JPH10143171A - 信号処理装置および方法 - Google Patents

信号処理装置および方法

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JPH10143171A
JPH10143171A JP8295343A JP29534396A JPH10143171A JP H10143171 A JPH10143171 A JP H10143171A JP 8295343 A JP8295343 A JP 8295343A JP 29534396 A JP29534396 A JP 29534396A JP H10143171 A JPH10143171 A JP H10143171A
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signal
sampling rate
accompaniment
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JP8295343A
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Eiji Kawai
英次 川井
Minoru Suzuki
穣 鈴木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多彩かつ高性能な信号処理を可能にする。 【解決手段】 通常のサンプリングレートの伴奏信号
を、デジタルフィルタ63,64により、1/2のサン
プリングレートの伴奏信号に変換し、その伴奏信号に対
して信号処理を行う。そして、不足する高域の周波数帯
域の信号は、HPF61,62で抽出し、加算装置6
7,68で加算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号処理装置およ
び方法に関し、特に、音声信号に対する残響処理、また
は伴奏信号からの音声信号除去、伴奏信号の音程変換処
理を行う際に、サンプリング周波数(Fs)を1/2に
してダウンサンプリングし、不足した周波数帯域の信号
は、ダウンサンプリングする前の信号から補うことによ
り、高性能で多彩な信号処理を可能とした信号処理装置
および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、カラオケ装置には、一般にエコー
と称される効果を付加する残響処理装置、伴奏信号から
歌手の音声信号を除去する音声信号除去装置、または伴
奏信号の音程を所定の音程に変換する音程処理装置など
が内蔵されており、それらの信号処理は、例えば、48
kHz、44.1kHz、32kHzなどのサンプリン
グ周波数(Fs)単位で行われるのが普通である。そし
て、装置の信号処理能力は、DSP(Digital Signal P
rocessor)が、サンプリング周波数(Fs)で実行する
命令(演算)のステップ数で決定され、128乃至51
2ステップ程度のものが一般的とされている。
【0003】また、信号処理の用途が、比較的周波数帯
域の狭い人の音声信号のみに限定されるような、単一の
アプリケーションの場合は、周波数帯域によってサンプ
リングレートを、1/2乃至1/4にダウンサンプリン
グして処理を行い、回路素子の処理速度やDSPの信号
処理能力に余裕を持たせることもある。しかしながら、
カラオケ装置は、サンプリングレートを1/2乃至1/
4にしても信号処理が可能な、人の音声信号だけでな
く、広い周波数帯域(約20kHzまでの帯域)を必要
とする伴奏信号の信号処理も同時に行うため、通常のサ
ンプリングレートで動作させる必要がある。
【0004】図6は、従来のカラオケ装置の構成例を示
すブロック図である。マイクロホン1より出力された音
声信号は、例えば44.1kHzの周波数のクロック
で、A/D(アナログ/デジタル)変換装置2により、
デジタル信号に変換された後、音程処理装置3に入力さ
れ、所定の音程の信号に変換されるようになされてい
る。音程処置装置3より出力された信号は、直接、また
は残響処理装置4で残響(エコー)が付加された後、加
算装置5へ供給されている。そして、供給されたそれぞ
れの音声信号は、加算装置5により、44.1kHzの
サンプリングレートで加算され、左右の伴奏信号と組み
合わされるため、加算装置12,13へ供給されてい
る。
【0005】例えば、CDプレーヤ、ビデオディスクプ
レーヤなどの音楽再生装置6から出力された、左右ステ
レオの伴奏信号は、左右のA/D変換装置7,8により
それぞれ、44.1kHzの周波数のクロックで、デジ
タル信号に変換されている。そして、音声信号除去装置
9により、主に中央に定位する歌手の音声信号が除去さ
れた後、左右の音程処理装置10,11へ供給されてい
る。その後、音程処理装置10により、所定の音程に変
換された左の伴奏信号は、音声信号と加算されるため、
加算装置12へ供給されている。同様に、右の伴奏信号
は、音程処理装置11により、所定の音程に変換された
後、音声信号と加算されるため、加算装置13へ供給さ
れている。
【0006】加算装置5から出力された音声信号と、音
程処理装置10から出力された左の伴奏信号は、加算装
置12により加算された後、D/A(デジタル/アナロ
グ)変換装置14により、44.1kHzの周波数のク
ロックで、アナログ信号に変換され、スピーカ16へ供
給されている。また、音程処理装置11から出力された
右の伴奏信号は、加算装置13により、加算装置5から
出力された音声信号と加算されている。そして、D/A
変換装置15により、44.1kHzの周波数のクロッ
クで、アナログ信号に変換され、スピーカ17へ供給さ
れている。
【0007】次に、その動作について説明する。A/D
変換装置2は、マイクロホン1から入力されたアナログ
の音声信号を、デジタル信号に変換し、音程処理装置3
へ供給する。音程処理装置3は、A/D変換装置2から
供給された音声信号を、ユーザの操作(指令)に対応す
る所定の音程の信号に変換した後、残響処理装置4と加
算装置5へ供給する。残響処理装置4は、音程処理装置
3からの音声信号に対して、残響効果を付加し、加算装
置5へ供給する。そして、加算装置5は、残響処理装置
4と、音程処理装置3から供給された信号を加算して、
新たな音声信号を生成し、伴奏信号と組み合わせるた
め、加算装置12,13へ供給する。
【0008】左右のA/D変換装置7,8は、音楽再生
装置6から出力したステレオの伴奏信号を、デジタル信
号に変換し、音声信号除去装置9へ供給する。音声信号
除去装置9は、A/D変換装置7,8より供給された、
左右の伴奏信号に含まれる同相成分としての歌手の音声
信号を除去し、左右の音程処理装置10,11へ供給す
る。音程処理装置10は、供給された左の伴奏信号を、
ユーザの操作(指令)に対応する所定の音程の信号に変
換し、加算装置12へ供給する。同様に、音程処理装置
11は、供給された右の伴奏信号を、ユーザの操作(指
令)に対応する所定の音程の信号(音程処理10で変換
される音程に対応する信号)に変換し、加算装置13へ
供給する。
【0009】加算装置12は、加算装置5から供給され
た音声信号と、音程処理装置10から供給された左の伴
奏信号を加算し、D/A変換装置14へ供給する。加算
装置13は、加算装置5から供給された音声信号と、音
程処理装置11から供給された右の伴奏信号を加算し、
