JPH1014026A - 屋内配線の結線方法及び結線装置並びに該結線装置の制御方法 - Google Patents

屋内配線の結線方法及び結線装置並びに該結線装置の制御方法

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JPH1014026A
JPH1014026A JP16026096A JP16026096A JPH1014026A JP H1014026 A JPH1014026 A JP H1014026A JP 16026096 A JP16026096 A JP 16026096A JP 16026096 A JP16026096 A JP 16026096A JP H1014026 A JPH1014026 A JP H1014026A
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load
switch
relay
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JP16026096A
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Inventor
Takao Inoue
恭男 井上
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号配線の配線作業性を向上させ、且つスイ
ッチの操作による感電の危険性もなくすことができる屋
内配線の結線装置を得る。 【解決手段】 電力を分配する分配部53と、夫々、一
端が分配部53に接続され、他端が負荷59に接続され
る複数本のケーブル57と、各ケーブル57に接続され
るリレー部61と、負荷59に接続されたリレー部61
を駆動するためのパルス信号を生成するスイッチ77
と、スイッチ77に対応する負荷59の結線パターンが
予め記憶されるデータ部75と、スイッチ77で生成さ
れたパルス信号が入力され、パルス信号77とデータ部
75に記憶された前記結線パターンとに基づいて、リレ
ー部61を選択駆動するための制御信号をリレー部61
へ出力する制御部69とを具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋内配線を容易に
するとともに感電に対する安全性を高める屋内配線の結
線方法及び結線装置並びに該結線装置の制御方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】屋内配線工事では、現場作業の省力化、
工期の短縮化、施工の信頼性が要求される。このような
要望を実現させるものの一つに例えば実開昭57−43
570号公報記載の電線の接続部がある。図7は従来の
電線接続部の説明図である。電線の接続部1は、合成樹
脂製ジョイントキャップ3と、放射状隔壁により複数個
の電線区画部7を形成した区画部材9とを設け、この電
線区画部7に電線11の露出導体接続部13を配置する
とともに、ジョイントキャップ3内に注入した合成樹脂
により各電線区画部7内に電線11を固定して成る。
【0003】この接続部1は、予め工場において必要な
電気配線回路を結線して製作する。従って、屋内配線工
事においては、接続部1を梁等に支持して、指定された
それぞれの負荷へ電線11を配線するのみで簡単に施工
を行うことができる。また、工場において結線が行える
ため、確実な加工が行え、高い信頼性を得ることができ
た。
【0004】一方、屋内配線工事では、接続部を集約ユ
ニット化した結線装置(配電ボックス)を用い、現場作
業の省力化、工期の短縮化を図る場合がある。この種の
配電ボックスで分電盤に分岐手段と点滅手段とを付加し
た例えば特開平4−289708号公報記載のものを図
8、図9に基づき説明する。図8は従来の結線装置の配
線を示すブロック図、図9は従来の結線装置を用いた屋
内配線例を示す配線図である。
【0005】分岐回路付き配電ボックス(分電ボック
ス)21は、引込線23から電力計25を介して給電さ
れる。その内部には、電力計25に接続した引込開閉器
27と、ここから分岐した複数の分岐線29に接続した
ブレーカ31とからなる分電部33を備えている。分電
