとともに、帯域管理表を更新し、取
得帯域Bを上位アプリケーションに通知する(ステップ
131〜134)。これにより、送信元ノードN1のア
プリケーション処理部11は、宛先ノードN4との間に
て、取得帯域B=15の下りコネクションと、取得帯域
=20の上りコネクションが設定されたことを認識す
る。
【0050】次に、図9(b)を参照して、コネクショ
ン設定が失敗した場合について説明する。中継ノードN
2までは、前述のコネクション設定成功時と同じであ
る。中継ノードN3では、図6のCRパケット受信処理
が下りコネクションについて実施され、ここで宛先ノー
ドN4への回線の未割当帯域=8であった場合、未割当
帯域が取得帯域B=15より小さく(ステップ153:
NO)、かつ未割当帯域が最低帯域M=10よりも小さ
いことから、コネクション設定に必要な帯域が不足して
いると判断して(ステップ154:NO)、コネクショ
ン設定失敗を示すRJパケットを作成して、送信元ノー
ドN1に向けて返送する(ステップ163)。
【0051】これに応じて、中継ノードN2では、前述
の図7(b)に示すRJパケット受信処理を両コネクシ
ョンに対して実施し、これにより不要となった帯域がそ
れぞれ解放される(ステップ181〜184)。さら
に、送信元ノードN1では、前述した図5(c)に示す
RJパケット受信処理を下りコネクションについて実施
して、不要となった帯域を解放するとともに、コネクシ
ョン設定失敗を上位アプリケーションに通知する(ステ
ップ141〜143)。これにより、送信元ノードN1
のアプリケーション処理部11は、宛先ノードN4への
コネクション設定要求が失敗したことを認識する。
【0052】このように、送信元ノードでは、上位アプ
リケーションから要求された要求帯域R、最低帯域Mお
よび増分単位帯域Dに基づいて、対応する回線の未割当
帯域から要求帯域R分、または未割当帯域以下であって
最低帯域Mから増分単位帯域Dづつ増やした帯域を取得
帯域Bとして仮確保し、これら最低帯域M、増分単位帯
域Dおよび取得帯域Bをコネクション設定要求パケット
CRにて宛先ノードN4側へ通知し、各中継ノードで
は、CRパケットにて通知された最低帯域M、増分単位
帯域Dおよび取得帯域Bに基づいて、対応する回線の未
割当帯域から取得帯域B分、または未割当帯域以下であ
って最低帯域Mから増分単位帯域Dづつ増やした帯域を
取得帯域Bとして仮確保し、これら最低帯域M、増分単
位帯域Dおよび取得帯域Bをコネクション設定要求パケ
ットCRにて宛先ノードN4側へ通知するようにしたも
のである。
【0053】さらに、宛先ノードでは、CRパケットに
て最終的に通知された取得帯域Bを含むコネクション設
定応答CAパケットを送信元ノードN1側に返送し、各
中継ノードでは、CAパケットにて通知された取得帯域
Bに基づいてCRパケットにて仮確保した割当帯域のう
ち余分な帯域を解放するとともに、CAパケットを送信
元ノードN1側に転送し、送信元ノードN1では、CA
パケットに通知された取得帯域Bに基づいてCRパケッ
トにて仮確保した割当帯域のうち余分な帯域を解放する
とともに、取得帯域Bのコネクションが宛先ノードまで
設定されたことを上位アプリケーションに通知するよう
にしたものである。
【0054】したがって、従来のコネクション設定要求
のように、希望値のみの指定、あるいは希望値および最
低値を指定する方法と比較して、各回線の未割当帯域に
応じて、希望値または希望値に最も近い帯域量を柔軟に
確保することができ、ITU−T勧告H.261「p×
64 kb/s オーディオビジュアル通信用映像符号
化方式」などのように、利用できる通信帯域に応じた品
質で動画像通信を行う通信方式を有効利用することがで
きる。
【0055】また、増分単位領域Dとして、確保する帯
域を増加させた場合に上位アプリケーションにとって有
効と判断される(意味のある)増加分、例えば前述のI
TU−T勧告H.261「p×64 kb/s オーデ
ィオビジュアル通信用映像符号化方式」では64kb/
sを設定するようにしたので、各回線において必要最低
限の帯域のみを無駄なく仮確保することができ、その回
線を共用する他のアプリケーションが利用できる帯域が
増加し、ネットワーク資源を有効利用することができ
る。
【0056】また、中継ノードN2,N3において、未
割当帯域が最低帯域より小さく帯域を確保できない場合
には、送信元ノードN1側に対して直ちにコネクション
