JPH10140809A - 緩衝床材 - Google Patents

緩衝床材

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Publication number
JPH10140809A
JPH10140809A JP29414396A JP29414396A JPH10140809A JP H10140809 A JPH10140809 A JP H10140809A JP 29414396 A JP29414396 A JP 29414396A JP 29414396 A JP29414396 A JP 29414396A JP H10140809 A JPH10140809 A JP H10140809A
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JP
Japan
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cushioning
particles
floor material
floor
prevented
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP29414396A
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English (en)
Inventor
Kensaku Sugimura
憲作 杉村
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PUROTSUPU U KK
Original Assignee
PUROTSUPU U KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 緩衝/防音機能に優れた緩衝床材を提供す
る。 【解決手段】 平面的に並べられた複数の収納空所14
を有するウエブ材12と、該ウエブ材の収納空所14内
に充填された多数の粒子16からなる緩衝材とを有す
る。ウエブ材は、不織布などのシート状材により作られ
る。粒子の粒径は2mm程度から小豆大のものまで、種々
のサイズとすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は床材、特に緩衝機
能、防音機能を有する緩衝床材に関する。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】マンショ
ンなどの集合住宅では、上階の床を通しての下階への振
動や衝撃音をいかに小さくするかということが、設計
上、重要な問題となる。
【0003】このような振動や衝撃音に対して、従来、
種々の対策がとられてきたが、一般的なものとしては、
図1に示すように、躯体構造として作られたコンクリー
ト床1の上に緩衝/防音材としてのフェルト材やゴム材
2を敷いて、その上に表面仕上げ材であるカーペットや
フローリング材3を載せるという方法がとられている。
【0004】しかし、そのようなゴム材やフェルト材
は、ある程度の緩衝/防音機能を奏するが、特に重量物
の衝撃に対しては十分ではない。これに対して、より柔
らかなゴム材を使用することも試みられており、かなり
の緩衝効果が認められているが、家具などの重量のある
什器をおいた場合に、当該ゴム材の変形が過大となり、
什器に傾きが生じたり、また、歩行感覚が悪いなどとい
った問題がある。
【0005】また、コンクリート床と表面仕上げ材との
間にスペーサを設定し、両者の間にスペースを設けるこ
とも行われているが、費用等の点で問題がある。
【0006】本発明は、以上のような点に鑑み、緩衝/
防音機能に優れ、また、上記した如き什器の設置や歩行
感覚に悪い影響を与えることのない緩衝床材を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる床材は、
平面状に配置することができる変形可能な又はフレキシ
ブルなウエブ材と、該ウエブ材内に形成された収納空所
内に充填された多数の粒子からなる緩衝材とを有するこ
とを特徴とする。ここで、ウエブ材とは、布洋に平面的
に展開できる材料をいい、特に、内部に収納空所が設け
られているものをいう。
【0008】収納空所は、種々の形態のものとすること
ができるが、好ましくは、収納空所は複数とされ、互い
に隣接して平面的に並べられる。
【0009】ウエブ材は、好ましくは、不織布などのシ
ート状材を用いて作られ、ヒートシール法などにより収
納空所を形成しながら、その中に所定量の粒子、封入す
るようにすることができる。
【0010】粒子としては、種々の材料、例えば、珪砂
などを用いることができ、粒径は、当該床材の使用態様
などに応じて適宜決定されるものであり、例えば2ない
し3mm程度のものから小豆大のものなど種々のサイズを
とりうる。
【0011】本発明は、従来用いられてきたゴム材のよ
うな構成物質が連続している弾性体を用いるのではな
く、相互にばらばらな粒子を一定の拘束状態に保持し、
加わる衝撃を粒子間の動きによって吸収しようとするも
のである。
【0012】
【実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形態を、
添付図面に基づき説明する。
【0013】図2は、本発明に係る緩衝床材10の第1
の実施形態を示すものであり、ポリエステルやポリプロ
ピレン等から作られた不織布を用いて形成した、フレキ
シブルで平面状に配置できるウエブ材12と、該ウエブ
材内に形成されたセルすなわち収納空所14内に充填さ
れた多数の粒子16とから構成されている。収納空所の
大きさは、当該床材10の使用態様に応じて適宜決める
ことができるが、図示の例では、収納空所は約100mm
× 100mmの正方形とされ平面状に連続的に相互に隣
接して配置されている。
【0014】これを製造する1つの方法としては、2枚
の不織布を相互に対向するようにしながら連続的に供給
し、所定量の粒子を両不織布間に供給すると同時に、こ
れをヒートシール法で封入する方法がある。
【0015】図示のように、本発明に係る緩衝床材10
は、前述した従来用いられてきたゴム材やフェルト材な
どと同じように、コンクリート床1と表面仕上げ材3と
の間に設定される。表面仕上げ材に加わる衝撃は、当該
緩衝床材10に伝えられ、伝えられた衝撃エネルギは、
同緩衝床材内の粒子間の横方向での動きによって吸収分
散される。実験の結果、この緩衝床材10は、従来のゴ
ム材やフェルト材などと比較して、コンクリート床材に
伝達される衝撃エネルギを大幅に減少することができる
が分かった。
【0016】図3ないし図5は、それぞれ他の実施形態
に係る緩衝床材を示している。
【0017】図3の床材は、収納空所を円形にしたもの
であり、収納空所と収納空所との間のスペースには粒子
を充填せず、空隙のままとしている。
【0018】図4及び図5の床材は、収納空所の形状を
それぞれ三角形、ひし形としたもので、基本的には、図
2のものと同じである。
【0019】図6及び図7に示した緩衝床材10は、上
下2枚のシート状材20、22と、それらの間に平面的
に並べられた矩形状の袋24と、該袋に充填された粒子
16とから構成されている。粒子の充填された袋24
は、予め個々に製造され、上下のシート状材をヒートシ
ール法等によって網目状に接着されて形成される空所2
6内にそれぞれ収納されるようになっている。すなわ
ち。この床材においては、シート状材20、22及び袋
24によってウエブ材12が構成されており、袋26が
粒子用の収納空所14を構成している。
【0020】以上で説明した本発明に係る緩衝床材10
のウエブ材12は、多数の収納空所を有するものとして
示したが、単一の収納空所を有するもの、すなわち、平
たい袋状のものとすることもできる。
【0021】
【発明の効果】 本発明に係る緩衝床材は、上記の如く
構成されるものであり、表面仕上げ材に加わる衝撃を有
効に吸収することができ、従って、下階への衝撃音及び
振動を従来のものに比べて大幅に減少することができ
る。また、軟質のゴム材を緩衝材として用いた場合のよ
うに、荷重を加えた箇所だけが極端に変形するというこ
とがなく、従って、重量のある家具などを置いても、当
該家具等が傾斜するということもなく、また、歩行感覚
が悪くなるといったこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の床構造を示す一部切り欠き斜視図、
【図2】 本発明に係る第1の形態の緩衝床材を用いた
床構造を示す一部切欠き斜視図であり、多数ある収納空
所のうち1つの収納空所に充填された粒子のみを示し、
他は省略して示してある図、
【図3】 緩衝床材の第2の実施形態を示す一部切欠き
斜視図であり、多数ある収納空所のうち3つの収納空所
に充填された粒子のみを示し、他は省略して示してある
図、
【図4】 緩衝床材の第3の実施形態を示す一部切欠き
斜視図であり、多数ある収納空所のうち1つの収納空所
に充填された粒子のみを示し、他は省略して示してある
図、
【図5】 緩衝床材の第4の実施形態を示す一部切欠き
斜視図であり、多数ある収納空所のうち1つの収納空所
に充填された粒子のみを示し、他は省略して示してある
図、
【図6】 緩衝床材の第5の実施形態の平面図、
【図7】 図6のVII−VII線断面図である。
【符号の説明】
10−−−緩衝床材、12−−−ウエブ材、14−−−
収納空所、16−−−粒子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04F 15/18 602 E04F 15/18 602A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面状に配置することができるフレキシ
    ブルなウエブ材と、該ウエブ材に形成された収納空所内
    に充填された多数の粒子からなる緩衝材とを有する緩衝
    床材。
  2. 【請求項2】 上記ウエブ材が上記収納空所を複数有し
    ており、該空所が相互に隣接して平面的に配置されてい
    る請求項1に記載の緩衝床材。
  3. 【請求項3】 上記ウエブ材が、不織布などのシート状
    材により作られている請求項1若しくは2に記載の緩衝
    床材。
JP29414396A 1996-11-06 1996-11-06 緩衝床材 Withdrawn JPH10140809A (ja)

