JPH10144409A - 感震遮断装置および感震遮断コンセント - Google Patents

感震遮断装置および感震遮断コンセント

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JPH10144409A
JPH10144409A JP9155036A JP15503697A JPH10144409A JP H10144409 A JPH10144409 A JP H10144409A JP 9155036 A JP9155036 A JP 9155036A JP 15503697 A JP15503697 A JP 15503697A JP H10144409 A JPH10144409 A JP H10144409A
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seismic
unit
switch
power supply
seismic isolation
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Shiori Fujiyoshi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震が発生したとき、確実に電気器具への電
源供給を遮断する。 【解決手段】 電源供給用の屋内配線間に挿入し、該屋
内配線を電気的に導通または遮断するスイッチユニット
10と、振動を感知したときスイッチユニット10をO
FFに切り替え、屋内配線を電気的に遮断する感震作動
ユニット20とを備えている。地震による揺れ(振動)
を感震作動ユニット20が感知すると、同ユニット20
がスイッチユニット10をOFFに切り替え、屋内配線
を電気的に遮断するので、電気器具を屋内配線に接続し
たままの状態であっても、スイッチユニット10が電源
との導通を遮断し、電力供給を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地震等の揺れを
感知して電気器具と電源との間の電気的導通状態を遮断
できるようにした感震遮断装置および感震遮断コンセン
トに関する。
【0002】
【従来の技術】電気器具が日常的に使われる現代、コン
セントは必要不可欠の屋内配線器具であることはいうま
でもない。このコンセントは、差込み口に差込まれた電
気器具(負荷)のプラグを、コンセント内部に設けた負
荷側および接地側の刃受端子で挾持し、電源と電気器具
(負荷)とを電気的に導通させる構造となっている。こ
こで、刃受端子は、電気器具の使用中に不用意なプラグ
の脱落を防止するため、強いばね力を有しており、ある
程度の引抜き力がプラグに作用しても抜けを防止できる
性能を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】さて、先の阪神大震災
では、家屋の崩壊とともに各所で火災が発生し、不幸に
も多くの人命が失われた。そのときの火災原因に、地震
の発生で一時ストップしていた送電が復旧したとき、家
屋の中で転倒したままになっていた電熱器具(例えば、
電気ストーブや熱帯魚飼育用の水温調整ヒータ)が加熱
し、家屋内に散乱した木材,紙類等の可燃物に引火する
というケースがあった。すなわち、地震により電気器具
が転倒した後も、プラグがコンセントに差込まれた状態
が続き、送電復旧とともにコンセントを介して電気器具
に電気が流れてしまったのである。
【0004】このような従来予想されなかった火災原因
に対処するため、阪神大震災の後、送電復旧時の火災予
防を目的としたコンセント構造が各種提案がされてい
る。その提案のいずれもが地震の揺れを感知したとき、
コンセントから電気器具のプラグを引抜く構造となって
いる。しかし、地震発生の際、コンセントおよびプラグ
にどのような外力が作用するか明確に解明することは困
難であり、揺れ方によっては落下物等によりプラグをコ
ンセントの差込み口から引き抜くことができない状態を
形成することも少なからず想定し得る。
【0005】この発明は、上述したような事情に鑑みて
なされたもので、地震が発生したとき、確実に電気器具
への電源供給を遮断できる感震遮断装置および感震遮断
コンセントの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明者は、地震等の発生時に電源とコンセントとの
間の屋内配線自体を電気的に遮断して、コンセントに差
し込まれた電気器具への電源供給を停止する感震遮断装
置を発明した。すなわち、この感震遮断装置に係る発明
は、電源とコンセントとの間に挿入し、該電源とコンセ
ントとの間を電気的に導通または遮断するスイッチユニ
ットと、振動を感知したときスイッチユニットをOFF
に切り替え、電源とコンセントとの間を電気的に遮断す
る感震作動ユニットとを備えている。
【0007】この発明によれば、地震による揺れ(振
動)を感震作動ユニットが感知すると、同ユニットがス
イッチユニットをOFFに切り替え、電源とコンセント
との間を電気的に遮断するので、コンセントに電気器具
のプラグ刃が差込まれていても、スイッチユニットで電
源との導通を遮断し、電力供給を停止させることができ
る。