D/A変換装置15へ供給する。そして、D/A変換装
置14は、加算装置12から供給されたデジタル信号
を、アナログ信号に変換し、スピーカ16から出力す
る。同様に、D/A変換装置15は、加算装置13から
供給されたデジタル信号を、アナログ信号に変換し、ス
ピーカ17から出力する。
【0010】図7は、残響処理装置4の従来構成例を示
すブロック図である。
【0011】この構成例は、音声信号の遅延処理を、通
常の1/2の22.05kHzのサンプリングレートで
行っている。これは、残響の遅延量を、限られたメモリ
容量で多く確保するためのものである。この場合、サン
プリングレートのダウンサンプリング、アップサンプリ
ングの信号処理が必要となるが、メモリ容量を節約する
ほうが重要であるので、このような構成になる。
【0012】音程処理装置3から出力された音声信号
は、デジタルフィルタ21により、そのサンプリングレ
ートが、44.1kHzから22.05kHzに、1/
2にダウンサンプリングされている。そして、その出力
は、遅延装置22により遅延処理が施され、デジタルフ
ィルタ23によりサンプリングレートが、22.05k
Hzから44.1kHzに、2倍にアップサンプリング
された後、加算装置24へ供給されている。音程処理装
置3から出力された音声信号と、デジタルフィルタ23
から出力された音声信号は、加算装置24により、4
4.1kHzのサンプリングレートで加算され、出力さ
れるようになされている。このように、遅延装置22の
前後でダウンサンプリングとアップサンプリングを行う
ことにより、少ない容量の遅延装置で長い遅延時間(長
い残響)を得ることができる。
【0013】次にその動作について説明する。デジタル
フィルタ21は、音程処理装置3から出力された音声信
号のサンプリングレートを、1/2にダウンサンプリン
グし、遅延装置22へ供給する。続いて、遅延装置22
は、音声信号を所定の時間遅延し、デジタルフィルタ2
3へ供給する。デジタルフィルタ23は、遅延装置22
から供給された音声信号のサンプリングレートを、2倍
にアップサンプリングして、元のサンプリングレートに
戻す。そして、加算装置24は、音程処理装置3から出
力された信号と、デジタルフィルタ23から出力された
信号を加算して、残響効果を付加した音声信号を生成
し、出力する。
【0014】図8は、音声信号除去装置9の従来構成例
を示すブロック図である。左右のA/D変換装置7,8
により、44.01kHzの周波数のクロックで、デジ
タル信号に変換された左右の伴奏信号は、減算装置31
と、左右の信号に対応するBEF(Band Eliminate Fil
ter)32,33へ供給されている。そして、減算装置
31は、入力された左右の伴奏信号を減算した後、左右
の加算装置34,35へ供給している。
【0015】BEF32は、供給された左の伴奏信号か
ら、音声帯域付近である中域(中心の周波数fQが3k
Hz乃至4kHzの帯域)の信号を減衰した後、加算装
置34へ供給している。一方、BEF33は、供給され
た右の伴奏信号から、音声帯域付近である中域(中心の
周波数fQが3kHz乃至4kHzの帯域)の信号を減
衰した後、加算装置35へ供給している。そして、減算
装置31、およびBEF32から出力された信号は、加
算装置34により、44.1kHzのサンプリングレー
トで加算され、出力されるようになされている。また、
BEF33から出力された信号は、加算装置35により
減算装置31から出力された信号と、44.1kHzの
サンプリングレートで加算され、出力されるようになさ
れている。
【0016】続いて、その動作について説明する。減算
装置31は、A/D変換装置7の出力する信号から、A
/D変換装置8の出力する信号を減算する。これによ
り、主に、左右の信号に含まれる同相成分としての歌手
の音声信号が除去される。また、BEF32は、A/D
変換装置7から出力された、左の伴奏信号の中域(中心
の周波数fQが3kHz乃至4kHzの帯域)の信号、
すなわち、音声帯域付近の信号(減算装置31で減算さ
れる周波数帯域に対応する信号)を減衰する。一方、B
EF33も同様に、A/D変換装置8から出力された、
右の伴奏信号の中域(中心の周波数fQが3kHz乃至
4kHzの帯域)の信号、すなわち、音声帯域付近の信
号(減算装置31で減算される周波数帯域に対応する信
号)を減衰する。
【0017】加算装置34は、減算装置31から出力さ
れた伴奏信号と、BEF32から出力された左の伴奏信
号を加算し、出力する。また、加算装置35は、減算装
置31から出力された伴奏信号と、BEF33から出力
された右の伴奏信号を加算し、出力する。
【0018】図9は、音程処理装置10の従来構成例を
示すブロック図である。音声信号除去装置9から入力さ
れた左の伴奏信号は、音程変換装置41により、44.
1kHzのサンプリングレートで、ユーザの操作(指
令)に対応する所定の音程の信号に変換され、出力され
るようになされている。なお、音程処理装置11は、音
程処理装置10と同様の構成となるので、その図示は省
略する。
【0019】通常、音程処理としては、限られた容量の
メモリでリアルタイムに音程変換を行うため、離散的な
サンプル列データを、フェードイン、またはフェードア
ウトしながらつないでいく、クロスフェード処理方法が
用いられる。しかし、この処理方法では、サンプル列デ
ータのつなぎ目付近で、信号レベルの周期的な変動がノ
イズ(クロスフェードノイズ)となって発生する。そし
て、このクロスフェードノイズは、音程変換量が多い場
合、または高域周波数の信号ほど目立ち易い。
【0020】このような音程処理の際に生じるクロスフ
ェードノイズを、低減するように改良した音程処理装置
として、図10に示すものが知られている。
【0021】この構成例は、信号の周波数帯域を分離
し、低域周波数の信号に対してのみ、音程変換処理を行
うものである。換言すれば、高域周波数の信号に対して
は音程変換処理を行わないものである。
【0022】音声信号除去装置9から入力された左の伴
奏信号は、HPF(High Pass Filter)51により、4
4.1kHzのサンプリングレートで、高域周波数側の
信号が抽出され、加算装置53に供給されている。ま
た、LPF(Low Pass Filter)52により、44.1
kHzのサンプリングレートで、低域周波数側の信号が
抽出され、音程変換装置55により所定の音程に変換さ
れた後、加算装置53へ供給されている。そして、HP
F51より出力された高域周波数の信号と、音程変換装
置55より出力された低域周波数の信号は、加算装置5
3により、44.1kHzのサンプリングレートで加算
され、出力されるようになされている。
【0023】また、この時、HPF51と、LPF52
のカットオフ周波数fCは、ほぼ同一周波数とされ、例
えば7kHz乃至8kHzの間の所定の周波数に設定さ
れている。
【0024】次に、その動作について説明する。音声信
号除去装置9から出力された、左右の伴奏信号のうち、
左の伴奏信号は、HPF51とLPF52に供給され
る。そして、HPF51は、供給された信号のうち、カ
ットオフ周波数fCより低域周波数側の信号をカット
し、高域周波数側の信号のみを抽出し、加算装置53へ
供給する。また、LPF52は、供給された信号のう
ち、カットオフ周波数fCより高域周波数側の信号をカ
