JPWO2013161213A1 - 通信システム、及び、通信制御方法 - Google Patents

通信システム、及び、通信制御方法 Download PDF

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Abstract

通信システム1000は、始点装置と終点装置とが中継点装置を少なくとも1つ経由して通信可能に接続されることにより通信路を構成し、通信路において互いに隣接する通信装置間の区間のそれぞれに対して区間可用帯域を取得するとともに、区間可用帯域、及び、通信路に対して要求される通信帯域である通信路要求帯域、の最小値を通信路確定帯域として取得する通信路確定帯域取得部1001と、取得された通信路確定帯域を当該通信路にて確保する帯域確保部1002と、トラフィックフロー条件を満足する通信トラフィックが、通信帯域が確保された通信路を通るように、当該通信トラフィックを伝送する通信トラフィック制御部1003と、を備える。

Description

本発明は、複数の通信装置を備える通信システムに関する。
複数の通信装置を備える通信システムが知られている。この種の通信システムの1つとして特許文献1に記載の通信システムは、トラフィックフロー条件に対して通信路を割り当てる。
ここで、通信路は、始点装置としての通信装置と、終点装置としての通信装置と、が少なくとも1つの中継点装置を経由して通信可能に接続されることにより構成される。中継点装置は、始点装置及び終点装置以外の通信装置である。また、トラフィックフロー条件は、伝送元の通信装置、及び、伝送先の通信装置を定める条件を含む。
そして、通信システムは、トラフィックフロー条件を満足する通信トラフィックが、当該トラフィックフロー条件に対して割り当てられた通信路を通るように、当該通信トラフィックを伝送する。
ところで、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)標準規格であるIEEE802.1AXにて定められるように、複数の通信回線を1つの仮想的な通信回線として用いる技術(リンク・アグリゲーション)が知られている。
特開2011−82858号公報
このような技術を用いた場合、通信路において互いに隣接する通信装置間の区間毎に、当該区間にて利用可能な通信帯域である区間可用帯域が異なることが多い。しかしながら、上述した通信システムにおいては、区間毎の区間可用帯域を取得できないため、通信トラフィックを、適切な通信路を経由させて伝送することができない虞があった。
このため、本発明の目的は、上述した課題である「通信トラフィックを、適切な通信路を経由させて伝送することができない場合が生じること」を解決することが可能な通信システムを提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態である通信システムは、複数の通信装置を備えるシステムである。
更に、上記通信システムは、
上記複数の通信装置の1つである始点装置と、上記複数の通信装置のうちの上記始点装置以外の通信装置の1つである終点装置と、が、上記複数の通信装置のうちの、上記始点装置及び上記終点装置以外の通信装置である中継点装置を少なくとも1つ経由して通信可能に接続されることにより通信路を構成し、
上記通信路において互いに隣接する通信装置間の区間のそれぞれに対して、当該区間にて利用可能な通信帯域である区間可用帯域を取得するとともに、上記取得された区間可用帯域、及び、上記通信路に対して要求される通信帯域である通信路要求帯域、の最小値を通信路確定帯域として取得する通信路確定帯域取得手段と、
上記取得された通信路確定帯域を、上記通信路を構成する区間のそれぞれにて確保することにより、当該通信路にて通信帯域を確保する帯域確保手段と、
伝送元の通信装置が上記始点装置であり且つ伝送先の通信装置が上記終点装置であるという条件を含むトラフィックフロー条件を満足する通信トラフィックが、上記通信帯域が確保された通信路を通るように、当該通信トラフィックを伝送する通信トラフィック制御手段と、
を備える。
また、本発明の他の形態である通信制御方法は、複数の通信装置を備える通信システムに適用される方法である。
更に、上記通信システムは、上記複数の通信装置の1つである始点装置と、上記複数の通信装置のうちの上記始点装置以外の通信装置の1つである終点装置と、が、上記複数の通信装置のうちの、上記始点装置及び上記終点装置以外の通信装置である中継点装置を少なくとも1つ経由して通信可能に接続されることにより通信路を構成する。
加えて、上記通信制御方法は、
上記通信路において互いに隣接する通信装置間の区間のそれぞれに対して、当該区間にて利用可能な通信帯域である区間可用帯域を取得するとともに、上記取得された区間可用帯域、及び、上記通信路に対して要求される通信帯域である通信路要求帯域、の最小値を通信路確定帯域として取得し、
上記取得された通信路確定帯域を、上記通信路を構成する区間のそれぞれにて確保することにより、当該通信路にて通信帯域を確保し、
伝送元の通信装置が上記始点装置であり且つ伝送先の通信装置が上記終点装置であるという条件を含むトラフィックフロー条件を満足する通信トラフィックが、上記通信帯域が確保された通信路を通るように、当該通信トラフィックを伝送する方法である。
本発明は、以上のように構成されることにより、通信トラフィックを、適切な通信路を経由させて伝送することができる。
本発明の第1実施形態に係る通信システムの概略構成を表す図である。 本発明の第1実施形態に係るフロー分配情報を示したテーブルである。 本発明の第1実施形態に係る通信路情報を示したテーブルである。 本発明の第1実施形態に係るフロー情報を示したテーブルである。 本発明の第1実施形態に係る通信路情報を示したテーブルである。 本発明の第1実施形態に係る通信路情報を示したテーブルである。 本発明の第1実施形態に係る分配情報パケットを概念的に示した説明図である。 本発明の第1実施形態に係る帯域確保用パケットを概念的に示した説明図である。 本発明の第1実施形態に係る通信システムの作動を示したシーケンス図である。 本発明の第1実施形態に係る通信システムの作動を示したシーケンス図である。 本発明の第1実施形態に係るフロー分配情報を示したテーブルである。 本発明の第1実施形態に係るフロー分配情報を示したテーブルである。 本発明の第2実施形態に係る通信システムの作動を示したシーケンス図である。 本発明の第3実施形態に係る通信システムの概略構成を表す図である。 本発明の第3実施形態に係る中継点装置の概略構成を表す図である。 本発明の第3実施形態に係る通信システムの作動を示したシーケンス図である。 本発明の第3実施形態に係る通信路情報を示したテーブルである。 本発明の第3実施形態に係るフロー情報を示したテーブルである。 本発明の第3実施形態に係る通信路情報を示したテーブルである。 本発明の第3実施形態に係る通信路情報を示したテーブルである。 本発明の第4実施形態に係る通信システムの作動を示したシーケンス図である。 本発明の第4実施形態に係る通信路情報を示したテーブルである。 本発明の第4実施形態に係る追加帯域確保用パケットを概念的に示した説明図である。 本発明の第5実施形態に係る帯域確保用パケットを概念的に示した説明図である。 本発明の第6実施形態に係る通信システムの概略構成を表す図である。
以下、本発明に係る、通信システム、及び、通信制御方法、の各実施形態について図1〜図25を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
(構成)
図1に示したように、第1実施形態に係る通信システム1は、複数(本例では、4つ)の通信装置10,20,30,40を備える。なお、通信システム1は、5つ以上の通信装置を備えていてもよい。
通信装置10及び通信装置20は、通信回線CL1を介して互いに通信可能に接続されている。同様に、通信装置20及び通信装置40は、通信回線CL2を介して互いに通信可能に接続されている。
また、通信装置10及び通信装置30は、通信回線CL3を介して互いに通信可能に接続されている。同様に、通信装置30及び通信装置40は、通信回線CL4を介して互いに通信可能に接続されている。
本例では、通信装置10は、始点装置を構成する。また、通信装置40は、終点装置を構成する。また、通信装置20及び通信装置30のそれぞれは、中継点装置を構成する。
通信システム1は、始点装置10と終点装置40とが、中継点装置20を経由して通信可能に接続されることにより、第1の通信路を構成する。同様に、通信システム1は、始点装置10と終点装置40とが、中継点装置30を経由して通信可能に接続されることにより、第2の通信路を構成する。即ち、通信システム1は、複数(本例では、2つ)の通信路を構成している。
通信システム1は、トラフィックフローに通信路を割り当てる通信路割当機能と、トラフィックフローを制御するフロー制御機能と、を有する。
ここで、トラフィックフローは、予め定められたトラフィックフロー条件を満足する一群の通信トラフィックである。通信トラフィックは、予め定められた形式を有する単位データである。本例では、単位データは、パケットである。なお、単位データは、フレームであってもよい。
トラフィックフロー条件は、伝送元の通信装置が始点装置10であり且つ伝送先の通信装置が終点装置40である、という条件を含む。本例では、トラフィックフロー条件は、IEEE802.1Qにより定められたVLAN(Virtual Local Area Network) IDが、予め設定された値である、という条件も含む。
先ず、フロー制御機能を実現するための構成について説明する。
通信システム1は、フロー制御機能を実現するための主な構成として、フロー分配部11と、フロー収集部46と、を備える。具体的には、始点装置10は、フロー分配部11を備える。また、通信装置40は、フロー収集部46を備える。
フロー分配部11は、通信路割当機能により生成されたフロー分配情報を記憶している。フロー分配情報は、複数のトラフィックフロー条件と、各トラフィックフロー条件に割り当てられた通信路と、を対応付けた情報である。
本例では、フロー分配情報は、図2に示したように、トラフィックフロー条件に対応するトラフィックフローを識別するためのフロー識別情報(本例では、フロー番号)と、通信路を識別するための通信路識別情報(本例では、通信路番号)と、を対応付けたテーブルである。
フロー分配部11は、通信システム1の外部から通信トラフィックを受信する。フロー分配部11は、受信された通信トラフィックが満足するトラフィックフロー条件を特定する。フロー分配部11は、特定されたトラフィックフロー条件と対応付けられた通信路をフロー分配情報に基づいて特定する。
フロー分配部11は、上記受信された通信トラフィックが上記特定された通信路を通るように、当該通信トラフィックを、当該通信路にて始点装置10と隣接する中継点装置20,30へ送信する。