【0008】上記の発明は、スイッチユニット及び感震
作動ユニットを、次のように構成することもできる。す
なわち、スイッチユニットに、スイッチ本体と、このス
イッチ本体内への押し込み動作によって電源とコンセン
トとの間を電気的に接続し、引出し動作によって当該接
続された電源とコンセントとの間を電気的に遮断する作
動杆とを備える。そして、感震作動ユニットに、回動自
在に支持され先端に係止爪を有する係止部材と、作動杆
に取り付けられかつ作動杆の引出し方向に付勢されたス
イッチ作動部材と、このスイッチ作動部材に形成され同
部材が押し込み位置にあるとき係止爪と係合する係止部
と、外部からの振動を受けて揺動するとともに、該揺動
により係止部材を回動させて係止部と係止爪との間の係
止状態を解除する感震部材とを備えた構成とすることが
できる。
【0009】この構成によれば、感震作動ユニットのス
イッチ作動部材に形成した係止部を、係止部材の係止爪
に係止しておくことで、スイッチ作動部材と一体の作動
杆がスイッチ本体内に押し込まれた状態が保持される。
この状態では、スイッチユニットがON状態となり、電
源とコンセントとの間を電気的に接続する。地震発生に
よって感震部材が揺れ(振動)を感知したとき、該感震
部材は揺動して係止部材を回動させる。この回動によっ
て係止部材の係止爪とスイッチ作動部材に形成した係止
部との間の係止状態が解除され、スイッチ作動部材と一
体の作動杆がスイッチ本体内から引出される。その結
果、スイッチユニットがOFFとなり、電源とコンセン
トとの間を電気的に遮断する。
【0010】この発明は、スイッチ作動部材に、外部か
ら押し込み操作可能な押圧操作部を備え、この押圧操作
部を押し込むことで、引出された状態のスイッチ作動部
材を押し込み状態に復帰させるとともに、スイッチ作動
部材に形成した係止部を係止部材の係止爪に係止させ、
再びスイッチユニットをON状態にできる構造としても
よい。
【0011】またこの発明の感震遮断装置は、上記感震
作動ユニットを、振動を感知する感震ユニットと、この
感震ユニットが振動を感知したとき前記スイッチユニッ
トをOFFに切り替え電源とコンセントとの間を電気的
に遮断する作動ユニットとに分け、スイッチユニットを
組み込んだケース内に、これら感震ユニット及び作動ユ
ニットをそれぞれユニット単位で組み込むことにより製
作する構成としてもよい。このようなユニット構成とす
れば、ケースへの各部品の組み込み作業が簡易となり、
作業性が向上する。
【0012】ここで、スイッチユニットは、固定接点を
有する固定端子と、固定接点に接離自在な可動接点を有
する可動接触子と、この可動接触子を移動させて前記固
定接点と可動接点との間を接離する揺動部材とを備えた
構成とすることができる。また、作動ユニットは、揺動
部材を押圧して可動接点を固定接点に接触させる方向へ
可動接触子を移動させるスイッチ作動部材と、このスイ
ッチ作動部材に係合して該スイッチ作動部材による揺動
部材の押圧状態を保持するとともに、該スイッチ作動部
材との係合状態を解除可能な係止部材とを備えた構成と
することができる。
【0013】さらに、感震ユニットは、外部からの振動
を受けて揺動する振子と、該振子の揺動に伴い係止部材
とスイッチ作動部材との間の係合状態を解除する解除駒
とを含んでいる構成とすることができる。
【0014】またこの発明は、上記感震部材又は振子に
係合してこれらの部材を固定するとともに、外部からの
操作によってその係合状態を解除可能な揺動規制部材を
設けた構成とすることもできる。例えば、この発明の感
震遮断装置を新規に接地する家屋まで運搬する間、感震
部材又は振子が揺れ動き、その際の衝撃で周囲の構成部
材(例えば、係止部材やケース)を破損させてしまうお
それもある。そこで、据付け場所までの運搬中はこの揺
動規制部材で感震部材又は振子を固定しておき、据付け
作業の際にその係合状態を解除して、感震部材又は振子
を揺動自在とすれば、上述したような周囲構成部材の破
損を防止することができる。
【0015】本発明者は、上述した感震遮断装置に加
え、地震等の発生時に電気器具プラグの差し込まれた刃
受端子への電源供給を停止する感震遮断コンセントを併
せて発明した。すなわち、この感震遮断コンセントの発
明は、電源からの一方の屋内配線を接続する負荷側接続
端子と、電源からの他方の屋内配線を接続する接地側接
続端子と、電気器具における一方のプラグ刃を差込み可
能な負荷側刃受端子と、電気器具における他方のプラグ
刃を差込み可能な接地側刃受端子と、負荷側接続端子と
負荷側刃受端子との間を電気的に導通する負荷側接続導
体と、接地側接続端子と接地側刃受端子との間を電気的
に導通する接地側接続導体と、負荷側接続導体または接
地側接続導体を電気的に導通または遮断するスイッチユ
ニットと、振動を感知したとき前記スイッチユニットを
OFFに切り替え、負荷側接続導体または接地側接続導
体を電気的に遮断する感震作動ユニットとを備えてい
る。
【0016】この発明によれば、地震による揺れ(振
動)を感震作動ユニットが感知すると、同ユニットがス
イッチユニットをOFFに切り替え、屋内配線を電気的
に遮断するので、負荷側刃受端子および接地側刃受端子
に電気器具のプラグ刃が差込まれていても、スイッチユ