ットし、低域周波数側の信号のみを抽出し、音程変換装
置55へ供給する。音程変換装置55は、LPF52か
ら供給された信号を、ユーザの操作(指令)に対応する
所定の音程の信号に変換し、加算装置53へ供給する。
そして、加算装置53は、HPF51から供給された高
域周波数側の信号と、音程変換装置55から供給された
低域周波数側の信号を加算して、新たな伴奏信号を生成
し、出力する。
【0025】音程変換によって得られる効果は、低域周
波数の方が強く感じ、また、クロスフェードノイズは、
高域周波数の信号の方が目立ち易いといった特性があ
る。図10の例では、従って、図9の例に較べ、加算装
置53より出力された伴奏信号のクロスフェードノイズ
を、目立たなくすることができる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のカ
ラオケ装置は、比較的周波数帯域の狭い音声信号の遅延
処理は、1/2のサンプリングレートで行うようにして
いるが、低くとも、20kHz程度までの広い周波数帯
域を有する伴奏信号については、例えば1/2のサンプ
リングレートで処理すると、リアルタイムの処理が間に
合わなくなってしまい、結局、高域成分が欠落してしま
うので、通常の44.1kHzのサンプリングレートで
処理していた。しかし、通常のサンプリングレートでは
DSPのステップ数に限界があるため、カラオケ装置に
対する多機能の要求を実現するには、複数のDSPを使
用する必要があり、装置が大型化するとともに、コスト
アップの要因となってしまう。
【0027】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、広い周波数帯域の信号についても、少ない
DSPで高精度かつ多彩な処理ができるようにするもの
である。
【0028】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の信号処
理装置は、第1のサンプリングレートの入力音声信号
を、より低い第2のサンプリングレートの音声信号に変
換する第1の変換手段と、第1の変換手段より出力され
た第2のサンプリングレートの音声信号を、所定の時間
遅延する遅延手段と、第1の変換手段より出力された音
声信号を、遅延手段より出力された音声信号と、加算す
る加算手段と、加算手段より出力された音声信号を、第
2のサンプリングレートから第1のサンプリングレート
に変換する第2の変換手段とを備えることを特徴とす
る。
【0029】請求項2に記載の信号処理方法は、第1の
サンプリングレートの入力音声信号を、より低い第2の
サンプリングレートの第1の音声信号に変換し、第1の
音声信号を、所定の時間遅延して第2の音声信号を生成
し、第1の音声信号を、第2の音声信号と加算して第3
の音声信号を生成し、第3の音声信号を、第2のサンプ
リングレートから第1のサンプリングレートの第4の音
声信号に変換することを特徴とする。
【0030】請求項3に記載の信号処理装置は、第1の
サンプリングレートの伴奏信号を、より低い第2のサン
プリングレートの伴奏信号に変換する第1の変換手段
と、第1の変換手段より出力された第2のサンプリング
レートの伴奏信号から、歌手の音声信号を除去する除去
手段と、第1の変換手段より出力された第2のサンプリ
ングレートの伴奏信号の、所定の周波数帯域を減衰する
減衰手段と、除去手段より出力された伴奏信号を、減衰
手段より出力された伴奏信号と、加算する加算手段と、
加算手段より出力された伴奏信号を、第2のサンプリン
グレートから第1のサンプリングレートに変換する第2
の変換手段と、第1の変換手段と第2の変換手段の間の
処理に際し不足した周波数帯域の信号を補足する補足手
段とを備えることを特徴とする。
【0031】請求項4に記載の信号処理方法は、第1の
サンプリングレートの第1の伴奏信号を、より低い第2
のサンプリングレートの第2の伴奏信号に変換し、第2
の伴奏信号から歌手の音声信号を除去して、第3の伴奏
信号を生成し、第2の伴奏信号の所定の周波数帯域を減
衰して、第4の伴奏信号を生成し、第3の伴奏信号を、
第4の伴奏信号と加算して、第5の伴奏信号を生成し、
第5の伴奏信号を、第2のサンプリングレートから第1
のサンプリングレートの第6の伴奏信号に変換し、第2
の伴奏信号から第6の伴奏信号までの処理の間に不足し
た周波数帯域の信号を補足することを特徴とする。
【0032】請求項5に記載の信号処理装置は、第1の
サンプリングレートの伴奏信号を、より低い第2のサン
プリングレートの伴奏信号に変換する第1の変換手段
と、第1の変換手段より出力された第2のサンプリング
レートの伴奏信号の、所定の周波数帯域を抽出する抽出
手段と、抽出手段より出力された伴奏信号を、所定の音
程に変換する音程変換手段と、音程変換手段より出力さ
れた伴奏信号を、第2のサンプリングレートから第1の
サンプリングレートに変換する第2の変換手段と、第1
の変換手段と第2の変換手段の間の処理に際し不足した
周波数帯域の信号を補足する補足手段とを備えることを
特徴とする。
【0033】請求項6に記載の信号処理方法は、第1の
サンプリングレートの第1の伴奏信号を、より低い第2
のサンプリングレートの第2の伴奏信号に変換し、第2
の伴奏信号の所定の周波数帯域を抽出して、第3の伴奏
信号を生成し、第3の伴奏信号を、所定の音程の第4の
伴奏信号に変換し、第4の伴奏信号を、第2のサンプリ
ングレートから第1のサンプリングレートの第5の伴奏
信号に変換し、第2の伴奏信号から第5の伴奏信号まで
の処理の間に不足した周波数帯域の信号を補足すること
を特徴とする。
【0034】請求項1に記載の信号処理装置、および請
求項2に記載の信号処理方法においては、第1のサンプ
リングレートの入力音声信号を、より低い第2のサンプ
リングレートの音声信号に変換し、第2のサンプリング
レートの音声信号を、所定の時間遅延する。そして、第
2のサンプリングレートの音声信号と、遅延された第2
のサンプリングレートの音声信号を加算し、加算信号
を、第1のサンプリングレートに変換する。
【0035】請求項3に記載の信号処理装置、および請
求項4に記載の信号処理方法においては、第1のサンプ
リングレートの伴奏信号を、より低い第2のサンプリン
グレートの伴奏信号に変換し、その第2のサンプリング
レートの伴奏信号から、音声信号を除去する。さらに不
足した周波数帯域の信号が補足される。
【0036】請求項5に記載の信号処理装置、および請
求項6に記載の信号処理方法においては、第1のサンプ
リングレートの伴奏信号を、より低い第2のサンプリン
グレートの伴奏信号に変換し、その第2のサンプリング
レートの伴奏信号に対して、音程処理を行う。さらに不
足した周波数帯域の信号が補足される。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但
し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定するこ
とを意味するものではない。
【0038】請求項1に記載の信号処理装置は、第1の
サンプリングレートの入力音声信号を、より低い第2の
サンプリングレートの音声信号に変換する第1の変換手
段(例えば図1のデジタルフィルタ21)と、第1の変
換手段より出力された第2のサンプリングレートの音声
信号を、所定の時間遅延する遅延手段(例えば図1の遅
