JPH10144187A - 回転アーク形ガス開閉器 - Google Patents
回転アーク形ガス開閉器Info
- Publication number
- JPH10144187A JPH10144187A JP31134396A JP31134396A JPH10144187A JP H10144187 A JPH10144187 A JP H10144187A JP 31134396 A JP31134396 A JP 31134396A JP 31134396 A JP31134396 A JP 31134396A JP H10144187 A JPH10144187 A JP H10144187A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arc
- runner
- contact piece
- moving contact
- arc runner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アークランナを研磨加工をすることなく、可
動接触子とアークランナとの電界を緩和して確実に消弧
する。 【解決手段】 密封容器10内に可動接触子20と固定
接触子14とを配置し、固定接触子14を囲んで皿状に
形成し、外周にアーク駆動コイルを備えた皿状のアーク
ランナ15を設けた回転アーク形ガス開閉器において、
アークランナ15のつば部の角部に嵌合する溝部を有す
る絶縁材のカバー1を取付けるようにしている。
動接触子とアークランナとの電界を緩和して確実に消弧
する。 【解決手段】 密封容器10内に可動接触子20と固定
接触子14とを配置し、固定接触子14を囲んで皿状に
形成し、外周にアーク駆動コイルを備えた皿状のアーク
ランナ15を設けた回転アーク形ガス開閉器において、
アークランナ15のつば部の角部に嵌合する溝部を有す
る絶縁材のカバー1を取付けるようにしている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アークランナを有
する回転アーク形ガス開閉器に関するものである。
する回転アーク形ガス開閉器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の回転アーク形ガス開閉器は、図2
に示すように構成されている。図において、10は密封
容器で、絶縁材よりなる筒体10aと、固定電極支持台
11を取付ける端板10bより構成され、前記筒体10
aの内部に消弧性ガスが充填してある。前記固定電極支
持台11の一方には、外部端子12を締め付け固定する
ナット13が設けられ、他方にはチューリップ接触子よ
りなる固定接触子14が取付けてある。15は導電材の
薄板を皿状に形成し、皿の外周につば部15aを設けた
アークランナで、前記固定電極支持台11に取付けられ
た絶縁材よりなる支持台16に固定してある。15aは
アークランナのつば部である。17は前記アークランナ
15の外周に巻装したアーク駆動コイルで、一端を前記
アークランナに接続し、他端を前記固定電極支持台11
に接続してある。18は筒体10aに取付けた可動電極
支持台で、この可動電極支持台18に導電性の摺動子1
9を介して可動接触子20が取付けてある。つぎに、回
転アーク形ガス開閉器の動作について説明をする。回転
アーク形ガス開閉器を閉路するときは、固定電極支持台
11の外部端子12および可動接触子20に接続した図
示しない外部端子に電圧を印加し、可動接触子20を作
動して一点鎖線で示すように固定接触子14に接触させ
ると、電流は図示しない外部端子より可動接触子20を
経て固定接触子14を通って固定電極支持台11から外
部端子12に流れる。つぎに、回転アーク形ガス開閉器
を開路するときは、可動接触子20を作動して可動接触
子20を固定接触子14から開離すると、可動接触子2
0と固定接触子14との間にアークが発生する。さら
に、可動接触子20が固定接触子14から遠ざかると固
定接触子14上のアーク足がアークランナ15上に移行
する。アーク足が前記アークランナ15上に移行する
と、アーク電流は可動接触子20からアークを経てアー
クランナ15よりアーク駆動コイル17を通って固定電
極支持台11に流れる。前記アーク駆動コイル17に流
れるアーク電流によりアーク駆動コイル17に磁束が発
生する。前記磁束によりアークランナ15と可動接触子
20上のアークを回転させながらアークを消弧に導いて
電路を開路する。
に示すように構成されている。図において、10は密封
容器で、絶縁材よりなる筒体10aと、固定電極支持台
11を取付ける端板10bより構成され、前記筒体10
aの内部に消弧性ガスが充填してある。前記固定電極支
持台11の一方には、外部端子12を締め付け固定する
ナット13が設けられ、他方にはチューリップ接触子よ
りなる固定接触子14が取付けてある。15は導電材の
薄板を皿状に形成し、皿の外周につば部15aを設けた
アークランナで、前記固定電極支持台11に取付けられ
た絶縁材よりなる支持台16に固定してある。15aは
アークランナのつば部である。17は前記アークランナ
15の外周に巻装したアーク駆動コイルで、一端を前記
アークランナに接続し、他端を前記固定電極支持台11
に接続してある。18は筒体10aに取付けた可動電極
支持台で、この可動電極支持台18に導電性の摺動子1
9を介して可動接触子20が取付けてある。つぎに、回
転アーク形ガス開閉器の動作について説明をする。回転
アーク形ガス開閉器を閉路するときは、固定電極支持台
11の外部端子12および可動接触子20に接続した図
示しない外部端子に電圧を印加し、可動接触子20を作
動して一点鎖線で示すように固定接触子14に接触させ
ると、電流は図示しない外部端子より可動接触子20を