ニットで電源との導通を遮断し、電力供給を停止させる
ことができる。
【0017】なお、この感震遮断コンセントを構成する
スイッチユニットは、上述した感震遮断装置と同様、ス
イッチ本体と、このスイッチ本体内への押し込み動作に
よって屋内配線を電気的に接続し、引出し動作によって
当該接続された屋内配線を電気的に遮断する作動杆とを
備えることもできる。そして、感震作動ユニットに、回
動自在に支持され先端に係止爪を有する係止部材と、作
動杆に取り付けられかつ作動杆の引出し方向に付勢され
たスイッチ作動部材と、このスイッチ作動部材に形成さ
れ同部材が押し込み位置にあるとき係止爪と係合する係
止部と、外部からの振動を受けて揺動するとともに、該
揺動により係止部材を回動させて係止部と係止爪との間
の係止状態を解除する感震部材とを備えた構成とするこ
とができる。
【0018】さらにこの発明は、スイッチ作動部材に、
外部から押し込み操作可能な押圧操作部を備え、この押
圧操作部を押し込むことで、引出された状態のスイッチ
作動部材を押し込み状態に復帰させるとともに、スイッ
チ作動部材に形成した係止部を係止部材の係止爪に係止
させ、再びスイッチユニットをON状態にできる構造と
してもよい。そしてまた、感震部材に係合して該感震部
材を固定するとともに、外部からの操作によって該感震
部材との係合状態を解除可能な揺動規制部材を設けた構
成とすることもできる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図1はこの発明の
実施形態に係る感震遮断装置のケースを切欠いて示す側
面図、図2は同装置の作用を説明するための側面図、図
3も同じく同装置の作用を説明するための側面図であ
る。また、図4は同装置を屋内配線に組み込んだ状態を
示す配線図である。
【0020】図1に示すように、この実施形態に係る感
震遮断装置は、ケース1内にスイッチユニット10およ
び感震作動ユニット20を内蔵している。スイッチユニ
ット10は、例えばマイクロスイッチによって構成する
ことができ、ON/OFF動作により接点10a,10
b(図4参照)を開閉する。スイッチユニット10のO
N/OFFは、スイッチ本体11に対して押し込み/引
出しが可能な作動杆12によって行なう。すなわち、作
動杆12の押し込み動作によって接点10a,10b間
が閉じてON状態となる。また、作動杆12の引出し動
作によって接点10a,10b間が開いてOFF状態と
なる。
【0021】一方、感震作動ユニット20は、スイッチ
作動部材21,係止部材22,および感震部材23を備
えている。スイッチ作動部材21は、スイッチユニット
10の作動杆12に取り付けてあり、作動杆12と一体
となって動く。このスイッチ作動部材21は、ばね等の
付勢部材24によって、作動杆12の引出し方向に常時
付勢されている。
【0022】スイッチ作動部材21の上部表面側には、
押圧操作部21aが形成してある。この押圧操作部21
aは、図1に示すようにケース1から露出しており、外
部から手動で押し込むことができるようになっている。
また、スイッチ作動部材21の下部には、爪状の係止部
21bが形成してある。係止部材22は、ケース1に設
けた支軸25を中心に回動自在となっており、先端に係
止爪22aを有している。係止部材22は、ばね等の付
勢部材26によって図示反時計方向に常時付勢されてお
り、係止爪22aが押し込み位置にあるスイッチ作動部
材21の係止部21bと係合する。
【0023】感震部材23は、下部に重量物からなる振
子27を備えるとともに、上部に円錐台形状の解除駒2
8を備えている。感震部材23の中心軸部には、上下方
向に貫通孔23aが穿設してあり、この貫通孔23aに
可撓性の支持紐29を通してある。支持紐29の下端
は、振子27の底部で小さな円板状の止め具30に締結
してあり、また支持紐29の上端は、同様にスイッチユ
ニット10の内部で小さな円板状の止め具31に締結し
てある。
【0024】ここで、支持紐29にはコイルばね等の付
勢部材32によって一定の張力を作用させ、たるみを無
くしてある。この支持紐29によって、感震部材23は
スイッチユニット10に吊下げられた状態となってい
る。解除駒28は、上端がスイッチユニット10の下面
に接触し、下端面が係止部材22の上面に接触してい
る。このような構成によって、感震部材23は、解除駒
28の上端を支点として揺動自在となっている。
【0025】またケース1内には、図1に示すように、
揺動規制部材40が設けてある。この揺動規制部材40
は、基端部に振子27の底部を支持固定する皿部41を
有するとともに、先端部に操作釦42を有した構造とな
っている。操作釦42は、図1に示すようにケース1の
前面に形成した凹部1aで上下にスライド自在となって
いる。
【0026】操作釦42が凹部1a内で上方にスライド
した状態では、図1に示すように皿部41が振子27の
底部に嵌合して、感震部材23の揺動を規制する。この
実施形態の感震遮断装置は、このように感震部材23の
揺動を規制した状態で工場から出荷することが好まし
い。これにより、運搬中に感震部材23が周囲の部材,
壁面等に衝突するのを防止することができる。
【0027】また、凹部1a内には、操作釦42の下部
