JPH10142540A - 走査光学装置 - Google Patents

走査光学装置

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JPH10142540A
JPH10142540A JP31701096A JP31701096A JPH10142540A JP H10142540 A JPH10142540 A JP H10142540A JP 31701096 A JP31701096 A JP 31701096A JP 31701096 A JP31701096 A JP 31701096A JP H10142540 A JPH10142540 A JP H10142540A
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JP
Japan
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light beam
scanning
cylindrical lens
scanning optical
oblique incidence
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JP31701096A
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Hiroshi Sato
浩 佐藤
Takeshi Yamawaki
健 山脇
Kazumi Kimura
一己 木村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走査光学装置の光学系のピント調整を走査線
の位置ズレや像面湾曲等が発生することなく良好に行な
うことができる走査光学装置を得ること。 【解決手段】 光源手段11から放射された光束をコリ
メーターレンズ12により略平行光束とし、開口絞り2
を通して通過光束を規制した後、該規制された光束の主
光線に対して偏心して配置した斜入射手段10により光
偏向器4の偏向面に対し副走査断面内で斜め方向から入
射させ、該偏向面で偏向反射された光束を結像手段によ
り被走査面上に結像させ、該被走査面上を該光束で走査
する走査光学装置であって、該斜入射手段は該偏向面に
対し平行な方向及び垂直な方向に移動可能であり、該偏
向面に対し斜入射する光束の主光線が該偏向面上の同一
の点を通過するように該斜入射手段の位置を調整するこ
とにより、該装置の光学系のピント調整を行なうこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は走査光学装置に関
し、特に副走査断面内で光偏向器の偏向面に対し斜入射
させた光束を用いて被走査面上を走査する走査光学装置
において、該装置の光学系のピント調整を走査線の位置
ずれや湾曲等が発生することなく良好に行なうことがで
きる、例えばディジタル複写機やレーザービームプリン
タ(LBP)等の装置に好適な走査光学装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より走査光学装置の走査光学系は光
偏向器の偏向面の回転の際の倒れによる走査線の振れを
補正する面倒れ補正が行なわれている。例えば図5は従
来の面倒れ補正を行なった走査光学系の副走査方向の要
部断面図である。
【0003】同図において画像信号に応じて光源手段5
7から光変調され放射した光束をコリメーターレンズ5
8により平行光束51に変換した後、シリンドリカルレ
ンズ53によりポリゴンミラーから成る光偏向器54の
偏向面54a上に結像させている。このとき副走査断面
内で該偏向面54aと感光体面56とが光学的に共役な
関係となるように結像光学系としてのfθレンズ55を
該偏向面54aと該感光体面56との間の光路中に配置
することにより、即ち倒れ補正光学系を構成することが
一般的に行なわれている。
【0004】このような走査光学系において、特に副走
査方向の結像関係は同図に示すように一旦光束を偏向面
54a上に結像させた後、fθレンズ55により感光体
面56上に結像させている。この為、fθレンズ55の
パワーが大きく(焦点距離が短く)、又fθレンズ55
の製造誤差等によるパワーの変動が大きい為に光軸L方
向のピントがズレる場合があり、その為光軸L方向のピ
ントを調整する手段が必要となっていた。
【0005】従来よりこの光軸L方向のピント調整はシ
リンドリカルレンズ53を図中矢印X方向(光軸方向)
に所定量移動させ、光軸L方向のピントが感光体面56
上に位置するように行なっていた。
【0006】一方、装置全体の小型化を図る為の手段と
して、又は複数の光束を同一の光偏向器の偏向面に入射
させる為の手段として、例えば該偏向面に対し副走査断