設定失敗を通知するRJパケットを返送し、このRJパ
ケットを受信した送信元ノードおよび中継ノードは、対
応するコネクションに対して仮確保した帯域を直ちに解
放するようにしたので、コネクション設定に失敗した場
合、その回線を共用する他のアプリケーションが利用で
きる帯域が直ちに増加し、ネットワーク資源を有効利用
することができる。
【0057】また、送信元ノードN1から宛先ノードへ
向かう下りコネクションだけではなく、宛先ノードから
送信元ノードN1へ向かう上りコネクションについて
も、上位アプリケーションからの要求に基づいて各ノー
ドでそれぞれ同時にコネクション設定を行うとともに、
いずれか一方のコネクションで帯域が確保できなかった
場合には、両コネクションに対して仮確保した帯域を直
ちに解放するようにしたので、両方向のコネクションの
設定を一括して行うことができるとともに、コネクショ
ン設定に失敗した場合、その回線の上りおよび下りを共
用する他のアプリケーションが利用できる帯域が直ちに
増加し、ネットワーク資源を有効利用することができ
る。
【0058】なお、以上の説明では、各ノードで帯域を
仮確保する場合に、未割当帯域が要求帯域R分や取得帯
域B分より小さい場合には、未割当帯域以下であって最
低帯域Mから増分単位帯域Dづつ増やした帯域を仮確保
するようにした場合について説明したが、これに限定さ
れるものではなく、例えば、設定可能な帯域を宛先ノー
ドN4にて算出し、CAパケットにて送信元ノードN1
および中継ノードN2,N3に通知するようにしてもよ
い。
【0059】すなわち、送信元ノードN1および中継ノ
ードN2,N3では、未割当帯域が十分ある場合には要
求帯域R分または取得帯域B分を仮確保し、未割当帯域
が要求帯域R分または取得帯域B分より小さい場合には
未割当帯域すべてを取得帯域Bとして仮確保し、CRパ
ケットにて宛先ノード側へ順次通知する。そして、宛先
ノードN4では、コネクションの最終的な取得帯域Bが
要求帯域Rと等しい場合には、これを取得帯域Bとして
CAパケットにて各ノードに通知する。
【0060】一方、コネクションの最終的な取得帯域B
が要求帯域Rを下回る場合には、通知された取得帯域B
以下であって最低帯域Mから増分単位帯域Dづつ増やし
た場合の最大値を取得帯域Bとして算出し、これをコネ
クション設定応答CAパケットにて各ノードに通知す
る。このCAパケットの受信に応じて送信元ノードN1
および中継ノードN2,N3で、対応するコネクション
に対して仮確保しておいた帯域から余分な帯域を解放す
る。したがって、各ノードにおいて未割当帯域が要求帯
域R分や取得帯域B分より小さい場合に行われる取得帯
域Bの算出処理が、宛先ノードにて一括して処理される
ことになり、より高速なコネクション設定を実現するこ
とができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、送信元
ノードおよび中継ノードにて、上位アプリケーションか
ら要求された要求帯域または送信元ノード側の隣接ノー
ドから通知された取得帯域と、最低帯域および増分単位
帯域とに基づいて、宛先ノード側の隣接ノードとの間の
回線の未割当帯域から要求帯域分、または未割当帯域以
下であって最低帯域から増分単位帯域づつ増やした帯域
のうち確保可能な最大の帯域を取得帯域としてそれぞれ
仮確保し、宛先ノードから返送されたコネクション設定
応答通知にて通知された取得帯域に基づいて、当初仮確
保しておいた帯域のうち余分な帯域を解放し、この取得
帯域を有するコネクションが宛先ノードとの間にて設定
されたことを上位アプリケーションに通知するようにし
たものである。したがって、従来のコネクション設定要
求のように、希望値のみの指定、あるいは希望値および
最低値を指定する方法と比較して、各回線の未割当帯域
に応じて、希望値または希望値に最も近い帯域量を柔軟
に確保することができ、ITU−T勧告H.261「p
×64 kb/s オーディオビジュアル通信用映像符
号化方式」などのように、利用できる通信帯域に応じた
品質で動画像通信を行う通信方式を有効利用することが
できる。
【0062】また、送信元ノード、中継ノードおよび宛
先ノードにて、上位アプリケーションから下り/上りコ
ネクションについて個別に要求された要求帯域または送
信元ノード側の隣接ノードから通知された取得帯域と、
最低帯域および増分単位帯域とに基づいて、宛先ノード
側の隣接ノードとの間の回線、あるいは送信元ノード側
