JPH1014501A - 猫用ドライフード包装体 - Google Patents
猫用ドライフード包装体Info
- Publication number
- JPH1014501A JPH1014501A JP8169475A JP16947596A JPH1014501A JP H1014501 A JPH1014501 A JP H1014501A JP 8169475 A JP8169475 A JP 8169475A JP 16947596 A JP16947596 A JP 16947596A JP H1014501 A JPH1014501 A JP H1014501A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dry
- food
- shaved
- cats
- cat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Feed For Specific Animals (AREA)
- Fodder In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 猫が好んで食する嗜好性に優れたキャットフ
ードを極めて手軽に給餌することができる猫用ドライフ
ード包装体の提供。 【解決手段】 ドライタイプキャットフードと魚節の削
り節とを各別に分包せしめて同一包装容器内に収納した
ことを特徴とする猫用ドライフード包装体。
ードを極めて手軽に給餌することができる猫用ドライフ
ード包装体の提供。 【解決手段】 ドライタイプキャットフードと魚節の削
り節とを各別に分包せしめて同一包装容器内に収納した
ことを特徴とする猫用ドライフード包装体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドライタイプのキャ
ットフードと魚節の削り節とを収納した猫用ドライフー
ド包装体に関する。
ットフードと魚節の削り節とを収納した猫用ドライフー
ド包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、市販されているキャットフード
は、一般に水分含量の多い(通常約75重量%以上)ウ
ェットタイプと、水分含量の少ない(通常約10重量%
以下)ドライタイプと、水分含量が中程度(通常約25
〜35重量%)のセミモイストタイプの3タイプに大別
される。
は、一般に水分含量の多い(通常約75重量%以上)ウ
ェットタイプと、水分含量の少ない(通常約10重量%
以下)ドライタイプと、水分含量が中程度(通常約25
〜35重量%)のセミモイストタイプの3タイプに大別
される。
【0003】而して、これらの中で当該ドライタイプの
キャットフードは、通常粒状、ペレット状、フレーク
状、スティック状、ドーナツ状、星形等の固形状の小片
の形態で生産、販売されているが、その取り扱い易さ、
保存性の良さなどの点から近年その需要がますます増大
しているものである。
キャットフードは、通常粒状、ペレット状、フレーク
状、スティック状、ドーナツ状、星形等の固形状の小片
の形態で生産、販売されているが、その取り扱い易さ、
保存性の良さなどの点から近年その需要がますます増大
しているものである。
【0004】然しながら、斯かるドライタイプのキャッ
トフードは、生肉、生魚を主成分とする缶詰などの形態
によるウェットタイプのキャットフードに比して嗜好性
が低く、猫に与えても充分に摂取されず、食べ残しが生
じると云う問題があった。
トフードは、生肉、生魚を主成分とする缶詰などの形態
によるウェットタイプのキャットフードに比して嗜好性
が低く、猫に与えても充分に摂取されず、食べ残しが生
じると云う問題があった。
【0005】そこで、従来よりドライタイプのキャット
フードの嗜好性を高めるため、味や香り等がそれぞれ異
なる複数の種類の固形状の小片を混ぜ合せたり、赤、
緑、黄色などの異なった色に着色した小片を混ぜ合せる
