JPH10145299A - 中継器 - Google Patents

中継器

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JPH10145299A
JPH10145299A JP8318778A JP31877896A JPH10145299A JP H10145299 A JPH10145299 A JP H10145299A JP 8318778 A JP8318778 A JP 8318778A JP 31877896 A JP31877896 A JP 31877896A JP H10145299 A JPH10145299 A JP H10145299A
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JP
Japan
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signal
output
power
repeater
power supply
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JP8318778A
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English (en)
Inventor
Fumio Ishikawa
文男 石川
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、光信号の出力を減衰させることなく
長距離伝送すると共に、所定電圧の電源出力を供給する
ようにする。 【解決手段】本発明は、第1の伝送路を介して入力され
る光信号を電気信号に変換し、当該電気信号の波形を整
形することにより第1の伝送路中に減衰した光信号の出
力を減衰前の状態に補正して出力し、当該減衰前の状態
に補正された電気信号に基づいて光信号に変換し、当該
光信号を第2の伝送路を介して出力すると共に、第2の
伝送路を介して入力される電源出力を所定の電圧に変換
することにより、第2の伝送路中に低下した電源出力を
低下前の所定電圧の電源出力に補正して第1の伝送路を
介して出力するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 (1)実施例による中継器を用いたカメラ−CCUシス
テムの全体構成(図1) (2)カメラ−CCUシステムの伝送部の構成(図2) (3)中継器の構成(図3) (4)電源電圧変換回路の構成(図4) (5)実施例の動作(図5及び図6) (6)実施例の効果 (7)他の実施例(図7) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は中継器に関し、例え
ば光フアイバケーブルを用いて信号を高速で伝送する場
合に用いられる中継器に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、スタジオ等でビデオカメラを用い
て番組の収録を行う場合、ビデオカメラと、テレビカメ
ラを制御するカメラコントロールユニツト(以下、これ
をCCUと呼ぶ)とをケーブルで接続することにより形
成されたカメラ−CCUシステムが用いられている。実
際上、カメラ−CCUシステムは、ビデオカメラをスタ
ジオに配置するのに対して、CCUをスタジオから離れ
た場所例えば副調整室等に配置するようになされてい
る。
【0004】ところで、カメラ−CCUシステムにおい
てはビデオカメラをスタジオ以外の撮影現場に移動して
用いたいと同時に、ビデオカメラが撮影した映像信号を
編集したり、送出する等の信号処理を行いやすい場所で
あり、かつ電源の確保しやすい場所にCCUを配置して
用いたいという要求がある。このような要求からビデオ
カメラを撮影現場等に移動して用いた場合、撮影した映
像信号をCCUまで長距離伝送しなければならなかつ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる構成の
カメラ−CCUシステムにおいて、撮影した映像信号を
長距離伝送するときに、IEC(International Electro
technical Commision)の規格におけるランク1の約0.19
1[mW] 以下の光パワーのレーザ光を用いて伝送すると当
該レーザ光が長距離伝送している間にケーブルのロス等
によつて減衰してしまうので、ランク1のレーザ光をそ
のまま用いては長距離伝送できないという問題があつ
た。
【0006】そこで、カメラ−CCUシステムにおい
て、撮影した映像信号を光信号に換えて長距離伝送する