空間に止め具43を嵌合しておく。この止め具43は、
操作釦42が運搬中の振動を受けて下方にスライドして
しまうことを阻止する。
【0028】運搬や家屋への据付け工事を終了し、感震
部材23を固定しておく必要がなくなったときは、操作
釦42を下方にスライドさせ、皿部41による振子27
の固定状態を解除する。この作業は、止め具43を凹部
1aから除去した後、操作釦42を下方にスライドさせ
て行なう。揺動規制部材40による揺動規制を解除した
状態の感震部材23は、図5に示すように解除駒28の
上端を支点として揺動自在である。
【0029】上述した構成の感震遮断装置は、図4に示
すように、屋内配線200の電源201とコンセント2
03と間に挿入し、電源201とコンセント203との
間の電気的な導通状態をON/OFFする。なお、図4
において、10a,10bがユニットスイッチ10の接
点、20が感震作動ユニットを示している。
【0030】次に、上述した感震遮断装置の作用につい
て説明する。この実施形態の感震遮断装置は、常時、ス
イッチ作動部材21の押圧操作部21aを押し込んだ状
態としておく(図1参照)。この状態では、スイッチユ
ニット10の作動杆12がスイッチ本体11内に押し込
まれており、スイッチユニット10はON状態となる。
したがって、図4に示した屋内配線200は導通状態が
保たれ、電源201からの電力をコンセント203に接
続した電気器具202へと供給することができる。
【0031】地震等により感震遮断装置に大きな揺れ
(振動)が伝わると、ケース1内に設けた感震部材23
が解除駒28の上端を支点として揺動する(図2参
照)。このとき、解除駒28の下端部が係止部材22の
上面を押し下げ、同部材22を支軸25を中心に図2の
時計方向に回動させるので、係止部材22の係止爪22
aとスイッチ作動部材21の係止部21bとの間の係合
状態が解除される。
【0032】そうすると、スイッチ作動部材21が付勢
部材24の付勢力により図2の左方向に押出されるとと
もに、スイッチユニット10の作動杆12がスイッチ本
体11から引出される(図3参照)。その結果、スイッ
チユニット10がOFF状態となり、電源201とコン
セント203との間が遮断され、電気器具202への電
力供給がなくなる。ゆえに、発熱性の電気器具202が
地震等の揺れによって転倒しても、感震遮断装置がコン
セント203と電源201との間の導通状態を遮断する
ので、火災の発生を防止することができる。
【0033】電気器具202の安全を確認した後、再び
電源201とコンセント203との間を接続したい場合
は、押圧操作部21aを押し込み、スイッチ作動部材2
1の係止部21bを係止部材22の係止爪22aに係合
させればよい。
【0034】次に、上述した感震遮断装置とコンセント
とを一体化してなる感震遮断コンセントに係る発明の実
施形態について説明する。図5は同コンセントの回路
図、図6はこの発明の実施形態に係る感震遮断コンセン
トの外観構成を示す正面図、図7は同コンセントの外観
構成を示す右側面図である。
【0035】図5に示すように、この感震遮断コンセン
トは、対をなす負荷側刃受端子101と接地側刃受端子
102、および電源からの屋内配線を接続する負荷側接
続端子104と接地側接続端子105を備えている。負
荷側刃受端子101と負荷側接続端子104とは、負荷
側接続導体106によって電気的に接続してある。ま
た、接地側刃受端子102と接地側接続端子105とは
接地側接続導体107によって電気的に接続してある。
【0036】負荷側接続導体106の中間部には、スイ
ッチユニット10が介在して設けてあり、このスイッチ
ユニット10のON/OFF動作によって負荷側接続導
体106を電気的に導通または遮断する構成となってい
る。なお、スイッチユニット10は、接地側接続導体1
07の中間部に介在して設けてもよい。
【0037】図6および図7に示すように、この感震遮
断コンセントは、ケース本体2およびカバー部材3によ
って外観を構成してある。すなわち、ケース本体2は表
面側が開口しており、この表面側にカバー部材3が着脱
自在に取付けてある。
【0038】ケース本体2の内部は、図5に示した負荷
側刃受端子101および接地側刃受端子102を内蔵す
るコンセント部2aと、スイッチユニット10および感
震作動ユニット20を内蔵する感震スイッチ部2bとに
分かれている。コンセント部2aは、基本的に従来のコ
ンセント構造を利用しており、ばね性を有する負荷側刃
受端子101および接地側刃受端子102を、例えばJ
IS規格に沿って配設してある。図5に示すようにこの
実施形態では、二対の負荷側刃受端子101および接地
側刃受端子102をコンセント部に設けてあるが、必要
に応じて、この負荷側刃受端子101および接地側刃受
端子102は、一対または三対以上としてもよい。
【0039】負荷側刃受端子101および接地側刃受端
子102は、ばね性を有する金属材料によって形成して
ある。また、負荷側接続端子104および接地側接続端
子105は、いわゆるねじ無し端子構造となっており、
ケース本体2の後部壁に設けてある。ケース本体2の後
部壁には、これら負荷側接続端子104および接地側接