経て固定接触子14を通って固定電極支持台11から外
部端子12に流れる。つぎに、回転アーク形ガス開閉器
を開路するときは、可動接触子20を作動して可動接触
子20を固定接触子14から開離すると、可動接触子2
0と固定接触子14との間にアークが発生する。さら
に、可動接触子20が固定接触子14から遠ざかると固
定接触子14上のアーク足がアークランナ15上に移行
する。アーク足が前記アークランナ15上に移行する
と、アーク電流は可動接触子20からアークを経てアー
クランナ15よりアーク駆動コイル17を通って固定電
極支持台11に流れる。前記アーク駆動コイル17に流
れるアーク電流によりアーク駆動コイル17に磁束が発
生する。前記磁束によりアークランナ15と可動接触子
20上のアークを回転させながらアークを消弧に導いて
電路を開路する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の回転
アーク形ガス開閉器は、開路状態において可動接触子2
0の先端がアークランナ15のつば部15aに接近して
対向しており、アークランナ15のつば部15aの角部
が鋭く角ばっていると、電界が可動接触子20とアーク
ランナ15のつば部15aの角部との間に集中して再発
弧を起こす欠点があった。このため、アークランナ15
を研磨加工をしてアークランナ15のつば部15aの角
部に丸みをつけているため、研磨加工作業が煩雑となる
欠点があった。また、通電電流が小さくなると、アーク
駆動コイル17に流れる電流が少なくなりアーク駆動コ
イル17に発生する磁束が弱くなる。このため、SF6
ガス中のアークはフリールーピングにより蛇行しアーク
ランナ15のつば部15aに膠着して容器10を焼損す
るほか、遮断不能となっていた。本発明は、アークラン
ナの研磨加工をなくし、可動接触子とアークランナとの
電界を緩和して確実に消弧することを目的とする。
アーク形ガス開閉器は、開路状態において可動接触子2
0の先端がアークランナ15のつば部15aに接近して
対向しており、アークランナ15のつば部15aの角部
が鋭く角ばっていると、電界が可動接触子20とアーク
ランナ15のつば部15aの角部との間に集中して再発
弧を起こす欠点があった。このため、アークランナ15
を研磨加工をしてアークランナ15のつば部15aの角
部に丸みをつけているため、研磨加工作業が煩雑となる
欠点があった。また、通電電流が小さくなると、アーク
駆動コイル17に流れる電流が少なくなりアーク駆動コ
イル17に発生する磁束が弱くなる。このため、SF6
ガス中のアークはフリールーピングにより蛇行しアーク
ランナ15のつば部15aに膠着して容器10を焼損す
るほか、遮断不能となっていた。本発明は、アークラン
ナの研磨加工をなくし、可動接触子とアークランナとの
電界を緩和して確実に消弧することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明は、密封容器内に可動接触子と固定接触子
とを配置し、前記固定接触子を囲んで皿状に形成し、外
周にアーク駆動コイルを備えたアークランナを設けた回
転アーク形ガス開閉器において、前記アークランナのつ
ば部の角部に嵌合する溝部を有する絶縁材のカバーを取
付けるようにしている。
めに、本発明は、密封容器内に可動接触子と固定接触子
とを配置し、前記固定接触子を囲んで皿状に形成し、外
周にアーク駆動コイルを備えたアークランナを設けた回
転アーク形ガス開閉器において、前記アークランナのつ
ば部の角部に嵌合する溝部を有する絶縁材のカバーを取
付けるようにしている。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施例に
基づいて説明する。図1は、本発明の実施例を示す回転
アーク形ガス開閉器の要部を断面した正面図である。図
2と同一のものには同一の符号を付して詳細な説明を省
略する。図において、1は絶縁材よりなる環状のカバー
で、前記カバー1の内周面に溝部を設け、この溝部をア
ークランナ15のつば部を嵌め込んである。したがっ
て、可動接触子20が一点鎖線で示すように固定接触子
14に接触して閉路している状態から、可動接触子20
を固定接触子14から開離すると、前記可動接触子20
と固定接触子14との間にアークが発生する。さらに可
動接触子20が固定接触子14から離れると固定接触子
14上のアーク足がアークランナ15上に移行する。ア
ーク足がアークランナ15に移行すると、アーク電流は
可動接触子20からアークを通りアークランナ15より
アーク駆動コイル17を通って固定電極支持台11に流
れ、アーク駆動コイル17を通電するアーク電流により
磁束が発生する。この発生した磁束により可動接触子2
0とアークランナ15との間のアークを回転駆動して消
弧する。前記アーク電流が小さいと、アーク駆動コイル
17に発生する磁束が弱く、アークを駆動する駆動力が
小さくなる。このため、アークがフリールーピングして
アーク足がアークランナ15のつば部15aへ移行しよ
うとしてもカバー1を設けているので、アーク足はアー
クランナ15上のつば部15aに行くことなく、アーク
ランナ15の上面を走行して消弧に導く。また、可動接
触子に対向するアークランナ15のつば部15aの角部
は、絶縁材のカバー1で覆われているので、つば部15
aの角部の電界の分布が均一になり、電界の集中が緩和
され、研磨加工を施すことなく、アークランナの角部と
可動接触子との電界の集中がなくなり、この部分からの
絶縁破壊による再発弧が生じない。
基づいて説明する。図1は、本発明の実施例を示す回転
アーク形ガス開閉器の要部を断面した正面図である。図
2と同一のものには同一の符号を付して詳細な説明を省
略する。図において、1は絶縁材よりなる環状のカバー
