JP2000333312A - 動力制御盤 - Google Patents

動力制御盤

Info

Publication number
JP2000333312A
JP2000333312A JP11135873A JP13587399A JP2000333312A JP 2000333312 A JP2000333312 A JP 2000333312A JP 11135873 A JP11135873 A JP 11135873A JP 13587399 A JP13587399 A JP 13587399A JP 2000333312 A JP2000333312 A JP 2000333312A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
load
control unit
changeover switch
control panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11135873A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Sumiyoshi
文夫 住吉
Takashi Nakamichi
隆史 中道
Minoru Yoshinaga
實 吉永
Nagatoshi Ando
永年 安藤
Shinji Hosoi
信治 細井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chiyuuritsu Denki Kk
CHURITSU DENKI
Taisei Corp
Original Assignee
Chiyuuritsu Denki Kk
CHURITSU DENKI
Taisei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chiyuuritsu Denki Kk, CHURITSU DENKI, Taisei Corp filed Critical Chiyuuritsu Denki Kk
Priority to JP11135873A priority Critical patent/JP2000333312A/ja
Publication of JP2000333312A publication Critical patent/JP2000333312A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Patch Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 動力制御盤の製作時の工数の削減を図る。 【解決手段】 動力制御盤の主回路ユニットに設けられ
る制御ユニット36には、枠体38に運転表示ランプ4
8と共に運転切替えスイッチ50が設けられている。こ
の制御ユニットは、動力制御盤のキャビネット内に取り
付けられ、キャビネットの前面扉を開くと、運転表示ラ
ンプの表示確認が可能となると共に運転切替えスイッチ
の操作が可能となる。これにより、キャビネットの前面
扉に運転表示ランプや運転切替えスイッチを設ける必要
がなくなり、前面扉の加工や運転表示ランプ及び運転切
替えスイッチの取り付け作業を省くことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動力負荷等に電力
を供給する動力配電盤に係り、詳細には、遠隔操作によ
って各負荷への電力を供給する制御ユニットが設けられ
た動力制御盤に関する。
【0002】
【従来の技術】ビルなどの需要場所では、受配電設備に
よって電力を低圧電力に変圧し、例えば各フロア毎に設
けている動力配電盤へ分岐して、この動力配電盤から各
動力負荷へ供給する。これにより、空調機やポンプ、フ
ァン等に設けられているモータ(電動機)などの動力負
荷に三相電力が供給される。
【0003】このような動力配電盤には、各電動機の運
転/停止を制御するための制御ユニットを設け、動力負
荷の運転/停止を制御する動力制御盤として用いられる
ものがある。
【0004】動力制御盤では、箱体内に主開閉器等と共
に、各負荷の容量に応じて選択した保護遮断器及び開閉
器が設けられた主回路ユニットを負荷の台数に合わせて
取り付け、この主回路ユニットに制御ユニットが取り付
けられている。また、この制御ユニットは、中央監視室
等に設けられている監視制御装置に接続されるようにな
っている。
【0005】監視制御装置は、各主回路ユニットに設け
られている開閉器の操作用のスイッチと共に開閉器の開
閉状態、すなわち主回路ユニットに接続されている負荷