延装置22)と、第1の変換手段より出力された音声信
号を、遅延手段より出力された音声信号と、加算する加
算手段(例えば図1の加算装置101)と、加算手段よ
り出力された音声信号を、第2のサンプリングレートか
ら第1のサンプリングレートに変換する第2の変換手段
(例えば図1のデジタルフィルタ23)とを備えること
を特徴とする。
【0039】請求項3に記載の信号処理装置は、第1の
サンプリングレートの伴奏信号を、より低い第2のサン
プリングレートの伴奏信号に変換する第1の変換手段
(例えば図2のデジタルフィルタ63,64)と、第1
の変換手段より出力された第2のサンプリングレートの
伴奏信号から、歌手の音声信号を除去する除去手段(例
えば図2の減算装置111)と、第1の変換手段より出
力された第2のサンプリングレートの伴奏信号の、所定
の周波数帯域を減衰する減衰手段(例えば図2のBEF
112,113)と、除去手段より出力された伴奏信号
を、減衰手段より出力された伴奏信号と、加算する加算
手段(例えば図2の加算装置114,115)と、加算
手段より出力された伴奏信号を、第2のサンプリングレ
ートから第1のサンプリングレートに変換する第2の変
換手段(例えば図2のデジタルフィルタ65,66)
と、第1の変換手段と第2の変換手段の間の処理に際し
不足した周波数帯域の信号を補足する補足手段(例えば
図2のHPF61,62、加算装置67,68)とを備
えることを特徴とする。
【0040】請求項5に記載の信号処理装置は、第1の
サンプリングレートの伴奏信号を、より低い第2のサン
プリングレートの伴奏信号に変換する第1の変換手段
(例えば図3のデジタルフィルタ71)と、第1の変換
手段より出力された第2のサンプリングレートの伴奏信
号の、所定の周波数帯域を抽出する抽出手段(例えば図
3のLPF121)と、抽出手段より出力された伴奏信
号を、所定の音程に変換する音程変換手段(例えば図3
の音程変換装置122)と、音程変換手段より出力され
た伴奏信号を、第2のサンプリングレートから第1のサ
ンプリングレートに変換する第2の変換手段(例えば図
3のデジタルフィルタ72)と、第1の変換手段と第2
の変換手段の間の処理に際し不足した周波数帯域の信号
を補足する補足手段(例えば図3のHPF51、加算装
置53)とを備えることを特徴とする。
【0041】図1は、残響処理装置4の構成例を示すブ
ロック図である。この構成例では、図7に示す従来の構
成に較べ、加算装置101の位置が変更されている。
【0042】音程処理装置3から出力された音声信号
は、デジタルフィルタ21によりサンプリングレート
が、44.1kHzから22.05kHzに、1/2に
ダウンサンプリングされている。そして、その出力は、
直接、または遅延装置22により遅延処理を施された
後、加算装置101へ供給されている。デジタルフィル
タ21と、遅延装置22から供給された音声信号は、加
算装置101により、22.05kHzのサンプリング
レートで加算された後、デジタルフィルタ23によりサ
ンプリングレートが、22.05kHzから44.1k
Hzに、2倍にアップサンプリングされ、出力されてい
る。
【0043】次にその動作について説明する。デジタル
フィルタ21は、音程処理装置3から出力された音声信
号のサンプリングレートを、1/2にダウンサンプリン
グし、遅延装置22と、加算装置101へ供給する。遅
延装置22は、音声信号を所定の時間遅延し、加算装置
101へ供給する。加算装置101は、デジタルフィル
タ21と、遅延装置22から供給された信号を加算し、
デジタルフィルタ23に供給する。そして、デジタルフ
ィルタ23は、加算装置101から供給された音声信号
のサンプリングレートを、2倍にアップサンプリングし
て、元のサンプリングレートに戻し、出力する。
【0044】加算装置101は、デジタルフィルタ21
の出力と、遅延装置22の出力を加算するので、22.
05kHzのサンプリングレートのものでよい、従っ
て、図7に示す44.1kHzのサンプリングレートの
加算装置24に較べ、小型化、低コスト化することがで
きる。
【0045】また、残響処理装置4で処理される信号
は、人の音声信号のみであるので、広い周波数帯域を必
要としない。そのため、図1に示すように、加算装置1
01をデジタルフィルタ23の前段に挿入したとしても
周波数特性に影響はなく、リアルタイムで従来と同様の
残響効果を得ることが可能である。そのうえ、残響処理
装置4の全ての信号処理を、通常の1/2の22.05
kHzのサンプリングレートで行うことができる。
【0046】図2は、サンプリングレートを1/2にダ
ウンサンプリングして、音声信号除去の処理を行う場合
の音声信号除去装置9の構成例を示すブロック図であ
る。ここで、HPF61,62のカットオフ周波数fC
は、例えば7kHz乃至10kHzの間の所定の周波数
に設定されている。
【0047】左右のA/D変換装置7,8により、4
4.1kHzの周波数のクロックで、デジタル信号に変
換された左右の伴奏信号は、左右の信号に対応するHP
F61,62と、デジタルフィルタ63,64へ供給さ
れている。HPF61へ供給された左の伴奏信号は、カ
ットオフ周波数fCより高域周波数側の信号が抽出さ
れ、加算装置67へ供給されている。同様に、HPF6
2へ供給された右の伴奏信号は、そこでカットオフ周波
数fCより高域周波数側の信号が抽出され、加算装置6
8へ供給されている。
【0048】一方、デジタルフィルタ63へ供給された
左の伴奏信号は、デジタルフィルタ63によりサンプリ
ングレートが、44.1kHzから22.05kHz
に、1/2にダウンサンプリングされた後、減算装置1
11と、BEF112へ供給されている。また、デジタ
ルフィルタ64へ供給された右の伴奏信号は、デジタル
フィルタ64によりサンプリングレートが、44.1k
Hzから22.05kHzに、1/2にダウンサンプリ
ングされた後、減算装置111と、BEF113へ供給
されている。
【0049】減算装置111は、左右のデジタルフィル
タ63,64から供給された、左右の伴奏信号を減算し
た後、左右の加算装置114,115へ供給している。
そして、BEF112は、供給された左の伴奏信号か
ら、音声帯域付近である中域(中心の周波数fQが3k
Hz乃至4kHzの帯域)の信号を減衰した後、加算装
置114へ供給している。一方、BEF113は、供給
された右の伴奏信号から、音声帯域付近である中域(中
心の周波数fQが3kHz乃至4kHzの帯域)の信号
を減衰した後、加算装置115へ供給している。
【0050】減算装置111から出力された伴奏信号
と、BEF112から出力された左の伴奏信号は、加算
装置114により加算された後、デジタルフィルタ65
によりサンプリングレートが、22.05kHzから4
4.1kHzに、2倍にアップサンプリングされ、加算
装置67へ供給されるようになされている。また、同様
に、減算装置111から出力された伴奏信号と、BEF
113から出力された右の伴奏信号は、加算装置115
により加算された後、デジタルフィルタ66によりサン
プリングレートが、22.05kHzから44.1kH
zに、2倍にアップサンプリングされ、加算装置68へ
供給されるようになされている。
【0051】HPF61から供給された、左の伴奏信号
の高域周波数側の信号と、デジタルフィルタ65から供
給された左の伴奏信号は、加算装置67により、44.