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JP29414396A JPH10140809A (ja) 1996-11-06 1996-11-06 緩衝床材

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JP29414396A JPH10140809A (ja) 1996-11-06 1996-11-06 緩衝床材

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JPH10140809A true JPH10140809A (ja) 1998-05-26

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ID=17803874

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JP29414396A Withdrawn JPH10140809A (ja) 1996-11-06 1996-11-06 緩衝床材

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100462552B1 (ko) * 2002-05-09 2004-12-17 주식회사 한진중공업 바닥 충격음 차음을 위한 공동건물 바닥구조
KR100471607B1 (ko) * 2002-05-09 2005-02-21 주식회사 한진중공업 바닥 충격음 차음을 위한 공동건물 바닥구조
KR100958868B1 (ko) * 2009-08-28 2010-05-24 서조현 어린이 놀이터용 매트
CN107905604A (zh) * 2017-08-14 2018-04-13 同济大学 适用于高层建筑水平振动抑制的地砖型颗粒阻尼器

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KR100471607B1 (ko) * 2002-05-09 2005-02-21 주식회사 한진중공업 바닥 충격음 차음을 위한 공동건물 바닥구조
KR100958868B1 (ko) * 2009-08-28 2010-05-24 서조현 어린이 놀이터용 매트
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Effective date: 20040106