JPH10142815A - シート状電子写真感光体及びその電気特性改良方法 - Google Patents

シート状電子写真感光体及びその電気特性改良方法

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JPH10142815A
JPH10142815A JP31412196A JP31412196A JPH10142815A JP H10142815 A JPH10142815 A JP H10142815A JP 31412196 A JP31412196 A JP 31412196A JP 31412196 A JP31412196 A JP 31412196A JP H10142815 A JPH10142815 A JP H10142815A
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Akio Umemoto
明夫 梅本
Masahiro Fuse
昌宏 布施
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Mitsubishi Chemical Corp
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Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シート状支持体の導電層上に感光材料の塗布液
を塗布後、乾燥することによって形成した感光層を有す
るシート状感光体の電気特性を安定化する方法及び電気
特性が改良されたシート状感光体を提供する。 【解決手段】シート状電子写真感光体で、下記(1)〜
(3)工程を経て得られた電気特性が改良されたシート
状電子写真感光体及びその改良方法。 (1) シート状導電性支持体上に、有機系感光性物質
含有塗布液により感光層を形成する工程 (2) 感光層が形成されたシートを乾燥する工程 (3) 乾燥後の感光層を有するシートを加熱及び/又
は加湿条件下処理する工程。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状電子写真
感光体及びその電気特性改良方法に関するものである。
詳しくは、本発明は、シート状支持体上に積層型の有機
系感光層を有する電子写真感光体を特定の条件下処理し
て電気特性を改良したシート状電子写真感光体及びその
電気特性の改良方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の複写機、プリンター、軽
印刷機などに使用される有機光半導体(OPC)を用い
た感光体は、ドラム状またはシート状感光体に大別され
る。シート状感光体は、主として合成樹脂フィルム表面
に導電層を有するシート状支持体とその導電層の上にO
PCの感光層が形成された構成からなっており、これ
は、例えば、その両端部を接合してエンドレスベルトと
して使用されるほか、そのままドラムに巻き付けて使用
されている。かかる有機系のシート状感光体はフルカラ
ープリンターや過度の耐刷性を要しない軽印刷用途に好
適である。
【0003】有機系シート状感光体は、通常、合成樹脂
フィルムの上に導電性塗布膜或いはアルミニウム等の金
属を蒸着することによって導電層を設けたシート状支持
体を用い、この導電層の上にOPC等の塗布液を塗布し
た後、乾燥して感光層を形成することにより製造されて
いる。感光層には、単層型、電荷発生層及び電荷輸送層
を積層した積層型があり、電荷発生物質及び電荷輸送物
質の適当な組合せを選定することにより、高感度の感光
体を製造することができるので、次第に積層型が主流と
なっている。ところが、電荷発生層及び電荷輸送層の形
成は、それぞれ電荷発生物質及び電荷輸送物質をバイン
ダー樹脂とともに適当な溶媒に溶解あるいは分散させて
調製した塗布液を適当な順序で塗布、乾燥することによ
り行われているが、その際、乾燥条件や環境条件により
得られたシート状感光体の帯電特性が不安定となる問題
があった。しかしながら、過度な高温等の厳しい乾燥条
件を適用することは、合成樹脂フィルム支持体の耐熱
性、塗布液中の溶媒の急激な蒸発による気泡発生の問題
或いは感光層の劣化、更には装置の操作性等のために実
際上困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
