JPH10142083A - 埋設管の摩擦力測定装置 - Google Patents

埋設管の摩擦力測定装置

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Publication number
JPH10142083A
JPH10142083A JP8337434A JP33743496A JPH10142083A JP H10142083 A JPH10142083 A JP H10142083A JP 8337434 A JP8337434 A JP 8337434A JP 33743496 A JP33743496 A JP 33743496A JP H10142083 A JPH10142083 A JP H10142083A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
buried pipe
measuring device
propulsion
slide means
cut
Prior art date
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Pending
Application number
JP8337434A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Kimura
宏一 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KIDO GIKEN KK
Original Assignee
KIDO GIKEN KK
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Filing date
Publication date
Application filed by KIDO GIKEN KK filed Critical KIDO GIKEN KK
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Pending legal-status Critical Current

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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、地中に埋設管を推進埋設する推進工
法の推進力の主となる管外周の摩擦抵抗力を測定する装
置提供するものである。 【解決手段】埋設管の外殻の任意の位置に全周または一
定の幅をもって設けた切欠きと、前記切欠き内に埋設管
表面と同質の材料より成り埋設管の外殻と同径で前後方
向に摺動可能に設置したスライド手段と、前記スライド
手段の前部または後部に装着した圧力検知手段とにより
構成される埋設管の摩擦力測定装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中に埋設管を推
進埋設する推進工法の推進力の主となる管外周摩擦抵抗
力を測定する装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】推進工法は、掘削孔を形成する先導体の後
方に順次埋設管を接続して埋設管の後端面に推進力を付
与することにより、埋設管列を敷設する方法である。埋
設管を推進埋設するための推進力としては、先導体の貫
入抵抗や面板抵抗と、埋設管外周と地盤の摩擦抵抗力よ
り成る。先導体の抵抗力は、地盤の変化がない限りほぼ
一定の値で、中、小口径管では余り大きな推進力とはな
らない。埋設管と地盤の摩擦抵抗力は、土質条件によっ
ても変化し、推進延長の増加とともに摩擦抵抗力も大き
くなり、長延長の推進施工では埋設管の摩擦抵抗による
推進力が問題となってくる。
【0003】このため、埋設管と地盤の摩擦抵抗力を減
少させるために、埋設管に設けられたグラウト孔から減
摩材を管外周に注入する方法が一般に採用されている。
注入方法としては、埋設管の前方から後方に向かって順
次注入を行っていく方法が用いられている。注入減摩材
としては、土質条件によって液状の減摩材や固形の減摩
材が選択されて用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した減摩材の注入
により、完全に埋設管全周に減摩材が注入された埋設管
部分の摩擦抵抗力は著しく減少させることができるが、
減摩材の注入が完全に行われていない埋設管部分の摩擦
抵抗力は余り減少せず、全体的には推進力が余り減少し
ていないことが度々発生している。このため減摩材の注
入を、埋設管の前方から後方へと繰り返し行うことによ
って、推進力の減少を計ろうとしているが、前記したよ
うに、各埋設管の外周に減摩材が均等に注入されている
かの判断をする手段がなく、確実な効果がでていないの
が現状である。
【0005】このため、本発明は埋設管列のどの部分の
摩擦抵抗力が大きくなっているかの判断を容易で確実に
計測できる摩擦力測定装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、埋設
管の外殻の任意の位置に全周または一定の幅をもって設
けた切欠きと、前記切欠き内に埋設管表面と同質の材料
より成り埋設管の外殻と同径で前後方向に摺動可能に設
置したスライド手段と、前記スライド手段の前部または
後部に装着した圧力検知手段とにより構成される埋設管
の摩擦力測定装置である。
【0007】埋設管の外殻に設置する切欠きとしては、
長延長の推進施工で正確な摩擦抵抗力の測定を必要とす
る場合は埋設管外殻の全周に切欠きを設ける方法を採用
し、推進延長が比較的短い場合には埋設管外殻に一定の
幅をもって切欠きを設ける方法が採用される。この場合
の切欠き箇所は、土質条件や埋設管径等によって1箇所
に設置したり、複数箇所に設置される。
【0008】切欠きに設置されるスライド手段として
は、スライド手段の表面が埋設管表面と同質の材料であ
ることが条件となる。スライド手段の表面だけを同質の
材料で製作し、下部は他の材質で製作することも可能で
ある。スライド手段の構造は、全周に配置する場合はリ
ング状に製作され、リングの外径は埋設管の外径と同径
となるように製作されている。リングの内面は埋設管面
を容易に前後摺動できるように平滑に製作されている。
また、一定の幅で配置するスライド手段の場合は、埋設
管外殻の任意の位置に一定の幅をもって製作された切欠
き内に、埋設管外径と同径となるようにスライド手段を
配置する。
【0009】スライド手段の前部または後部に装着され
る圧力検知手段としては、一般に用いられている歪み計
測を利用した歪ゲージ方式やコイルばね方式等が用いら
れる。
【0010】埋設管に装備された上記構成の摩擦力測定
装置により推進施工を行うと、埋設管外周には地盤によ
る摩擦力が作用し、摩擦力測定装置のスライド手段は後
方に向かう力が作用する。その力をスライド手段の前部
または後部に装着した圧力検知手段がキャッチし、コン
