JPH0621996Y2 - 埋設管推進装置 - Google Patents

埋設管推進装置

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JPH0621996Y2
JPH0621996Y2 JP13959988U JP13959988U JPH0621996Y2 JP H0621996 Y2 JPH0621996 Y2 JP H0621996Y2 JP 13959988 U JP13959988 U JP 13959988U JP 13959988 U JP13959988 U JP 13959988U JP H0621996 Y2 JPH0621996 Y2 JP H0621996Y2
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hydraulic
hydraulic pressure
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pressure gradient
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JP13959988U
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政数 古田
欣一郎 尾方
明司 小林
三千郎 古瀬
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Kyushu Electric Power Co Inc
Rasa Industries Ltd
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Kyushu Electric Power Co Inc
Rasa Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は埋設管の推進装置に係り、水道管等の如き既設
地中埋設物に損傷を与えることなく地中を推進して管路
を埋設できるようにした埋設管推進装置に関するもので
ある。
[従来の技術] 従来から地中に例えば鋼管等を埋設する場合、地中に管
路を埋設する埋設管推進装置が用いられている。
従来の埋設管推進装置は、発進坑内に油圧ジャッキを設
置して設けると共に油圧ポンプから供給される油圧によ
りこの油圧ジャッキを作動して推進管を地中へ押圧して
推進させる構造を有している。
又、上記埋設管推進装置が推進中に水道管等の如き既設
地中埋設物に衝突してこれを損傷させないように従来よ
り、推進工事前に地上探知機により磁力線,電波,音波
等を発信して磁場強度,若しくはその反射波を受信して
既設地中埋設部を探知することが行われていた。
[考案が達成しようとする課題] しかしながら上述した従来技術においては、推進工事の
開始前に既設地中埋設物を事前に探知できる反面、探知
が地上から間接的に行われるために小径管の探知が難し
かったり、或いはこの既設地中埋設物の位置を正確に探
知する作業に熟練を要したりして正確且つ確実に既設地
中埋設物を探知することが困難であり、従って、推進工
事中に既設地中埋設物を誤って損傷させる場合が有ると
いう問題点があった。
従って、本考案は上記実情に鑑みて成されたもので、そ
の目的は、先導管が既設地中埋設物に接触したときの異
常油圧勾配を検出してこの既設地中埋設物を直接的に検
出することにより既設地中埋設物の損傷を防止できるよ
うにした埋設管推進装置を提供するにある。
[課題を達成するための手段] 上記課題を達成するための本考案に係る埋設管推進装置
は、発進坑内に油圧ジャッキを設けると共に油圧ポンプ
から供給される油圧によりこの油圧ジャッキを作動して
先導管に後続する推進管を地中へ押圧して推進させるも
のである。
上記埋設管推進装置の特徴は、上記油圧ポンプと油圧ジ
ャッキとの間に設けられると共に上記油圧を所定周期毎
に検出してその油圧勾配を演算する油圧勾配検出部と、
上記油圧勾配と比較される基準設定値が設定される設定
部と、上記油圧勾配が上記基準設定値に達したときに上