フロー収集部46は、フロー分配部11が記憶しているフロー分配情報と同じフロー分配情報を記憶している。フロー収集部46は、中継点装置20,30から通信トラフィックを受信する。フロー収集部46は、受信された通信トラフィックを、フロー分配情報に基づいて収集(集約)し、収集された通信トラフィックを通信システム1の外部へ送信する。
次に、通信路割当機能を実現するための構成について説明する。
通信システム1は、通信路割当機能を実現するための主な構成として、切替管理部12,42と、通信路管理部13,23,33,43と、回線制御部14,15,25,35,44,45と、を備える。
具体的には、始点装置10は、切替管理部12と、通信路管理部13と、回線制御部14,15と、を備える。また、中継点装置20は、通信路管理部23と、回線制御部24,25と、を備える。また、中継点装置30は、通信路管理部33と、回線制御部34,35と、を備える。また、終点装置40は、切替管理部42と、通信路管理部43と、回線制御部44,45と、を備える。
始点装置10は、通信路情報、及び、フロー情報を受け付け、受け付けられた、通信路情報、及び、フロー情報を記憶する。本例では、通信路情報、及び、フロー情報は、通信システム1の管理者により入力される。なお、通信路情報、及び、フロー情報は、通信システム1の外部から受信された情報であってもよい。
通信路情報は、通信路と、当該通信路を構成する終点装置と、順位を表す通信路優先度と、を対応付けた情報である。本例では、通信路情報は、図3に示したように、通信路識別情報(本例では、通信路番号)と、通信路優先度と、通信路識別子と、伝送先装置識別情報(伝送先装置ID)と、伝送先回線識別情報(伝送先回線ID)と、確保済通信帯域と、を対応付けたテーブルである。
通信路識別子は、通信トラフィックに付与され、且つ、当該通信トラフィックが通る通信路を識別するための情報である。本例では、通信路識別子は、VLAN IDである。
伝送先装置IDは、通信路における伝送先の通信装置を識別するための情報である。
伝送先回線IDは、通信路において通信トラフィックを送信する方向(第1の方向)にて始点装置10に接続されている通信回線CL1,CL3を識別するための情報である。
確保済通信帯域は、通信路において既に確保されている通信帯域を表す情報である。なお、確保済通信帯域は、後述するように、通信路において新たに通信帯域が確保された場合、更新される。
フロー情報は、トラフィックフロー条件と、当該トラフィックフロー条件を満足する通信トラフィックを伝送するために必要とされる通信帯域であるフロー要求帯域と、順位を表すフロー優先度と、を対応付けた情報である。本例では、フロー情報は、図4に示したように、フロー識別情報(本例では、フロー番号)と、フロー優先度と、トラフィック識別子と、フロー要求帯域と、伝送先装置識別情報(伝送先装置ID)と、を対応付けたテーブルである。
本例では、トラフィック識別子、及び、伝送先装置IDは、トラフィックフロー条件を構成する。本例では、トラフィック識別子は、VLAN IDである。即ち、本例では、通信トラフィックのうちの、トラフィック識別子が付与され、且つ、伝送先装置IDにより識別される通信装置が伝送先として設定された通信トラフィックが、フロー番号により識別されるトラフィックフローを構成する。
また、中継点装置20は、通信路情報を受け付け、受け付けられた通信路情報を記憶する。本例では、通信路情報は、通信システム1の管理者により入力される。なお、通信路情報は、通信システム1の外部から受信された情報であってもよい。
本例では、中継点装置20が受け付ける通信路情報は、図5に示したように、通信路識別情報(本例では、通信路番号)と、通信路優先度と、通信路識別子と、伝送元回線識別情報(伝送元回線ID)と、伝送先回線識別情報(伝送先回線ID)と、確保済通信帯域と、を対応付けたテーブルである。
ここで、伝送元回線IDは、通信路において通信トラフィックを送信する方向(第1の方向)と逆方向(第2の方向)にて中継点装置20に接続されている通信回線(本例では、通信回線CL1)を識別するための情報である。
同様に、中継点装置30は、通信路情報を受け付け、受け付けられた通信路情報を記憶する。本例では、通信路情報は、通信システム1の管理者により入力される。なお、通信路情報は、通信システム1の外部から受信された情報であってもよい。
本例では、中継点装置30が受け付ける通信路情報は、図6に示したように、通信路識別情報(本例では、通信路番号)と、通信路優先度と、通信路識別子と、伝送元回線識別情報(伝送元回線ID)と、伝送先回線識別情報(伝送先回線ID)と、確保済通信帯域と、を対応付けたテーブルである。
切替管理部12は、図4に示したテーブルに基づいて、伝送先の通信装置が同一(本例では、終点装置40)であり、且つ、通信路が未だ割り当てられていないトラフィックフロー条件に対するフロー要求帯域の総和を取得する。
また、切替管理部12は、図3に示したテーブルに基づいて、上記トラフィックフロー条件が定める伝送先の通信装置と同一の終点装置(本例では、終点装置40)と対応付けられた通信路を抽出する。
そして、切替管理部12は、抽出された通信路のそれぞれに対して、図3に示したテーブルにて、当該通信路と対応付けられた通信路優先度が表す順位に従った順にて、帯域確保処理、及び、通信路割当処理を実行する。
帯域確保処理は、通信路に対して要求される通信帯域である通信路要求帯域に基づいて通信路確定帯域を取得し、当該取得された通信路確定帯域を通信路にて確保する処理である。なお、帯域確保処理の詳細については後述する。
通信路割当処理は、通信帯域が確保された通信路をトラフィックフロー条件に割り当てる処理である。具体的には、通信路割当処理は、トラフィックフロー条件に対して、図4に示したテーブルにて当該トラフィックフロー条件と対応付けられたフロー優先度が表す順位に従った順にて通信路を割り当てる。
このとき、通信路割当処理は、上記通信路にて確保された通信帯域のうちの、未だトラフィックフロー条件に割り当てられていない部分以下のフロー要求帯域と対応付けられ、且つ、未だ通信路が割り当てられていないトラフィックフロー条件が存在する場合、当該トラフィックフロー条件に当該通信路を割り当てる。
切替管理部12は、上記トラフィックフロー条件のすべてに対して通信路が割り当てられた場合、上記帯域確保処理、及び、上記通信路割当処理の実行を中止する。
切替管理部12は、トラフィックフロー条件と、当該トラフィックフロー条件に割り当てられた通信路と、を対応付けた情報であるフロー分配情報を生成する。
切替管理部12は、生成されたフロー分配情報をフロー分配部11へ出力する。更に、切替管理部12は、生成されたフロー分配情報を、上記割り当てられた通信路のいずれかを介して終点装置40へ送信する。
本例では、フロー分配情報は、図7に示したように、分配情報パケットに含まれた状態にて伝送される。
分配情報パケットは、切替管理部共通宛先MACアドレス71と、送信元切替管理部MACアドレス72と、通信路識別子73と、フロー詳細情報74と、を含む。
切替管理部共通宛先MACアドレス71は、切替管理部12が、通信路における他の切替管理部へ分配情報パケットを送信する際に通信システム1において共通して使用される(即ち、予め設定された)MACアドレスである。例えば、切替管理部共通宛先MACアドレス71は、「01−19−A7−00−00−01」等である。
送信元切替管理部MACアドレス72は、分配情報パケットの送信元である切替管理部に割り当てられたMACアドレスである。
通信路識別子73は、通信路を識別するための情報であり、当該通信路が割り当てられたトラフィックフロー条件を満足する通信トラフィックに付与される情報である。本例では、通信路識別子73は、S−VLAN(Service VLAN) IDである。
フロー詳細情報74は、プロトコル識別子75と、フロー数76と、を含む。更に、フロー詳細情報74は、フロー番号77、及び、トラフィック識別子78の組をフロー数76だけ含む。
プロトコル識別子75は、パケットが分配情報パケットであることを表す(即ち、予め設定された)識別子である。
フロー数76は、通信路が割り当てられたトラフィックフロー条件の数(トラフィックフローの数)である。
また、フロー番号77は、トラフィックフロー条件に対応するトラフィックフローを識別するためのフロー識別情報である。トラフィック識別子78は、トラフィックフロー条件に対応するトラフィックフローを識別するための情報であり、当該トラフィックフローを構成する通信トラフィックに付与される情報である。本例では、トラフィック識別子78は、C−VLAN(Customer VLAN) IDである。
ここで、帯域確保処理の詳細について説明する。
先ず、切替管理部12は、図4に示したテーブルに基づいて、伝送先の通信装置が同一(本例では、終点装置40)であり、且つ、通信路が未だ割り当てられていないトラフィックフロー条件に対するフロー要求帯域の総和を取得する。
そして、切替管理部12は、取得されたフロー要求帯域の総和を、当該帯域確保処理を実行する対象となる通信路(対象通信路)に対する通信路要求帯域として用いる。具体的には、切替管理部12は、通信路要求帯域としての、フロー要求帯域の総和と、対象通信路を特定するための対象通信路特定情報と、を通信路管理部13へ出力する。
通信路管理部13は、図3に示したテーブルに基づいて、対象通信路において始点装置10に接続されている通信回線CL1,CL3を特定する。通信路管理部13は、特定された通信回線が接続された回線制御部14,15から回線帯域情報を取得する。回線帯域情報は、通信回線にて利用可能な最大の通信帯域を表す情報である。
回線制御部14は、回線制御部14に接続されている通信回線CL1にて利用可能な最大の通信帯域を表す回線帯域情報を通信路管理部13へ出力する。
本例では、回線制御部14は、通信路管理部13から要求を受け付けた場合に回線帯域情報を出力する。なお、回線制御部14は、回線帯域情報が変化した場合に回線帯域情報を出力するように構成されていてもよい。また、回線制御部14は、予め設定された出力周期が経過する毎に回線帯域情報を出力するように構成されていてもよい。なお、回線制御部14以外の回線制御部が回線帯域情報を出力するタイミングも、回線制御部14と同様に設定される。
回線制御部15は、回線制御部15に接続されている通信回線CL2にて利用可能な最大の通信帯域を表す回線帯域情報を通信路管理部13へ出力する。
通信路管理部13は、図3に示したテーブルに基づいて、対象通信路にて既に確保されている通信帯域(確保済通信帯域)の総和を取得する。そして、通信路管理部13は、取得された回線帯域情報が表す通信帯域から、確保済通信帯域の総和を減じた値を、上記通信回線(通信路を構成する区間)にて利用可能な通信帯域である区間可用帯域として取得する。
