JPH10141089A - ガスタービン発電システム - Google Patents
ガスタービン発電システムInfo
- Publication number
- JPH10141089A JPH10141089A JP30145696A JP30145696A JPH10141089A JP H10141089 A JPH10141089 A JP H10141089A JP 30145696 A JP30145696 A JP 30145696A JP 30145696 A JP30145696 A JP 30145696A JP H10141089 A JPH10141089 A JP H10141089A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steam
- gas turbine
- gas
- heat recovery
- boiler
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/16—Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]
Landscapes
- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ガスタービンの排ガスを排熱回収ボイラで熱回
収して蒸気を発生させ、この蒸気をガスタービンの入口
側に戻し、燃焼器の燃焼ガスと混合して二流体とするこ
とによりタービン出力を増加させる従来のガスタービン
発電システムでは、熱電比可変システムにおいて熱電比
を変更する場合や、負荷移行する場合に蒸気の発生に時
間がかかるため、起動時間又は負荷変化速度（負荷移行
速度）に制限がある。 【解決手段】そこで、本発明では、排熱回収ボイラ６に
加えて、燃焼によるボイラ１１や、地域冷暖房や隣接す
る工場等の、他の蒸気発生源１１を設け、後者のボイラ
からの蒸気を排熱回収ボイラからの蒸気に加えて燃焼器
５において燃焼ガスと混合して二流体とする構成のガス
タービン発電システムを提案する。
収して蒸気を発生させ、この蒸気をガスタービンの入口
側に戻し、燃焼器の燃焼ガスと混合して二流体とするこ
とによりタービン出力を増加させる従来のガスタービン
発電システムでは、熱電比可変システムにおいて熱電比
を変更する場合や、負荷移行する場合に蒸気の発生に時
間がかかるため、起動時間又は負荷変化速度（負荷移行
速度）に制限がある。 【解決手段】そこで、本発明では、排熱回収ボイラ６に
加えて、燃焼によるボイラ１１や、地域冷暖房や隣接す
る工場等の、他の蒸気発生源１１を設け、後者のボイラ
からの蒸気を排熱回収ボイラからの蒸気に加えて燃焼器
５において燃焼ガスと混合して二流体とする構成のガス
タービン発電システムを提案する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はガスタービン発電シ
ステムに関するものである。
ステムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ガスタービン発電システムでは、ガスタ
ービンの排ガスを排熱回収ボイラで熱回収して蒸気を発
生させ、この蒸気をガスタービンの入口側に戻し、燃焼
器の燃焼ガスと混合して二流体とすることによりタービ
ン出力を増加させるシステムが従来から存在している。
ービンの排ガスを排熱回収ボイラで熱回収して蒸気を発
生させ、この蒸気をガスタービンの入口側に戻し、燃焼
器の燃焼ガスと混合して二流体とすることによりタービ
ン出力を増加させるシステムが従来から存在している。
【０００３】図２は、このようなシステムの構成例を示
す系統図である。符号１，２，３は同一回転軸４上に構
成した夫々発電機、圧縮機、タービンであり、符号５は
燃焼器、６は排熱回収ボイラ、７は煙突である。燃焼器
５には、燃料と、圧縮機２を経て圧縮された空気と、排
熱回収ボイラ６からの過熱蒸気が供給され、燃焼ガスと
過熱蒸気が混合された二流体としてガスタービン３に供
給される。そしてガスタービン３からの排ガスは排熱回
収ボイラ６を経て煙突７から排気される。排熱回収ボイ
ラ６では、給水部から給水された水が、給水予熱部８を
経て蒸気発生部９に至り、蒸気発生部９において発生し
た飽和蒸気の一部がプロセス蒸気としてプロセス等に送
気される。一方、飽和蒸気の他の一部は、過熱部１０を
経て更に加熱されて過熱蒸気となり、上述したとおり燃