ときに、出力の大きなレーザを用いてレーザ光のパワー
を上げて伝送するという方法がある。ところが、このよ
うに出力の大きなレーザを使用する場合、価格が高価で
コストアツプになるという問題があつた。
【0007】また、カメラ−CCUシステムにおいてラ
ンク2あるいはランク3に相当するような出力の大きな
レーザを使用する場合、危険を知らせる表示をしなけれ
ばならないと共に、出力の大きなレーザ光による人間へ
の影響を考えて装置内で安全対策を施す必要があり、全
てにおいてコストアツプにつながるという問題があつ
た。
【0008】さらに、カメラ−CCUシステムにおいて
長距離伝送するときに、光フアイバと電源ラインの入つ
た長距離伝送専用の長い光フアイバケーブルを用いるよ
うにすれば、光フアイバケーブル同士を接続するコネク
タ数を減らし、光フアイバケーブルのロス等によるレー
ザ光のパワー低下を防止できるが、その反面長い光フア
イバケーブルは重量が重くなると共に、持ち運びや設置
が大変面倒になるという問題があつた。
【0009】この場合、カメラ−CCUシステムではC
CU側からカメラ側へ電源ラインを介して所定電圧の電
源出力が供給されるが、長距離伝送している間に電圧が
低下してしまつて所定電圧の電源出力を供給できないと
いう問題があつた。
【0010】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、光信号の出力を減衰させることなく長距離伝送する
と共に、所定電圧の電源出力を供給し得る中継器を提案
しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、伝送路を介して入力される光信号
を電気信号に変換し、当該電気信号の波形を整形するこ
とにより伝送路中に減衰した光信号の出力を減衰前の状
態に補正して出力し、当該減衰前の状態に補正された電
気信号に基づいて光信号に変換し、当該光信号を伝送路
を介して出力すると共に、当該伝送路を介して入力され
る電源出力を所定の電圧に変換することにより、伝送路
中に低下した電源出力を低下前の所定電圧の電源出力に
補正して伝送路を介して出力するようにする。
【0012】これにより、伝送路を介して入力される場
合に減衰した出力の弱い光信号を減衰前の光信号に変換
して当該伝送路を介して出力し得ると共に、当該伝送路
を介して入力される場合に低下した電源出力を低下前の
所定電圧の電源出力に変換することにより、負荷に対し
て所望の電源出力を供給することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0014】(1)実施例による中継器を用いたカメラ
−CCUシステムの全体構成 図1において1は全体として実施例による中継器を用い
たカメラ−CCUシステムを示し、映像信号を電気信号
に変換する撮像部2A及び音声信号を電気信号に変換す
るマイク2Bを有するビデオカメラ2と、ビデオカメラ
2を制御するCCU3と、ビデオカメラ2とCCU3と
を接続する光フアイバケーブル4と、当該光フアイバケ
ーブル4同士を接続する中継器5とから構成されてい
る。
【0015】ここで、ビデオカメラ2はアナログ記録の
場合にはR、G、Bによる色信号、コンポジツト信号ま
たはY、R−Y、B−Yによる色差コンポーネント信
号、デイジタル記録の場合にはSMPTE規格に準拠し
た所定のフオーマツトによつて記録された映像信号を光
信号に変換して出力するようになされている。
【0016】また光フアイバケーブル4は、送信用及び
受信用でなる2本の光フアイバと、2本の電源ラインと
を組み合わせた復合光フアイバケーブルである。さらに
CCU3は、接続される装置に応じて外部からAC 240
[V] の電源出力が供給されたり、あるいはDC 150[V]
の電源出力が供給され、光フアイバケーブル4の電源ラ
イン及び中継器5を介してビデオカメラ2に電源出力を
供給するようになされている。
【0017】実際上、カメラ−CCUシステム1は例え
ばビデオカメラ2がスタジオに配置され、CCU3が副
調整室に配置されている場合、スタジオと副調整室との
間に配置された光フアイバケーブル4によつてビデオカ
メラ2とCCU3とが接続される。これにより、カメラ
−CCUシステム1は、副調整室のCCU3から電源ラ
インを介してスタジオのビデオカメラ2にAC 240[V]
の電源出力を供給したり、あるいはDC 150[V] の電源
出力を供給すると共に、各種制御信号(後述する)を供
給するようになされている。
【0018】続いて、カメラ−CCUシステム1は、ス
タジオのビデオカメラ2により撮影を行うと、カメラ映