試みもなされているが、未だ充分には満足のゆくもので
はなかったのが実状であった。
フードの嗜好性を高めるため、味や香り等がそれぞれ異
なる複数の種類の固形状の小片を混ぜ合せたり、赤、
緑、黄色などの異なった色に着色した小片を混ぜ合せる
試みもなされているが、未だ充分には満足のゆくもので
はなかったのが実状であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】斯かる実状に於て、本
発明者は猫が好んで食する嗜好性に優れたドライタイプ
のキャットフードを提供することを目的として種々研究
を重ねた結果、 魚節の小片や粉末をドライフードに添加併用しても嗜
好性を高めることはできないが、魚節の削り節を添加併
用すれば極めて良い結果が得られること、 然るとき、ドライフードは一般にエクストルーダーに
よる押出成形品であり、魚節の削り節をドライフード原
材料に混入せしめてドライフードを成形する場合、嗜好
性を高めるのに効果的でないこと、 また、ドライフードと魚節の削り節を予め混合した状
態に置くと、当該削り節特有の香り等が経時的に損なわ
れ、目的とする嗜好性が保持できないこと、 従って、ドライフードと魚節の削り節は給餌時に併用
するのが最も効果的であり、そのためにはドライフード
と魚節の削り節を分別収納したパック体とするのが極め
て簡便かつ有用であること、 を見い出し、本発明を完成した。
発明者は猫が好んで食する嗜好性に優れたドライタイプ
のキャットフードを提供することを目的として種々研究
を重ねた結果、 魚節の小片や粉末をドライフードに添加併用しても嗜
好性を高めることはできないが、魚節の削り節を添加併
用すれば極めて良い結果が得られること、 然るとき、ドライフードは一般にエクストルーダーに
よる押出成形品であり、魚節の削り節をドライフード原
材料に混入せしめてドライフードを成形する場合、嗜好
性を高めるのに効果的でないこと、 また、ドライフードと魚節の削り節を予め混合した状
態に置くと、当該削り節特有の香り等が経時的に損なわ
れ、目的とする嗜好性が保持できないこと、 従って、ドライフードと魚節の削り節は給餌時に併用
するのが最も効果的であり、そのためにはドライフード
と魚節の削り節を分別収納したパック体とするのが極め
て簡便かつ有用であること、 を見い出し、本発明を完成した。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はドラ
イタイプキャットフードと魚節の削り節とを各別に分包
せしめて同一包装容器内に収納したことを特徴とする猫
用ドライフード包装体により上記目的を達成したもので
ある。
イタイプキャットフードと魚節の削り節とを各別に分包
せしめて同一包装容器内に収納したことを特徴とする猫
用ドライフード包装体により上記目的を達成したもので
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる魚節の削り節
としては、例えばまぐろ節の削り節やかつお節の削り節
等が好ましいものとして挙げられるが、就中まぐろ節の
削り節を用いるのが優れた嗜好性を得る上で好ましい。
尚、これら魚節削り節は1種又は2種以上を適宜組み合
せて使用しても良い。
としては、例えばまぐろ節の削り節やかつお節の削り節
等が好ましいものとして挙げられるが、就中まぐろ節の
削り節を用いるのが優れた嗜好性を得る上で好ましい。
尚、これら魚節削り節は1種又は2種以上を適宜組み合
せて使用しても良い。
【0009】本発明に用いられる削り節としては、厚さ
0.01〜0.5mm、長さ0.85〜50.0mm、巾
0.85〜10.0mmのものが全重量の80%以上占め
るものが望ましい。特に、厚さがこれより薄いと室内へ
の散乱、また餌皿への付着がおこり取扱いがむずかしく
なり易く、他方これより厚いと魚節が固く、香気の発生
が充分ではなく、さらに、猫がドライフードと同時に摂
取することがむずかしくなり易い。
0.01〜0.5mm、長さ0.85〜50.0mm、巾