面内で光束を斜め方向から入射させる方法がある。
【0007】図6はこの種の走査光学装置の光学系の副
走査方向の要部断面図である。同図において光源手段6
7から放射した光束はコリメーターレンズ68により略
平行光束61に変換され、開口絞り62により通過光束
を規制した後、入射光束に垂直な平面内で光軸を偏心
(平行偏心)させて配したシリンドリカルレンズ63に
より主走査断面内ではそのままの状態で射出され、又副
走査断面内においては集束され、かつ角度を変えられて
光偏向器64の偏向面64aに対し斜め方向から入射さ
れ、該偏向面64a上の偏向点Pにほぼ線像として結像
している。そして光偏向器64の偏向面64aで偏向反
射された光束はfθレンズ65により被走査面としての
感光体面66上に結像し、該感光体面66上を該光束で
光走査している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記図6に示した走査
光学装置において、前記図5で示した従来例と同様に図
6中のシリンドリカルレンズ63を図中X軸方向(光軸
方向)に移動させると、偏向面64a上における結像点
Pは該偏向面64aに対して垂直な平面内で前後方向
(X方向)に移動するが、光束が該偏向面64aに対し
て斜入射している為に該偏向面64a上での高さが変わ
り、これにより感光体面66上での走査線の高さが変化
(走査線の位置ズレ)してしまうという問題点があっ
た。
【0009】更にfθレンズ65を横切るZ方向(偏向
面に対し平行な方向、即ち副走査方向)の高さも変化し
てしまう為に軸上光束と軸外光束とでは感光体面66に
到達するまでの光路に差が生じ、その結果、該感光体面
66上での走査線に湾曲が生ずるという問題点があっ
た。
【0010】本発明は開口絞りで規制された光束の主光
線に対して偏心して配した斜入射手段により、該規制さ
れた光束を光偏向器の偏向面に対し副走査断面内で斜入
射させ、該偏向面で偏向された光束で被走査面上を走査
する走査光学装置において、該斜入射手段を該偏向面に
対し平行な方向及び垂直な方向に移動可能となるように
構成し、該偏向面に対して斜入射光束の主光線が該偏向
面上の同一の点を通過するように該斜入射手段の位置を
調整することにより、該装置の光学系のピント調整を走
査線の位置ずれや湾曲等が発生することなく良好に行な
うことができる走査光学装置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の走査光学装置
は、 (1) 光源手段から放射された光束をコリメーターレンズ
により略平行光束とし、開口絞りを通して通過光束を規
制した後、該規制された光束の主光線に対して偏心して
配置した斜入射手段により光偏向器の偏向面に対し副走
査断面内で斜め方向から入射させ、該偏向面で偏向反射
された光束を結像手段により被走査面上に結像させ、該
被走査面上を該光束で走査する走査光学装置であって、
該斜入射手段は該偏向面に対し平行な方向及び垂直な方
向に移動可能であり、該偏向面に対し斜入射する光束の
主光線が該偏向面上の同一の点を通過するように該斜入
射手段の位置を調整することにより、該装置の光学系の
ピント調整を行なうことを特徴としている。
【0012】特に(1-1) 前記斜入射手段はシリンドリカ
ルレンズより成ることや、(1-2) 前記開口絞りは前記光
偏向器の偏向面に対し平行な方向に移動可能であること
や、(1-3) 前記斜入射手段はシリンドリカルレンズとプ
リズムとが組み合わされて構成されていることや、(1-
4) 前記シリンドリカルレンズと前記プリズムとは一体
的に、又は各々独立に移動可能であることや、(1-5) 前
記斜入射手段は負のシリンドリカルレンズと正のシリン
ドリカルレンズとが組み合わされて構成されていること
や、(1-6) 前記負のシリンドリカルレンズと正のシリン
ドリカルレンズとは一体的に、又は各々独立に移動可能
であることや、(1-7) 前記コリメーターレンズはそのレ
ンズの一部がカットされていること、等を特徴としてい
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の走査光学装置の実
施形態1における斜入射光学系の副走査方向の要部断面
図である。図2(A),(B)は各々図1においてシリ
ンドリカルレンズを所定方向に移動させたときの様子を
示した要部断面図である。
【0014】図中、11は光源手段であり、例えば半導
体レーザーより成っている。12はコリメーターレンズ
であり、光源手段11から放射した光ビームを平行光束
(平行光ビーム)1に変換している。本実施形態におい
ては図1、図2に示すように光軸Lに対して上側の光束
のみを走査用の光束として用いている為、コリメーター
レンズ12の一部をカット(切断)してコンパクト化を