像及び音声信号VAを光フアイバケーブル4を介して副
調整室のCCU3に送出する。CCU3は、カメラ映像
及び音声信号VAに対して各種の信号処理を施すために
後段の編集装置やスイツチヤ等(図示せず)に当該カメ
ラ映像及び音声信号VAを出力するようになされてい
る。
【0019】この場合、CCU3は現在オンエアされて
いる映像情報を表す信号としてリターン映像及び音声信
号RVAを編集装置から受けてビデオカメラ2に送出す
る。これにより、ビデオカメラ2ではリターン映像及び
音声信号RVAを受け取ると、現在オンエアされている
映像情報をカメラマンが確認し得るようになされてい
る。例えば、カメラマンはビユーフアインダ(図示せ
ず)を介して撮影を行いながらスイツチを切り換えるこ
とにより、現在自分が撮影しているカメラ映像を確認し
たり、あるいは現在TVでオンエアされている映像を確
認できるようになされている。
【0020】(2)カメラ−CCUシステムの伝送部の
構成 次に、ビデオカメラ2及びCCU3の伝送部の構成につ
いて図2を用いて説明する。図2に示すように、ビデオ
カメラ2は信号処理回路11が撮像部2A及びマイク2
Bからのカメラ映像及び音声信号VA、システム情報信
号ST1並びにインタカム信号IC1を入力する。ここ
で、システム情報信号ST1とはビデオカメラ2の撮影
動作及び映像信号処理の制御に関する情報、例えばレン
ズ絞り、カラーフイルタの選択、輪郭補正、各チヤンネ
ルのガンマ補正等である。また、インタカム信号IC1
とはスタジオ(現場)と副調整室のスタツフとの間の連
絡信号である。
【0021】信号処理回路11はカメラ映像及び音声信
号VAに対して輝度信号処理、色信号処理、ホワイトバ
ランス調整及びガンマ補正等の各種処理を行い、カメラ
映像及び音声信号VA、システム情報信号ST1並びに
インタカム信号IC1の位相を変えたり、あるいは時分
割して多重化処理し、多重化信号S1として送信回路1
2に送出する。送信回路12は多重化信号S1を電光変
換可能なレベルに増幅した後にデイジタルの伝送データ
S2に変換して電光変換回路13に送出する。
【0022】電光変換回路13は半導体レーザ例えばレ
ーザダイオードを有し、伝送データS2を光信号S3
(レーザ光)に変換し、光フアイバケーブル4中を伝送
させてCCU3側の光電変換回路14に送出する。光電
変換回路14は、例えばフオトダイオード等の受光素子
でなり、光信号S3を受光して電気信号S4に変換し、
受信回路15に送出する。受信回路15は電気信号S4
を次段で信号処理できるレベルにまで増幅し、受信信号
S5として信号処理回路16に送出する。信号処理回路
16は受信信号S5を分割処理することにより、CCU
3側でカメラ映像及び音声信号VA、システム情報信号
ST1並びにインタカム信号IC1を出力し得るように
なされている。
【0023】これにより、CCU3はカメラ映像及び音
声信号VAを後段の編集装置やスイツチヤ等に送出する
ことにより、当該編集装置やスイツチヤ等によつてカメ
ラ映像及び音声信号VAを信号処理し得るようになされ
ている。この後、CCU3は後段の編集装置やスイツチ
ヤ等から送出されてきた現在TVでオンエア中のリター
ン映像及び音声信号RVAと、次のシステム情報信号S
T2及びインタカム信号IC2をビデオカメラ2へ送出
するようになされている。
【0024】次に、CCU3は信号処理回路17がリタ
ーン映像及び音声信号RVA、システム情報信号ST
2、並びにインタカム信号IC2を入力する。この場
合、信号処理回路17はリターン映像及び音声信号RV
A、システム情報信号ST2並びにインタカム信号IC
2の位相を変えたり、あるいは時分割して多重化処理
し、多重化信号S6として送信回路18に送出する。送
信回路18は多重化信号S6を電光変換可能なレベルに
増幅した後にデイジタルの伝送データS7として電光変
換回路19に送出する。電光変換回路19は、半導体レ
ーザ例えばレーザダイオードを有し伝送データS7を光
信号S8に変換し、光フアイバケーブル4中を伝送させ
てビデオカメラ2側の光電変換回路20に送出する。
【0025】光電変換回路20は、例えばフオトダイオ
ード等の受光素子でなり、光信号S8を受光して電気信
号S9に変換し、受信回路21に送出する。受信回路2
1は電気信号S9を次段で信号処理できるレベルにまで
増幅し、受信信号S10として信号処理回路22に送出
する。信号処理回路22は受信信号S10を分割処理す
ることにより、ビデオカメラ2側でリターン映像及び音
声信号RVA、システム情報信号ST2並びにインタカ
ム信号IC2を出力し得るようになされている。