が運転状態にあるか停止状態にあるかを表示する運転ラ
ンプ、負荷に異常が生じていることを検出したときに点
灯する故障ランプ等の表示ランプが設けられている。
【0006】この監視制御装置と制御ユニットが接続さ
れることにより、動力制御盤と監視制御装置の間で負荷
を制御する制御回路が形成される。これにより、監視制
御装置によって各負荷の運転/停止を遠隔操作すること
ができるとともに、運転状態を確認することができるよ
うになっている。
【0007】ところで、制御ユニットが設けられている
動力制御盤には、前面の扉に各主回路ユニットの開閉器
を開閉操作するための運転/停止スイッチ及び負荷毎の
運転/停止や故障等の表示を行う運転ランプ、停止ラン
プ及び故障ランプ等が設けられており、動力制御盤の前
面の扉を開けることなく各負荷の運転状態を確認するこ
とができると共に、運転/停止の操作(手元操作)を行
うことができるようになっている。
【0008】すなわち、動力制御盤では、制御ユニット
を取り付けるのみでなく、箱体の前面の扉に制御ユニッ
トに接続されている負荷毎に運転/停止用のスイッチ及
び複数の表示ランプを取り付けるようになっている。こ
のために、動力制御盤を組み立てる時には、制御ユニッ
トの台数に応じて前面の扉への穴あけ加工や、運転/停
止スイッチ及び運転ランプ等と制御ユニットとの間の配
線等の作業が必要となっている。
【0009】動力制御盤に接続されている各負荷の運転
/停止等の操作及び運転状態の監視は、監視制御装置で
行われ、動力制御盤の前面扉に設けられている運転/停
止スイッチや表示ランプ等は、メンテナンス時に用いら
れることが多い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、負荷毎
に運転/停止スイッチや各種表示ランプを取り付けるた
めには、動力制御盤の前面扉の加工、運転/停止スイッ
チ及び表示ランプ等の取り付け及び制御ユニットと運転
/停止スイッチや表示ランプとの間の配線も必要とな
り、動力配電盤の製作作業を繁雑なものとしている。
【0011】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、製作作業の簡略化を図った動力制御盤を提案する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、動力負荷への電力の供給を遠隔操作によっ
て制御する動力制御盤であって、前記負荷毎に設けられ
接点が閉じられることにより負荷へ電力を供給可能とす
る保護手段と、前記保護手段と前記負荷との間に設けら
れて接点が閉じられることにより前記保護手段からの電
力を負荷へ供給可能とする開閉手段と、前記開閉手段を
操作することにより前記負荷の運転/停止を制御する制
御ユニットと、箱体内部に前記保護手段、前記開閉手段
及び前記制御ユニットが取り付けられるキャビネット
と、を含み、前記制御ユニットが、負荷の運転/停止及
び遠隔操作を切替える切替えスイッチと、前記切替えス
イッチの操作または切替えスイッチの操作と遠隔操作に
よって入力される信号に基づいて前記開閉手段の動作を
制御して前記負荷への電力の供給/停止を行う制御手段
と、前記開閉手段の動作に応じて前記負荷の運転/停止
を表示する表示ランプと、前記制御手段が取り付けられ
ると共に、前記キャビネットの前面扉側の面に前記切替
えスイッチ及び前記表示ランプが設けられた枠体と、を
備えたことを特徴とする。
【0013】この発明によれば、負荷毎に設けられてい
る保護遮断器などの保護手段、開閉器または開閉器と電
磁接触器などによって構成される開閉手段及び制御ユニ
ットが一体でキャビネットに収容されており、制御ユニ
ットを用いて負荷の運転及び停止が遠隔操作によって可
能となっている。
【0014】この制御ユニットには、枠体に負荷の運転
状態を表示する表示ランプと、負荷の運転/停止を切替
える切替えスイッチが設けられており、キャビネットの
前面扉を開くことにより、表示ランプの確認及び切替え
スイッチの操作が可能となる。
【0015】したがって、負荷毎の運転/停止操作を行
うための切替えスイッチや負荷毎の運転状態を表示する
表示ランプをキャビネットの前面扉に設ける必要がな
く、キャビネットの前面扉に表示ランプや切替えスイッ
チを取り付けるための作業に応じた組み付け時間の短縮
を図ることができる。
【0016】このような本発明では、前記保護手段、前
記開閉手段及び前記制御ユニットが、同一のベース板上
に取り付けられて前記負荷毎の主回路ユニットを形成し
ていることがより好ましい。
【0017】これにより、負荷毎に設ける保護手段、開
