JPH10139832A - 共重合体およびグルコースセンサー - Google Patents

共重合体およびグルコースセンサー

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JPH10139832A
JPH10139832A JP8296954A JP29695496A JPH10139832A JP H10139832 A JPH10139832 A JP H10139832A JP 8296954 A JP8296954 A JP 8296954A JP 29695496 A JP29695496 A JP 29695496A JP H10139832 A JPH10139832 A JP H10139832A
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copolymer
glucose
sensor
glucose sensor
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JP8296954A
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Masayoshi Watanabe
正義 渡辺
Takahiro Saitou
貴宏 斉藤
Noritsugu Yamauchi
規嗣 山内
Kazuhiko Ishihara
一彦 石原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】生体適合性に優れ、かつ酸化還元反応を起こ
し、比較的容易に作成できるセンサー材料としての共重
合体およびグルコースセンサーを提供する。 【解決手段】2−メタクリロイルオキシエチルホスホリ
ルコリンとビニルフェロセンとを重合してなる共重合体
およびこの共重合体とグルコースオキシダーゼと導線又
は電極等の導電性物質とから構成されるグルコースセン
サー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体適合性に優
れ、酸化還元反応を起こす共重合体及びこの共重合体を
用いた生体適合性に優れたグルコースセンサーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】これまでに、フラビンアデニンジヌクレ
オチド(FAD)やフェロセンを固定化した種々の酸化
還元反応を起こす重合体が知られており、これらの重合
体と各種酸化還元酵素と電極を組み合わせたものが、各
種化合物の濃度を電気的に測定することができる酵素セ
ンサーとして知られている。例えば、次の(1)〜
(6)の特許公報や文献が挙げられる (1)特開平2−298855号公報、(2)欧州特許
第125137号明細書、(3)米国特許第4,22
4,125号明細書、(4)Y.Degani,et
al.,J.Phys.Chem.,Vol.91(1
989年)1285−1289、(5)P.D.Hal
e,J.Am.Chem.Soc.,Vol.111
(1989年)3482−3484、(6)J.Ele
ctroanal.Chem.,Vol.250(19
88年)417−425)。
【0003】またこれまでに、2−メタクリロイルオキ
シエチルホスホリルコリンを含む単量体組成物を重合し
てなる重合体は血液適合性に優れていることが知られて
いる{(7)K.Ishihara,et al.,
J.Biomed.Mater.Res.,Vol.2
4(1990年)1069−1077}。また、これら
の重合体を血液透析膜{(8)K.Ishihara,
et al.,Artificial Organs,
Vol.19(1995年)1215−1221}に用
いることも知られている。さらに、蛋白質を吸着し難い
ことも知られている{(9)K.Ishihara,
J.Biomed.Mater.Res.,Vol.2
5(1991年)1397−1407}。
【0004】これらの生体適合性をグルコースセンサー
に応用すべく、これまでにポリ(2−メタクリロイルオ
キシエチルホスホリルコリン−co−ブチルメタクリレ
ート)の共重合体がフェロセンとグルコースオキシダー
ゼを固定化したグルコースセンサーの表面にコーティン
グでき、さらにこれらのセンサーが長期間の使用に耐え
ることが知られている。例えば、(10)K.Ishi
hara,et al.,J.Polym.Sci.,
Part A:Polym.Chem.Vol.30
(1992)929−932、(11)西田健朗、他、
人工臓器、第22巻、1993年、1090−1095
頁)。
【0005】しかしながら、これらの報告では電子をグ
ルコースオキシダーゼから電極へ移動させるための酸化
還元能を有する材料(フェロセン固定化アルブミン)と
生体適合性を担う材料(2−メタクリロイルオキシエチ
ルホスホリルコリン-co-ブチルメタクリレート)が別々
に作製されていたため、センサーの作製については煩雑
であった。またこれまで、2−メタクリロイルオキシエ
チルホスホリルコリンとビニルフェロセンとに基づく共