記先導管が既設地中埋設物に接触したものと判断して上
記油圧ポンプの作動を停止するポンプ制御手段とを備え
ている。
[作用] 油圧ポンプが油圧ジャッキに油圧を供給するとこの油圧
ジャッキは推進管を地中へ押圧して推進させる。そし
て、上記推進管先端の先導管が例えば水道管等の如き既
設地中埋設物に接触すると、上記油圧ポンプと油圧ジャ
ッキとの間の管路内の油圧が昇圧するので、油圧勾配検
出部はこの油圧の油圧勾配を検出することにより先導管
が上記既設地中埋設物に接触したことを検知する。これ
に基づいて、ポンプ制御手段は油圧ポンプを制御してそ
の作動を停止させ、推進管の前進を停止させる。これに
より、既設地中埋設物の損傷が防止される。
[考案の実施例] 以下に本考案の第一実施例について第1図及び第2図に
基づき詳細に説明する。
埋設管推進装置1は、油圧ジャッキ2を発進坑3内に設
置すると共に油圧ポンプ4から供給される油圧によりこ
の油圧ジャッキ2を作動して先導管6に接続する推進管
5を地中へ押圧して推進させるものである。ここで、上
記油圧ジャッキ2,油圧ポンプ4,推進管5及び先導管
6は従来のものと同様である。
而して、上記埋設管推進装置1の特徴とするところは、
上記油圧ポンプ4と油圧ジャッキ2との間に配設される
と共に上記油圧を所定周期T毎に検出して上記油圧の油
圧勾配Aを演算する油圧勾配検出部7と、上記油圧勾配
Aと比較される基準設定値Xが設定される設定部8と、
上記油圧が上記基準設定値Xに達したときに上記先導管
6が既設地中埋設物9に接触したものと判断して上記油
圧ポンプ4の作動を停止して推進管5の推進を停止させ
るポンプ制御手段10とを備えている。
具体的に詳述すると、上記油圧勾配検出部7は、上記油
圧ポンプ4と油圧ジャッキ2との間の管路11内の圧力
を検出する圧力センサ12と、この圧力センサ12の出
力をA/D変換器(図示せず)を介して格納するメモリ
13と、このメモリ13の記憶内容に基づき管路11内
の油圧勾配Aを演算する演算部14とから構成できる。
この場合、上記メモリ13が第1メモリ15と第2メモ
リ16とこれら第1,第2メモリ15,16を制御する
タイマ17とを備え、第1メモリ15には時刻tにおけ
る上記管路11内の油圧の圧力値を格納し、第2メモリ
16には時刻(t+T)における上記管路11内の油圧
の圧力値を格納する構成とすることができる。
又、上記演算部14は式(イ)を実行して油圧勾配Aを
求める構成を有しているものである。ここで、P1は上
記第1メモリ15に格納されている油圧の圧力値とし、
P2は第2メモリ16に格納されている油圧の圧力値と
する。
A=(P2ーP1)/T ・・・・(イ) 又、上記周期Tの値としては推進工事の実情に応じて好
ましい値がその都度設定される構成とすることができ、
この周期Tとしては例えば0.2s(秒)が想定され
る。上記周期Tは土質,推進管5の径等によって決まる
推進速度によって決定することができる。即ち、土質が
柔らかい場合、或いは推進管5の径が小さい場合等推進
力が小さいため、速い速度で推進工事を行う時には上記
周期Tを小さく設定して圧油の圧力値を頻繁にサンプリ
ングしなければこの先導管6が既設地中埋設物9を損傷
させる恐れがある。上記メモリ13,演算部14は例え
ばマイクロコンピュータにより構成できる。
又、上記設定部8は例えばRAMメモリにより構成で
き、この場合、上記基準設定値Xとしては、推進工事の
実情に応じて任意の値をその都度この設定部8に格納で
きる。上記基準設定値Xとは上記既設地中埋設物9を損
傷させない程度の油圧勾配の最大値をいい、この基準設
定値Xは土質,推進管5の径,推進速度等による推進抵
抗と、圧力センサ12の精度,油圧ポンプ4の脈動等に
よる誤差によって決定される。
ここで、上記基準設定値Xは上記周期Tを0.2sとす
ると、上記推進管5の径,土質,推進速度等にもよる
が、推進管5の径が250φの場合には、0.6Kgf
/cm2/0.2s程度である。又、上記圧力センサ12
の精度,油圧ポンプ4の脈動等による油圧変動を油圧勾
配Aに換算すると誤差として0.8Kgf/cm2/0.