次いで、通信路管理部13は、切替管理部12から受け付けた通信路要求帯域、及び、上記取得された区間可用帯域、の最小値を区間暫定帯域として取得する。そして、通信路管理部13は、取得された区間暫定帯域を区間要求帯域として、対象通信路にてデータが伝送される方向(第1の方向)における下流側の区間を構成する通信装置(本例では、中継点装置20、又は、中継点装置30)が備える通信路管理部23,33へ通知する。
本例では、区間要求帯域は、図8に示したように、帯域確保用パケットに含まれた状態にて伝送される。また、後述する通信路確定帯域も、区間要求帯域と同様に、帯域確保用パケットに含まれた状態にて伝送される。
帯域確保用パケットは、通信路管理部共通宛先MACアドレス81と、送信元通信路管理部MACアドレス82と、プロトコル識別子83と、通信路詳細情報84と、を含む。
通信路管理部共通宛先MACアドレス81は、通信路管理部が、通信路において隣接する通信装置が備える他の通信路管理部へ帯域確保用パケットを送信する際に通信システム1において共通して使用される(即ち、予め設定された)MACアドレスである。例えば、通信路管理部共通宛先MACアドレス81は、「01−80−C2−00−00−02」等である。
送信元通信路管理部MACアドレス82は、帯域確保用パケットの送信元である通信路管理部に割り当てられたMACアドレスである。プロトコル識別子83は、パケットが帯域確保用パケットであることを表す(即ち、予め設定された)識別子である。例えば、プロトコル識別子83は、「88−09−0A」である。
通信路詳細情報84は、通信路番号85と、管理符号86と、帯域情報87と、を含む。
通信路番号85は、通信帯域を確保する対象となる通信路を識別するための情報である。管理符号86は、帯域確保用パケットが区間要求帯域を含む旨を表す予め設定された情報、又は、帯域確保用パケットが通信路確定帯域を含む旨を表す予め設定された情報である。
帯域情報87は、区間要求帯域、又は、通信路確定帯域である。例えば、区間要求帯域が30Mbpsである場合、帯域情報87は、「0x1E」等である。
通信路管理部23は、第1の方向における上流側から区間要求帯域が通知された場合、通信路管理部13と同様に、回線制御部25から回線帯域情報を取得する。
回線制御部25は、回線制御部25に接続されている通信回線CL2にて利用可能な最大の通信帯域を表す回線帯域情報を通信路管理部23へ出力する。
通信路管理部23は、図5に示したテーブルに基づいて、対象通信路にて既に確保されている通信帯域(確保済通信帯域)の総和を取得する。そして、通信路管理部23は、取得された回線帯域情報が表す通信帯域から、確保済通信帯域の総和を減じた値を、通信回線CL2にて利用可能な通信帯域である区間可用帯域として取得する。
次いで、通信路管理部23は、通知された区間要求帯域、及び、上記取得された区間可用帯域、の最小値を区間暫定帯域として取得する。そして、通信路管理部23は、取得された区間暫定帯域を区間要求帯域として、上記第1の方向における下流側の区間を構成する通信装置(本例では、終点装置40)が備える通信路管理部43へ通知する。
同様に、通信路管理部33は、第1の方向における上流側から区間要求帯域が通知された場合、通信路管理部13と同様に、回線制御部35から回線帯域情報を取得する。
回線制御部35は、回線制御部35に接続されている通信回線CL4にて利用可能な最大の通信帯域を表す回線帯域情報を通信路管理部33へ出力する。
通信路管理部33は、図6に示したテーブルに基づいて、対象通信路にて既に確保されている通信帯域(確保済通信帯域)の総和を取得する。そして、通信路管理部33は、取得された回線帯域情報が表す通信帯域から、確保済通信帯域の総和を減じた値を、通信回線CL4にて利用可能な通信帯域である区間可用帯域として取得する。
次いで、通信路管理部33は、通知された区間要求帯域、及び、上記取得された区間可用帯域、の最小値を区間暫定帯域として取得する。そして、通信路管理部33は、取得された区間暫定帯域を区間要求帯域として、上記第1の方向における下流側の区間を構成する通信装置(本例では、終点装置40)が備える通信路管理部43へ通知する。
通信路管理部43は、第1の方向における上流側から区間要求帯域が通知された場合、当該区間要求帯域を通信路確定帯域として取得する。
これによれば、例えば、管理装置が、すべての区間に対する区間可用帯域を取得する場合と比較して、特定の装置における処理負荷を低減することができる。また、区間可用帯域を伝達するための通信負荷を低減することもできる。
そして、通信路管理部43は、取得された通信路確定帯域を、上記第1の方向における上流側の区間を構成する通信装置(本例では、中継点装置20、又は、中継点装置30)が備える通信路管理部23,33へ通知する。
通信路管理部23は、第1の方向における下流側から通信路確定帯域が通知された場合、当該通信路確定帯域を通知してきた通信装置を接続する通信回線CL2(区間)にて、当該通信路確定帯域を確保する。通信路管理部23は、図5に示したテーブルにおける確保済通信帯域を更新する。
そして、通信路管理部23は、第1の方向における上流側の区間を構成する通信装置(本例では、始点装置10)が備える通信路管理部13へ当該通信路確定帯域を通知する。
同様に、通信路管理部33は、第1の方向における下流側から通信路確定帯域が通知された場合、当該通信路確定帯域を通知してきた通信装置を接続する通信回線CL4(区間)にて、当該通信路確定帯域を確保する。通信路管理部33は、図6に示したテーブルにおける確保済通信帯域を更新する。
そして、通信路管理部33は、第1の方向における上流側の区間を構成する通信装置(本例では、始点装置10)が備える通信路管理部13へ当該通信路確定帯域を通知する。
同様に、通信路管理部13は、第1の方向における下流側から通信路確定帯域が通知された場合、当該通信路確定帯域を通知してきた通信装置を接続する通信回線CL1,CL3(区間)にて、当該通信路確定帯域を確保する。通信路管理部13は、図3に示したテーブルにおける確保済通信帯域を更新する。
これによれば、通信路確定帯域を伝達するための通信負荷を低減することができる。
このようにして、通信システム1は、通信路において互いに隣接する通信装置間の区間のそれぞれに対して、当該区間にて利用可能な通信帯域である区間可用帯域を取得する(通信路確定帯域取得手段の一部)。更に、通信システム1は、取得された区間可用帯域、及び、通信路に対して要求される通信帯域である通信路要求帯域、の最小値を通信路確定帯域として取得する(通信路確定帯域取得手段の一部)。
更に、通信システム1は、取得された通信路確定帯域を、通信路を構成する区間のそれぞれにて確保することにより、当該通信路にて通信帯域を確保する(帯域確保手段)。
加えて、通信システム1は、伝送元の通信装置が始点装置10であり且つ伝送先の通信装置が終点装置40であるという条件を含むトラフィックフロー条件を満足する通信トラフィックが、通信帯域が確保された通信路を通るように、当該通信トラフィックを伝送する(通信トラフィック制御手段)。
(作動)
次に、上述した通信システム1の作動について図9及び図10に示したシーケンス図を参照しながら説明する。
先ず、切替管理部12は、図4に示したテーブルに基づいて、伝送先の通信装置が同一(本例では、終点装置40)であり、且つ、通信路が未だ割り当てられていないトラフィックフロー条件に対するフロー要求帯域の総和を取得する。本例では、切替管理部12は、フロー要求帯域の総和として70Mbpsを取得する。
次に、切替管理部12は、図3に示したテーブルに基づいて、上記トラフィックフロー条件が定める伝送先の通信装置と同一の終点装置(本例では、終点装置40)と対応付けられた通信路を抽出する。本例では、切替管理部12は、始点装置10、中継点装置20、及び、終点装置40をこの順に通る通信路(第1の通信路)と、始点装置10、中継点装置30、及び、終点装置40をこの順に通る通信路(第2の通信路)と、を抽出する。
そして、切替管理部12は、抽出された通信路のそれぞれに対して、図3に示したテーブルにて、当該通信路と対応付けられた通信路優先度が表す順位に従った順にて、帯域確保処理、及び、通信路割当処理を実行する。
従って、本例では、切替管理部12は、先ず、第1の通信路に対して、帯域確保処理、及び、通信路割当処理を実行する。
具体的には、切替管理部12は、図4に示したテーブルに基づいて、伝送先の通信装置が同一(本例では、終点装置40)であり、且つ、通信路が未だ割り当てられていないトラフィックフロー条件に対するフロー要求帯域の総和を取得する。本例では、切替管理部12は、フロー要求帯域の総和として70Mbpsを取得する。
そして、切替管理部12は、取得されたフロー要求帯域の総和(通信路要求帯域)と、第1の通信路(対象通信路)を特定するための対象通信路特定情報と、を通信路管理部13へ出力する(図9のステップA1)。
次いで、通信路管理部13は、図3に示したテーブルに基づいて、対象通信路において始点装置10に接続されている通信回線CL1を特定する。そして、通信路管理部13は、特定された通信回線CL1が接続された回線制御部14から回線帯域情報を取得する(図9のステップA2)。本例では、通信路管理部13が、回線帯域情報が表す通信帯域として100Mbpsを取得した場合を想定する。
そして、通信路管理部13は、図3に示したテーブルに基づいて、対象通信路にて既に確保されている通信帯域(確保済通信帯域)の総和を取得する。この時点では、通信路管理部13は、確保済通信帯域の総和として0Mbpsを取得する。
次いで、通信路管理部13は、取得された回線帯域情報が表す通信帯域(100Mbps)から、確保済通信帯域の総和(0Mbps)を減じた値(100Mbps)を、通信回線CL1にて利用可能な通信帯域である区間可用帯域として取得する。
次いで、通信路管理部13は、通信路要求帯域(70Mbps)、及び、上記取得された区間可用帯域(100Mbps)、の最小値(即ち、70Mbps)を区間暫定帯域として取得する。
そして、通信路管理部13は、取得された区間暫定帯域を区間要求帯域として、対象通信路にてデータが伝送される方向(第1の方向)における下流側の区間を構成する通信装置(中継点装置20)が備える通信路管理部23へ通知する(図9のステップA3)。
次いで、通信路管理部23は、通信路管理部13から区間要求帯域が通知されると、回線制御部25から回線帯域情報を取得する(図9のステップA4)。本例では、通信路管理部23が、回線帯域情報が表す通信帯域として30Mbpsを取得した場合を想定する。
そして、通信路管理部23は、図5に示したテーブルに基づいて、対象通信路にて既に確保されている通信帯域(確保済通信帯域)の総和を取得する。この時点では、通信路管理部23は、確保済通信帯域の総和として0Mbpsを取得する。
