JPH10143416A - ディスク及びディスク再生方法 - Google Patents

ディスク及びディスク再生方法

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JPH10143416A
JPH10143416A JP8303191A JP30319196A JPH10143416A JP H10143416 A JPH10143416 A JP H10143416A JP 8303191 A JP8303191 A JP 8303191A JP 30319196 A JP30319196 A JP 30319196A JP H10143416 A JPH10143416 A JP H10143416A
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Minoru Suzuki
稔 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ROΜディスクは、ディスク製造後に情報
を追加できないため、ディスク製造後に普及した機器の
ドライバソフト、ディスク製造後に判明した収録情報の
中のバグに関する情報、通信機器の設定情報などは、デ
ィスク本体以外の媒体(例えばフロッピーディスク)を
通してユーザに提供する必要があった。 【解決手段】 本発明の光ROMディスクは、プレス成
形により得た再生専用のデータ領域の外周側或いは内周
側にライトワンス領域を設定し、このライトワンス領域
に、ディスク製造後にディスクの反射面をレーザカッタ
ー等を使用して選択的に除去することによって、ディス
ク製造後に普及した最新機器のデバイスドライバ情報、
バグ情報、ユーザの通信端末の設定情報を記録してなる
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソフトウェア等の
情報が記録された再生専用の光ディスクとそのディスク
再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、多くの種類の情報記録媒体の
中で、光ROMディスクは音楽用またはコンピュータや
ゲーム機用などの情報記録媒体として幅広い分野で使用
されている。これら光ROMディスクの中で例えばCD
−ROΜ(コンパクトディスクを利用した読み出し専用
メモリ)は、大容量、安価、取り扱いが容易であること
から、特に大容量のアプリケーションソフト等を頒布す
るための媒体として一般のパソコンユーザに急速に浸透
してきた。
【0003】また、次世代高密度光ディスク用規格とし
て登場したDVD(Digital VideoDisc:以下DVDと
称す。)規格をコンピュータ用に応用したDVD−RO
Μ(DVD規格による光ディスクを応用した読み出し専
用メモリ)は、CD−ROΜと同じサイズでありなが
ら、短波長レーザなどの再生技術の開発やディスクの多
層化技術等によってCD−ROΜに比べてさらなる大容
量化が可能で、ディスク1枚あたり数ギガバイト以上の
情報の収録が可能である。これは今後コンピュータ上で
利用されるマルチメディアタイトル等で動画/音声デー
タがますます多用されるに従って、ディスクに必要とさ
れる容量が肥大化していくのに対応したものであり、情
報頒布の媒体として今後CD−ROM以上の普及が見込
まれている。
【0004】ところで、このような光ROΜディスクの
記録情報は、その製造過程においてマスタを母型として
用いたプレス成形によって得られる。このため、まった
く同じ収録内容のディスクを量産する場合のコスト的な
メリットは大であるが、その反面、ディスク製造後に情
報を追加したり変更することはできない。したがって、
例えば、ディスク製造後に提供された最新の機器の設定
情報やドライバソフト、或いはディスク製造後に判明し
たディスク収録アプリケーションのバグに関する情報な
どをユーザに提供するためには、フロッピーディスクな
どの別媒体に追加/変更データを収録して光ROMディ
スクに添付したり、通信を経由してユーザに情報提供す
るなど、提供する側と受け取る側の双方に効率の悪い方
法がとられてきた。
【0005】また近年、光ROΜディスクを、動画や音