閉手段及び制御ユニットのキャビネットへの取り付けが
容易となり、製作作業をより簡略化することができる。
【0018】また、切替えスイッチを操作するときに、
表示ランプの点灯状態及び開閉手段の動作を目視で確認
することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。図2及び図3には、本実施の
形態に適用した動力制御盤10を示している。また、図
4には、動力制御盤10が用いられる電力設備の概略系
統を示している。
【0020】図4に示されるように、動力制御盤10
は、例えばビルなどの需要場所に各フロアごとに設けら
れ、受変電設備によって低圧の三相電力に変圧された低
圧電力が配電設備11によって分岐されて各動力制御盤
10や低圧配電盤などへ供給される。
【0021】一方、動力制御盤10は、中央監視センタ
ー等に設けられている監視制御装置12に接続されてお
り、動力制御盤10に接続されている負荷への電力の供
給/停止、すなわち、各負荷の運転/停止が、監視制御
装置12によって遠隔操作されると共に、各負荷の運転
状態を監視制御装置12によって中央監視センターに居
ながらにして監視できるようになっている。なお、監視
制御装置12や動力制御盤10に電力を供給する受電設
備、分電盤及びこれらが設置されている電気室ないし中
央監視センターなどは、従来公知の構成を用いることが
でき、本実施の形態では、詳細な説明を省略する。
【0022】図2及び図3に示されるように、動力制御
盤10は、一方の面が解放された箱体14と、この箱体
14の解放面に設けられた扉(図2参照、以下「前面扉
16」と言う)によって形成されているキャビネット1
8を備えており、このキャビネット18内に構成部品が
組み付けられて収容される。なお、図2では、前面扉1
6を閉じた状態を示しており、図3では前面扉16を開
放した状態を示している。このキャビネット18は、前
面扉16を開閉できるように据え付けられる。
【0023】図3に示されるように、動力制御盤10に
は、配線用遮断器等を用いた主幹保護遮断器20がキャ
ビネット18内に設けられている。この主幹保護遮断器
20には、一次側に配電設備11から低圧の三相交流電
力が供給される。
【0024】図3及び図5に示されるように、動力制御
盤10には、分岐回路として主回路ユニット26A、2
6B、26C、26D、26E、26F(以下総称する
ときは「主回路ユニット26」と言う)が設けられてい
る。動力制御盤10に接続される負荷は、主回路ユニッ
ト26を介して電力が供給される。
【0025】例えば、主回路ユニット26Aには、1
1.0kwの空調送風機、主回路ユニット26Bには、
11.0kwの空調還風機、主回路ユニット26C、2
6Dには、それぞれ5.5kwの2台の駐車場排風機及
び主回路ユニット26E、26Fには、それぞれ0.4
kwの2台の排風機が負荷として接続されている。
【0026】なお、主回路ユニット26A、26Bは、
スターデルタ起動を行うように構成されており、主回路
ユニット26C〜26Fは、直入れ起動を行うようにし
ている。また、負荷としては、電動機に限らず電熱機等
の種々の動力負荷を用いることができる。さらに、これ
らは、動力制御盤10に接続される動力負荷の一例を示
すものであり、本発明の動力制御盤及び動力制御盤に接
続される負荷の構成を限定するものではない。
【0027】図6には、主回路ユニット26の基本構成
を示している。この主回路ユニット26には、ベース板
28に配線保護のための配線用遮断器(MCCB)やモ
ータブレーカ(MMCB)を用いた保護遮断器30、電
磁開閉器(電磁接触器)32及び負荷への配線が接続さ
れる端子台34が取り付けられている。
【0028】この主回路ユニット26では、保護遮断器
30の一次側に電力が供給されるようになっており、こ
の保護遮断器30と端子台34の間に電磁開閉器32が
接続されている。これにより、電磁開閉器32の接点の
開閉によって負荷の運転/停止が可能となっている。
【0029】一方、図3及び図6に示されるように、主
回路ユニット26には、制御ユニット36が取り付けら
れている。図1に示されるように、制御ユニット36に
は、枠体38にフランジ部40が形成されており、この
フランジ部40の切り込み42内にねじを挿入し、ベー
ス板28に螺合することによりベース板28に固定され
る。
【0030】この枠体38内には、制御基板44が取り
付けられている。図7に示されるように、制御ユニット
36には、制御基板44に制御回路46が形成されてい
る。この制御回路46には、保護遮断器30内に設けら