焼器５に供給されて二流体の要素として利用される。以
上のシステムにおいては、プロセス蒸気の量と発電出力
の比を自由に変えられる、いわゆる熱電比可変システム
を実現できる。
す系統図である。符号１，２，３は同一回転軸４上に構
成した夫々発電機、圧縮機、タービンであり、符号５は
燃焼器、６は排熱回収ボイラ、７は煙突である。燃焼器
５には、燃料と、圧縮機２を経て圧縮された空気と、排
熱回収ボイラ６からの過熱蒸気が供給され、燃焼ガスと
過熱蒸気が混合された二流体としてガスタービン３に供
給される。そしてガスタービン３からの排ガスは排熱回
収ボイラ６を経て煙突７から排気される。排熱回収ボイ
ラ６では、給水部から給水された水が、給水予熱部８を
経て蒸気発生部９に至り、蒸気発生部９において発生し
た飽和蒸気の一部がプロセス蒸気としてプロセス等に送
気される。一方、飽和蒸気の他の一部は、過熱部１０を
経て更に加熱されて過熱蒸気となり、上述したとおり燃
焼器５に供給されて二流体の要素として利用される。以
上のシステムにおいては、プロセス蒸気の量と発電出力
の比を自由に変えられる、いわゆる熱電比可変システム
を実現できる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来のシステムでは、次のような課題がある。ａ．タ
ービン出力を増加させる蒸気は、自己の排熱を排熱回収
ボイラにおいて回収して発生させる蒸気であるため、排
ガス中の熱量の少ない起動時には、所定の蒸気が発生す
るまでに時間がかかる。ｂ．従って、熱電比可変システ
ムにおいて熱電比を変更する場合や、負荷移行する場合
に蒸気の発生に時間がかかるため、起動時間又は負荷変
化速度（負荷移行速度）に制限がある。従って、本発明
はこのような課題を解決することを目的とするものであ
る。
な従来のシステムでは、次のような課題がある。ａ．タ
ービン出力を増加させる蒸気は、自己の排熱を排熱回収
ボイラにおいて回収して発生させる蒸気であるため、排
ガス中の熱量の少ない起動時には、所定の蒸気が発生す
るまでに時間がかかる。ｂ．従って、熱電比可変システ
ムにおいて熱電比を変更する場合や、負荷移行する場合
に蒸気の発生に時間がかかるため、起動時間又は負荷変
化速度（負荷移行速度）に制限がある。従って、本発明
はこのような課題を解決することを目的とするものであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明では、ガスタービンの排ガス排熱回収ボイ
ララに供給して発生させた蒸気をガスタービンの入口側
に戻し、燃焼器の燃焼ガスと混合して二流体としてガス
タービンに供給する構成としたガスタービ発電システム
置において、排熱回収ボイラに加えて他の蒸気発生源を
設け、他の蒸気発生源からの蒸気を排熱回収ボイラから
の蒸気に加えて燃焼ガスと混合する構成としたガスター
ビ発電システム置を提案する。
ために本発明では、ガスタービンの排ガス排熱回収ボイ
ララに供給して発生させた蒸気をガスタービンの入口側
に戻し、燃焼器の燃焼ガスと混合して二流体としてガス
タービンに供給する構成としたガスタービ発電システム
置において、排熱回収ボイラに加えて他の蒸気発生源を
設け、他の蒸気発生源からの蒸気を排熱回収ボイラから
の蒸気に加えて燃焼ガスと混合する構成としたガスター
ビ発電システム置を提案する。
【０００６】以上の構成において、本発明では、他の蒸
気発生源は、燃焼によるボイラや、地域冷暖房、隣接す
る工場等とすることができる。
気発生源は、燃焼によるボイラや、地域冷暖房、隣接す
る工場等とすることができる。
【０００７】また本発明では、上記の構成において、排
熱回収ボイラから燃焼器に至る過熱蒸気ラインと、他の
蒸気発生源から燃焼器に至る過熱蒸気ラインの夫々に流
量制御用二方弁と流量計を設け、夫々の流量制御用二方
弁をフイードバック制御して燃焼器に供給する蒸気量を
目標制御することを提案する。
熱回収ボイラから燃焼器に至る過熱蒸気ラインと、他の
蒸気発生源から燃焼器に至る過熱蒸気ラインの夫々に流
量制御用二方弁と流量計を設け、夫々の流量制御用二方
弁をフイードバック制御して燃焼器に供給する蒸気量を
目標制御することを提案する。
【０００８】本発明によれば、燃焼器の燃焼ガスと混合
して二流体としてガスタービンに供給する蒸気は、燃焼
によるボイラにおいて発生させる蒸気や、地域冷暖房や
隣接する工場等の蒸気を利用することにより、迅速に燃