に合成樹脂フィルムの上に導電層を設けたシート状支持
体の導電層の上に感光材料等を含有する塗布液を塗布し
た後、乾燥することによって形成した感光層を有するシ
ート状感光体の電気特性を安定化するための方法及びそ
の方法により電気特性が改良されたシート状感光体を提
供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の要旨は、
シート状電子写真感光体であり、下記(1)〜(3)工
程を経て得られた電気特性が改良されたシート状電子写
真感光体に存する。 (1) シート状導電性支持体上に、有機系感光性物質
含有塗布液により感光層を形成する工程 (2) 感光層が形成されたシートを乾燥する工程 (3) 乾燥後の感光層を有するシートを加熱及び/又
は加湿条件下処理する工程。
【0006】本発明の他の要旨は、シート状導電性支持
体上に、有機系感光性物質含有塗布液により感光層を形
成し、次いで乾燥することにより製造されたシート状電
子写真感光体を、加熱及び/又は加湿条件下処理するこ
とよりなるシート状電子写真感光体の電気特性改良方法
である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。本発明のシート状電子写真感光体に
おいて、シート状導電性支持体は、合成樹脂フィルムの
表面に導電層を形成して構成される。合成樹脂フィルム
の構成材料としては、特に制限されず、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチ
レンナフタレート等のポリエステルのほか、ポリカーボ
ネート、ポリイミド、ポリエーテルサルフォン、ポリア
リレート等が挙げられるが、ポリエステル、特にポリエ
チレンテレフタレートが好ましい。通常、合成樹脂フィ
ルムは、50〜200μmの厚さで使用される。
【0008】合成樹脂フィルムの表面に形成される導電
層は、導電性塗料の塗布膜または金属の蒸着膜によって
構成される。導電性塗料の塗布膜は、バインダー樹脂に
導電性材料を分散して調製された導電性塗料を合成樹脂
フィルムの表面に塗布することによって形成される。導
電性塗料の一例としては、例えば、塗布溶媒としてのト
ルエンにバインダー樹脂としてのポリメチルメタクリレ
ートを溶解し、これにカーボンブラックを分散させた塗
料が挙げられる。金属の蒸着膜は、真空条件下の蒸着室
において、合成樹脂フィルムの表面に金属を蒸着するこ
とによって形成される。蒸着金属としては、特に制限さ
れないが、典型的にはアルミニウムが使用される。
【0009】導電性塗料の塗布膜の厚さは、乾燥後の厚
さとして、通常5〜50μm、好ましくは10〜30μ
mの範囲から選ばれ、金属蒸着膜の厚さは、通常100
〜2000Å(0.01〜0.2μm)、好ましくは5
00〜1000Å(0.05〜0.1μm)の範囲から
選ばれる。
【0010】本発明においては、シート状支持体と後述
の感光層との密着性を高めるため、上記の導電層の表面
に下引層を形成することが好ましい。下引層の構成材料
は、特に制限されず、例えば、特開昭63−11347
0号公報に記載の共重合ナイロン(6、6・6、12)
等が挙げられる。下引層を形成するための塗布液は、例
えばブタノールに上記の共重合ナイロンを溶解して調製
することができる。下引層の厚さは、乾燥厚さとして、
通常0.05〜10μm、好ましくは0.1〜3μmの
範囲から選ばれる。
【0011】本発明において、感光層は、感光体材料を
含む塗布液を用いて形成される。かかる塗布液として
は、種々の感光体材料と1種以上の溶媒とからなる、従
来公知の各種のものを使用することができる。感光体材
料のうち、電荷発生物質としては、例えば、スーダンレ
ッド、ダイアンブルー、ジェナスグリーンB等のアゾ顔
料、ジスアゾ顔料、アルゴールイエロー、ピレンキノン
等のキノン顔料、キノシアニン顔料、ペリレン顔料、イ
ンジゴ顔料、インドファーストオレンジトナー等のビス
ベンゾイミダゾール顔料、銅フタロシアニン等のフタロ
シアニン顔料、キナクリドン顔料、ピリリウム塩、アズ
レニウム塩が挙げられる。
【0012】電荷輸送物質としては、主鎖または側鎖
に、アントラセン、ピレン、フェナントレン、コロネン
等の多環芳香族化合物の骨格またはインドール、カルバ
ゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾー
ル、イミダゾール、ピラゾール、オキサジアゾール、ピ