部33には更に分岐手段35、点滅機構(スイッチ)3
7、及び外部接続端子39が接続されている。各ブレー
カ31には、分岐手段35がそれぞれ接続されており、
ここで複数本の分岐回路41を形成している。この分岐
回路41は、タンブラスイッチ等の点滅機構37を介し
て外部接続端子39に接続されている。
【0006】このように構成される分電ボックス21を
用いて屋内配線を行うには、図9に示すように、一連に
操作したい各電気器具43、43、43の取付け位置
に、それぞれ渡り配線をしてコード先端を露出させてお
き、内装工事が完了した後、各コード先端部を処理し各
電気器具を取り付ければよい。そして、各配線45、4
5、45は分電ボックス21の位置まで延ばし、外部接
続端子39に接続するのみで配線が完了し、且つ分電ボ
ックス21内の点滅機構37の操作により、それぞれの
電気器具の操作が一箇所で集中して行えるようになる。
【0007】この分電ボックス21によれば、屋内配線
において、電気器具取付け位置に、予め渡り配線等で配
線し、その延長線を分電ボックス21の配置位置まで延
ばしておくのみでよく、配線の段階で各分岐回路端末負
荷の許容量を計算しながらジョイントボックスを配置し
分岐させる施工方法を採る必要がなく、熟練技術を有し
ない者であっても簡易に配線を行うことができる。ま
た、電気回路端末負荷許容量に合致した配線は、内装工
事に関係なく分電ボックス21内で、外部接続端子39
への接続を適宜変更することにより自由に行うことがで
きた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示した電線の接続部1では、点滅機構に接続する信号配
線を、各負荷に接続する負荷配線と同等の電圧が印加さ
れる電力線で配線するため、スイッチ操作のみのための
信号配線においても感電の虞れがあった。また、信号配
線に負荷用の配線と同等の電圧(100V)を印加する
ため、多重化等の信号処理が行いにくい欠点があった。
更に、100V回路を使用する信号配線では、電線が太
く、配線作業性が低下する問題もあった。一方、図8に
示した分電ボックス21では、電気器具の操作状態(O
N−OFF状態)が一箇所で集中確認できるものの、更
にキメ細かな使用状態の確認、例えば、回路毎の使用量
の表示等を行うことはできなかった。また、このような
集中操作を行う装置では、公衆回線を利用した遠隔制御
等の機能拡張が望まれていた。本発明は上記状況に鑑み
てなされたもので、信号配線の配線作業性を向上させる
ことができ、且つ信号配線による感電の危険性もなくす
ことができ、しかも、外部からの遠隔制御も可能となる
屋内配線の結線方法及び結線装置の提供を目的とするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る屋内配線の結線方法は、複数本のケーブ
ルの各一端を夫々電力を分配する分配部に接続するとと
もに、各他端を夫々負荷に接続し、前記ケーブルの前記
分配部と前記負荷との間にリレー部を接続し、前記負荷
に接続された前記リレーを駆動するためのパルス信号を
生成するスイッチを設け、前記スイッチに対応する前記
負荷の結線パターンを予め設定し、前記スイッチで生成
された前記パルス信号と前記結線パターンとに基づい
て、前記リレー部を選択駆動し、前記負荷へ給電するた
めの閉回路を形成することを特徴とするものである。本
発明に係る屋内配線の結線装置の構成は、電力を分配す
る分配部と、夫々、一端が前記配部に接続され、他端が
負荷に接続される複数本のケーブルと、前記各ケーブル
に接続されるリレー部と、前記負荷に接続された前記リ
レーを駆動するためのパルス信号を生成するスイッチ
と、前記スイッチに対応する前記負荷の結線パターンが
予め記憶されたデータ部と、前記スイッチで生成された
パルス信号が入力され、該パルス信号と前記データ部に
記憶された前記結線パターンとに基づいて、前記リレー
部を選択駆動するための制御信号を前記リレー部へ出力
する制御部とを具備したことを特徴とするものである。
本発明に係わる屋内配線の結線装置の制御方法の構成
は、分配部と、夫々、一端が前記分配部に接続され、他
端が負荷に接続される複数本のケーブルと、前記ケーブ