焼器に供給することができるので、起動時間を短縮し、
負荷変化速度を速くすることができる。
して二流体としてガスタービンに供給する蒸気は、燃焼
によるボイラにおいて発生させる蒸気や、地域冷暖房や
隣接する工場等の蒸気を利用することにより、迅速に燃
焼器に供給することができるので、起動時間を短縮し、
負荷変化速度を速くすることができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図を参
照して説明する。図１は本発明によるガスタービン発電
システムの実施の形態を示す系統図であり、上述した図
２の構成要素と同様な構成要素には同一の符号を付して
重複する説明は省略する。図１において、符号１１はボ
イラであり、このボイラ１１は上記排熱回収ボイラ６と
は異なり、燃焼により過熱蒸気を発生させる構成であ
る。このボイラ１１の過熱蒸気ライン１２は、排熱回収
ボイラ６の過熱部１０から燃焼器５に至る過熱蒸気ライ
ン１３と合流させており、夫々の過熱蒸気ライン１２，
１３に、流量制御用二方弁１４，１５と流量計１６，１
７を設けている。符号１８，１９は夫々流量計１６，１
７の流量信号を示すものであり、この流量信号は制御手
段２０に入力する。また符号２１は発電出力信号を示す
ものであり、この発電出力信号も上記制御手段２０に入
力する。制御手段２０は蒸気流量設定部を備えており、
この蒸気流量設定部に設定された蒸気流量を目標値とし
て、流量制御用二方弁１４，１５と流量計１６，１７に
より、夫々の過熱蒸気ライン１２，１３の過熱蒸気の流
量をフイードバック制御する。この際、蒸気流量の目標
値は、発電出力信号に応じて調節する。また蒸気流量設
定部には、発電装置の起動時と、負荷を急速に移行させ
る時の各モードに応じた蒸気流量を設定する構成とし、
そのモードは、モード選択器２２により切り換える構成
としている。
照して説明する。図１は本発明によるガスタービン発電
システムの実施の形態を示す系統図であり、上述した図
２の構成要素と同様な構成要素には同一の符号を付して
重複する説明は省略する。図１において、符号１１はボ
イラであり、このボイラ１１は上記排熱回収ボイラ６と
は異なり、燃焼により過熱蒸気を発生させる構成であ
る。このボイラ１１の過熱蒸気ライン１２は、排熱回収
ボイラ６の過熱部１０から燃焼器５に至る過熱蒸気ライ
ン１３と合流させており、夫々の過熱蒸気ライン１２，
１３に、流量制御用二方弁１４，１５と流量計１６，１
７を設けている。符号１８，１９は夫々流量計１６，１
７の流量信号を示すものであり、この流量信号は制御手
段２０に入力する。また符号２１は発電出力信号を示す
ものであり、この発電出力信号も上記制御手段２０に入
力する。制御手段２０は蒸気流量設定部を備えており、
この蒸気流量設定部に設定された蒸気流量を目標値とし
て、流量制御用二方弁１４，１５と流量計１６，１７に
より、夫々の過熱蒸気ライン１２，１３の過熱蒸気の流
量をフイードバック制御する。この際、蒸気流量の目標
値は、発電出力信号に応じて調節する。また蒸気流量設
定部には、発電装置の起動時と、負荷を急速に移行させ
る時の各モードに応じた蒸気流量を設定する構成とし、
そのモードは、モード選択器２２により切り換える構成
としている。
【００１０】以上のシステムの動作例を次に説明する。
図３は起動時における動作を経時的に示すもので、
（ａ）は本発明方法と従来方法における蒸気量の経時的
推移を示す説明図、（ｂ）は本発明方法と従来方法にお
ける負荷の経時的推移を示す説明図である。尚、図中横
軸の目盛間隔は５分である。
図３は起動時における動作を経時的に示すもので、
（ａ）は本発明方法と従来方法における蒸気量の経時的
推移を示す説明図、（ｂ）は本発明方法と従来方法にお
ける負荷の経時的推移を示す説明図である。尚、図中横
軸の目盛間隔は５分である。
【００１１】まず従来方法においては、（ｂ）に示すよ
うにガスタービン３を起動して、所定時間、即ち、図中
５分経過後に同期投入して初期負荷に対応した出力を発
生する。しかし、この時点では排熱回収ボイラ６に供給
された熱量が未だ少ないため、蒸気の圧力が低く、
（ｂ）に示すように蒸気量が少ないため、この蒸気を二
流体の要素として有効利用することはできない。また、
配管の暖管が必要である。従って、図中破線で示すよう
に、暫くは出力を初期負荷以上に上昇させることはでき
ない。ガスタービン３の起動から所定時間（１６分）が
経過するころまでには蒸気の圧力が上昇し、更に所定時