れている接点30Aからの引き出し線、電磁開閉器32
のコイル32Aが接続されている。これにより、電磁開
閉器32が制御ユニット36からの信号によって開閉操
作可能となっている。また、保護遮断器30の開閉状態
が制御ユニット36で検出可能となっている。
【0031】一方、制御ユニット36には、運転表示ラ
ンプ48と共に運転切替えスイッチ50が設けられてい
る。図1に示されるように、運転表示ランプ48及び運
転切替えスイッチ50は、制御ユニット36の枠体38
の上面に取り付けられている。
【0032】これにより、キャビネット18の前面扉1
6を開放することにより、運転切替えスイッチ50の操
作が可能となると共に、運転表示ランプ48の点灯状態
を確認することができるようになっている。
【0033】図1及び図7に示されるように、運転切替
えスイッチ50は、運転(ON)/停止(OFF)/自
動(AUTO)の3ポジションで切替えられるようにな
っており、切替えスイッチ50を「運転」位置に倒すこ
とにより、制御回路46からの信号によって電磁開閉器
32が閉じられて負荷への電力の供給が可能となる。ま
た、切替えスイッチ50を「停止」位置とすることによ
り、制御回路46が電磁開閉器32をオフして接点を開
放し、負荷への電力の供給を遮断する。
【0034】また、図7に示されるように、運転表示ラ
ンプ48は、赤色に発光するLED48Rと緑色に発光
するLED48Gが一体となっており、電磁開閉器32
の接点を閉じることによりLED48Rが点灯し、電磁
開閉器32の接点が開かれることによりLED48Gが
点灯するようになっている。なお、制御ユニット36に
は、操作電源回路から所定の電圧(例えばDC24V)
の電力が供給されて作動するようになっている。
【0035】一方、図1に示されるように、制御ユニッ
ト36の枠体38には、側面にコネクタ52が設けられ
ており、このコネクタ52を介して監視制御装置12に
接続されるようになっている。これにより、運転切替え
スイッチ50を「自動」位置に切替えることにより、監
視制御装置12からの操作信号によって電磁開閉器32
の接点の開閉操作が可能となっている。すなわち、負荷
の運転/停止を監視制御装置12から遠隔操作によって
行うことができる。
【0036】また、制御ユニット36は、コネクタ52
に接続される制御線を介して保護遮断器30及び電磁開
閉器32の動作状態を監視制御装置12へ出力するよう
になっている。これにより、監視制御装置12では、制
御ユニット36毎に接続されている負荷が運転状態にあ
るか停止状態にあるか及び保護遮断器30又は電磁開閉
器32による負荷の保護動作が行われた故障状態にある
か否かを表示可能となっている。
【0037】なお、図3及び図5に示されるように、主
回路ユニット26のうち、スターデルタ起動によって始
動させる負荷が接続されてる主回路ユニット26A、2
6Bには、保護遮断器30及び電磁開閉器32に加えて
スターデルタ始動用の起動回路54が形成されている。
【0038】また、図1に示されるように、制御ユニッ
ト36には、枠体38の上面にターミナル56が設けら
れており、このターミナル56を介して制御基板44内
の制御回路46へ配線を接続することができるようにな
っている。
【0039】このように構成されている動力制御盤10
では、主幹保護遮断器20の接点を閉じてオンすること
により、図示しない母線を介して主回路ユニット26A
〜26Fのそれぞれで電力が供給される。この状態で、
主回路ユニット26A〜26Fのそれぞれに設けられて
いる保護遮断器30をオンすることにより、主回路ユニ
ット26A〜26Fに接続されている負荷への電力の供
給が可能となる。
【0040】このとき、制御ユニット36の運転切替え
スイッチ50が「自動(AUTO)」に切替えられるこ
とにより、監視制御装置12によって操作可能となる。
【0041】これにより、監視制御装置12から制御ユ
ニット36の制御回路46に運転信号を出力することに
より、電磁開閉器32がオンされ、負荷へ電力が供給さ
れる。また、制御ユニット36は、監視制御装置12か
ら負荷の停止を指示する信号が入力されると、電磁開閉
器32をオフして接点を開放する。これにより負荷への
電力の供給が遮断され、負荷の運転が停止する。
【0042】運転表示ランプ48は、電磁開閉器32が
接点を開放しているとLED48Gが点灯し、負荷を運
転するために電磁開閉器32の接点が閉じられることに
よりLED48Rが点灯する。監視制御装置12では、
制御ユニット36からの運転表示ランプ48の点灯状態
に応じた信号によって負荷が運転しているか停止してい