続端子105に接続される電源201からの屋内配線2
00を挿入する透孔(図示せず)が穿設してある。な
お、これら各端子の構造は、従来と同様の端子構造を利
用しているため、ここではその詳細な説明を省略する。
【0040】ケース本体2の表面側に装着されるカバー
部材3には、コンセント部2aに設けた負荷側刃受端子
101および接地側刃受端子102の対向位置にプラグ
の差込み口が形成してある(図6参照)。
【0041】感震スイッチ部2bに内蔵したスイッチユ
ニット10および感震作動ユニット20は、図1に基づ
き先に説明した感震遮断装置のそれと同様の構造となっ
ている。このうち、感震作動ユニット20の揺動規制部
材40は、操作釦42が、図6に示すようにカバー部材
3に形成した凹部3aで上下にスライド自在となってい
る。凹部3a内には、感震遮断装置と同様、操作釦42
の下部空間に止め具43を嵌合しておく。そして、カバ
ー部材3の外面には、図6に示すように化粧プレート4
が装着され、止め具43の脱落を防止する。化粧プレー
ト4は、同時に凹部3aや操作釦42,止め具43等を
覆い隠す機能も有している。
【0042】運搬や家屋への据付け工事を終了し、感震
部材23を固定しておく必要がなくなったときは、操作
釦42を下方にスライドさせ、皿部41による振子27
の固定状態を解除する。この作業は、まず化粧プレート
4をカバー部材3から取外し、止め具43を凹部3aか
ら除去した後、操作釦42を下方にスライドさせて行な
う。
【0043】次に、上述した感震遮断コンセントの作用
について説明する。この実施形態の感震遮断コンセント
は、常時、スイッチ作動部材21の押圧操作部21aを
押し込んだ状態としておく(図1参照)。この状態で
は、スイッチユニット10の作動杆12がスイッチ本体
11内に押し込まれており、スイッチユニット10はO
N状態となる。したがって、負荷側刃受端子101およ
び接地側刃受端子102に電気器具202のプラグを差
込むと、電源201から該電気器具202に電力が供給
される。
【0044】地震等により感震遮断コンセントに大きな
揺れ(振動)が伝わると、ケース本体2内に設けた感震
部材23が解除駒28の上端を支点として揺動する(図
2参照)。このとき、解除駒28の下端部が係止部材2
2の上面を押し下げ、同部材22を支軸25を中心に図
2の時計方向に回動させるので、係止部材22の係止爪
22aとスイッチ作動部材21の係止部21bとの間の
係合状態が解除される。
【0045】そうすると、スイッチ作動部材21が付勢
部材24の付勢力により図2の左方向に押出されるとと
もに、スイッチユニット10の作動杆12がスイッチ本
体11から引出される(図3参照)。その結果、スイッ
チユニット10がOFF状態となり、負荷側接続導体1
06が遮断され、電気器具202への電力供給がなくな
る。ゆえに、発熱性の電気器具202が地震等の揺れに
よって転倒しても、感震遮断コンセント内で当該電気器
具202と電源201との間の導通状態を遮断するの
で、火災の発生を防止することができる。
【0046】電気器具202の安全を確認した後、再び
感震遮断コンセント内の負荷側接続導体106を接続し
たい場合には、押圧操作部21aを押し込み、スイッチ
作動部材21の係止部21bを係止部材22の係止爪2
2aに係合させればよい。
【0047】次に、この発明の感震遮断装置に係る他の
実施形態について、図8乃至図14を参照して説明す
る。図8はこの実施形態に係る感震遮断装置の内部構造
を示す正面図、図9は同装置のオン状態を示す側面断面
図、図10は図9におけるA−A線断面図、図11は同
装置の正面図、図12は同装置のオフ状態を示す側面断
面図、図13は図12におけるB−B線断面図である。
また、図14は同装置を屋内配線に組み込んだ状態を示
す配線図である。
【0048】図8,図9に示すように、この実施形態に
係る感震遮断装置は、ケース50内にスイッチユニット
60、作動ユニット70、及び感震ユニット80を内蔵
している。スイッチユニット60は、スイッチユニット
組込み枠61の内部に二対の固定端子62,62′と可
動接触子63,63′とを備えている(図14,図1
0,図13参照)。
【0049】固定端子62,62′は、いわゆるねじ無
し端子構造となっており、ケース50の背面に穿設した
導線差し込み孔50bから差し込まれた導線を挾持し
て、電気的な接続状態を形成する。これら固定端子6
2,62′には固定接点62a,62a′が形成してあ
り、一方、可動接触子63,63′には可動接点63
a,63a′が形成してある、そして、固定接点62
a,62a′と可動接点63a,63a′とは、互いに
対向している。
【0050】可動接触子63,63′は、それぞれトグ
ルばね64,64を介して揺動部材65と連結してあ
る。なお、図10,図13では、可動接触子63′及び
これに連結するトグルばね64は示されていない。トグ
ルばね64,64は、可動接点63a,63a′が固定
接点62a,62a′から離間する方向へ、可動接触子
63,63′を付勢している(図13)。また、トグル
ばね64,64は、揺動部材65に対し、図10,図1
3の反時計方向へ揺動させようとする付勢力を作用させ
ている。
【0051】揺動部材65が支点65aを中心に図1