間（１０分）が経過すると暖管が終了し、蒸気量が増え
て排熱回収ボイラ６の蒸気を二流体の要素として利用す
ることができるようになる。即ち、蒸気発生部９で発生
した飽和蒸気を過熱部１０で更に過熱して過熱蒸気とし
た後、これを過熱蒸気ライン１３を経て燃焼器５に送
り、燃焼ガスと混合して二流体としてガスタービン３に
供給することにより、ガスタービン３の出力を急速に上
昇して最大負荷に対応する出力を発生することができ
る。
うにガスタービン３を起動して、所定時間、即ち、図中
５分経過後に同期投入して初期負荷に対応した出力を発
生する。しかし、この時点では排熱回収ボイラ６に供給
された熱量が未だ少ないため、蒸気の圧力が低く、
（ｂ）に示すように蒸気量が少ないため、この蒸気を二
流体の要素として有効利用することはできない。また、
配管の暖管が必要である。従って、図中破線で示すよう
に、暫くは出力を初期負荷以上に上昇させることはでき
ない。ガスタービン３の起動から所定時間（１６分）が
経過するころまでには蒸気の圧力が上昇し、更に所定時
間（１０分）が経過すると暖管が終了し、蒸気量が増え
て排熱回収ボイラ６の蒸気を二流体の要素として利用す
ることができるようになる。即ち、蒸気発生部９で発生
した飽和蒸気を過熱部１０で更に過熱して過熱蒸気とし
た後、これを過熱蒸気ライン１３を経て燃焼器５に送
り、燃焼ガスと混合して二流体としてガスタービン３に
供給することにより、ガスタービン３の出力を急速に上
昇して最大負荷に対応する出力を発生することができ
る。
【００１２】以上の説明に示すように、従来方法では、
ガスタービン３を起動してから最大負荷に対応する出力
を発生するまでに、ガスタービン起動〜同期投入（５
分）＋〜初期負荷取り（１分）＋〜ボイラ圧力上昇（１
０分）＋〜暖管終了（１０分）＋〜最大負荷（５分）の
各所要時間を合計した所要時間Ｔ1（３１分）が必要と
なる。
ガスタービン３を起動してから最大負荷に対応する出力
を発生するまでに、ガスタービン起動〜同期投入（５
分）＋〜初期負荷取り（１分）＋〜ボイラ圧力上昇（１
０分）＋〜暖管終了（１０分）＋〜最大負荷（５分）の
各所要時間を合計した所要時間Ｔ1（３１分）が必要と
なる。
【００１３】次に、本発明方法においては、ガスタービ
ン３を起動する所定時間（１０分）前にボイラ１１のみ
を起動する。このためガスタービン３を起動して所定時
間（５分）が経過し、同期投入を行う時点では、従来と
同様に排熱回収ボイラ６からの過熱蒸気の供給はできな
いものの、（ａ）に示すようにボイラ１１から過熱蒸気
ライン１２を経て燃焼器５への過熱蒸気の供給が可能で
あるため、この過熱蒸気を燃焼ガスと混合して二流体と
してガスタービン３に供給することにより、ガスタービ
ン３の出力を急速に上昇して最大負荷に対応する出力を
発生することができる。
ン３を起動する所定時間（１０分）前にボイラ１１のみ
を起動する。このためガスタービン３を起動して所定時
間（５分）が経過し、同期投入を行う時点では、従来と
同様に排熱回収ボイラ６からの過熱蒸気の供給はできな
いものの、（ａ）に示すようにボイラ１１から過熱蒸気
ライン１２を経て燃焼器５への過熱蒸気の供給が可能で
あるため、この過熱蒸気を燃焼ガスと混合して二流体と
してガスタービン３に供給することにより、ガスタービ
ン３の出力を急速に上昇して最大負荷に対応する出力を
発生することができる。
【００１４】このため本発明方法では、ガスタービン３
を起動してから最大負荷に対応する出力を発生するまで
に、同期投入〜ボイラ圧力上昇（１０分）＋〜暖管終了
（１０分）の時間が不要となり、ガスタービン起動〜同
期投入（５分）＋〜初期負荷取り（１分）＋〜最大負荷
（５分）の各所要時間を合計した所要時間Ｔ2（１１
分）が必要のみとなり、ΔＴ（２０分）の短縮となる。
一方、ボイラ１１の起動から起算すると、１０分の短縮
となる。
を起動してから最大負荷に対応する出力を発生するまで
に、同期投入〜ボイラ圧力上昇（１０分）＋〜暖管終了
（１０分）の時間が不要となり、ガスタービン起動〜同
期投入（５分）＋〜初期負荷取り（１分）＋〜最大負荷
（５分）の各所要時間を合計した所要時間Ｔ2（１１
分）が必要のみとなり、ΔＴ（２０分）の短縮となる。
一方、ボイラ１１の起動から起算すると、１０分の短縮
となる。
【００１５】このようにしてボイラ１１からの過熱蒸気
によりガスタービン３の出力を上昇させて運転している
間に、排熱回収ボイラ６からの過熱蒸気の供給が可能と