次いで、通信路管理部23は、取得された回線帯域情報が表す通信帯域(30Mbps)から、確保済通信帯域の総和(0Mbps)を減じた値(30Mbps)を、通信回線CL2にて利用可能な通信帯域である区間可用帯域として取得する。
次いで、通信路管理部23は、区間要求帯域(70Mbps)、及び、上記取得された区間可用帯域(30Mbps)、の最小値(即ち、30Mbps)を区間暫定帯域として取得する。
そして、通信路管理部23は、取得された区間暫定帯域を区間要求帯域として、対象通信路にてデータが伝送される方向(第1の方向)における下流側の区間を構成する通信装置(終点装置40)が備える通信路管理部43へ通知する(図9のステップA5)。
次いで、通信路管理部43は、通信路管理部23から区間要求帯域が通知されると、当該区間要求帯域を通信路確定帯域として取得する。そして、通信路管理部43は、取得された通信路確定帯域(30Mbps)を、対象通信路にてデータが伝送される方向(第1の方向)における上流側の区間を構成する通信装置(本例では、中継点装置20)が備える通信路管理部23へ通知する(図9のステップA6)。
そして、通信路管理部23は、通信路管理部43から通信路確定帯域が通知されると、当該通信路確定帯域を通知してきた通信装置(終点装置40)を接続する通信回線CL2(区間)にて、当該通信路確定帯域(30Mbps)を確保する。更に、通信路管理部23は、図5に示したテーブルにおける確保済通信帯域を、確保された通信帯域(30Mbps)に更新する。
そして、通信路管理部23は、対象通信路にてデータが伝送される方向(第1の方向)における上流側の区間を構成する通信装置(本例では、始点装置10)が備える通信路管理部13へ当該通信路確定帯域(30Mbps)を通知する(図9のステップA7)。
次いで、通信路管理部13は、通信路管理部23から通信路確定帯域が通知されると、当該通信路確定帯域を通知してきた通信装置(中継点装置20)を接続する通信回線CL1(区間)にて、当該通信路確定帯域(30Mbps)を確保する。通信路管理部13は、図3に示したテーブルにおける確保済通信帯域を、確保された通信帯域(30Mbps)に更新する。
そして、通信路管理部13は、通信路確定帯域(30Mbps)を切替管理部12へ通知する(図9のステップA8)。
次いで、切替管理部12は、通信路管理部13から通信路確定帯域(30Mbps)が通知されると、トラフィックフロー条件に対して、図4に示したテーブルにて当該トラフィックフロー条件と対応付けられたフロー優先度が表す順位に従った順にて対象通信路を割り当てる。
本例では、先ず、切替管理部12は、フロー番号FL#1により識別されるトラフィックフローに対応するトラフィックフロー条件に対して、対象通信路を割り当てる。ところで、フロー番号FL#1により識別されるトラフィックフローに対するフロー要求帯域は、10Mbpsである。
この時点では、対象通信路にて確保された通信帯域(30Mbps)のうちの、未だトラフィックフロー条件に割り当てられていない部分(20Mbps)以下のフロー要求帯域と対応付けられ、且つ、未だ通信路が割り当てられていないトラフィックフロー条件として、フロー番号FL#2により識別されるトラフィックフローに対応するトラフィックフロー条件が存在する。
従って、次に、切替管理部12は、切替管理部12は、フロー番号FL#2により識別されるトラフィックフローに対応するトラフィックフロー条件に対して、対象通信路を割り当てる。
この時点では、対象通信路にて確保された通信帯域(30Mbps)のうちの、未だトラフィックフロー条件に割り当てられていない部分(0Mbps)以下のフロー要求帯域と対応付けられ、且つ、未だ通信路が割り当てられていないトラフィックフロー条件は存在しない。
従って、切替管理部12は、対象通信路の割り当てを終了する。そして、切替管理部12は、トラフィックフロー条件と、当該トラフィックフロー条件に割り当てられた通信路と、を対応付けた情報であるフロー分配情報を生成する。本例では、切替管理部12は、図11に示したように、フロー分配情報を生成する。そして、切替管理部12は、生成されたフロー分配情報をフロー分配部11へ出力する(図10のステップB1)。
更に、切替管理部12は、生成されたフロー分配情報を、対象通信路を介して終点装置40へ送信する(図10のステップB2)。切替管理部42は、切替管理部12からフロー分配情報を受信すると、フロー分配情報をフロー収集部46へ出力する(図10のステップB3)。
そして、切替管理部12は、上記トラフィックフロー条件のすべてに対して通信路が割り当てられたか否かを判定する。この時点では、フロー番号FL#3により識別されるトラフィックフローに対応するトラフィックフロー条件に対して、通信路が未だ割り当てられていない。
従って、切替管理部12は、第2の通信路に対して、帯域確保処理、及び、通信路割当処理を実行する。
具体的には、切替管理部12は、図4に示したテーブルに基づいて、伝送先の通信装置が同一(本例では、終点装置40)であり、且つ、通信路が未だ割り当てられていないトラフィックフロー条件に対するフロー要求帯域の総和を取得する。本例では、切替管理部12は、フロー要求帯域の総和として40Mbpsを取得する。
そして、切替管理部12は、上述した場合と同様の処理(図9のステップA1〜A8と同様の処理)を実行することにより、第2の通信路にて通信帯域を確保する。本例では、通信回線CL3及び通信回線CL4のいずれにおいても、40Mbps以上の通信帯域が利用可能であった場合を想定する。
この場合、通信システム1は、第2の通信路に対する通信路確定帯域として40Mbpsを取得し、第2の通信路にて通信路確定帯域(40Mbps)を確保する。
次いで、切替管理部12は、上述した場合と同様に、トラフィックフロー条件に対して、対象通信路を割り当てる。この時点では、切替管理部12は、フロー番号FL#3により識別されるトラフィックフローに対応するトラフィックフロー条件に対して、対象通信路を割り当てる。
そして、切替管理部12は、トラフィックフロー条件と、当該トラフィックフロー条件に割り当てられた通信路と、を対応付けた情報であるフロー分配情報を生成する。この時点では、切替管理部12は、図12に示したように、フロー分配情報を生成する。そして、切替管理部12は、上述した場合と同様の処理(図10のステップB1〜B3と同様の処理)を実行することにより、生成されたフロー分配情報をフロー分配部11及びフロー収集部46のそれぞれへ通知する。
この時点では、トラフィックフロー条件のすべてに対して通信路が割り当てられている。従って、切替管理部12は、帯域確保処理、及び、通信路割当処理の実行を中止する。
その後、フロー分配部11は、通信システム1の外部から通信トラフィックを受信する。そして、フロー分配部11は、受信された通信トラフィックが満足するトラフィックフロー条件を特定する。次いで、フロー分配部11は、特定されたトラフィックフロー条件と対応付けられた通信路をフロー分配情報に基づいて特定する。
そして、フロー分配部11は、上記受信された通信トラフィックが上記特定された通信路を通るように、当該通信トラフィックを、当該通信路にて始点装置10と隣接する中継点装置20,30へ送信する。本例では、フロー分配部11は、上記通信トラフィックに、上記特定された通信路を識別するための通信路識別子を付与した後、当該通信トラフィックを送信する。
更に、フロー収集部46は、中継点装置20,30から通信トラフィックを受信する。そして、フロー収集部46は、受信された通信トラフィックを、フロー分配情報に基づいて収集(集約)し、収集された通信トラフィックを通信システム1の外部へ送信する。
以上、説明したように、本発明の第1実施形態に係る通信システム1によれば、通信システム1は、区間毎の区間可用帯域を取得し、取得された区間可用帯域に基づいて通信路に対する通信路確定帯域を取得する。そして、通信システム1は、取得された通信路確定帯域に基づいて通信路にて通信帯域を確保する。
更に、通信システム1は、通信帯域が確保された通信路を経由させて、トラフィックフロー条件を満足する通信トラフィックを伝送する。この結果、上記通信システム1によれば、通信トラフィックを、適切な通信路を経由させて伝送することができる。
なお、第1実施形態の変形例に係る通信システム1において、通信装置10がフロー収集部を更に備えるとともに、通信装置40がフロー分配部を更に備えるように構成されていてもよい。この場合、通信システム1は、一方向のみでなく、双方向における通信のそれぞれに対して、通信トラフィックを、適切な通信路を経由させて伝送するように構成される。
即ち、この場合、通信システム1は、第1の方向における通信に対して、通信装置10が始点装置を構成し且つ通信装置40が終点装置を構成する通信路を構成し、当該通信路に対して第1実施形態に係る通信システム1と同様の処理を行う。更に、通信システム1は、第1の方向と逆の第2の方向における通信に対して、通信装置40が始点装置を構成し且つ通信装置10が終点装置を構成する通信路を構成し、当該通信路に対して第1実施形態に係る通信システム1と同様の処理を行う。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る通信システムについて説明する。第2実施形態に係る通信システムは、上記第1実施形態に係る通信システムに対して、区間可用帯域が変化した場合に通信帯域を確保し直すように構成されている点において相違している。従って、以下、かかる相違点を中心として説明する。
第2実施形態に係る通信システム1は、区間可用帯域が変化した場合、変化後の区間可用帯域に基づいて、通信路確定帯域を取得し直し、取得された通信路確定帯域を通信路にて確保し直すように構成される。
第2実施形態に係る回線制御部14,15,25,35は、回線帯域情報が変化した場合に回線帯域情報を出力するように構成される。
更に、第2実施形態に係る通信路管理部13,23,33は、回線帯域情報を取得した場合、図9及び図10に示した処理と同様の処理を実行し直すように構成される。
次に、上記のように構成された通信システム1の作動について図13に示したシーケンス図を参照しながら説明する。
ここで、第1の通信路にて、30Mbpsの通信帯域が確保された後に、通信回線CL2にて利用可能な最大の通信帯域が、30Mbpsから10Mbpsに減少した場合を想定する。
この場合、回線制御部25は、10Mbpsを表す回線帯域情報を通信路管理部23へ出力する。これにより、通信路管理部23は、回線帯域情報を取得する(図13のステップC1)。
そして、通信路管理部23は、取得された回線帯域情報が表す通信帯域(10Mbps)から、確保済通信帯域の総和(0Mbps)を減じた値(10Mbps)を、通信回線CL2にて利用可能な通信帯域である区間可用帯域として取得し直す。