ルより低電圧を印加しスイッチを接続する信号線と、前
記各ケーブルに接続されるリレー部と、前記負荷に接続
された前記リレーを駆動するための信号を生成するスイ
ッチと、前記スイッチに対応する前記負荷の結線パター
ンが予め記憶されたデータ部と、前記スイッチで生成さ
れた信号と前記データ部に記憶された結線パターンとに
基づいて、前記リレー部を選択駆動する制御部とを備え
た屋内配線の結線装置を制御する方法であって、前記分
配部、前記ケーブル及び前記負荷と、前記制御部、前記
データ部及び前記スイッチとを分離配置し、前記制御部
が前記リレー部を遠隔制御することを特徴とするもので
ある。若しくは、分配部と、夫々、一端が前記配部に接
続され、他端が負荷に接続される複数本のケーブルと、
前記ケーブルより低電圧を印加しスイッチを接続する信
号線と、前記各ケーブルに接続され、接点と該接点の両
端に印加される電圧又は電流変化を検知して出力可能な
検知部とから成るリレー部と、前記負荷に接続された前
記リレーを駆動するための信号を生成するスイッチと、
前記スイッチに対応する前記負荷の結線パターンが予め
記憶されたデータ部と、前記スイッチで生成された信号
と前記データ部に記憶された結線パターンとに基づい
て、前記リレー部を選択駆動する制御部とを備えた屋内
配線の結線装置を制御する方法であって、前記負荷を選
択駆動するために、前記負荷に接続された前記リレー部
の前記接点を駆動するための接点制御信号を前記制御部
へ送信し、前記負荷の駆動状態を監視するために、前記
リレー部の前記検知部から出力される検知結果を受信す
ることを特徴とするものである。
【0010】本発明に係る屋内配線の結線方法では、負
荷に接続される電力線とは異なる低電圧が印加される信
号線により、負荷回路の制御が可能となり、スイッチの
操作により感電することがなくなる。また、信号線が細
いものとなり、配索作業が容易になる。本発明に係る屋
内配線の結線装置では、負荷に接続されるケーブルと、
スイッチに接続される信号線とが分けられ、且つ信号線
にはケーブルに印加される電圧よりも低い電圧が印加さ
れる。これにより、スイッチが接続される信号線は、ケ
ーブルより細い配線の使用が可能となる。本発明に係わ
る屋内配線の結線装置の制御方法では、制御部、スイッ
チ信号入力部及びデータ部から成る制御系と負荷及びリ
レー部から成る駆動系とを分離配置することができるた
め、施工性が向上する。また、1つの制御系により、複
数の駆動系を制御することができる。また、リレー部の
検知部からの信号を受信することで、各負荷の使用状態
及び使用量を監視することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明による
屋内配線の結線装置の配線を示したブロック図である。
結線装置51には分配部53が設けられ、分配部53に
は配電盤55からの電源線が接続されている。分配部5
3には複数本の分岐ケーブル57が接続されており、ケ
ーブル57は種々の負荷59と接続される。
【0012】例えば二線からなるケーブル57の一方の
配線には、リレー部61が接続されている。図2に示す
ように、リレー部61は、接点63と、接点63の両端
に印加される電圧変化を検知するために、接点63と並
列接続される検知部65とからなっている。接点63
は、入力信号に応じて回路を開閉する所謂継電器の接点
として働く。接点63としては、電磁継電器、或いは半
導体継電器のような無接点継電器を用いることができ
る。なお、接点63の両端の電流変化を検知するとき
は、検知部65は、接点63と直列接続される。
【0013】一方、分配部53には、電源部67を介し
て制御部69が接続されている。制御部69には、リレ
ー部61を構成する検知部65からの制御線71が接続
されるとともに、リレー部61を構成する接点63へ制
御線73を介して接続される。さらに、制御部69に
は、例えば二線からなる複数本の信号線72が接続され
ており、信号線72は、スイッチ信号入力部76と接続
される。スイッチ信号入力部76は、点滅機構(スイッ
チ)77の開閉操作によりパルス信号を生成し、制御部
69に入力する。
【0014】制御部69には、データ部75が接続され