1kHzのサンプリングレートで加算され、出力される
ようになされている。また、HPF62から供給され
た、右の伴奏信号の高域周波数側の信号と、デジタルフ
ィルタ66から供給された右の伴奏信号は、加算装置6
8により、44.1kHzのサンプリングレートで加算
され、出力されるようになされている。
【0052】続いて、その動作について説明する。左右
のA/D変換装置7,8から出力された左右の伴奏信号
は、それぞれ対応する左右のHPF61,62と、デジ
タルフィルタ63,64へ入力される。そして、HPF
61は、左の伴奏信号からカットオフ周波数fCより低
域周波数側の信号をカットし、高域周波数側の信号のみ
を抽出し、加算装置67へ供給する。また、HPF62
は、右の伴奏信号からカットオフ周波数fCより低域周
波数側の信号をカットし、高域周波数側の信号のみを抽
出し、加算装置68へ供給する。
【0053】一方、デジタルフィルタ63は、供給され
た左の伴奏信号のサンプリングレートを、1/2にダウ
ンサンプリングし、減算装置111と、BEF112へ
供給する。同様に、デジタルフィルタ64は、供給され
た右の伴奏信号のサンプリングレートを、1/2にダウ
ンサンプリングし、減算装置111と、BEF113へ
供給する。
【0054】減算装置111は、デジタルフィルタ63
の出力する信号から、デジタルフィルタ64の出力する
信号を減算する。これにより、主に、左右の伴奏信号に
含まれる同相成分としての歌手の音声信号が除去され
る。そして、BEF112は、供給された左の伴奏信号
のうち、音声帯域である中域(中心の周波数fQが3k
Hz乃至4kHzの帯域)の信号(減算装置111で減
算される周波数帯域に対応する信号)を減衰する。ま
た、BEF113は、供給された右の伴奏信号のうち、
音声帯域である中域(中心の周波数fQが3kHz乃至
4kHzの帯域)の信号(減算装置111で減算される
周波数帯域に対応する信号)を減衰する。
【0055】加算装置114は、減算装置111と、B
EF112から出力された信号を加算し、デジタルフィ
ルタ65へ供給する。そして、デジタルフィルタ65
は、供給された信号のサンプリングレートを、2倍にア
ップサンプリングして、元のサンプリングレートに戻
し、加算装置67へ供給する。また、加算装置115
は、減算装置111と、BEF113から出力された信
号を加算し、デジタルフィルタ66へ供給する。デジタ
ルフィルタ66は、供給された信号のサンプリングレー
トを、2倍にアップサンプリングして、元のサンプリン
グレートに戻し、加算装置68へ供給する。
【0056】加算装置67は、HPF61から供給され
た、左の伴奏信号の高域周波数側の信号と、デジタルフ
ィルタ65から供給された信号を加算し、出力する。そ
して、加算装置68は、HPF62から供給された、右
の伴奏信号の高域周波数側の信号と、デジタルフィルタ
66から供給された信号を加算し、出力する。
【0057】通常、人の音声帯域の中心は、3kHz乃
至4kHz付近にあるので、サンプリングレートを、1
/2にダウンサンプリングしても音声信号除去は可能で
ある。しかし、ダウンサンプリングした信号を処理する
ことにより、伴奏信号の高域周波数側の成分が失なわれ
てしまうので、高域周波数側の成分を、ダウンサンプリ
ング前の信号からHPF61,62で抽出し、音声信号
を除去した信号に補足する必要がある。このような構成
にすることにより、サンプリングレートを1/2にダウ
ンサンプリングしても、従来と同様な処理が可能とな
る。また、補足する成分の周波数帯域は、音声帯域に関
係のない帯域であるので、音質的に、何も処理を施さな
いで補足するほうがよい。
【0058】図3は、サンプリングレートを、1/2に
ダウンサンプリングして、伴奏信号の音程変換処理を行
う場合の音程処理装置10の構成例を示すブロック図で
ある。なお、音程処理装置11は、音程処理装置10と
同様の構成となるので、その図示は省略する。また、こ
こで、HPF51とLPF121のカットオフ周波数f
Cは、ほぼ同一周波数とされ、例えば7kHz乃至8k
Hzの間の所定の周波数に設定されている。
【0059】音声信号除去装置9から出力された左右の
伴奏信号のうち、左の伴奏信号は、HPF51と、デジ
タルフィルタ71へ供給されている。そして、HPF5
1へ供給された左の伴奏信号は、44.1kHzのサン
プリングレートで、高域周波数側の信号が抽出され、加
算装置53へ供給されている。
【0060】一方、デジタルフィルタ71へ供給された
左の伴奏信号は、サンプリングレートが、44.1kH
zから22.05kHzに、1/2にダウンサンプリン
グされている。そして、その出力は、LPF121によ
り、その低域周波数側の信号が抽出され、音程変換装置
122により、所定の音程の信号に変換された後、デジ
タルフィルタ72へ供給されるようになされている。音
程変換装置122から供給された左の伴奏信号は、デジ
タルフィルタ72によりサンプリングレートが、22.