0.85〜10.0mmのものが全重量の80%以上占め
るものが望ましい。特に、厚さがこれより薄いと室内へ
の散乱、また餌皿への付着がおこり取扱いがむずかしく
なり易く、他方これより厚いと魚節が固く、香気の発生
が充分ではなく、さらに、猫がドライフードと同時に摂
取することがむずかしくなり易い。
【0010】本発明に於て削り節の分包量は、ドライタ
イプキャットフードの分包量の0.5〜5重量%、特に
1〜3重量%とするのが好ましい。因に、これより少な
いと猫の嗜好性の向上には充分な効果が得られにくく、
他方これより多いとドライフードと併用した際にふりか
けが多すぎてドライフードが食べにくくなり易い。
イプキャットフードの分包量の0.5〜5重量%、特に
1〜3重量%とするのが好ましい。因に、これより少な
いと猫の嗜好性の向上には充分な効果が得られにくく、
他方これより多いとドライフードと併用した際にふりか
けが多すぎてドライフードが食べにくくなり易い。
【0011】而して、当該ドライタイプキャットフード
の分包量としては、一日分の給餌量(通常60〜100
g)とするのが好ましい。因に、分包量が一日分より少
ないと給餌作業が煩瑣となり、他方一日分より多いと当
該分包袋の開披により、残存するフードの品質劣化等が
生じ易くなる。
の分包量としては、一日分の給餌量(通常60〜100
g)とするのが好ましい。因に、分包量が一日分より少
ないと給餌作業が煩瑣となり、他方一日分より多いと当
該分包袋の開披により、残存するフードの品質劣化等が
生じ易くなる。
【0012】本発明に用いられるドライタイプキャット
フードの具体的組成としてはその如何を問わないが、例
えば穀類(とうもろこし、小麦粉)、魚介類(フィッシ
ュミール、かつお・まぐろエキス)、肉類(ミートミー
ル)、豆類(大豆ミール)、植物たん白エキス(グルテ
ンミール)、油脂類(動物性油脂、植物性油脂、DH
A)、食塩、アミノ酸(メチオニン、タウリン)、ビタ
ミン類、ミネラル類、糖類(オリゴ糖)等を適宜量配合
したものが挙げられる。
フードの具体的組成としてはその如何を問わないが、例
えば穀類(とうもろこし、小麦粉)、魚介類(フィッシ
ュミール、かつお・まぐろエキス)、肉類(ミートミー
ル)、豆類(大豆ミール)、植物たん白エキス(グルテ
ンミール)、油脂類(動物性油脂、植物性油脂、DH
A)、食塩、アミノ酸(メチオニン、タウリン)、ビタ
ミン類、ミネラル類、糖類(オリゴ糖)等を適宜量配合
したものが挙げられる。
【0013】本発明に於て、ドライタイプキャットフー
ドの分包は、例えば合成樹脂フィルムや金属箔等で製袋
された非通気性袋へ封入するのが簡便であると共に、品
質保持上好ましく、また削り節の分包は、同様な非通気
性小袋へ窒素と共に充填封入するのが簡便であると共
に、嗜好性の保持上好ましい。
ドの分包は、例えば合成樹脂フィルムや金属箔等で製袋
された非通気性袋へ封入するのが簡便であると共に、品
質保持上好ましく、また削り節の分包は、同様な非通気
性小袋へ窒素と共に充填封入するのが簡便であると共
に、嗜好性の保持上好ましい。
【0014】本発明に於て、包装容器内に収納されるド
ライタイプキャットフードの分包袋の数は1個のみなら
ず複数個でも良いが、後者の場合には一日分の給餌量を
分包した分包袋を、5個(5日分)、7個(1週間
分)、10個(10日分)等消費管理し易い個数とする
のが好ましい。
ライタイプキャットフードの分包袋の数は1個のみなら
ず複数個でも良いが、後者の場合には一日分の給餌量を
分包した分包袋を、5個(5日分)、7個(1週間
分)、10個(10日分)等消費管理し易い個数とする
のが好ましい。
【0015】本発明に於て、包装容器内に収納される削
り節の分包袋の数は、収納するドライタイプキャットフ
ードの分包袋と同数とするのが、対として給餌時併用す
る上で簡便である。
り節の分包袋の数は、収納するドライタイプキャットフ
ードの分包袋と同数とするのが、対として給餌時併用す
る上で簡便である。
【0016】本発明に於て、ドライタイプキャットフー