の隣接ノードとの間の回線の未割当帯域から要求帯域
分、または未割当帯域以下であって最低帯域から増分単
位帯域づつ増やした帯域のうち確保可能な最大の帯域が
取得帯域としてそれぞれ仮確保し、宛先ノードから返送
されたコネクション設定応答通知にて通知された最終的
な取得帯域に基づいて、それぞれのコネクションに対し
て当初仮確保しておいた帯域のうち余分な帯域を解放
し、これら取得帯域を有する下り/上りコネクションが
宛先ノードとの間にて設定されたことを上位アプリケー
ションに通知するようにしたものである。したがって、
前述と同様に、利用できる通信帯域に応じた品質で動画
像通信を行う通信方式を有効利用することができるとと
もに、両方向のコネクションに要求される帯域が異なる
場合でも、個々のコネクションの設定を一括して行うこ
とができ、より高速なコネクション設定処理を実現でき
る。
【0063】また、増分単位帯域として、確保する帯域
を増加させた場合に上位アプリケーションにとって有効
と判断される帯域増加分を設定するようにしたので、こ
の増加分として、例えば前述のITU−T勧告H.26
1「p×64 kb/s オーディオビジュアル通信用
映像符号化方式」では64kb/sを設定することによ
り、各回線において必要最低限の帯域のみを無駄なく仮
確保することができ、その回線を共用する他のアプリケ
ーションが利用できる帯域が増加し、ネットワーク資源
を有効利用することができる。また、帯域を仮確保する
場合に、未割当帯域が最低帯域より小さい場合には、送
信元ノード側の各ノードに対してコネクション設定失敗
通知を順次転送することにより、各ノードで当初仮確保
しておいた帯域を直ちに解放するようにしたので、コネ
クション設定に失敗した場合、その回線を共用する他の
アプリケーションが利用できる帯域が直ちに増加し、ネ
ットワーク資源を有効利用することができる。また、下
り/上りコネクションを一括して設定する場合に、いず
れかのコネクションにてコネクション設定に失敗した場
合には、送信元ノード側の各ノードに対してコネクショ
ン設定失敗通知を順次転送することにより、各ノードで
両コネクションに対して当初仮確保しておいた帯域を直
ちに解放するようにしたので、いずれか一方のコネクシ
ョンでコネクション設定に失敗した場合、不要となった
他方のコネクションが維持されることがなくなり、上り
および下り回線をそれぞれ共用する他のアプリケーショ
ンが利用できる帯域が直ちに増加し、ネットワーク資源
を有効利用することができる。
【0064】また、未割当帯域が要求帯域または取得帯
域分より小さい場合、送信元ノードまたは中継ノードで
は未割当帯域すべてを取得帯域として仮確保して、コネ
クション設定要求にて宛先ノードまで順次通知し、宛先
ノードにてこの取得帯域以下であって最低帯域から増分
単位帯域づつ増やした帯域のうち確保可能な最大の帯域
を取得帯域として一括して算出し、コネクション設定通
知にて各ノードに通知するようにしたので、各ノードに
おいて未割当帯域が要求帯域R分や取得帯域B分より小
さい場合に行われる取得帯域Bの算出処理が、宛先ノー
ドにて一括して処理されることになり、より高速なコネ
クション設定を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態である情報通信方法に
よるノードを示すブロック図である。
【図2】 パケットヘッダ構成例を示す説明図である。
【図3】 コネクション設定処理を示すシーケンス図で
ある。
【図4】 エンドノードにおけるコネクション設定要求
処理を示すフローチャートである。
【図5】 エンドノードにおけるパケット受信処理を示
すフローチャートである。
【図6】 中継ノードにおけるパケット受信処理を示す
フローチャートである。
【図7】 中継ノードにおける他のパケット受信処理を
示すフローチャートである。
【図8】 他のパケットヘッダ構成例を示す説明図であ
る。
【図9】 他のコネクション設定処理を示すシーケンス
図である。
【符号の説明】
N1…送信元ノード、N2,N3…中継ノード、N4…
宛先ノード、11…アプリケーション処理部、12…プ
ロトコル処理部、13…帯域管理表、14…回線対応
部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信元ノードおよび宛先ノードが1つ以
    上の中継ノードおよび回線を介して接続されている通信