ラゾリン、チアジアゾール、トリアゾール等の含窒素環
式化合物の骨格を有する化合物が挙げられる。その他、
ヒドラゾン化合物など正孔輸送物質が挙げられる。
【0013】結着剤樹脂としては、ポリカーボネート、
ポリアクリレート、ポリスチレン、ポリメタクリレー
ト、スチレン−メタクリル酸メチルコポリマー、ポリエ
ステル、スチレン−アクリロニトリルコポリマー、ポリ
サルホン、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリロニトリル、ポ
リビニルブチラール、ポリビニルピロリドン、メチルセ
ルロース、ヒドロキシメチルセルロース、セルロースエ
ステル等が挙げられる。
【0014】溶媒としては、OPCの製造に通常使用さ
れる溶剤が使用される。かかる溶剤としては、例えば、
n−ブチルアミン、ジエチルアミン、エチレンジアミ
ン、イソプロパノールアミン、トリエタノールアミン、
N,N−ジメチルホルムアミド、アセトン、メチルエチ
ルケトン、シクロヘキサノン、ベンゼン、4−メトキシ
−4−メチルペンタノン−2、ジメトキシメタン、ジメ
トキシエタン、2,4−ペンタジオン、アニソール、3
−オキソブタン酸メチル、モノクロルベンゼン、トルエ
ン、キシレン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタ
ン、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、メタノール、エタノール、イソプロパノール、酢酸
エチル、酢酸ブチル、ジメチルスルホキシド、メチルセ
ロソルブ、エチルセロソルブ、メチルセロソルブアセテ
ート等が挙げられる。
【0015】本発明において、感光層を形成するための
塗布液は、例えば、次のようにして調製される。すなわ
ち、単層型感光体の場合は、前記の電荷発生物質、電荷
輸送物質、結着剤樹脂および溶媒を混合した単一の塗布
液として調製される。一方、積層型感光体の場合は、前
記の電荷発生物質、結着剤樹脂および溶媒を混合した、
電荷発生層用の塗布液と、前記の電荷輸送物質、結着剤
樹脂および溶媒を混合した、電荷輸送層用の塗布液と
を、別々に調製する。
【0016】塗布液中の各成分の濃度は、公知の方法に
従って適宜選択される。固形分の濃度は、主として、形
成すべき層の膜厚に応じて決定されるが、単層型電子写
真感光体を製造する際の塗布液の場合、および積層型電
子写真感光体を製造する際の電荷輸送層用の塗布液の場
合には、40重量%以下、好ましくは10〜35重量%
に調節される。また、これらの塗布液の場合、その粘度
は、50〜300cp、乾燥膜厚は、10〜40μmと
するのがよい。また、電荷発生層用の塗布液の場合は、
その粘度は1〜5cp、固形分濃度15重量%以下、好
ましくは1〜10重量%とするのが良く、その乾燥膜厚
は、通常0.1〜1μmが適している。
【0017】本発明において、前記の各層を形成するた
めの塗布操作は、従来公知の塗布方法に従う。例えば、
ダイコーター法、リバースコーター法、バーコーター法
等を採用して行うことができる。塗布後の感光体は、塗
布膜の溶剤が実質的に蒸発除去されるまで乾燥工程に付
される。乾燥方法としては、通常行われている方法を適
用することができ、例えば加熱ローラー、熱風乾燥器、
蒸気乾燥器、赤外線乾燥器及び遠赤外線乾燥器等により
行われる。乾燥温度は、通常60〜140℃の範囲で実
施される。
【0018】本発明においては、この様にして得られた
乾燥後のシート状感光体に、加熱処理及び/又は加湿処
理を施すことが必要である。加熱処理は、通常40℃以
上、好ましくは40〜80℃の温度範囲で、少なくとも
6時間以上、好ましくは6時間〜7日間、より好ましく
は1〜3日間で実施される。加熱処理の温度、及び期間
はこれらの範囲で適宜選定されるが、あまり高温下(例
えば100℃以上)で長時間処理すると、シート状支持
体を構成する合成樹脂の変形・変質、さらには感光体の
劣化をもたらす原因となるので好ましくない。加熱処理
方法としては、通常行われている上記の乾燥方法を適宜
使用することが出来、例えばチャンバー内、或いは連続
式熱風加熱、赤外或いは遠赤外線による加熱等が使用で
きる。
【0019】加湿処理は、通常湿度70〜95%、好ま
しくは75〜85%の条件下に、少なくとも5時間、好
ましくは12時間〜72時間乾燥後のシート状感光体を
置くことにより行われる。その際、上記の加熱処理温度