【0026】これにより、ビデオカメラ2はシステム情
報信号ST2に基づいてビデオカメラ2の撮影動作及び
映像信号処理の制御を行うと共に、インタカム信号IC
2に基づいて副調整室のスタツフからの連絡事項をビユ
ーフアインダ内に表示したり、あるいはヘツドフオンあ
るいはスピーカからスタツフの音声を出力するようにな
されている。
【0027】(3)中継器の構成 続いて、図3に示すように中継器5はビデオカメラ2側
の光フアイバケーブル4とCCU3側の光フアイバケー
ブル4に接続され、ビデオカメラ2から送出された光信
号S3を光電変換回路31に入力する。光電変換回路3
1は例えばフオトダイオードでなり、受光した光信号S
3をパルス信号S3A として波形整形回路32に送出す
る。
【0028】波形整形回路32は、パルス信号S3A
振幅レベルが長距離伝送によつて下がつていたり、ジツ
タ等のノイズ成分が増加することによつてパルス幅がば
らついてアナログ信号に近い状態になつているので、パ
ルス幅及び振幅レベルを波形整形して再度整えることに
より、波形の整えられたきれいなパルス信号S3B を生
成して電光変換回路33に送出する。電光変換回路33
は、半導体レーザによつてパルス信号S3B を再度光信
号S3′に変換して光フアイバケーブル4を介してCC
U3へ出力するようになされている。
【0029】一方、CCU3も光信号S8を中継器5の
光電変換回路34に送出する。光電変換回路34は、受
光した光信号S8をパルス信号S8A として波形整形回
路35に送出する。波形整形回路35は、パルス信号S
A を上述の波形整形回路32と同様に波形整形してき
れいなパルス信号S8B として電光変換回路36に送出
する。電光変換回路36は、半導体レーザによつてパル
ス信号S8B を再度光信号S8′に変換して光フアイバ
ケーブル4を介してビデオカメラ2へ出力するようにな
されている。
【0030】ところで、中継器5内の光電変換回路31
〜電光変換回路36を含む波形整形部37は中継器内電
源38から供給される電源出力によつて起動するように
なされている。この中継器内電源38は2本の電源ライ
ン4A 及び4B を介してCCU3から入力されるDC 1
00〜 150[V] の電源出力、あるいはAC 150〜 240[V]
の電源出力に基づいて波形整形部37の各回路を起動さ
せるための所定電圧の電源電圧を生成するようになされ
ている。
【0031】また、AC 240[V] の電源出力、あるいは
DC 150[V] の電源出力は、CCU3から中継器5を介
してビデオカメラ2へ供給されるが、光フアイバケーブ
ル4のロス等によつて電源電圧が低下して必要な電力を
供給できなくなる。そこで、電源電圧変換回路39が低
下前の電源電圧に戻して出力するようになされている。
次に、この電源電圧変換回路39の構成を図4を用いて
説明する。
【0032】(4)電源電圧変換回路の構成 図4に示すように、電源電圧変換回路39はDC 100〜
150[V] あるいはAC150〜 240[V] の電圧が入力され
ると、AC/DC検出及びコントロールスイツチ41が
直流電圧か交流電圧かを判断してスイツチ42を切り換
える。電源電圧変換回路39はDC 100〜 150[V] の電
圧が入力された場合、AC/DC検出及びコントロール
スイツチ41によつて直流電圧が入力されたと判断して
スイツチ42を端子43に接触させてDC 100〜 150
[V] の電圧をDC−DCコンバータ44に送出する。
【0033】DC−DCコンバータ44は、リレー等の
スイツチによつて入力及び出力が切り換えられるように
なされており、DC 100〜 150[V] の範囲内で入力され
る電圧値がいくつであつても常にDC 150[V] の電圧を
出力するようになされている。この場合、スイツチ45
はAC/DC検出及びコントロールスイツチ41によつ
て端子46に接触され、DC 150[V] の電圧を出力する
ようになされている。
【0034】また、電源電圧変換回路39はAC 150〜
240[V] の電圧が入力された場合、AC/DC検出及び
コントロールスイツチ41によつて交流電圧が入力され
たと判断してスイツチ42を端子47に接触させて整流
回路48に送出する。整流回路48は、交流電圧を全波
整流し、さらにコイル49とコンデンサ50による平滑
回路51(フイルタ)によつてリプル分を除去して直流
電圧を生成し、DC−DCコンバータ52に送出する。
【0035】DC−DCコンバータ52は、入力される
直流電圧の電圧値がいくつであつても常にDC 150[V]
の電圧をDC−ACコンバータ53に送出するようにな
されている。DC−ACコンバータ53は、DC 150