次いで、通信路管理部23は、通信路確定帯域(30Mbps)、及び、上記取得された区間可用帯域(10Mbps)、の最小値(即ち、10Mbps)を区間暫定帯域として取得する。
そして、通信路管理部23は、取得された区間暫定帯域を区間要求帯域として、対象通信路にてデータが伝送される方向(第1の方向)における下流側の区間を構成する通信装置(終点装置40)が備える通信路管理部43へ通知する(図13のステップC2)。
次いで、通信路管理部43は、通信路管理部23から区間要求帯域が通知されると、当該区間要求帯域を通信路確定帯域として取得する。そして、通信路管理部43は、取得された通信路確定帯域(10Mbps)を、対象通信路にてデータが伝送される方向(第1の方向)における上流側の区間を構成する通信装置(本例では、中継点装置20)が備える通信路管理部23へ通知する(図13のステップC3)。
そして、通信路管理部23は、通信路管理部43から通信路確定帯域が通知されると、当該通信路確定帯域を通知してきた通信装置(終点装置40)を接続する通信回線CL2(区間)にて、当該通信路確定帯域(10Mbps)を確保し直す。更に、通信路管理部23は、図5に示したテーブルにおける確保済通信帯域を、確保された通信帯域(10Mbps)に更新する。
そして、通信路管理部23は、対象通信路にてデータが伝送される方向(第1の方向)における上流側の区間を構成する通信装置(本例では、始点装置10)が備える通信路管理部13へ当該通信路確定帯域(10Mbps)を通知する(図13のステップC4)。
次いで、通信路管理部13は、通信路管理部23から通信路確定帯域が通知されると、当該通信路確定帯域を通知してきた通信装置(中継点装置20)を接続する通信回線CL1(区間)にて、当該通信路確定帯域(10Mbps)を確保し直す。通信路管理部13は、図3に示したテーブルにおける確保済通信帯域を、確保された通信帯域(10Mbps)に更新する。
そして、通信路管理部13は、通信路確定帯域(10Mbps)を切替管理部12へ通知する(図13のステップC5)。
そして、切替管理部12は、フロー番号FL#1により識別されるトラフィックフローに対応するトラフィックフロー条件に対して、第1の通信路を割り当て直す。ところで、フロー番号FL#1により識別されるトラフィックフローに対するフロー要求帯域は、10Mbpsである。
この場合、フロー番号FL#2により識別されるトラフィックフローに対応するトラフィックフロー条件に対して、第1の通信路を割り当てることができない。従って、この場合、通信路が未だ割り当てられていないトラフィックフロー条件に対するフロー要求帯域の総和は、60Mbpsとなる。
そこで、切替管理部12は、60Mbpsを通信路要求帯域として用いることにより、第2の通信路にて通信帯域を確保するための処理を行う。ここでは、通信回線CL3及び通信回線CL4のいずれにおいても、60Mbps以上の通信帯域が利用可能である場合を想定する。
この場合、第2の通信路において、60Mbpsの通信帯域が確保される。その後、切替管理部12は、フロー番号FL#2により識別されるトラフィックフローに対応するトラフィックフロー条件、及び、フロー番号FL#3により識別されるトラフィックフローに対応するトラフィックフロー条件のそれぞれに対して、第2の通信路を割り当てる。
このように、第2実施形態に係る通信システム1によれば、区間可用帯域が変化した場合であっても、通信トラフィックを、適切な通信路を経由させて伝送することができる。
なお、第2実施形態に係る通信システム1は、通信回線にて利用可能な最大の通信帯域に限らず、通信回線にて利用可能な通信帯域が変化した場合にも、同様に作動することが好適である。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る通信システムについて説明する。第3実施形態に係る通信システムは、上記第1実施形態に係る通信システムに対して、区間可用帯域が変化した場合に通信帯域を確保し直すように構成されている点において相違している。従って、以下、かかる相違点を中心として説明する。
第3実施形態に係る通信システムは、区間可用帯域が変化した場合、変化後の区間可用帯域に基づいて、通信路確定帯域を取得し直し、取得された通信路確定帯域を通信路にて確保し直すように構成される。
図14に示したように、第3実施形態に係る通信システム1Aは、複数(本例では、5つ)の通信装置10,30,40,50,60を備える。なお、通信システム1Aは、6つ以上の通信装置を備えていてもよい。
通信装置10及び通信装置50は、通信回線CL1を介して互いに通信可能に接続されている。同様に、通信装置50及び通信装置40は、通信回線CL2を介して互いに通信可能に接続されている。
また、通信装置10及び通信装置30は、通信回線CL3を介して互いに通信可能に接続されている。同様に、通信装置30及び通信装置40は、通信回線CL4を介して互いに通信可能に接続されている。
更に、通信装置60及び通信装置50は、通信回線CL5を介して互いに通信可能に接続されている。
本例では、通信装置10及び通信装置60のそれぞれは、始点装置を構成する。また、通信装置40は、終点装置を構成する。また、通信装置20及び通信装置30のそれぞれは、中継点装置を構成する。
通信システム1Aは、始点装置10と終点装置40とが、中継点装置50を経由して通信可能に接続されることにより、第1の通信路を構成する。同様に、通信システム1Aは、始点装置10と終点装置40とが、中継点装置30を経由して通信可能に接続されることにより、第2の通信路を構成する。
更に、通信システム1Aは、始点装置60と終点装置40とが、中継点装置50を経由して通信可能に接続されることにより、第3の通信路を構成する。即ち、通信システム1Aは、複数(本例では、3つ)の通信路を構成している。
始点装置10及び始点装置60のそれぞれは、第1実施形態に係る始点装置10と同様の構成を有する。即ち、始点装置60は、フロー分配部61と、切替管理部62と、通信路管理部63と、回線制御部64,65と、を備える。
また、終点装置40は、第1実施形態に係る終点装置40と同様の構成を有する。また、中継点装置30は、第1実施形態に係る中継点装置30と同様の構成を有する。
中継点装置50は、図15に示したように、通信路管理部53と、3つの回線制御部54,55,57と、を備える。通信路管理部53は、第1実施形態に係る通信路管理部23と同様の機能を有する。また、回線制御部54,55,57のそれぞれも、第1実施形態に係る回線制御部24,25と同様の機能を有する。
通信システム1Aは、第1の通信路にて通信帯域を確保した後、第1の通信路と一部の区間を共有する第3の通信路を通る通信トラフィックに対応するフロー情報を始点装置60が新たに受け付けた場合、当該フロー情報に基づいて第3の通信路に対する通信路確定帯域を取得し、取得された通信路確定帯域を第3の通信路にて確保する。
そして、通信システム1Aは、第3の通信路にて通信帯域を確保した結果、第1の通信路を構成する区間における区間可用帯域が変化した場合、変化後の区間可用帯域に基づいて、第1の通信路に対する通信路確定帯域を取得し直し、取得された通信路確定帯域を第1の通信路にて確保し直す。
次に、上記のように構成された通信システム1Aの作動について図16に示したシーケンス図を参照しながら説明する。
先ず、通信回線CL2における区間可用帯域が30Mbpsであり、第1の通信路において30Mbpsの通信帯域が確保されている場合を想定する。更に、中継点装置50が、図17に示した通信路情報を記憶している場合を想定する。
その後、始点装置60が、図18に示したフロー情報と、図19に示した通信路情報と、を新たに受け付けた場合を想定する。
この場合、切替管理部62は、第3の通信路に対して、帯域確保処理、及び、通信路割当処理を実行する。
具体的に述べると、切替管理部62は、先ず、フロー要求帯域の総和として20Mbpsを取得する。そして、切替管理部62は、取得されたフロー要求帯域の総和(通信路要求帯域)と、第3の通信路(対象通信路)を特定するための対象通信路特定情報と、を通信路管理部63へ出力する。
そして、通信路管理部63は、特定された通信回線CL5が接続された回線制御部57から回線帯域情報を取得する。本例では、通信路管理部63が、回線帯域情報が表す通信帯域として20Mbpsを取得した場合を想定する。
そして、通信路管理部63は、確保済通信帯域の総和として0Mbpsを取得する。次いで、通信路管理部63は、取得された回線帯域情報が表す通信帯域(20Mbps)から、確保済通信帯域の総和(0Mbps)を減じた値(20Mbps)を、通信回線CL5にて利用可能な通信帯域である区間可用帯域として取得する。
次いで、通信路管理部63は、通信路要求帯域(20Mbps)、及び、上記取得された区間可用帯域(20Mbps)、の最小値(即ち、20Mbps)を区間暫定帯域として取得する。
そして、通信路管理部63は、取得された区間暫定帯域を区間要求帯域として、対象通信路(第3の通信路)にてデータが伝送される方向(第1の方向)における下流側の区間を構成する通信装置(中継点装置50)が備える通信路管理部53へ通知する。
次いで、通信路管理部53は、通信路管理部63から区間要求帯域が通知されると、回線制御部55から回線帯域情報を取得する。本例では、通信路管理部53が、回線帯域情報が表す通信帯域として30Mbpsを取得した場合を想定する。
ここで、図17に示したように、通信路番号CP#1により識別される通信路(第1の通信路)に対応付けられた通信路優先度よりも、通信路番号CP#3により識別される通信路(第3の通信路)に対応付けられた通信路優先度が高い(通信路優先度の値が小さい)。
従って、通信路管理部53は、通信路優先度が最高である第3の通信路に対する区間暫定帯域を取得する。本例では、通信路管理部53は、第3の通信路に対する区間暫定帯域として、区間要求帯域(20Mbps)と、区間可用帯域(30Mbps)と、の最小値(即ち、20Mbps)を取得する。
次に、通信路管理部53は、通信路優先度がより小さい第1の通信路に対する区間暫定帯域を取得する。本例では、通信路管理部53は、第1の通信路に対する区間暫定帯域として、通信路確定帯域(30Mbps)と、区間可用帯域(10Mbps)と、の最小値(即ち、10Mbps)を取得する。ここで、第1の通信路に対する区間可用帯域は、回線帯域情報が表す通信帯域(30Mbps)から、第3の通信路に対する区間暫定帯域(20Mbps)を減じた値である。
そして、通信路管理部53は、第1の通信路に対する区間暫定帯域(区間要求帯域、ここでは、10Mbps)と、第3の通信路に対する区間暫定帯域(区間要求帯域、ここでは、20Mbps)と、を通信路管理部43へ通知する。
次いで、通信路管理部43は、第1の通信路に対して通信路確定帯域として10Mbpsを取得し、且つ、第3の通信路に対して通信路確定帯域として20Mbpsを取得する。
