JPH10141091A - ガスタービン室用の換気装置 - Google Patents

ガスタービン室用の換気装置

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JPH10141091A
JPH10141091A JP30196696A JP30196696A JPH10141091A JP H10141091 A JPH10141091 A JP H10141091A JP 30196696 A JP30196696 A JP 30196696A JP 30196696 A JP30196696 A JP 30196696A JP H10141091 A JPH10141091 A JP H10141091A
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JP
Japan
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gas turbine
ventilation
room
opening
duct
Prior art date
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Pending
Application number
JP30196696A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Morinishi
雅俊 森西
Shigeki Kinoshita
茂樹 木下
Yoichi Hayata
陽一 早田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Diesel Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Diesel Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10141091A publication Critical patent/JPH10141091A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスタービン,さらにはガスタービンの潤滑
油を冷却する換気を、簡素で安価な構成でもって停電時
においても行なえる換気装置を提供する。 【解決手段】 吸気口(28)から吸い込まれ,ガスタービ
ン室内(R)のガスタービン(24)の回りを流れた外気を屋
外(O)に排出する換気ダクト(29)を、ガスタービン(24)
の排気ダクト(35)に合流させて、エジェクタ効果により
ガスタービン室(22)の換気を行なう。ガスタービン室(2
2)の側壁(23a)にガスタービン(24)よりも下流側に位置
するように開口(31)を設け、この開口(31)にガスタービ
ンの潤滑油を冷却するためのラジエータ(2)を配置す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポンプ等を駆動す
るガスタービンを収容する室を換気するためのガスター
ビン室用の換気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の換気装置として、例えば
図2に示すようなものが知られている。この換気装置
は、建屋21内に防音材の外壁23で囲ったガスタービ
ン室22を設け、この室内Rの床Fにガスタービン24
を据え付け、その減速機24bから水平に出る出力軸2
4cを他端の側壁23bから屋内Iに突出させる一方、ガ
スタービン本体24aから出る排気短管25を一端の側
壁23aから突出させて屋内Iに設けた排気ガス消音器
26に接続している。また、外壁23の頂壁23cと他
端の側壁23bの間を仕切って、屋内空気を矢印A1の如
くガスタービン本体24aの吸気口に導く吸気ダクト2
7を設け、この吸気ダクト27の入口付近に、吸い込み
空気の一部を矢印A2の如くガスタービン室内Rに導く
開口28を設けている。
【0003】さらに、頂壁23cの一端に、室内Rを建
屋21の外側に連通する換気ダクト29を設け、この換
気ダクト29内の入口側に、上記空気A2をガスタービ
ン本体24aの側方に冷却のため通過させ,次いで矢印A
3の如く屋外に排気する換気ファン30を取り付けると
ともに、一端の側壁23aの上部に、L字状に湾入した
開口31を設け、この開口31に屋内空気を矢印A4
如く吸い込むファン33を有して,ガスタービン本体2
4aからの潤滑油を冷却するラジエータ34を取り付け
ている。一方、矢印E1の如く排気ガスタービン消音器
26に入った排気は、矢印E2の如く排気ダクト35を
経て屋外Oに排出される。なお、ガスタービン24の出
力軸24cには、図示しない上下水用等のポンプが連結
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の換
気装置は、換気ダクト29内に設けた電動式の換気ファ
ン30を駆動して、矢印A2,A3の如き空気流によって
ガスタービン本体24aの冷却を行ない、また、開口31
に設けた電動式のファン33を駆動して、矢印A4,A3
の如き空気流によってガスタービン本体24aからの潤
滑油の冷却を行なっている。そのため、阪神大震災のよ
うな地震や不慮の事故で長時間の停電が起こると、電動
式の換気ファン30およびファン33が動かなくなっ