ドと削り節が収納される包装容器としては、箱、袋等そ
の形態や材質の如何を問わないが、紙箱が実用上有利で
ある。
ドと削り節が収納される包装容器としては、箱、袋等そ
の形態や材質の如何を問わないが、紙箱が実用上有利で
ある。
【0017】尚、本発明猫用ドライフード包装体による
給餌は、まず包装容器を開披し、内部に収納されている
ドライタイプキャットフード分包袋と削り節分包袋を取
り出し、次いで給餌容器に前者を開披してドライタイプ
キャットフードを入れ、然る後後者を開披して削り節を
ドライタイプキャットフードの上にふりかけ、手指等で
適宜混合して猫に与えることによって行なわれる。
給餌は、まず包装容器を開披し、内部に収納されている
ドライタイプキャットフード分包袋と削り節分包袋を取
り出し、次いで給餌容器に前者を開披してドライタイプ
キャットフードを入れ、然る後後者を開披して削り節を
ドライタイプキャットフードの上にふりかけ、手指等で
適宜混合して猫に与えることによって行なわれる。
【0018】
【実施例】以下実施例及び試験例を挙げて本発明を更に
説明する。
説明する。
【0019】本発明猫用ドライフード包装体の実施例を
示す図1に於て、1は紙箱で、その内部にドライタイプ
キャットフード2aを80g封入した非通気性合成樹脂
フィルム製袋2が5個収納されていると共に、まぐろ節
の削り節(厚さ0.1mm、長さ20mm、巾5mmのものを
80重量%含有)3aを1g窒素と共に封入した非通気
性合成樹脂フィルム製小袋3が5個収納されているもの
である。
示す図1に於て、1は紙箱で、その内部にドライタイプ
キャットフード2aを80g封入した非通気性合成樹脂
フィルム製袋2が5個収納されていると共に、まぐろ節
の削り節(厚さ0.1mm、長さ20mm、巾5mmのものを
80重量%含有)3aを1g窒素と共に封入した非通気
性合成樹脂フィルム製小袋3が5個収納されているもの
である。
【0020】ここにドライタイプキャットフード(以
下、「飼料A」という)は下記表1に示した配合によ
り、エクストルーダー成形されたものである。
下、「飼料A」という)は下記表1に示した配合によ
り、エクストルーダー成形されたものである。
【0021】
【表1】 成 分 配合割合(重量%) とうもろこし 420 小麦粉 90 フィッシュミール 200 魚介エキス 55 ミートミール 110 植物たん白エキス 50 大豆ミール 20 油脂類 30 食塩 2 ビタミン類 10 ミネラル 15
【0022】◎試験例で用いた削り節等の説明 以下の試験例で用いた、まぐろ節の削り節40gを目開
き寸法2.36mm、線径1.03mmのふるいA、目開き
寸法1.70mm、線径0.84mmのふるいB、目開き寸
法0.85mm、線径0.523mmのふるいCを用いて、
三段に重ねて3分間篩過したところ、ふるいAの残量は
23.7g(全重量の59.2%)、ふるいAを通過
し、ふるいB上に残ったものは4.2g(全重量の1
0.5%)、ふるいBを通過し、ふるいC上に残ったも
のは6.4g(全重量の16%)、ふるいCを通過した
ものは5.7g(全重量の14.3%)であった。試験
例で用いたかつお節の削り節もふるいC上に残存したも
のが85%以上であった。試験例で用いたかつお節の削
り節およびまぐろ節の削り節中に長さ50.0mm、巾1
0.0mmを超えるものはみられなかった。また、試験例
で用いたまぐろ節の削り節25片をとり、その厚みを計
測したところ、平均で0.09±0.050mmであり、
同様にかつお節の削り節は平均で0.10±0.045
mmであった。試験例で比較として用いたまぐろ節の小片
は長さ20.0〜40.0mm、巾15.0〜20.0m
m、厚さ10.0〜15.0mmのものを用いた。
き寸法2.36mm、線径1.03mmのふるいA、目開き
寸法1.70mm、線径0.84mmのふるいB、目開き寸
法0.85mm、線径0.523mmのふるいCを用いて、
三段に重ねて3分間篩過したところ、ふるいAの残量は