[V] の直流電圧をAC 240[V]の交流電圧に変換して出
力するようになされている。この場合、スイツチ45は
AC/DC検出及びコントロールスイツチ41によつて
端子54に接触され、AC 240[V] の電圧を出力するよ
うになされている。このようにして、電源電圧変換回路
39は、入力される電圧値が低下している場合でも、常
に一定のDC 150[V] あるいはAC 240[V] の電圧を生
成して出力し得るようになされている。
【0036】(5)実施例の動作 以上の構成において、カメラ−CCUシステム1におけ
る中継器5は、CCU3から光フアイバケーブル4を介
して送出されてくるDC 100〜 150[V] あるいはAC 1
50〜 240[V] の電圧によつて中継器内電源38に電源電
圧が供給される。中継器5は、中継器内電源38によつ
て供給される所定電圧の電源出力によつて波形整形部3
7が起動し、ビデオカメラ2から送出されてくる光信号
S3が減衰した場合に当該光信号S3を光電変換回路3
1によつて一旦、パルス信号S3A に変換する。
【0037】ここで、パルス信号S3A は、光フアイバ
ケーブル4によつて長距離伝送されている間に振幅レベ
ルが下がつていたり、ジツタ等のノイズ成分が増加して
パルス幅がばらついているので、波形整形回路32によ
つて波形整形されて再度きれいなパルス信号S3B が生
成される。このパルス信号S3B に基づいて電光変換さ
れた光信号S3′は、減衰される前の約0.191[mW] 近い
出力パワーに戻されて光フアイバケーブル4を介してC
CU3へ出力される。
【0038】従つて、光信号S3の出力パワーがランク
1程度の弱いもので伝送中に減衰してしまうことがあつ
ても、減衰した光信号S3の出力パワーを減衰前の約0.
191[mW] 近い出力パワーの光信号S3′に中継器5によ
つて戻すことができる。かくして、カメラ−CCUシス
テム1は中継器5を用いることにより、人間にとつて何
ら悪影響の与えないランク1の出力パワーの光信号S3
で長距離伝送を可能にすることができる。
【0039】また、電源電圧変換回路39はCCU3側
から送出されてきた電源電圧が光フアイバケーブル4の
ロス等によつて電圧値が低下してしまつた場合であつて
も、内部のAC/DC検出及びコントロールスイツチ4
1によつてスイツチ42を切り換えることにより、DC
−DCコンバータ44によつて低下前のDC 150[V]、
あるいはDC−DCコンバータ52及びDC−ACコン
バータ53によつて低下前のAC 240[V] の電源電圧に
変換して出力することができる。
【0040】これにより、中継器5はCCU3側から送
られてきた電源電圧の出力が低下してしまつている場合
においても、低下前の電源電圧でビデオカメラ2へ電力
を供給することができる。かくして、カメラ−CCUシ
ステム1は中継器5を用いることにより、ビデオカメラ
2に安定した電源電圧を供給して常に安定した撮影を行
うことができる。
【0041】次に、中継器5を用いないで光フアイバケ
ーブル4同士を接続した場合に消費される電力P1 と、
中継器5を光フアイバケーブル4の間に接続した場合に
消費される電力P2 との関係を図5及び図6を用いて説
明する。図5に示すように、カメラ−CCUシステム1
は中継器5を用いないで光フアイバケーブル4同士をコ
ネクタで接続した場合、光フアイバケーブル4のケーブ
ル長さによる抵抗をr1 、電圧をV、負荷抵抗をRLと
すると、負荷抵抗RLで消費される電力PRLは、次式
【数1】 で表される。
【0042】ここで、負荷抵抗RLで消費される電力P
RLが最大となるのは、インピーダンスマツチングによつ
て、次式
【数2】 となるときであり、そのときの最大電力PRL MAXは、次
【数3】 で表される。
【0043】また、図6に示すように、カメラ−CCU
システム1は中継器5を用いて光フアイバケーブル4同
士をコネクタで接続した場合、光フアイバケーブル4の
ケーブル長さによる抵抗をr1 、電圧をV、負荷抵抗を
RL及びRLXとすると、まず中継器5に入力される電
力PINは、次式
【数4】 で表される。このとき、負荷抵抗RLで消費される電力
INが最大となるのは、インピーダンスマツチングによ
つて、抵抗r1 =負荷抵抗RLとなるときであるので最
大電力PIN MAXは次式
【数5】 と変形することができる。
【0044】さらに、負荷抵抗RLXで消費される最大
電力PRLX MAX は、次式
【数6】 で表すことができ、ここで、Iは電流を表しており、電
流Iは次式
【数7】 と、変換することができる。このときPは負荷抵抗RL
Xで消費される電力であり、次式