図っている。2は開口絞りであり、コリメーターレンズ
12からの平行光束を規制している。
【0015】10は斜入射手段であり、副走査方向にの
み所定の屈折力を有するシリンドリカルレンズ3より成
っている。シリンドリカルレンズ3は開口絞り2で規制
された光束1の主光線7に対して偏心(入射光束に垂直
な平面内で光軸を平行偏心)させて配置しており、該光
束1を副走査方向に集光すると共に後述する光偏向器4
の偏向面4aに対し副走査断面内で斜め方向から入射さ
せている。又本実施形態におけるシリンドリカルレンズ
3は光偏向器4の偏向面4aに対し平行な方向(副走査
方向)及び垂直な方向(光軸方向)に移動可能となるよ
うに構成されており、該偏向面4aに対し斜入射する光
束1の主光線7が該偏向面4a上の同一の点(偏向点)
Pを通過するように調整手段(不図示)により該シリン
ドリカルレンズ3の位置を調整することにより、光学系
のピント調整(光軸方向及び副走査方向のピント調整)
を行なっている。
【0016】尚、コリメーターレンズ12、開口絞り
2、そしてシリンドリカルレンズ3の各要素は光源手段
11からの光束を光偏向器4に導光する為の光学手段
(斜入射光学系)の一要素を構成している。
【0017】4は光偏向器であり、回転多面鏡より成っ
ており、駆動手段(不図示)により一定速度で回転して
いる。α,β,γは各々光偏向器4の偏向面4aに対す
る光束の入射角であり、本実施形態ではこの入射角α,
β,γを主光線7と偏向面4aの面法線とで成す角度で
定義している。又光偏向器4の偏向面4a上の点(偏向
点)Pを含む直線を光軸Lとしている。Kはシリンドリ
カルレンズ3の移動後の光軸、Sは焦線位置である。
【0018】尚、同図において偏向面に対し垂直な方向
(光軸方向)をX軸、該偏向面に対し平行な方向(副走
査方向)をZ軸とし、X軸とZ軸との交点を原点Oとし
たとき、図面上、原点Oに対して右方向及び上方向をプ
ラス(+)、左方向及び下方向をマイナス(−)として
いる。
【0019】本実施形態において画像信号に応じて光源
手段11から光変調され放射された光束はコリメーター
レンズ12により略平行光束1に変換され、開口絞り2
により通過光束を規制した後、入射光束1の主光線7に
対して偏心して配したシリンドリカルレンズ3により主
走査断面内ではそのままの状態で射出され、又副走査断
面内においては集束され、かつ角度を変えられて光偏向
器4の偏向面(反射面)4aに対し斜め方向から入射
し、該偏向面4a上の偏向点Pにほぼ線像として結像し
ている。そして光偏向器4の偏向面4aで偏向反射され
た光束1は結像手段としてのfθレンズ(不図示)によ
り被走査面としての感光体面(不図示)上にビームスポ
ットを形成し、これにより感光体面上に画像情報の形成
(記録)を順次行なっている。
【0020】ここで本装置における光学系(走査光学
系)のピント調整を行なう場合について説明する。
【0021】本実施形態において光学系のピント調整を
行なう際にはシリンドリカルレンズ3を図中矢印X軸方
向及びZ軸方向に所定量移動させる。このX軸方向及び
Z軸方向の移動量はシリンドリカルレンズ3の焦点距離
及び光軸Lに対して光束1が平行な状態での主光線7と
該光軸Lとの間の距離dに関係する。
【0022】今、fθレンズ系の製造誤差等により、焦
線位置Sを偏向面4aに対してX軸のプラス方向に移動
する必要がある場合には、図2(A)に示すように図中
矢印m方向であるX軸方向(光軸方向)にプラス、Z軸
方向(副走査方向)にマイナスの量だけ移動させれば良
い。又焦線位置Sを偏向面4aに対してX軸のマイナス
方向に移動する必要がある場合には、図2(B)に示す
ように図中矢印m方向であるX軸方向にマイナス、Z軸
方向にプラスの量だけ移動させれば良い。
【0023】ここで重要なのは図1に示すようにfθレ
ンズ系等に製造誤差が無い場合の焦線位置Sと偏向面4
a上の偏向点Pに主光線7が一致するように各要素を構
成することである。これにより感光体面上における走査
線の高さの変動や走査線の湾曲の発生を効果的に防止す
ることができる。
【0024】本実施形態においてシリンドリカルレンズ
3のX軸方向とZ軸方向の移動量の関係は該シリンドリ
カルレンズ3の焦点距離をf、光軸Lに対して光束1が
平行な状態での主光線7と該光軸Lとの間の距離をdと
したとき、偏向面4aに対し斜方向から入射する主光線
7の入射角αは α=tan(d/f) で表わされる。このときシリンドリカルレンズ3の必要
な移動量をXとしたとき、主光線7が偏向面4a上の偏
向点Pを通過する為には入射角を以下の値になるように
設定すれば良い。このときの入射角をα′とすると、該
入射角α′は
【0025】
【数1】 で与えられる。
【0026】又、このとき必要なシリンドリカルレンズ