重合体は知られていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、生体適合性に優れ、酸化還元反応を起こし、比較的
容易に作製できるセンサー材料としての共重合体を提供
することにある。またさらに、本発明の第2の目的は、
生体適合性に優れ、長期にわたって生体内に留置可能な
グルコースセンサーを提供することにある。更に詳しく
は、本発明の目的は、タンパク質や血球成分を吸着し難
い性質を有し、フェロセン骨格によって酸化還元反応を
起こし得る共重合体を提供すること、グルコースオキシ
ダーゼとグルコースの存在で発生した電子を前記共重合
体によって仲介し、結果的にグルコースの濃度を電気信
号に変換可能なグルコースセンサーを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題点を鋭意検討した結果、2−メタクリロイルオキシエ
チルホスホリルコリンとビニルフェロセンに基づく共重
合体がタンパク質や血球成分を吸着し難い性質を有し、
酸化還元反応を起こし得る材料であるとの知見を得て、
本発明に到達した。換言すれば、生体内に留置可能な酸
化還元反応を起こしうる材料を見いだしたことになり、
この共重合体と、グルコースオキシダーゼと、導線また
は電極等の導電性物質から構成されるグルコースセンサ
ーは、タンパク質や血球成分を吸着し難い性質を有する
ために、長期間にわたって生体内に留置可能なグルコー
スセンサーであることを見いだし、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、次の(1)〜(3)である。 (1)2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリ
ンとビニルフェロセンとを重合してなる共重合体。 (2)前記の共重合体が下記の一般式[1]
【化2】 (ただし、X/(1−X)は、それぞれビニルフェロセ
ン、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン
に基づくモル比を表し、X/(1−X)=1/99〜9
9/1であり、nは10〜100,000の数を示
す。)で表される共重合体。 (3)前記の該共重合体と、グルコースオキシダーゼ
と、導線又は電極の導電性物質とから構成されるグルコ
ースセンサー。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の共重合体は、2−メタク
リロイルオキシエチルホスホリルコリン(以下、MPC
と略す)とビニルフェロセン(以下、VFcと略す)か
らなる単量体組成物を重合して得られる共重合体であ
る。
【0009】本発明で用いるVFc/MPCのモル比
は、全不飽和単量体中で、1/99〜99/1の範囲で
用いられるが、好ましくは5/95〜95/5の範囲で
用いるのが良い。より好ましくは、30/70〜80/
20である。VFc/MPCのモル比が1/99より少
ないと、VFcの量が少なくなり、電子伝導度が低くな
る。VFc/MPCのモル比が99/1より多いと、M
PCの量が少なく生体適合性が発現されない。
【0010】本発明の共重合体は、VFcとMPCから
なる単量体組成物を、公知の方法、例えば、溶液重合、
塊状重合、乳化重合、懸濁重合などの方法を用いて、重
合温度0から100℃、重合時間10分から72時間の
条件で重合することによって得ることができる。共重合
体はランダム体、ブロック体どちらでもかまわない。
【0011】重合に用いる重合開始剤としては、2,
2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩、
4,4’−アゾビス(4−シアノ吉草酸)、2,2’−
アゾビス〔2−(5−メチル−2−イミダゾリン−2−
イル)プロパン〕二塩酸塩、2,2’−アゾビス〔2−
(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン〕二塩酸塩、
2,2’−アゾビスイソブチルアミド二水和物、過硫酸
アンモニウム、過硫酸カリウム、過酸化ベンゾイル、ジ
イソプロピルペルオキシジカーボネート、ターシャリブ
チルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート、ターシャ
リブチルペルオキシピバレート、ターシャリブチルペル
オキシジイソブチレート、過酸化ラウロイル、アゾビス
イソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2,4−ジ
メチルバレロニトリル)等が挙られる。これらの重合開
始剤を1種または2種以上を用いてもよい。これらの重
合開始剤は各種レドックス開始剤系などを併用しても良
い。また、重合開始剤の使用量は、全不飽和単量体に対
して0.01から5重量%が好ましく使用される。共重
合体の精製は、再沈殿法、透析法、限外濾過法などの一
般的な精製法により行うことができる。
【0012】本発明に使用する共重合体の重合度は、2
0から200,000であることが好ましい。ここで、
共重合体を他の素材に添付して使用する場合、共重合体
