JPH10144639A - 基板の洗浄に使用する基板搬送器 - Google Patents

基板の洗浄に使用する基板搬送器

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Publication number
JPH10144639A
JPH10144639A JP30751896A JP30751896A JPH10144639A JP H10144639 A JPH10144639 A JP H10144639A JP 30751896 A JP30751896 A JP 30751896A JP 30751896 A JP30751896 A JP 30751896A JP H10144639 A JPH10144639 A JP H10144639A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
cleaning
transporter
transport jig
flange
Prior art date
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Pending
Application number
JP30751896A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Higuchi
恵一 樋口
Ryoji Suzuki
良治 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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Publication of JPH10144639A publication Critical patent/JPH10144639A/ja
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板面内を均一に洗浄することが可能な基板
を搬送するための治具を提供する。 【解決手段】 薬品の入った複数の洗浄槽に順番に基板
を浸漬させて洗浄するための基板搬送器において、基板
を横置きに載置する円形の底面を平坦な台部分22と
し、この周りにフランジ部21を設け、これらの台部分
22とフランジ部21に多数の孔24,25を形成し、
上記フランジ部の一端に上方に伸びた把手23を設けて
構成されていることを特徴とする基板搬送器10であ
る。また、基板搬送器10の材質はフッ素樹脂である基
板の洗浄に使用する基板搬送器である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光通信,光計測
システムに用いられる化合物半導体光素子の作製、特に
基板洗浄工程に使用する基板搬送のための治具に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】化合物半導体光素子の基板を洗浄する工
程において、直線的に並んだ多数の洗浄槽に入れられた
複数の薬品に対して順番に浸漬することにより基板を洗
浄するための治具として、従来は図3の中央部分の断面
図に示すように薬品の空き容器を加工して使用してい
た。即ち、基板搬送器10は直径約100mm,底面の
一部に盛り上がった部分を有する底部12があり、この
周りにはフランジ部11を有し、このフランジ部11の
一端に垂直上方に伸びる把手13を設けた手桶状のもの
である。図4にこの基板搬送器10の上面図を示す。即
ち、底部12には薬品が治具の中に溜らないように洗浄
薬品が通る多数の穴15が10数カ所に空けられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の基板搬
送器を用いて、図3に破線で示すように底部12に基板
14を横置きに載置して洗浄を行っているので、洗浄槽
の薬品内で撹拌するために基板搬送器10を動かす度毎
に、底部12の盛り上がった部分の角p,pを支点とし
て、基板14が傾いてしまうことになる。このため、基
板14の洗浄効果が基板内で不均一に洗浄される。即
ち、基板14の表面の一部に異物が残ってしまう場合が
あった。
【0004】この発明は上記の欠点を解消するためにな
されたもので、基板面内を均一に洗浄することが可能な
基板を搬送するための治具を提供することを目的とす
る。また、洗浄するための薬品の量を少なくて済むよう
にしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、薬品の入っ
た複数の洗浄槽に順番に基板を浸漬させて洗浄するため
の基板搬送器において、基板を横置きに載置する円形の
底面を平坦な台部分とし、この周りにフランジ部を設
け、これらの台部分とフランジ部に多数の孔を形成し、
上記フランジ部の一端に上方に伸びた把手を設けたこと
を特徴とする基板搬送器である。また、基板搬送器の材
質はフッ素樹脂とすることが好ましい。
【0006】基板を載せる台部分を平坦にすると、撹拌
の際に基板搬送器を動かしても基板が基板搬送器と一体
に動き、基板が傾くことがない。基板が傾かなければ、
薬品が基板表面全体に均一に触れるため、均一な洗浄効
果が得られる。また、例えば、3インチ円形基板を直径
130mmの洗浄槽で基板を立てて洗浄する場合、洗浄
剤である薬品は高さ80mmになるように入れておく必
要があるから、約1000ccの薬品が必要になる。一
方、基板を横置きにして洗浄すると、薬品は高さ10m
m程度で済むことになるから、その量は約130ccで
十分である。即ち、約1/8の薬品量で従来と同等以上
の洗浄効果を得ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいてこの発明の
実施の形態を説明する。図1は実施例の基板搬送器の全
体を示す中央部分の断面図、図2は上面図である。即
ち、基板搬送器20は化合物半導体光素子の基板を横置
きに載置して搬送させるために、基板を載せる円形の平
坦な台部分22と、この周りに浅く立ち上がったフラン
ジ部21と、このフランジ部21の一端に垂直に上方に
伸びる把手23から構成される。そして、台部分21お
よびフランジ部22の側面には薬品を通すための100
個程度の多数の孔24,25がそれぞれ形成されて設け
られる。
【0008】上記台部分22およびフランジ部21の側
面に設けられた孔24,25は、撹拌の際に薬品が基板
搬送器20内に滞ることで洗浄効果が不均一になるのを
防止するためである。そして、基板搬送器10は耐薬品
性,液切り性および基板を損傷させないため材質として
フッ素樹脂で形成する。
【0009】上記基板搬送器20の平坦な台部分22上
にに化合物半導体光素子の基板を水平の横置きに載置し
て、直線的に並んだ無機薬品および有機薬品からなる洗
浄剤を入れた多数の洗浄槽に順次浸漬し、撹拌するため
に把手23を持って移動させながら洗浄を行うが、基板
は平坦な基板搬送器の底部と一体に動き、洗浄薬品と均
一に接触することになる。そのため、基板表面全体がム
ラなく洗浄される。また、横置きのために洗浄槽に入れ
る洗浄剤である無機および有機薬品の量は、極めて少な
くて済むことになる。
【0010】上記実施例では基板として化合物半導体光
素子の例について説明したが、これは石英基板であって
も同様の効果が得られる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明の基板の
洗浄に使用する基板搬送器によれば、基板面内で均一な
洗浄効果が得られるようになった。即ち、洗浄後に基板
の一部に異物が残存することがなく、確実な洗浄効果が
得られた。そして、使用する薬品の使用量が少なくて済
むため、それだけ製造コストの低減を図ることが可能に
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の基板搬送器の全体を示す中央部分の断
面図、
【図2】図1の上面図、
【図3】従来の基板搬送器の中央部分の断面図、
【図4】図3の上面図である。
【符号の説明】
10,20 基板搬送器 11,21 フランジ部 12 底部 13,23 把手 14 基板 15,24,25 孔 22 平坦な台部分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬品の入った複数の洗浄槽に順番に基板
    を浸漬させて洗浄するための基板搬送器において、基板
    を横置きに載置する円形の底面を平坦な台部分とし、こ
    の周りにフランジ部を設け、これらの台部分とフランジ
    部に多数の孔を形成し、上記フランジ部の一端に上方に
    伸びた把手を設けたことを特徴とする基板搬送器。
  2. 【請求項2】 上記基板搬送器の材質はフッ素樹脂であ
    ることを特徴とする請求項1記載の基板の洗浄に使用す
    る基板搬送器。
JP30751896A 1996-11-05 1996-11-05 基板の洗浄に使用する基板搬送器 Pending JPH10144639A (ja)

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