3のZ軸方向の移動量Zは
【0027】
【数2】 で与えられる。
【0028】このように本実施形態においては上述の如
くシリンドリカルレンズ3を偏向面4aに対して平行な
方向及び垂直な方向に移動可能となるように構成し、該
偏向面4aに対し斜入射する光束(斜入射光束)の主光
線7が該偏向面4a上の同一の点Pを通過するように該
シリンドリカルレンズ3の位置を調整手段(不図示)で
調整することにより、光学系のピント調整を走査線の位
置ずれや湾曲等が発生することなく良好に行なうことが
できる。
【0029】次に本発明の実施形態2について説明す
る。
【0030】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点はシリンドリカルレンズ3の移動に伴なって開口
絞り2を光偏向器4の偏向面4aに対し平行な方向(副
走査方向)に移動可能となるように構成したことであ
る。その他の構成及び光学的作用は前述の実施形態1と
略同様であり、これにより同様な効果を得ている。
【0031】即ち、前述の実施形態1においては光偏向
器4の偏向面4aに入射する主光線7の入射角αが比較
的小さい場合、又はシリンドリカルレンズ3の必要なX
軸方向の移動量Xが小さい場合には、該シリンドリカル
レンズ3のZ軸方向の移動量Zも少ないため、入射角α
の変化Δαは小さい。従ってfθレンズに入射する光束
の高さの変化は無視することができる。
【0032】しかしながら偏向面4aに入射する主光線
7の入射角αの変化が大きい場合にはfθレンズに入射
する光束の高さの変化は大きくなり無視することができ
なくなってくる。
【0033】そこで本実施形態においてはシリンドリカ
ルレンズ3をX軸方向及びZ軸方向に所定量移動させる
と共に開口絞り2をZ軸方向に所定量移動させている。
これにより上記の問題点を解決すると共に前述の実施形
態1と同様な効果を得ている。
【0034】尚、本実施形態においてシリンドリカルレ
ンズ3と開口絞り2とを一体のユニットとして一体的に
移動させても良く、あるいはそれぞれ個別に移動させて
も良い。このとき必要なX軸方向の移動量Xに対してZ
軸方向の移動量Zは、 Z=−Xtanα で与えられる。上記移動量だけシリンドリカルレンズ3
と開口絞り2とを一体的に又は独立に同量移動させれば
良い。このような手法を用いることにより本実施形態で
はX軸方向の移動量及び入射角αが大きくなった場合で
も、該入射角αを維持したまま光学系のピント調整を良
好に行なうことができる。
【0035】図3は本発明の走査光学装置の実施形態3
における斜入射光学系の副走査方向の要部断面図であ
る。同図において図1に示した要素と同一要素には同符
番を付している。
【0036】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点は斜入射手段20をシリンドリカルレンズ13と
プリズム8とを組み合わせて構成し、該シリンドリカル
レンズ13とプリズム8とを共に光偏向器4の偏向面4
aに対し平行な方向(副走査方向)及び垂直な方向(光
軸方向)に移動可能となるように構成したことである。
その他の構成及び光学的作用は前述の実施形態1と略同
様であり、これにより同様な効果を得ている。
【0037】一般的にシリンドリカルレンズの偏心量を
極端に大きくとると球面収差が発生する。そこで本実施
形態ではシリンドリカルレンズ13の偏心量を小さくと
り、プリズム8による屈折により入射角αを比較的大き
くとることにより、球面収差の発生を防止している。こ
の場合にはシリンドリカルレンズ13とプリズム8とを
同量でX軸方向及びZ軸方向に移動させて本装置の光学
系のピント調整を行なえば良い。
【0038】尚、本実施形態においてシリンドリカルレ
ンズ13とプリズム8とを一体のユニットとして一体的
に移動させても良く、あるいはそれぞれ個別に移動させ
ても良い。
【0039】図4は本発明の走査光学装置の実施形態4
における斜入射光学系の副走査方向の要部断面図であ
る。同図において図1に示した要素と同一要素には同符
番を付している。
【0040】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点は斜入射手段30を負のシリンドリカルレンズ3
0aと正のシリンドリカルレンズ30bとを組み合わせ
て構成すると共に光束1の主光線7に対して各々偏心さ
せ、かつ正、負の2つのシリンドリカルレンズ30b,
30aを光偏向器4の偏向面4aに対し平行な方向(副
走査方向)及び垂直な方向(光軸方向)に移動可能とな
るように構成したことである。その他の構成及び光学的
作用は前述の実施形態1と略同様であり、これにより同
様な効果を得ている。
【0041】即ち、本実施形態においては斜入射手段3
0の一要素を構成する正のシリンドリカルレンズ30b