そして、通信路管理部43は、第1の通信路に対する通信路確定帯域(10Mbps)と、第3の通信路に対する通信路確定帯域(20Mbps)と、を通信路管理部53へ通知する(図16のステップD1)。
次いで、通信路管理部53は、第1の通信路に対して、通信回線CL2にて通信路確定帯域(10Mbps)を確保し、且つ、第3の通信路に対して、通信回線CL2にて通信路確定帯域(20Mbps)を確保する。そして、通信路管理部53は、図20に示したように、通信路情報における確保済通信帯域を、確保された通信帯域に更新する。
そして、通信路管理部53は、第3の通信路に対する通信路確定帯域(20Mbps)を通信路管理部63へ通知する(図16のステップD2)。
次いで、通信路管理部63は、通信回線CL5にて、通信路確定帯域(20Mbps)を確保する。そして、通信路管理部63は、通信路情報における確保済通信帯域を、確保された通信帯域(20Mbps)に更新する。そして、通信路管理部63は、通信路確定帯域(20Mbps)を切替管理部62へ通知する(図16のステップD3)。
次いで、切替管理部62は、フロー番号FL#4により識別されるトラフィックフローに対応するトラフィックフロー条件に対して、第3の通信路を割り当てる。
更に、通信路管理部53は、第1の通信路に対する通信路確定帯域(10Mbps)を通信路管理部13へ通知する(図16のステップD4)。
次いで、通信路管理部13は、通信回線CL1にて、通信路確定帯域(10Mbps)を確保し直す。そして、通信路管理部13は、通信路情報における確保済通信帯域を、確保された通信帯域(10Mbps)に更新する。そして、通信路管理部13は、通信路確定帯域(10Mbps)を切替管理部12へ通知する(図16のステップD5)。
次いで、切替管理部12は、フロー番号FL#1により識別されるトラフィックフローに対応するトラフィックフロー条件に対して、第1の通信路を割り当て直す。
この場合、フロー番号FL#2により識別されるトラフィックフローに対応するトラフィックフロー条件に対して、第1の通信路を割り当てることができない。従って、この場合、通信路が未だ割り当てられていないトラフィックフロー条件に対するフロー要求帯域の総和は、60Mbpsとなる。
そこで、切替管理部12は、60Mbpsを通信路要求帯域として用いることにより、第2の通信路にて通信帯域を確保するための処理を行う。ここでは、通信回線CL3及び通信回線CL4のいずれにおいても、60Mbps以上の通信帯域が利用可能である場合を想定する。
この場合、第2の通信路において、60Mbpsの通信帯域が確保される。その後、切替管理部12は、フロー番号FL#2により識別されるトラフィックフローに対応するトラフィックフロー条件、及び、フロー番号FL#3により識別されるトラフィックフローに対応するトラフィックフロー条件のそれぞれに対して、第2の通信路を割り当てる。
このように、第3実施形態に係る通信システム1Aによれば、区間可用帯域が変化した場合であっても、通信トラフィックを、適切な通信路を経由させて伝送することができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態に係る通信システムについて説明する。第4実施形態に係る通信システムは、上記第1実施形態に係る通信システムに対して、既に確保された通信帯域以外の利用可能な通信帯域に基づいて通信帯域を確保し直すように構成されている点において相違している。従って、以下、かかる相違点を中心として説明する。
第4実施形態に係る通信路管理部13,23,33,43は、予め設定された取得周期が経過する毎に、区間追加可用帯域を取得する(通信路追加可用帯域取得手段の一部)。区間追加可用帯域は、通信路を構成する区間にて、通信帯域が確保された後に、当該確保された通信帯域以外の利用可能な通信帯域である。
第4実施形態に係る通信システム1は、通信路を構成する区間のそれぞれに対して取得された区間追加可用帯域の最小値を、当該通信路に対する通信路追加可用帯域として取得する(通信路追加可用帯域取得手段の一部)。
第4実施形態に係る通信システム1は、上記通信路に対して取得された通信路追加可用帯域に基づいて、当該通信路にて通信帯域を確保し直す。
次に、上記のように構成された通信システム1の作動について図21に示したシーケンス図を参照しながら説明する。
いま、図22に示したように、通信路番号CP#1により識別される通信路(第1の通信路)にて30Mbpsの通信帯域が確保され、且つ、通信路番号CP#2により識別される通信路(第2の通信路)にて40Mbpsの通信帯域が確保された場合を想定する。
その後も、通信路管理部13は、取得周期が経過する毎に、通信回線CL1における区間追加可用帯域を取得する(図21のステップE1)。ここで、通信路管理部13が区間追加可用帯域として70Mbpsを取得した場合を想定する。
次いで、通信路管理部13は、取得された区間追加可用帯域を通信路管理部23へ通知する(図21のステップE2)。
本例では、区間追加可用帯域は、図23に示したように、追加帯域確保用パケットに含まれた状態にて伝送される。また、後述する通信路追加可用帯域も、区間追加可用帯域と同様に、追加帯域確保用パケットに含まれた状態にて伝送される。
追加帯域確保用パケットは、図8に示した帯域確保用パケットの通信路詳細情報84に、追加帯域情報88を追加したパケットである。追加帯域情報88は、区間追加可用帯域を表す情報である。
また、管理符号86は、追加帯域確保用パケットが区間追加可用帯域を含む旨を表す予め設定された情報、又は、追加帯域確保用パケットが通信路追加可用帯域を含む旨を表す予め設定された情報である。
そして、通信路管理部23は、通信路管理部13から区間追加可用帯域が通知されると、通信回線CL2における区間追加可用帯域を取得する(図21のステップE3)。ここでは、通信路管理部23が区間追加可用帯域として50Mbpsを取得した場合を想定する。
次いで、通信路管理部23は、通知された区間追加可用帯域(70Mbps)、及び、取得された区間追加可用帯域(50Mbps)、の最小値(即ち、50Mbps)を区間追加可用帯域として通信路管理部43へ通知する(図21のステップE4)。
次いで、通信路管理部43は、通信路管理部23から区間追加可用帯域が通知されると、当該区間追加可用帯域を通信路追加可用帯域として取得する。そして、通信路管理部43は、取得された通信路追加可用帯域(50Mbps)を通信路管理部23へ通知する(図21のステップE5)。
通信路管理部23は、通信路管理部43から通信路追加可用帯域(50Mbps)が通知されると、当該通信路追加可用帯域を通信路管理部13へ通知する(図21のステップE6)。
通信路管理部13は、通信路管理部23から通信路追加可用帯域(50Mbps)が通知されると、当該通信路追加可用帯域を切替管理部12へ通知する(図21のステップE7)。
切替管理部12は、第1の通信路において既に確保されている通信帯域の総和(30Mbps)と、通知された通信路追加可用帯域(50Mbps)と、の和(80Mbps)に基づいて、第1の通信路にて通信帯域を確保し直すか否かを判定する。
本例では、切替管理部12は、第1の通信路以外の通信路(本例では、第2の通信路)が割り当てられているトラフィックフロー条件に対しても第1の通信路を割り当てることが可能であるため、第1の通信路にて通信帯域を確保し直すと判定する。
そして、切替管理部12は、通信路要求帯域としての70Mbpsと、第1の通信路(対象通信路)を特定するための対象通信路特定情報と、を通信路管理部13へ出力することにより、第1の通信路にて通信帯域を確保し直す。この結果、第1の通信路にて70Mbpsの通信帯域が確保され、すべてのトラフィックフロー条件に対して第1の通信路が割り当てられる。
このように、第4実施形態に係る通信システム1によれば、通信路にて通信帯域が確保された後、確保された通信帯域以外の利用可能な通信帯域が存在する場合、当該通信路にて確保される通信帯域を増加させることができる。即ち、利用可能な通信帯域が変化した場合であっても、利用可能な通信帯域を有効に利用することができる。
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態に係る通信システムについて説明する。第5実施形態に係る通信システムは、上記第1実施形態に係る通信システムに対して、複数の通信路に係る情報を、1つのパケットに含ませて通信するように構成されている点において相違している。従って、以下、かかる相違点を中心として説明する。
第5実施形態に係る通信システム1は、1つの区間が複数の通信路を構成している場合、当該複数の通信路に係る情報(本例では、通信路詳細情報)を、1つの、予め定められた形式を有する単位データ(本例では、帯域確保用パケット)に含ませて通信する。
具体的に述べると、第5実施形態に係る帯域確保用パケットは、図24に示したように、通信路管理部共通宛先MACアドレス81と、送信元通信路管理部MACアドレス82と、プロトコル識別子83と、通信路管理数85と、複数の通信路詳細情報84と、を含む。通信路番号85は、帯域確保用パケットが含む通信路詳細情報84の数を表す情報である。
従って、第5実施形態に係る通信システム1によれば、通信路に係る情報を伝達するための通信負荷を低減することができる。
<第6実施形態>
次に、本発明の第6実施形態に係る通信システムについて図25を参照しながら説明する。
第6実施形態に係る通信システム1000は、複数の通信装置を備えるシステムである。
更に、上記通信システム1000は、
上記複数の通信装置の1つである始点装置と、上記複数の通信装置のうちの上記始点装置以外の通信装置の1つである終点装置と、が、上記複数の通信装置のうちの、上記始点装置及び上記終点装置以外の通信装置である中継点装置を少なくとも1つ経由して通信可能に接続されることにより通信路を構成し、
上記通信路において互いに隣接する通信装置間の区間のそれぞれに対して、当該区間にて利用可能な通信帯域である区間可用帯域を取得するとともに、上記取得された区間可用帯域、及び、上記通信路に対して要求される通信帯域である通信路要求帯域、の最小値を通信路確定帯域として取得する通信路確定帯域取得部(通信路確定帯域取得手段)1001と、
上記取得された通信路確定帯域を、上記通信路を構成する区間のそれぞれにて確保することにより、当該通信路にて通信帯域を確保する帯域確保部(帯域確保手段)1002と、
伝送元の通信装置が上記始点装置であり且つ伝送先の通信装置が上記終点装置であるという条件を含むトラフィックフロー条件を満足する通信トラフィックが、上記通信帯域が確保された通信路を通るように、当該通信トラフィックを伝送する通信トラフィック制御部(通信トラフィック制御手段)1003と、
を備える。