て、ガスタービン本体24aの温度が上昇し,ガスタービ
ン本体24a内を循環する潤滑油が温度上昇して、ガス
タービン24の運転が継続できなくなり、このガスター
ビン24で駆動されるポンプを停止せざるをえない重大
な事態に至るという問題がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、ガスタービン,
さらにはガスタービンの潤滑油を冷却する換気を、簡素
で安価な構成でもって停電時においても行なうことがで
き、停電でもガスタービンを継続運転することができる
ガスタービン室用の換気装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、吸気口からガスタービン室内に
外気を吸い込み、ガスタービンの回りに流通させた後、
上記ガスタービン室に連通する換気ダクトを経て屋外に
排出するガスタービン室用の換気装置において、上記換
気ダクトを上記ガスタービンの排気ダクトに合流させ
て、エジェクタ効果によりガスタービン室の換気を行な
うことを特徴とする。
【0007】請求項1のガスタービン室用の換気装置で
は、ガスタービン内で燃焼した後の排気ガスを排出する
排気ダクトに、ガスタービン室内に連なる換気ダクトが
合流している。従って、排気ダクトから屋外へ勢いよく
排出される排気ガスのエジェクタ効果によって、換気ダ
クト側からガスタービンを冷却した後のガスタービン室
内の空気が吸引されて排出ガスと共に屋外に排出され
る。これにより、電動式ファン等を用いずとも、機関の
排気ガスにより、吸気口からガスタービンを通過して換
気ダクトを経て屋外に排出されるガスタービン冷却のた
めの空気流が形成される。従って、停電時においても、
ガスタービンが異常に昇温することがなく、簡素かつ安
価な構成でもって停電時でもガスタービンを継続運転す
ることができる。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1のガス
タービン室用の換気装置において、上記ガスタービン室
の壁に上記ガスタービンよりも下流側に位置するように
開口を設け、この開口に上記ガスタービンの潤滑油を冷
却するためのラジエータを配置したことを特徴とする。
【0009】請求項2のガスタービン室用の換気装置で
は、ガスタービンよりも下流側のガスタービン室の壁に
開口を設け、この開口にラジエータを配置している。従
って、請求項1で述べた吸気口からガスタービンを通過
して換気ダクトを経て屋外に排出されるガスタービン冷
却のための空気流によって、これに合流するようにガス
タービン室外から上記開口のラジエータを通って換気ダ
クト内へ空気が吸い込まれ、ラジエータを介して潤滑油
が冷却される。これにより、電動式ファン等を用いずと
も、上記ガスタービン冷却用の空気流を利用して、潤滑
油も同時に冷却することができ、停電時においても、ガ
スタービンに加えて潤滑油も異常に昇温することがな
く、簡素かつ安価な構成でもって停電時でもガスタービ
ンを継続運転することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
により詳細に説明する。図1は、本発明のガスタービン
室用の換気装置の一例を示す縦断面図であり、この換気
装置は、図2で述べた従来の換気装置の電動式の換気フ
ァン30とラジエータ用のファン33を無くし、これら
に代えて排気ガスのエジェクタ効果を用いた点のみが異
なるので、図2と同じ部材には同一番号を付して説明を
省略する。
【0011】上記換気装置は、ガスタービン室22の頂
壁23cに接続した換気ダクト29を、排気ガス消音器
26から出る排気ダクト35に合流させて1本の排気管
1とし、矢印E3の如く屋外に向かって勢いよく流れ出
る燃焼後の排気ガスのエジェクタ効果によって、排気ダ
クト29を経て矢印A3,A4で示すようにガスタービン
室内Rの空気を吸引して、屋外Oに排出するようになっ
ている。換言すれば、このような排気ガスのエジェクタ
効果によって、従来の換気ダクト29内の電動式の換気
ファン30(図2参照)および側壁23aの開口31に設
けたラジエータ2のファン33(図2参照)が不要になる
のである。
【0012】上記構成のガスタービン室用の換気装置
は、次のように動作する。吸気ダクト27を経て矢印A
1の如く吸入される空気によってガスタービン本体24a
内で燃焼した燃料油は、排気ガスとなって排気短管25
から矢印E1の如く排気ガス消音器26に入って消音さ
れた後、排気ダクト35を経て矢印E2,E3の如く屋外
に向かって勢いよく排気管1を流れ。この勢いよく流れ
る排気ガスは、エジェクタ効果を奏し、合流する換気ダ
クト29を経てガスタービン室内Rの空気を矢印A3,A
4の如く吸引する。これによって、屋内Iの空気が、吸
気ダクト27の開口28を通って矢印A2の如く室内R
に入り、ガスタービン本体24aの回りを冷却しつつ通
過して、矢印A3の如く換気ダクト29を経て屋外Oに
排出され、電動式の換気ファン30(図2参照)がなくと
もガスタービン本体24aが冷却できる。また、この冷
却空気流は、吸気ダクト27を経る燃焼用空気の吸入
(矢印A1参照)を促進する。
【0013】さらに、開口31のラジエータ2の側方を
ガスタービン室内Rから換気ダクト29に向かって矢印
3の如く上記冷却空気流が流れるので、電動式のファ
ン33(図2参照)がなくともラジエータ2を通って矢印