るかを表示可能となっている。
【0043】このように、動力制御盤10は、通常、制
御ユニット36を用いて、監視制御装置12からの遠隔
操作によって負荷の運転/停止の操作がなされる。
【0044】ところで、動力制御盤10を組み付けると
きには、予めベース板28に保護遮断器30、電磁開閉
器32及び端子台34と共に制御ユニット36を取り付
けおき、この主回路ユニット26をキャビネット18の
所定の位置に組み付け、主回路ユニット26を図示しな
い母線に接続する。
【0045】制御ユニット36は、枠体28に運転切替
えスイッチ50及び運転表示ランプ48を取り付けてお
り、キャビネット18に運転表示ランプや運転/停止/
自動の切替えを行うための切替えスイッチを取り付けな
くて済むようにしている。
【0046】このために、動力制御盤10を組み付ける
ときに、制御ユニット36のそれぞれに対応して運転表
示ランプや切替えスイッチを取りつけるための穴あけ加
工や組み付け作業を行う必要がなくなっていると共に、
前面扉16に取り付けた運転表示ランプや切替えスイッ
チと制御ユニット36の間の配線を行う必要もない。
【0047】動力制御盤10は、接続される負荷の数に
よって取り付けられる主回路ユニット26の数が変わ
る。このために、キャビネット18の前面扉16に運転
表示ランプや切替えスイッチを取り付ける場合、制御ユ
ニット36の数によって、前面扉16に取り付ける運転
表示ランプの数及び切替えスイッチの数も変わる。した
がって、制御ユニット36の数に応じて前面扉16の加
工を行う必要がある。
【0048】これに対して、本実施の形態に適用した動
力制御盤10は、運転表示ランプ48及び運転切替えス
イッチ50を制御ユニット36に設けているため、図2
に示されるように、前面扉16に運転表示ランプや切替
えスイッチを取り付ける必要がなくなっている。
【0049】これにより、動力制御盤10では、運転表
示ランプや切替えスイッチを前面扉16に取り付けるた
めの前面扉16の加工は勿論、運転表示ランプや切替え
スイッチの前面扉16への組み付け作業及び運転表示ラ
ンプ及び切替えスイッチと制御ユニット36の間の配線
作業を行う必要がない。
【0050】したがって、この作業に要する工数および
作業期間が不要となり、この作業によって生じているコ
スト及び製作時間が削減できる。
【0051】前記したように動力制御盤10に設けてい
る制御ユニット36の操作は、通常、監視制御装置12
によって行われると共に、負荷の運転状態も制御ユニッ
ト36から出力される信号によって監視制御装置12等
で確認することができる。このために、動力制御盤10
の前面扉16に、主回路ユニット26毎に運転表示ラン
プを設けても実質的にこの運転表示ランプの表示が確認
されることはなく、また、前面扉16に運転切替えスイ
ッチを設けても、この運転切替えスイッチが操作される
ことも少ない。
【0052】また、図3に示されるように、前面扉16
を開けることにより、キャビネット18内に収容されて
いる制御ユニット36が露出する。これにより、この制
御ユニット36の枠体38に取り付けている運転表示ラ
ンプ48の表示の確認が可能となると共に、運転切替え
スイッチ50の操作が可能となる。したがって、前面扉
16に運転表示ランプや切替えスイッチを設けなくと
も、実質的な操作に支障をきたすことはない。
【0053】さらに、制御ユニット36を保護遮断器3
0及び電磁開閉器32と共にベース板28に取り付けて
いるため、例えばメンテナンスのために運転切替えスイ
ッチ50を操作しながら運転表示ランプ48の点灯状態
と共に電磁開閉器32の動作を目視で確認することがで
き、メンテナンスが容易となる。
【0054】なお、以上説明した本実施の形態は本発明
の一例を示すものであり、本発明の構成を限定するもの
ではない。
【0055】例えば、図8に示されるように、主回路ユ
ニット26にCT60を設けて、負荷で消費される電流
値を監視制御装置12に出力できるようにしてもよい。
これにより監視制御装置12等によって負荷に流れる電
流の監視も可能となる。このとき、キャビネット18内
に、CT60によって検出する電流を表示する電流計を
設置しても良い。電流計をキャビネット18内に設けれ
ば、前面扉16に穴あけ加工を施す必要がなく、動力制
御盤10の製作作業に大きく影響を与えることはない。
【0056】さらに、制御ユニット36は、例えば、枠
体28に取り付けているターミナル56(図1参照)に
運転表示ランプや切替えスイッチを別に接続できるよう
にしてもよい。これにより、前面扉16に運転表示ラン
プ、切替えスイッチや電流計等の取り付け要求があった