声付きのショッピングカタログや旅行案内などのユーザ
提供情報を情報提供者側との通信用のアプリケーション
とともに収録した媒体として利用するシステムが提案さ
れている。このシステムは、図9に示すように、ディス
ク装置31によって光ディスクから読み出した情報をホ
ストコンピュータ32を通じてユーザに提供し、さらに
通信アプリケーションを用いてモデム等の通信端末33
を制御することにより、電話回線34等を通じて情報提
供者35をアクセスし、注文や問い合わせを行う、とい
ったものである。 しかし、このようなユーザ/情報提
供者間の通信を実現するためには、通信端末の環境設定
(例えば通信端末のメーカ/機種に合った初期設定値
や、ユーザの通信環境でオートログインを実行するため
の接続用マクロなど)をホストコンピュータ上でユーザ
自身が変更する必要がある。このような通信端末の環境
設定を行うにはある程度の専門知識が要求されることか
ら、ユーザはその作業に多大な負担を強いられることに
なり、またそのようなユーザによる環境設定を情報提供
者側においてもサポートする必要がある。このような点
が上記システムの普及に向けての大きな障害の一つとな
っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
光ROΜディスクは、ディスク製造後に情報を追加した
り変更することができない。このため、ディスク製造後
に提供された最新の機器の設定情報やドライバソフト、
ディスク製造後に判明したディスク収録アプリケーショ
ンのバグ情報などは、ディスク本体以外の媒体を通して
ユーザに提供しなければならないという問題があった。
【0007】また、情報提供者との通信アプリケーショ
ンを収録した光ROΜディスクをユーザが利用する場
合、ユーザの通信端末の環境設定をユーザ自身が行う必
要があり、その作業にユーザは多大な負担を強いられる
という問題があった。
【0008】本発明はこのような課題を解決するための
ものであり、ディスク製造後の追加情報をディスク本体
を通してユーザに追加することの可能な読み出し専用の
ディスクの提供を目的としている。
【0009】また、本発明は、ディスク製造後に普及し
たディスク再生装置のドライバ情報をディスク本体を通
してユーザに提供することの可能な読み出し専用のディ
スクとディスク再生方法の提供を目的としている。
【0010】さらに、本発明は、ディスク製造後に判明
した収録情報のバグを修正するための情報をディスク本
体を通してユーザに提供することの可能な読み出し専用
のディスクとディスク再生方法の提供を目的としてい
る。
【0011】さらに、本発明は、ディスク毎の固有の情
報をディスク本体を通してユーザに提供することの可能
な読み出し専用のディスクの提供を目的としている。
【0012】さらに、本発明は、ユーザの通信機器の設
定情報をディスク本体を通してユーザに提供することの
可能な読み出し専用のディスクとディスク再生方法の提
供を目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のディスクは、請求項1に記載されるよう
に、情報が記録された再生専用の領域と、この再生専用
領域に記録された情報に対する追加の情報がディスクの
反射面を選択的に除去することによって記録された記録
可能領域とを有することを特徴とする。これにより、デ
ィスク製造後の追加情報をディスク本体を通してユーザ
に提供することができる。
【0014】なお、ここでの情報の追加とは、再生専用
領域に収録済みの情報に対して内容的にまったく新たな
情報を加えることの他に、再生専用領域に収録済みの情
報の一部を追加情報で置き換える(更新する)ことを目
的とするものを含む。
【0015】また、本発明のディスクは、請求項2に記
載されるように、情報が記録された再生専用領域と、デ
ィスク再生装置の動作を制御するための情報がディスク
の反射面を選択的に除去することによって記録された記
録可能領域とを有することを特徴とする。これにより、
ディスク製造後に普及したディスク再生装置の動作を制
御するための情報をディスク本体を通してユーザ側に提
供することができ、最新機器を導入したユーザに対する
サービスの向上を図ることができる。