23.7g(全重量の59.2%)、ふるいAを通過
し、ふるいB上に残ったものは4.2g(全重量の1
0.5%)、ふるいBを通過し、ふるいC上に残ったも
のは6.4g(全重量の16%)、ふるいCを通過した
ものは5.7g(全重量の14.3%)であった。試験
例で用いたかつお節の削り節もふるいC上に残存したも
のが85%以上であった。試験例で用いたかつお節の削
り節およびまぐろ節の削り節中に長さ50.0mm、巾1
0.0mmを超えるものはみられなかった。また、試験例
で用いたまぐろ節の削り節25片をとり、その厚みを計
測したところ、平均で0.09±0.050mmであり、
同様にかつお節の削り節は平均で0.10±0.045
mmであった。試験例で比較として用いたまぐろ節の小片
は長さ20.0〜40.0mm、巾15.0〜20.0m
m、厚さ10.0〜15.0mmのものを用いた。
【0023】試験例1 平均体重3.6kgの猫12頭を供試猫とし、飼料Aと、
この飼料Aにまぐろ節の削り節を1.25%ふりかけ混
合した飼料(以下、「飼料B」という)を、二者択一の
条件で4日間それぞれ不断給餌し、摂取量を毎日測定し
た。各猫の飼料毎の日々の摂取量は表2に示す通りで、
総摂取量についてT検定を実施したところ飼料Bの方が
危険率0.1%で有意に多かった。
この飼料Aにまぐろ節の削り節を1.25%ふりかけ混
合した飼料(以下、「飼料B」という)を、二者択一の
条件で4日間それぞれ不断給餌し、摂取量を毎日測定し
た。各猫の飼料毎の日々の摂取量は表2に示す通りで、
総摂取量についてT検定を実施したところ飼料Bの方が
危険率0.1%で有意に多かった。
【0024】
【表2】
【0025】試験例2 平均体重3.6kgの猫12頭を供試猫とし、飼料Aと、
この飼料Aにかつお節の削り節を1.25%ふりかけ混
合した飼料(以下、「飼料C」という)を、二者択一の
条件で4日間それぞれ不断給餌し、摂取量を毎日測定し
た。各猫の飼料毎の日々の摂取量は表3に示す通りで、
総摂取量についてT検定を実施したところ飼料Cの方が
危険率0.1%で有意に多かった。
この飼料Aにかつお節の削り節を1.25%ふりかけ混
合した飼料(以下、「飼料C」という)を、二者択一の
条件で4日間それぞれ不断給餌し、摂取量を毎日測定し
た。各猫の飼料毎の日々の摂取量は表3に示す通りで、
総摂取量についてT検定を実施したところ飼料Cの方が
危険率0.1%で有意に多かった。
【0026】
【表3】
【0027】試験例3 平均体重3.7kgの猫6頭を供試猫とし、飼料Aにまぐ
ろ節の削り節を1.25%ふりかけ混合した飼料(飼料
B)と、飼料Aにかつお節の削り節を1.25%ふりか
け混合した飼料(飼料C)を、二者択一の条件で4日間
それぞれ不断給餌し、摂取量を毎日測定した。各猫の各
飼料の日々の摂取量と飼料の摂取割合は表4、表5に示
す通りであった。各猫の日々の各飼料の摂取量の割合を
0〜20%、20〜40%、40〜60%、60〜80
%、80〜100%の各区間に振り分け、各区間に分布
した個体数をもとにT検定を実施したところ、飼料Bの
嗜好性が危険率5%で有意に優れていた。
ろ節の削り節を1.25%ふりかけ混合した飼料(飼料
B)と、飼料Aにかつお節の削り節を1.25%ふりか
け混合した飼料(飼料C)を、二者択一の条件で4日間
それぞれ不断給餌し、摂取量を毎日測定した。各猫の各
飼料の日々の摂取量と飼料の摂取割合は表4、表5に示
す通りであった。各猫の日々の各飼料の摂取量の割合を
0〜20%、20〜40%、40〜60%、60〜80
%、80〜100%の各区間に振り分け、各区間に分布
した個体数をもとにT検定を実施したところ、飼料Bの
嗜好性が危険率5%で有意に優れていた。
【0028】
【表4】
【0029】
【表5】
【0030】試験例4 平均体重3.7kgの猫12頭を供試猫とし、飼料Aにま
ぐろ節の削り節を1.25%試験開始の5日前に全量ふ
りかけ混合調製した飼料(以下、「飼料D」という)
と、同じキャットフードに同じまぐろ節の削り節を1.