ときにも、この要求に対応することが可能となる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、動
力制御盤に設ける制御ユニットの枠体に表示ランプ及び
切替えスイッチを設けているので、キャビネットの前面
扉を開くことにより、表示ランプの確認及び切替えスイ
ッチの操作が可能となる。したがって、キャビネットの
前面扉に負荷毎の表示ランプや切替えスイッチを取り付
ける必要がなくなり、前面扉に表示ランプや切替えスイ
ッチを取りつけるという煩雑な作業が不要となり、ま
た、前面扉との間の渡り配線が不要となるので、動力制
御盤の製作が容易となる。
【0058】また、動力制御盤の製作時間の短縮を図る
ことができるので、製作コストの低減も可能となると言
う優れた効果が得られる。
【0059】さらに、負荷を増設するときには、前面扉
の加工、渡り配線が不要となることにより、短時間にて
増設作業が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用した制御ユニットの外観を
示す概略斜視図である。
【図2】前面扉を閉じた状態の動力制御盤を示す概略正
面図である。
【図3】前面扉を開いた状態の動力制御盤を示す概略正
面図である。
【図4】動力制御盤が用いられる電気設備の一部を示す
概略系統図である。
【図5】本実施の形態に適用した動力制御盤の一例を示
す単線結線図である。
【図6】主回路ユニットの概略構成図である。
【図7】制御ユニットの要部を示す概略構成図である。
【図8】本発明に適用可能な主回路ユニットの他の一例
を示す概略構成図である。
【符号の説明】
10 動力制御盤 12 監視制御装置 16 前面扉 18 キャビネット 26 主回路ユニット 28 ベース板 30 保護遮断器(保護手段) 32 電磁開閉器(開閉手段) 36 制御ユニット 38 枠体 46 制御回路(制御手段) 48 運転表示ランプ 50 運転切替えスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中道 隆史 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 吉永 實 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 安藤 永年 愛知県豊明市新田町南山92番地の1 中立 電機株式会社内 (72)発明者 細井 信治 愛知県豊明市新田町南山92番地の1 中立 電機株式会社内 Fターム(参考) 5G016 AA01 CD24 CD33

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力負荷への電力の供給を遠隔操作によ
    って制御する動力制御盤であって、 前記負荷毎に設けられ接点が閉じられることにより負荷
    へ電力を供給可能とする保護手段と、 前記保護手段と前記負荷との間に設けられて接点が閉じ
    られることにより前記保護手段からの電力を負荷へ供給
    可能とする開閉手段と、 前記開閉手段を操作することにより前記負荷の運転/停
    止を制御する制御ユニットと、 箱体内部に前記保護手段、前記開閉手段及び前記制御ユ
    ニットが取り付けられるキャビネットと、 を含み、前記制御ユニットが、 負荷の運転/停止及び遠隔操作を切替える切替えスイッ
    チと、 前記切替えスイッチの操作または切替えスイッチの操作
    と遠隔操作によって入力される信号に基づいて前記開閉
    手段の動作を制御して前記負荷への電力の供給/停止を
    行う制御手段と、 前記開閉手段の動作に応じて前記負荷の運転/停止を表
    示する表示ランプと、 前記制御手段が取り付けられると共に、前記キャビネッ
    トの前面扉側の面に前記切替えスイッチ及び前記表示ラ
    ンプが設けられた枠体と、 を備えたことを特徴とする動力制御盤。
  2. 【請求項2】 前記保護手段、前記開閉手段及び前記制
    御ユニットが、同一のベース板上に取り付けられて前記
    負荷毎の主回路ユニットを形成していることを特徴とす
    る請求項1に記載の動力制御盤。
JP11135873A 1999-05-17 1999-05-17 動力制御盤 Pending JP2000333312A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11135873A JP2000333312A (ja) 1999-05-17 1999-05-17 動力制御盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11135873A JP2000333312A (ja) 1999-05-17 1999-05-17 動力制御盤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000333312A true JP2000333312A (ja) 2000-11-30