ている。データ部75は、スイッチ信号入力部76で生
成されたパルス信号に基づいて、所定のリレー部61を
制御部69によって開閉制御するための制御データとし
て結線パターンを記憶している。即ち、データ部75に
記憶されている結線パターンに基づき、制御部69によ
ってリレー部61を制御することで、それぞれのケーブ
ル57は所定の結線パターンを形成するようになってい
る。
【0015】例えば、第一信号線72aにスイッチ77
を接続した場合、このスイッチ77が閉じられると、制
御部69へパルス信号が送られる。制御部69は、この
パルス信号と、データ部75に記憶されている結線パタ
ーンとに基づいて、リレー部61の接点63に接点駆動
信号を供給する。これにより、制御部69は、対応する
ケーブル57、例えば第一ケーブル57aの接点63を
閉じ、第一ケーブル57aに接続した負荷59へ電源の
供給を可能とする。
【0016】なお、制御部69は、プログラマブルコン
トローラ、マイクロコントローラ(ワンチップマイコ
ン)等によって構成することができる。
【0017】また、結線装置51は、リレー部61が接
続されたケーブル57を、同一の装置内に一体化して組
み込んだもの、又はデータ部75、制御部69、分配部
53までを一体化して組み込み、リレー部61が接続さ
れたケーブル57を、分離して設けるもののいずれであ
ってもよい。ケーブル57を同一の装置内に一体化して
組み込んだものでは、結線装置51の取り付けを一度に
行うことができ、装置の取付け工事を迅速に行うことが
できる。また、ケーブル57を分離して設けたもので
は、装置を小型化することができ、装置の取付け工事を
容易なものにすることができる。
【0018】図3は本発明による結線装置を用いた屋内
配線の結線方法を示す配線図である。上述の結線装置5
1を使用して屋内配線の結線を行うには、一連に操作し
たい電気器具81の位置に、それぞれケーブル57を配
索しておき、内装工事が完了した後、各ケーブル57に
各種の電気器具81を接続する。また、信号線72を所
定のスイッチ77の位置に配索しておき、内装工事が完
了した後、各信号線72に各スイッチ77を接続する。
【0019】新規に結線装置51を取り付ける場合、そ
れぞれのケーブル57に接続する電気器具81を特定
し、それに基づいたデータをデータ部75に記憶させて
おく。例えば、第一ケーブル57aを天井照明81aに
接続し、第一信号線72aをスイッチ77に接続するよ
う、ケーブル57aと信号線72aとの関係を特定して
おく。一方、データ部75には、第一信号線72aによ
り第一ケーブル57aのリレー部61が開閉できるよう
な結線パターンを構成するデータを記憶させておく。こ
れにより、スイッチ77を閉じることで、第一ケーブル
57aに接続した天井照明81aを点滅させることがで
きる。
【0020】また、結線装置51では、屋内配線工事の
完了後、負荷の変更が生じた場合においても、ケーブル
57を繋ぎ替えすることなく、データ部75の変更のみ
により、容易に対処することが可能となる。即ち、上述
の例で、スイッチ77からの信号により、壁面照明81
bも更に点滅制御させたい場合には、第一信号線72a
からのパルス信号に基づき、壁面照明81bの接続され
た第二ケーブル57bのリレー部61を閉制御するよう
にデータ部75のデータを修正すればよい。
【0021】このように、上述の結線装置51及びそれ
を用いた結線方法によれば、負荷に接続した電力線とは
異なる低電圧の信号線72により、負荷回路の制御を行
うことができる。これにより、スイッチの操作により感
電することがなくなるとともに、信号線72を細いもの
とすることができるため、信号線72の配線施工を容易
なものとすることができる。
【0022】次に、本発明による結線装置の第二の実施
例を説明する。図4は第二の実施例による結線装置の配
線を示したブロック図である。この実施の形態による結
線装置91では、上述した制御部69にタイマー機能部
93が設けられている。他の構成は、上述の結線装置5
1と同様に構成されている。
【0023】この結線装置91の動作を図5に基づき説
明する。図5は第二の実施例による結線装置のタイマー