25%一日1回用時調製した飼料(以下、「飼料E」と
いう)を、二者択一の条件で4日間それぞれ不断給餌
し、摂取量を毎日測定した。各猫の飼料毎の日々の摂取
量は表6に示す通りで、総摂取量についてT検定を実施
したところ飼料Eの方が危険率0.1%で有意に多かっ
た。
ぐろ節の削り節を1.25%試験開始の5日前に全量ふ
りかけ混合調製した飼料(以下、「飼料D」という)
と、同じキャットフードに同じまぐろ節の削り節を1.
25%一日1回用時調製した飼料(以下、「飼料E」と
いう)を、二者択一の条件で4日間それぞれ不断給餌
し、摂取量を毎日測定した。各猫の飼料毎の日々の摂取
量は表6に示す通りで、総摂取量についてT検定を実施
したところ飼料Eの方が危険率0.1%で有意に多かっ
た。
【0031】
【表6】
【0032】試験例5 平均体重3.6kgの猫6頭を供試猫とし、飼料Aにまぐ
ろ節の小片を1.25%ふりかけ混合した飼料(以下、
「飼料F」という)と、飼料Aにまぐろ節の削り節を
1.25%ふりかけ混合した飼料(飼料B)を二者択一
の条件で4日間それぞれ不断給餌し、摂取量を毎日測定
した。各猫の飼料毎の日々の摂取量は表7に示す通り
で、総摂取量についてT検定を実施したところ飼料Bの
方が危険率5%で有意に多かった。
ろ節の小片を1.25%ふりかけ混合した飼料(以下、
「飼料F」という)と、飼料Aにまぐろ節の削り節を
1.25%ふりかけ混合した飼料(飼料B)を二者択一
の条件で4日間それぞれ不断給餌し、摂取量を毎日測定
した。各猫の飼料毎の日々の摂取量は表7に示す通り
で、総摂取量についてT検定を実施したところ飼料Bの
方が危険率5%で有意に多かった。
【0033】
【表7】
【0034】
【発明の効果】本発明猫用ドライフード包装体を用いれ
ば、まずドライタイプキャットフードの分包袋を取り出
し開披し、内容物たるドライフードを容器に入れ、次い
で魚節の削り節の分包袋を取り出し開披し、内容物たる
削り節を当該ドライフードの上からふりかけ、更に必要
に応じて適宜混合するだけで猫が好んで食する嗜好性に
優れたキャットフードを極めて手軽に給餌することがで
きる。
ば、まずドライタイプキャットフードの分包袋を取り出
し開披し、内容物たるドライフードを容器に入れ、次い
で魚節の削り節の分包袋を取り出し開披し、内容物たる
削り節を当該ドライフードの上からふりかけ、更に必要
に応じて適宜混合するだけで猫が好んで食する嗜好性に
優れたキャットフードを極めて手軽に給餌することがで
きる。
【図1】本発明猫用ドライフード包装体の実施例を示す
概略断面説明図。
概略断面説明図。
1:紙箱 2:ドライタイプキャットフード分包袋 2a:ドライタイプキャットフード 3:まぐろ節の削り節分包袋 3a:まぐろ節の削り節
Claims (8)
- 【請求項1】 ドライタイプキャットフードと魚節の削
り節とを各別に分包せしめて同一包装容器内に収納した
ことを特徴とする猫用ドライフード包装体。 - 【請求項2】 魚節の削り節がまぐろ節又は/及びかつ
お節の削り節である請求項1記載の猫用ドライフード包
装体。 - 【請求項3】 削り節が、厚さ0.01〜0.5mm、長
さ0.85〜50.0mm、巾0.85〜10.0mmのも
のが全重量の80%以上を占める削り節である請求項1
又は2記載の猫用ドライフード包装体。 - 【請求項4】 削り節の分包量がドライタイプキャット
フードの分包量の0.5〜5重量%である請求項1〜3
の何れか1項記載の猫用ドライフード包装体。 - 【請求項5】 ドライタイプキャットフードの分包量が
一日分の給餌量である請求項4記載の猫用ドライフード
包装体。 - 【請求項6】 ドライタイプキャットフードの分包が非
通気性袋への封入であり、かつ削り節の分包が非通気性
小袋への窒素充填封入である請求項1〜5の何れか1項
記載の猫用ドライフード包装体。 - 【請求項7】 包装容器内に、ドライタイプキャットフ
ード分包袋を1又は複数個収納すると共に、削り節分包
袋を当該キャットフード分包袋と同数収納した請求項1
〜6の何れか1項記載の猫用ドライフード包装体。 - 【請求項8】 包装容器が紙箱である請求項1〜7の何
れか1項記載の猫用ドライフード包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8169475A JPH1014501A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 猫用ドライフード包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8169475A JPH1014501A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 猫用ドライフード包装体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1014501A true JPH1014501A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=15887251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8169475A Pending JPH1014501A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 猫用ドライフード包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1014501A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001097605A1 (en) * | 2000-06-23 | 2001-12-27 | Mars Uk Limited | Food pack |