【数8】 で表すことができる。従つて(8)式の電力PRLX
(7)式のPに代入してやると(6)式は、次式
【数9】 と変形することができる。
【0045】この場合、中継器5から取り出せる最大電
力PRLX MAX が決まつているために、電圧及び電流も定
まつており、当然、最大の負荷抵抗(r1 +RLX)の
値も定まつている。すなわち、中継器5へ入力される最
大電力PIN MAXと、中継器5から取り出せる最大電力P
RLX MAX とは互いに光フアイバケーブル4によるロス等
がなかつた場合に等しくなる。従つて、中継器5を介し
て取り出せる最大電力PRLX MAX の負荷抵抗は、光フア
イバケーブル4のロス等のない状態で中継器5に入力さ
れる最大電力PIN MAXの負荷抵抗と等しくなり、最大電
力PRLX MAX の負荷抵抗と最大電力PIN MAXの負荷抵抗
とは、次式
【数10】 で表され、(10)式を変形して、次式
【数11】 を得る。
【0046】この(11)式を(9)式に代入することに
より、最大電力PRLX MAX は、次式
【数12】 で表すことができる。かくして(3)式と(12)式を比
較することにより、中継器5を用いた場合の最大電力P
RLX MAX は、中継器5を用いなかつた場合の最大電力P
RL MAXの1.5倍となることがわかる。すなわち、カメ
ラ−CCUシステム1は中継器5を用いた場合、中継器
5を用いなかつた場合に光フアイバケーブル4のロス等
によつて低下して取り出される最大電力の約1.5倍ま
での電力を取り出せることになる。
【0047】このように、中継器5はCCU3側から供
給される電源電圧が長距離伝送による光フアイバケーブ
ル4のロス等によつて低下してしまつた場合において
も、電源電圧変換回路38によつて常に電圧パワーを元
に戻して低下前の電源出力をビデオカメラ2に供給する
ことができる。これにより、カメラ−CCUシステム1
は本発明の中継器5を用いるようにしたことにより、中
継器内電源38によつて起動される波形整形部37によ
つてランク1の出力パワーの光信号S3を減衰させない
で伝送し得ると共に、CCU3から供給される電源電圧
を低下させることなくビデオカメラ2に供給することが
できる。
【0048】(6)実施例の効果 以上の構成によれば、カメラ−CCUシステム1は中継
器5を用いて光フアイバケーブル4同士を接続するよう
にしたことにより、人間にとつて安全なランク1の光信
号S3で長距離伝送することができ、かくしてコストダ
ウンを図ることができる。
【0049】また、カメラ−CCUシステム1は中継器
5を用いて光フアイバケーブル4同士を接続するように
したことにより、CCU3からビデオカメラ2へ電源出
力を供給する際に光フアイバケーブル4のロス等によつ
て出力パワーを低下させることなく常に一定の電源電圧
を供給することができる。従つて、カメラ−CCUシス
テム1は短距離伝送する場合には中継器5を接続する必
要はなく、長距離伝送するときにのみ中継器5を接続す
れば良いので、伝送条件に応じた最小時間かつ最小コス
トで伝送することができる。
【0050】さらに、カメラ−CCUシステム1は中継
器5を用いるようにしたことにより、人間にとつて安全
なランク1の光信号S3で長距離伝送できると共に、必
要な電源電圧を中継器5を介してビデオカメラ2に供給
することができるので、あえて持ち運びや設置の大変面
倒な長距離伝送専用の光フアイバケーブルを用いる必要
がなくなる。
【0051】(7)他の実施例 なお上述の実施例においては、電源電圧変換回路39の
構成として図4に示すようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、図7に示す電源電圧変換回
路60のようなDC−DCコンバータ52を1つだけ設
けた構成にしても良い。実際上、電源電圧変換回路60
は入力される電圧がDC 100〜 150[V] あるいはAC 1
50〜240[V]のどちらであつても、整流回路48及び平滑
回路51を介してDC−DCコンバータ52に送出され
てDC 150[V] に変換される。この場合、入力電圧が直
流のときにAC/DC検出及びコントロールスイツチ4
1によつてスイツチ45が端子46に接触されてDC 1
50[V] が出力され、入力電圧が交流のときにAC/DC
検出及びコントロールスイツチ41によつてスイツチ4
5が端子54に接触されてAC 240[V] が出力されるよ
うになされている。この場合にも上述の実施例と同様の
効果を得ることができる。
【0052】また上述の実施例においては、光電変換手
段としての光電変換回路14、2031及び34にフオ