の範囲で加温すれば、より短い時間で優れた結果が得ら
れるので有利である。加湿処理方法としては、特に制限
されないが、上記湿度に保持されたチャンバー内に所定
時間置くことにより行うことが出来る。
【0020】この様にして得られたシート状感光体は、
例えば、その両端部を接合してエンドレスベルトとして
使用されるほか、そのままドラムに巻き付けて使用され
る。本発明により加熱及び/又は加湿処理されたシート
状感光体は、乾燥直後の初期の電気特性、例えば明部電
位が短時間に低電位になり、且つ安定化されているの
で、このシート状感光体を用いたプリンター等により印
刷した場合、低濃度となり過ぎることがなく品質の優れ
た画像を安定して得ることができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。
【0022】実施例 1 2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィル
ムの表面に700Åの厚さでアルミニウム蒸着膜(導電
層)が設けられたシート状支持体を使用し、次の方法に
従って、各種のシート状感光体を作製した。まず、平均
粒径0.2μmのアルミナ粒子を3重量%分散し、共重
合ナイロン(6、6・6、12)を3重量%溶解した、
1−ブタノール溶液を調製し、導電層の表面に乾燥厚さ
が0.5μmとなるように塗布して下引層を形成した。
【0023】次いで、下引層の表面に、下記の電荷発生
層用塗布液と電荷輸送層用塗布液とを、順次に塗布し
て、シート状感光体を作製し、乾燥後の上記の電荷発生
層の厚さは0.5μm、電荷輸送層の厚さは18μmと
した。
【0024】<電荷発生層用塗布液>粉末X線回折スペ
クトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.2°)27.
3°に最大回折ピークを有するとともに、7.4°およ
び24.2°に回折ピークを示す結晶型のオキシチタニ
ウムフタロシアニン10重量部を、200重量部の4−
メトキシ−4−メチルペンタノン−2に加え、サンドグ
ラインドミルにて粉砕・分散処理し、得られた分散液
を、ポリビニルブチラール樹脂(デンカ(株)製商品
「#6000C」)の5重量%ジメトキシエタン溶液1
00重量部およびフェノキシ樹脂(ユニオンカーバイド
社製商品「PHKK」)の5重量%ジメトキシエタン溶
液100重量部の混合液に加え、最終的に固形分濃度4
重量%の電荷発生層用塗布液を調製した。
【0025】<電荷輸送層用塗布液>電荷輸送物質とし
て、次ぎに示すヒドラゾン化合物(A)56重量部とヒ
ドラゾン化合物(B)14重量部、
【0026】
【化1】
【0027】およびポリカーボネート樹脂(三菱化学
(株)製商品「ノバレックス7030A」)100重量
部を、1,4−ジオキサン1000重量部に溶解させ
て、電荷輸送層用塗布液を調製した。
【0028】このようにして得られたシート状感光体
を、チェンバー内で55℃、1〜3日加熱処理し、その
経過時間と明部電位との関係を測定し、その結果を図−
1に示した。また、比較の為に、加熱しないでチェンバ
ー内の温度を20℃とした以外は同様にして行った結果
をあわせて図−1示す。図−1から明らかなように、加
熱処理を施されたシート状感光体は、電気特性であるそ
の明部電位が、短時間の間に処理前より低い電位になっ
て、ある一定の値を維持し安定化するのに対し、加熱処
理しない場合は、明部電位はほとんど変化しない。
【0029】本実施例において、明部電位は以下の通り
にして測定した。加熱処理した感光体シートをアルミニ
ウム素管(外径φ80mm)上に貼り付け、その明部電
位を測定した。まず、除電器と帯電器との角度を24
゜、帯電器と露光位置との角度を26゜、露光位置と明
部電位測定プローブとの角度を69゜に設定し、感光体
を周速96mm/秒で回転させ、露光しない時の表面電
位が−600Vとなるようにスコロトロン帯電条件を設
定した。この条件で、加熱(及び/又は加湿)処理した
各感光体の2.0μJ/cm2の780nmの光を露光
した際の電位(明部電位)を測定した。
【0030】実施例 2 実施例1で得られたシート状感光体を、チェンバー内の
湿度を85%に維持し、20℃及び55℃において加湿
処理し、その経過時間と明部電位との関係を測定し、そ
の結果を図−2に示した。また、比較のために、チェン
バー内の湿度を50%に維持し、20℃で処理した時の