EP1093719A3 (en) * | 1999-10-07 | 2002-03-13 | Precision Equine Supplement Services, L.L.C. | Systems and methods for facilitated feed supplementation |
JP2002238464A (ja) * | 2001-02-15 | 2002-08-27 | Uni Harts Kk | ペットフード |
US6733771B1 (en) | 1999-10-07 | 2004-05-11 | Smartpak Equine, L.L.C. | Systems and methods for facilitated feed supplementation |
GB2397484A (en) * | 2002-12-20 | 2004-07-28 | Mars Uk Ltd | Multi-component meal for cats |
JP2006510377A (ja) * | 2002-12-20 | 2006-03-30 | マーズ ユー ケー リミテッド | コンパニオンアニマルのための食餌を最適化する方法 |
JP2010158200A (ja) * | 2009-01-08 | 2010-07-22 | Nisshin Pet Food Kk | シート状魚畜肉素材を配合したペットフード |
JP2014087358A (ja) * | 2004-12-30 | 2014-05-15 | Hill's Pet Nutrition Inc | 動物による消費のための組成物の美味性を増強するための方法 |
JP2015112054A (ja) * | 2013-12-11 | 2015-06-22 | 日本製粉株式会社 | ペットフード混合物 |
JP2016523075A (ja) * | 2013-06-05 | 2016-08-08 | マース インコーポレーテッドMars Incorporated | 体重管理の方法、装置、およびシステム |
US10613070B2 (en) | 2014-09-30 | 2020-04-07 | Mars, Incorporated | Refusal-based methods of establishing a cat or dog food preference |
US11547125B2 (en) | 2015-02-13 | 2023-01-10 | Mars, Incorporated | Pet food feeding system |
US11672263B2 (en) | 2015-12-17 | 2023-06-13 | Mars, Incorporated | Food product for reducing muscle breakdown and methods thereof |
-
1996
- 1996-06-28 JP JP8169475A patent/JPH1014501A/ja active Pending
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1093719A3 (en) * | 1999-10-07 | 2002-03-13 | Precision Equine Supplement Services, L.L.C. | Systems and methods for facilitated feed supplementation |
US6733771B1 (en) | 1999-10-07 | 2004-05-11 | Smartpak Equine, L.L.C. | Systems and methods for facilitated feed supplementation |
WO2001097605A1 (en) * | 2000-06-23 | 2001-12-27 | Mars Uk Limited | Food pack |
GB2379648A (en) * | 2000-06-23 | 2003-03-19 | Mars Uk Ltd | Food pack |
GB2379648B (en) * | 2000-06-23 | 2004-03-24 | Mars Uk Ltd | Food pack |
JP2002238464A (ja) * | 2001-02-15 | 2002-08-27 | Uni Harts Kk | ペットフード |
GB2397484B (en) * | 2002-12-20 | 2007-10-17 | Mars Uk Ltd | Multi-component meal |