で、前記カバー1の内周面に溝部を設け、この溝部をア
ークランナ15のつば部を嵌め込んである。したがっ
て、可動接触子20が一点鎖線で示すように固定接触子
14に接触して閉路している状態から、可動接触子20
を固定接触子14から開離すると、前記可動接触子20
と固定接触子14との間にアークが発生する。さらに可
動接触子20が固定接触子14から離れると固定接触子
14上のアーク足がアークランナ15上に移行する。ア
ーク足がアークランナ15に移行すると、アーク電流は
可動接触子20からアークを通りアークランナ15より
アーク駆動コイル17を通って固定電極支持台11に流
れ、アーク駆動コイル17を通電するアーク電流により
磁束が発生する。この発生した磁束により可動接触子2
0とアークランナ15との間のアークを回転駆動して消
弧する。前記アーク電流が小さいと、アーク駆動コイル
17に発生する磁束が弱く、アークを駆動する駆動力が
小さくなる。このため、アークがフリールーピングして
アーク足がアークランナ15のつば部15aへ移行しよ
うとしてもカバー1を設けているので、アーク足はアー
クランナ15上のつば部15aに行くことなく、アーク
ランナ15の上面を走行して消弧に導く。また、可動接
触子に対向するアークランナ15のつば部15aの角部
は、絶縁材のカバー1で覆われているので、つば部15
aの角部の電界の分布が均一になり、電界の集中が緩和
され、研磨加工を施すことなく、アークランナの角部と
可動接触子との電界の集中がなくなり、この部分からの
絶縁破壊による再発弧が生じない。
【0006】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、アー
クランナのつば部にカバーを設けているので、アークラ
ンナのつば部の角部にアーク足が膠着することなくアー
クを走行させて消弧することができるほか、アークラン
ナの研磨加工をなくし、アークランナと可動接触子との
電界を緩和して確実に消弧することができる。
クランナのつば部にカバーを設けているので、アークラ
ンナのつば部の角部にアーク足が膠着することなくアー
クを走行させて消弧することができるほか、アークラン
ナの研磨加工をなくし、アークランナと可動接触子との
電界を緩和して確実に消弧することができる。
【図1】本発明の実施例を示すガス開閉器の要部を断面
した正面図である。
した正面図である。
【図2】従来のガス開閉器の要部を断面した正面断面図
である。
である。
1 カバー、 10 密封容器、 10a 筒体、 1
0b 端板、11 固定電極支持台、 12 外部端
子、 13 ナット、14 固定接触子、 15アーク
ランナ、 15a つば部、16 支持台、 17 ア
ーク駆動コイル、 18 可動電極支持台、19 摺動
子、 20 可動接触子
0b 端板、11 固定電極支持台、 12 外部端
子、 13 ナット、14 固定接触子、 15アーク
ランナ、 15a つば部、16 支持台、 17 ア
ーク駆動コイル、 18 可動電極支持台、19 摺動
子、 20 可動接触子
Claims (1)
- 【請求項1】 密封容器内に可動接触子と固定接触子と
を配置し、前記固定接触子を囲んで皿状に形成し、外周
にアーク駆動コイルを備えたアークランナを設けた回転
アーク形ガス開閉器において、前記アークランナのつば
部の角部に嵌合する溝部を有する絶縁材のカバーを取付
けたことを特徴とする回転アーク形ガス開閉器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31134396A JPH10144187A (ja) | 1996-11-06 | 1996-11-06 | 回転アーク形ガス開閉器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31134396A JPH10144187A (ja) | 1996-11-06 | 1996-11-06 | 回転アーク形ガス開閉器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10144187A true JPH10144187A (ja) | 1998-05-29 |
Family
ID=18016013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31134396A Pending JPH10144187A (ja) | 1996-11-06 | 1996-11-06 | 回転アーク形ガス開閉器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10144187A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101819903A (zh) * | 2010-04-26 | 2010-09-01 | 南京业基电气设备有限公司 | 负荷开关主回路动静触头装置 |
CN102820155A (zh) * | 2012-08-27 | 2012-12-12 | 刘立文 | 一种防爆按钮 |
-
1996
- 1996-11-06 JP JP31134396A patent/JPH10144187A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101819903A (zh) * | 2010-04-26 | 2010-09-01 | 南京业基电气设备有限公司 | 负荷开关主回路动静触头装置 |
CN102820155A (zh) * | 2012-08-27 | 2012-12-12 | 刘立文 | 一种防爆按钮 |
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