    ネットワークにて、上位アプリケーションからの要求に
    応じて所定帯域を有するコネクションを設定する情報通
    信方法において、 送信元ノードは、 上位アプリケーションから要求された要求帯域、最低帯
    域および増分単位帯域に基づいて、宛先ノード側の隣接
    ノードとの間の回線の未割当帯域から要求帯域分、また
    は未割当帯域以下であって最低帯域から増分単位帯域づ
    つ増やした帯域のうち確保可能な最大の帯域を取得帯域
    として仮確保し、 これら最低帯域、増分単位帯域および取得帯域をコネク
    ション設定要求通知にて宛先ノード側の隣接ノードへ通
    知し、 中継ノードは、 コネクション設定要求通知にて通知された最低帯域、増
    分単位帯域および取得帯域に基づいて、宛先ノード側の
    隣接ノードとの間の回線の未割当帯域から取得帯域分、
    または未割当帯域以下であって最低帯域から増分単位帯
    域づつ増やした帯域のうち確保可能な最大の帯域を取得
    帯域として仮確保し、 これら最低帯域、増分単位帯域および取得帯域をコネク
    ション設定要求通知にて宛先ノード側の隣接ノードへ通
    知し、 宛先ノードは、 コネクション設定要求通知にて最終的に通知された取得
    帯域を含むコネクション設定応答通知を送信元ノード側
    の隣接ノードに返送し、 中継ノードは、 コネクション設定応答通知にて通知された取得帯域に基
    づいて当初仮確保しておいた帯域のうち余分な帯域を解
    放するとともに、このコネクション設定応答通知を送信
    元ノード側の隣接ノードに転送し、 送信元ノードは、 コネクション設定応答通知により通知された取得帯域に
    基づいて当初仮確保しておいた帯域のうち余分な帯域を
    解放するとともに、通知された取得帯域を有するコネク
    ションが宛先ノードとの間で設定されたことを上位アプ
    リケーションに通知することを特徴とする情報通信方
    法。
  2. 【請求項2】 送信元ノードおよび宛先ノードが中継ノ
    ードおよび通信回線を介して接続されている通信ネット
    ワークにて、上位アプリケーションからの要求に応じて
    所定帯域を有するコネクションを設定する情報通信方法
    において、 送信元ノードは、 同一コネクションのうち送信元ノードから宛先ノードへ
    向かう下りコネクションと宛先ノードから送信元ノード
    へ向かう上りコネクションとについて、上位アプリケー
    ションからそれぞれ個別に要求された要求帯域、最低帯
    域および増分単位帯域のうち、下りコネクションに対す
    る要求帯域、最低帯域および増分単位帯域に基づいて、
    宛先ノード側の隣接ノードとの間の回線の未割当帯域か
    ら要求帯域分、または未割当帯域以下であって最低帯域
    から増分単位帯域づつ増やした帯域のうち確保可能な最
    大の帯域を取得帯域として仮確保し、 これら両コネクションの最低帯域、増分単位帯域および
    取得帯域をコネクション設定要求通知にて宛先ノード側
    の隣接ノードへ通知し、 中継ノードは、 コネクション設定要求通知にて通知された下りコネクシ
    ョンの最低帯域、増分単位帯域および取得帯域に基づい
    て、宛先ノード側の隣接ノードとの間の回線の未割当帯
    域から取得帯域分、または未割当帯域以下であって最低
    帯域から増分単位帯域づつ増やした帯域のうち確保可能
    な最大の帯域を取得帯域として仮確保するとともに、上
    りコネクションの最低帯域、増分単位帯域および取得帯
    域に基づいて、送信元ノード側の隣接ノードとの間の回
    線の未割当帯域から取得帯域分、または未割当帯域以下
    であって最低帯域から増分単位帯域づつ増やした帯域の
    うち確保可能な最大の帯域を取得帯域として仮確保し、 これら両コネクションの最低帯域、増分単位帯域および
    取得帯域をコネクション設定要求通知にて宛先ノード側
    の隣接ノードへ通知し、 宛先ノードは、 コネクション設定要求通知にて通知された上りコネクシ
    ョンの最低帯域、増分単位帯域および取得帯域に基づい
    て、送信元ノード側の隣接ノードとの間の回線の未割当
    帯域から取得帯域分、または未割当帯域以下であって最
    低帯域から増分単位帯域づつ増やした帯域のうち確保可