を溶媒に溶解して用いることができ、この場合、共重合
体溶液の粘度の関係から共重合体の重合度は100から
50,000であることがより好ましく挙げられる。
【0013】本発明の共重合体を溶液重合などする際に
は、例えば、テトラヒドロフラン、メタノール、エタノ
ール、エーテル、ベンゼンなどの溶媒を用いてもよい。
【0014】本発明のグルコースセンサーについて、図
4を用いて説明する。本発明のセンサーは、前記の共重
合体と、グルコースオキシダーゼと、導線または電極等
の導電性物質とから構成されるグルコースセンサーであ
る。例えば、具体的な例として、図4に示した共重合
体、グルコースオキシダーゼとカーボンペーストの混合
物(2)を支持体(3)の底部に付け、導線(4)と接
続したセンサー(1)を作成する。このセンサーを、電
流計、電圧計、電源等と接続して回路を組むことができ
る。
【0015】なお、本発明のグルコースセンサーを構成
するグルコースオキシダーゼは、動物、細菌由来のいず
れの物でも良い。具体的には例えば、市販品として、長
瀬産業(株)社の商品名、デオキシン、協和発酵(株)
社の商品名キョーチーム、天野製薬(株)社商品名グル
コースオキシダーゼアマノ等が挙げられる。グルコース
オキシダーゼの使用量は、重量比で前記共重合体1部に
対して0.1部から5部の範囲で使用することができ
る。0.1部より少ないとグルコース濃度を電気信号に
変換するグルコースオキシダーゼが電気信号を電極まで
伝える働きをする前記共重合体に比べて少なく、効率が
悪いために好ましくない。5部より多いと逆に、グルコ
ース濃度を電気信号に変換するグルコースオキシダーゼ
が電気信号を電極まで伝える働きをする前記共重合体に
比べて多いために効率が悪くなり好ましくない。
【0016】本発明のグルコースセンサーを構成する導
電性物質は、電子伝導性を有し、前記共重合体と、グル
コースオキシダーゼを含む成分を安定に固定化できれば
いずれでも良く、カーボンペースト電極、白金電極、銀
電極、金電極などを例示することができる。
【0017】本発明の共重合体は、生体適合性、酸化還
元反応性を有するので、共重合体単独で、あるいは他の
重合体などと併用して、センサー材料として用いること
ができる。
【0018】本発明のグルコースセンサーでは、前記共
重合体および前記グルコースオキシダーゼを電極上に安
定に固定するために、他の成分を用いることができ、カ
ーボンペースト、導電性高分子などを例示することがで
きる。この場合、他の成分は前記共重合体および前記グ
ルコースオキシダーゼの合計量1重量部に対して5重量
部以下の範囲で使用することができる。他の成分が、前
記共重合体および前記グルコースオキシダーゼの合計量
1重量部に対して5重量部より多いと電極表面積当たり
のグルコース濃度の電気信号への変換、伝達に関わるグ
ルコースオキシダーゼや前記共重合体が少なく、効率が
悪いと共に、グルコースセンサー表面で生体適合性を司
る前記共重合体の性質がでにくくなるために好ましくな
い。
【0019】
【発明の効果】本発明の共重合体は、蛋白吸着抑制能と
血球吸着抑制能を有しているために、生体内で長期留置
が可能な性質を有し、かつ酸化還元反応を行うことがで
きる共重合体である。したがって、この共重合体を構成
素材とするグルコースセンサーは生体内で長期留置が可
能である。また、前記共重合体は生体適合性と酸化還元
反応を行う機能を併せ持っているために、これまでのグ
ルコースセンサー[フェロセン結合アルブミンと、グル
コースオキシダーゼ固定化した電極にポリ(2−メタク
リロイルオキシエチルホスホリルコリン-co-ブチルメタ
クリレート)の共重合体をコーティングしたグルコース
センサー{前記従来技術で示した文献(10)および
(11)}]に比べて簡便に作製することが可能であ
る。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明
する。 <共重合体の合成> 実施例1 2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン(M
PC)3.135g(0.0106mol)とビニルフ
ェロセン(VFc)0.9654g(0.00455m
ol)をテトラヒドロフラン0.759mlとエタノ−
ル3.036mlの混合溶媒に溶解し、アゾビスイソブ
チロニトリル(AIBN)0.0124gを添加し、脱
気、封管後、65℃の湯浴中で3日間振とうした。精製
は重合液を100mlのジエチルエーテルに、攪拌下で
滴下することにより再沈殿を行った。さらにこの沈殿物
を前記と同じ量のテトラヒドロフランとエタノールを加
えて溶解し、100mlのアセトンを用いて再沈殿を繰
り返して、共重合体Aを1.2826g得た。得られた
共重合体Aは、紫外可視吸収スペクトル法の分光分析を
行って、ビニルフェロセンの組成を調べた。また、共重
合体Aは、ゲルパーミエーション(GPC)により、ポ
リスチレンを標準として数平均分子量を測定した。その
結果ビニルフェロセン組成が0.33、数平均分子量1
08000の重合体であった。
【0021】実施例2および3 表1に示したMPC、VFc、テトラヒドロフラン(T