2s程度である。従って、上記基準設定値Xとして
(0.6+0.8)Kgf/cm2/0.2s以上に設定
しておけば通常推進時において油圧ポンプ4が停止する
ことはない。なお、本考案者は上記基準設定値Xを
(2.4Kgf/cm2/0.2s)とし、鋼管,コンク
リート管,硬質塩化ビニール管の各管について試験を行
った結果、各管共に損傷することなく推進を停止するこ
とを確認した。
又、上記ポンプ制御手段10は、上記油圧勾配Aと上記
基準設定値Xとを比較する比較器18を具備した構成と
することができ、このポンプ制御手段10は油圧勾配A
が上記基準設定値X以上になった時に油圧モータMを制
御して油圧ポンプ4を停止させる構成とすることができ
る。
次に、動作について説明する。
油圧ポンプ4からの圧油が油圧ジャッキ2に供給される
と、この油圧ジャッキ2のロッド2Aが伸張されて推進
管5が地中へ押圧されて推進される。又、これに伴な
い、圧力センサ12が油圧ポンプ4と油圧ジャッキ2と
の間の管路11内の油圧を検出し、この油圧は第1メモ
リ15,第2メモリ16に周期T毎にP1,P2として
格納されると共に油圧勾配検出部7が油圧勾配Aを演算
する。しかし、この際、上記推進管5は傷害物のない地
中を推進しているので第2図中の区間Nで示す如く上記
油圧勾配Aは小さく、従って、上記油圧勾配Aが基準設
定値X以下であるために,ポンプ制御手段10は油圧ポ
ンプ4を停止させずに推進管5の推進を続行させる。
次に、第2図中、時刻t1において上記推進管5先端の
先導管6が水道管等の既設地中埋設物9に接触したとす
ると、上記油圧ポンプ4と油圧ジャッキ2との間の管路
11内の圧力が急激に昇圧する。(第2図中の区間
M)。これにより、油圧勾配検出部7が上述の式(イ)
を演算して油圧勾配Aを求めると共にポンプ制御手段1
0はこの油圧勾配Aが基準設定値X以上になったことを
検出したときに油圧ポンプ4の作動を停止する。その結
果、推進管5の推進が停止すると同時に先導管6が停止
して既設地中埋設物9の損傷が防止される。
土質,推進管5の径等によって推進抵抗は異なるが予想
される推進抵抗に応じて基準設定値Xが変えれるように
なっているため、油圧ポンプ4を誤って停止させること
はない。
又、第3図及び第4図は本考案の第2実施例を示す。本
実施例では第1実施例の圧入式の先導管6の代りに、ジ
ェットノズル21を備えたジェット水掘削式先導管22
を設置したものである。本実施例ではジェットノズル2
1から噴射されるジェット水23で地山を掘削しながら
ジェット水掘削式先導管22は油圧ジャッキで推進され
る。図中、24は高圧水ホースである。
本実施例の通常推進時における油圧勾配Aは、地山をジ
ェット水23で掘削するため第1実施例の場合の(1/
5〜1/10)である。従って、本実施例では設定部8
の基準設定値Xを第1実施例のものよりも小さく設定で
きる。このように、基準設定値X を小さくできるため
に、より損傷し易い既設地中埋設物9があってもその損
傷を防止できる。
[考案の効果] 以上説明した如く本考案によれば、油圧ポンプと油圧ジ
ャッキと間の油圧の勾配を監視することにより先導管が
既設地中埋設物に接触したことを直接的に検出してこの
先導菅の推進を停止するようにしたために、既設地中埋
設物が小径の場合にもこれを確実に検出できると共にそ
の位置を確実に検出でき、従って、推進工事において鋼
管,コンクリート管,硬質塩化ビニール管等の如き既設
地中埋設物の損傷を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の第一実施例を示し、第1図
は構成図、第2図は時刻と油圧との関係を示す線図、第
3図及び第4図は本考案の第二実施例を示し、第3図は
側断面図、第4図は第3図の左側面図である。 1……埋設管推進装置.2……油圧ジャッキ、3……発
進坑、4……油圧ポンプ、5……推進管、6……先導
管、7……油圧勾配検出部、8……設定部、9……既設
地中埋設物、10……ポンプ制御手段、M……油圧モー
タ。
フロントページの続き (72)考案者 小林 明司 福岡県筑後市羽犬塚324―1 ラサ工業株 式会社内 (72)考案者 古瀬 三千郎 福岡県筑後市羽犬塚324―1 ラサ工業株 式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】発進坑内に油圧ジャッキが設置され、油圧
    ポンプから供給される圧油によりこの油圧ジャッキを作
    動して先導管に後続する推進管を地中へ押圧して推進さ
    せるようにした埋設管推進装置において、 上記油圧ポンプと油圧ジャッキとの間の油圧を所定周期
    毎に検出すると共にこの油圧の油圧勾配を演算する油圧
    勾配検出部と、上記油圧勾配と比較される基準設定値が
    設定される設定部と、上記油圧勾配が上記基準設定値に
    達したときに上記先導管が既設地中埋設物に接触したも
    のと判断して上記油圧ポンプの作動を停止するポンプ制
    御手段とを備えたことを特徴とする埋設管推進装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のものにおいて、上記周期
    が可変であることを特徴とする埋設管推進装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のものにおいて、上記設定
    部の上記基準設定値が土質,推進管径等に応じて可変で
    あることを特徴とする埋設管推進装置。
JP13959988U 1988-10-26 1988-10-26 埋設管推進装置 Expired - Lifetime JPH0621996Y2 (ja)

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JPH0262998U JPH0262998U (ja) 1990-05-10
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