機能動作を説明するフローチャートである。例えば、第
一信号線72aに接続されているスイッチ77を閉じる
と、パルス信号が制御部69に入力され、これにより第
一ケーブル57aの接点63が閉じ、第一ケーブル57
aに接続された負荷(例えば換気扇)59へ給電され
る。この状態で、制御部69に設けたタイマー機能部9
3は、リセット状態となり、スイッチ77を開いた状態
で、一定時間のカウントを開始する。そして、タイマー
機能部93が一定時間をカウントすると、制御部69は
第一ケーブル57aの接点63を開く制御信号を送出
し、換気扇59を停止させる。
【0024】このように制御部69にタイマー機能部9
3を設けることにより、従来個々のスイッチに設けてい
たタイマーを、制御部69に一つ設ければ良く、部品コ
ストを低減することができる。
【0025】また、本実施の形態による結線装置91を
用いることにより、複数の負荷の駆動時間制御を可能に
することができる。即ち、スイッチ77からのパルス信
号に基づき、所望のケーブル57の電源供給開始時期
を、タイマー機能部93を利用して順次設定することが
できる。この場合、スイッチ77からの信号により順次
リレー部61が閉じられるべき複数のケーブル57、及
び接点63の動作時間間隔を予めデータ部75に特定し
ておく。
【0026】このように設定した結線装置91を用いる
ことにより、例えば、起動時の負荷が大きくなる複数の
電気機器を、順次時間をずらして給電することが可能と
なり、起動時の最大消費電力の集中による過負荷を防止
することができる。
【0027】また、結線装置51は、リレー部61を設
けたケーブル57部分と、負荷側に接続するケーブル5
7部分とを、インターフェース(コネクタ)を介して接
続可能なものとしてもよい。このような構成とすれば、
装置本体とケーブル57との接続を容易なものにするこ
とができる。
【0028】結線装置51では、低電圧を印加する信号
線72を使用するため、複数種類のパルス信号をスイッ
チ操作により発生させ、このパルス信号を制御部69へ
供給し、このパルス信号に基づき所望のリレー部61を
選択駆動することができる。例えば、第一信号線72a
に取り付けたスイッチ77を、一回オン・オフすること
により第一ケーブル57aに接続した負荷を駆動し、二
回オン・オフすることにより第一ケーブル57a及び第
二ケーブル57bに接続した負荷を同時に駆動する如き
である。
【0029】結線装置51は、上述したように、リレー
部61、ケーブル57及び分配部53と、制御部69及
びデータ部75とを分離して設けてもよい。この場合、
リレー部61は、遠隔操作により制御部69によって制
御することができる。
【0030】また、結線装置51は、複数のものを相互
に接続して使用することも可能である。この場合、一つ
の結線装置51のみに制御部69、データ部75及びス
イッチ信号入力部76を設け、他の結線装置51はこれ
らを省略することができる。即ち、多層階の各フロアー
に結線装置51を設けた場合において、所望のフロアー
のみに制御部69、データ部75及びスイッチ信号入力
部76を設けた結線装置51を取り付け、他のフロアー
にはこれらを省略した結線装置51を取り付ける。そし
て、所望のフロアーに設けた結線装置51の制御部6
9、データ部75及びスイッチ信号入力部76によって
他の全てのフロアーの結線装置51を制御することがで
きる。
【0031】このように結線装置51を使用すれば、ブ
ロック毎に分散させた結線装置51の重複部品(制御部
69、データ部75及びスイッチ信号入力部76)を省
略して、簡易な構造で各ブロック毎の配線回路を統括制
御することができる。
【0032】図6は監視機能を付加した結線装置の説明
図である。一つ又は複数設けた結線装置51は、表示装
置付監視手段(例えば、パーソナルコンピュータ)10
1に接続されている。監視手段101は、リレー部61
を構成する検知部65と接続されており、検知部65か
らの信号が供給されるようになっている。監視手段10
1は、検知部65から入力される検知結果に基づき、例
えばケーブル57毎に接続された負荷の使用状態及び使
用量等を表示装置に表示することができる。監視手段1