【0016】なお、ディスク再生装置の動作を制御する
ための情報とは、具体的にはソフトウェア或いはディス
ク再生装置の設定情報或いはその両方を含むものであ
る。
【0017】また、本発明のディスクは、請求項3に記
載されるように、情報が記録された再生専用領域と、再
生専用領域に記録された情報を修正するための情報がデ
ィスクの反射面を選択的に除去することによって記録さ
れた記録可能領域とを有することを特徴とする。これに
より、ディスク製造後に判明した収録情報のバグを修正
するための情報をディスク本体を通してユーザに提供で
きる。
【0018】ここでの情報を修正するための情報とは、
ソフトウェア及びこれに関連するデータ中の誤り(バ
グ)の位置情報、或いはそのバグ位置情報とそのバク部
分の正しいソフトウェア及びデータである。
【0019】さらに、本発明のディスクは、請求項4に
記載されるように、情報が記録された再生専用領域と、
ディスク毎に固有の情報がディスクの反射面を選択的に
除去することによって記録された記録可能領域とを有す
ることを特徴とする。ディスク毎に固有の情報として
は、例えば、請求項5に記載されるように、ユーザの持
つ通信機器の設定情報(ユーザID、ユーザの電話番
号、ユーザの使用する通信機器の種類に応じた初期値や
接続用マクロなど)が挙げられる。このようなディスク
毎に或いはユーザ毎に固有の情報をディスク本体を通じ
てユーザ側に提供することが本発明により可能となる。
【0020】さらに、本発明のディスク再生方法は、請
求項6に記載されるように、情報が記録された再生専用
領域と、ディスク再生装置の動作を制御するための情報
がディスクの反射面を選択的に除去することによって記
録された記録可能領域とを有するディスクを再生する方
法において、ディスク再生装置によりディスクの前記記
録可能領域から情報を読み出して上位装置に転送し、以
後、転送された情報に基づく上位装置の制御の下でディ
スク再生装置を動作させることを特徴とする。これによ
り、ディスク製造後に普及したディスク再生装置の動作
を制御するための情報をディスク本体を通してユーザの
上位装置に与えることができ、最新機器を導入したユー
ザに対するサービスの向上を図ることができる。
【0021】また、本発明のディスク再生方法は、請求
項7に記載されるように、情報が記録された再生専用領
域と、再生専用領域に記録された情報を修正するための
情報がディスクの反射面を選択的に除去することによっ
て記録された記録可能領域とを有するディスクを再生す
る方法において、ディスク再生装置によりディスクの記
録可能領域から修正情報を読み出して上位装置に転送
し、この後、上位装置にて、転送された修正情報を用い
て、ディスクの前記再生専用領域から再生した情報の修
正を行うことを特徴とする。これにより、ディスク製造
後に判明した収録情報のバグを修正するための情報をデ
ィスク本体を通してユーザの上位装置に提供でき、ディ
スクから読み出した情報に対するバグ修正作業の効率化
を図れる。さらに、本発明のディスク再生方法は、請求
項8に記載されるように、通信用ソフトウェアを含む情
報が記録された再生専用領域と、通信用ソフトウェアを
用いて通信を行うために必要な通信機器の設定情報がデ
ィスクの反射面を選択的に除去することによって記録さ
れた記録可能領域とを有するディスクを再生する方法に
おいて、ディスク再生装置によりディスクの記録可能領
域から設定情報を読み出して上位装置に転送し、この
後、上位装置にて、転送された設定情報を上位装置に接
続された通信機器に設定することを特徴とする。これに
より、通信用ソフトウェアを用いて通信を行う場合のユ
ーザの通信機器の設定を自動的に行うことが可能とな
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施する場合の形
態について図面を参照しながら説明する。
【0023】図1は本発明に係る第1の実施形態の光R
OMディスク上のデータ構造を示す図である。同図に示
すように、プレス成形により得た再生専用のデータ領域
の外周側には、ディスク製造後にディスクの反射面(ア
ルミ蒸着膜)をレーザカッター等を使用して選択的に除
去することによって、ディスク製造後に提供(普及)さ