05kHzから44.1kHzに、2倍にアップサンプ
リングされ、加算装置53へ供給されるようになされて
いる。
【0061】HPF51から供給された、左の伴奏信号
の高域周波数側の信号と、デジタルフィルタ72から供
給された、左の伴奏信号の低域周波数側の信号は、加算
装置53により、44.1kHzのサンプリングレート
で加算され、出力されている。
【0062】次にその動作について説明する。音声信号
除去装置9から出力された左の伴奏信号は、HPF51
と、デジタルフィルタ71へ供給される。そして、HP
F51は、供給された伴奏信号のうち、カットオフ周波
数fCより低域周波数側の信号をカットし、高域周波数
側の信号のみを抽出し、加算装置53へ供給する。ま
た、デジタルフィルタ71は、伴奏信号のサンプリング
レートを、1/2にダウンサンプリングし、LPF12
1へ供給する。LPF121は、供給された信号のう
ち、カットオフ周波数fCより高域周波数側の信号をカ
ットし、低域周波数側の信号のみを抽出し、音程変換装
置122へ供給する。
【0063】音程変換装置122は、LPF121から
供給された信号を、ユーザの操作(指令)に対応する所
定の音程の信号に変換し、デジタルフィルタ72へ供給
する。デジタルフィルタ72は、音程変換装置122か
ら供給された信号のサンプリングレートを、2倍にアッ
プサンプリングして、元のサンプリングレートに戻し、
加算装置53へ供給する。そして、加算装置53は、H
PF51から供給された高域周波数側の信号と、デジタ
ルフィルタ72から供給された低域周波数側の信号を加
算し、出力する。
【0064】すなわち、ダウンサンプリングした信号に
音程処理を施すことにより不足する高域成分を、HPF
51で抽出し、最後に補足する。このような構成にする
ことにより、1/2のサンプリングレートで処理して
も、従来と同様の効果を得ることができる。
【0065】図4は、音声信号除去と、伴奏信号の音程
処理を、通常の1/2のサンプリングレートで行う場合
の構成例を示すブロック図である。ここで、HPF8
1,82と、LPF121,123のカットオフ周波数
Cは、ほぼ同一周波数とされ、例えば7kHz乃至8
kHzの間の所定の周波数に設定されている。
【0066】左右のA/D変換装置7,8により、4
4.1kHzの周波数のクロックで、デジタル信号に変
換された左右の伴奏信号は、左右の信号に対応する左右
のHPF81,82と、デジタルフィルタ83,84へ
供給されている。そして、HPF81へ供給された左の
伴奏信号は、44.1kHzのサンプリングレートで、
高域周波数側の信号が抽出され、加算装置87へ供給さ
れるようになされている。また、HPF82へ供給され
た右の伴奏信号は、44.1kHzのサンプリングレー
トで、高域周波数側の信号が抽出され、加算装置88へ
供給されるようになされている。
【0067】一方、デジタルフィルタ83へ供給された
左の伴奏信号は、サンプリングレートが、44.1kH
zから22.05kHzに、1/2にダウンサンプリン
グされ、減算装置111と、BEF112へ供給されて
いる。同様に、デジタルフィルタ84へ供給された右の
伴奏信号は、サンプリングレートが、44.1kHzか
ら22.05kHzに、1/2にダウンサンプリングさ
れ、減算装置111とBEF113へ供給されている。
そして、減算装置111は、左右のデジタルフィルタ8
3,84から供給された左右の伴奏信号を減算した後、
左右の加算装置114,115へ供給している。
【0068】BEF112は、供給された左の伴奏信号
から、音声帯域である中域(中心の周波数fQが3kH
z乃至4kHzの帯域)の周波数帯の信号を減衰した
後、加算装置114へ供給している。同様に、BEF1
32は、供給された右の伴奏信号から、音声帯域である
中域(中心の周波数fQが3kHz乃至4kHzの帯
域)の周波数帯の信号を減衰した後、加算装置115へ
供給している。減算装置111、およびBEF112か
ら出力された信号は、加算装置114により、22.0
5kHzのサンプリングレートで、加算されるようにな
されている。また、減算装置111、およびBEF11
3から出力された信号は、加算装置115により、2
2.05kHzのサンプリングレートで、加算されるよ
うになされている。
【0069】加算装置114から出力された左の伴奏信
号は、LPF121により、低域周波数側の信号が抽出
され、音程変換装置122により所定の音程の信号に変
換された後、デジタルフィルタ85へ供給されるように
なされている。音程変換装置122から出力された信号
は、デジタルフィルタ85によりサンプリングレート
が、22.05kHzから44.1kHzに、2倍にア
ップサンプリングされている。そして、その出力は、加
算装置87により、HPF81から供給された、左の伴
奏信号の高域周波数側の信号と加算され、出力されるよ
うになされている。
【0070】一方、加算装置115から出力された右の
伴奏信号は、LPF123により、低域周波数側の信号
が抽出され、音程変換装置124により所定の音程の信
号に変換された後、デジタルフィルタ86へ供給される
ようになされている。音程変換装置124から出力され
た信号は、デジタルフィルタ86によりサンプリングレ
ートが、22.05kHzから44.1kHzに、2倍
にアップサンプリングされている。そして、その出力
は、加算装置88によりHPF82から供給された、右
の伴奏信号の高域周波数側の信号と加算され、出力され
るようになされている。
【0071】次にその動作について説明する。HPF8
1は、左の伴奏信号からカットオフ周波数fCより低域
周波数側の信号をカットし、高域周波数側の信号のみを
抽出し、加算装置87へ供給する。また、HPF82
は、右の伴奏信号からカットオフ周波数fCより低域周
波数側の信号をカットし、高域周波数側の信号のみを抽
出し、加算装置88へ供給する。
【0072】一方、デジタルフィルタ83は、供給され
た左の伴奏信号のサンプリングレートを、1/2にダウ
ンサンプリングし、減算装置111と、BEF112へ
供給する。また、デジタルフィルタ84は、供給された
右の伴奏信号のサンプリングレートを、1/2にダウン
サンプリングし、減算装置111と、BEF113へ供
給する。そして、減算装置111は、デジタルフィルタ
83の出力する信号から、デジタルフィルタ84の出力
する信号を減算する。これにより、主に、左右の伴奏信
号に含まれる同相成分としての歌手の音声信号が除去さ
れる。
【0073】BEF112は、供給された左の伴奏信号
のうち、音声帯域である中域(中心の周波数fQが3k
Hz乃至4kHzの帯域)の信号(減算装置111で減
算される周波数帯域に対応する信号)を減衰する。同様
に、BEF113は、供給された右の伴奏信号のうち、
音声帯域である中域(中心の周波数fQが3kHz乃至
4kHzの帯域)の信号(減算装置111で減算される
周波数帯域に対応する信号)を減衰する。そして、加算
装置114は、減算装置111から出力された伴奏信号
と、BEF112から出力された左の伴奏信号を加算
し、LPF121へ供給する。また、加算装置115
は、減算装置111から出力された伴奏信号と、BEF
113から出力された右の伴奏信号を加算し、LPF1
23へ供給する。
【0074】LPF121は、供給された左の伴奏信号
から、カットオフ周波数fCより高域周波数側の信号を
カットし、低域周波数側の信号のみを抽出し、音程変換
装置122へ供給する。音程変換装置122は、LPF
121から供給された信号をユーザの操作(指令)に対
応する所定の音程の信号に変換し、デジタルフィルタ8
5へ供給する。次に、デジタルフィルタ85は、音程変
換装置122から供給された信号のサンプリングレート
を、2倍にアップサンプリングして、元のサンプリング
レートに戻し、加算装置87へ供給する。そして、加算
装置87は、HPF81から供給された、左の伴奏信号
の高域周波数側の信号と、デジタルフィルタ85から供