    能な最大の帯域を取得帯域として仮確保し、 この上りコネクションの最終的な取得帯域およびコネク
    ション設定要求通知にて最終的に通知された下りコネク
    ションの取得帯域を含むコネクション設定応答通知を送
    信元ノード側の隣接ノードに返送し、 中継ノードは、 コネクション設定応答通知にて通知された個々のコネク
    ションの取得帯域に基づいて当初仮確保しておいた帯域
    のうち余分な帯域をそれぞれ解放するとともに、このコ
    ネクション設定応答通知を送信元ノード側の隣接ノード
    に転送し、 送信元ノードは、 コネクション設定応答通知により通知された下りコネク
    ションの取得帯域に基づいて当初仮確保しておいた下り
    コネクションの帯域のうち余分な帯域を解放するととも
    に、通知された下りと上りの個々の取得帯域を有する各
    コネクションが宛先ノードとの間で設定されたことを上
    位アプリケーションに通知することを特徴とする情報通
    信方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の情報通信方法に
    おいて、 増分単位帯域として、確保する帯域を増加させた場合に
    上位アプリケーションにとって有効と判断される帯域増
    加分を設定することを特徴とする情報通信方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の情報通信方法において、 中継ノードは、 未割当帯域が最低帯域より小さい場合には、送信元ノー
    ド側の隣接ノードに対して直ちにコネクション設定失敗
    通知を返送し、 コネクション設定失敗通知の受信に応じて当初仮確保し
    ておいた帯域を直ちに解放するとともに、このコネクシ
    ョン設定失敗通知を送信元ノード側の隣接ノードに対し
    て直ちに転送し、 送信元ノードは、コネクション設定失敗通知の受信に応
    じて当初仮確保しておいた帯域を直ちに解放し、 上位アプリケーションに対してコネクションの設定失敗
    を通知することを特徴とする情報通信方法。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の情報通信方法において、 中継ノードおよび宛先ノードは、 下りまたは上りコネクションのいずれかにて未割当帯域
    が最低帯域より小さい場合には、送信元ノード側の隣接
    ノードに対して直ちにコネクション設定失敗通知を返送
    し、 コネクション設定失敗通知の受信に応じて下りと上りの
    個々のコネクションごとに当初仮確保しておいた帯域を
    直ちにそれぞれ解放するとともに、このコネクション設
    定失敗通知を送信元ノード側の隣接ノードに対して直ち
    に転送し、 送信元ノードは、コネクション設定失敗通知の受信に応
    じて個々のコネクションごとに当初仮確保しておいた帯
    域を直ちにそれぞれ解放し、 上位アプリケーションに対して両コネクションの設定失
    敗を通知することを特徴とする情報通信方法。
  6. 【請求項6】 請求項1または2記載の情報通信方法に
    おいて、 送信元ノードは、 未割当帯域から要求帯域分を仮確保する場合、未割当帯
    域が要求帯域分以上ある場合には要求帯域分を取得帯域
    として仮確保し、未割当帯域が要求帯域分より小さい場
    合には未割当帯域すべてを取得帯域として仮確保し、 中継ノードは、 未割当帯域から取得帯域分を仮確保する場合、未割当帯
    域が取得帯域分以上ある場合には取得帯域分を新たな取
    得帯域として仮確保し、未割当帯域が取得帯域分より小
    さい場合には未割当帯域すべてを新たな取得帯域として
    仮確保し、 宛先ノードは、 最終的に仮確保された取得帯域が要求帯域と等しい場合
    には、この取得帯域を含むコネクション設定通知を送信
    元ノード側の隣接ノードに返送し、最終的に仮確保され
    た取得帯域が要求帯域より小さい場合には、この取得帯
    域以下であって最低帯域から増分単位帯域づつ増やした
    帯域のうち確保可能な最大の帯域を取得帯域とし、この
    取得帯域を含むコネクション設定通知を送信元ノード側
    の隣接ノードに返送することを特徴とする情報通信方
    法。
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