れた最新機器のデバイスドライバ情報(ドライブソフ
ト)のデータパターンが追加情報として記録された記録
可能領域(以下、ライトワンス領域と呼ぶ。)が設けら
れている。
【0024】このライトワンス領域においては、反射層
除去部と反射層残存部とで反射率が大きく異なり、特に
反射層除去部からは通常のデータエリアから得られる反
射光検出レベルのボトム値よりかなり低い反射光検出レ
ベルが得られる。よって、ライトワンス領域から得られ
るこのような反射光検出レベルからは安定した2値化信
号を容易に得ることができ、良好にデータ再生を行うこ
とができる。
【0025】ライトワンス領域において、最新機器のデ
バイスドライバ情報は例えばn個のブロックに分割して
記録されている。個々のブロックの先頭部分(16バイ
ト)にはライトワンス領域内に存在する全ブロック数と
そのブロックが全体ブロックのなかの何番目のものであ
るかを示す情報が記録され、デバイスドライバ情報のデ
ータ本体がその後に続いて記録されている。ディスクド
ライブ装置がこの光ROMディスクのライトワンス領域
から最新機器のデバイスドライバ情報を再生する場合、
先頭のブロックから順番にデバイスドライバ情報のデー
タブロックを読み出してホストコンピュータに転送す
る。なお、このようにライトワンス領域を複数のブロッ
クに分割するのは、ディスクドライブ装置内の転送用の
バッファメモリの容量を配慮してのことであり、ディス
クドライブ装置が十分な容量の転送用バッファメモリを
有している場合は、ライトワンス領域を複数のブロック
に分割する必要はない。
【0026】また、限られたライトワンス領域を有効に
利用するため、ライトワンス領域のデータは圧縮ファイ
ル形式(例えばLZΗ形式)で記録されていることが望
ましい。また、複数枚のディスクのライトワンス領域に
1つのデバイスドライバ情報を分割して記録してもよ
い。
【0027】次に、このような光ROMディスクを再生
するディスクドライブ装置について説明する。図2はこ
のディスクドライブ装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0028】光ROMディスク1から光ピックアップ2
によって読み出された信号はRFアンプ3及びフォーカ
ストラッキング制御回路4に入力される。RFアンプ3
は光ピックアップ2の出力を増幅したRF信号をレベル
スライスPLL回路9及びRFピーク検出回路16へ送
る。
【0029】フォーカストラッキング制御回路4はピッ
クアップサーボに必要なフォーカスエラー信号及びトラ
ッキングエラー信号に基づいて光ピックアップ2のレー
ザビームがディスクの信号記録面に焦点を結ぶように光
ピックアップ2のレンズ位置を制御する。
【0030】送りモータ制御回路5は、フォーカストラ
ッキング制御回路4からの制御信号及びシステムコント
ローラ15からのサーチ指示信号から送りモータ8の駆
動信号を生成し供給する。
【0031】レベルスライスΡLL回路9はRFアンプ
3からのRF信号を2値化して8−16信号を生成する
とともに、これを読み取るための8−16信号に同期し
たPLLクロックを生成する。
【0032】ディスク信号処理回路10はPLLクロッ
クを用いて8−16信号から周期的な同期信号を検出す
ると共にCLV制御信号をディスクモータ制御回路6に
送る。 ディスクモータ制御回路6は、CLV制御信号
を基にディスクモータ7を制御する。また、ディスク信
号処理回路10は、PLLクロックを用いて8−16信
号を復調する。復調されたデータはPLLクロックによ
りRAΜ11に書き込まれる。ディスク信号処理回路1
0の訂正回路はRAM11上のデータを訂正し、訂正が
完了したセクタデータをROMI/F制御回路13へ送
る。
【0033】ROMI/F制御回路13は、ディスク信
号処理回路10から送られてきた訂正後のデータのバッ
ファRAΜ14への書き込み並びに読み出し、外部デバ
イス(ホストコンピュータ)から送られてきたデータの
バッファRAΜ14への書き込み並びに読み出し、さら
にはバッファRAΜ14から読み出したデータの外部デ
バイスへの転送および外部デバイスとの交信制御を行
う。この外部デバイスとの交信制御を含めシステム全体
はシステムコントローラ15によって統括制御されてい