給された、左の伴奏信号の低域周波数側の信号を加算
し、出力する。
【0075】一方、LPF123は、供給された右の伴
奏信号から、カットオフ周波数fCより高域周波数側の
信号をカットし、低域周波数側の信号のみを抽出し、音
程変換装置124へ供給する。音程変換装置124は、
LPF123から供給された信号をユーザの操作(指
令)に対応する所定の音程の信号(音程変換装置122
で変換される音程に対応する信号)に変換し、デジタル
フィルタ86へ供給する。次に、デジタルフィルタ86
は、音程変換装置124から供給された信号のサンプリ
ングレートを、2倍にアップサンプリングして、元のサ
ンプリングレートに戻し、加算装置88へ供給する。そ
して、加算装置88は、HPF82から供給された、右
の伴奏信号の高域周波数側の信号と、デジタルフィルタ
86から供給された、右の伴奏信号の低域周波数側の信
号を加算し、出力する。
【0076】なお、LPF121,123は、デジタル
フィルタ83,84の直後に配置してもよい。
【0077】以上、図1乃至図4に示した実施の形態に
おいては、サンプリングレートのダウンサンプリング、
およびアップサンプリングの処理を、入力段のデジタル
フィルタと、出力段のデジタルフィルタにて行ったが、
図5を参照して後述するように、音声信号と、伴奏信号
の入力段のA/D変換装置による信号処理と、出力段の
D/A変換装置による信号処理を、通常の1/2のサン
プリングレートで行えば、入力段と出力段のデジタルフ
ィルタを取り除いても同様の信号処理が可能である。
【0078】図5は、一般のカラオケ装置内で行われる
残響処理、および音声信号除去、音程処理を、通常の1
/2のサンプリングレートで行う場合の構成例を示すブ
ロック図である。ここで、HPF91,92のカットオ
フ周波数fCは、例えば7kHz乃至8kHzの間の所
定の周波数に設定されている。
【0079】この構成例は、信号のA/D変換処理、お
よびD/A変換処理を、通常の1/2のサンプリングレ
ートで行う。そして、ダウンサンプリングされた信号の
処理に際し不足する伴奏信号の高域周波数側の信号を、
アナログのHPFで抽出し、その抽出した信号を、D/
A変換処理後のアナログ信号に加算するものである。
【0080】マイクロホン1から出力されたアナログの
音声信号は、A/D変換装置131により、通常の1/
2の22.05kHzのサンプリングレートで、デジタ
ル信号に変換され、音程処理装置132へ供給されてい
る。A/D変換装置131から供給された信号は、音程
処理装置132により、所定の音程の信号に変換される
ようになされている。そして、音程処理装置132から
出力された信号は、直接、または残響処理装置133に
より残響効果を付加された後、加算装置134へ供給さ
れている。それぞれの信号は、加算装置134により、
22.05kHzのサンプリングレートで加算された
後、伴奏信号と加算するため加算装置140,141へ
供給されている。
【0081】音楽再生装置6から出力された、左右ステ
レオの伴奏信号は、左右の信号に対応する左右のA/D
変換装置135,136と、アナログのHPF91,9
2へ供給されている。供給された左右の伴奏信号のう
ち、左の伴奏信号は、HPF91により、その高域周波
数側の信号が抽出され、加算装置144へ供給されてい
る。また、右の伴奏信号は、HPF92により、その高
域周波数側の信号が抽出され、加算装置145へ供給さ
れている。一方、A/D変換装置135,136へ供給
された伴奏信号は、それぞれ、通常の1/2の22.0
5kHzのサンプリングレートで、デジタル信号に変換
されている。
【0082】左右のA/D変換装置135,136から
出力された伴奏信号は、音声信号除去装置137によ
り、主に中央に定位する歌手の音声信号のみが除去され
た後、左右の音程処理装置138,139へ供給される
ようになされている。そして、音程処理装置138へ供
給された左の伴奏信号は、音程処理装置138により音
程処理が施された後、加算装置140へ供給されてい
る。また、音程処理装置139へ供給された右の伴奏信
号は、音程処理装置139により音程処理が施された
後、加算装置141へ供給されている。
【0083】加算装置134から出力された音声信号
と、音程処理装置138から出力された左の伴奏信号
は、加算装置140により加算され、D/A変換装置1
42により、通常の1/2の22.05kHzのサンプ
リングレートで、アナログ信号に変換されている。そし
て、その出力は、加算装置144により、左の伴奏信号
の高域周波数側のアナログ信号と加算され、スピーカ1
6から出力されるようになされている。
【0084】一方、加算装置134から出力された音声
信号と、音程処理装置139から出力された右の伴奏信
号は、加算装置141により加算され、D/A変換装置
143により、通常の1/2の22.05kHzのサン
プリングレートで、アナログ信号に変換されている。そ
して、その出力は、加算装置145により、右の伴奏信
号の高域周波数側のアナログ信号と加算され、スピーカ
17から出力されるようになされている。
【0085】次にその動作について説明する。A/D変
換装置131は、マイクロホン1から出力されたアナロ
グの音声信号を、通常の1/2のサンプリングレートで
デジタル信号に変換し、音程処理装置132へ供給す
る。音程処理装置132は、音声信号を所定の音程の信
号に変換した後、直接、または残響処理装置133によ
り残響効果を付加した後、加算装置134へ供給する。
加算装置134は、それぞれの信号を加算し、伴奏信号
と加算するため、加算装置140,141へ供給する。
【0086】音楽再生装置6から出力された、左右ステ
レオの伴奏信号に対して、アナログのHPF91は、左
の伴奏信号からカットオフ周波数fCより低域周波数側
の信号をカットし、高域周波数側の信号のみを抽出し、
加算装置144へ供給する。また、アナログのHPF9
2は、右の伴奏信号からカットオフ周波数fCより低域
周波数側の信号をカットし、高域周波数側の信号のみを
抽出し、加算装置145へ供給する。そして、左右のA
/D変換装置135、136は、供給された伴奏信号
を、それぞれ、通常の1/2のサンプリングレートでデ
ジタル信号に変換し、音声信号除去装置137へ供給す
る。
【0087】音声信号除去装置137は、A/D変換装
置135,136から供給された、左右の信号に含まれ
る同相成分としての歌手の音声信号を除去し、左右の音
程処理装置138,139へ供給する。音程処理装置1
38は、供給された左の伴奏信号を、ユーザの操作(指
令)に対応する所定の音程の信号に変換し、加算装置1
40へ供給する。同様に、音程処理装置139は、供給
された右の伴奏信号を、ユーザの操作(指令)に対応す
る所定の音程の信号(音程処理装置138で変換される
音程に対応する信号)に変換し、加算装置141へ供給
する。
【0088】加算装置140は、加算装置134から出
力された音声信号と、音程処理装置138から出力され
た左の伴奏信号を加算し、D/A変換装置142へ供給
する。D/A変換装置142は、供給された信号を、通
常の1/2のサンプリングレートでアナログ信号に変換
する。そして、その出力に対し、加算装置144は、H
PF91から出力された、左の伴奏信号の高域周波数側
のアナログ信号を加算し、スピーカ16から出力する。
【0089】一方、加算装置141は、加算装置134
から出力された音声信号と、音程処理装置139から出
力された右の伴奏信号を加算し、D/A変換装置143
へ供給する。D/A変換装置143は、供給された信号
を、通常の1/2のサンプリングレートでアナログ信号
に変換する。そして、その出力に対し、加算装置145
は、HPF92から出力された、右の伴奏信号の高域周
波数側のアナログ信号を加算し、スピーカ17から出力
する。
【0090】また、この構成例において、残響処理装置
133の前後で、ダウンサンプリングとアップサンプリ
ングを行えば、さらに長い遅延時間(長い残響)を得る