これによれば、通信システム1000は、区間毎の区間可用帯域を取得し、取得された区間可用帯域に基づいて通信路に対する通信路確定帯域を取得する。そして、通信システム1000は、取得された通信路確定帯域に基づいて通信路にて通信帯域を確保する。更に、通信システム1000は、通信帯域が確保された通信路を経由させて、トラフィックフロー条件を満足する通信トラフィックを伝送する。この結果、上記通信システム1000によれば、通信トラフィックを、適切な通信路を経由させて伝送することができる。
以上、上記実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成及び詳細に、本願発明の範囲内において当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
なお、上記各実施形態において通信装置の各機能は、回路等のハードウェアにより実現されていた。ところで、通信装置は、処理装置と、プログラム(ソフトウェア)を記憶する記憶装置と、を備えるとともに、処理装置がそのプログラムを実行することにより、各機能を実現するように構成されていてもよい。この場合、プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記憶されていてもよい。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。
また、上記実施形態の他の変形例として、上述した実施形態及び変形例の任意の組み合わせが採用されてもよい。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のように記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
複数の通信装置を備える通信システムであって、
前記通信システムは、前記複数の通信装置の1つである始点装置と、前記複数の通信装置のうちの前記始点装置以外の通信装置の1つである終点装置と、が、前記複数の通信装置のうちの、前記始点装置及び前記終点装置以外の通信装置である中継点装置を少なくとも1つ経由して通信可能に接続されることにより通信路を構成し、
前記通信路において互いに隣接する通信装置間の区間のそれぞれに対して、当該区間にて利用可能な通信帯域である区間可用帯域を取得するとともに、前記取得された区間可用帯域、及び、前記通信路に対して要求される通信帯域である通信路要求帯域、の最小値を通信路確定帯域として取得する通信路確定帯域取得手段と、
前記取得された通信路確定帯域を、前記通信路を構成する区間のそれぞれにて確保することにより、当該通信路にて通信帯域を確保する帯域確保手段と、
伝送元の通信装置が前記始点装置であり且つ伝送先の通信装置が前記終点装置であるという条件を含むトラフィックフロー条件を満足する通信トラフィックが、前記通信帯域が確保された通信路を通るように、当該通信トラフィックを伝送する通信トラフィック制御手段と、
を備える通信システム。
これによれば、通信システムは、区間毎の区間可用帯域を取得し、取得された区間可用帯域に基づいて通信路に対する通信路確定帯域を取得する。そして、通信システムは、取得された通信路確定帯域に基づいて通信路にて通信帯域を確保する。更に、通信システムは、通信帯域が確保された通信路を経由させて、トラフィックフロー条件を満足する通信トラフィックを伝送する。この結果、上記通信システムによれば、通信トラフィックを、適切な通信路を経由させて伝送することができる。
(付記2)
付記1に記載の通信システムであって、
前記通信路確定帯域取得手段は、
前記通信路を構成する区間のうちの、当該通信路における第1の方向にて最も上流側の区間を構成する通信装置が、前記通信路要求帯域、及び、当該区間にて利用可能な通信帯域である区間可用帯域、の最小値を区間暫定帯域として取得し、当該取得された区間暫定帯域を区間要求帯域として当該第1の方向における下流側の区間を構成する通信装置へ通知し、且つ、
前記通信路を構成する区間のうちの、前記第1の方向にて最も上流側の区間、及び、当該第1の方向にて最も下流側の区間以外の区間を構成する通信装置が、当該第1の方向における上流側から通知された区間要求帯域、及び、当該区間にて利用可能な通信帯域である区間可用帯域、の最小値を区間暫定帯域として取得し、当該取得された区間暫定帯域を区間要求帯域として当該第1の方向における下流側の区間を構成する通信装置へ通知し、且つ、
前記通信路を構成する区間のうちの、前記第1の方向にて最も下流側の区間を構成する通信装置が、当該第1の方向における上流側から通知された区間要求帯域を前記通信路確定帯域として取得するように構成された通信システム。
これによれば、管理装置が、すべての区間に対する区間可用帯域を取得する場合と比較して、特定の装置における処理負荷を低減することができる。また、区間可用帯域を伝達するための通信負荷を低減することもできる。
(付記3)
付記2に記載の通信システムであって、
前記帯域確保手段は、
前記通信路を構成する区間のうちの、前記第1の方向にて最も下流側の区間を構成する通信装置が、前記取得された通信路確定帯域を、当該第1の方向における上流側の区間を構成する通信装置へ通知し、且つ、
前記通信路を構成する区間のうちの、前記第1の方向にて最も上流側の区間、及び、当該第1の方向にて最も下流側の区間以外の区間を構成する通信装置が、当該第1の方向における下流側から通知された通信路確定帯域を、当該区間にて確保するとともに、当該第1の方向における上流側の区間を構成する通信装置へ当該通信路確定帯域を通知し、且つ、
前記通信路を構成する区間のうちの、前記第1の方向にて最も上流側の区間を構成する通信装置が、当該第1の方向における下流側から通知された通信路確定帯域を、当該区間にて確保するように構成された通信システム。
これによれば、通信路確定帯域を伝達するための通信負荷を低減することができる。
(付記4)
付記1乃至付記3のいずれかに記載の通信システムであって、
前記通信トラフィック制御手段は、
前記トラフィックフロー条件のそれぞれに対して、前記通信帯域が確保された通信路を割り当てるとともに、前記トラフィックフロー条件を満足する通信トラフィックが、当該トラフィックフロー条件に対して割り当てられた通信路を通るように、当該通信トラフィックを伝送するように構成された通信システム。
(付記5)
付記4に記載の通信システムであって、
前記通信路確定帯域取得手段は、
前記トラフィックフロー条件を満足する通信トラフィックを伝送するために必要とされる通信帯域であるフロー要求帯域を受け付けるとともに、当該受け付けられたフロー要求帯域に基づいて前記通信路要求帯域を決定するように構成された通信システム。
(付記6)
付記5に記載の通信システムであって、
前記通信路を複数構成し、
前記複数の通信路のそれぞれに対して順に、前記通信路確定帯域を取得し、当該取得された通信路確定帯域を当該通信路にて確保する帯域確保処理を実行するように構成され、
前記通信路が未だ割り当てられていない前記トラフィックフロー条件に対する前記フロー要求帯域の総和を、前記帯域確保処理を実行する対象となる通信路に対する前記通信路要求帯域として用いるように構成された通信システム。
(付記7)
付記6に記載の通信システムであって、
前記通信装置が、当該通信装置により前記始点装置が構成された前記通信路と、当該通信路を構成する前記終点装置と、を対応付けた通信路情報を受け付けるとともに、当該受け付けられた通信路情報にて、前記トラフィックフロー条件が定める伝送先の通信装置と同一の終点装置と対応付けられた通信路に対して前記帯域確保処理を実行するように構成された通信システム。
(付記8)
付記6又は付記7に記載の通信システムであって、
前記通信路情報は、前記通信路と、順位を表す通信路優先度と、を対応付けた情報であり、
前記通信路に対する前記帯域確保処理を、前記受け付けられた通信路情報にて当該通信路と対応付けられた通信路優先度が表す順位に従った順にて実行するように構成された通信システム。
(付記9)
付記4乃至付記8のいずれかに記載の通信システムであって、
前記通信トラフィック制御手段は、
前記トラフィックフロー条件と、順位を表すフロー優先度と、を対応付けたフロー情報を受け付けるとともに、前記トラフィックフロー条件のそれぞれに対して、前記受け付けられたフロー情報にて当該トラフィックフロー条件と対応付けられたフロー優先度が表す順位に従った順にて前記通信路を割り当てるように構成された通信システム。
(付記10)
付記1乃至付記9のいずれかに記載の通信システムであって、
前記通信路にて前記通信帯域が確保された後、前記区間可用帯域が変化した場合、当該変化後の区間可用帯域に基づいて前記通信路確定帯域を取得し直し、当該取得された通信路確定帯域を当該通信路にて確保し直すように構成された通信システム。
(付記11)
付記1乃至付記10のいずれかに記載の通信システムであって、
前記通信路にて前記通信帯域が確保された後、当該通信路を構成する区間のそれぞれに対して、前記確保された通信帯域以外の、当該区間にて利用可能な通信帯域である区間追加可用帯域を取得するとともに、前記取得された区間追加可用帯域の最小値を通信路追加可用帯域として取得する通信路追加可用帯域取得手段を備え、
前記帯域確保手段は、前記取得された通信路追加可用帯域に基づいて、前記通信路にて通信帯域を確保し直すように構成された通信システム。
これによれば、通信路にて通信帯域が確保された後、確保された通信帯域以外の利用可能な通信帯域が存在する場合、当該通信路にて確保される通信帯域を増加させることができる。即ち、利用可能な通信帯域が変化した場合であっても、利用可能な通信帯域を有効に利用することができる。
(付記12)
付記1乃至付記11のいずれかに記載の通信システムであって、
1つの区間が複数の通信路を構成している場合、当該複数の通信路に係る情報を、1つの、予め定められた形式を有する単位データに含ませて通信するように構成された通信システム。
これによれば、通信路に係る情報を伝達するための通信負荷を低減することができる。
(付記13)
複数の通信装置を備える通信システムに適用される通信制御方法であって、
前記通信システムは、前記複数の通信装置の1つである始点装置と、前記複数の通信装置のうちの前記始点装置以外の通信装置の1つである終点装置と、が、前記複数の通信装置のうちの、前記始点装置及び前記終点装置以外の通信装置である中継点装置を少なくとも1つ経由して通信可能に接続されることにより通信路を構成し、
前記通信制御方法は、
前記通信路において互いに隣接する通信装置間の区間のそれぞれに対して、当該区間にて利用可能な通信帯域である区間可用帯域を取得するとともに、前記取得された区間可用帯域、及び、前記通信路に対して要求される通信帯域である通信路要求帯域、の最小値を通信路確定帯域として取得し、