る。
【0034】このディスクドライブ装置は、ライトワン
ス領域のデータを読み取るためにRFピーク検出回路1
6、レベルスライス回路17、エラー訂正回路18及び
データ出力回路19を備えている。
【0035】RFピーク検出回路16は、光ROMディ
スク1のライトワンス領域から読み取られた信号をRF
アンプ3より取り込み、反射層除去部と反射層残存部を
反映した反射光検出レベルを測定してRF信号のピーク
レベルを検出するとともにスライスレベルを規定する。
レベルスライス回路17は、RFピーク信号検出回路1
6によって検出されたピーク信号を規定されたスライス
レベルにより2値化する。同期検出・エラー訂正回路1
8はその2値化信号から同期信号を検出するともにエラ
ー訂正を行う。エラー訂正後のデータはデータ出力回路
19に保持され、システムコントローラ15からの指示
によりデータ出力回路19から読み出される。そしてデ
ータ出力回路19から読み出されたデータはROMI/
F制御回路13を介してホストコンピュータへも転送さ
れる。
【0036】なお、ライトワンス領域からのデータの読
み出しは、フォーカスロックの状態で行われ、トラッキ
ング制御は行われない。
【0037】次に、ライトワンス領域のデータを読み出
す場合の動作について説明する。図3はかかる動作手順
を示すフローチャートである。
【0038】ホストコンピュータで実行されているアプ
リケーションが最新のデバイスドライバ情報を要求する
と(ステップ1)、ホストコンピュータはディスクドラ
イブ装置にライトワンス領域のデータを要求するコマン
ドを発行する(ステップ2)。ディスクドライブ装置は
このコマンドに従って次のような動作を行う。
【0039】まずディスクドライブ装置はライトワンス
領域にデータが記録されているかをチェックする(ステ
ップ3)。すなわち、ディスクドライブ装置はライトワ
ンス領域からのデータの読み出しを試み、データを読み
出せなかった場合はその旨をホストコンピュータに通知
する。
【0040】ホストコンピュータのアプリケーションは
この読み出しエラーの通知を受けた場合、当該光ROM
ディスクのライトワンス領域には最新機器のデバイスド
ライバ情報が収録されていないことを判断して現在ホス
トコンピュータが所有しているデバイスドライバ情報で
ディスクドライブ装置のドライブ動作を続ける(ステッ
プ9)。
【0041】また、ライトワンス領域からデータを読み
出させた場合(ライトワンス領域に最新機器のデバイス
ドライバ情報が記録されていた場合)、ディスクドライ
ブ装置はライトワンス領域の各データブロックを読み出
して(ステップ4)、順次ホストコンピュータへ転送す
る(ステップ5)。
【0042】ホストコンピュータはディスクドライブ装
置より順次転送された各ブロックデータを連結し、圧縮
データの解凍処理を行った後(ステップ6)、そのデバ
イスドライバ情報が最新機器のデバイスドライバ情報で
あるかをチェックする(ステップ7)、最新機器のデバ
イスドライバ情報であれば、以降、このデバイスドライ
バ情報を用いてディスクドライブ装置のドライブ動作を
続ける(ステップ8)。 このように本実施形態の光R
OMディスクは、再生専用のデータ領域のプレス成形後
(ディスク製造後)に普及した最新機器のデバイスドラ
イバ情報をライトワンス領域に追加したことで、最新機
器のデバイスドライバ情報をディスク本体以外の別媒体
を通してユーザに提供する必要が無くなり、情報を提供
する側と受け取る側の双方に利益を与えることができ
る。
【0043】なお、本実施形態では、ホストコンピュー
タが最新機器のディスクドライブ装置を動作するための
ソフトウェア(デバイスドライバ情報)を光ROMディ
スクのライトワンス領域に記録したが、その変形例とし
て、最新機器のディスクドライブ装置の設定情報、或い
はこの設定情報をデバイスドライバ情報と共にライトワ
ンス領域に記録したものが挙げられる。
【0044】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。
【0045】本実施形態の光ROMディスクは、図4に
示すように、再生専用のデータ領域の外周側のライトワ
ンス領域に、再生専用のデータ領域に記録されているソ