01は、ケーブル57毎に接続されている負荷の容量を
予め記憶させておき、リレー部61の接点開閉による電
力供給時間を検出することにより、その負荷の電力消費
量を算出することができる。また、使用状態の信号が不
要のときは、検知部65を無くすこともできる。
【0033】また、結線装置51と監視手段101とを
変復調器(モデム)を介して公衆回線に接続するもので
あってもよい。この結果、結線装置51は、公衆回線を
介して外部から入力された信号に基づき、所望の負荷を
自在に駆動することができる。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る屋内配線の結線方法によれば、負荷に接続した電力線
とは異なる低電圧の信号線により、負荷回路の制御を行
うことができる。これにより、スイッチの操作により感
電することがなくなるとともに、信号線を細いものとす
ることができるため、信号線の配線施工を容易なものと
することができる。また、本発明に係る屋内配線の結線
装置によれば、負荷に接続するケーブルと、スイッチに
接続する信号線とを分け、信号線にはケーブルより低い
低電圧を印加するようにしたので、ケーブルより細い配
線で信号線を形成することができ、装置の製造コストを
安価なものにすることができる。また、本発明に係わる
屋内配線の結線装置の制御方法によれば、制御部、スイ
ッチ信号入力部及びデータ部から成る制御系と負荷及び
リレー部から成る駆動系とを分離配置することができる
ため、施工性を向上させることができる。また、1つの
制御系により、複数の駆動系を制御することができる。
また、リレー部の検知部からの信号を受信することで、
各負荷の使用状態及び使用量を監視することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による結線装置の配線を示したブロック
図である。
【図2】図1に示したリレー部の構成図である。
【図3】本発明による結線装置を用いた屋内配線の結線
方法を示す配線図である。
【図4】第二の実施の形態による結線装置の配線を示し
たブロック図である。
【図5】第二の実施の形態による結線装置のタイマー機
能動作を説明するフローチャートである。
【図6】監視機能を付加した結線装置の説明図である。
【図7】従来の電線接続部の説明図である。
【図8】従来の結線装置の配線を示すブロック図であ
る。
【図9】従来の結線装置を用いた屋内配線例を示す配線
図である。
【符号の説明】
51 結線装置 53 分配部 57 ケーブル 59 負荷 61 リレー部 69 制御部 72 信号線 75 データ部 77 スイッチ 93 タイマー機能部 101 監視手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のケーブルの各一端を夫々電力を
    分配する分配部に接続するとともに、各他端を夫々負荷
    に接続し、 前記ケーブルの前記分配部と前記負荷との間にリレー部
    を接続し、 前記負荷に接続された前記リレーを駆動するためのパル
    ス信号を生成するスイッチを設け、 前記スイッチに対応する前記負荷の結線パターンを予め
    設定し、 前記スイッチで生成された前記パルス信号と前記結線パ
    ターンとに基づいて、前記リレー部を選択駆動し、前記
    負荷へ給電するための閉回路を形成することを特徴とす
    る屋内配線の結線方法。
  2. 【請求項2】 電力を分配する分配部と、 夫々、一端が前記分配部に接続され、他端が負荷に接続
    される複数本のケーブルと、 前記各ケーブルに接続されるリレー部と、 前記負荷に接続された前記リレー部を駆動するためのパ
    ルス信号を生成するスイッチと、 前記スイッチに対応する前記負荷の結線パターンが予め
    記憶されるデータ部と、 前記スイッチで生成されたパルス信号が入力され、該パ
    ルス信号と前記データ部に記憶された前記結線パターン
    とに基づいて、前記リレー部を選択駆動するための制御
    信号を前記リレー部へ出力する制御部とを具備したこと
    を特徴とする屋内配線の結線装置。
  3. 【請求項3】 前記リレー部は、 前記制御部により開閉制御される接点と、 前記接点に両端に印加される電圧又は電流変化を検知