ピュータ等で演算されて各埋設管にかかる摩擦力を知る
ことができる。そして、摩擦力の大きな箇所より順次減
摩材を注入することにより効率的な推進力ので低減が行
える。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の形態を図面に基づ
いて説明する。図1は、本発明に関わる埋設管の摩擦力
測定装置1の配置方法を説明する縦断面図である。埋設
管2の外殻の中間部には、摩擦力測定装置1が管2の頂
部と底部に設置されている。摩擦力測定装置1の配置状
況は、本実施形態では1管置きに配置されているが、土
質条件や推進延長等により、その間隔を変化させること
ができる。また、本実施形態では摩擦力測定装置1の構
造を一定幅にする方法を採用しているが、正確な摩擦力
を必要とする推進施工等の場合は、全周に摩擦測定装置
1を設置する方法を採用することも行われる。
【0012】図2は、本発明の摩擦力測定装置1を詳細
に説明する断面図である。埋設管2の外殻の任意の位置
には一定の幅で切欠き3が設けられ、その切欠き3内に
は埋設管2外径と同径となるようにスライド手段4が設
置されている。スライド手段4の表面は、埋設管2と同
じ状態の摩擦力を計測するために埋設管1の表面と同質
の材料で製作されている。スライド手段4の底部は、地
盤の摩擦力によって容易に稼働できるように切欠き3面
に対して平滑に製作されている。スライド手段4の後方
と切欠き3の端面との間には圧力検知手段5が装着され
ている。圧力検知手段5としては、一般に用いられてい
る歪み計測を利用した歪ゲージ方式やコイルばね方式等
が用いられる。圧力検知手段5からは、地盤の摩擦力に
よって作用した電気的信号をコンピュータ等に入力する
ため、ケーブル6が埋設管1内に引き出され、後方へと
配線されている。本実施形態では、圧力検知手段5をス
ライド手段4の後方に装着する方法を開示したが、スラ
イド手段4の前方に圧力検知手段5を装着して引張によ
り、摩擦力を計測する方法を用いることも可能である。
【0013】図3は、本発明の摩擦力測定装置1の設置
状況を説明する正面図である。埋設管2の頂部と底部に
は一定の幅で切欠き3が設けられている。該切欠き3内
には、切欠き3面に当接して容易に前後方向に移動でき
るようにスライド手段4が設置されている。この場合、
スライド手段4の外径は、埋設管2の外径と同径となる
ように製作されている。
【0014】次に、本発明の摩擦力測定装置1の稼働状
況について説明する。埋設管2の先端に装備した先導体
(図示省略)により、地盤内に掘削孔を形成し、先導体
に後続した埋設管2が順次地中に推進埋設されていく。
埋設管2外殻には、土質条件や推進延長、埋設管径等に
よって、所定の間隔をおいて摩擦力測定装置1が設置さ
れている。埋設管2に設置された摩擦力測定装置1のス
ライド手段4は、埋設管2の推進埋設にともなって発生
する摩擦抵抗力によって、後方への圧力を受ける。スラ
イド手段4の受けた圧力を後方に設置した圧力検知手段
5で検知して、地上等に設置した管理室のコンピュータ
等で演算することにより、各埋設管にかかる摩擦力の大
きさを知ることができる。その得られた摩擦力の大きな
箇所から順次減摩材の注入が行わる。減摩材の注入法方
としては、従来行われている埋設管2内に設置されたグ
ラウト注入孔(図示省略)から注入をする法方が採用さ
れている。
【0015】
【発明の効果】以上に述べたとおり、本発明の摩擦力測
定装置により、各埋設管に作用する摩擦抵抗力を正確に
測定することが可能となり、埋設管列の中で大きな摩擦
力が作用している埋設管箇所から減摩材を注入できるの
で、効率的な推進力の低減ができる。このため、推進延
長が長延長になっても、低い推進力で済み、埋設管の破
損はなくなり、推進設備等も小規模なもので十分に対応
が可能となり、設備費用の低減や工期の短縮にも貢献す
る。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる埋設管の摩擦力測定装置の配置
法方を説明する縦断面図である。
【図2】本発明の摩擦力測定装置を詳細に説明する断面
図である。
【図3】本発明の摩擦力測定装置の設置状況を説明する
正面図である。
【符号の説明】
1 摩擦力測定装置 2 埋設管 3 切欠き 4 スライド手段 5 圧力検知手段 6 ケーブル 7 継手カラー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地中に掘削孔を形成し、その掘削孔内に埋
    設管を順次接続しながら押し込んでいく推進工法の摩擦
    力測定装置において、埋設管の外殻の任意の位置に全周
    または一定の幅をもって設けた切欠きと、前記切欠き内
    に埋設管表面と同質の材料より成り埋設管の外殻と同径
    で前後方向に摺動可能に設置したスライド手段と、前記
    スライド手段の前部または後部に装着した圧力検知手段
    とにより構成されることを特徴とする埋設管の摩擦力測
    定装置。
JP8337434A 1996-11-12 1996-11-12 埋設管の摩擦力測定装置 Pending JPH10142083A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8337434A JPH10142083A (ja) 1996-11-12 1996-11-12 埋設管の摩擦力測定装置

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JP8337434A JPH10142083A (ja) 1996-11-12 1996-11-12 埋設管の摩擦力測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10142083A true JPH10142083A (ja) 1998-05-29

Family

ID=18308601

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8337434A Pending JPH10142083A (ja) 1996-11-12 1996-11-12 埋設管の摩擦力測定装置

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JP (1) JPH10142083A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107709951A (zh) * 2015-06-12 2018-02-16 Abb瑞士股份有限公司 用于测量流过管路的流体的压强的装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107709951A (zh) * 2015-06-12 2018-02-16 Abb瑞士股份有限公司 用于测量流过管路的流体的压强的装置

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