前記取得された通信路確定帯域を、前記通信路を構成する区間のそれぞれにて確保することにより、当該通信路にて通信帯域を確保し、
伝送元の通信装置が前記始点装置であり且つ伝送先の通信装置が前記終点装置であるという条件を含むトラフィックフロー条件を満足する通信トラフィックが、前記通信帯域が確保された通信路を通るように、当該通信トラフィックを伝送する、通信制御方法。
(付記14)
付記13に記載の通信制御方法であって、
前記通信路を構成する区間のうちの、当該通信路における第1の方向にて最も上流側の区間を構成する通信装置が、前記通信路要求帯域、及び、当該区間にて利用可能な通信帯域である区間可用帯域、の最小値を区間暫定帯域として取得し、当該取得された区間暫定帯域を区間要求帯域として当該第1の方向における下流側の区間を構成する通信装置へ通知し、
前記通信路を構成する区間のうちの、前記第1の方向にて最も上流側の区間、及び、当該第1の方向にて最も下流側の区間以外の区間を構成する通信装置が、当該第1の方向における上流側から通知された区間要求帯域、及び、当該区間にて利用可能な通信帯域である区間可用帯域、の最小値を区間暫定帯域として取得し、当該取得された区間暫定帯域を区間要求帯域として当該第1の方向における下流側の区間を構成する通信装置へ通知し、
前記通信路を構成する区間のうちの、前記第1の方向にて最も下流側の区間を構成する通信装置が、当該第1の方向における上流側から通知された区間要求帯域を前記通信路確定帯域として取得する、通信制御方法。
(付記15)
付記14に記載の通信制御方法であって、
前記通信路を構成する区間のうちの、前記第1の方向にて最も下流側の区間を構成する通信装置が、前記取得された通信路確定帯域を、当該第1の方向における上流側の区間を構成する通信装置へ通知し、
前記通信路を構成する区間のうちの、前記第1の方向にて最も上流側の区間、及び、当該第1の方向にて最も下流側の区間以外の区間を構成する通信装置が、当該第1の方向における下流側から通知された通信路確定帯域を、当該区間にて確保するとともに、当該第1の方向における上流側の区間を構成する通信装置へ当該通信路確定帯域を通知し、
前記通信路を構成する区間のうちの、前記第1の方向にて最も上流側の区間を構成する通信装置が、当該第1の方向における下流側から通知された通信路確定帯域を、当該区間にて確保する、通信制御方法。
なお、本発明は、日本国にて2012年4月27日に特許出願された特願2012−102965の特許出願に基づく優先権主張の利益を享受するものであり、当該特許出願に記載された内容は、全て本明細書に含まれるものとする。
本発明は、複数の通信装置を備える通信システム等に適用可能である。
1 通信システム
10,20,30,40 通信装置
11 フロー分配部
12,42 切替管理部
13,23,33,43 通信路管理部
14,15,24,25,34,35,44,45 回線制御部
46 フロー収集部
1A 通信システム
50 通信装置
53 通信路管理部
54,55,57 回線制御部
60 通信装置
61 フロー分配部
62 切替管理部
63 通信路管理部
64,65 回線制御部
1000 通信システム
1001 通信路確定帯域取得部
1002 帯域確保部
1003 通信トラフィック制御部
CL1〜CL5 通信回線

Claims (10)

  1. 複数の通信装置を備える通信システムであって、
    前記通信システムは、前記複数の通信装置の1つである始点装置と、前記複数の通信装置のうちの前記始点装置以外の通信装置の1つである終点装置と、が、前記複数の通信装置のうちの、前記始点装置及び前記終点装置以外の通信装置である中継点装置を少なくとも1つ経由して通信可能に接続されることにより通信路を構成し、
    前記通信路において互いに隣接する通信装置間の区間のそれぞれに対して、当該区間にて利用可能な通信帯域である区間可用帯域を取得するとともに、前記取得された区間可用帯域、及び、前記通信路に対して要求される通信帯域である通信路要求帯域、の最小値を通信路確定帯域として取得する通信路確定帯域取得手段と、
    前記取得された通信路確定帯域を、前記通信路を構成する区間のそれぞれにて確保することにより、当該通信路にて通信帯域を確保する帯域確保手段と、
    伝送元の通信装置が前記始点装置であり且つ伝送先の通信装置が前記終点装置であるという条件を含むトラフィックフロー条件を満足する通信トラフィックが、前記通信帯域が確保された通信路を通るように、当該通信トラフィックを伝送する通信トラフィック制御手段と、
    を備える通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムであって、
    前記通信路確定帯域取得手段は、
    前記通信路を構成する区間のうちの、当該通信路における第1の方向にて最も上流側の区間を構成する通信装置が、前記通信路要求帯域、及び、当該区間にて利用可能な通信帯域である区間可用帯域、の最小値を区間暫定帯域として取得し、当該取得された区間暫定帯域を区間要求帯域として当該第1の方向における下流側の区間を構成する通信装置へ通知し、且つ、
    前記通信路を構成する区間のうちの、前記第1の方向にて最も上流側の区間、及び、当該第1の方向にて最も下流側の区間以外の区間を構成する通信装置が、当該第1の方向における上流側から通知された区間要求帯域、及び、当該区間にて利用可能な通信帯域である区間可用帯域、の最小値を区間暫定帯域として取得し、当該取得された区間暫定帯域を区間要求帯域として当該第1の方向における下流側の区間を構成する通信装置へ通知し、且つ、
    前記通信路を構成する区間のうちの、前記第1の方向にて最も下流側の区間を構成する通信装置が、当該第1の方向における上流側から通知された区間要求帯域を前記通信路確定帯域として取得するように構成された通信システム。
  3. 請求項2に記載の通信システムであって、
    前記帯域確保手段は、
    前記通信路を構成する区間のうちの、前記第1の方向にて最も下流側の区間を構成する通信装置が、前記取得された通信路確定帯域を、当該第1の方向における上流側の区間を構成する通信装置へ通知し、且つ、
    前記通信路を構成する区間のうちの、前記第1の方向にて最も上流側の区間、及び、当該第1の方向にて最も下流側の区間以外の区間を構成する通信装置が、当該第1の方向における下流側から通知された通信路確定帯域を、当該区間にて確保するとともに、当該第1の方向における上流側の区間を構成する通信装置へ当該通信路確定帯域を通知し、且つ、
    前記通信路を構成する区間のうちの、前記第1の方向にて最も上流側の区間を構成する通信装置が、当該第1の方向における下流側から通知された通信路確定帯域を、当該区間にて確保するように構成された通信システム。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の通信システムであって、
    前記通信トラフィック制御手段は、
    前記トラフィックフロー条件のそれぞれに対して、前記通信帯域が確保された通信路を割り当てるとともに、前記トラフィックフロー条件を満足する通信トラフィックが、当該トラフィックフロー条件に対して割り当てられた通信路を通るように、当該通信トラフィックを伝送するように構成された通信システム。
  5. 請求項4に記載の通信システムであって、
    前記通信路確定帯域取得手段は、
    前記トラフィックフロー条件を満足する通信トラフィックを伝送するために必要とされる通信帯域であるフロー要求帯域を受け付けるとともに、当該受け付けられたフロー要求帯域に基づいて前記通信路要求帯域を決定するように構成された通信システム。
  6. 請求項5に記載の通信システムであって、
    前記通信路を複数構成し、
    前記複数の通信路のそれぞれに対して順に、前記通信路確定帯域を取得し、当該取得された通信路確定帯域を当該通信路にて確保する帯域確保処理を実行するように構成され、
    前記通信路が未だ割り当てられていない前記トラフィックフロー条件に対する前記フロー要求帯域の総和を、前記帯域確保処理を実行する対象となる通信路に対する前記通信路要求帯域として用いるように構成された通信システム。
  7. 請求項6に記載の通信システムであって、
    前記通信装置が、当該通信装置により前記始点装置が構成された前記通信路と、当該通信路を構成する前記終点装置と、を対応付けた通信路情報を受け付けるとともに、当該受け付けられた通信路情報にて、前記トラフィックフロー条件が定める伝送先の通信装置と同一の終点装置と対応付けられた通信路に対して前記帯域確保処理を実行するように構成された通信システム。
  8. 請求項6又は請求項7に記載の通信システムであって、
    前記通信路情報は、前記通信路と、順位を表す通信路優先度と、を対応付けた情報であり、
    前記通信路に対する前記帯域確保処理を、前記受け付けられた通信路情報にて当該通信路と対応付けられた通信路優先度が表す順位に従った順にて実行するように構成された通信システム。
  9. 請求項4乃至請求項8のいずれかに記載の通信システムであって、
    前記通信トラフィック制御手段は、
    前記トラフィックフロー条件と、順位を表すフロー優先度と、を対応付けたフロー情報を受け付けるとともに、前記トラフィックフロー条件のそれぞれに対して、前記受け付けられたフロー情報にて当該トラフィックフロー条件と対応付けられたフロー優先度が表す順位に従った順にて前記通信路を割り当てるように構成された通信システム。
  10. 複数の通信装置を備える通信システムに適用される通信制御方法であって、
    前記通信システムは、前記複数の通信装置の1つである始点装置と、前記複数の通信装置のうちの前記始点装置以外の通信装置の1つである終点装置と、が、前記複数の通信装置のうちの、前記始点装置及び前記終点装置以外の通信装置である中継点装置を少なくとも1つ経由して通信可能に接続されることにより通信路を構成し、
    前記通信制御方法は、
    前記通信路において互いに隣接する通信装置間の区間のそれぞれに対して、当該区間にて利用可能な通信帯域である区間可用帯域を取得するとともに、前記取得された区間可用帯域、及び、前記通信路に対して要求される通信帯域である通信路要求帯域、の最小値を通信路確定帯域として取得し、
    前記取得された通信路確定帯域を、前記通信路を構成する区間のそれぞれにて確保することにより、当該通信路にて通信帯域を確保し、
    伝送元の通信装置が前記始点装置であり且つ伝送先の通信装置が前記終点装置であるという条件を含むトラフィックフロー条件を満足する通信トラフィックが、前記通信帯域が確保された通信路を通るように、当該通信トラフィックを伝送する、通信制御方法。
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