HF)、エタノ−ル(EtOH)、アゾビスイソブチロ
ニトリル(AIBN)を所定量とり、使用量を変更した
以外は実施例1と同様の操作を行い、共重合体を得た。
それぞれの共重合体をBおよびCとする。実施例1と同
様にして測定した結果を併せて表1に示した。
【0022】
【表1】
【0023】<センサーの作成> 実施例4 実施例1の共重合体A3mgにグルコースオキシダーゼ
{天野製薬(株)社製、グルコースオキシダーゼアマ
ノ}5mgと、カーボンペースト{バイオアナリティカ
ルシステム社製}を加え、十分に混合した。次に、導線
を挿入した凹みを有する支持体の凹み部分に前記混合物
を挿入することによってグルコースセンサーを作製し
た。
【0024】実施例5および6 実施例1の共重合体Aの代わりに実施例5は実施例2の
共重合体Bを、また、実施例6は実施例3の共重合体C
を用いた以外は実施例4と同様にしてグルコースセンサ
ーを作製した。
【0025】グルコースセンサーとしての性能評価1 グルコースを0から20mM含むpH7.4のリン酸緩
衝液を調製し、脱気後、実施例4、5または6のグルコ
ースセンサーをこの溶液に挿入し、+0.35V(vs
SCE)の定電位を印加した状態で780秒間保持した
後の触媒電流値を測定した。この結果を図1に示す。図
1より触媒電流値はグルコースが10mMを越える条件
で飽和する傾向を示すものの、いずれの実施例4、5お
よび6のグルコースセンサーを用いてもグルコース濃度
の上昇に伴って増加する傾向が確認され、このセンサー
によりグルコースの測定が可能であることがわかった。
また、測定したビニルフェロセンの含量と電流密度の関
係を図2に示した。
【0026】グルコースセンサーとしての性能評価2 グルコースを含まないpH7.4のリン酸緩衝液を脱気
後、実施例6のグルコースセンサーをこの溶液に挿入
し、+0.35V(vsSCE)の定電位を印加した状
態で定常応答が得られるまで保持し、グルコースの最終
濃度が10mMになるようにグルコースを加え、グルコ
ース濃度をステップワイズに変化させた時の触媒電流値
を測定した。この結果を図3に示す。図3の曲線は、酵
素電極のグルコース濃度に対する応答速度を示してい
る。この結果より、本発明のグルコースセンサーはグル
コース濃度の急激な変化に応答して、電流値が即座に上
昇し、約1分後に定常的な触媒電流が観察された。本発
明のセンサーが濃度の変化に対して迅速に応答し、セン
サーとしての感度が良いことがわかる。
【0027】<抗血栓性試験> 参考例1〜3 前記の実施例1〜3の共重合体A、B、Cを各0.5g
とり、THF、メタノールの混合溶媒(50/50w/
w)5mlに溶解し、塩化ビニルのテストピース(10
×50×0.5mm)にキャストし、その後乾燥してフ
ィルム状の共重合体を基板上に付着させたテストピース
を作成した。この各テストピース上に血液を滴下して1
時間後洗浄し、テストピース上に粘着した血液を観察し
た。 評価記号;観察結果 ○ ;血液の付着が全く認められない。 △ ;わずかに血液の付着が認めらる。 × ;血液の付着が認めらる。 参考比較例4 処理しない前記塩化ビニルをもちいて、参考例1と同様
に血液の付着試験を行った。参考例1〜3および参考比
較例4の結果を表2に示した。
【0028】
【表2】 以上の結果から、本発明の共重合体は生体適合性があ
り、それを用いたグルコースセンサーがグルコースの定
量に有用であることが確認された。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例4、5、6の各センサーを用いた場合の
グルコース濃度と電流密度の関係を示す図
【図2】実施例4、5、6の各センサーを用いた場合の
ビニルフェロセン含量と電流密度の関係を示す図
【図3】実施例6のセンサーを用いて、グルコースを添
加したときの応答性を示す図
【図4】センサーの一例を示す図
【符号の説明】
1.センサー 2.共重合体、グルコースオキシダーゼ、カーボンペー
ストの混合物 3.支持体 4.導線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2−メタクリロイルオキシエチルホスホリ
    ルコリンとビニルフェロセンとを重合してなる共重合
    体。
  2. 【請求項2】請求項1記載の共重合体が下記の一般式
    [1] 【化1】 (ただし、X/(1−X)は、それぞれビニルフェロセ
    ン、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン
    に基づくモル比を表し、X/(1−X)=1/99〜9
    9/1であり、nは10〜100,000の数を示
    す。)で表される共重合体。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の共重合体と、グル
    コースオキシダーゼと、導線又は電極の導電性物質とか
    ら構成されるグルコースセンサー。
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