0,図13の時計方向への揺動すると、可動接触子6
3,63′に対するトグルばねの付勢方向が変化し、可
動接触子63,63′を固定端子62,62′の方向に
回動させる(図10)。この動作により、可動接点63
a,63a′が固定接点62a,62a′と接触して、
スイッチユニット50のON状態を形成する(図10参
照)。揺動部材65の図示時計方向の揺動は、後述する
スイッチ作動部材71からの押圧力をもって行なわれ
る。
【0052】また、作動ユニット70は、図9,図12
に示すように、スイッチ作動部材71及び係止部材72
を備えている。これらスイッチ作動部材71及び係止部
材72は、ケース50内に固定した枠体73に支持され
ている。すなわち、スイッチ作動部材71は、枠体73
に形成した案内溝73aに沿って、図示矢印a方向へ摺
動自在に支持されている。スイッチ作動部材71の頭部
71aは、ケース50の正面に設けた蓋体51から露出
しており、手動で押圧操作可能となっている。
【0053】スイッチ作動部材71の基端71bは、ば
ね等の付勢部材74を介してスイッチユニット60の揺
動部材65を押圧する構造となっている。同時に、スイ
ッチ作動部材71は、付勢部材74により常時付勢さ
れ、頭部71aが正面側へ露出しようとしている。スイ
ッチ作動部材71の周面には棒状の係止部71cが径方
向に突出して設けてある。
【0054】係止部材72は回動アーム75と係合アー
ム76からなり、回動アーム75の基端が枠体73に設
けた支軸77により回動自在に支持されている。回動ア
ーム75は、枠体73との間に設けたコイルばね等の付
勢部材78により、図9,図12の反時計方向に常時付
勢されている。係合アーム76は、回動アーム75の先
端に連結してあり、回動アーム75の回動に伴い、図
9,図12の上下方向(矢印b方向)に移動可能で、か
つ回動アーム75を介して付勢部材78から付勢力を受
け、常時下方向に付勢されている。
【0055】係合アーム76の先端には、係止爪76a
が形成してある。この係止爪76aは、スイッチ作動部
材71の係止部71cと係脱自在となっている。すなわ
ち、スイッチ作動部材71が押し込まれた状態では、係
止爪76aが係止部71cと係合して、スイッチ作動部
材71の押込み状態を保持する(図9参照)。このと
き、スイッチユニット60の揺動部材65は、付勢部材
74を介してスイッチ作動部材71からの押圧力を受け
る。これにより、揺動部材65は、図10に示すように
時計方向に揺動して可動接触子63,63′を弾力的に
撓ませ、可動接点63a,63a′を固定接点62a,
62a′に接触させる。
【0056】一方、回動アーム75が図9の時計方向に
回動したとき、それに伴い係合アーム76は同図の上方
向へ移動するが、この移動により係止爪76aと係止部
71cとの間の係合状態は解除される。すると、スイッ
チ作動部材71は、付勢部材74の付勢力をもって、正
面側へ押し出される(図12参照)。このとき、揺動部
材65に作用していたスイッチ作動部材71からの押圧
力が解除され、その結果、可動接触子63,63′が常
態に戻り、可動接点63a,63a′が固定接点62
a,62a′から離間する。
【0057】感震ユニット80は、図8,図9,図12
に示すように、重量物からなる振子81、及びこの振子
81の中央上端部に設けた解除駒82を備えており、該
解除駒82が支持枠83に揺動自在に支持されている。
すなわち、解除駒82の下部は球面形状となっており、
支持枠83に形成した支持溝83a内に揺動自在に載置
されている。また、解除駒82の上部は、回動アーム7
5に下方から当接しており、揺動に伴い回動アーム75
を図9,図12の時計方向へ回動させる。
【0058】振子81の底面中央部には、図9に示すよ
うに嵌合穴81aが形成してあり、さらにこの嵌合穴8
1aと対向するケース50の底部にも透孔50aが穿設
してある。この実施形態の感震遮断装置には、図9に示
すような揺動規制部材90が附属しており、該揺動規制
部材90を透孔50aから差し込み、その先端部を振子
81の嵌合穴81aへ嵌合させることにより、振子81
の揺動を規制することができるようになっている。
【0059】この実施形態の感震遮断装置は、このよう
に振子81の揺動を規制した状態で工場から出荷するこ
とが好ましい。これにより、運搬中に重量物である振子
81が、周囲の部材,壁面等に衝突することを防止でき
る。運搬や家屋への据付け工事を終了し、振子81を固
定しておく必要がなくなったときは、揺動規制部材90
を抜き取り、振子81の固定状態を解除する。
【0060】上述した構成の感震遮断装置は、ケースに
組み込む各構成部分をユニット化してあるので、次のよ
うな手順で簡易に組立てることができる。すなわち、ケ
ース50内にまずスイッチユニット60の各部品を組み
込み、スイッチユニット組込み枠61で固定した後、作
動ユニット70と感震ユニット80とをそれぞれ組み込
んで行く。
【0061】作動ユニット70の各部品は、ケース50
内に組み込む前に、あらかじめ作動ユニット枠73に取
り付けておく。同様に、感震ユニット80の各部品も、
ケース50内に組み込む前に、あらかじめ感震ユニット
枠83に取り付けておく。したがって、作動ユニット枠