Family

ID=15161781

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11135873A Pending JP2000333312A (ja) 1999-05-17 1999-05-17 動力制御盤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000333312A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006164666A (ja) * 2004-12-06 2006-06-22 Hitachi Engineering & Services Co Ltd 真空遮断器の監視装置
WO2021238177A1 (zh) * 2020-05-26 2021-12-02 太仓岭川实业有限公司 一种用于电气工程的具有改善热特性的配电柜

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006164666A (ja) * 2004-12-06 2006-06-22 Hitachi Engineering & Services Co Ltd 真空遮断器の監視装置
JP4578219B2 (ja) * 2004-12-06 2010-11-10 株式会社日立エンジニアリング・アンド・サービス 真空遮断器の監視装置
WO2021238177A1 (zh) * 2020-05-26 2021-12-02 太仓岭川实业有限公司 一种用于电气工程的具有改善热特性的配电柜

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7745959B2 (en) Integrated lighting control panel with analog inputs/outputs
US8279574B2 (en) Emergency lighting system
US8018089B2 (en) System controller for integrated lighting control panels
US5816059A (en) Artificial input controller for HVAC system
US8598993B2 (en) Method for wiring devices in a structure using a wireless network
US4591731A (en) Circuit for controlling the stopping of equipment
JP2000333312A (ja) 動力制御盤
KR101859083B1 (ko) 가로등 분전함의 모듈형 분기장치
US6711445B1 (en) Refrigeration control apparatus and method
JPH02160930A (ja) 機械の全長にわたって配分して設けられた多数の電動機を有する精紡機
US6057776A (en) Light work MK2
US9705358B2 (en) Panel board emergency lighting system
KR100977039B1 (ko) 상용전원 우선절체 동작 시 노 딜레이를 갖는 전원자동절체장치
CN220822632U (zh) 一种电源控制装置
JP2545552B2 (ja) 高集積制御盤
JP2000179922A (ja) 空調設備用制御盤と制御インタ―フェ―ス装置
JPS61214708A (ja) コントロ−ルセンタ
KR100253466B1 (ko) 옥내배선 결선방법 및 결선장치
JPH0787613B2 (ja) 屋内配線方式
US4013119A (en) Air conditioner control system
JPH1014026A (ja) 屋内配線の結線方法及び結線装置並びに該結線装置の制御方法
JPH0867426A (ja) エレベータの制御装置
JPS61218310A (ja) コントロ−ルセンタ
JPH04113149A (ja) 空気調和機
JPH0153838B2 (ja)