    し、この検知結果を前記制御部へ出力可能な検知部とを
    具備したことを特徴とする請求項2記載の屋内配線の結
    線装置。
  4. 【請求項4】 前記制御部がタイマー機能部を有し、前
    記データ部が前記負荷の駆動モードを示す各種モード情
    報を予め記憶し、前記制御部が前記モード情報に基づい
    て前記リレー部を開閉制御することを特徴とする請求項
    2若しくは3記載の屋内配線の結線装置。
  5. 【請求項5】 前記制御部がタイマー機能部を有し、且
    つ前記リレー部の前記接点から出力される前記検知結果
    に基づいて前記各負荷の駆動時間が夫々算出され、この
    算出結果が前記データ部に記憶されることを特徴とする
    請求項3記載の屋内配線の結線装置。
  6. 【請求項6】 前記負荷と前記リレーとがインターフェ
    ースを介して接続されることを特徴とする請求項2乃至
    5の何れか1項記載の屋内配線の結線装置。
  7. 【請求項7】 前記スイッチがその開閉操作により複数
    種類のパルス信号を生成することを特徴とする請求項2
    乃至6の何れか1項記載の屋内配線の結線装置。
  8. 【請求項8】 分配部と、夫々、一端が前記分配部に接
    続され、他端が負荷に接続される複数本のケーブルと、
    前記ケーブルより低電圧を印加しスイッチを接続する信
    号線と、前記各ケーブルに接続されるリレー部と、前記
    負荷に接続された前記リレーを駆動するための信号を生
    成するスイッチと、前記スイッチに対応する前記負荷の
    結線パターンが予め記憶されたデータ部と、前記スイッ
    チで生成された信号と前記データ部に記憶された結線パ
    ターンとに基づいて、前記リレー部を選択駆動する制御
    部とを備えた屋内配線の結線装置を制御する方法であっ
    て、 前記分配部、前記ケーブル及び前記負荷と、前記制御
    部、前記データ部及び前記スイッチとを分離配置し、 前記制御部が前記リレー部を遠隔制御することを特徴と
    する屋内配線の結線装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 前記分配部、前記リレー、前記ケーブル
    及び前記負荷から成る結線装置を複数設け、各結線装置
    を夫々連動可能にすることを特徴とする請求項8記載の
    屋内配線の結線装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 分配部と、夫々、一端が前記配部に接
    続され、他端が負荷に接続される複数本のケーブルと、
    前記ケーブルより低電圧を印加しスイッチを接続する信
    号線と、前記各ケーブルに接続され、接点と該接点の両
    端に印加される電圧又は電流変化を検知して出力可能な
    検知部とから成るリレー部と、前記負荷に接続された前
    記リレーを駆動するための信号を生成するスイッチと、
    前記スイッチに対応する前記負荷の結線パターンが予め
    記憶されたデータ部と、前記スイッチで生成された信号
    と前記データ部に記憶された結線パターンとに基づい
    て、前記リレー部を選択駆動する制御部とを備えた屋内
    配線の結線装置を制御する方法であって、 前記負荷を選択駆動するために、前記負荷に接続された
    前記リレー部の前記接点を駆動するための接点制御信号
    を前記制御部へ送信し、 前記負荷の駆動状態を監視するために、前記リレー部の
    前記検知部から出力される検知結果を受信することを特
    徴とする屋内配線の結線装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 前記結線装置を変復調器を介して電話
    回線に接続し、前記接点制御信号及び前記検知結果を夫
    々前記電話回線を介して伝送することを特徴とする請求
    項10記載の屋内配線の結線装置の制御方法。
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