フトウェア及びこれに関連するデータにおいてディスク
製造後に判明したバグに関する情報、例えばバグ位置を
示す情報、バグ修正内容等を記録したものである。
【0046】図5はかかるバグ情報を読み出す場合の動
作手順を示すフローチャートである。 ホストコンピュ
ータで実行されているアプリケーションがバグ情報を要
求すると(ステップ11)、ホストコンピュータはディ
スクドライブ装置にライトワンス領域のデータを要求す
るコマンドを発行する(ステップ12)。ディスクドラ
イブ装置はこのコマンドに従って次のような動作を行
う。
【0047】まずディスクドライブ装置はライトワンス
領域にデータ(バグ情報)が記録されているかをチェッ
クする(ステップ13)。すなわち、ディスクドライブ
装置はライトワンス領域からのデータの読み出しを試
み、データを読み出せなかった場合はその旨をホストコ
ンピュータに通知する。
【0048】ホストコンピュータのアプリケーションは
読み出しエラーの通知を受けた場合、当該光ROMディ
スクのライトワンス領域にはバグ情報が記録されていな
いことを判断し、そのまま実行を続ける(ステップ1
9)。
【0049】また、ライトワンス領域からデータを読み
出させた場合(ライトワンス領域にバグ情報が記録され
ていた場合)、ディスクドライブ装置はライトワンス領
域の各データブロックを読み出し(ステップ14)、順
次ホストコンピュータへ転送する(ステップ15)。
【0050】ホストコンピュータはディスクドライブ装
置より順次転送された各データブロックを連結し、圧縮
データの解凍処理を行った後(ステップ16)、そのデ
ータがバグ情報であるか否かをチェックする(ステップ
17)。データがバグ情報であれば、ホストコンピュー
タは、そのバグ情報をディスプレイに表示するなどして
ユーザに提供する(ステップ18)。
【0051】したがって、ユーザはこのバグ情報に基づ
いて、再生専用のデータ領域に収録されたソフトウェア
及びソフトウェア関連データのバグをホストコンピュー
タ上にて修正することができる。
【0052】このように本実施形態の光ROMディスク
は、再生専用のデータ領域のプレス成形後、収録済みの
ソフトウェア及びソフトウェア関連データにバグがある
ことが判明した場合に、そのバグに関する情報をライト
ワンス領域に追加記録したことで、バグ情報をディスク
本体を通してユーザに提供することができる。
【0053】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。
【0054】本実施形態の光ROMディスクは、図6に
示すように、情報提供者との通信用アプリケーションを
収録した再生専用のデータ領域の内周側のライトワンス
領域に、ユーザ毎に固有の情報として、上記通信用ソフ
トウェアを用いて通信を行う場合の通信端末の設定情報
を記録したものである。
【0055】ライトワンス領域に記録される通信端末の
設定情報としては、光ROMディスクを配布した先のユ
ーザを識別するための「ユーザID」(D0〜D7)、
ユーザの所在地および通信環境(スピード等)に合った
アクセスポイントの「接続先電話番号」(D8〜D1
7)、ユーザの使用するモデムに合った「モデム初期化
コマンド(ATコマンド等)」(D18〜D37)、ユ
ーザの通信環境でオートログインを実行するための「接
続用マクロ」(D38〜D99)などがある。これらの
設定情報は所定の多項式S(x)=x15+x+1に従
ってスクランブルをかけて記録されており、これによっ
て複製の防止を図っている。
【0056】このような通信端末の設定情報は、例え
ば、ユーザにディスクを頒布する前に、ユーザの要請に
従ってディスクのライトワンス領域に記録される。
【0057】図7はかかる通信端末の設定情報を読み出
す場合の動作手順を示すフローチャートである。
【0058】ホストコンピュータで実行されている通信
アプリケーションが通信端末の設定情報を要求すると
(ステップ21)、ホストコンピュータはディスクドラ
イブ装置にライトワンス領域のデータを要求するコマン
ドを発行する(ステップ22)。ディスクドライブ装置
はこのコマンドに従って次のような動作を行う。
【0059】まずディスクドライブ装置はライトワンス