トダイオードを用いるようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、アバランシエフオトダイオ
ード等の他の種々の光電変換手段を用いるようにしても
良い。
【0053】さらに上述の実施例においては、電光変換
手段としての電光変換回路13、19、33及び36に
半導体レーザを用いるようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、発光ダイオード等の他の種
々の電光変換手段を用いるようにしても良い。
【0054】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、伝送路を
介して入力される光信号を電気信号に変換し、当該電気
信号の波形を整形することにより伝送路中に減衰した光
信号の出力を減衰前の状態に補正して出力し、当該減衰
前の状態に補正された電気信号に基づいて光信号に変換
し、当該光信号を伝送路を介して出力すると共に、当該
伝送路を介して入力される電源出力を所定の電圧に変換
することにより、伝送路中に低下した電源出力を低下前
の所定電圧の電源出力に補正して伝送路を介して出力す
るようにする。これにより、伝送路を介して入力される
場合に減衰した出力の弱い光信号を減衰前の光信号に変
換して伝送路を介して出力し得ると共に、当該伝送路を
介して入力される場合に低下した電源出力を低下前の所
定電圧の電源出力に変換することにより負荷に対して所
望の電源出力を供給することができ、かくして光信号の
出力を減衰させることなく長距離伝送し得ると共に、所
定電圧の電源出力を供給し得る中継器を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による中継器を用いたカメラ−
CCUシステムの全体構成を示すブロツク図である。
【図2】カメラ−CCUシステムの伝送部の構成を示す
ブロツク図である。
【図3】カメラ−CCUシステムの中継器の構成を示す
ブロツク図である。
【図4】中継器内の電源電圧変換回路の構成を示すブロ
ツク図である。
【図5】中継器を用いない場合の最大電力算出に供する
回路図である。
【図6】中継器を用いた場合の最大電力算出に供する回
路図である。
【図7】他の実施例による中継器内の電源電圧変換回路
の構成を示すブロツク図である。
【符号の説明】
1……カメラ−CCUシステム、2……ビデオカメラ、
3……CCU、4……光フアイバケーブル、5……中継
器、11、16、17、22……信号処理回路、12、
18……送信回路、13、19、33、36……電光変
換回路、14、20、31、34……光電変換回路、1
5、21……受信回路、32、35……波形整形回路、
37……波形整形部、38……中継器内電源、39、6
0……電源電圧変換回路、41……AC/DC検出及び
コントロールスイツチ、42、46……スイツチ、4
3、45、47、54……端子、44、52……DC−
DCコンバータ、48……整流回路、49……コイル、
50……コンデンサ、51……平滑回路、53……DC
−ACコンバータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/18 H04N 7/22

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝送路を介して入力される光信号を電気信
    号に変換する光電変換手段と、 上記電気信号の波形を整形することにより、上記伝送路
    中に減衰した光信号の出力を減衰前の状態に補正して出
    力する波形整形手段と、 上記波形の整形された電気信号に基づいて光信号に変換
    し、当該光信号を伝送路を介して出力する電光変換手段
    と、 上記伝送路を介して入力される電源出力を所定の電圧に
    変換することにより、上記伝送路中に低下した電源出力
    を低下前の所定電圧の電源出力に補正して伝送路を介し
    て出力する電源電圧変換手段とを具えることを特徴とす
    る中継器。
  2. 【請求項2】上記波形整形手段は、上記電気信号のパル
    ス幅及び振幅レベルを整えることを特徴とする請求項1
    に記載の中継器。
  3. 【請求項3】上記伝送路を介して入力される電源出力に
    基づいて上記光電変換手段、上記波形整形手段及び上記
    電光変換手段に所定電圧の電源出力を供給する中継器内
    電源を具えることを特徴とする請求項1に記載の中継
    器。
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