なった場合には、その分、過熱蒸気ライン１２を通る過
熱蒸気量を低減して運転を行うことができる。
によりガスタービン３の出力を上昇させて運転している
間に、排熱回収ボイラ６からの過熱蒸気の供給が可能と
なった場合には、その分、過熱蒸気ライン１２を通る過
熱蒸気量を低減して運転を行うことができる。
【００１６】かかる運転において、過熱蒸気ライン１２
を通る過熱蒸気量は、迅速に変化させることができるの
で、負荷が変化した場合において、ガスタービン３の出
力を迅速に変化した負荷に対応させることができる。同
様に、熱電比可変システムにおいて熱電比を変える場合
にも迅速に対応させることができる。
を通る過熱蒸気量は、迅速に変化させることができるの
で、負荷が変化した場合において、ガスタービン３の出
力を迅速に変化した負荷に対応させることができる。同
様に、熱電比可変システムにおいて熱電比を変える場合
にも迅速に対応させることができる。
【００１７】以上の実施の形態では、他の蒸気発生源は
燃焼によるボイラ１１であるが、本発明に適用できる蒸
気発生源は、上述したとおり、地域冷暖房、隣接する工
場等とすることができる。
燃焼によるボイラ１１であるが、本発明に適用できる蒸
気発生源は、上述したとおり、地域冷暖房、隣接する工
場等とすることができる。
【００１８】
【発明の効果】本発明は以上のとおりであるので、次の
ような効果がある。 ａ．ガスタービン発電システムの起動特性を改善するこ
とができる。 ｂ．ガスタービン発電システムの負荷変化速度を改善す
ることができる。
ような効果がある。 ａ．ガスタービン発電システムの起動特性を改善するこ
とができる。 ｂ．ガスタービン発電システムの負荷変化速度を改善す
ることができる。
【図１】 本発明によるガスタービン発電システムの構
成例を示す系統図である。
成例を示す系統図である。
【図２】 従来のガスタービン発電システムの構成例を
示す系統図である。
示す系統図である。
【図３】 本発明と従来のガスタービン発電システムの
動作を比較するための説明図である。
動作を比較するための説明図である。
１ 発電機 ２ 圧縮機 ３ タービン ４ 回転軸 ５ 燃焼器 ６ 排熱回収ボイラ ７ 煙突 ８ 給水予熱部 ９ 蒸気発生部 １０ 過熱部 １１ ボイラ １２，１３ 過熱蒸気ライン １４，１５ 流量制御用二方弁 １６，１７ 流量計 １８，１９ 流量信号 ２０ 制御手段 ２１ 発電出力信号 ２２ モード選択器
Claims (4)
- 【請求項１】 ガスタービンからの排ガスを排熱回収ボ
イラに供給して発生させた蒸気をガスタービンの入口側
に戻し、燃焼器の燃焼ガスと混合して二流体としてガス
タービンに供給する構成としたガスタービン発電システ
ムにおいて、排熱回収ボイラに加えて他の蒸気発生源を
設け、他の蒸気発生源からの蒸気を排熱回収ボイラから
の蒸気に加えて燃焼ガスと混合する構成としたことを特
徴とするガスタービン発電システム - 【請求項２】 他の蒸気発生源は、燃焼によるボイラで
あることを特徴とする請求項１記載のガスタービン発電
システム - 【請求項３】 他の蒸気発生源は、地域冷暖房や隣接す
る工場等であることを特徴とする請求項１記載のガスタ
ービン発電システム - 【請求項４】 排熱回収ボイラから燃焼器に至る過熱蒸
気ラインと、他の蒸気発生源から燃焼器に至る過熱蒸気
ラインの夫々に流量制御用二方弁と流量計を設け、夫々
の流量制御用二方弁をフイードバック制御して燃焼器に
供給する蒸気量を目標制御することを特徴とする請求項
１記載のガスタービン発電システム
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30145696A JPH10141089A (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | ガスタービン発電システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30145696A JPH10141089A (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | ガスタービン発電システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10141089A true JPH10141089A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=17897120