73,感震ユニット枠83をケース50に固定するだけ
で、各ユニット70,80のケース50への組み込みが
完了する。感震遮断装置を構成するすべての部品を個別
にケース50へ組み込む作業に比べ、上記のごとくユニ
ット化してケース50に組み込む方が格段に作業能率が
向上する。
【0062】この実施形態の感震遮断装置は、図14に
示すように、電源201とコンセント203との間に挿
入し、その間の電気的な導通状態をON/OFFする。
なお、図14において、62a,62a′がスイッチユ
ニット60の固定接点、63a,63a′が可動接点、
63,63′が可動接触子を示している。
【0063】次に、上述した感震遮断装置の作用につい
て説明する。この実施形態の感震遮断装置は、常時、ス
イッチ作動部材71を押し込み、係止爪76aと係止部
71cとが係合する状態としておく(図9,図10参
照)。この状態では、スイッチユニット10の揺動部材
65がスイッチ作動部材71からの押圧力により図示時
計方向へ揺動し、トグルばね64,64を介して、可動
接触子63,63′が固定端子62,62′側へ回動す
るため、可動接点63a,63a′が固定接点62a,
62a′に接触してON状態となる。したがって、図1
4に示した電源201からの電力をコンセント203に
接続した電気器具202へと供給することができる。
【0064】地震等により感震遮断装置に大きな揺れ
(振動)が伝わると、ケース1に内蔵した振子81とと
もに解除駒82が揺動する(図9,図12参照)。この
とき、解除駒82が回動アーム75を押し上げ、同アー
ム75が図示時計方向へ回動する。同時に、係合アーム
76が上方へ押し上げられる。その結果、係止爪76a
と係止部71cとの間の係合状態が解除され、スイッチ
作動部材71が付勢部材74の付勢力をもって正面側に
突き出す。
【0065】スイッチ作動部材71が正面側に突き出す
と、揺動部材65への押圧力がなくなり、同部材65は
トグルばね64の付勢力をもって図示反時計方向へ揺動
する。同時に、可動接触子63,63′に対するトグル
ばね64の付勢方向が変化し、可動接触子63,63′
は各接点62a−63a,62a′−63a′間が離間
する方向へ回動してOFF状態を形成する。したがっ
て、発熱性の電気器具202が地震等の揺れによって転
倒しても、感震遮断装置がコンセント203と電源20
1との間の導通状態を遮断するので、火災の発生を防止
することができる。
【0066】電気器具202の安全を確認した後、再び
電源201とコンセント203との間を接続したい場合
は、スイッチ作動部材71を押し込み、係止部71cを
係止爪76aに係合させればよい。
【0067】なお、この発明は上述した各実施形態に限
定されるものではない。例えば、スイッチユニットは、
負荷側接続導体または接地側接続導体を電気的に導通ま
たは遮断することができる機能を備えた適宜のON/O
FFスイッチを利用することができる。また、上記の実
施形態のように揺動規制部材を備える場合、この揺動規
制部材は、図に示した構造以外にも、感震部材に係合し
て該感震部材を固定するとともに、外部からの操作によ
って該感震部材との係合状態を解除可能な種々の構成と
することができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、振動を感知したとき感震作動ユニットがスイッチユ
ニットをOFFに切り替え、電源とコンセントとの間を
電気的に遮断するので、地震発生時などに際して確実に
電気器具への電源供給を断ち切ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る感震遮断装置のケー
スを切欠いて示す側面図である。
【図2】同装置の作用を説明するための側面図である。
【図3】同じく同装置の作用を説明するための側面図で
ある。
【図4】同装置を屋内配線に組み込んだ状態を示す配線
図である。
【図5】この発明の実施形態に係る感震遮断コンセント
の配線図である。
【図6】同感震遮断コンセントの外観構成を示す正面図
である。
【図7】同感震遮断コンセントの外観構成を示す右側面
図である。
【図8】この発明の他の実施形態に係る感震遮断装置の
内部構造を示す正面図である。
【図9】同装置のオン状態を示す側面断面図である。
【図10】図9におけるA−A線断面図である。
【図11】同装置の正面図である。
【図12】同装置のオフ状態を示す側面断面図である。
【図13】図12におけるB−B線断面図である。
【図14】同装置を屋内配線に組み込んだ状態を示す配
線図である。
【符号の説明】
10:スイッチユニット 11:スイッチ本体 12:作動杆 20:感震作動ユニット 21:スイッチ作動部材 21a:押圧操作部 21b:係止部 22:係止部材 22a:係止爪 23:感震部材 24:付勢部材 25:支軸 26:付勢部材 27:振子 28:解除駒 29:支持紐 40:揺動規制部材 41:皿部 42:操作釦 50:ケース 50a:透孔 60:スイッチユニット 61:スイッチユニット組込み枠 65:揺動部材 70:作動ユニット 71:スイッチ作動部材 71c:係止部 72:係止部材 74:付勢部材 75:回動アーム 76:係合アーム 76a:係止爪 78:付勢部材 80:感震ユニット 81:振子 81a:嵌合穴 82:解除駒 83:支持枠 90:揺動規制部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源とコンセントとの間に挿入し、これ