領域にデータ(通信端末の設定情報)が記録されている
かをチェックする(ステップ23)。すなわち、ディス
クドライブ装置はライトワンス領域からのデータの読み
出しを試み、データを読み出せなかった場合はその旨を
ホストコンピュータに通知する。
【0060】ホストコンピュータのアプリケーションは
読み出しエラーの通知を受けた場合、当該光ROMディ
スクのライトワンス領域には通信端末の設定情報が記録
されていないことを判断し、マニュアルによる通信端末
の設定をユーザに促し(ステップ29)、実行を続け
る。
【0061】また、ライトワンス領域からデータを読み
出させた場合(ライトワンス領域に通信端末の設定情報
が記録されていた場合)、ディスクドライブ装置はライ
トワンス領域の各データブロックを読み出し(ステップ
24)、順次ホストコンピュータへ転送する(ステップ
25)。
【0062】ホストコンピュータはディスクドライブ装
置より順次転送された各データブロックを連結し、その
データにかけれているスクランブルを解いた後(ステッ
プ26)、そのデータが要求した通信端末の設定情報で
あるかどうかをチェックする(ステップ27)。
【0063】データが要求通りの通信端末の設定情報な
らば、ホストコンピュータの通信アプリケーションは、
その設定情報で通信端末の設定内容を更新した後、通信
処理を実行する(ステップ28)。
【0064】このように本実施形態の光ROMディスク
は、ユーザの通信端末の設定情報をライトワンス領域に
追加記録したことで、光ROMディスクに収録されてい
る通信アプリケーションを用いて情報提供者との通信を
実現する際の通信端末の環境設定に要するユーザの手間
を省くことができる。
【0065】なお、本実施形態ではデータのデスクラン
ブル処理をホストコンピュータ側で行っているが、ディ
スクドライブ装置のシステムコントローラにて行っても
構わない。
【0066】また、本実施形態では通信端末の設定値そ
のものをライトワンス領域に記録しているが、図8に示
すように、再生専用のデータ領域に各種通信端末用の設
定情報とこれに対応する選択コードからなるテーブルを
記録しておくと共に、ライトワンス領域には特定の通信
端末の設定情報に対応する選択コードを記録しておき、
ライトワンス領域Cから読み出した選択コードに対応す
る通信端末の設定情報を上記テーブルを検索して獲得す
るように構成してもよい。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ィスク製造後の追加情報、例えばディスク製造後に普及
した最新機器のデバイスドライバ情報をディスク本体の
ライトワンス領域を通じてユーザに提供することができ
る。
【0068】また、本発明によれば、再生専用領域に収
録済みの情報においてバグがあることが判明した場合
に、そのバグに関する情報をディスク本体のライトワン
ス領域を通してユーザに提供することができる。
【0069】さらに、本発明によれば、ディスク固有の
情報、例えばユーザの通信端末の設定情報をライトワン
ス領域に追加記録したことで、光ROMディスクに収録
されている通信アプリケーションを用いて情報提供者と
の通信を実現する際の通信端末の環境設定に要するユー
ザの手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態の光ROMディス
ク上のデータ構造を示す図
【図2】本発明に係るディスクドライブ装置の構成を示
すブロック図
【図3】図1の光ROMディスクのライトワンス領域か
らデータを読み出す場合の動作手順を示すフローチャー
【図4】本発明に係る第2の実施形態の光ROMディス
ク上のデータ構造を示す図
【図5】図4の光ROMディスクのライトワンス領域か
らバグ情報を読み出す場合の動作手順を示すフローチャ
ート
【図6】本発明に係る第3の実施形態の光ROMディス
ク上のデータ構造を示す図
【図7】図6の光ROMディスクのライトワンス領域か
ら通信端末の設定情報を読み出す場合の動作手順を示す
フローチャート
【図8】本発明に係る他の実施形態の光ROMディスク
上のデータ構造を示す図
【図9】従来の光ROMディスクを利用した通信システ
ムについて説明するための図
【符号の説明】