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30145696A Pending JPH10141089A (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | ガスタービン発電システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10141089A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112334636A (zh) * | 2018-06-29 | 2021-02-05 | 三菱动力株式会社 | 复合发电设备及其运用方法 |
-
1996
- 1996-11-13 JP JP30145696A patent/JPH10141089A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112334636A (zh) * | 2018-06-29 | 2021-02-05 | 三菱动力株式会社 | 复合发电设备及其运用方法 |
| CN112334636B (zh) * | 2018-06-29 | 2022-10-28 | 三菱重工业株式会社 | 复合发电设备及其运用方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4337960B2 (ja) | コンバインドサイクルシステムにおいて補助蒸気を供給するための装置及び方法 | |
| JP3783195B2 (ja) | ガスタービン及び蒸気タービンを有する複合発電所における電流発生 | |
| JP2849140B2 (ja) | 廃熱蒸気発生方法と設備 | |
| JP2009150392A (ja) | コンバインドサイクル発電システムを始動させるための方法及び装置 | |
| EP1533482B1 (en) | Rapid power producing system and method for steam turbine | |
| JP2692973B2 (ja) | 複合サイクルプラントの蒸気サイクル起動方法 | |
| US6286297B1 (en) | Steam cooled type combined cycle power generation plant and operation method thereof | |
| JPH0392508A (ja) | 蒸気動力ステーションの始動運転のための蒸気及び動力の形成方法及びその設備 | |
| CA2242073C (en) | Combined cycle power generation plant | |
| JP2011027036A (ja) | 複合発電プラント及びその制御方法 | |
| JP2001342848A (ja) | ガスタービン発電システムの廃熱回収方法 | |
| JPH10141089A (ja) | ガスタービン発電システム | |
| JPH10141090A (ja) | ガスタービン発電システム | |
| JP4718333B2 (ja) | 貫流式排熱回収ボイラ | |
| JPS5925853B2 (ja) | 動力プラントの運転制御方法及びこの方法を実施するための装置 | |
| JPH0783005A (ja) | 複合ごみ発電プラント | |
| JPH08312902A (ja) | 複数のボイラを有する蒸気原動プラントの起動方法および装置 | |
| JP3641518B2 (ja) | コンバインドサイクルプラントの蒸気温度制御方法及び装置 | |
| JP2839668B2 (ja) | コージェネレーションプラントの出力制御装置 | |
| JPH04350304A (ja) | 廃熱回収方法 | |
| JP3221123B2 (ja) | Ｌｐｇ混合水用蒸発器を備えたガスタービン装置 | |
| JP2001289009A (ja) | 一軸式コンバインドタービン設備 | |
| JPH08121117A (ja) | 多軸型複合発電プラントの起動方法 | |
| JP3820636B2 (ja) | 排気再燃型コンバインドサイクルプラントにおける給水温度制御方法及び装置 | |
| JPH1122420A (ja) | ごみ焼却発電プラント低温腐食防止制御方法 |