JP2006510377A (ja) * | 2002-12-20 | 2006-03-30 | マーズ ユー ケー リミテッド | コンパニオンアニマルのための食餌を最適化する方法 |
GB2397484A (en) * | 2002-12-20 | 2004-07-28 | Mars Uk Ltd | Multi-component meal for cats |
JP2014087358A (ja) * | 2004-12-30 | 2014-05-15 | Hill's Pet Nutrition Inc | 動物による消費のための組成物の美味性を増強するための方法 |
JP2010158200A (ja) * | 2009-01-08 | 2010-07-22 | Nisshin Pet Food Kk | シート状魚畜肉素材を配合したペットフード |
JP2016523075A (ja) * | 2013-06-05 | 2016-08-08 | マース インコーポレーテッドMars Incorporated | 体重管理の方法、装置、およびシステム |
JP2019058178A (ja) * | 2013-06-05 | 2019-04-18 | マース インコーポレーテッドMars Incorporated | 体重管理の方法、装置、およびシステム |
JP2015112054A (ja) * | 2013-12-11 | 2015-06-22 | 日本製粉株式会社 | ペットフード混合物 |
US10613070B2 (en) | 2014-09-30 | 2020-04-07 | Mars, Incorporated | Refusal-based methods of establishing a cat or dog food preference |
US11547125B2 (en) | 2015-02-13 | 2023-01-10 | Mars, Incorporated | Pet food feeding system |
US11672263B2 (en) | 2015-12-17 | 2023-06-13 | Mars, Incorporated | Food product for reducing muscle breakdown and methods thereof |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4273788A (en) | Bulk packaged mixture of hard and soft pet foods | |
US6379727B1 (en) | Flavoring system for pet foods | |
JPH1014501A (ja) | 猫用ドライフード包装体 | |
AU2006332798B2 (en) | Hollow multi -component food or feed product | |
JP2008534397A (ja) | 食用に適するペットフード組成および様々な包装配置 | |
JPH08506971A (ja) | 食品の食べられる包装ホイル | |
MX2013008587A (es) | Analogos de alimento y metodos para hacer analogos de alimento. | |
JP2002238464A (ja) | ペットフード | |
US20130340685A1 (en) | Chew Item Enhancement For Animals | |
CA2188245C (en) | Pet food packed in container | |
JP4471442B2 (ja) | ペットフード | |
JP2006506077A (ja) | 新規な外観の包装されたペットフード | |
US20040185145A1 (en) | Food product and related method | |
CN100372480C (zh) | 一种黄粉虫食品及其制备方法 | |
JPH10146156A (ja) | 豚用固形飼料 | |
JP2004049178A (ja) | 猫用の飼料及びその使用方法 | |
JP2004008022A (ja) | 袋詰用ペットフード及び袋詰ペットフード | |
US20100021592A1 (en) | Grain-based food product | |
FI3393270T3 (en) | ANIMAL FEED PRODUCT AND ITS MANUFACTURE | |
JP3983011B2 (ja) | 魚節削りの製造方法 | |
JP3068770B2 (ja) | 食品収納袋とこれを収納した食品保存容器 | |
CA2637037A1 (en) | Pet food with enhanced nutritional value | |
JP3204970U (ja) | ペットフード | |
JP2023165423A (ja) | ペットフード、その製造方法、そのペットフードを封入したペットフード包装袋 | |
JP3039571U (ja) | 海苔巻き米飯食品 |