1……光ROΜディスク 2……光ピックアップ 3……RFアンプ 4……フォーカストラッキング制御回路 5……送りモータ制御回路 6……ディスクモータ制御回路 7……ディスクモータ 8……送りモータ 9……レベルスライスPLL回路 10……ディスク信号処理回路 11……信号処理用RAΜ 12……Xtalクロック発生回路 13……ROMI/F制御回路 14……バッファRAΜ 15……システムコントローラ 16……RFピーク信号検出回路 17……レベルスライス回路 18……同期検出及びエラー訂正回路 19……データ出力回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報が記録された再生専用の領域と、 前記再生専用領域に記録された情報に対する追加の情報
    がディスクの反射面を選択的に除去することによって記
    録された記録可能領域とを有することを特徴とするディ
    スク。
  2. 【請求項2】 情報が記録された再生専用領域と、 ディスク再生装置の動作を制御するための情報がディス
    クの反射面を選択的に除去することによって記録された
    記録可能領域とを有することを特徴とするディスク。
  3. 【請求項3】 情報が記録された再生専用領域と、 前記再生専用領域に記録された情報を修正するための情
    報がディスクの反射面を選択的に除去することによって
    記録された記録可能領域とを有することを特徴とするデ
    ィスク。
  4. 【請求項4】 情報が記録された再生専用領域と、 ディスク毎に固有の情報がディスクの反射面を選択的に
    除去することによって記録された記録可能領域とを有す
    ることを特徴とするディスク。
  5. 【請求項5】 通信用ソフトウェアを含む情報が記録さ
    れた再生専用領域と、 前記通信用ソフトウェアを用いて通信を行うために必要
    な通信機器の設定情報がディスクの反射面を選択的に除
    去することによって記録された記録可能領域とを有する
    ことを特徴とするディスク。
  6. 【請求項6】 情報が記録された再生専用領域と、ディ
    スク再生装置の動作を制御するための情報がディスクの
    反射面を選択的に除去することによって記録された記録
    可能領域とを有するディスクを再生する方法において、 前記ディスク再生装置により前記ディスクの前記記録可
    能領域から情報を読み出して前記上位装置に転送し、以
    後、前記転送された情報に基づく前記上位装置の制御の
    下で前記ディスク再生装置を動作させることを特徴とす
    るディスク再生方法。
  7. 【請求項7】 情報が記録された再生専用領域と、前記
    再生専用領域に記録された情報を修正するための情報が
    ディスクの反射面を選択的に除去することによって記録
    された記録可能領域とを有するディスクを再生する方法
    において、 前記ディスク再生装置により前記ディスクの前記記録可
    能領域から前記修正情報を読み出して前記上位装置に転
    送し、この後、前記上位装置にて、前記転送された修正
    情報を用いて、前記ディスクの前記再生専用領域から再
    生した情報の修正を行うことを特徴とするディスク再生
    方法。
  8. 【請求項8】 通信用ソフトウェアを含む情報が記録さ
    れた再生専用領域と、前記通信用ソフトウェアを用いて
    通信を行うために必要な通信機器の設定情報がディスク
    の反射面を選択的に除去することによって記録された記
    録可能領域とを有するディスクを再生する方法におい
    て、 前記ディスク再生装置により前記ディスクの前記記録可
    能領域から前記設定情報を読み出して前記上位装置に転
    送し、この後、前記上位装置にて、前記転送された前記
    設定情報を前記上位装置に接続された通信機器に設定す
    ることを特徴とするディスク再生方法。
JP8303191A 1996-11-14 1996-11-14 ディスク及びディスク再生方法 Abandoned JPH10143416A (ja)

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