結果を併せて示す。図−2に示すように、加熱と加湿処
理を同時に実施すると極めて効果的であることが明らか
である。
【0031】
【発明の効果】本発明のシート状支持体上に感光性塗布
液を塗布、乾燥して感光層を設けたシート状電子写真用
感光体を、加熱及び/又は加湿処理したシート状感光体
は、その電気特性が改善され且つ安定化されているの
で、これを使用した場合良質な画像を安定して得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図−1は、本発明に従ってシート状感光体を加
熱処理した際の時間と明部電位との関係を示す。縦軸は
電位(−V)、横軸は経過時間(HR)を示す。
【図2】図−2は、本発明に従ってシート状感光体を加
湿処理した際の時間と明部電位との関係を示す。縦軸は
電位(−V)、横軸は経過時間(HR)を示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状電子写真感光体であり、下記
    (1)〜(3)工程を経て得られた電気特性が改良され
    たシート状電子写真感光体。 (1) シート状導電性支持体上に、有機系感光性物質
    含有塗布液により感光層を形成する工程 (2) 感光層が形成されたシートを乾燥する工程 (3) 乾燥後の感光層を有するシートを加熱及び/又
    は加湿条件下処理する工程。
  2. 【請求項2】 シート状導電性支持体上に、有機系感光
    性物質含有塗布液により感光層を形成し、次いで乾燥す
    ることにより製造されたシート状電子写真感光体を、加
    熱及び/又は加湿条件下処理することを特徴とするシー
    ト状電子写真感光体の電気特性改良方法。
  3. 【請求項3】 加熱処理は、40〜80℃の温度で少な
    くとも6時間行われることを特徴とする請求項1又は2
    に記載のシート状電子写真感光体又はその改良方法。
  4. 【請求項4】 加湿処理は、湿度が60〜95%の条件
    下、少なくとも5時間行われることを特徴とする請求項
    1又は2に記載のシート状電子写真感光体又はその改良
    方法。
  5. 【請求項5】 加熱下加湿処理は、40〜80℃の温
    度、湿度60〜95%の条件下、少なくとも6時間行わ
    れることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート状
    電子写真感光体又はその改良方法。
  6. 【請求項6】 感光層が、少なくとも電荷発生層及び電
    荷輸送層から構成されることを特徴とする請求項1乃至
    5のいずれか1項に記載のシート状電子写真感光体又は
    その改良方法。
  7. 【請求項7】 シート状導電性支持体が、アルミニウム
    蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルムであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の
    シート状電子写真感光体又はその改良方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7560204B2 (en) 2005-09-12 2009-07-14 Ricoh Company, Ltd. Latent electrostatic image bearing member, and the method for producing the same, image forming method, image forming apparatus, and process cartridge

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7560204B2 (en) 2005-09-12 2009-07-14 Ricoh Company, Ltd. Latent electrostatic image bearing member, and the method for producing the same, image forming method, image forming apparatus, and process cartridge

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