5の如く屋内Iの空気が吸い込まれる。従って、ガス
タービン本体24aのみならず、ガスタービンの潤滑油
も冷却することができる。ここで、ラジエータ2用の開
口31をガスタービン24の下流側の側壁23aに設け
ているので、上流側に設けた場合のようにラジエータを
通って昇温した空気がガスタービン24の冷却効果を低
下させることがなく、しかも、ラジエータ2は、下流側
にあっても吸い込まれる屋内空気により良好に冷却する
ことができる。
【0014】こうして、電動式のファンによらず,排気
ガスのエジェクタ効果で吸い込んだ屋内空気によってガ
スタービン本体24aと潤滑油の双方を冷却するので、
地震や不慮の事故で長時間の停電が生じても、従来と異
なり、ガスタービン24を継続運転することができ、こ
のガスタービン24で駆動されるポンプ等が停止するこ
とはない。また、電動式ファンに代えて排気ガスを用い
ているので、換気装置が簡素かつ安価になるとともに、
維持費を節減することができる。
【0015】上記実施の形態では、排気ガス消音器26
の排気ダクト35に換気ダクト29を合流させたが、排
気ガス消音器26を省略して排気短管25に上記換気ダ
クト29を直結して、より大きなエジェクタ効果を得る
こともできる。また、ラジエータ2用の開口31の位置
は、ガスタービンの下流側の外壁23でありさえすれば
実施の形態の位置に限られない。また、ガスタービンで
駆動される機械は、実施の形態のポンプに限らず、例え
ば発電機などでもよい。さらに、ラジエータ2およびそ
の開口31を省略しても、エジェクタ効果による空気流
を用いたガスタービン本体24aの冷却は行なわれるの
で、停電時のガスタービン24の継続運転は可能であ
る。
【0016】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
のガスタービン室用の換気装置は、吸気口から吸い込ま
れ,ガスタービン室内のガスタービンの回りを流れた外
気を屋外に排出する換気ダクトを、上記ガスタービンの
排気ダクトに合流させて、エジェクタ効果によりガスタ
ービン室の換気を行なうようにしているので、電動式フ
ァン等を用いない簡素かつ安価な構成でもって、停電時
でもガスタービンを継続運転することができ、ガスター
ビンで駆動される機械が停止することはない。
【0017】また、請求項2のガスタービン室用の換気
装置は、請求項1の装置のガスタービン室の壁に上記ガ
スタービンよりも下流側に位置するように開口を設け、
この開口に上記ガスタービンの潤滑油を冷却するための
ラジエータを配置しているので、電動式ファン等を用い
ない簡素かつ安価な構成でもって、上記エジェクタ効果
による空気流でガスタービンの潤滑油をも冷却すること
ができ、停電時でもガスタービンをさらに確実に継続運
転することができ、ガスタービンで駆動される機械の停
止を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のガスタービン室用の換気装置の一例
を示す縦断面図である。
【図2】 従来のガスタービン室用の換気装置を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
1…排気管、2…ラジエータ、21…建屋、22…ガス
タービン室、23…外壁、23a,23b…側壁、23c…
頂壁、24…ガスタービン、24a…ガスタービン本
体、24b…減速機、24c…出力軸、26…排気ガス
消音器、27…吸気ダクト、28…開口、29…換気ダ
クト、35…排気管、R…ガスタービン室内、F…床、
I…屋内、O…屋外。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気口からガスタービン室内に外気を吸
    い込み、ガスタービンの回りに流通させた後、上記ガス
    タービン室に連通する換気ダクトを経て屋外に排出する
    ガスタービン室用の換気装置において、 上記換気ダクトを上記ガスタービンの排気ダクトに合流
    させて、エジェクタ効果によりガスタービン室の換気を
    行なうことを特徴とするガスタービン室用の換気装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のガスタービン室用の換気装置
    において、上記ガスタービン室の壁に上記ガスタービン
    よりも下流側に位置するように開口を設け、この開口に
    上記ガスタービンの潤滑油を冷却するためのラジエータ
    を配置したことを特徴とするガスタービン室用の換気装
    置。
JP30196696A 1996-11-13 1996-11-13 ガスタービン室用の換気装置 Pending JPH10141091A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005226639A (ja) * 2004-01-15 2005-08-25 Hitachi Ltd ガスタービン発電装置およびそれに用いる消音装置
JP2008115757A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Ebara Yoshikura Hydro-Tech Co Ltd ガスタービンの排気設備

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