を光軸Lと該シリンドリカルレンズ30bの平面より成
る射出面30b1との成す角度θが90°より大きくな
るように構成することによって、該正のシリンドリカル
レンズ30bにプリズム効果を持たせている。これによ
り前述の実施形態3と同様な効果を得ている。
【0042】このように本実施形態においては斜入射手
段30を負のシリンドリカルレンズ30aと正のシリン
ドリカルレンズ30bとを一体のユニットとして構成
し、該一体となったユニットをX軸方向及びZ軸方向に
所定量移動させることにより本装置の光学系のピント調
整を良好に行なうことができる。
【0043】尚、本実施形態において2つのシリンドリ
カルレンズ30a,30bを一体のユニットとして一体
的に移動させたが、これに限らずそれぞれ個別に移動さ
せても良い。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば前述の如く開口絞りで規
制された光束の主光線に対して偏心して配した斜入射手
段により、該規制された光束を光偏向器の偏向面に対し
副走査断面内で斜入射させ、該偏向面で偏向された光束
で被走査面上を走査する走査光学装置において、該斜入
射手段を該偏向面に対し平行な方向及び垂直な方向に移
動可能となるように構成し、該偏向面に対して斜入射光
束の主光線が該偏向面上の同一の点を通過するように該
斜入射手段の位置を調整することにより、該装置の光学
系のピント調整を走査線の位置ずれや湾曲等が発生する
ことなく良好に行なうことができる走査光学装置を達成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の斜入射光学系の要部断
面図
【図2】 本発明の実施形態1のシリンドリカルレンズ
を移動させたときの斜入射光学系の要部断面図
【図3】 本発明の実施形態3の斜入射光学系の要部断
面図
【図4】 本発明の実施形態4の斜入射光学系の要部断
面図
【図5】 従来の走査光学装置の入射光学系の要部断面
【図6】 従来の走査光学装置の斜入射光学系の要部断
面図
【符号の説明】
1 平行光束 2 開口絞り 3,13 シリンドリカルレンズ 4 光偏向器 7 主光線 8 プリズム 11 光源手段 12 コリメーターレンズ 10,20,30 斜入射手段 30a 負のシリンドリカルレンズ 30b 正のシリンドリカルレンズ P 偏向点 S 焦線位置 α,β,γ 入射角 L,K 光軸 m 斜入射手段の移動方向

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源手段から放射された光束をコリメー
    ターレンズにより略平行光束とし、開口絞りを通して通
    過光束を規制した後、該規制された光束の主光線に対し
    て偏心して配置した斜入射手段により光偏向器の偏向面
    に対し副走査断面内で斜め方向から入射させ、該偏向面
    で偏向反射された光束を結像手段により被走査面上に結
    像させ、該被走査面上を該光束で走査する走査光学装置
    であって、 該斜入射手段は該偏向面に対し平行な方向及び垂直な方
    向に移動可能であり、該偏向面に対し斜入射する光束の
    主光線が該偏向面上の同一の点を通過するように該斜入
    射手段の位置を調整することにより、該装置の光学系の
    ピント調整を行なうことを特徴とする走査光学装置。
  2. 【請求項2】 前記斜入射手段はシリンドリカルレンズ
    より成ることを特徴とする請求項1の走査光学装置。
  3. 【請求項3】 前記開口絞りは前記光偏向器の偏向面に
    対し平行な方向に移動可能であることを特徴とする請求
    項1の走査光学装置。
  4. 【請求項4】 前記斜入射手段はシリンドリカルレンズ
    とプリズムとが組み合わされて構成されていることを特
    徴とする請求項1の走査光学装置。
  5. 【請求項5】 前記シリンドリカルレンズと前記プリズ
    ムとは一体的に、又は各々独立に移動可能であることを
    特徴とする請求項4の走査光学装置。
  6. 【請求項6】 前記斜入射手段は負のシリンドリカルレ
    ンズと正のシリンドリカルレンズとが組み合わされて構
    成されていることを特徴とする請求項1の走査光学装
    置。
  7. 【請求項7】 前記負のシリンドリカルレンズと正のシ
    リンドリカルレンズとは一体的に、又は各々独立に移動
    可能であることを特徴とする請求項6の走査光学装置。
  8. 【請求項8】 前記コリメーターレンズはそのレンズの
    一部がカットされていることを特徴とする請求項1の走
    査光学装置。
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