ことができる。
【0091】図1乃至図5の実施の形態に示したよう
に、サンプリングレートを、1/2にダウンサンプリン
グして信号処理を行うことにより、DSPの処理能力を
等価的に2倍にアップすることができ、高性能な信号処
理が可能になるとともに、装置の機能アップになる。そ
して、同じ機能、性能の場合には、動作周波数を1/2
に下げることができるので、消費電力を低減することが
できる。また、同じ機能、性能、動作周波数の場合に
は、回路規模を縮小することができる。さらに、ダウン
サンプリングしたデータを処理する結果不足する高域成
分については、別途、抽出して、最後に加算するように
したので、処理の結果、高域成分が欠落するようなこと
が防止される。
【0092】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の信号処
理装置、および請求項2に記載の信号処理方法によれ
ば、信号を加算した後にサンプリングレートを戻すよう
にしたので、装置の小型化、低コスト化が可能となる。
【0093】請求項3に記載の信号処理装置、および請
求項4に記載の信号処理方法によれば、第2のサンプリ
ングレートの伴奏信号から音声信号を除去し、不足した
周波数成分を補足するようにしたので、高域成分を欠落
させることなく、少ないDSPで、多彩かつ高性能な信
号処理が可能となるとともに、装置の低コスト化を実現
することができる。
【0094】請求項5に記載の信号処理装置、および請
求項6に記載の信号処理方法によれば、第2のサンプリ
ングレートの伴奏信号に対して音程処理を行い、不足し
た周波数成分を補足するようにしたので、高域成分を欠
落させることなく、少ないDSPで、多彩かつ高性能な
信号処理が可能となるとともに、装置の低コスト化を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の信号処理装置を適用した残響処理装置
の構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の信号処理装置を適用した音声信号除去
装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の信号処理装置を適用した音程処理装置
の構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明の信号処理装置を適用した音声信号除去
と音程変換処理を行う場合の構成例を示すブロック図で
ある。
【図5】本発明の信号処理装置を適用したカラオケ装置
の構成例を示すブロック図である。
【図6】従来のカラオケ装置の構成例を示すブロック図
である。
【図7】図6の残響処理装置の構成例を示すブロック図
である。
【図8】図6の音声信号除去装置の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図9】図6の音程処理装置の構成例を示すブロック図
である。
【図10】図6の音程処理装置の他の構成例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
21 デジタルフィルタ, 22 遅延装置, 23
デジタルフィルタ,51 HPF, 53 加算装置,
61,62 HPF, 63乃至66 デジタルフィ
ルタ, 67,68 加算装置, 71,72 デジタ
ルフィルタ,101 加算装置, 111 減算装置,
112,113 BEF, 114,115 加算装
置, 121 LFP, 122 音程変換装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のサンプリングレートの入力音声信
    号を、より低い第2のサンプリングレートの音声信号に
    変換する第1の変換手段と、 前記第1の変換手段より出力された第2のサンプリング
    レートの音声信号を、所定の時間遅延する遅延手段と、 前記第1の変換手段より出力された音声信号を、前記遅
    延手段より出力された音声信号と、加算する加算手段
    と、 前記加算手段より出力された音声信号を、第2のサンプ
    リングレートから第1のサンプリングレートに変換する
    第2の変換手段とを備えることを特徴とする信号処理装
    置。
  2. 【請求項2】 第1のサンプリングレートの入力音声信
    号を、より低い第2のサンプリングレートの第1の音声
    信号に変換し、 前記第1の音声信号を、所定の時間遅延して第2の音声
    信号を生成し、 前記第1の音声信号を、前記第2の音声信号と加算して
    第3の音声信号を生成し、 前記第3の音声信号を、第2のサンプリングレートから
    第1のサンプリングレートの第4の音声信号に変換する
    ことを特徴とする信号処理方法。
  3. 【請求項3】 第1のサンプリングレートの伴奏信号
    を、より低い第2のサンプリングレートの伴奏信号に変
    換する第1の変換手段と、 前記第1の変換手段より出力された第2のサンプリング
    レートの伴奏信号から、歌手の音声信号を除去する除去
    手段と、 前記第1の変換手段より出力された第2のサンプリング
    レートの伴奏信号の、所定の周波数帯域を減衰する減衰
    手段と、 前記除去手段より出力された伴奏信号を、前記減衰手段
    より出力された伴奏信号と、加算する加算手段と、 前記加算手段より出力された伴奏信号を、第2のサンプ
    リングレートから第1のサンプリングレートに変換する
    第2の変換手段と、 前記第1の変換手段と第2の変換手段の間の処理に際し
    不足した周波数帯域の信号を補足する補足手段とを備え
    ることを特徴とする信号処理装置。
  4. 【請求項4】 第1のサンプリングレートの第1の伴奏
    信号を、より低い第2のサンプリングレートの第2の伴
    奏信号に変換し、 前記第2の伴奏信号から歌手の音声信号を除去して、第
    3の伴奏信号を生成し、 前記第2の伴奏信号の所定の周波数帯域を減衰して、第
    4の伴奏信号を生成し、 前記第3の伴奏信号を、前記4の伴奏信号と加算して、
    第5の伴奏信号を生成し、 前記第5の伴奏信号を、第2のサンプリングレートから
    第1のサンプリングレートの第6の伴奏信号に変換し、 前記第2の伴奏信号から第6の伴奏信号までの処理の間
    に不足した周波数帯域の信号を補足することを特徴とす
    る信号処理方法。
  5. 【請求項5】 第1のサンプリングレートの伴奏信号
    を、より低い第2のサンプリングレートの伴奏信号に変
    換する第1の変換手段と、 前記第1の変換手段より出力された第2のサンプリング
    レートの伴奏信号の、所定の周波数帯域を抽出する抽出
    手段と、 前記抽出手段より出力された伴奏信号を、所定の音程に
    変換する音程変換手段と、 前記音程変換手段より出力された伴奏信号を、第2のサ
    ンプリングレートから第1のサンプリングレートに変換
    する第2の変換手段と、 前記第1の変換手段と第2の変換手段の間の処理に際し
    不足した周波数帯域の信号を補足する補足手段とを備え
    ることを特徴とする信号処理装置。
  6. 【請求項6】 第1のサンプリングレートの第1の伴奏
    信号を、より低い第2のサンプリングレートの第2の伴
    奏信号に変換し、 前記第2の伴奏信号の所定の周波数帯域を抽出して、第
    3の伴奏信号を生成し、 前記第3の伴奏信号を、所定の音程に変換して第4の伴
    奏信号を生成し、 前記第4の伴奏信号を、第2のサンプリングレートから
    第1のサンプリングレートの第5の伴奏信号に変換し、 前記第2の伴奏信号から第5の伴奏信号までの処理の間
    に不足した周波数帯域の信号を補足することを特徴とす
    る信号処理方法。
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