    ら電源とコンセントとの間を電気的に導通または遮断す
    るスイッチユニットと、振動を感知したとき前記スイッ
    チユニットをOFFに切り替え電源とコンセントとの間
    を電気的に遮断する感震作動ユニットとを備えたことを
    特徴とする感震遮断装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の感震遮断装置において、 前記スイッチユニットは、スイッチ本体と、このスイッ
    チ本体内への押し込み動作によって前記電源とコンセン
    トとの間を電気的に接続し、引出し動作によって当該接
    続された電源とコンセントとの間を電気的に遮断する作
    動杆とを有しており、 前記感震作動ユニットは、回動自在に支持され先端に係
    止爪を有する係止部材と、前記作動杆に取り付けられか
    つ該作動杆の引出し方向に付勢されたスイッチ作動部材
    と、このスイッチ作動部材に形成され同部材が押し込み
    位置にあるとき前記係止爪と係合する係止部と、外部か
    らの振動を受けて揺動するとともに、該揺動により前記
    係止部材を回動させて前記係止部と係止爪との間の係止
    状態を解除する感震部材とを含んでいることを特徴とす
    る感震遮断装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の感震遮断装置において、 前記スイッチ作動部材が、外部から押し込み操作可能な
    押圧操作部を有していることを特徴とする感震遮断装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の感震遮断装置に
    おいて、 前記感震部材に係合して該感震部材を固定するととも
    に、外部からの操作によって該感震部材との係合状態を
    解除可能な揺動規制部材を設けたことを特徴とする感震
    遮断装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の感震遮断装置において、 前記感震作動ユニットは、振動を感知する感震ユニット
    と、この感震ユニットが振動を感知したとき前記スイッ
    チユニットをOFFに切り替え電源とコンセントとの間
    を電気的に遮断する作動ユニットとからなり、 前記スイッチユニットを組み込んだケース内に、前記感
    震ユニット及び作動ユニットをそれぞれユニット単位で
    組み込んで構成されることを特徴とする感震遮断装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の感震遮断装置において前
    記スイッチユニットは、固定接点を有する固定端子と、
    前記固定接点に接離自在な可動接点を有する可動接触子
    と、この可動接触子を移動させて前記固定接点と可動接
    点との間を接離する揺動部材とを備え、 前記作動ユニットは、前記揺動部材を押圧して前記可動
    接点を固定接点に接触させる方向へ前記可動接触子を移
    動させるスイッチ作動部材と、このスイッチ作動部材に
    係合して該スイッチ作動部材による前記揺動部材の押圧
    状態を保持するとともに、該スイッチ作動部材との係合
    状態を解除可能な係止部材とを備え、 前記感震ユニットは、外部からの振動を受けて揺動する
    振子と、該振子の揺動に伴い前記係止部材とスイッチ作
    動部材との間の係合状態を解除する解除駒とを含んでい
    ることを特徴とする感震遮断装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載の感震遮断装置に
    おいて、 前記振子に係合して該振子を固定するとともに、外部か
    らの操作によって該振子との係合状態を解除可能な揺動
    規制部材を設けたことを特徴とする感震遮断装置。
  8. 【請求項8】 電源からの一方の屋内配線を接続する負
    荷側接続端子と、電源からの他方の屋内配線を接続する
    接地側接続端子と、電気器具における一方のプラグ刃を
    差込み可能な負荷側刃受端子と、電気器具における他方
    のプラグ刃を差込み可能な接地側刃受端子と、前記負荷
    側接続端子と負荷側刃受端子との間を電気的に導通する
    負荷側接続導体と、前記接地側接続端子と接地側刃受端
    子との間を電気的に導通する接地側接続導体と、前記負
    荷側接続導体または接地側接続導体を電気的に導通また
    は遮断するスイッチユニットと、振動を感知したとき前
    記スイッチユニットをOFFに切り替え、前記負荷側接
    続導体または接地側接続導体を電気的に遮断する感震作
    動ユニットとを備えたことを特徴とする感震遮断コンセ
    ント。
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